JPH0654424A - 電力ケーブルの接続方法 - Google Patents

電力ケーブルの接続方法

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Publication number
JPH0654424A
JPH0654424A JP20379692A JP20379692A JPH0654424A JP H0654424 A JPH0654424 A JP H0654424A JP 20379692 A JP20379692 A JP 20379692A JP 20379692 A JP20379692 A JP 20379692A JP H0654424 A JPH0654424 A JP H0654424A
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JP
Japan
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resin
extrusion die
power cables
power cable
reinforcing insulating
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Pending
Application number
JP20379692A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Yoshida
学 吉田
Sukefumi Seo
右文 瀬尾
Kazuo Ogawa
一雄 小川
Seiichi Okuyama
清一 奥山
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド式の電極ケーブル接続方法におい
て、補強絶縁部の形状不良を防止すると共に、前記補強
絶縁部を所定形状に仕上げる際の作業性を向上させる。 【構成】 電力ケーブル20a,20b上に押出金型を
装着し、この押出金型内に補強絶縁部7となる樹脂を注
入する。前記押出金型は、端部シールパイプ9a,9
b、押出金型筒部8及び端部フランジ10a,10bに
より構成されいる。そして、端部シールパイプ9a,9
bの樹脂と接触する面には、発泡シリコンゴム等からな
るラバー部11が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム・プラスチック絶
縁電力ケーブルの接続方法に関し、特にケーブル導体接
続部を樹脂でモールドするモールド式の電力ケーブルの
接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のモールド式の電力ケーブル
の接続方法を示す模式的断面図である。
【0003】接続すべき電力ケーブル20a,20b
は、例えば、中心から順次、ケーブル導体2、内部半導
電層3、絶縁体層1、外部半導電層4、金属遮蔽層及び
シース(いずれも図示せず)が同軸配置して形成されて
いる。
【0004】先ず、電力ケーブル20a,20bの端部
のケーブル導体2を露出させると共に、絶縁体層1の端
部を円錐状に研削する。また、電力ケーブル20a,2
0bの端部から所定の部分のシース及び金属遮蔽層を剥
離して、外部半導電層4を露出させる。
【0005】次に、筒状の導体接続管5の両側から電力
ケーブル20a,20bの各ケーブル導体2を挿入し、
導体接続管5を圧縮する等の方法により、各ケーブル導
体2を相互に電気的に接続する。その後、導体接続管5
の表面を滑らかに仕上げる。
【0006】次に、導体接続管5の表面上に内部半導電
層6を被覆して、電力ケーブル20a,20bの各内部
半導電層3を接続する。
【0007】次に、導体接続管5を略中心として電力ケ
ーブル20a,20b間に押出金型を装着する。この押
出金型は、電力ケーブル20a,20bの各外部半導電
層4に取り付けられる一対の端部シールパイプ19a,
19bと、この端部シールパイプ19a,19b間に配
設される押出金型筒部8と、端部シールパイプ19a,
19b及び押出金型筒部8間を密封する端部フランジ1
0a,10bとにより構成されており、これらが組み合
わされて所定形状の金型空間を形成する。
【0008】端部シールパイプ19a,19bは、いず
れもその中心軸を通る平面で2分割できる構造となって
おり、電力ケーブル20a,20bを挟み込んで電力ケ
ーブル20a,20bの各外部半導電層4に取り付けら
れる。また、この端部シールパイプ19a,19bは、
前記金型空間のケーブル長手方向の両端が窄まるように
円錐面を備えている。更に、押出金型筒部8には加熱ヒ
ータが設けられている。
【0009】次に、押出金型筒部8のヒータに通電して
押出金型内の電力ケーブル20a,20bを加熱し所定
の温度とした後、樹脂(例えば、架橋剤入りのポリエチ
レン)を押出金型内に充填する。その後、押出金型を冷
却して樹脂を硬化させることにより、補強絶縁部7を得
る。
【0010】次いで、電力ケーブル20a,20bから
押出金型を取り外し、補強絶縁部7を研削等により所定
の形状に仕上げる。その後、例えば、補強絶縁部7の表
面上に外部半導電層を装着し、架橋金型内に組込み、こ
の架橋金型に取り付けられたヒータにより補強絶縁部7
の架橋を行う。その後、架橋金型を解体し、外部遮蔽層
を形成し、保護管を取り付け、この保護管内に防水コン
パウンドを充填した後、防食絶縁筒及び接地端子等を設
ける。このようにして、電力ケーブルの接続が完了す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電力ケーブルの接続方法には以下に示す問題点がある。
即ち、補強絶縁部7の両端の円錐状の面(以下、ストレ
スリリーフコーン部という)は、規定の絶縁性能を確保
するために所定形状に成形されている必要がある。従来
の電力ケーブルの接続方法においては、図6に実線で示
すように、樹脂充填直後においては樹脂が金型の内壁面
に接触しているものの、樹脂が冷却して収縮すると、図
6に破線で示すように、補強絶縁部7の表面に凹凸がで
きてしまう。特に、端部シールパイプ19a,19bに
接触する面(即ち、ストレスリリーフコーン部)が波打
って変形してしまう。このため、カンナ又はガラス等に
よる仕上げ加工が困難になる。また、樹脂の収縮が大き
い場合は、凹凸が大きくなって、図中一点鎖線で示す所
定形状に仕上げることができなくなることもある。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、補強絶縁部の形状不良を防止することがで
きると共に、所定形状に仕上げる際の作業性が向上し、
現場施工の時間を短縮できる電力ケーブルの接続方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力ケーブ
ルの接続方法は、一対の電力ケーブルのケーブル導体を
相互に電気的に接続する工程と、その内側の長手方向の
両側の面に弾力性部材が配設された押出金型を前記一対
の電力ケーブル間に取り付けて前記ケーブル導体の相互
接続部をこの押出金型内に配置する工程と、前記押出金
型内に樹脂を注入する工程と、この樹脂を硬化させて補
強絶縁部を得る工程と、を有することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、押出金型の内側の長手方向
の両側の面に、発泡シリコンゴム等からなる弾力性部材
が配設されている。この弾力性部材は、押出金型内に注
入された樹脂により押圧されて圧縮変形する。その後、
樹脂が冷却され収縮を始めると、弾力性部材の形状が徐
々に復元し、樹脂はこの弾力性部材から常に面圧を受け
る。この圧力は押出金型内の樹脂全体に伝達され、弾力
性部材が配設されていない部分においても押出金型の内
面と樹脂とが接触する。これにより、硬化した樹脂(即
ち、絶縁補強部)の表面に大きな凹凸が形成されること
を回避できて、補強絶縁部の形状不良を防止できると共
に、補強絶縁部を所定の形状に仕上げる際の作業が容易
になる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施例に係る電力ケーブル
の接続方法を示す模式的断面図である。
【0017】先ず、従来と同様にして、電力ケーブル2
0a,20bの各ケーブル導体2を導体接続管5により
相互に電気的に接続すると共に、内部半導電層6により
各電力ケーブル20a,20bの内部半導電層3間を接
続する。
【0018】次に、導体接続管5を略中心として、電力
ケーブル20a,20bに押出金型を装着する。この押
出金型は、電力ケーブル20a,20bの各外部半導電
層4に取り付けられる一対の端部シールパイプ9a,9
bと、加熱ヒータが設けられ端部シールパイプ9a,9
b間に配設される押出金型筒部8と、端部シールパイプ
9a,9b及び押出金型筒部8間を密封する端部フラン
ジ10a,10bとにより構成されており、これらが組
み合わされて所定の金型空間を形成する。
【0019】図2(a)は端部シールパイプを示す断面
図、図2(b)は同じくその側面図である。
【0020】端部シールパイプ9a,9bは、いずれも
その中心軸を通る平面で2分割できる構造となってお
り、電力ケーブルを挟み込んで電力ケーブルの外部半導
電層4に取り付けられる。この端部シールパイプ9a,
9bの本体部分はアルミニウムからなり、長さ方向の一
方の側には円錐状の面が設けられている。そして、この
円錐状の面には弾力性を有する発泡シリコンゴム等から
なるラバー部11が接着又はねじ止めされて配設されて
いる。また、この端部シールパイプ9a,9bには、樹
脂押出時に金型内のガスを外部に逃がすためのガス抜き
用孔12が穿設されている。
【0021】次に、押出金型筒部8の加熱ヒータにより
押出金型内の電力ケーブル20a,20bを加熱し所定
の温度にした後、押出装置により押出金型内に樹脂を注
入する。樹脂の注入に伴って、金型内部のエアーは端部
シールパイプ9a,9bに設けられた孔12を介して外
部に押し出される。押出金型内に十分に樹脂が充填され
ると、図3に示すように、樹脂7aは端部シールパイプ
9a,9bに設けられたラバー部11を押圧し、ラバー
部11は若干圧縮変形する。
【0022】次いで、金型を冷却する。そうすると、図
4に示すように、樹脂7aは、温度が下がり硬化するの
に伴って収縮する。このとき、端部シールパイプ9a,
9bに接触している部分の樹脂7aが収縮するのに伴っ
て、ラバー部11の形状が徐々に復元する。このため、
ラバー部11とストレスリリーフコーン部の樹脂7aと
は常に接触した状態となり、ストレスリリーフコーン部
の樹脂7aはラバー部11から面圧を受ける。これによ
り、ストレスリリーフコーン部が波状に変形することを
回避できて、所定の形状が保たれる。また、ラバー部1
1から受けた圧力は押出金型内の樹脂全体に伝達される
ため、押出金型筒部8においても樹脂7aと金型内面と
が接触する。このように、樹脂7aが金型の内面に接触
しつつ硬化して補強絶縁体7となる。
【0023】次いで、従来と同様にして、補強絶縁部7
を所定の形状に仕上げ加工した後、補強絶縁部8の周囲
に、外部半導電層を装着し、架橋金型内に組込み、この
架橋金型に取り付けられたヒータにより補強絶縁部7を
架橋する。その後、架橋金型を解体し、金属遮蔽層、防
水コンパウンド、保護管、防食絶縁筒及び接地端子等を
設ける。これにより、電力ケーブルの接続が完了する。
【0024】本実施例においては、端部シールパイプ9
a,9bの円錐状の面にラバー部11が配設されてお
り、金型内に充填された樹脂が金型の内面に接触した状
態で硬化するため、補強絶縁部の表面に大きな凹凸が形
成されることを回避できる。このため、補強絶縁部の仕
上げ加工が従来に比して容易になり、作業時間を短縮す
ることができると共に、補強絶縁部の形状不良を防止す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、押
出金型の内側の電力ケーブル長手方向の両側の面に弾力
性部材が配設されており、この押出金型内に樹脂を注入
し硬化させて補強絶縁部を得るから、補強絶縁部の表面
に大きな凹凸ができることを回避できる。このため、補
強絶縁部を所定形状に仕上げる際の作業が容易になり、
作業時間を短縮することができると共に、補強絶縁部の
形状不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電力ケーブルの接続方法
を示す模式的断面図である。
【図2】(a)は端部シールパイプを示す断面図、
(b)は同じくその側面図である。
【図3】樹脂注入時の状態を示す断面図である。
【図4】樹脂硬化時の状態を示す断面図である。
【図5】従来のモールド式の電力ケーブルの接続方法を
示す模式的断面図である。
【図6】同じくその問題点を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1;絶縁体層 2;ケーブル導体 3,6;内部半導電層 4;外部半導電層 5;導体接続管 7;補強絶縁部 8;押出金型筒部 9a,9b,19a,19b;端部シールパイプ 10a,10b;端部フランジ 20a,20b;電力ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 清一 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電力ケーブルのケーブル導体を相
    互に電気的に接続する工程と、その内側の長手方向の両
    側の面に弾力性部材が配設された押出金型を前記一対の
    電力ケーブル間に取り付けて前記ケーブル導体の相互接
    続部をこの押出金型内に配置する工程と、前記押出金型
    内に樹脂を注入する工程と、この樹脂を硬化させて補強
    絶縁部を得る工程と、を有することを特徴とする電力ケ
    ーブルの接続方法。
JP20379692A 1992-07-30 1992-07-30 電力ケーブルの接続方法 Pending JPH0654424A (ja)

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JP20379692A JPH0654424A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 電力ケーブルの接続方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101240105B1 (ko) * 2010-10-01 2013-03-06 대한전선 주식회사 압출몰드조인터의 몰드 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101240105B1 (ko) * 2010-10-01 2013-03-06 대한전선 주식회사 압출몰드조인터의 몰드 구조

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