JPH0654598A - 水力発電所監視制御装置 - Google Patents

水力発電所監視制御装置

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JPH0654598A
JPH0654598A JP4199666A JP19966692A JPH0654598A JP H0654598 A JPH0654598 A JP H0654598A JP 4199666 A JP4199666 A JP 4199666A JP 19966692 A JP19966692 A JP 19966692A JP H0654598 A JPH0654598 A JP H0654598A
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JP
Japan
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control device
control unit
control
abnormal
monitoring
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Pending
Application number
JP4199666A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Yoshida
辰郎 吉田
Kiichi Takiguchi
帰一 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0654598A publication Critical patent/JPH0654598A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御装置および被制御機器に発生する異常を早
期に検出し、プラント運転中に簡易な処置を施すことに
より信頼性の高い水力発電所の制御監視装置を提供す
る。 【構成】水車発電機の制御を実行する制御装置と;この
制御装置のデータおよび水車発電機の運転状態を検出す
る各センサー信号を取り込み、制御装置の出力する制御
信号と制御装置から送信されたセンサー信号および水車
発電機の各センサーから受信した信号を比較判断する手
段と、この判断結果が異常の時に警報を発生する手段
と、異常の発生原因を探索する手段と、異常発生箇所の
ロジックを代わりに実行する手段とを有する監視制御装
置と;を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水力発電所における制
御装置及び機器に関する障害を監視し、重大事故の発生
を防止し得る水力発電所監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水力発電所の多くは、建設地点
の地理的条件が悪く、しかも遠方から集中制御されてい
るので、水力発電所の制御、保護装置に課せられている
責務は重要である。
【0003】水力発電所は、通常、日常の巡視点検等に
より状況を把握されているが、制御装置の点検について
は、日常の目視により判断することは非常に困難であ
る。そこで、これを自動化し、かつ診断機能を付加し、
故障の未然防止及び簡易な故障に対する自動復旧の要望
が強くなっている。特に、揚水発電所においては、原子
力および大型火力発電所のベースロードに対し、水力の
特徴である即応性の良さから、ピークロード発電の責務
を負わされており、電力系統全体の経済運用に貢献して
いる。
【0004】また、水力発電所の制御装置自体も、最近
は著しい進展を遂げ、マイクロプロセッサ応用のディジ
タル制御装置などの適用が普及してきており、制御装置
自体にも自己診断機能が付加されている。したがって、
各制御装置固有の故障自体は何等かの手段で捕らえるこ
とが可能となってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
制御装置に備わっている自己診断機能は、結果主義的な
ものであり、異常が発生した場合、プラント全体を停止
させるか、運転継続かといった処置に限られてきた。し
たがって、一旦、異常を検出した場合には、水力プラン
ト全体を一度停止させ、制御装置の故障箇所の特定と故
障箇所の復旧を行ってから再び運用に戻しているのが現
状である。
【0006】本発明は、このような従来技術の欠点を除
去すべくなされたもので、制御装置および被制御機器に
発生する異常を早期に検出し、プラント運転中に簡易な
処置を施すことにより信頼性の高い水力発電所の制御シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水力発電所監視
制御装置は、水車発電機の制御を実行する制御装置と;
この制御装置のデータおよび前記水車発電機の運転状態
を検出する各センサー信号を取り込み、前記制御装置の
出力する制御信号と前記制御装置から送信されたセンサ
ー信号および前記水車発電機の各センサーから受信した
信号を比較判断する手段と、この判断結果が異常の時に
警報を発生する手段と、前記異常の発生原因を探索する
手段と、前記異常発生箇所のロジックを代わりに実行す
る手段とを有する監視制御装置と;を備えることを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】このような構成の本発明装置によれば、制御装
置および被制御機器(現場機器)に発生する異常を早期
に検出し、プラント運転中に簡易な処置を施すことによ
り信頼性の高い水力発電所の制御システムを得ることが
できる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0010】図1は本発明装置の概略構成を示すもの
で、1は水車発電機を運転、停止するための制御装置、
2は水力プラントを監視するための監視制御装置を示
し、それらの間はデータのやり取りのための信号線によ
り互いに接続されている。また、制御装置1と監視制御
装置2はそれぞれ現場機器3に向けて制御信号Paを出
力すると共に、現場機器3に取り付けられたセンサ4か
らのデータPaを入手できるように接続されている。監
視制御装置2は警報装置5と記録装置6に接続され、警
報装置5に向けて警報信号を出力すると共に、記録装置
6からの出力要求に基づいてデータを出力するよう構成
されている。
【0011】上記において、一例として水車発電機(図
示せず)の始動制御を実施する場合には、制御装置1は
現場機器3よりセンサー信号及び機器情報を逐次入手し
て、運転指令を制御装置1が受け取ることにより水車発
電機の始動の一連の制御が実施され、それらの出力(制
御信号)は現場機器3に与えられる。これによって、例
えば調速機ソレノイドが励磁され、ガイドベーンが解放
され、ダムからの水の流入により水車発電機は回転す
る。次に、界磁遮断器が投入されることにより電圧が発
生し、最終的に水車発電機は系統に並入される。このと
き、監視制御装置2は制御装置1とは独立した情報要素
により上記一連の情報を入手し、常時、運転データを保
存している。
【0012】次に、監視制御装置2の処理の流れの一例
を図2に示す。同図において、監視制御装置2は制御装
置1より自己診断情報を常時受信し(S1)、制御装置
1が異常か否かを判断しており、正常時(S2=Y)に
は、外部警報回路へ、必要に応じてアラーム出力を行う
(S3)と共に、制御装置1から現場機器3への制御信
号およびセンサー信号を受信し(S4)、それらのデー
タを保存していく(S5)。
【0013】また、監視制御装置2は前述の制御装置1
からの信号とは別に、独立して現場機器3に付属してい
る各種のセンサー4よりセンサー信号を受信しており
(S6)、制御装置1からの情報と現場機器3から受信
した情報との整合性をチェックする。これら双方のデー
タの整合性が満足されたときは、監視制御装置2内に保
存されている前回の情報を更新する。一方、双方の情報
間に整合性がとれなかった場合、異常となった部分に相
当する情報を用いてプラント異常診断判断アルゴリズム
によりチェックを開始し、制御装置1から入力したデー
タが制御装置1自身による異常か、他の部位による異常
かの判断を実施する(S7)。
【0014】その結果、制御装置1は正常と判断された
とき(S8=Y)は、制御装置1と現場機器3のデータ
を保存する(S12)。
【0015】一方、正常ではないと判断されたとき(S
8=N)は、外部警報回路へ必要に応じてアラーム出力
を行う(S9)と共に、監視制御装置2は制御装置1よ
り異常部に該当するロジックを受信し(S10)、ロジ
ックの中の異常条件を選別する。異常部の探索後、この
異常部を除いて新しいロジックを作成する。これに従
い、監視制御装置2は制御装置1の代わりに異常と判断
されたロジックの代行制御を実施する信号を制御装置1
へ送信する(S11)。制御装置1は監視制御装置2か
ら送信された代行制御実施信号により、異常と判断され
た部位のロジックの制御シーケンスをロックする。以
降、新しく作成されたロジックにより監視制御装置2が
前記異常部位のロジック制御を受け持つことになる。
【0016】また、監視制御装置2は、各制御信号やセ
ンサー信号を編集し、運転履歴として保存し(S1
2)、データの出力要求があったとき(S13)は、保
存データのフォーマットに従って編集を実施し(S1
4)、記録装置6へ向けて出力する(S15)。
【0017】次に、図2において説明したプラント異常
診断アルゴリズムの構成例を図3に示す。このプラント
異常診断アルゴリズムは、水車発電機の起動過程プラン
ト診断アルゴリズム(A1)、負荷制御プラント診断ア
ルゴリズム(A2)、無効電力制御プラント診断アルゴ
リズム(A3)、および停止過程プラント診断アルゴリ
ズム(A4)等からなり、それぞれ各制御信号やセンサ
ー信号のデータを受信し、制御の整合性を判断する。
【0018】プラント異常診断アルゴリズムの一例とし
て、負荷制御プラント診断アルゴリズム(A2)を、図
1、図4および図5を参照して説明する。水車発電機の
負荷制御においては、制御装置1は負荷制御指令Pt を
受信し、現在運転中の主機の出力Pa'をセンサー4より
入力し、これら両者の信号の差分(|Pt −Pa'|)を
パルス制御出力信号Ppa,Ppb,Ppcとして出力し、負
荷制御現場機器3を駆動することにより、負荷指令に見
合った水力発電所の出力制御を行う。
【0019】一方、監視制御装置2は制御装置1より負
荷制御指令Pt 、パルス制御出力信号Ppa,Ppb,Pp
c、および不感帯信号εを受信する。監視制御装置2は
パルス制御出力信号の立上がりを検出し、制御の有無を
監視する。次に、現場機器3のセンサー信号より水車発
電機の実出力信号Pa'' を取り込み、図5の判断アルゴ
リズムを実施することにより負荷制御が正常に実施され
たか否かを判定する。
【0020】図5において、制御指令に変化有り(S2
0=Y)の場合、制御出力中であるか否かを判断(S2
1)し、制御出力中のときは制御中のデータを更新して
保存(S22)する。制御出力中でないとき(S21=
N)は、ステップ(S23)の演算を実行する。
【0021】ここで、パルス制御出力信号Ppaにより変
化する出力をΔPppa 、パルス制御出力信号Ppbにより
変化する出力をΔPppb 、パルス制御出力信号Ppcによ
り変化する出力をΔPppc とし、また負荷指令値がPt1
の時の実出力値をそれぞれPa1' ,Pa1''とし、負荷指
令値がPt2の時の実出力値をそれぞれPa2' ,Pa2''と
し、また一連のパルス制御が終了したときのセンサー入
力Pa1''及びPa2''をそれぞれPa1,Pa2とすると、次
の式が成立する。
【0022】 ΔPppa +ΔPppb +ΔPppc =ΔPa +ε………(A) |Pt2−Pa2|=ΔPa +ε ………(B) ΔPa =|Pa2−Pa1| ………(C) ステップ(S24)において、(A)式が満足されてい
るときは、制御装置1の制御が正常に行われていると判
断する(S25)。もし、(A)式が成立しないで、次
式 |Pt2−Pa2|<ΔPa +ε ………(B' ) のときは制御装置1が過制御を実施(S26)したこと
になり、制御装置1のセンサー異常(S27)と判断
し、監視制御装置2は直ちに制御装置1の負荷制御に関
わるロジックを制御装置1より受信して、監視制御装置
2の中に同じ負荷制御ロジックを構築する。それ以降、
制御装置1は監視制御装置2に送信した負荷制御ロジッ
クをロックし、実際の負荷制御は監視制御装置2内の負
荷制御ロジックに従い、監視制御装置2が代行制御する
ことになる。もちろんこの時、外部警報回路に対して警
報処理を行うことで、運転員に対し異常発生を知らせ
る。
【0023】また、(A)式が成立しないで、 |Pt2−Pa2|>ΔPa +ε ………(B'') のとき(S28=N)は、制御渋滞発生(S29)と判
断し、現場機器3の異常(S30)として前記と同様の
処置を実施する。
【0024】この様に負荷制御判断アルゴリズムにおい
ては、制御装置1の制御状況を常時判断することにより
プラント制御系が異常を来していないか判断できるもの
である。
【0025】なお、他のプラント診断アルゴリズムも、
同様な方法で制御装置1の異常を判断するアルゴリズム
により構成されている。また、その瞬時瞬時のデータは
監視制御装置2に保存され、要求に応じてデータを編集
して外部に出力できるため、プラントの運転保守および
容易性に格段の効果をあげることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、プラントの制御状態を
常に監視制御装置2に実装されている判断アルゴリズム
により判断でき、早期にプラント異常を検出でき、水車
発電機を止めることなく運転継続できる水力発電所の運
転監視制御システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水力発電所監視制御装置の構成例を示
すブロック図。
【図2】本発明装置の作動を説明するフローチャート。
【図3】本発明装置におけるプラント異常診断アルゴリ
ズムの構成図。
【図4】負荷制御プラント診断アルゴリズムの作動を説
明するグラフ。
【図5】図3の負荷制御プラント診断アルゴリズムを例
示するフローチャート。
【符号の説明】
1……制御装置 2……監視制御装置 3……現場機器 4……センサー 5……警報装置 6……記録装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水車発電機の制御を実行する制御装置
    と;この制御装置のデータおよび前記水車発電機の運転
    状態を検出する各センサー信号を取り込み、前記制御装
    置の出力する制御信号と前記制御装置から送信されたセ
    ンサー信号および前記水車発電機の各センサーから受信
    した信号を比較判断する手段と、この判断結果が異常の
    時に前記異常の発生原因を探索する手段と、前記異常発
    生箇所のロジックを代わりに実行する手段とを有する監
    視制御装置と;を備えることを特徴とする水力発電所監
    視制御装置。
JP4199666A 1992-07-27 1992-07-27 水力発電所監視制御装置 Pending JPH0654598A (ja)

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JP4199666A JPH0654598A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 水力発電所監視制御装置

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JP4199666A JPH0654598A (ja) 1992-07-27 1992-07-27 水力発電所監視制御装置

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JPH0654598A true JPH0654598A (ja) 1994-02-25

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ID=16411609

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115158734A (zh) * 2021-10-22 2022-10-11 苏州优斯登物联网科技有限公司 一种设备异常动作监测***及自动化设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115158734A (zh) * 2021-10-22 2022-10-11 苏州优斯登物联网科技有限公司 一种设备异常动作监测***及自动化设备
CN115158734B (zh) * 2021-10-22 2024-01-30 苏州优斯登物联网科技有限公司 一种设备异常动作监测***及自动化设备

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000808