JPH0655697A - 電子線硬化樹脂被覆シート状支持体 - Google Patents

電子線硬化樹脂被覆シート状支持体

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JPH0655697A
JPH0655697A JP21028092A JP21028092A JPH0655697A JP H0655697 A JPH0655697 A JP H0655697A JP 21028092 A JP21028092 A JP 21028092A JP 21028092 A JP21028092 A JP 21028092A JP H0655697 A JPH0655697 A JP H0655697A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子線の照射により硬化する樹脂の硬化体か
らなる、多層構造の樹脂被覆層を有するシート状支持体
において、各層の間の接着性を改善する。 【構成】 シート状基材の表面上に設けられる樹脂被覆
層を、電子線照射により硬化する樹脂の硬化物からなる
複数の層の積層体とし、かつこの積層体中の少なくとも
1層を、酸素濃度600ppm 以上の雰囲気中において電
子線を照射して硬化して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子線硬化樹脂被覆シー
ト状支持体に関するものである。更に詳しく述べるなら
ば、本発明は、樹脂被覆層が電子線を照射することによ
り硬化する樹脂(以下、電子線硬化性樹脂と言う)から
なる少なくとも2層の積層体からなる樹脂被覆層を有す
るシート状支持体に関するものであり、しかもこれらの
各層間の接着性を改善した電子線硬化樹脂被覆シート状
支持体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、従来用いられてきたコーティング
材料に代わり、電子線あるいは紫外線などの放射線を照
射することにより硬化する材料を利用して形成された、
高機能な塗膜を有する製品の開発が進められている。こ
のような材料を利用すれば、極めて優れた機能を有する
塗膜が得られ、またさらに、エネルギーの消費量、およ
び硬化時間等において有利な点が多数あり、このため各
種プラスチック、金属、木材、無機質等の表面加工をは
じめ、広い分野における応用が考えられてきた。特に、
紫外線の照射による硬化は低エネルギーの為、不透明部
分や厚い塗膜の硬化に劣るなどの問題があるが、これに
対して電子線の照射による硬化は非常に高いエネルギー
を有する為、樹脂中の顔料や不透明物が高配合の場合
や、塗工量が多い場合の硬化に非常に適している。その
結果、電子線硬化性樹脂の需要は、電子線硬化性樹脂開
発の発展、および電子線発生装置の比較的容易な入手の
可能化とあいまって、急速に伸びており、例えば紙を主
成分とするシート商品にも前記電子線硬化樹脂の利用が
進められてきている。しかしながら、これら製品に対す
るユーザーの要求水準が高まるにつれ、従来の単一層構
造の電子線硬化樹脂層では、複雑化する要求に対応する
ことが困難となってきているのが現状である。
【0003】本来、一般に塗工紙と称しているものは、
単に基材の表面に塗膜を形成したものや、アート紙、コ
ート紙、キャストコート紙などのように、シート状基材
上に印刷用のコーティングを施したものである。すなわ
ち、塗工紙とは印刷適性の向上や、見栄えの良い光沢感
を与えることや、シート状基材の地肌の荒れを埋め平滑
にすることなどのように、基材の欠点を補うために、当
該基材の表面に被覆層を設けたものである。しかしなが
ら、近年さらにその技術を応用利用した、包装材料の防
湿コーティングや、飲料容器などの耐水性、発水性など
にもコーティングが使用されるようになってきた。一
方、コーティング技術は感熱記録紙、ノーカーボン紙、
プリペイドカードなどの情報記録分野でも広く用いられ
るようになってきた。
【0004】このような樹脂被覆層の塗布には、各種樹
脂、顔料および添加剤などから成る樹脂組成物を水また
は有機溶剤に分散あるいは溶解させたものを用いてい
る。そのため、このような分散液あるいは溶解液は、シ
ート状基材に塗布後、溶媒を乾燥させなければならず、
特に、樹脂の塗工量が多くなるほど、またその加工が高
速度で行なわれるほど乾燥に要するエネルギーは増加
し、さらに設備面でもかなりの規模を必要とする。とり
わけ、溶媒として有機溶剤を用いる場合には、この有機
溶剤の多量の揮発分により作業環境や大気に公害を発生
する問題も併発し、また、有機溶剤の存在は爆発や火災
の危険性も伴うため安全衛生上改善が望まれていた。更
に原料コストの点からみても、最終的には除去する有機
溶剤を使用することは、製品の価格上昇につながるた
め、好ましい方法ではなかった。
【0005】近年になって、電子線の照射により硬化し
うる樹脂組成物からなる、いわゆる電子線硬化性樹脂を
支持体に塗布し、これに電子線照射を施して硬化した樹
脂被覆層を形成したシート状支持体が、情報用紙を中心
に色々な分野での利用が考えられ提案されている(例え
ば特開昭59−116495号、特公平2−4720号
など)。この方法によれば被覆層を形成する際に樹脂組
成物の揮発分を低減でき、かつ高温に加熱する必要がな
く、安全衛生上きわめて有効かつ実用的であると考えら
れる。
【0006】一般に、市販の電子線硬化性樹脂、顔料お
よび添加剤などを配合した樹脂組成物をシート状基材上
に塗布し、これに電子線を照射して電子線硬化樹脂被覆
層を形成して得られたシート状支持体の性質は、樹脂組
成物の構成、架橋密度に依存して変化する。
【0007】通常、樹脂組成物の架橋密度を上げるため
には、樹脂組成物の硬化時に照射される電子線の量を高
くすることが有効である。しかしながら、照射する電子
線の量をことさら高くしなくても、高粘度のオリゴマー
を希釈する目的で配合されるモノマーの官能基数を多く
することにより、架橋密度を上げることも可能である。
さらに、オリゴマー自体の分子量を低くすることも、架
橋密度を上げる目的には有利な手段である。
【0008】前記の方法により架橋密度を高くした樹脂
硬化物は、非常に高い表面強度を有する。従って、樹脂
被覆層の耐酸性、耐アルカリ性、耐薬品性、耐傷性等が
良好になる。さらに、金属板やフィルム等の表面を成型
面として利用し、それから転写するキャストという方法
を使用すれば、非常に高平滑、高光沢度な樹脂被覆層が
得られる。しかしながら、前記の方法により得られる樹
脂被覆層は柔軟性の点から考えると必ずしも満足できる
ものとは言えない。
【0009】一般に、柔軟な樹脂被覆層は、樹脂組成物
の架橋密度を低くすることにより得られる。すなわちこ
の目的には、硬化時の電子線照射量を低減し、1官能お
よび/または2官能モノマーの配合量を増加することが
有効である。従って、硬化樹脂膜体の物性を悪化させな
いためには、必要十分な電子線量を照射する必要がある
が、これとともに低下する柔軟性を改善する方法を見出
すことが、上記問題点の全てを同時にかつ有効に解消す
るために極めて重要なことなのである。しかしながら、
従来の単一層構造の電子線硬化樹脂層では、漸次高まる
上記の要求水準に対して十分に対応することが困難であ
った。
【0010】前記の問題点を解決する手段として、シー
ト状基材の少なくとも1表面上に、少なくとも2層の積
層体からなる樹脂被覆層を設ける方法が提案されてい
る。この方法の1つとして、1層目の塗膜を硬化させず
に次の2層目を塗布する方法、いわゆるウエットオンウ
エット法が知られているが、この方法で得られる塗膜
は、時として両塗膜の有する長所が十分に発現しない場
合がある。その理由は、1層目の塗膜に2層目の塗膜を
貼り合わせる時、両樹脂が未硬化であるために混合して
しまって、十分な2層構成が得られないためであると考
えられる。
【0011】また、他の方法として、両塗膜の有する長
所を有効に発現させるために、あらかじめ塗膜の1層を
硬化し、その上に次の塗膜の積層を順次行なうという方
法が考案されている。この方法は、異なった特性を持つ
樹脂膜を複合化させることによって、目的とする各種特
性を同時に得ようとするものであり、複数の性質を兼ね
備えた樹脂被覆層を得るには、非常に有利な方法である
(特願平3−256446号)。
【0012】しかしながら、この方法は、あらかじめ硬
化させた樹脂被覆層と、未硬化の樹脂被覆層とを貼り合
わせ、硬化一体化させるものであるため、第1層目の塗
膜の硬化が完全であった場合、次に積層させる塗膜との
間に構造的な界面を生じ、十分な接着性が得られず、1
層目と2層目の層間が剥離を引き起こす場合がある。そ
のため、シート状支持体として用いられた場合の取扱時
に層間剥離を生ずるなどの問題があり、各層間の接着性
の改善が望まれていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
線硬化性樹脂からなる複数の層の積層体からなる樹脂被
覆層を有する従来のシート状支持体の有する前記の欠点
を解消し、表面平滑性に優れ、高い光沢度を有し、各層
間の接着性の良好な電子線硬化樹脂被覆シート状支持体
を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、電子線硬化樹脂
からなる少なくとも2層の積層体をシート状基体上に被
覆形成するに際し、該積層体中の少なくとも1層に対す
る電子線照射による硬化を、酸素濃度を比較的高くした
雰囲気で行なうことにより各層間の接着性が改善でき、
しかも十分な表面硬度を有することを見出し、本発明を
完成した。
【0015】すなわち、本発明の電子線硬化樹脂被覆シ
ート状支持体は、シート状基材と、前記シート状基材の
少なくとも1表面上に形成された樹脂被覆層とを有し、
前記樹脂被覆層が、電子線を照射することにより硬化す
る樹脂の硬化物からなる少なくとも2層の積層体からな
り、かつ前記積層体中の少なくとも1層が、酸素濃度6
00ppm 以上の雰囲気中における電子線照射によって硬
化されたものであることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】以下に、本発明の構成、および作用について説
明する。本発明のシート状支持体は、シート状基材上に
少なくとも2層の積層体からなる樹脂被覆層を形成する
に際し、該積層体中の少なくとも1層に対する電子線照
射による硬化を、酸素濃度を600ppm 以上という比較
的高い水準に調整した雰囲気中で行ない、この硬化樹脂
層と未硬化の樹脂層とを貼り合わせた後、この積層体に
電子線を照射し両樹脂層を硬化一体化させることにより
得られるものであり、その結果、各層間の接着性が改善
できるものである。
【0017】本発明における積層体は2層以上を有する
ものであれば、層の数に格別の制限はない。3層以上の
積層体においては、該積層体中の少なくとも1層の電子
線照射による硬化を、接着性改善の為に前記の方法で行
なうが、他の層は前記と同様の方法で硬化し貼り合わせ
てもよく、あるいは他の方法で硬化し貼り合わせても何
等差しつかえない。
【0018】積層構造の場合の接着不良の原因は完全に
は明らかではないが、本発明者らは以下のように推論し
ている。積層体において、隣接する層間の接着性が不十
分になるのは、隣接する2層の一方にあらかじめ電子線
が照射され硬化された後、もう1層と貼り合わされるた
め、先に硬化した層の表面がすでに硬化しており、もう
1層との化学的結合ができにくいためと推論している。
層間の接着性の改善は、前述のウエットオンウエットの
方法でも行なえるが、この方法は製造の工程において各
層の樹脂が互いに混合してしまい、多層構造が形成でき
ず、各層の特性が有効に発現できない。
【0019】本発明においては、樹脂被覆層中の最外側
層を比較的高い酸素濃度雰囲気中で硬化して形成する
と、十分な量の電子線を照射しても、隣の層と接合する
面側の極くうすい表面部分の重合反応が、酸素の存在に
より阻害されるため、十分に硬化しない。従って、この
最外側層の接合面を隣接する層と貼り合わせた後、再び
これに電子線照射を施して硬化すれば、両層は十分な接
着性をもって接着するのである。
【0020】従来、電子線を用いて樹脂組成物を硬化す
る方法においては、電子線の照射を比較的低い酸素濃度
の雰囲気、一般には窒素ガスを還流して酸素濃度を50
0ppm 以下に規制した雰囲気中で行なうことが常識であ
った(例えば特開昭61−98346号)。しかしなが
ら、本発明は、積層体中の少なくとも1層を600ppm
以上の比較的高い酸素濃度の雰囲気で硬化するという、
従来の常識を打破した方法により目的を達成したのであ
る。
【0021】一般にシート状支持体の樹脂被覆層に使用
される電子線硬化性樹脂組成物は、ベースレジンとして
用いられるオリゴマーと、希釈などのために使用される
モノマーと、各種顔料と、および添加剤などとの組み合
わせにより構成されている。電子線硬化性オリゴマーは
通常高粘度であり、そのため単官能モノマー、あるいは
多官能モノマーが希釈用に用いられているのが通常であ
る。本発明において、樹脂被覆層に使用される電子線硬
化性樹脂としては、架橋密度が高くなるものであっても
よく、或は低くなるものであってもよく、モノマー単独
でもよく、オリゴマー単独でもよく、あるいはそれらを
配合したものであってもよく、またその種類にも特に限
定はない。
【0022】本発明の、シート状支持体の1表面上に形
成される樹脂被覆層は、電子線により硬化しうる不飽和
有機化合物と、各種顔料との混合物と、必要に応じてそ
の他の添加剤を含む組成物の電子線硬化樹脂によって構
成される。
【0023】本発明に用いられる、電子線により硬化し
うる不飽和有機化合物は、例えば下記化合物から選ぶこ
とが出来る。 (1)脂肪族、脂環族、および芳香脂肪族の、1〜6価
のアルコール及びポリアルキレングリコールのアクリレ
ート化合物類 (2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の、1〜6価のアル
コールにアルキレンオキサイドを付加させたもののアク
リレート化合物類
【0024】(3)ポリアクリロイルアルキルリン酸エ
ステル類 (4)カルボン酸と、ポリオールと、アクリル酸との反
応生成物 (5)イソシアネートと、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物 (6)エポキシ化合物とアクリル酸との反応生成物 (7)エポキシ化合物と、ポリオールと、アクリル酸と
の反応生成物
【0025】具体的に述べるならば、電子線硬化性不飽
和有機化合物として、ポリオキシエチレンエピクロルヒ
ドリン変性ビスフェノールAジアクリレート、ジシクロ
ヘキシルアクリレート、エピクロルヒドリン変性ポリエ
チレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、ヒドロキシビバリン酸エステル
ネオペンチルグリコールジアクリレート、ノニルフェノ
キシポリエチレングリコールアクリレート、エチレンオ
キサイド変性フェノキシ化リン酸アクリレート、エチレ
ンオキサイド変性フタル酸アクリレート、ポリブタジエ
ンアクリレート、カプロラクタン変性テトラヒドロフル
フリルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イ
ソシアヌレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサアクリレート、ポリエチレングリコールジ
アクリレート、1,4−ブタジエンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、および
ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ
アクリレートなどをあげることが出来る。本発明はこれ
らの樹脂を単独で、あるいはこれらの樹脂の2種以上を
組み合わせて使用することが出来る。
【0026】本発明の樹脂被覆層には、シート状支持体
としたときの鮮鋭性向上などを目的として各種顔料を含
有させることが出来る。無機白色顔料としては、主とし
て二酸化チタン(アナターゼ型、およびルチル型)が使
用されるが、この他に、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウ
ム、および酸化マグネシウムなどのいずれも使用可能で
ある。また、無機有色顔料としてはカーボン黒、ベンガ
ラ、黄鉛、クロム縁、群青、アルミニウム粉などを含有
させることが可能である。さらに、有機顔料を使用する
ことも何等差しつかえない。これらの顔料および添加剤
は、必要に応じて1層のみに含有させても、あるいは2
層以上に含有させても何等差しつかえない。
【0027】顔料の含有量は、特に制限されるものでは
ないが、過度の添加は得られる樹脂被覆層の柔軟性が低
下し、膜割れを生ずる原因となることがある。顔料を上
記のような電子線硬化性不飽和有機化合物中に分散する
には、3本ロールミル(スリーロールミル)、2本ロー
ルミル(ツーロールミル)、カウレスディゾルバー、ホ
モミキサー、サンドグラインダー、プラネタリーミキサ
ーおよび超音波分散機などを使用することができる。
【0028】また成型体表面あるいはシート状支持体表
面に対する樹脂組成物の塗布方法としては、例えばバー
コート法、エアードクターコート法、ブレードコート
法、スクイズコート法、エアーナイフコート法、ロール
コート法、グラビアコート法およびトランスファーコー
ト法等のいずれを用いてもよい。更にこのために、ファ
ウンテンコーター、あるいはスリットダイコーター方式
を用いることもできる。特に金属円筒形回転体の表面を
成型面として使用する場合には、成型体表面に傷を付け
ないための配慮からゴムロールを使用するロールコート
法あるいはオフセットグラビアコート法が用いられ、さ
らには非接触タイプのファウンテンコーターやスリット
ダイコーター法が有利に用いられる。
【0029】本発明に使用される装置を図面によって説
明する。図1〜4はそれぞれ本発明のシート状支持体を
製造するために用いられる装置の概略図である。図1の
塗布液塗布硬化装置1において、最外側層を構成すべき
樹脂組成物3は、容器2からオフセットグラビアコータ
ー等のコーター4a,4bを用いて、成型基体として用
いられる金属製ドラム5の表面上に塗布され、塗布液層
7aを形成し、その後第1の電子線照射装置6を用いて
硬化され、硬化樹脂層7となる。この時、第1電子線照
射装置6における電子線の照射は比較的高い酸素濃度の
雰囲気、すなわち600ppm 以上の酸素濃度の雰囲気で
行なわれる。一方、容器8からコーター10a,10
b,10cを用いてシート状基材11上に塗布された内
側層用樹脂組成物9は、内側塗布液層12aを形成し、
ガイドロール13により金属製ドラム5上の硬化樹脂層
7に貼り合わされ、第2の電子線照射装置14より照射
により硬化されて内側硬化樹脂層を形成した後、ガイド
ロール15を経て最外側および内側硬化樹脂層7,12
とシート状基材11とからなる複合シートが、ドラム5
から剥離され、シート状支持体16が作製される。
【0030】図2において、最外側層を形成すべき樹脂
組成物3は、容器2からオフセットグラビアコーターな
どのコーター4a,4bを用いて成型ドラム5の表面上
に塗布されて塗布液層7aを形成する。一方、容器8か
らコーター10a,10b,10cを用いてシート状基
材11上に塗布された樹脂組成物9は、内側塗布液層1
2aを形成する。この内側塗布液層12aは、第1の電
子線照射装置6により硬化され、内側硬化樹脂層12と
なる。この時、第1電子線照射装置6における電子線の
照射は比較的高い酸素濃度の雰囲気、すなわち600pp
m 以上の酸素濃度の雰囲気中で行なわれる。この内側硬
化樹脂層12は、ガイドロール13により、成型ドラム
5上の最外側塗布液層7aに貼り合わされ、この重層体
を第2の電子線照射装置14より照射で硬化され、最外
側硬化樹脂層7と内側硬化樹脂層12とからなる樹脂被
覆層が形成され、ガイドロール15を経てシート状基体
11と樹脂被覆層との複合シートが成型ドラム5から剥
離され、シート状支持体16が作製される。
【0031】図3および図4は、成型基体としてフィル
ム17を利用する場合の実施例を示している。金属ドラ
ムのかわりにポリエステルフィルムのような高分子フィ
ルムを成型基体として用いるもので、この場合第2の電
子線照射装置14からの照射は、図3および14に示す
ように、成型用フィルム17を通して塗布液層に照射さ
れてもよく、あるいは成型用フィルム17とは反対側の
シート状基材11の背面から照射されてもよい。成型用
フィルム17は巻き取ったあと再び繰り返し使用に供さ
れるが、エンドレスベルト状にしてあってもよい。また
成型用フィルム17は必ずしも高分子フィルムである必
要はなく、ベルト状の金属膜であってもよく、さらにこ
の金属膜はエンドレスベルト状であってもよい。この場
合も図1および図2と同様に、第1の電子線照射装置6
における電子線照射は、比較的高い酸素濃度の雰囲気、
すなわち600ppm 以上の酸素濃度の雰囲気中で行なわ
れる。
【0032】この様な電子線照射において、チタン箔の
如きウインドウホイルを冷却する目的で、塗布液層表面
に接する雰囲気中の酸素濃度を600ppm 未満に低下さ
せない範囲において窒素ガスを、当該雰囲気中に流すこ
とは一向に差しつかえない。
【0033】本発明の2層以上の積層体からなる電子線
硬化樹脂被覆層の重量は、2〜60g/m2 (固形分)
であることが好ましい。また、2層の場合の最外側層お
よび内側層の重量比、および多層の場合の各層の重量比
には特に限定はなく任意に設定することができる。
【0034】本発明において、シート状基材の1面上の
みに電子線硬化樹脂被覆層を設けた場合、電子線照射に
よる硬化により樹脂に収縮が生じ、得られるシート状支
持体のカールが著しく大きくなる場合がある。従って、
シート状支持体の裏面にもフィルム形成性合成樹脂の層
を、カール発生防止の為に設けることは何等差しつかえ
ない。裏面樹脂被覆層の形成に用いられる樹脂は、前述
の電子線硬化性樹脂や、ポリプロピレン樹脂やポリエチ
レン樹脂などのポリオレフィン樹脂などを使用すること
ができる。また、これら裏面樹脂被覆層に必要に応じ
て、酸化防止剤および滑剤を添加してもよい。
【0035】裏面樹脂被覆層を形成するための電子線硬
化性不飽和有機化合物としては、前述の樹脂被覆層の形
成に用いられる化合物のすべてが使用できる。更に裏面
樹脂被覆層の形成方法も、前述の樹脂被覆層の場合と同
様である。また、ポリオレフィン樹脂などを用いて裏面
樹脂被覆層を形成するには、通常の溶融押し出し塗工を
用いることが出来る。裏面樹脂被覆層の重量には特に制
限はないが、一般には10〜40g/m2 の範囲にある
ことが好ましい。
【0036】電子線照射に用いられる電子線加速器とし
ては、比較的安価で大出力の得られるカーテンビーム方
式のものが有効に用いられる。電子線照射の際の加速電
圧は100〜300kvであることが好ましく、吸収線量
としては、0.1〜6Mradであることが好ましく、0.
2〜4.0Mradが特に好ましい。但し、成型基体上に塗
布された最外側層用樹脂の硬化は、電子線照射に伴う基
材の劣化を考慮する必要がないため、さらに高い線量の
使用が可能である。
【0037】本発明に用いられるシート状基材は、通常
50〜300g/m2 の重量を有し、表面の平滑なもの
が用いられる。シート状基材が紙である場合は、一般に
シート状支持体の製造に用いられている天然パルプを主
体とするものを使用できる。紙基体を形成する天然パル
プとしては、一般には、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、
針葉樹広葉樹混合パルプ等を主成分とするものが広く用
いられている。
【0038】また紙基体には、一般に製紙で用いられて
いるサイズ剤、定着剤、紙力増強剤、填料、帯電防止
剤、pH調節剤、顔料、染料等の添加剤が配合されていて
もよい。更に、表面サイズ剤、表面紙力剤、帯電防止剤
等を適宜表面に塗布したものであってもよい。
【0039】さらに、シート状基材としてプラスチック
フィルムや、いわゆる合成紙を使用することになんら差
しつかえはない。例えば、ポリプロピレン樹脂やポリエ
チレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂を含む熱可塑性
樹脂組成物を溶融押し出し法で形成したフィルムをシー
ト状基材として使用することもできる。また、シート状
基材として使用されるプラスチックフィルムや、いわゆ
る合成紙には、顔料(クレー、タルク、カオリン、炭酸
カルシウム、二酸化チタン、水酸化マグネシウムな
ど)、分散剤(ステアリン酸亜鉛などの金属石鹸や各種
の界面活性剤など)、有色顔料などの1種以上が含まれ
ていてもよい。
【0040】
【実施例】本発明の構成及び効果を下記実施例により、
詳細に説明するが、本発明は、これらの態様に制限され
るものではない。
【0041】実施例1 下記に示す組成の、最外側層形成用電子線硬化性有機化
合物−白色顔料塗料組成物(塗料組成物1)を、ペイン
トコンディショナーで1時間混合分散させて調整した。
この組成物を、成型基体として使用するクロムメッキを
施した金属板の表面上に、ワイヤーバーを用いて、硬化
後の塗布量が7g/m2 になるように塗布し、この塗布
液層に加速電圧:165kv、吸収線量:3Mradの条件で
電子線を照射し、この塗布層を酸素濃度600ppm の雰
囲気中で硬化させて最外側硬化樹脂層を形成した。
【0042】塗料組成物1 成 分 重 量 部 ジペンタエリスリトールアクリレート 80 (商標:ビームセット700、荒川化学工業製) 二酸化チタン 20 (商標:A220、石原産業製)
【0043】これとは別に、下記に示す組成の内側層形
成用電子線硬化性有機化合物−白色顔料塗料組成物(塗
料組成物2)を、ペイントコンディショナーで1時間混
合分散させて調整した。この組成物を、坪量180g/
2 の原紙からなるシート状基材の一面上に、ワイヤー
バーを用いて、硬化後の塗布量が20g/m2 になるよ
うに塗布し、この塗布液層を前述の金属板成型基体上に
塗布硬化した最外側硬化樹脂層に貼り合わせ、酸素濃度
100ppm の雰囲気中で、紙基体の背面から加速電圧:
175kv、吸収線量:1.5Mradの条件で電子線を照射
して組成物を硬化させたあと、得られた積層体を金属板
成型基体から剥離し、シート状支持体を作製した。
【0044】塗料組成物2 成 分 重 量 部 ウレタンアクリレートオリゴマー 36 (商標:ビームセット550B、荒川化学工業製) 2官能アクリレートモノマー 24 (商標:M−220、東亜合成製) 二酸化チタン 40 (商標:A220、石原産業製)
【0045】得られたシート状支持体の接着性を下記の
ようにして評価した。すなわち供試支持体の電子線硬化
性樹脂被覆層の表面にセロハンテープを貼り付け、これ
を剥離した時の樹脂被覆層の剥離状態を観察した。樹脂
被覆層が全く剥離しなかったものを○、外層樹脂被覆層
が部分的に剥離したものを△、外層樹脂被覆層が完全に
剥離したものを×とする3段階で評価した。評価結果を
表1に示す。
【0046】実施例2 実施例1と同様の操作によりシート状支持体を作製し
た。ただし、塗料組成物1の塗布液層を酸素濃度100
0ppm の雰囲気中で硬化させて最外側硬化樹脂層を形成
した。実施例1と同様にして行なった評価結果を表1に
示す。
【0047】実施例3 実施例1と同様の操作によりシート状支持体を作製し
た。ただし、塗料組成物1の塗布液層を、酸素濃度70
00ppm の雰囲気中で硬化させて最外側硬化樹脂層を形
成した。実施例1と同様にして行なった評価結果を表1
に示す。
【0048】実施例4 実施例1と同様の操作によりシート状支持体を作製し
た。ただし、塗料組成物1の塗布液層を大気中(酸素濃
度約200,000ppm )で硬化させて最外側硬化樹脂
層を形成した。実施例1と同様にして行なった評価結果
を表1に示す。
【0049】実施例5 実施例1と同様の操作によりシート状支持体を作製し
た。ただし、成型基体上に塗布した塗料組成物1の塗布
液層の硬化は行なわず、未硬化の状態の最外側層用塗布
液層を形成した。一方、シート状基材の一面上に塗布し
た塗料組成物2を、酸素濃度7000ppm の雰囲気中で
電子線照射により硬化させて、内側硬化樹脂層とし、こ
れを前記成型基体上の塗布液層に貼り合わせた後、この
塗布液層を電子線照射により硬化させ、形成された積層
体を金属板成型基体から剥離して、シート状支持体を作
製した。実施例1と同様にして行なった評価結果を表1
に示す。
【0050】比較例1 実施例1と同様の操作によりシート状支持体を作製し
た。ただし、塗料組成物1の塗布液層を酸素濃度100
ppm の雰囲気中で硬化させて最外側硬化樹脂層を形成し
た。実施例1と同様にして行なった評価結果を表1に示
す。
【0051】比較例2 実施例1と同様の操作によりシート状支持体を作製し
た。ただし、塗料組成物1の塗布液層を、酸素濃度50
0ppm の雰囲気中で硬化させて最外側硬化樹脂層を形成
した。実施例1と同様にして行なった評価結果を表1に
示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明のシート状支持体は、従来の電子
線硬化樹脂からなる層を積層した構成のシート状支持体
の有する欠点を改善した、各層間の接着性が良好なもの
であり、実用上極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状支持体の樹脂被覆層を、金属
ドラムを成型基体として用いて形成する方法の1例を示
す工程説明図である。
【図2】本発明のシート状支持体の樹脂被覆層を、金属
ドラムを成型基体として用いて形成する方法の他の例を
示す工程説明図である。
【図3】本発明のシート状支持体の樹脂被覆層を、フィ
ルム状物質を成型基体として用いて形成する方法の1例
を示す工程説明図である。
【図4】本発明のシート状支持体の樹脂被覆層を、フィ
ルム状物質を成型基体として用いて形成する方法の他の
例を示す工程説明図である。
【符号の説明】
1…塗布液塗布硬化設備 2…塗料容器 3…最外側層用樹脂組成物 4a,4b,4c…コーター 5…成型用ドラム 6…第1電子線照射装置 7a…最外側塗布液層 7…最外側硬化樹脂層 8…塗料容器 9…内側層用樹脂組成物 10a,10b,10c…コーター 11…シート状基材 12a…内側塗布液層 12…内側硬化樹脂層 13,13a,13b…ガイドロール 14…第2電子線照射装置 15,15a,15b…ガイドロール 16…シート状支持体 17…成型用フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08J 5/18 9267−4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材と、前記シート状基材の少
    なくとも1表面上に形成された樹脂被覆層とを有し、前
    記樹脂被覆層が、電子線を照射することにより硬化する
    樹脂の硬化物からなる少なくとも2層の積層体からな
    り、かつ前記積層体中の少なくとも1層が、酸素濃度6
    00ppm 以上の雰囲気中における電子線照射によって硬
    化されたものであることを特徴とする電子線硬化樹脂被
    覆シート状支持体。
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JPH05323494A (ja) * 1992-05-25 1993-12-07 New Oji Paper Co Ltd 写真印画紙用支持体

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