JPH06523Y2 - ドアロック装置のコントロール装置 - Google Patents

ドアロック装置のコントロール装置

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JPH06523Y2
JPH06523Y2 JP17166887U JP17166887U JPH06523Y2 JP H06523 Y2 JPH06523 Y2 JP H06523Y2 JP 17166887 U JP17166887 U JP 17166887U JP 17166887 U JP17166887 U JP 17166887U JP H06523 Y2 JPH06523 Y2 JP H06523Y2
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lever
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lock
opener
locking
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JP17166887U
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Inventor
泰弘 羽柴
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白木金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、車両用のドア施錠に用いられるドアロック装
置を、ロック状態とロック解除状態にコントロールする
ドアロック装置のコントロール装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 この種のコントロール装置として従来では、第3図に示
すものが提案されている。例えば車体側に固定されるベ
ース1上には、リッド等の他方に固定されるドアロック
装置に連動するロック解除レバー2と、ロック解除ハン
ドルに連動するオープナーレバー3とが共通軸4で同軸
に枢着され、相対回動可能になっている。共通軸4には
トーションばね9が装着され、その一端はベース1側
に、他端はオープナーレバー3の係合する係合片3aに
掛け止めされている。この係合片3aはロック解除レバ
ー2と係合する。したがって、オープナーレバー3は、
このトーションばね9によって時計方向に回動付勢さ
れ、係合片3aによって回動規制されている。ロック解
除レバー2のガイド長孔2aにはコントロールピン5が
摺動可能に嵌められ、このコントロールピン5の一端部
は、L字状の屈曲連動孔6に嵌められている。この屈曲
連動孔6は、連動部6aと逃げ部6bよりなる。したが
って、ロック解除レバー2は、コントロールピン5が連
動部6aに位置するときオープナーレバー3の反時計方
向回動に連動して同方向に回動する。このロック解除レ
バー2の反時計方向回動が、ロック解除方向である。ま
た、コントロールピン5が逃げ部6bに位置するとき
は、オープナーレバー3だけがロック解除方向に空振り
回動する。
他方、このベース1上には、さらに、キー装置によって
コントロールピン5をロック位置とアンロック位置とに
切換えるロッキングレバー7が軸7aで回動可能に枢着
されている。ロック位置は、コントロールピン5が連動
屈曲孔6の逃げ孔6bに嵌まる位置、アンロック位置は
該ピン5が連動部6aに嵌まる位置である。
したがって、このコントロール装置によると、ロッキン
グレバー7をアンロック位置に回動させた状態におい
て、オープナーレバー3をロック解除方向に回動させる
と、これと一体になってロック解除レバー2が同方向に
回動してドアロック装置を解錠する。これに対し、ロッ
キングレバー7をロック位置に回動すると、オープナー
レバー3だけが空振り回動して、ロック解除ハンドル2
は動かず、したがって、ドアロック装置のロック状態が
維持される。
ところで、ベース1上に共通軸4で相対回動可能に枢着
されたロック解除レバー2とオープナーレバー3は、第
4図に示すように、ヒンジ部で相互に接触しており、オ
ープナーレバー3の空振り回動時に、この接触部分こじ
り力が発生すると、ロック状態にも拘らず、ロック解除
レバー2をも一緒に回動させてしまい、ドアロック装置
を解錠させることが起こる。
そのため、従来装置では、ロック解除レバー2側とベー
ス1側との間に別のばね8を掛け渡し、このばね8によ
ってロック解除レバー2のロック解除方向への回動を阻
止している。
しかしながら、別体としてのばね8を別途設けると、機
構的に大掛りで複雑となり、コストアップの要因ともな
る。
「考案の目的」 したがって本考案は、ばねの補助力を利用しなくても、
オープナーレバーの空振り回動時には、ロック解除レバ
ーのロック解除方向への回動を確実に阻止することがで
き、機構的にも簡易なドアロック装置のコントロール装
置を得ることを目的とする。
「考案の概要」 上記目的を達成する本考案は、ロッキングレバーとロッ
ク解除レバーとに、ロッキングレバーのロック回動位置
において互いに係合し、ロック解除レバーのロック解除
方向の回動を機械的に阻止する回動規制部をそれぞれ設
けたことを特徴とする。
「考案の実施例」 以下、図示実施例について本考案を説明する。
ベース11は、例えば車体側に固定されるもので、この
上には、共通軸12によってロック解除レバー21とそ
の下のオープナーレバー31が同軸に、かつ相対回動可
能に枢着されている。
共通軸12には、トーションばね13が装着されてい
る。このトーションばね13は、一端がベース11上に
起立形成された回動規制片14に、他端がオープナーレ
バー31に起立形成された回動規制片32にそれぞれ掛
けられて、オープナーレバー31に、第1図の時計方向
の回動付勢を与えている。そして、この回動規制片14
と32の間に、ロック解除レバー21の連動アーム22
が位置している。オープナーレバー31が図の時計方向
に回動するときには、回動規制片32と連動アーム22
との係合により、ロック解除レバー21が一体に回動
(復帰)する。
ロック解除レバー21は、共通軸12を中心に略直角方
向をなしていて、連動アーム22とガイドアーム23を
有する。連動アーム22は、操作ワイヤーWを介して、
図示しないドアロック装置に接続され、ロック解除レバ
ー21のロック解除方向(反時計方向)の回動に連動し
て、図示しないストライカに対する解錠を行なうもので
ある。また、ガイドアーム23は、図の左右方向にガイ
ド長孔24を有しており、このガイド長孔24には、コ
ントロールピン51が摺動可能に嵌められている。
オープナーレバー31は、押圧連動部33および逆L字
状に形成された屈曲連動孔34を有する。押圧連動部3
3は、ロック解除操作によって図の下方(第2図の矢印
方向)に押圧されるものである。屈曲連動孔34は、コ
ントロールピン51の一端部が嵌まるもので、ガイド長
孔24に平行な連動部34a、およびガイド長孔24と
略直交する逃げ部34bからなる。連動部34aは、こ
れにコントロールピン51が位置したとき、オープナー
レバー31とロック解除レバー21とを回動方向に一体
化して連動状態させるものである。また、逃げ部34b
は、コントロールピン51を逃がしてオープナーレバー
31の単独回動を許すものである。
さらに、ベース11上の別の位置には、軸15でロッキ
ングレバー41が回動可能に枢着されている。このロッ
キングレバー41は、回動先端がキーリンク42を介し
てキー装置43に接続されており、このキー装置43の
操作に連動して回動する。ロッキングレバー41は、ベ
ース11に起立形成された回動規制片16と係合する凹
部44を有しており、この凹部44と回動規制片16に
よってその回動角が規制されている。また、ロッキング
レバー41は、コントロールピン51の他端が嵌まる変
換孔45を有している。この変換孔45は、ロッキング
レバー41の回動によってコントロールピン51を連動
部34aと逃げ部34bの間に摺動させるとともに、コ
ントロールピン51が逃げ部34bに位置しているとき
に、このコントロールピン51を逃がすもので、共通軸
12を中心として円弧状に形成されている。したがっ
て、ロッキングレバー41は、上記の規制された回動角
のなかで、コントロールピン51を連動部34aに位置
させるアンロック回動位置と、コントロールピン51を
逃げ部34bに位置させるロック回動位置とに回動す
る。なお、ロッキングレバー41とベース11との間に
はばね46が設けられている。このばね46は、ロッキ
ングレバー41をその回動方向に応じて両方の回動規制
位置に反対付勢するものである。
そして本考案は、ロック回動位置におけるロッキングレ
バー41とロック解除レバー21を互いに係合状態にす
るため、さらにロッキングレバー41には係合切欠き4
7が、また、ロック解除レバー21にはこの係合切欠き
47に係合する回動規制突起25が形成されている。上
記のように、コントロールピン51が連動屈曲孔34の
逃げ部34bに位置するとき、オープナーレバー31
は、ロック解除レバー21をロック解除方向へは回動さ
せず、単独で空振り回動するのであるが、オープナーレ
バー31はこのロック解除レバー21とヒンジ部におい
て接触状態にあるために、両者間に生じる摩擦力で、空
振り回動するはずのオープナーレバー31がロック解除
レバー21をもロック解除方向に誤回動させることがあ
る。そこで本考案は、ロッキングレバー41のロック回
動位置において、回動規制突起25と係合切欠き47を
相互に係合させ、摩擦力によるロック解除レバー21の
回動を機械的に阻止し、オープナーレバー31の空振り
回動を確実に行なわせている。
上記構成の本装置は次のように作動する。まず、ロック
位置にあるロッキングレバー41を、キー装置43を用
いてアンロック位置に回動させると、コントロールピン
51が屈曲連動孔34の連動部34aに入り込み、オー
プナーレバー31とロック解除レバー21は、このコン
トロールピン51によって連動する(第1図)。したが
って、この状態において、ロック解除ハンドルによりオ
ープナーレバー31の押圧連動部33を押圧変位させる
と、ロック解除レバー21がロック解除方向に一体に回
動する。よって、連動アーム22が操作ワイヤーWを引
いてドアロック装置のロックを解除する。このときコン
トロールピン51は、変換孔45内を移動する。
これに対し、ロッキングレバー41をロック位置に回動
させると、コントロールピン51が屈曲連動孔34の逃
げ部34bに入り、オープナーレバー31とロック解除
レバー21の連動状態が解除される。このとき、ロッキ
ングレバー41の係合切欠き47とロック解除レバー2
1の回動規制突起25が、第2図に示すように相互に係
合する。これでオープナーレバー31はロック状態とな
り、ロック解除ハンドルを作動させても、オープナーレ
バー31は、コントロールピン51を逃げ部34bに逃
がしながら空振り回動するだけで、ロック解除レバー2
1はロック解除方向に回動しない。すなわち、オープナ
ーレバー31とロック解除レバー21が接触するヒンジ
部で摩擦力が生じて、この摩擦力がロック解除レバー2
1を回動させようとしても、係合切欠き47と回動規制
突起25が相互に係合しているので、ロック解除レバー
21のロック解除方向への回動は確実に阻止される。し
たがって、オープナーレバー31がロック状態にあると
きには、ロック解除レバー21には誤動作が起こらず、
オープナーレバー31は確実に空振り回動してロック状
態を維持する。
なお、係合切欠き47と回動規制突起25はロック回動
位置におけるロック解除レバー21の回動規制を具体化
する一例であり、係合切欠き47をロック解除レバー2
1側に、回動規制突起25をロッキングレバー41側に
形成することもでき、その他、ロッキングレバー41と
ロック解除レバー21を相互に係合してロック解除レバ
ー21のロック解除方向の回動を機械的に阻止できる構
造のものであれば、上記構成に限らない。
「考案の効果」 以上のように本考案によれば、ロッキングレバーのロッ
ク回動位置では、ロッキングレバーとロック解除レバー
とが回動規制部によって相互に係合し、ロック解除レバ
ーのロック解除方向の回動が規制される。よって、オー
プナーレバーとロック解除レバーとが接触するヒンジ部
に摩擦力が働いても、オープナーレバーだけが確実に空
振り回動し、ロック解除レバーの誤回動を防止すること
ができる。また、回動規制部の相互係合だけで、ロック
時におけるロック解除レバーの誤回動を阻止するので、
機構的に簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるドアロック装置のコントロール装
置の実施例を示すもので、ロッキングレバーがアンロッ
ク位置にあるときの正面図、第2図は第1図の要部を示
すもので、ロッキングレバーがロック位置にあるときの
斜視図、第3図は従来のドアロック装置のコントロール
装置の斜視図、第4図は第3図のA−A線に沿う断面図
である。 11…ベース、12…共通軸、13…トーションばね、
14,16,32…回動規制片、21…ロック解除レバ
ー、22…連動アーム22、23…ガイドアーム、24
…ガイド長孔、25…回動規制突起、31…オープナー
レバー、33…押圧連動部、34…屈曲連動孔、41…
ロッキングレバー、43…キー装置、45…変換孔、4
7…係合切欠き、51…コントロールピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロック解除ハンドルに連動するオープナー
    レバーと、ドアロック装置に連動するロック解除レバー
    とを同軸にして相対回動可能にベース上に枢着するとと
    もに、このベース上にさらにロック位置とアンロック位
    置とに回動可能なロッキングレバーを枢着し、このロッ
    キングレバーのアンロック回動位置では、オープナーレ
    バーのロック解除方向の回動操作によってロック解除レ
    バーを一体に同方向に回動させ、ロック回動位置ではオ
    ープナーレバーのロック解除方向の回動操作に対してロ
    ック解除レバーを回動させないドアロック装置のコント
    ロール装置において、ロッキングレバーとロック解除レ
    バーとに、ロッキングレバーのロック回動位置において
    互いに係合し、ロック解除レバーのロック解除方向の回
    動を機械的に阻止する回動規制部をそれぞれ設けたこと
    を特徴とするドアロック装置のコントロール装置。
JP17166887U 1987-11-10 1987-11-10 ドアロック装置のコントロール装置 Expired - Lifetime JPH06523Y2 (ja)

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JPH0175566U JPH0175566U (ja) 1989-05-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5276936B2 (ja) * 2008-09-16 2013-08-28 株式会社ホンダロック 車両用ドアロック装置

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