JPH0653220U - レジスタの小物落下防止構造 - Google Patents

レジスタの小物落下防止構造

Info

Publication number
JPH0653220U
JPH0653220U JP9353992U JP9353992U JPH0653220U JP H0653220 U JPH0653220 U JP H0653220U JP 9353992 U JP9353992 U JP 9353992U JP 9353992 U JP9353992 U JP 9353992U JP H0653220 U JPH0653220 U JP H0653220U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
register
stopper
bezel
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9353992U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2580608Y2 (ja
Inventor
義男 池田
Original Assignee
和光化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 和光化成工業株式会社 filed Critical 和光化成工業株式会社
Priority to JP1992093539U priority Critical patent/JP2580608Y2/ja
Publication of JPH0653220U publication Critical patent/JPH0653220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580608Y2 publication Critical patent/JP2580608Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスタ内に小物等がはいってもダクト側へ
の落下を防止することができ、かつバレルの回動の規制
を兼用する。 【構成】 ベゼルに回動可能に嵌合されるバレルの後部
側に小物等の通過を不能とする格子状目を有し、かつそ
の中心近傍に突出されて空気導入口に接触して同バレル
の回動を規制するストッパーを有するストッパー部材を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両に付設される空調装置におけるレジスタの小物落下防止構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両に付設される空調装置におけるレジスタの構造としては図 7ないし図9に示すものがある。この図9に示すレジスタ1の断面図において、 ベゼル2は所定の幅を有する円筒状に形成され、その内径部3は中心より所定の 径で球面状に形成されている。このベゼル2にはバレル4が回動可能に嵌込まれ ている。このバレル4は前部材5と後部材6との合せ型に形成され、同バレル4 の外周部7はベゼル2の内径部3に倣う球面状に形成されて同外周部7と内径部 3との間に所定の間隔を有するように形成されている。また、前部材5には把持 部材8が回動可能に取付けられている。
【0003】 把持部材8は前部材5の内径部に回動可能に取付けられるリング体9とこのリ ング体9に図示のように120度間隔で中心より三つ又状の把持部10が形成さ れ、この把持部10の中心部には内側に向って作動傘歯車11が取付けられると ともに、この作動傘歯車11の中心には軸ピン12が突出形成され、この軸ピン 12には120度間隔で支軸14を突出した支持部材13が回転可能に取付けら れている。このように取付けられた支持部材13とバレル4の内径部との間には 例えば3枚のダンパー羽根15が取付けられている。
【0004】 このダンパー羽根15はほぼ120度の扇形状に形成され、その所定の位置に は羽根軸16が形成され、この羽根軸16の扇形状の外側の軸部17はバレル4 の合せ部の120度間隔位置に形成された軸受部に回動可能に嵌込まれるととも に、同羽根軸16の内側には作動傘歯車9と噛み合い連繋する従動傘歯車18が 形成され、この従動傘歯車18の中心には支持部材13の支軸14と回転可能に 嵌合する凹部が形成されて支持部材13とバレル4の内径部との間に枢着されて いる。このように設けられたバレル4は把持部材8を一方向へ回動するとこの作 動傘歯車11は一体に回転され、これと噛合い連繋された従動傘歯車18を介し てダンパー羽根15は羽根軸16を中心として回動されて例えば同バレル4の内 径部を遮蔽し、また、把持部材8を他方向へ回動することで開口するように設け られている。
【0005】 このように形成されたバレル4はベゼル2の内径部3に回動可能に嵌込まれる とともに、このベゼル2の内径部3には荷重出しのためフエルト19が貼着され ている。また、ベゼル2には略筒状のリテーナ20が嵌着され、このリテーナ2 0の導入口21の直径方向にはその中心に図示バレル4に指向して所定の長さで 突出するストッパー23を突出したストッパー部材22が形成されている。この ように設けられたレジスタ1はバレル4を回動するとその後縁4bがストッパー 23と接触してその回動範囲を規制するように設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このレジスタ1においてはその吹出し口4a側には三つ又状の 把持部10が設けられ、また、導入口21側にはリテーナ20の直径方向にスト ッパー部材22を有するものであるから、その吹出し口4aと三つ又状の把持部 10との間および導入口21とストッパー部材22との間にはコインやこれと同 程度の大きさの小物等が通過できる空間があるため、レジスタ1内に小物等が入 った場合、ダクト側へ落下してしまい、この結果、送風源であるブロアを損傷す る恐れがあり、また、ダクトの途中で落下物が止まった時、走行中の振動により 異音を発生する問題点があった。
【0007】 本考案は、上記従来の問題点を解消すべくなされたもので、レジスタ内に小物 等がはいってもダクト側への落下を防止することができ、かつバレルの回動の規 制を兼用する構成のレジスタの小物落下防止構造を提供することを目的とするも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術課題を解決するため、ベゼルに回動可能に嵌合されるバレ ルの後部側に小物等の通過を不能とする格子状目を有し、かつその中心近傍に突 出されて空気導入口に接触して同バレルの回動を規制するストッパーを有するス トッパー部材を形成する構成としたレジスタの小物落下防止構造に存する。
【0009】
【作用】
上記構成としたことにより、レジスタ内に入った小物等のダクト側への落下を 阻止し、同バレルの回動を規制する。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると、図1はレジスタ31 の斜視図、図2は同じく正面図、図3は断面図、図4は動作説明図であって、こ のレジスタ31は従来のレジスタ1とほぼ同じ構成に設けられているので、同位 の部材には同符号を付して説明する。
【0011】 このレジスタ31のベゼル2は従来と同様に所定の幅を有する円筒状に形成さ れ、その内径部3は中心より所定の径で球面状に形成されている。このベゼル2 にはバレル32が回動可能に嵌込まれている。このバレル32は前部材33と後 部材34との合せ型に形成され、同バレル32の外周部35はベゼル2の内径部 3に倣う球面状に形成されて同外周部35とベゼル2の内径部3との間に所定の 間隔を有するように形成されている。また、前部材33には従来と同様の把持部 材8が回動可能に取付けられている。
【0012】 把持部材8は前部材33の内径部に回動可能に取付けられるリング体9とこの リング体9に図示のように120度間隔で中心より三つ又状の把持部10が形成 され、この把持部10の中心部には内側に向って作動傘歯車11が取付けられる とともに、この作動傘歯車11の中心には軸ピン12が突出形成され、この軸ピ ン12には120度間隔で支軸14を突出した支持部材13が回転可能に取付け られている。このように取付けられた支持部材13とバレル32の内径部との間 には例えば3枚のダンパー羽根15が取付けられている。
【0013】 このダンパー羽根15は従来とほぼ同様に形成されるもので、このダンパー羽 根15はほぼ120度の扇形状に形成され、その所定の位置には羽根軸16が形 成され、この羽根軸16の扇形状の外側の軸部17はバレル32の合せ部の12 0度間隔位置に形成された軸受部に回動可能に嵌込まれるとともに、同羽根軸1 6の内側には作動傘歯車9と噛み合い連繋する従動傘歯車18が形成され、この 従動傘歯車18の中心には支持部材13の支軸14と回転可能に嵌合する凹部が 形成されて支持部材13とバレル32の内径部との間に枢着されている。このよ うに設けられたバレル32は把持部材8を一方向へ回動すると、従来と同様にこ の作動傘歯車11は一体に回転され、これと噛合い連繋された従動傘歯車18を 介してダンパー羽根15は羽根軸16を中心として回動されて例えば同バレル3 2の内径部を遮蔽し、また、把持部材8を他方向へ回動することで開口するよう に設けられている。
【0014】 また、バレル32を構成する後部材34には図5および図6に示すようにスト ッパー部材36が一体に形成されている。このストッパー部材36は図3に示す ように、バレル32の内径部を開口してダンパー羽根15を送風流と平行な位置 にした状態で、後部材34の後縁の角度120度位置よりダンパー羽根15の外 側縁に倣って中心部で結合される三つ又状に湾曲状の支持片37が設けられ、こ の支持片37の結合中心には所定の長さでストッパー38が突設されている。ま た、この支持片37には同心状に連結片39a,39bが形成され、さらに、こ の連結片39a,39bおよび後部材34間には図示放射状に片40a,40b が設けられて、ストッパー部材36は略球面格子体に形成されている。なお、こ の略球面格子体の格子目の大きさはコイン等の小物が通過しない格子目に形成さ れ、また、支持片37,連結片39a,39bおよび片40a,40bの形状は 送風流に支承のない形状に形成されている。また、ベゼル2の後部側には従来の 導入口21側にストッパー部材27を省略したリテーナ20´が取り付けられて いる。
【0015】 上記のように構成されたレジスタ31においては、従来と同様に把持部材8を 一方向へ回動するとこの作動傘歯車11は一体に回転され、これと噛合い連繋さ れた従動傘歯車18を介してダンパー羽根15は羽根軸16を中心として回動さ れて例えば同バレル32の内径部を遮蔽し、また、把持部材8を他方向へ回動す ることで開口するように設けられている。また、この把持部材8を持ってベゼル 2に対しバレル32全体を回動してその吹出し口32aを任意の位置に設定する ことができるとともに、その角度範囲は図4に示すように同バレル32に形成し たストッパー部材36に突設したストッパー38がリテーナ20´の筒状の導入 口21と接触することでその角度範囲(回動範囲)が規制されるように設けられ ている。また、このストッパー部材36は略球面格子体形状に形成したものであ るから、三つ又状の把持部10より小物等がバレル32内に入ったとしても、こ のストッパー部材36によりダクト側への落下が阻止されてそれに起因する、ブ ロアの損傷および異音の発生を防止することができる。
【0016】 なお、上記実施例においてはストッパー部材36を略球面格子体形状に形成し て例示したが、これに限定するものではなく、送風流に支障のない範囲であれば 例えばハニカム形状等小物等を通過しないいかなる形状であってもよい。また、 上記実施例においてストッパー部材36のストッパー38を三つ又形状の支持片 37の結合中心に突設するように例示したが、これに限定するものではなく、例 えば図7に示すように所定の径(本例では連結片39aとほぼ同位置に例示した )のリング状のストッパー38´を設ける構成としてもよい。なお、この場合リ ング状のストッパー38´の径を変更することでバレル32の回動範囲を変更す ることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、上記したようにベゼルに回動可能に嵌合されるバレルの後部側に小 物等の通過を不能とする格子状目を有し、かつその中心近傍に突出されて空気導 入口に接触して同バレルの回動を規制するストッパーを有するストッパー部材を 形成する構成としたことにより、ベゼルに対しバレル全体を回動してその吹出し 口を任意の位置に設定することができるとともに、その角度範囲は同バレルに形 成したストッパー部材に突設したストッパーがリテーナの筒状の導入口に接触す ることでその角度範囲(回動範囲)が規制され、また、このストッパー部材は格 子形状に形成したものであるから、小物等がバレル内に入ったとしても、このス トッパー部材によりダクト側への落下が阻止されてそれに起因する、ブロアの損 傷および異音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジスタの斜視図である。
【図2】レジスタの正面図である。
【図3】レジスタの断面図である。
【図4】レジスタの動作説明図である。
【図5】バレルの後部材にストッパー部材を形成した正
面図である。
【図6】同じく斜視図である。
【図7】ストッパー部材の他の態様を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のレジスタの斜視図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】同じく断面図である。
【符号の説明】
2ベゼル 31 レジスタ 32 バレル 34 後部材 36 ストッパー部材 38 ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等に付設される空調装置のレジスタ
    であって、ベゼルに回動可能に嵌合されるバレルの後部
    側に小物等の通過を不能とする格子状目を有し、かつそ
    の中心近傍に突出されて空気導入口に接触して同バレル
    の回動を規制するストッパーを有するストッパー部材を
    形成する構成としたレジスタの小物落下防止構造。
JP1992093539U 1992-12-28 1992-12-28 レジスタの小物落下防止構造 Expired - Lifetime JP2580608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992093539U JP2580608Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 レジスタの小物落下防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992093539U JP2580608Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 レジスタの小物落下防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0653220U true JPH0653220U (ja) 1994-07-19
JP2580608Y2 JP2580608Y2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=14085084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992093539U Expired - Lifetime JP2580608Y2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 レジスタの小物落下防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580608Y2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042679A (ko) * 2002-11-15 2004-05-20 현대모비스 주식회사 자동차용 에어벤트
WO2014024788A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 豊和化成株式会社 レジスタ
JP2014091377A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Howa Kasei Kk レジスタ
WO2014203545A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 豊和化成株式会社 レジスタ
WO2014208146A1 (ja) * 2013-06-24 2014-12-31 豊和化成株式会社 レジスタ
JP2015031494A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 豊和化成株式会社 レジスタ
US10343493B2 (en) 2015-08-04 2019-07-09 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air conditioning round register

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61169330U (ja) * 1985-04-04 1986-10-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61169330U (ja) * 1985-04-04 1986-10-21

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042679A (ko) * 2002-11-15 2004-05-20 현대모비스 주식회사 자동차용 에어벤트
CN104520124A (zh) * 2012-08-08 2015-04-15 丰和化成株式会社 通风装置
WO2014024788A1 (ja) * 2012-08-08 2014-02-13 豊和化成株式会社 レジスタ
JP2014034280A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Howa Kasei Kk レジスタ
EP2883724A4 (en) * 2012-08-08 2016-01-13 Howa Plastics Co Ltd REGISTER
EP2883724A1 (en) * 2012-08-08 2015-06-17 Howa Plastics Co., Ltd. Register
JP2014091377A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Howa Kasei Kk レジスタ
WO2014203545A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 豊和化成株式会社 レジスタ
JP5980426B2 (ja) * 2013-06-21 2016-08-31 豊和化成株式会社 レジスタ
WO2014208146A1 (ja) * 2013-06-24 2014-12-31 豊和化成株式会社 レジスタ
JP5928932B2 (ja) * 2013-06-24 2016-06-01 豊和化成株式会社 レジスタ
JP2015031494A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 豊和化成株式会社 レジスタ
US10343493B2 (en) 2015-08-04 2019-07-09 Toyoda Gosei Co., Ltd. Air conditioning round register

Also Published As

Publication number Publication date
JP2580608Y2 (ja) 1998-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0653220U (ja) レジスタの小物落下防止構造
US3701311A (en) Louver construction
JP6097137B2 (ja) レジスタ
JP4048059B2 (ja) 逆止弁
JPS62217036A (ja) ストツカ
CN207226055U (zh) 运载装置
JPH0217366Y2 (ja)
TWI660794B (zh) 風扇罩防沾塵拍動裝置
JP2585889Y2 (ja) 空気調和機
JP2000016051A (ja) 車両空調用遠心式送風機
CN110030716A (zh) 壳体组件、立式空调室内机及立式空调器
JP3151594B2 (ja) 自動車用レジスタ
JPS63119827A (ja) 空気調和機におけるエア−フイルタ−の清浄装置
JPH0444989Y2 (ja)
JP2585535Y2 (ja) 風量調節装置
JPS5940992Y2 (ja) エア−ツ−ル用キヤツプ
JP2017193235A (ja) レジスタ
JP2015151052A (ja) 丸型レジスタ
JP3508461B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JPS61145396A (ja) 天井扇風機
GB1564551A (en) Air vent for heating or ventilating system
JP3176314B2 (ja) ノズルの装着機構及び送風装置
JPS5824109Y2 (ja) 換気扇
JPS6032116U (ja) 車両用空気調和装置における吹出口装置
JPH07259822A (ja) 回動体の支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080626

Year of fee payment: 10