JPH0651747A - 文字パターン発生方法及び装置 - Google Patents

文字パターン発生方法及び装置

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JPH0651747A
JPH0651747A JP4206410A JP20641092A JPH0651747A JP H0651747 A JPH0651747 A JP H0651747A JP 4206410 A JP4206410 A JP 4206410A JP 20641092 A JP20641092 A JP 20641092A JP H0651747 A JPH0651747 A JP H0651747A
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character
resolution
contour line
contour
pattern
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JP4206410A
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Fumiko Fujii
文子 藤井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い解像度で出力する場合における文字の潰
れをなくし、可読性を向上して表示・出力できる文字パ
ターン発生方法及び装置を提供することにある。 【構成】 フォント記憶部103に文字フォント情報を
点座標の集合による輪郭で記憶しておき、このフォント
記憶部103に記憶された文字フォント情報を出力する
解像度に従って輪郭線を表すデータを作成する。この解
像度が所定の解像度よりも低いと判断されると、その輪
郭線が重複している箇所があるかどうかを判別し、その
判別された箇所の輪郭線を、その輪郭線の内側に移動し
た後、ビットマップに展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字フォントデータを
座標点の形で記憶し、そのフォントデータに従って文字
パターンを発生する文字パターン発生方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】文字フォントを記憶しておき、外部より
指示される文字コードに対応した文字パターンを発生す
る装置としては、例えばプリンタやディスプレイ等が一
般的である。このような装置に記憶されている文字フォ
ントとして、多彩な修飾を施した或いは多種のサイズの
文字を出力できるベクターフォントやアウトラインフォ
ント更にはスケーラブルフォントと呼ばれる文字フォン
トが記憶され、高品位な文字の印刷や表示を可能にして
いる。
【0003】このようなフォントデータは、基準となる
文字の輪郭を、その輪郭を構成する各座標点の絶対座標
として記憶しておき、表示・出力する文字の種類を示す
文字コードと、その出力サイズとが指示されると、指定
された文字の出力サイズに応じて拡大または縮小率を求
めている。そして、この拡大または縮小率に基づいてそ
の文字サイズに応じた文字輪郭を示す各座標点の座標値
を求め、その輪郭に基づいて文字パターンを求めるよう
にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、比較的大きなサイズの文字パターンを出力する
場合には問題ないが、例えばその文字パターンを画面に
表示する場合などのように、小さなサイズの文字を表示
・出力する場合には、以下に示す問題がある。即ち、最
終的に表示・出力されるべき指定された文字サイズのド
ットパターンの格子点に反映させるときに生ずる量子化
誤差や、漢字等のように複雑な形状の文字パターンにお
ける絶対的な空間の不足等に起因して、例えば図5の文
字「高」を出力する場合、解像度が高い場合には図6に
示すように表示・出力されるはずの文字パターンが、低
い解像度の場合には図7(A)に示すように、空いてい
るはずの空間がなくなった状態で表示・出力されること
になる。この状態は見た目には文字パターンの「潰れ」
となって表れ、文字の可読性を著しく低下させることに
なる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、低い解像度で出力する場合における文字の潰れをな
くし、可読性を向上して表示・出力できる文字パターン
発生方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文字パターン発生装置は以下の様な構成を備
える。即ち、文字フォント情報を点座標の集合による輪
郭で記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された文
字フォント情報を出力する解像度に従って輪郭線を表す
データを作成する輪郭線作成手段と、前記解像度が所定
の解像度よりも低いかどうかを判断する判断手段と、前
記判断手段により解像度が低いと判断されると、前記輪
郭線が重複している箇所があるかどうかを判別する判別
手段と、前判別手段により判別された箇所の輪郭線を前
記輪郭線の内側に移動した後、ビットマップに展開する
展開手段とを有する。
【0007】上記目的を達成するために本発明の文字パ
ターン発生方法は以下の様な工程を備える。即ち、文字
フォント情報を出力する解像度に従って輪郭線を表すデ
ータを作成する工程と、文字パターンを出力する解像度
が所定の解像度よりも低いかどうかを判断する工程と、
その解像度が低いと判断されると、前記輪郭線が重複し
ている箇所があるかどうかを判別する工程と、その判別
された箇所の輪郭線を前記輪郭線の内側に移動した後、
ビットマップに展開する工程とを有する。
【0008】
【作用】以上の構成により、入力した対応する文字コー
ドに対応するフォント情報を記憶手段より読出し、その
フォント情報より文字パターンを作成する際、文字フォ
ント情報を出力する解像度に従って輪郭線を表すデータ
を作成し、その解像度が所定の解像度よりも低いかどう
かを判断し、その解像度が低いと判断されると、輪郭線
が重複している箇所があるかどうかを判別し、その判別
された箇所の輪郭線を、その輪郭線の内側に移動した
後、ビットマップに展開する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。 [文字パターン発生装置の説明(図1)]図1は本発明
の第1実施例の文字パターン発生装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【0010】図1において、101は入力部で、例えば
図示しないホストコンピュータ等の外部機器等より出力
対象の文字コード信号やパターン発生命令等を入力す
る。この入力部101は、バッファやフリップフロップ
等を有する入力信号を保持するための回路などを含んで
いる。102は処理部で、入力部101を介して入力さ
れる文字コード信号やパターン発生命令等に従つて、指
定されたサイズ及び書体の文字パターンを発生させてい
る。この処理部は、例えばマイクロプロセッサ等の中央
演算処理装置(CPU)13、CPU13の制御プログ
ラムや各種データを記憶しているROM14及びCPU
13のワークエリアとして使用されるRAM15等を備
えており、このRAM15には、その文字パターンの出
力先の解像度が、所定の解像度より小さいかどうかの判
断結果を記憶する解像度フラグ16等が設けられてい
る。
【0011】103はフォント記憶部で、文字コードに
対応するメモリアドレスに、点座標の集合であるその文
字の輪郭形状からなる文字パターン情報及び文字属性情
報など記憶している。この記憶部103は、例えばハー
ドディスクやフロッピィディスク、或いはリードオンリ
ーメモリ(ROM)等の不揮発性メモリで構成されてい
る。104は出力部で、処理部102により処理された
文字パターンを表示・出力しており、この出力部104
には信号保持回路や並直列変換回路、更にはプリンタや
ディスプレイ等の印刷部或いは表示部を備えている。
尚、これら入力部101、パターン情報記憶部103、
及び出力部104は処理部102により動作制御されて
いる。 [フォント記憶部103の説明 (図2,図3)]図3
(A)及び(B)は、フォント記憶部103のフォント
テーブル12の記憶内容例(図3(A))と、それに対
応するフォントパターンの一例(図3(B))を示す図
である。
【0012】例えば、図3(B)に示すような文字
“L”は、基準点A0の座標値(0,500)からA1
〜A5の順で示された文字“L”端点の座標値に基づい
て、ベクトル展開した値として表わされる。即ち、図3
(A)において、番号(No)は、図3(B)の各点A0
〜A5に対応しており、各番号に対応するx座標、y座
標は各点の座標値を示している。そして基準点A0のデ
ータ部分には開始フラグがセットされ、点A5(0,
0)には終了フラグがセットされている。
【0013】図2はフォント記憶部103のディレクト
リテーブル11のデータ例を示す図である。
【0014】図2において、文字コード(1〜5)をア
ドレスとする各メモリ領域に、その文字コードに対応す
る文字フォントが記憶されているフォントアドレスが記
憶されている。このフォントアドレスは、図3(A)に
示すフォントパターンが格納されたフォントテーブルの
メモリアドレスを指示している。即ち、文字コード
“1”のフォント情報は、フォントテーブル12の“1
000”番地より記憶されており、文字コード“2”の
フォント情報は、フォントテーブル12の“1350”
番地より記憶されていることがわかる。
【0015】以上の構成を備える第1実施例の文字パタ
ーン発生装置の動作を図4〜図9を参照して説明する。
【0016】図4は、第1実施例の文字パターン発生装
置における処理手順を示すフローチャートで、この処理
を実行する制御プログラムは、処理部102のROM1
4に記憶されており、CPU13の制御のもとに実行さ
れる。また、この処理は入力部101に入力された文字
コード信号やパターン発生命令などが、この入力部10
1を介して処理部102に入力されることにより開始さ
れる。以下、図5に示す文字「高」のパターン発生が指
示された場合について説明する。
【0017】まずステップS1で、入力部101よりデ
ータを入力し、ステップS2で入力データが文字コード
か否かを判定する。文字コードでない時はステップS1
2に進み、ビットマップ化したドットパターンをRAM
15に記憶したり、或いは表示部や印字部等で構成され
た出力部104に転送したりする通常制御を行って処理
を終了する。
【0018】一方、文字コードであればステップS3へ
進み、その入力された文字コードに基づいてフォント記
憶部103よりフォント情報を読出し、その読出したフ
ォント情報を輪郭線パターンに展開する。この処理をよ
り詳しく説明すると、入力した文字コードを基にディレ
クトリテーブル11を参照し、その文字コードのフォン
ト情報が記憶されているフォントテーブル12のアドレ
スを読み出し、そのフォント情報をフォントテーブル1
2より読出す。こうして読出したフォント情報を、指定
されたサイズに基づいて、処理部102のRAM15に
任意の大きさの文字パターンの輪郭形状として形成す
る。
【0019】次にステップS4で出力先の解像度が小さ
いかどうかを判断し、小さい場合には、以下に説明する
ステップS5〜S9の処理を行う。尚、ステップS3で
展開する解像度は任意の解像度であり、予め決定してお
いても、その都度入力或いは操作パネル等より指示され
る解像度であっても良い。また、出力先の解像度は、文
字コード信号等を入力部101より入力した段階で判断
し、その出力される解像度が小さい場合に解像度フラグ
16をオンしておくことにより、ステップS4で、その
フラグ16の内容を参照して判断しても良い。
【0020】その文字パターンの出力先の解像度が小さ
く、文字の「潰れ」が発生する可能性があるサイズの場
合はステップS5,S6に進み、独立した各輪郭線の直
線部分が重なりあっている部分があるかどうか調べ、重
複部分がある時はステップS6よりステップS7に進
み、ない時はステップS10に進む。この概念を図8及
び図9を参照して説明する。
【0021】図8はフォントテーブル12に記憶されて
いる文字「高」の一部分を図式化して表した図である。
また、図9(A)は、図8に示す部分をステップS3で
輪郭線パターンに展開した例を示す図である。即ち、図
8において、輪郭21aと輪郭22aとが本来離れてい
るにもかかわらず、パターン展開を行うエリアの制約
上、図9(A)に示すように、互いに接してしまってい
る。
【0022】よって、このような重複した箇所を特定で
きると次にステップS7に進み、輪郭線が互いに接して
いる直線部の長さを比較し、その比較した結果を基に、
ステップS8でより長い直線を持つ輪郭の外輪郭線を、
1ビット分だけ内輪郭線の方向へ移動させる。これを図
9で説明すると、図9(A)の輪郭21bの直線A1B
1と輪郭22bの直線C1,D1の長さを比較し、長い
ほうの直線A1,B1の外輪郭線全体を、内輪郭線方向
へ1ビット分、E1,F1で示す輪郭線位置まで移動す
る。この処理の結果、図9(B)に示すように、輪郭2
1bの外輪郭線が移動されて輪郭21cとなり、輪郭2
2cとの間の重複部分がなくなる。
【0023】次にステップS9に進み、ステップS8に
おいて処理の対象となった重複していた線分に、処理が
終了したことを示すサーチフラグをオンにする。このよ
うにステップS5〜S9で示された処理は、1文字内で
対象となる線分が見つからなくなるまで繰り返し行われ
る。こうして、1文字内で対象となる線分がなくなる
か、或いはステップS4で解像度が大きい場合はステッ
プS10に進み、輪郭パターンに展開されたデータの輪
郭内部の塗りつぶし処理が行われ、ビットマップ化され
る。そしてステップS11で、次の文字がなくなるまで
前述の処理が実行される。
【0024】図7は文字「高」を低解像度で表示・出力
した結果を示す図で、図7(A)は前述のステップS5
〜S9の処理を行わないで、即ち、重複部分を補正する
ことなくビットマップ化した場合の文字出力例を示して
おり、輪郭が接している部分が黒く「潰れ」ているのが
わかる。それに対し、図7(B)はステップS5〜S9
に示す処理を行ってビットマップ化した文字出力例を示
しており、同じ文字であっても、この場合には文字の
「潰れ」がなくなっていることが分かる。
【0025】以上説明したように第1実施例によれば、
小さなサイズの文字であっても、文字パターンが潰れる
ことなく、可読性の高い文字パターンを表出・出力する
ことができる。
【0026】次に、図10及び図11を参照して、本発
明の第2実施例を説明する。この実施例では、前述の図
4のステップS8では、長い方の輪郭線を有する外輪郭
線を内輪郭線方向へ移動していたのに対し、短い方の輪
郭線の外輪郭線を内輪郭線方向へ移動するものである。
【0027】図10は、この第2実施例を示すフローチ
ャートで、ステップS28以外のステップは、前述の図
4のフローチャートのステップS1〜S12に対応して
いるため、それらの説明を省略する。このステップS2
8の処理を図11を参照して説明する。
【0028】図11(A)はステップS23で輪郭線パ
ターンに展開した例を示している。ステップS26,S
27で、このパターンにおける重複している線分が特定
されるとステップS27に進み、輪郭線が互いに接して
いる直線部分の長さを比較し、その比較した結果を基
に、ステップS28でより短い直線を持つ輪郭線の外輪
郭線を1ビット分だけ内輪郭線の方向へ移動させる。即
ち、図11の場合では、図11(A)の輪郭21dの直
線A3,B3と輪郭22dの直線C3,D3の長さを比
較し、短いほうの直線C3,D3の外輪郭線(輪郭22
dの輪郭線)の全体を、図11(B)に示すように内輪
郭線方向へ1ビット分E4,F4で示す位置まで移動す
る。
【0029】以上説明したようにこの第2実施例によれ
ば、小さなサイズの文字であっても、文字パターンが潰
れることなく、可読性の高い文字を表出・出力すること
ができる。
【0030】次に、図12及び図13を参照して、本発
明の第3実施例を説明する。この実施例では、前述の図
4のステップS7に示す直線部分の長さの比較を行わ
ず、重複している線分の両方の輪郭線の外輪郭線を内輪
郭線方向へ移動させる。
【0031】図12は、この第3実施例を示すフローチ
ャートで、ステップS41〜S45とステップS48〜
S51は、前述の図4のフローチャートのステップS1
〜S6とステップS9〜12に対応しているため、それ
らの説明を省略する。
【0032】図13(A)はステップS43で輪郭線パ
ターンに展開した例を示す図である。ステップS46で
重複する線分を特定できるとステップS47に進み、そ
の重複している両方の線の輪郭21f,22fの外輪郭
線を1ビット分だけ内輪郭線の方向へ移動させる。即
ち、輪郭21fの外輪郭線A5,B5を内輪郭線方向へ
1ドットずらした位置E5,F5まで移動し、輪郭22
fの外輪郭線C5,D5も同様に内輪郭線方向へ1ドッ
トずらした位置G5,H5まで移動する。この処理の結
果、図13(B)に示すように、互いに重複していた2
つの輪郭21f,22fの外輪郭線が共に内側に移動さ
れ、その重複していた部分が重複しなくなる。
【0033】以上説明したようにこの第3実施例によれ
ば、小さなサイズの文字であっても、文字パターンが潰
れることなく、可読性の高い文字を表出・出力すること
ができる。
【0034】次に、図14及び図15を参照して、本発
明の第4実施例を説明する。この実施例では、前述の図
4のステップS8において、長い方の線分の外輪郭線全
体を内輪郭線の方向に移動していたが、ここでは短い方
の輪郭線の長さ分だけ、その長い方の線分を有している
輪郭線を内輪郭線の方向へ移動させるものである。
【0035】図15(A)はステップS63で輪郭線パ
ターンに展開したパターンの一部(重複部分)を示す図
である。ステップS65,S66で、この重複する線分
が特定されるとステップ67に進み、輪郭線が互いに接
している直線部分の長さを比較し、ステップS68で短
い方の線分の長さを求める。次にステップS69に進
み、より長い直線を持つ輪郭21hの外輪郭線を、短い
直線を持つ輪郭22hの輪郭線と重複している部分と、
その両端の1ビットを加えた分とを、内輪郭線の方向へ
1ビット分移動させる。
【0036】即ち、図15(A)において、輪郭21h
の直線A7,B7と輪郭22hの直線C7,D7の長さ
を比較し、長いほうの直線A7,B7の外輪郭線の(直
線C7,D7+両端の各1ビット)の長さG7,H7分
だけ、内輪郭線方向へ1ビット(I7,J7で示す位置
まで)移動する。この処理の結果、図15(B)に示す
ように、輪郭21hの該輪郭線が21iで示すように
“コ”の字型になって、輪郭22i(22h)との重複
部分が解消される。
【0037】以上説明したように第4実施例によれば、
小さなサイズの文字であっても、文字パターンが潰れる
ことなく、可読性の高い文字を表出・出力することがで
きる。
【0038】以上説明したように前述の実施例によれ
ば、アウトライン形式の文字データからドットパターン
に変換する際に、出力先の解像度が低く、文字を構成す
る線分間の空間が失われて線分同士が接触する場合、そ
の輪郭線部分を移動することにより出力される文字の
「潰れ」を防止し、可読性の高いドットパターンの文字
を出力できる効果がある。
【0039】図16は本発明の第5実施例の文字パター
ン発生装置の概略構成を示すブロック図で、前述の図1
と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略
する。
【0040】17は速度フラグで、入力部101より入
力された受信データにおいて、低速での文字パターンの
出力が指示されている場合にオンにセットされる。これ
により後述する図17のフローチャートにおいて、ステ
ップS84でこの速度フラグ17がオンかどうかを判別
することにより、展開された文字パターンが低速で出力
されるか、或いは高速で出力されるかが判定される。
【0041】図17はこの第5実施例の文字パターン発
生装置におけるパターン発生処理を示すフローチャート
で、ステップS84以外のステップS81〜ステップS
92は、前述の図4のフローチャートのステップS1〜
ステップS92(ステップS4を除く)と同じであるた
め、これらステップの処理の説明を省略する。
【0042】ステップS83で、入力された文字コード
に基づいてフォント記憶部103よりフォント情報を読
出し、その読出したフォント情報を輪郭線パターンに展
開する。この処理をより詳しく説明すると、入力した文
字コードを基にフォント記憶部103のディレクトリテ
ーブル11を参照して、その文字コードのフォント情報
が記憶されているフォントテーブル12のアドレスを読
み出し、そのフォント情報をフォントテーブル12より
読出す。こうして読出したフォント情報を、指定された
サイズに基づいて、処理部102のRAM15に任意の
大きさの文字パターンの輪郭形状として形成する。
【0043】次にステップS84で出力先の表示・出力
速度が低速かどうかを判断し、低速の場合には、以下の
ステップS85〜S89に示す処理を行う。尚、ステッ
プS84で判定される出力先の速度は、予め決定されて
前述の速度フラグ17に設定されていても良く、或いは
その都度入力或いは操作パネル等より指示される速度で
あっても良い。
【0044】以上説明したように第5実施例によれば、
出力部104における出力速度が低速の場合には発生し
易い、文字等の潰れによる可読性の低下を防止できる。
【0045】また、前述の第2実施例〜第4実施例で説
明したように、各実施例に対応しているフローチャート
のステップS24,S44,S64の処理を、図17の
ステップS84で置き換えることにより、前述の実施例
と同様にして、出力速度が低速の時の文字の潰れを防止
することができる。 [レーザビームプリンタの説明 (図18)]本実施例
の文字パターン発生装置の出力部104に適用可能な構
成として、レーザビームプリンタ240が適用された場
合の構成を図18を参照して説明する。尚、本実施例は
レーザビームプリンタ240に限定されるものでなく、
例えばインクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等、ま
た液晶やCRT、更には他の方式の表示装置であっても
良いことはいうまでもない。
【0046】図18は実施例のレーザビームプリンタ2
40(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図
で、このLBP240は、前述した処理部102から文
字パターンデータを入力して記録紙に印刷することがで
きる。
【0047】図18において、240はLBP本体であ
り、前述の処理部102から供給される文字パターン等
を基に、記録媒体である記録紙上に像を形成する。30
0は操作のためのスイッチ及びLED表示器などが配さ
れている操作パネル、201はLBP240全体の制御
及び処理部12から供給される文字パターン情報等を解
析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御
ユニット201は主に文字パターン情報をビデオ信号に
変換してレーザドライバ202に出力する。
【0048】レーザドライバ202は半導体レーザ20
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ203から発射されるレーザ光2
04をオン・オフ切替する。レーザ光204は回転多面
鏡205で左右方向に振られて静電ドラム206上を走
査する。これにより、静電ドラム206上には文字パタ
ーンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム2
06の周囲の現像ユニット207により現像された後、
記録紙に転写される。この記録紙にはカットシートを用
い、カットシート記録紙はLBPP240に装着した用
紙カセット208に収納され、給紙ローラ209及び搬
送ローラ210と211により装置内に取り込まれて、
静電ドラム206に供給される。
【0049】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
い解像度で出力する場合における文字の潰れをなくし、
可読性を向上して表示・出力できる効果がある。
【0051】また本発明によれば、文字パターンを出力
する速度が低速の時における文字の潰れをなくし、可読
性を向上して表示・出力できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の文字パターン発生装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】本実施例のフォント記憶部のディレクトリテー
ブルのデータ例を示す図である。
【図3】本実施例のフォント記憶部のフォントテーブル
のデータ例と、そのデータに対応した文字「L」のパタ
ーン例を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施例の文字パターン発生装置に
おけるパターン発生処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施例における文字「高」のフォントパター
ンを示す図である。
【図6】本実施例の文字パターン発生装置により、文字
「高」を高解像度でパターン展開した例を示す図であ
る。
【図7】従来の低解像度における文字パターンの発生例
と、本実施例における低解像度の文字パターンの発生例
を説明するための図である。
【図8】本実施例のフォント記憶部に記憶されているフ
ォントパターンの一部を示す図である。
【図9】図8に示したフォントパターンを輪郭パターン
に展開した際、第1実施例における処理を説明するため
の図である。
【図10】本発明の第2実施例の文字パターン発生装置
におけるパターン発生処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】図8に示したフォントパターンを輪郭パター
ンに展開した際、第2実施例における処理を説明するた
めの図である。
【図12】本発明の第3実施例の文字パターン発生装置
におけるパターン発生処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】図8に示したフォントパターンを輪郭パター
ンに展開した際、第3実施例における処理を説明するた
めの図である。
【図14】本発明の第4実施例の文字パターン発生装置
におけるパターン発生処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】図8に示したフォントパターンを輪郭パター
ンに展開した際、第4実施例における処理を説明するた
めの図である。
【図16】本実施例の文字パターン発生装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図17】本発明の第5実施例の文字パターン発生装置
におけるパターン発生処理を示すフローチャートであ
る。
【図18】出力部の一実施例を示すレーザビームプリン
タの構造断面図である。
【符号の説明】
11 ディレクトリテーブル 12 フォントテーブル 13 CPU 14 ROM 15 RAM 16 解像度フラグ 17 速度フラグ 101 入力部 102 処理部 103 フォント記憶部 104 出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字フォント情報を点座標の集合による
    輪郭で記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された文字フォント情報を出力する
    解像度に従って輪郭線を表すデータを作成する輪郭線作
    成手段と、 前記解像度が所定の解像度よりも低いかどうかを判断す
    る判断手段と、 前記判断手段により解像度が低いと判断されると、前記
    輪郭線が重複している箇所があるかどうかを判別する判
    別手段と、 前判別手段により判別された箇所の輪郭線を前記輪郭線
    の内側に移動した後、ビットマップに展開する展開手段
    と、 を有することを特徴とした文字パターン発生装置。
  2. 【請求項2】 文字フォント情報を点座標の集合による
    輪郭で記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された文字フォント情報を出力する
    解像度に従って輪郭線を表すデータを作成する輪郭線作
    成手段と、 前記文字パターンの出力速度が所定の速度よりも低速か
    どうかを判断する判断手段と、 前記判断手段により解像度が低いと判断されると、前記
    輪郭線が重複している箇所があるかどうかを判別する判
    別手段と、 前判別手段により判別された箇所の輪郭線を前記輪郭線
    の内側に移動した後、ビットマップに展開する展開手段
    と、 を有することを特徴とした文字パターン発生装置。
  3. 【請求項3】 文字フォント情報を出力する解像度に従
    って輪郭線を表すデータを作成する工程と、 文字パターンを出力する解像度が所定の解像度よりも低
    いかどうかを判断する工程と、 その解像度が低いと判断されると、前記輪郭線が重複し
    ている箇所があるかどうかを判別する工程と、 その判別された箇所の輪郭線を前記輪郭線の内側に移動
    した後、ビットマップに展開する工程と、 を有することを特徴とした文字パターン発生方法。
JP4206410A 1992-08-03 1992-08-03 文字パターン発生方法及び装置 Withdrawn JPH0651747A (ja)

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