JPH0653909A - 光空間伝送システム - Google Patents

光空間伝送システム

Info

Publication number
JPH0653909A
JPH0653909A JP22533692A JP22533692A JPH0653909A JP H0653909 A JPH0653909 A JP H0653909A JP 22533692 A JP22533692 A JP 22533692A JP 22533692 A JP22533692 A JP 22533692A JP H0653909 A JPH0653909 A JP H0653909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical transmission
transmission device
satellite
satellite optical
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22533692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Nagano
俊治 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP22533692A priority Critical patent/JPH0653909A/ja
Publication of JPH0653909A publication Critical patent/JPH0653909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の端末機間の増設や移動を容易に行うこ
とができるようにした光空間伝送システムを提供する。 【構成】 各端末機1a〜1fに付設された地上側光伝
送装置2a〜2fと、該地上側光伝送装置2a〜2fの
上方に配設されたサテライト光伝送装置3a〜3fとの
間で、赤外光RB1による上方の空間伝送を相互に行う
と共に、各サテライト光伝送装置3a〜3fの相互間で
も、レーザ光LBによる情報の空間伝送を相互に行うよ
うな構成とした。 【効果】 端末機の増移設に伴う天井側のサテライト光
伝送装置同士の間の有線伝送系の増移設が不要となり、
端末機の増設や移動に伴う工事を簡略化して該端末機の
増設や移動を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複数のパーソ
ナルコンピュータ等を利用してローカルエリアネットワ
ーク(LAN)を構築する際等に好適な光空間伝送シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のパーソナルコンピュータ等を端末
機としてLANを構築する場合、各端末機の設置の自由
度を向上させるために、従来より、各端末機間の情報伝
送を光による空間伝送で行うシステムが提案されてい
る。
【0003】例えば、特開平1−190146号公報に
は、天井側に複数のサテライト用空間伝送ユニットを配
設し、各サテライト用空間伝送ユニットの直下の地上側
に、該各サテライト用空間伝送ユニットと1対1に対応
して半二重双方向光通信を行うターミナル用空間伝送ユ
ニットを配設し、各ターミナル用空間伝送ユニットに複
数の端末機を有線接続したシステムが提案されている。
【0004】また、特開平1−215139号公報に
は、特開平1−190146号公報に提案されたシステ
ムと同様に、天井側に発光素子と光制御レンズとの対に
よるサテライトユニットを複数配置し、各サテライトユ
ニットの発光素子から発光される情報伝送用の光の照射
範囲を制限して、各サテライトユニットが地上側の受信
端末装置と直接独立して情報を光空間伝送するシステム
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平1−190146号公報及び特開平1−215
139号公報に提案されたシステムはいずれも、天井側
に配設したサテライトユニットが有線伝送系に接続され
ているため、端末機の増設や移動に伴って天井側のサテ
ライトユニットを増設又は移動する際に、有線伝送系の
増設又は移動が不可欠となり、そのための工事が大掛か
りになるという問題があると共に、工事中にシステム全
体を一時停止させなければならないため、光空間伝送シ
ステムの最大の利点である装置や設備の移動の容易さを
阻害する要因となっているという問題があった。
【0006】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、端末機の増設や移動に伴う工事を簡略化すること
ができ、ひいては、端末機の増設や移動を容易に行うこ
とができる光空間伝送システムを提供することを課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の端末機間の情報伝送を光を介して行
う光空間伝送システムであって、前記複数の端末機にそ
れぞれ付設された地上側光伝送装置と、該地上側光伝送
装置の上方にそれぞれ配設されたサテライト光伝送装置
とを備え、前記地上側光伝送装置は、前記端末機からの
情報信号を電気/光変換して該地上側光伝送装置の上方
に配設された前記サテライト光伝送装置に光情報を送出
すると共に、該上方のサテライト光伝送装置からの光情
報を光電変換して前記端末機に入力する変換伝送手段を
有し、前記サテライト光伝送装置は、該サテライト光伝
送装置の下方に位置する前記地上側光伝送装置との間で
光情報の伝送を行う第1伝送手段と、他のサテライト光
伝送装置との間で光情報の伝送を行う第2伝送手段とを
有することを構成とする。
【0008】また本発明は、前記端末機、地上側光伝送
装置、及びサテライト光伝送装置がそれぞれ少なくとも
3つ以上設けられ、各サテライト光伝送装置の前記第2
伝送手段は、光情報の伝送先である地上側光伝送装置の
上方に位置するサテライト光伝送装置へ該光情報を選択
的に伝送する伝送選択手段を有していることを構成とし
たものである。
【0009】さらに本発明は、前記サテライト光伝送装
置は、自サテライト光伝送装置の認識番号を他のサテラ
イト光伝送装置に報知するための報知信号を出力する報
知信号出力手段と、前記報知信号に基づいて他のサテラ
イト光伝送装置の認識番号と位置とを認識する認識手段
と、認識された他のサテライト光伝送装置の認識番号と
位置とに基づいて前記伝送選択手段を制御する制御手段
とを有していることを構成としたものである。
【0010】
【作用】本発明の光空間伝送システムによれば、各端末
機に付設された地上側光伝送装置と該各地上側光伝送装
置の上方に配設されたサテライト光伝送装置との間で光
情報が相互に伝送されると共に、サテライト光伝送装置
同士の間でも光情報が相互に伝送されるので、地上側光
伝送装置と天井側のサテライト光伝送装置の間だけでな
く、天井側に配設されたサテライト光伝送装置同士の間
の情報伝送系に、有線伝送系を使用する必要がなくな
る。従って、端末機の増移設に伴う天井側における有線
伝送系の増移設が不要となり、端末機の増設や移動に伴
う工事を簡略化して該端末機の増設や移動を容易に行う
ことができる。
【0011】また、各サテライト光伝送装置の第2伝送
手段が有する伝送選択手段により、地上側光伝送装置か
ら伝送された光情報が、該光情報の伝送先である地上側
光伝送装置の上方に位置するサテライト光伝送装置へ選
択的に伝送されるので、3台以上の端末機間で情報の伝
送を行う際にも適応することができる。
【0012】さらに、各サテライト光伝送装置において
他のサテライト光伝送装置の認識番号と位置とが認識さ
れるので、端末機の増移設に伴ってサテライト光伝送装
置を増移設しても、その増移設されたサテライト光伝送
装置と他の既設のサテライト光伝送装置とを連絡する伝
送系を、システム全体を一時停止することなく構築する
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1乃至図22は本発明による光空間伝送
システムの第1実施例を示す図、図23及び24は同第
2実施例を示す図、図25及び図26は同第3実施例を
示す図、図27乃至図32は同第4実施例を示す図であ
る。
【0014】まず、本発明の第1実施例に係る光空間伝
送システムを説明する。図1は本発明の第1実施例に係
る光空間伝送システムの装置構成を示す正面図であり、
図1において符号1a〜1fは地上側に設置されたパー
ソナルコンピュータ等の端末機であり、各端末機1a〜
1fの上部には地上側光伝送装置2a〜2fがそれぞれ
付設されている。また、図1において符号3a〜3fは
サテライト光伝送装置であり、各端末機1a〜1fの上
方、つまり各地上側光伝送装置2a〜2fの上方の天井
4に、図2に示すような配置で設けられている。
【0015】地上側光伝送装置2aは、その上方に配設
されたサテライト光伝送装置3aと1対1に対応して、
赤外光RB1による光情報の伝送を行うもので、その他
の地上側光伝送装置2b〜2fも同様に、それらの上方
に配設されたサテライト光伝送装置3b〜3fと1対1
に対応して、赤外光RB1による光情報の伝送を行うよ
うになっている。
【0016】一方、各サテライト光伝送装置3a〜3f
は、それらの下方の地上側光伝送装置2a〜2fとの間
で赤外光RB1による光情報の伝送を行うと共に、互い
に異なるサテライト光伝送装置3a〜3fとの間で、レ
ーザ光LBによる光情報の伝送と、赤外光RB2による
認識番号報知用の報知信号の伝送とを行うようになって
いる。
【0017】地上側光伝送装置2aは、図3及び図4に
示すように、光電変換部を構成するIV回路22が実装
された基板21を備えており、該基板21の中央部に
は、サテライト光伝送装置3aへ情報伝送用の赤外光R
B1を出力する高速発光ダイオードからなる発光ユニッ
ト23と、該発光ユニット23を覆って前記赤外光RB
1を所定の広がり角のビーム光とするコリメートレンズ
を設けた光学ユニット24とが実装されている。また、
発光ユニット23の回りの基板21には、サテライト光
伝送装置3aからの赤外光RB1を受光するピンフォト
ダイオード25aからなる受光ユニット25が実装され
ている。
【0018】そして、前記基板21が収納されるボディ
26には、発光ユニット23、光学ユニット24、及び
受光ユニット25を覆い、情報伝達波長域の赤外光RB
1のみを通過させるフィルタ機能を有する光学樹脂製の
ドーム27が設けられている。そして、他の地上側光伝
送装置2b〜2fも図3及び図4に示す地上側光伝送装
置2aと同様の構成とされている。尚、発光ユニット2
3は半導体レーザで構成してもよい。
【0019】一方、サテライト光伝送装置3aは図5及
び図6に示すように、全体の制御を司る制御回路31が
実装されたメイン基板30を備えており、このメイン基
板30の中央部には、他のサテライト光伝送装置3b〜
3fへ情報伝達用のレーザ光LBを出力する半導体レー
ザや、この半導体レーザからのレーザ光LBを所定の広
がり角のビーム光とするコリメートレンズを有する光学
ユニット32と、この光学ユニット32を水平面内で3
60°回転させるモータ33とが実装されている。
【0020】また、前記メイン基板30、光学ユニット
32、及びモータ33は、情報伝達波長域のレーザ光L
Bや、認識番号報知用の赤外光RB2のみを通過させる
フィルタ機能を有する光学樹脂製のボディ34に収納さ
れており、該ボディ34の下部には基板35が配設され
ている。
【0021】前記基板35の下面には、他のサテライト
光伝送装置3b〜3fから送出された情報伝送用のレー
ザ光LBや認識番号報知用の赤外光RB2を受光するピ
ンフォトダイオードと、他のサテライト光伝送装置3b
〜3fへ認識番号報知用の赤外光RB2を出力する低速
伝送レート(本実施例では120Kbps)の発光ダイ
オードとを一体化した発光受光ユニット36が実装され
ている。
【0022】本実施例では、発光受光ユニット36とし
て、送受信方向の指向性が90°のものを用いており、
レーザ光LBの受信方向の指向性や赤外光RB2の送受
信方向の指向性を水平方向に360°確保するために、
即ち無指向性とするために、4つの発光受光ユニット3
6を四方に向けて配置している。
【0023】さらに、基板35の下面には、4つの発光
受光ユニット36で囲まれたその中心位置に、地上側光
伝送装置2aへ情報伝送用の赤外光RB1を出力する高
速発光ダイオードからなる発光ユニット37aが実装さ
れており、4つの発光受光ユニット36の周囲位置に
は、地上側光伝送装置2aからの赤外光RB1を受光す
るピンフォトダイオードからなる受光ユニット37bが
実装されている。加えて、基板35には、発光受光ユニ
ット36、発光ユニット37a、及び受光ユニット37
bの光電変換部を構成するIV回路38が実装されてい
る。
【0024】そして、ボディ34の下部には、基板35
に実装された発光受光ユニット36、発光ユニット37
a、及び受光ユニット37bを覆い、情報伝達波長域の
赤外光RB1,RB2、及びレーザ光LBのみを通過さ
せるフィルタ機能を有する光学樹脂製のドーム39が設
けられている。そして、他のサテライト光伝送装置3b
〜3fも図5及び図6に示すサテライト光伝送装置3a
と同様の構成とされている。尚、発光ユニット37aは
半導体レーザで構成してもよい。
【0025】次に、各地上側光伝送装置2a〜2fを代
表して、地上側光伝送装置2aの回路構成を、図7を参
照して説明する。端末機1aからの情報信号DATA
が、クロック信号CLK及び制御信号CRVと共に符号
化復号化部(CMI−CODEC)22aでTTL(T
ransistor−Transistor Logi
c)信号列に変換される。この変換された信号はIM変
調機22bに伝送され、この信号に基づいてIM変調機
22bにより発光ユニット23の高速発光ダイオードが
駆動されて、情報伝送用の赤外光RB1が出力される。
出力された赤外光RB1は、光学ユニット24のコリメ
ートレンズにより所定の広がり角のビーム光とされて、
サテライト光伝送装置3aの受光ユニット37bに向け
て送出される。
【0026】また、サテライト光伝送装置3aの発光ユ
ニット37aから出力される赤外光RB1は受光ユニッ
ト25のピンフォトダイオード25aにて受光され、そ
の受光量に応じてピンフォトダイオード25aを流れる
電流がIVアンプ22cにて電圧として取り出される。
取り出された電圧はオートゲインコントローラ(AG
C)22dで一定レベルにゲイン調整され、バンドパス
フィルタ(BPF)22eで情報伝達波長域の信号のみ
が取り出されて符号化復合化部22aに入力され、情報
信号DATAに複合化されて端末機1aに出力される。
【0027】続いて、各サテライト光伝送装置3a〜3
fを代表して、サテライト光伝送装置3aの回路構成
を、図8を参照して説明する。地上側光伝送装置2aの
発光ユニット23から出力される赤外光RB1は、受光
ユニット37bのピンフォトダイオードにて受光され、
その受光量に応じてピンフォトダイオード37bを流れ
る電流がIVアンプ38aにて電圧として取り出され
る。
【0028】取り出された電圧はオートゲインコントロ
ーラ(AGC)38bで一定レベルにゲイン調整され、
バンドパスフィルタ(BPF)38cで情報伝達波長域
の信号のみが取り出されて、符号化復号化部(CODE
C1)38dで情報信号に復号化される。
【0029】また、地上側光伝送装置2aを介して端末
機1aに伝送される情報信号は、符号化復号化部38d
でTTL信号列に変換され、このTTL信号列に基づい
てIM変調機38eにより発光ユニット37aの高速発
光ダイオードが駆動されて、情報伝送用の赤外光RB1
が地上側光伝送装置2aの受光ユニット25に向けて送
出される。
【0030】一方、他のサテライト光伝送装置3b〜3
fから出力される情報伝送用のレーザ光LBや認識番号
報知用の赤外光RB2は、発光受光ユニット36のピン
フォトダイオードPDで受光され、その受光量に応じて
ピンフォトダイオードPDを流れる電流がIVアンプ3
8fにて電圧として取り出される。取り出された電圧は
オートゲインコントローラ(AGC)38gで一定レベ
ルにゲイン調整され、バンドパスフィルタ(BPF)3
8hとローパスフィルタ38Kとに入力される。
【0031】バンドパスフィルタ38hでは、レーザ光
LBの情報伝達波長域の信号のみが取り出され、取り出
された信号は符号化復号化部(CODEC2)38jで
情報信号に復号化される。また、ローパスフィルタ38
kでは、低波長域(本実施例では240Kbps以下)
の信号のフィルタリングが行われて赤外光RB2が取り
出される。取り出された信号はA/D変換機38mで復
号化され(本実施例ではサンプリングレート480KH
z,8bits)、メイン基板30に実装された制御回
路31のI/Oポート31aの入力端子に接続される。
【0032】尚、符号化復号化部38d,38jは、情
報の高速バースト転送を行うメモリアクセスコントロー
ラ(以下、DMAと略記する)38nを介して、制御回
路31側のバスライン31bに接続されている。
【0033】一方、他のサテライト光伝送装置3b〜3
fへ出力される情報信号は、符号化復号化部38jでT
TL信号列に変換され、このTTL信号列に基づいてL
Dドライバ38pにより光学ユニット32の半導体レー
ザ32aが駆動されて、情報伝送用のレーザ光LBが出
力される。出力されたレーザ光LBは、光学ユニット3
2のコリメートレンズ32bにより所定の広がり角のビ
ーム光とされて、他のサテライト光伝送装置3b〜3f
の発光受光ユニット36に向けて送出される。
【0034】尚、光学ユニット32には、半導体レーザ
32aに近接してモニタ用フォトダイオード32cが配
設されており、このモニタ用フォトダイオード32cに
は、LDドライバ38pに接続されたオートパワーコン
トローラ(APC)38rが接続されている。そして、
半導体レーザ32aから出力されるレーザ光LBのレー
ザパワーは、モニタ用フォトダイオード32cにてモニ
タされ、このモニタの結果に基づいてオートパワーコン
トローラ38rにより、LDドライバ38pを介してレ
ーザ光LBのレーザパワーがフィードバック制御され
る。
【0035】さらに、他のサテライト光伝送装置3b〜
3fへ出力される自サテライト光伝送装置3aの認識番
号のデータは、制御回路31側からI/Oポート31a
の出力端子を介してプログラマブルファンクションジェ
ネレータ(以下、PGと略記する)38sに入力され、
PG38sでは、制御回路31側からのデータの信号に
基づいて、所定パターンのパルス列が生成される。生成
されたパルス列はIM変調機38tに入力され、入力さ
れたパルス列に基づいてIM変調機38tにより発光受
光ユニット36の発光ダイオードLEDが発光駆動され
る。
【0036】一方、メイン基板30に実装された制御回
路31は、I/Oポート31aと、サテライト光伝送装
置3aの全体制御用の主制御装置(以下、CPUと略記
する)31cと、制御プログラム及び各サテライト光伝
送装置3a〜3fの認識番号のデータが格納されたRO
M31dと、DMA38nから転送された情報の保管先
である高速スタティックRAM(以下、S−RAMと略
記する)31eと、モータ33の動作制御及びエンコー
ド信号のやり取りを行うモータドライバ(SPDL−M
/D)31fとを備えており、先に述べたバスライン3
1bによりこれらが相互に接続されている。
【0037】尚、本実施例では、IV回路22、発光ユ
ニット23、及び受光ユニット25が変換伝送手段に相
当し、制御回路31、発光ユニット37a、受光ユニッ
ト37b、及びIV回路38が第1伝送手段に相当し、
制御回路31、発光受光ユニット36、及びIV回路3
8が第2伝送手段及び報知信号出力手段に相当し、制御
回路31が認識手段及び制御手段に相当している。
【0038】次に、上記構成による第1実施例の光空間
伝送システムの動作について説明する。図1の説明でも
述べたように、本発明の伝送システムは、各サテライト
光伝送装置3a〜3fの相互間の情報伝送をレーザ光L
Bによる空間伝送で行うことを特徴としており、本実施
例のように3台以上の端末機間の情報伝送を行う場合に
は、各サテライト光伝送装置3a〜3fが、伝送先のサ
テライト光伝送装置3a〜3fとその方向とを認識する
ことが必要となる。
【0039】従って、本実施例の伝送システムでは、各
サテライト光伝送装置3a〜3fが他のサテライト光伝
送装置3a〜3fに対して、赤外光RB2による識別番
号報知用の報知信号を送出し、且つ、他のサテライト光
伝送装置3a〜3fからの赤外光RB2を受光して、そ
れらの識別番号とその位置(方向及び距離)、及び直接
通信の可否を認識するように構成されている。
【0040】そこで、図9乃至図11を参照して、各サ
テライト光伝送装置3a〜3fが他のサテライト光伝送
装置3a〜3fの識別番号とその位置、及び直接通信の
可否を認識する原理について説明する。
【0041】例えば図9に示すように、サテライト光伝
送装置3aの光学ユニット32がモータ33の駆動によ
り角速度ωで水平方向に回転され、該光学ユニット32
から情報伝送用のレーザ光LBが出力された場合、その
レーザ光LBがサテライト光伝送装置3bの発光受光ユ
ニット36で受光されると、受光されている間、サテラ
イト光伝送装置3bの発光受光ユニット36から、例え
ば図10の波形図に示すような、サテライト光伝送装置
3bの認識番号を表すパルス状の赤外光RB2が水平方
向に360°に亘って送出される。
【0042】このため、サテライト光伝送装置3aで
は、サテライト光伝送装置3bのI/Oポート31aで
観察される該サテライト光伝送装置3bの発光受光ユニ
ット36におけるピンフォトダイオードPDの出力が変
動した時間幅tと、サテライト光伝送装置3a側からの
レーザ光LBの出力開始から該サテライト光伝送装置3
a側で赤外光RB2の受光が開始されるまでの時間幅t
2と、レーザ光LBの回転角速度ωとに基づいて、サテ
ライト光伝送装置3aの基準軸Aから見たサテライト光
伝送装置3bの方向、つまり偏角θ2を、式θ2=ω
{t2+(t/2)}により認識することができる。
【0043】また、サテライト光伝送装置3aでは、前
記時間幅t2と、サテライト光伝送装置3aからのレー
ザ光LBを透過しない部分(本実施例の場合はメイン基
板30)の直径D1と、レーザ光LBのビーム径(又は
水平方向幅)B1とに基づいて、サテライト光伝送装置
3aからサテライト光伝送装置3bまでの距離L2を、
式L2={(B1+D1)/tan(ωt/2)}+D
1により認識することができる。
【0044】さて、サテライト光伝送装置3a〜3f間
の伝送経路上に障害物がある場合、例えば、図11に示
すように、サテライト光伝送装置3fがサテライト光伝
送装置3aとサテライト光伝送装置3dとを結ぶ直線の
延長線上に配置されており、サテライト光伝送装置3a
から見てサテライト光伝送装置3fがサテライト光伝送
装置3dの陰に入る場合には、該サテライト光伝送装置
3fの偏角θ6や距離L6を上述の原理により特定する
ことができない。
【0045】また、図13及び図14に示すように、サ
テライト光伝送装置3c及びサテライト光伝送装置3d
からは全サテライト光伝送装置3a〜3fの方向及び距
離を特定でき、直接情報伝送を行うことができるもの
の、図12に示すように、サテライト光伝送装置3bか
らはサテライト光伝送装置3eがサテライト光伝送装置
3dの陰に入って、その方向及び距離を特定できない。
同様に、図15及び図16に示すように、サテライト光
伝送装置3eからはサテライト光伝送装置3bが、サテ
ライト光伝送装置3fからはサテライト光伝送装置3a
が、それぞれサテライト光伝送装置3dの陰に入って、
その方向及び距離を特定できない。
【0046】そこで、本実施例のシステムでは、各サテ
ライト光伝送装置3a〜3fが次のような動作で他のサ
テライト光伝送装置3a〜3fの方向及び位置を特定し
ている。図17(a)は、サテライト光伝送装置3aの
発光受光ユニット36が、他のサテライト光伝送装置3
b〜3fからの認識番号報知用の赤外光RB2を受光し
たタイミングを、サテライト光伝送装置3aがレーザ光
LBを発光し始めた時点を基準に示したものであり、図
17(b)は、図17(a)の信号を各サテライト光伝
送装置3b〜3f毎に分けて示したものである。尚、図
17(a),(b)において、各サテライト光伝送装置
3b〜3fからの赤外光RB2の受光タイミングを示す
波形は、図10に示すようなパルス状の信号のエンベロ
ープで示している。
【0047】図17(b)に示すように、サテライト光
伝送装置3a自身は位置探査側であるため、本実施例で
はDisenable となって信号レベルがHiで固定されてお
り、他のサテライト光伝送装置3b〜3eの分について
は、赤外光RB2を受光した部分に、Hiレベルをピー
クとしたパルス信号が現れる。また、サテライト光伝送
装置3fの分については、サテライト光伝送装置3dの
陰に入って赤外光RB2を受光することができないた
め、信号レベルがLoに固定されている。
【0048】従って、図17(b)の波形図に基づい
て、サテライト光伝送装置3aがレーザ光LBを発光し
始めた時点から、サテライト光伝送装置3b〜3eから
の赤外光RB2の受光により現れるパルス波形の立ち上
がりまでの時間t2〜t5を得て、これに基づいて上式
の計算を行うことにより、図18に示す、サテライト光
伝送装置3aの基準軸Aから見たサテライト光伝送装置
3b〜3eの偏角θ2〜θ5を、θ2>θ3>θ4>θ
5の関係にあるものと特定することができる。
【0049】また、同様に、図17(b)の波形図に基
づいて、サテライト光伝送装置3aの発光受光ユニット
36におけるピンフォトダイオードPDの出力が変動し
た時間幅tx2乃至tx5を得て、これに基づいて上式
の計算を行うことにより、図18に示す、サテライト光
伝送装置3aの基準軸Aから見たサテライト光伝送装置
3b〜3eの距離L2〜L5を、L2<L4<L3<L
5の関係にあるものと特定することができる。そして、
これらの動作を他の各サテライト光伝送装置3b〜3f
が順に行うことにより、各サテライト光伝送装置3a〜
3fの方向及び距離を特定することができる。
【0050】さて、先に述べたように、サテライト光伝
送装置3aとサテライト光伝送装置3fとの相互間や、
サテライト光伝送装置3bとサテライト光伝送装置3e
との相互間は、いずれもサテライト光伝送装置3dが間
に入って障害となるため直接情報の伝送を行うことがで
きない。そこで、これらの間の情報伝送は、次のように
して行うようにしている。
【0051】本実施例の伝送システムでは、各サテライ
ト光伝送装置3a〜3fが、先に述べた原理による他の
サテライト光伝送装置3a〜3fの方向及び距離の認識
結果に基づいて、制御回路31のS−RAM31e内
に、全サテライト光伝送装置3a〜3fの相互間の直接
情報伝送の可否を示すテーブルを格納している。
【0052】このテーブルの具体例を示したのが図19
であり、縦軸には送信側のサテライト光伝送装置3a〜
3fが、横軸には受信側のサテライト光伝送装置3a〜
3fがそれぞれ配置され、直接情報を伝送できる場合に
は「1」が割り当てられ、直接情報を伝送できない場合
には「0」が割り当てられている。
【0053】そして、具体的にこのテーブルを活用する
場合には、例えば、サテライト光伝送装置3aからサテ
ライト光伝送装置3fへ情報を伝送する場合には、サテ
ライト光伝送装置3aが自身のS−RAM31eに格納
されたテーブルの第1欄を検索して、サテライト光伝送
装置3aからサテライト光伝送装置3fへの情報の直接
伝送が可能か否かを確認する。
【0054】テーブルの当該部分には「0」が割り当て
られているので、サテライト光伝送装置3fへの情報の
直接伝送が不可能であることがサテライト光伝送装置3
aで認識され、この場合には図20に示すように、サテ
ライト光伝送装置3aから次のサテライト光伝送装置3
bへの情報の直接伝送と、サテライト光伝送装置3bか
らサテライト光伝送装置3fへの情報の直接伝送とが可
能か否かを、テーブルの第1及び第2欄を検索して確認
する。
【0055】すると、テーブルの当該部分には共に
「1」が割り当てられているので、サテライト光伝送装
置3aから次のサテライト光伝送装置3bへの情報の直
接伝送と、サテライト光伝送装置3bからサテライト光
伝送装置3fへの情報の直接伝送とが可能であることが
サテライト光伝送装置3aで認識され、よって、サテラ
イト光伝送装置3aからサテライト光伝送装置3bを経
由してサテライト光伝送装置3fへ情報が伝送される。
【0056】仮に、サテライト光伝送装置3bからサテ
ライト光伝送装置3fへの情報の直接伝送が不能である
場合には、以後、サテライト光伝送装置3aからサテラ
イト光伝送装置3c,3d,3eへの情報の直接伝送
と、サテライト光伝送装置3c,3d,3eからサテラ
イト光伝送装置3fへの情報の直接伝送とが可能か否か
が、テーブルの第1及び第3,4,5欄の検索により順
次確認され、直接伝送が可能と確認された経路でサテラ
イト光伝送装置3aからサテライト光伝送装置3fへの
情報伝送が行われる。
【0057】この情報伝送経路の選択動作は、サテライ
ト光伝送装置3aからサテライト光伝送装置3fへの情
報伝送時に限らず、サテライト光伝送装置3fからサテ
ライト光伝送装置3aへの情報伝送時や、サテライト光
伝送装置3bとサテライト光伝送装置3eとの相互間の
情報伝送時、サテライト光伝送装置3a〜3f以外の障
害物が伝送経路上にあった場合の情報伝送時にも同様に
行われる。
【0058】ところで、本発明のシステムの利点は、各
サテライト光伝送装置3a〜3fの相互間が一切有線接
続されていないため、サテライト光伝送装置3a〜3f
の移動や、新規のサテライト光伝送装置の増設に伴うサ
テライト光伝送装置3a〜3fの作動停止、作動再開を
いつでも個々に自由に行える点にある。そこで、作動を
停止しているサテライト光伝送装置を回避して情報伝送
を行う方法について説明する。
【0059】例えば、サテライト光伝送装置3dの作動
を停止させた場合、各サテライト光伝送装置3a〜3f
から出力されるレーザ光LBに呼応してサテライト光伝
送装置3dから識別番号報知用の赤外光RB2が返送さ
れないことに基づいて、各サテライト光伝送装置3a〜
3fのS−RAM31eに格納されたテーブルは、図2
1に示すように、サテライト光伝送装置3dに関わるす
べての部分に「0」が割り当てられた状態に変わる。従
って、先に説明した、障害物がある時の情報伝送経路の
選択動作と同様に、作動停止中のサテライト光伝送装置
3dを回避した経路での情報伝送が、サテライト光伝送
装置3a,3b,3c,3e,3fの相互間で行われ
る。
【0060】尚、各サテライト光伝送装置3a〜3fが
行う他の各サテライト光伝送装置3a〜3fへの直接伝
送の可否の確認は、図17(c)に示すように情報伝送
の合間に行われ、本実施例では、1秒当たり12個ある
情報伝送スロットのうち最初の1スロットで確認を行っ
ている(所要時間はおよそ0.05秒)。ところで図2
2は、上述したサテライト光伝送装置3a〜3fの各々
における検索、情報伝送の動作をフローチャートで示し
たものである。
【0061】次に、本実施例の伝送システムにより端末
機1a〜1fの相互間で情報の伝送を行う場合について
説明する。例えば端末機1aから端末機1bへ情報を伝
送する場合には、端末機1aから出力された情報信号D
ATAを地上側光伝送装置2aのIV回路22で電気/
光変換し、発光ユニット23の高速発光ダイオードから
赤外光RB1を出力させる。
【0062】この赤外光RB1は、端末機1aの地上側
光伝送装置2aの上方に配設されたサテライト光伝送装
置3aの受光ユニット37bのピンフォトダイオードで
受光され、符号化復号化部38dで情報信号に復号化さ
れて、DMA38n、バスライン31bを介してS−R
AM31eに一旦格納される。
【0063】一旦赤外光RB1の形で伝送されてS−R
AM31eに格納された情報信号DATAには、送信先
の端末機1bを表す情報が含まれており、この送信先情
報を確認したCPU31cは、S−RAM31e内のテ
ーブルを検索して、端末機1bの地上側光伝送装置2b
の上方に配設されたサテライト光伝送装置3bとの直接
情報伝送が可能か否かを確認する。
【0064】可能であることが確認されると、CPU3
1cはモータドライバ31fを制御してモータ33を駆
動させ、光学ユニット32を水平方向に回転させて、該
光学ユニット32の半導体レーザ32aからのレーザ光
LBがサテライト光伝送装置3bに照射されるタイミン
グで、S−RAM31eに格納された情報信号DATA
に、伝送先及び伝送元のサテライト光伝送装置名とパリ
ティチェックとを3byteで示したヘッダ、エラー訂
正、CRCチェックコード、及び付加情報の計12by
teを付加して、512byteを一塊としてバスライ
ン31b、DMA38n、及び符号化復号化部38jを
介してLDドライバ38pに出力させる。
【0065】これにより、符号化された情報信号DAT
Aで半導体レーザ32aが発光駆動されて、前記タイミ
ングでレーザ光LBがサテライト光伝送装置3bに向け
て出力され、サテライト光伝送装置3bの発光受光ユニ
ット36のピンフォトダイオードPDで受光されて、符
号化復号化部38jで情報信号に復号化されて、DMA
38n、バスライン31bを介してS−RAM31eに
一旦格納される。
【0066】サテライト光伝送装置3bにおいて情報信
号DATAをS−RAM31eに一旦格納するのは、該
情報信号DATAの受信時にCRCチェックを行ってエ
ラー訂正ができない場合、サテライト光伝送装置3aに
同じ情報信号DATAの再伝送を要求することで、情報
の伝送を正確に実施するためである。これに応じて、S
−RAM31eは、光学ユニット32が2回転する間伝
送情報を蓄積する構成とされている。
【0067】さて、サテライト光伝送装置3bのS−R
AM31eに蓄積された情報信号DATAに対しては、
その受取先の確認が行われ、受取先が他のサテライト光
伝送装置3c,3d,3e,3fであれば、S−RAM
31e内のテーブルを検索して、その受取先のサテライ
ト光伝送装置3c,3d,3e,3fへ情報信号DAT
Aを転送する。また、受取先が自分である時には、次に
示す地上側光伝送装置2bへの情報転送動作に移る。
【0068】さらに、サテライト光伝送装置3bのS−
RAM31eに格納された端末機1aからの情報信号D
ATAは、バスライン31b、DMA38n、及び符号
化復号化部38dを介してIM変調機38eに入力さ
れ、該情報信号DATAに基づいてIM変調機38eに
より発光ユニット37aの高速発光ダイオードが発光駆
動されて、地上側光伝送装置2bに向けて赤外光RB1
が出力される。この赤外光RB1は地上側光伝送装置2
bの受光ユニット25のピンフォトダイオード25aで
受光され、IV回路22で情報信号DATAに光電変換
されて端末機1bに入力される。
【0069】このように、本実施例の伝送システムによ
れば、端末機1a〜1fの相互間で情報信号DATAを
伝送する際に、各端末機1a〜1fの地上側伝送装置2
a〜2fとその上方に設けられたサテライト光伝送装置
3a〜3fとの間で情報の光空間伝送を行い、また、各
サテライト光伝送装置3a〜3fの相互間でも情報の光
空間伝送を行うようにした。このため、地上側伝送装置
2a〜2fとサテライト光伝送装置3a〜3fの間だけ
でなく、サテライト光伝送装置3a〜3f同士の間の情
報伝送系に有線伝送系を使用する必要がなくなり、端末
機1a〜1fの増移設に伴う天井側の有線伝送系の増移
設が不要となって、端末機1a〜1fの増設や移動に伴
う工事を簡略化して、該端末機1a〜1fの増設や移動
を容易に行うことができる。
【0070】また、各サテライト光伝送装置3a〜3f
が出力する識別番号報知用の赤外光RB2により、各サ
テライト光伝送装置3a〜3fが他のサテライト光伝送
装置3a〜3fの識別番号、位置、及び情報の直接伝送
の可否を認識するものとしたので、送信先の端末機1a
〜1fの地上側伝送装置2a〜2fの上方に位置するサ
テライト光伝送装置3a〜3fへ選択的に情報伝送を行
うことができる。
【0071】さらに、直接情報を伝送できない位置にあ
ったり、作動を停止しているサテライト光伝送装置3a
〜3fを回避して情報の伝送を行うことも可能となるた
め、端末機1a〜1fの増移設等に伴ってサテライト光
伝送装置3a〜3fを増移設しても、その増移設された
サテライト光伝送装置3a〜3fと他の既設のサテライ
ト光伝送装置3a〜3fとを連絡する伝送系を、システ
ム全体を一次停止することなく構築することができる。
【0072】次に、図23及び図24に基づいて、本発
明の第2実施例に係る光空間伝送システムを説明する。
先に説明した第1実施例の伝送システムでは、各サテラ
イト光伝送装置3a〜3f毎に1つの光学ユニット32
を設ける構成としたが、この第2実施例の伝送システム
では、図23に示すサテライト光伝送装置3aに代表さ
れるように、各サテライト光伝送装置3a〜3fに2つ
の光学ユニット32を水平方向に並べて設けている。そ
して、例えば図23の構成のサテライト光伝送装置3a
から情報伝送用のレーザ光LBを出力する場合には、図
24に示すように、双方の光学ユニット32から、同じ
ように変調されたレーザ光LBを互いに180°向きを
変えて出力させる。
【0073】このような構成とすることにより、図5及
び図6に示した第1実施例のサテライト光伝送装置3a
に比べて、サテライト光伝送装置3a〜3f相互間の伝
送レートを向上させることができ、各サテライト光伝送
装置3a〜3fに設ける光学ユニット32の数をさらに
増やせば、その数の分だけサテライト光伝送装置3a〜
3f相互間の伝送レートをさらに向上させることができ
る。
【0074】次に、図25及び図26に基づいて、本発
明の第3実施例に係る光空間伝送システムを説明する。
先に説明した第1実施例の伝送システムでは、2つのサ
テライト光伝送装置3a〜3f間で直接情報伝送が行え
ない場合には、次の認識番号のサテライト光伝送装置3
a〜3fを経由して情報伝送を行うものとしたが、この
第3実施例の伝送システムでは、各サテライト光伝送装
置3a〜3fのS−RAM31eに格納するテーブルを
別のものとして、最も近い場所のサテライト光伝送装置
3a〜3fを経由して情報伝送を行うようにしている。
【0075】ここで、本発明の第3実施例に係る伝送シ
ステムにおける、各サテライト光伝送装置3a〜3fの
S−RAM31eに格納するテーブルを、図25及び図
26に示す本実施例のサテライト光伝送装置3a及びサ
テライト光伝送装置3bのS−RAM31eに格納され
るテーブルを例に取って説明する。
【0076】この図25及び図26に示すテーブルで
は、先に述べた式により認識されたサテライト光伝送装
置3aから他のサテライト光伝送装置3b〜3fまでの
距離や、サテライト光伝送装置3bから他のサテライト
光伝送装置3a,3c〜3fまでの距離が、16進法の
2桁の値で対応づけられている。
【0077】尚、このテーブルでは、相手側のサテライ
ト光伝送装置3a〜3fが位置特定の感知範囲外にあっ
たり、そのサテライト光伝送装置3a〜3f相互間に障
害物があって位置の特定ができない場合や、相手側のサ
テライト光伝送装置3a〜3fが端末機1a〜1fの増
移設に伴って作動を停止している場合には、そのサテラ
イト光伝送装置3a〜3fまでの距離に、16進法2桁
の最大値である「FF」を対応づけている。
【0078】そして、例えばサテライト光伝送装置3a
からサテライト光伝送装置3fへ情報の伝送を行う場合
には、サテライト光伝送装置3aが自身のS−RAM3
1eに格納された図25のテーブルを検索し、サテライ
ト光伝送装置3fへの直接伝送が可能か否かを確認す
る。
【0079】図25のテーブルでは、サテライト光伝送
装置3aからサテライト光伝送装置3fまでの距離が
「FF」となっているため、直接の伝送が不能であるこ
とが確認され、この場合には、図25のテーブルでサテ
ライト光伝送装置3aから最も距離が近いとされている
サテライト光伝送装置3b(距離1A)に情報を伝送す
る。
【0080】サテライト光伝送装置3aから情報が伝送
されたサテライト光伝送装置3bは、自身のS−RAM
31eに格納された図26のテーブルを検索して、サテ
ライト光伝送装置3fへの直接伝送が可能か否かを確認
し、図26のテーブルではサテライト光伝送装置3bか
らサテライト光伝送装置3fまでの距離が「34」で直
接伝送が可能であるため、これを確認したサテライト光
伝送装置3bはサテライト光伝送装置3aから伝送され
た情報をサテライト光伝送装置3fへ伝送する。
【0081】また、仮に、サテライト光伝送装置3bの
S−RAM31eに格納されたテーブルで、サテライト
光伝送装置3bからサテライト光伝送装置3fまでの距
離が「FF」となっている場合には、サテライト光伝送
装置3bから最も近いサテライト光伝送装置3cに情報
を伝送する。
【0082】そして、サテライト光伝送装置3cが自身
のS−RAM31eに格納されたテーブルを検索して、
サテライト光伝送装置3fへの直接伝送が可能か否かを
確認し、その上で、サテライト光伝送装置3bから伝送
された情報をサテライト光伝送装置3fへ直接伝送する
か、或は、サテライト光伝送装置3cから最も近い他の
サテライト光伝送装置へ伝送する。
【0083】尚、図19及び図21に示すテーブルの値
を、図25及び図26に示すような各サテライト光伝送
装置3a〜3f間の距離の情報で重みづけすれば、伝送
先のサテライト光伝送装置3a〜3fまで最短距離で情
報を伝送することも可能となる。
【0084】次に、図27乃至図32に基づいて、本発
明の第4実施例に係る光空間伝送システムを説明する。
先に説明した第1実施例の伝送システムでは、サテライ
ト光伝送装置3a〜3f相互間の情報伝送用に、各サテ
ライト光伝送装置3a〜3fにそれぞれ発光ユニット3
7aと受光ユニット37bとを設けたが、この第4実施
例の伝送システムでは、各サテライト光伝送装置3a〜
3fには情報伝送用の光源を設けずに単なる中継機とし
て用いている。
【0085】このため、各サテライト光伝送装置3a〜
3fは、直下の地上側光伝送装置2a〜2fからの情報
伝送用の光を反射して他のサテライト光伝送装置3a〜
3fへ伝送し、また、他のサテライト光伝送装置3a〜
3fからの情報伝送用の光を反射して直下の地上側伝送
装置2a〜2fへ伝送する構成とされている。
【0086】ここで、本発明の第4実施例に係る伝送シ
ステムにおける各サテライト光伝送装置3a〜3fと、
地上側光伝送装置2a〜2fとの構成を、図27及び図
28に示す本実施例のサテライト光伝送装置3aと、図
29及び図30に示す本実施例の地上側光伝送装置2a
とを例に取って説明する。
【0087】まず、図27及び図28に示すように、本
実施例のサテライト光伝送装置3aは、第1実施例のサ
テライト光伝送装置3aに設けられていた発光ユニット
37aが省略され、その代わりに、直下の地上側光伝送
装置2aからの情報伝送用のレーザ光LBを他のサテラ
イト光伝送装置3b〜3fに向けて反射する第1反射プ
リズム37cを設け、この第1反射プリズム37cをモ
ータ33の駆動により水平面内で360°回転できるよ
うに構成している。
【0088】また、第1実施例のサテライト光伝送装置
3aに設けられていた受光ユニット37bが省略され、
その代わりに、ボディ34の内側に、他のサテライト光
伝送装置3b〜3fからの情報伝送用のレーザ光LBを
直下の地上側光伝送装置2aに向けて反射する第2反射
プリズム37dを、複数個環状に配設している(本実施
例では10°間隔で計36個)。尚、本実施例の他のサ
テライト光伝送装置3b〜3fも、図27及び図28に
示すサテライト光伝送装置3aと同様の構成とされてい
る。
【0089】また、図29及び図30に示すように、本
実施例の地上側光伝送装置2aは、発光ユニット23
に、第1実施例の地上側光伝送装置2aで用いていた高
速発光ダイオードの代わりに、レーザ光LBを出力する
半導体レーザを用いており、これに合わせてドーム27
が、情報伝達波長域のレーザ光LBのみを通過させるフ
ィルタ機能を有する光学樹脂製のものとされている。
【0090】また、第1実施例の地上側光伝送装置2a
には設けられていなかった、制御回路28が実装された
メイン基板28aが設けられ、さらに、発光ユニット2
3の半導体レーザから出力されるレーザ光LBの光軸と
サテライト光伝送装置3aの第1反射プリズム37cと
の軸合わせを行うために、ボディ26の全体が、球体2
9aと高さ調整ねじ29bとを介して台座29cに固定
され、地上側光伝送装置2aが端末機1a上に角度微調
整可能に設置されるように構成している。尚、本実施例
の他の地上側光伝送装置2b〜2fも、図29及び図3
0に示す地上側光伝送装置2aと同様の構成とされてい
る。
【0091】本実施例の各サテライト光伝送装置3a〜
3fの回路構成は、図31に示す本実施例のサテライト
光伝送装置3aの回路構成に代表されるように、図8に
示した第1実施例のサテライト光伝送装置3aに対し
て、発光ユニット37a及び受光ユニット37b、光学
ユニット32が省略された関係上、第1実施例のサテラ
イト光伝送装置3aの回路構成より簡略化されている。
【0092】具体的には、メイン基板30に実装された
制御回路31は第1実施例のサテライト光伝送装置3a
と同じであるが、IV回路38において、省略された発
光ユニット37a及び受光ユニット37b、光学ユニッ
ト32に関係する回路部品が削除され、他のサテライト
光伝送装置3b〜3fの位置やこれらとの直接情報伝送
の可否を検出するための回路部品のみが残されている。
【0093】一方、本実施例の各地上側光伝送装置2a
〜2fの回路構成は、図32に示す本実施例の地上側光
伝送装置2aの回路構成に代表されるように、発光ユニ
ット23にレーザ光LBを出力する半導体レーザを用
い、各サテライト光伝送装置3a〜3fを単なる中継機
として用いている関係上、IV回路22において、符号
化復号化部(CMI−CODEC)22aの代わりに符
号化復号化部(CODEC)22fが設けられている。
【0094】また、IV回路22には、受光ユニット2
5の出力信号から240Kbpsの低波長域の信号のフ
ィルタリングを行うローパスフィルタ22gと、フィル
タリングされた低波長域の信号を復号化するA/D変換
機(A/D)22hとが追加して設けられている。
【0095】さらに、本実施例の地上側光伝送装置2a
に設けられたメイン基板28aには、第1実施例のサテ
ライト光伝送装置3aのメイン基板31に設けられてい
たCPU31c、ROM31d、及びS−RAM31e
と同様の、CPU28b、ROM28c、及びS−RA
M28dと、端末機1aからの情報信号DATAや、ク
ロック信号CLK、制御信号CRVをTTL信号列に変
換する符号化復号化部(CMI−CODEC)28eと
が実装されており、これらはバスライン28fにより相
互に接続されている。また、バスライン28fには、I
V回路22の符号化復号化部22fと共にA/D変換機
22hが接続されている。
【0096】このような構成による本実施例の伝送シス
テムでは、各端末機1a〜1fから情報信号DATAが
出力されると、各地上側光伝送装置2a〜2fの発光ユ
ニット23から情報伝送用のレーザ光LBが、直上のサ
テライト光伝送装置3a〜3fに向けて出力される。
【0097】すると、このレーザ光LBが、直上のサテ
ライト光伝送装置3a〜3fの第1反射プリズム37c
で反射されて、送信先端末機1a〜1fの地上側光伝送
装置2a〜2fの直上に設けられたサテライト光伝送装
置3a〜3fの第2反射プリズム37dで反射されて、
その直下の地上側光伝送装置2a〜2fの受光ユニット
25で受光され、CODEC22fで情報信号DATA
に復号化されて送信先端末機1a〜1fに入力される。
【0098】尚、各サテライト光伝送装置3a〜3fの
発光受光ユニット36から出力される認識番号報知用の
赤外光RB2は、他のサテライト光伝送装置3a〜3f
の発光受光ユニット36で受光され、赤外光RB2を出
力したサテライト光伝送装置3a〜3fでは、第1実施
例の場合と同様にして、該赤外光RB2を受光した他の
サテライト光伝送装置3a〜3fの方向や距離、及びこ
れらとの直接情報伝送の可否を認識する。
【0099】即ち、本実施例の伝送システムでは、他の
サテライト光伝送装置3a〜3fの位置を各サテライト
光伝送装置3a〜3fが自立的に認識する手段は第1実
施例のものと同一であるが、情報の伝送部分はすべて地
上側光伝送装置2a〜2fに持たせてある。このため、
第1実施例のサテライト光伝送装置3a〜3fに設けら
れていた、発光ユニット37a、受光ユニット37b、
光学ユニット32、及び符号化復号化部(CODEC
I)38d、38jを省略することができる。
【0100】尚、上記実施例では、6台の端末機間で情
報伝送を行うための伝送システムについて説明したが、
端末機の台数は2台以上であれば任意であり、その台数
に応じて地上側光伝送装置やサテライト光伝送装置の台
数も増減される。そして、2台の端末機間での情報伝送
に用いる場合は、サテライト光伝送装置の発光ユニット
を固定とし、サテライト光伝送装置の位置検出系の構成
を省略してもよい。
【0101】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、各端末
機に付設された地上側光伝送装置と該地上側光伝送装置
の上方に配設されたサテライト光伝送装置との間で光情
報が相互に伝送されると共に、サテライト光伝送装置同
士の間でも光情報が相互に伝送されるので、サテライト
光伝送装置同士の間に有線伝送系を使用する必要がなく
なり、よって、端末機の増移設に伴うサテライト光伝送
装置同士の間の有線伝送系の増移設が不要となり、端末
機の増設や移動に伴う工事を簡略化して、該端末機の増
設や移動を容易に行うことができる。
【0102】また、各サテライト光伝送装置の前記第2
伝送手段が有する伝送選択手段により、地上側光伝送装
置から伝送された光情報が、該光情報の伝送先である地
上側光伝送装置の上方に位置するサテライト光伝送装置
へ選択的に伝送されるので、3台以上の端末機間で情報
の伝送を行う際にも適応することができる。
【0103】また、各サテライト光伝送装置において他
のサテライト光伝送装置の認識番号と位置とが認識され
るので、端末機の増移設に伴ってサテライト光伝送装置
を増移設しても、その増移設されたサテライト光伝送装
置と他の既設のサテライト光伝送装置とを連絡する伝送
系を、システム全体を一時停止することなく構築するこ
とができる。
【0104】さらに、各サテライト光伝送装置同士が自
立して相手のサテライト光伝送装置を探すため、サテラ
イト光伝送装置間の位置調整が不要となって、さらに端
末機の増設や移動を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光空間伝送システム
の装置構成を示す正面図である。
【図2】天井側に設けられる図1のサテライト光伝送装
置の配置を平面的に示す模式図である。
【図3】図1に示す端末機の上部に設けられた地上側光
伝送装置の断面図である。
【図4】図3に示す地上側光伝送装置の分解斜視図であ
る。
【図5】図1に示すサテライト光伝送装置の断面図であ
る。
【図6】図5に示すサテライト光伝送装置の分解斜視図
である。
【図7】図3及び図4に示す地上側光伝送装置の回路構
成を示すブロック図である。
【図8】図5及び図6に示すサテライト光伝送装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図9】図5及び図6に示すサテライト光伝送装置によ
る隣接サテライト光伝送装置の位置認識の原理を示す説
明図である。
【図10】図5及び図6に示すサテライト光伝送装置か
ら出力される認識番号報知用の赤外光の波形図である。
【図11】図2に示すサテライト光伝送装置3aから見
た他のサテライト光伝送装置の位置関係を示す説明図で
ある。
【図12】図2に示すサテライト光伝送装置3bから見
た他のサテライト光伝送装置の位置関係を示す説明図で
ある。
【図13】図2に示すサテライト光伝送装置3cから見
た他のサテライト光伝送装置の位置関係を示す説明図で
ある。
【図14】図2に示すサテライト光伝送装置3dから見
た他のサテライト光伝送装置の位置関係を示す説明図で
ある。
【図15】図2に示すサテライト光伝送装置3eから見
た他のサテライト光伝送装置の位置関係を示す説明図で
ある。
【図16】図2に示すサテライト光伝送装置3fから見
た他のサテライト光伝送装置の位置関係を示す説明図で
ある。
【図17】図2に示す各サテライト光伝送装置における
認識番号報知用の赤外光の発光受光状態を示す図であ
り、図17(a)はサテライト光伝送装置3aが他のサ
テライト光伝送装置3b〜3eからの赤外光を受光した
タイミングを示す波形図、図17(b)は図17(a)
の信号を各サテライト光伝送装置毎に分けて示す波形
図、図17(c)は一のサテライト光伝送装置から他の
サテライト光伝送装置へ赤外光を出力する場合に使用す
るスロットを示す説明図である。
【図18】図17(a)に示す赤外光によって認識され
るサテライト光伝送装置3aから見た他のサテライト光
伝送装置の方向及び距離を示す説明図である。
【図19】図5及び図6に示すサテライト光伝送装置の
S−RAMに格納されたテーブルを示す説明図である。
【図20】図19に示すテーブルの具体的活用例を示す
説明図である。
【図21】図2に示すサテライト光伝送装置3dの作動
が停止したときの、図5及び図6に示すサテライト光伝
送装置のS−RAMに格納されたテーブルの状態を示す
説明図である。
【図22】サテライト光伝送装置の各々における他のサ
テライト光伝送装置の位置の検索、情報伝送の動作手順
を示したフローチャート図である。
【図23】本発明の第2実施例に係る光空間伝送システ
ムにおけるサテライト光伝送装置の分解斜視図である。
【図24】図23に示すサテライト光伝送装置の動作状
態を示す要部分解斜視図である。
【図25】本発明の第3実施例に係る光空間伝送システ
ムにおけるサテライト光伝送装置3aのS−RAMに格
納されたテーブルを示す説明図である。
【図26】本発明の第3実施例に係る光空間伝送システ
ムにおけるサテライト光伝送装置3bのS−RAMに格
納されたテーブルを示す説明図である。
【図27】本発明の第4実施例に係る光空間伝送システ
ムにおけるサテライト光伝送装置の断面図である。
【図28】図27に示すサテライト光伝送装置の分解斜
視図である。
【図29】本発明の第4実施例に係る光空間伝送システ
ムにおける地上側光伝送装置の断面図である。
【図30】図29に示す地上側光伝送装置の分解斜視図
である。
【図31】図27及び図28に示すサテライト光伝送装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図32】図29及び図30に示す地上側光伝送装置の
回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1f 端末機 2a〜2f 地上側光伝送装置 3a〜3f サテライト光伝送装置 4 天井 21,35 基板 22,38 IV回路 22a,22f,28e,38d,38j 符号化復号
化部 22b,38e,38t IM変調機 22c,38a,38f IVアンプ 22d,38b,38g オートゲインコントローラ 22e,38c,38h バンドパスフィルタ 22g,38k ローパスフィルタ 22h,38m A/D変換機 23,37a 発光ユニット 24,32 光学ユニット 25,37b 受光ユニット 26,34 ボディ 27,39 ドーム 28,31 制御回路 28a,30 メイン基板 28b,31c 主制御装置(CPU) 28c,31d ROM 28d,31e 高速スタティックRAM(S−RA
M) 28f,31b バスライン 29a 球体 29b 高さ調整ねじ 29c 台座 31a I/Oポート 31f モータドライバ 32a 半導体レーザ 32b コリメートレンズ 32c モニタ用フォトダイオード 33 モータ 36 発光受光ユニット 37c 第1反射プリズム 37d 第2反射プリズム 38n メモリアクセスコントローラ(DMA) 38p LDドライバ 38r オートパワーコントローラ 38s プログラマブルファンクションジェネレータ
(PG) A 基準軸 B1 レーザ光ビーム径 CLK クロック信号 CRV 制御信号 DATA 情報信号 L2,L3,L4,L5,L6 距離 LB レーザ光 RB1,RB2 赤外光 t,tx2,tx3,tx4,tx5 出力変動時間幅 t2,t3,t4,t5 赤外光受光開始時間幅 θ2,θ3,θ4,θ5,θ6 偏角 ω レーザ光回転角速度
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/28 8529−5K H04L 11/00 310 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末機間の情報伝送を光を介して
    行う光空間伝送システムであって、 前記複数の端末機にそれぞれ付設された地上側光伝送装
    置と、 該地上側光伝送装置の上方にそれぞれ配設されたサテラ
    イト光伝送装置とを備え、 前記地上側光伝送装置は、 前記端末機からの情報信号を電気/光変換して該地上側
    光伝送装置の上方に配設された前記サテライト光伝送装
    置に光情報を送出すると共に、該上方のサテライト光伝
    送装置からの光情報を光電変換して前記端末機に入力す
    る変換伝送手段を有し、 前記サテライト光伝送装置は、 該サテライト光伝送装置の下方に位置する前記地上側光
    伝送装置との間で光情報の伝送を行う第1伝送手段と、
    他のサテライト光伝送装置との間で光情報の伝送を行う
    第2伝送手段とを有する、 ことを特徴とする光空間伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記端末機、地上側光伝送装置、及びサ
    テライト光伝送装置がそれぞれ少なくとも3つ以上設け
    られ、各サテライト光伝送装置の前記第2伝送手段は、
    光情報の伝送先である地上側光伝送装置の上方に位置す
    るサテライト光伝送装置へ該光情報を選択的に伝送する
    伝送選択手段を有していることを特徴とする請求項1記
    載の光空間伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記サテライト光伝送装置は、自サテラ
    イト光伝送装置の認識番号を他のサテライト光伝送装置
    に報知するための報知信号を出力する報知信号出力手段
    と、前記報知信号に基づいて他のサテライト光伝送装置
    の認識番号と位置とを認識する認識手段と、認識された
    他のサテライト光伝送装置の認識番号と位置とに基づい
    て前記伝送選択手段を制御する制御手段とを有している
    ことを特徴とする請求項2記載の光空間伝送システム。
JP22533692A 1992-07-31 1992-07-31 光空間伝送システム Pending JPH0653909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22533692A JPH0653909A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 光空間伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22533692A JPH0653909A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 光空間伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0653909A true JPH0653909A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16827756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22533692A Pending JPH0653909A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 光空間伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653909A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09247094A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Fuji Xerox Co Ltd ワイヤレス通信用光送受信器、能動型スターカプラ、携帯情報端末、及び光通信ネットワーク
JP2011505053A (ja) * 2006-11-30 2011-02-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ イントリンシックフラックス検知
JP2017076837A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 ウシオ電機株式会社 光送受信装置及びこれを用いた光通信ネットワーク

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09247094A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Fuji Xerox Co Ltd ワイヤレス通信用光送受信器、能動型スターカプラ、携帯情報端末、及び光通信ネットワーク
JP2011505053A (ja) * 2006-11-30 2011-02-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ イントリンシックフラックス検知
JP2017076837A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 ウシオ電機株式会社 光送受信装置及びこれを用いた光通信ネットワーク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102191593B1 (ko) 광통신을 기반으로 하는 레이저 레이더
CN105974359B (zh) 一种定位设备、定位基站、空间定位***及方法
EP2883081B1 (en) Friend or foe identification system and method
SE527488C2 (sv) Lantmäterisystem
JPS59215137A (ja) インテリジエンス伝送システム
US20130082162A1 (en) Method of Directing an Optical Receiver Toward a Light Source and an Apparatus of Practising the Method
CA2314882A1 (en) Rotating head optical transmitter for position measurement system
CN110346811B (zh) 激光雷达及其探测装置
CN106209225A (zh) 一种无线光信道构建方法及装置
JPH0653909A (ja) 光空間伝送システム
US9450670B1 (en) Position sensor for a fast steering mirror
EP0749219A2 (en) Infrared spatial communication system capable of reducing a processing amount of data communication devices during communication
US20040208597A1 (en) Free-Space optical transceiver link
US10066935B2 (en) Laser device and laser beam detector for detecting light of a laser device
CN212301861U (zh) 多线激光雷达装置
JPH06224858A (ja) 光無線送受信装置及び光無線装置並びに光無線装置の光軸調整方法
JPH10336121A (ja) 受光器及び光無線伝送システム
US20040208598A1 (en) Optical wireless transceiver
CN109217932B (zh) 一种基于微镜阵列结构的逆向调制装置及方法
US20190129030A1 (en) Distance sensing apparatus
JPH08139675A (ja) 光無線送受信装置
JPS58202633A (ja) 光空間伝搬ネットワ−クシステム
JPH0763558A (ja) 追尾装置の視準方法
JPH11296780A (ja) 光信号を用いたデータ収集処理システム及びこれに用いるデータ収集装置
JPH08139674A (ja) 光無線送受信装置