JPH0653340U - 車両整備装置 - Google Patents

車両整備装置

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JPH0653340U
JPH0653340U JP6478791U JP6478791U JPH0653340U JP H0653340 U JPH0653340 U JP H0653340U JP 6478791 U JP6478791 U JP 6478791U JP 6478791 U JP6478791 U JP 6478791U JP H0653340 U JPH0653340 U JP H0653340U
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vehicle
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lift
maintenance
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JP6478791U
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修 白岩
昭南 吉川
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株式会社イヤサカ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、粉塵およびブレーキ液の処理方法
を改善したドイブオン型の車両整備装置に管するもので
ある。 【構成】メインリフト1とサブリフト3を有するドライ
ブオン型の車両整備装置であって、洗浄水および粉塵等
を受けるため被整備車両の整備部分に近い下位置に設け
られる受容手段4と、この受容手段4で受けた洗浄水お
よび粉塵等を所定の外部に排出する排出手段5,5a〜
5cとを備えた構成になっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、粉塵およびブレーキ液の処理方法を改善したドイブオン型の車両 整備装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のタイヤおよびブレーキ関係の整備は、整備作業をやり易くするため、 車両をドイブオン型リフトの上に載せ、かつ適当な高さに持ち上げて行われるこ とが多い。車両をドイブオン型リフトの上に載せてブレーキ関係の整備を行う場 合に最も問題になるのは、ブレーキの分解・整備・組付に伴って発生する粉塵と ブレーキ液の処理である。
【0003】 従来、ブレーキの分解によって発生する粉塵は圧縮空気で吹き飛ばしていた。 このため、整備作業場の床や大気環境を著しく悪くして、作業者の健康を害して いた。さらにまた、ブレーキのホイールシリンダを分解すると、ブレーキ管内の ブレーキ液が床面に垂れ落ち、この油が床面材を変色させる等の汚れを発生させ て整備作業場の環境を益々悪くしていた。
【0004】 このように、従来の整備設備や処理方法は作業者の健康を損なうだけの問題で なく、最近のように人手不足の社会状況にあっては、整備士確保のためにも、整 備作業場の作業環境を良好に保つことのできる整備装置や処理方法の開発が強く 要求されてきた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記したような課題を解決するためになされたもので、粉塵やブ レーキ液による作業環境の悪化を防止することのできるドイブオン型の車両整備 装置の提供をその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の車両整備装置は、メインリフトとサブリフトを有するドライブオン 型の車両整備装置において、洗浄水および粉塵等を受けるため被整備車両の整備 部分に近い下位置に設けられる受容手段と、この受容手段で受けた洗浄水および 粉塵等を所定の外部に排出する排出手段とを備えたことを特徴としている。 また、上記受容手段は上記整備部分の位置に対応して移動可能であることも特 徴としている。
【0007】 さらに、上記受容手段の上部を開閉する蓋手段を有し、この蓋手段は受容手段 を閉状態にするとき、蓋手段の上を被整備車両の通過が可能であるように閉じる ように構成することもできる。
【0008】
【作用】
このように構成することにより、整備や洗浄に際して発生する粉塵等および洗 浄水を周囲に飛散させることなく、受容手段内に集め、粉塵等を洗浄水とともに 外部に排出させる。
【0009】 また、整備する部分位置に対応させて移動可能に構成することにより、車両の 大きさに対応させて受容手段を移動させ、粉塵等および洗浄水を効率よく収容で きる。 さらに、受容手段が閉状態にあるときは蓋手段の上を被整備車両の通過が可能 であるように構成することで、装置全体の構成を簡易化できる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照しながらこの考案の一実施例を説明する。図1は第一の実施 例の構成を示す斜視図である。同図において、1は一対の車載台2を有するドラ イブオン型のメインリフトである。このリフト1は車載台2の前後の車載面2a 上に乗り込んで来た車両をそのままの状態で、それぞれの車載台2に対応して設 けられる一対の油圧ポスト2bによってリフト昇降させる目的のリフトである。 また、このメインリフト1には、タイヤ,ブレーキ関係の整備のため、車載面 2a上に搭載されて適当な高さに持上げられた車両のサイドシール部を支えて、 各タイヤ下面が車載面2aから浮き上がるまでさらに上昇させるための一対のテ ーブルリフト3が設けられている。このテーブルリフト3は油圧ポスト2bの中 に上下動可能に設けらる油圧ポスト3aにより上下動させられるようになってい て、メインリフト1とテーブルリフト3とでドライブオン型の車両整備装置を形 成している。
【0011】 この実施例の車両整備装置において、4はタイヤまたはブレーキ系統の分解整 備に際して、洗浄水で流れ落とされる粉塵やブレーキ管から垂れ落ちるブレーキ 液を受け、これらを洗浄水とともに、車載台2の側面に設けられる排出溝5に流 すための流し器である。
【0012】 この流し器4は同図に示すように、三方が止水壁4aに囲まれ、一方は粉塵等 を含む洗浄水を排出溝5に導くための導水板4bを備えた排出口をなしている。 このような流し器4は、車載台2の前後の車載面2aのそれぞれの上に載置され て、排出溝5に沿って車載面2aの上を車体の前後方向に移動可能である。
【0013】 なお、これらの流し器4はタイヤ、ブレーキ関係の整備作業が行われない通常 時は、車載台2の側面のそれぞれに設けられる収納棚2cの中に収納保管される ようになっている。
【0014】 排出溝5は同図に示すように、底部が中央に向かって傾斜しており、中央部の 底部には導管5aが設けられていて、さらに、この導管5aの先は、ホースリー ル6に巻き取られることで伸縮自在なホース5bに接続されている。また、ホー ス5bの他端は排水管5cに接続されていて、粉塵やブレーキ液を含む洗浄水を 図示しない排水溝に排出するようになっている。
【0015】 なお、ホース5bは、このホース5bを保護するためと、美観を保つためのジ ヤバラ7内に収納されている。また、排水管5cの端部およびホースリール6も 美観を保つためにボックス8に収容されて床中に設置されている。
【0016】 このように構成された実施例の車両整備装置において、タイヤおよびブレーキ 系統の整備を行う場合は、整備する車両をメインリフト1の車載台2の車載面2 a上に載せて所要に高さまで上昇させた後、さらに車両をテーブルリフト3で、 タイヤが車載面2aから所定寸法離れるまで持上げる。
【0017】 この状態で、収納棚2cから取り出した流し器4を各タイヤの下の車載面2a の上に置く。この後タイヤを外し、タイヤ外しに伴って出る粉塵を流し器4に上 に受ける。
【0018】 次にブレーキ装置の分解を行うが、ここでブレーキドラムを完全に外して終う と、ブレーキ粉塵が流し器4の上に落ち、舞い上がるので、一旦、ブレーキドラ ムを半分程度外したところで、ブレーキ内部に低圧の洗浄水を洗浄ガンにより吹 き付けて、この洗浄水でブレーキ粉塵を洗い流し、これらの粉塵が混じりあった 洗浄水を流し器4の上に集める。
【0019】 続いて、ブレーキ部品を取り外して、流し器4の中で追い洗いを行う。さらに その後、ホイールシリンダの分解を行うが、この作業に際してブレーキ液が垂れ 流れるが、このブレーキ液も流し器4で受ける。最後にホイールシリンダの部品 から組付が開始されるが、この作業中に出る小さなゴミ等も全て流し器4で受け るようにして作業を進める。
【0020】 洗浄水に混って流し器4に集められた粉塵やブレーキ液は、導水板4bを経て 排出溝5に集められ、さらに、導管5a,ホース5b,排水管5cを通して図示 しない排水溝に洗浄水とともに排出される。
【0021】 次に第二の実施例を図3において説明する。図3はこの実施例の構造を示す斜 視図である。この実施例は、車載台2の中が第一の実施例の流し器4および排出 溝5を兼ねた構造になっている。つまり、整備する車両のタイヤの下に位置する 部分の車載台2のそれぞれには、車載面2aを兼ねた蓋2dが設けられており、 これらの蓋2dを開くと、車載台2の中には車載台2の巾一杯で、かつ前後方向 に長手の流し器40が、その中央に向かって傾斜をもって設けられている。
【0022】 これらの流し器40の中央底部は、図示しない導管を介して排出管50に接続 されており、さらにこの排出管50はホース5bに接続されていて、流し器40 へ流し出された粉塵等を含む洗浄水を、ホース5bおよび排水管5cを通して図 示しない排水溝に排出するようになっている。
【0023】 ブレーキ関係の整備が行われない通常時には、蓋2dは流し器40の上、つま り、車載台2を閉じて車載面2aとして使用される。このように流し器40を閉 じた場合は、蓋2dの上を車両が通過できるようになっている。この蓋2cは車 載腕2の上を水平に引き出すようにして開く構造であり、整備作業のため蓋2d を開く際に、車両を必要以上に持上げないで良いようにしている。 他の構造は第一の実施例と同様であるので説明を省略する。
【0024】 この実施例によれば、車載腕2自体が流し器40を兼ねるような構造であるの で構成が簡単であるばかりでなく、流し器40としての深さも比較的深くとれる ので、洗浄作業が容易になる。 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変更しない範 囲で変形して実施できる。
【0025】
【考案の効果】
この考案によれば、整備や洗浄に際して発生する粉塵等および洗浄水を周囲に 飛散させることなく、受容手段内に集め、粉塵等を洗浄水とともに外部に排出さ せることができる。 また、整備する部分位置に対応させて移動可能に構成することにより、効率よ く粉塵等および洗浄水を収容できる。 さらに、受容手段が閉状態にあるときは蓋手段の上を被整備車両の通過が可能 であるように構成することで、装置全体の構成を簡易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一の実施例の構造を示す斜視図。
【図2】第二の実施例の構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1……メインリフト 2……車載台 2a…車載面 2
b…油圧ポスト 2c…収納棚 2d…蓋 3……デーブルリフト 3a…油圧ポスト 4……流し器 4a…止水壁 4
b…導水板 5……排出溝 5a…導管 5
b…ホース 5c…排水管 6……ホースリール 7……ジャバラ 8
……ボックス 40…流し器 50…排出管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインリフトとサブリフトを有するドライ
    ブオン型の車両整備装置において、 洗浄水および粉塵等を受けるため被整備車両の整備部分
    に近い下位置に設けられる受容手段と、この受容手段で
    受けた洗浄水および粉塵等を所定の外部に排出する排出
    手段とを備えたことを特徴とする車両整備装置。
  2. 【請求項2】上記受容手段は上記整備部分の位置に対応
    して移動可能であることを特徴とする請求項1記載の車
    両整備装置。
  3. 【請求項3】上記受容手段の上部を開閉する蓋手段を有
    し、この蓋手段は受容手段を閉状態にするとき、蓋手段
    の上を被整備車両の通過が可能であるように閉じること
    を特徴とした請求項1記載の車両整備装置。
JP1991064787U 1991-08-15 1991-08-15 車両整備装置 Expired - Lifetime JP2527306Y2 (ja)

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JPH0653340U true JPH0653340U (ja) 1994-07-19
JP2527306Y2 JP2527306Y2 (ja) 1997-02-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076632A1 (ko) * 2014-11-11 2016-05-19 최경숙 실린더 매립형 차량용 리프트장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS544795U (ja) * 1977-06-13 1979-01-12
JPS63186915U (ja) * 1987-05-25 1988-11-30

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JP2527306Y2 (ja) 1997-02-26

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