JPH065224U - タッチスイッチ装置 - Google Patents

タッチスイッチ装置

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JPH065224U
JPH065224U JP3165793U JP3165793U JPH065224U JP H065224 U JPH065224 U JP H065224U JP 3165793 U JP3165793 U JP 3165793U JP 3165793 U JP3165793 U JP 3165793U JP H065224 U JPH065224 U JP H065224U
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switch
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亘 吉沢
正 芝
功一 図書
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大同ほくさん株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発振回路部、スイッチ出力回路部、検出回路
部等を含むタッチスイッチ用の回路系において、これの
適所に基準出力回路部を備えることで高度の信頼性が得
られるタッチスイッチ装置を提供する。 【構成】 発振回路部10と、人体がタッチスイッチ6
2に接触したときスイッチ出力を発生させるためのスイ
ッチ出力回路部60と、スイッチ出力と比較すべき基準
出力を発生させるための基準出力回路部40と、人体の
タッチスイッチ接触を示す検出信号を出力するための検
出回路部70とを備えている。 【効果】 人体がタッチスイッチ62に接触したか否か
を検出するとき、人体の抵抗分によるスイッチ出力の低
下、人体の容量分によるスイッチ出力の位相のずれを検
出要素とし、これと基準出力との差を大きくして検出レ
ベルを高くするから、タッチスイッチの誤作動が起りが
たく、信頼性が高まる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は人体の接触を検出するためのタッチスイッチ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、メカニカルスイッチ、圧力スイッチなどは、接点の接触、非接 触により開閉される。 この種のスイッチは、たとえば、多湿な環境、水回り場所において、接点の腐 食、濡れに起因した接触不良、誤作動などが起こりがちであり、その対策のため に防水構造を要することが少なくない。
【0003】 これに代わるものとして、接点をもたないタッチスイッチがすでに提供されて いる。 タッチスイッチに関する先行技術ないし公知技術は、特公昭52−22112 号公報、その他多くの文献にみられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来にみられるタッチスイッチの多くは、回路系とタッチスイッチとを直接接 続するもので、主として、人体のハム(雑音)をとらえる方式である。 この方式のタッチスイッチは、ハム(雑音)が使用状況によって変りやすく不 安定であるために、入力インピーダンスを高くしたり増巾度を大きくとる必要を 生じ、しかも、ノイズの影響を受けやすいために、誤動作したり回路系の破壊も 惹き起す。
【0005】 ちなみに、既述の特許公報に開示されたタッチスイッチでは、周波数の安定性 を高めるために装置が複雑かつ高価となる欠点、これに用いられるトランジスタ が周囲温度に影響されて発振周波数が変化する欠点などを改善しているが、この 公知例の場合、人体がタッチスイッチに接触した際の出力レベルを高めてより確 実なスイッチ動作を期するための工夫がみられない。
【0006】 本考案はかかる技術的課題に鑑み、発振回路部、スイッチ出力回路部、検出回 路部などを含むタッチスイッチ用の回路系において、これの適所に基準出力回路 部を備えることにより、高度の信頼性が得られるタッチスイッチ装置を提供しよ うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るタッチスイッチ装置は所期の目的を達成するために、発振器を含 む発振回路部を備えていること、および、タッチスイッチと抵抗とコンデンサと を含み、人体がタッチスイッチに接触したときに人体の抵抗分により出力が変化 して、人体の容量分により位相のずれたスイッチ出力を発生させるためのスイッ チ出力回路部を備えていること、および、人体がタッチスイッチに接触していな いときのスイッチ出力回路部の抵抗分、容量分と同一の値をもつ抵抗、コンデン サを含み、スイッチ出力と比較すべき基準出力を発生させるための基準出力回路 部を備えていること、および、スイッチ出力回路部からのスイッチ出力と基準出 力回路部からの基準出力とを比較するためのコンパレータを含み、スイッチ出力 と基準出力との差が一定値を越えたときに、人体がタッチスイッチに接触したこ とを示す検出信号を出力するための検出回路部を備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
基準出力回路部は、人体のタッチスイッチへの接触、非接触にかかわらず、一 定の基準出力を保持する。 これに対し、スイッチ出力回路部は、人体がタッチスイッチに接触していない とき、そのスイッチ出力が基準出力と等しくなり、人体がタッチスイッチに接触 したとき、人体の抵抗分により出力が低下し、人体の容量分により出力の位相が ずれるために、そのスイッチ出力が基準出力よりも低下する。
【0009】 したがって、発振回路部を介して各回路部を稼働させた状態において、人体が タッチスイッチに接触していないとき、スイッチ出力と基準出力とが等しくなる ために、当該両出力を受けてこれらを比較演算する検出回路部は、人体がタッチ スイッチに接触したとの検出信号を出さず、かつ、人体がタッチスイッチに接触 したとき、スイッチ出力と基準出力とが等しくならないために、前記検出回路部 は、人体がタッチスイッチに接触したとの検出信号を出す。
【0010】 このような出力差を検出出力とするとき、二つの要素(スイッチ出力の変化、 位相のずれ)を利用するために、出力レベルをきわめて大きくなり、ゆえに、人 体のタッチスイッチへの接触を確実にとらえることができ、ノイズ等による誤動 作もなくなる。しかも、検出出力レベレを高くすることができるので、回路系の インピーダンスを低く抑えても、充分機能し回路系を破壊することがない。
【0011】
【実施例】
本考案に係るタッチスイッチ装置を、図1に示された一実施例に基づいて説明 する。
【0012】 図1において、発振回路部10は発振器11と増幅器12とを含んでいる。 図1において、抵抗20はスイッチ出力回路部60のインピーダンス整合用の ものであり、抵抗30は抵抗20と同じ抵抗値を有する。 図1において、基準出力回路部40は、抵抗41とコンデンサ42とを含み、 抵抗41がグラウンド44に接地され、コンデンサ42がグラウンド(回路系共 通電位線)43に接地されている。 この基準出力回路部40は、人体がスイッチ出力回路部60のタッチスイッチ 62に非接触ときのスイッチ出力回路部と等価である。 図1において、絶縁トランス50は、一次側がグラウンド52に接地され、二 次側にアース51を有する。 この絶縁トランス50は、人体および回路保護を目的として、タッチスイッチ 62を含むスイッチ出力回路部60と電源を含む発振回路部10とを隔離する。 図1において、スイッチ出力回路部60は、同軸ケーブルまたはシールドケー ブル61、抵抗631 とコンデンサ632 とを有するタッチ用回路63を含み、 かつ、抵抗631 用のアース634 、コンデンサ632 用のアース635 をも含 んでいる。 スイッチ出力回路部60におけるタッチスイッチ62側の配線は、一定容量の ケーブルからなるのが望ましい。 図1において、検出回路部70は、差動増幅器71、整流器72、コンパレー タ73を含んでいる。
【0013】 本考案に係るタッチスイッチ装置は、図1を参照して、これは以下のように動 作する。
【0014】 発振のとき、発振回路部10からの出力が抵抗20、30を介して基準出力回 路部40、スイッチ出力回路部60に伝達され、検出、発信に際して、基準出力 Sおよびスイッチ出力Cが、検出回路部70の差動増幅器71に入力され、当該 検出回路部70において両出力の差D1 が整流器72により直流の検出出力D2 となってコンパレータ73へ入力される。
【0015】 コンパレータ73は、これに基準となる動作レベルAが設定されており、この Aと入力された検出レベルD2 とを比較し、D2 >Aのとき、すなわち、タッチ スイッチ62に入力があったとき、図示しない制御部に検出信号を発信して、そ の制御部を作動させる。
【0016】 基準出力回路部40の場合、絶縁トランス50とタッチスイッチ62との間 が、一定長さの同軸ケーブル(シールドケーブル)61により接続されるので、 スイッチ出力回路部60の配線の状況にかかわりなく、外部環境に起因して変動 することのない一定の抵抗分、容量分が生ずる。 基準出力回路部40の抵抗および容量は、これらと同一の値をもつ抵抗分、容 量分のものが併列に設けられる。 したがって、タッチスイッチ62に入力がないとき、前記設定により、検出回 路部70ヘ入力される基準出力S、スイッチ出力Cは同一レベルとなり、両出力 の差すなわち検出出力D2 がゼロであるから、検出信号は発信されない。
【0017】 タッチスイッチ入力があるとき、すなわち、人体がタッチスイッチ62に接触 したとき、スイッチ出力回路部60においては、タッチスイッチ62と各アース 634 、635 との間に、人体がもつ抵抗分、容量分と等価なタッチ用回路63 が生ずる。 この際の抵抗分により、スイッチ出力回路部60のスイッチ出力が低下し、こ の際の容量分により、該スイッチ出力の位相にずれが生じる。
【0018】 前記抵抗分によるスイッチ出力の低下を示した図2(a)において、斜線部 分D1 は、1サイクル分における基準出力Sとスイッチ出力Cとの差である。 図2(b)は、前記スイッチ出力の低下に、さらに90°の位相のずれが生じ た状態を示す。 この位相のずれにより、両出力S、Cの差D1 は、位相が同期しているときよ りも大きくなる。 図2(c)を参照して明らかなように、当該D1 は位相のずれが180°のと きに最大となる。 したがって、人体がタッチスイッチ62に接触したとき、これら基準出力S、 スイッチ出力Cに基づくD2 >Aが検出回路部70において検出され、検出回路 部70から所定の検出信号が発信される。
【0019】 このように、基準出力Sとスイッチ出力Cとの差が大きいほど、すなわち、検 出出力D1 のレベルが高いほど、タッチスイッチ作動を確実にとらえることがで き、誤動作が起りがたい。 また、検出レベルD2 が高出力であるために動作レベルを高く設定することが でき、仮に外部ノイズ等をひろったとしても、誤動作が起り難くなる。
【0020】
【考案の効果】 本考案に係るタッチスイッチ装置は、人体がタッチスイッチに接触したか否か を検出するとき、人体の抵抗分によるスイッチ出力の低下、人体の容量分による スイッチ出力の位相のずれを検出要素とし、これと基準出力との差を大きくして 検出レベルを高くするから、タッチスイッチの誤作動が起りがたく、信頼性が高 まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタッチスイッチ装置の一実施例を
示した回路図である。
【図2】本考案タッチスイッチ装置における各スイッチ
出力と基準出力との比較図である。
【図3】本考案タッチスイッチ装置のコンパレータに入
力される検出レベルの説明図である。
【符号の説明】
10 発振回路部 11 発振器 40 基準出力回路部 41 抵抗 42 コンデンサ(容量) 60 スイッチ出力回路部 62 タッチスイッチ 631 抵抗 632 コンデンサ(容量) 70 検出回路部 73 コンパレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振器を含む発振回路部を備えているこ
    と、および、タッチスイッチと抵抗とコンデンサとを含
    み、人体がタッチスイッチに接触したときに人体の抵抗
    分により出力が変化して、人体の容量分により位相のず
    れたスイッチ出力を発生させるためのスイッチ出力回路
    部を備えていること、および、人体がタッチスイッチに
    接触していないときのスイッチ出力回路部の抵抗分、容
    量分と同一の値をもつ抵抗、コンデンサを含み、スイッ
    チ出力と比較すべき基準出力を発生させるための基準出
    力回路部を備えていること、および、スイッチ出力回路
    部からのスイッチ出力と基準出力回路部からの基準出力
    とを比較するためのコンパレータを含み、スイッチ出力
    と基準出力との差が一定値を越えたときに、人体がタッ
    チスイッチに接触したことを示す検出信号を出力するた
    めの検出回路部を備えていることを特徴とするタッチス
    イッチ装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018005326A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、位置検出装置、及び半導体装置の制御方法

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JP2527822Y2 (ja) 1997-03-05

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