JPH0651732B2 - 重合体粒子の非水系分散液 - Google Patents

重合体粒子の非水系分散液

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JPH0651732B2
JPH0651732B2 JP60246898A JP24689885A JPH0651732B2 JP H0651732 B2 JPH0651732 B2 JP H0651732B2 JP 60246898 A JP60246898 A JP 60246898A JP 24689885 A JP24689885 A JP 24689885A JP H0651732 B2 JPH0651732 B2 JP H0651732B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、重合体粒子の非水系分散液に関するものであ
り、さらに詳しくは、アルコキシポリシロキサン樹脂を
分散安定剤として用いた常温硬化可能なビニル重合体の
非水系分散液に関するものである。
アルコキシシランなどの無機質化合物からなる樹脂は、
一般に強い接着力、優れた耐薬品性、不燃性、高い硬度
等の性質を有しているため、従来より塗料のビヒクル成
分として利用されている。しかしながら、このような無
機質樹脂は価格が高く、機械的性能に劣る等の欠点を有
しており、これらの欠点を改良する方法として例えば該
無機質樹脂に有機質樹脂を混合して用いることが一般に
行なわれている。しかしながらこのような混合物は価格
は安くなる反面、耐熱性及び耐炎性の性質に劣るため特
に不燃性が望まれる最近の建築物や耐熱材料等の塗料用
ビヒクル成分として用いることは困難であり、安価で機
械的性質及び不燃性の両者を満足する材料の開発が強く
要望されている。
そこで、本発明者等は、無機質成分の特長を保持する不
燃性塗料用ビヒクルの開発を目的とし、鋭意検討を重ね
た結果、アルコキシポリシロキサン樹脂を近年塗料分野
で使用されている非水系重合体分散液の分散安定剤とし
て用いて得られるビニル系重合体の非水系分散液が前記
した耐熱性、耐炎性等の問題を解決すると同時に機械的
性質も満足することを見出し本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は、有機液体に可溶である炭素数3〜
5のアルコキシ基を有するアルコキシポリシロキサンの
存在下で、単量体が可溶であるがそれから形成される重
合体が不溶性である該有機液体中において、少なくとも
1種のラジカル重合性単量体を分散重合させてなる重合
体粒子の非水系分散液に関する。
本発明に用いるアルコキシポリシロキサン樹脂は、分子
中に炭素数3〜5のアルコキシ基を有する従来公知のア
ルコキシポリシロキサン樹脂であり、例えば、特公昭5
4−34332号公報等に記載のものを使用することが
できる。具体的には、例えば、適当な有機溶媒中で、原
料のアルコキシシラン化合物に水を添加し、酸触媒の存
在下に約40〜約150℃の温度で約1〜約24時間加
熱することにより得ることができる。使用し得る前記ア
ルコキシシラン化合物としては、例えばトリプロポキシ
メチルシラン、トリプロポキシエチルシラン、トリプロ
ポキシブチルシラン、トリプトキシメチルシラン、トリ
ブトキシエチルシラン、トリブトキシプロピルシラン、
トリブトキシブチルシラン、トリブトキシフエニルシラ
ン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、
テトラペントキシシラン等が挙げることができ、またそ
れら低縮合物も使用することができる。また、前記有機
溶媒としては、例えば、メチルアルコール、エチルアル
コール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
エチルセロソルブ等のアルコール系溶媒が使用でき、エ
ステル系溶媒、ケトン系溶媒及び芳香族炭化水素系溶媒
も上記アルコール系溶媒と併用することができる。ま
た、酸触媒としては、例えば塩化水素酸、硫酸、硝酸、
リン酸、ギ酸、酢酸等が挙げられる。
また前記以外の製造方法として、珪酸又はその低縮合物
と炭素数3〜5のアルコール溶媒とを混合して約40〜
約150℃の温度で約1〜約24時間加熱することによ
っても得ることができる。使用し得る炭素数3〜5のア
ルコール溶媒は、n−プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアル
コール、Sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコ
ール、n−アミルアルコール、イソアミルアルコール、
Sec−アミルアルコール、tert−アミルアルコール等が
挙げられる。
本発明に用いるアルコキシポリシロキサン樹脂は、炭素
数3〜5のアルコキシ基を有するものであり、炭素数3
より小さい場合は分散安定剤としての効果がなく、逆に
炭素数5より大きい場合は塗膜の乾燥性に劣るという欠
点がある。
本発明に用いるアルコキシポリシロキサン樹脂は、約
1,000〜約100,000範囲内の平均分子量を有
することができるが、分子量が約1,000より小さい
と、分散粒子の安定化が不十分であり凝集、沈降を起こ
し易く、又得られる塗膜の機械的特性、結合力、不燃性
等が劣り逆に分子量が約100,000より大きい場合
は有機液体への溶解性の低下、分散液の粘度の著しい上
昇を招くために好ましくない。
また、該アルコキシポリシロキサン樹脂は、分子中にシ
ラノール基を有していてもよく、この場合、アルコキシ
基と同様に重合体粒子との架橋及び非水系分散液から形
成される塗膜の架橋作用を及ぼすことが可能である。
本発明の重合体粒子の非水系分散液を得る方法として
は、従来公知の方法、例えば、日本特許317938
号、同458051号、同286387号,同4164
84号、特公昭43−16147号公報、同47−85
37号公報、同47−11838号公報、米国特許第3
405087号、同3551525号、同336541
4号等に記載の方法によって実施することができ、例え
ば、前記のアルコキシポリシロキサン樹脂の存在下に有
機液体中で、少なくとも1種のラジカル性単量体を重合
することにより実施することができる。該重合に用いる
有機液体には、該重合により生成する分散重合体粒子は
実質的に溶解しないが、上記分散安定剤のアルコキシポ
リシロキサン樹脂及びラジカル重合性単量体に対しては
良溶媒となるものが包含される。使用し得る有機液体と
しては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ミネラルスピリット、ナフサ等の脂肪族炭化水
素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;アルコール系、エーテル系、エステル系及びケトン
系溶剤、例えばイソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、オクチルアルコー
ル、セロソルブ、ブチルセロソルブ、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、メチルイソブチルケトン、ジ
イソブチルケトン、エチルアシルケトン、メチルヘキシ
ルケトン、エチルブチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソ
ブチル、酢酸アシル、2−エチルヘキシルアセテート等
が挙げられ、これらはそれぞれ単独で使用してもよく、
2種以上混合して用いることもできるが、一般には、脂
肪族炭化水素を主体とし、これに適宜芳香族炭化水素や
上記の如きアルコール系、エーテル系、エステル系また
はケトン系溶剤を組合わせたものが好適に使用される。
さらに、トリクロロトリフルオロエタン、メタキシレン
ヘキサフルオライド、テトラクロロヘキサフルオロブタ
ンなども必要により使用できる。
以上述べたアルコキシポリシロキサン樹脂分散安定剤及
び有機液体の存在下に重合せしめられる単量体として
は、ラジカル重合性の不飽和単量体であれば特に制限は
なく、各種のものを使用することができるが、その代表
的なものを例示すれば以下のとおりである。
(a) アクリル酸又はメタクリル酸のエステル;例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等のアクリル
酸またはメタクリル酸のC118アルキルエステル;グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート;ア
リルアクリレート、アリルメタクリレート等のアクリル
酸またはメタクリル酸のC28 アルケニルエステル;
ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロ
キシプロピルメタクリレート等のアクリル酸またはメタ
クリル酸のC28 ヒドロキシアルキルエステル;アリ
ルオキシエチルアクリレート、アリルオキシメタクリレ
ート等のアクリル酸またはメタクリル酸のC318アル
ケニルオキシアルキルエステル。
(b) アクリル系多価エステル:例えば、エチレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル等の2価アルコール1モルと(メタ)アクリル酸2モ
ルとのエステル化物;ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリブチレングリコール等のポリ
アルキレングリコール1モルと(メタ)アクリル酸2モ
ルとのエステル化物;(メタ)アクリル酸のヒドロキシ
アルキルエステル2モルと5酸価リン化合物1モルとの
エステル化物;トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール等の3価アルコール1モルと(メタ)アクリル
酸3モルとのエステル化物。
(c) ビニル芳香族化合物:例えば、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレンビ
ニルピリジン。
(d) α,β−エチレン性不飽和酸:例えばアクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸。
(e) アルコキシシラン含有ビニル単量体:例えば2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートとテトラエトキシシ
ランとの縮合物等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レートとテトラアルコキシシランとの縮合物;メタクリ
ル酸とグリシドキシプロピルトリメトキシシランとの付
加物等の(メタ)アクリル酸とグリシドキシアルキルト
リアルコキシシランとの付加物;グリシジルメタクリレ
ートとアミノエチルトリメトキシシランとの付加物等の
グリシジル(メタ)アクリレートとアミノアルキルアル
コキシシランとの付加物;メタクリロキシエチルトリエ
トキシシラン、メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン等の(メタ)アクリロキシアルキルアルコキシシラ
ン;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン等の
ビニルアルコキシシラン。
(f) その他:アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、メチルイソプロペニルケトン、酢酸ビニル、ベオバ
モノマー(シエル化学製品)、ビニルプロピオネート、
ビニルピバレート。
これら単量体は1種又は2種以上組合わせて用いること
ができる。
これら単量体の中で1部又は全部をアクリル系多価エス
テル、アルコキシシラン含有ビニル単量体、アルコキシ
シラン含有ビニル単量体/α,β−エチレン性不飽和カ
ルボン酸の組合せ、アルコキシシラン含有ビニル単量体
/(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステルの
組合せ等の単量体を用いることによって粒子内架橋を行
なうことができ、またアルコキシシラン含有ビニル単量
体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸、(メタ)ア
クリル酸のヒドロキシアルキルエステル等の単量体を1
部又は全部を用いることによって重合体粒子と分散安定
剤との結合した分散液を製造することができる。これら
分散液は粒子内架橋及び分散安定剤との結合を同時に有
すこともできる。
上記単量体の重合はラジカル重合開始剤を用いて行なわ
れる。使用可能なラジカル重合開始剤としては、例え
ば、2,2−アゾイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトルなどのアゾ系開始剤;ベ
ンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシド、tert−
ブチルパーオクトエートなどの過酸化物系開始剤が挙げ
られ、これら重合開始剤は一般に、重合に供される単量
体100重量部当り0.2〜10重量部範囲内で使用す
ることができる。
また、前記の分散安定剤樹脂の使用量は該樹脂を種類等
により広範にわたって変えることができるが、一般に
は、重合すべき単量体と分散安定剤の総量を基準にして
約0.5〜約70重量%の範囲内であることが好まし
く、分散安定剤量が0.5重量%未満の場合は安定な分
散液が得られず、逆に70重量%より多い場合は系が溶
液に近づくため塗装作業性等に劣るため好ましくない。
さらに、前記有機液体中における単量体と分散安定剤の
合計濃度は一般に約30〜約70重量%であるのが望ま
しい。
重合はそれ自体既知の方法で行なうことができ、重合時
の反応温度としては一般に約60〜約160℃の範囲内
の温度を用いることができ、通常約1〜約15時間で反
応を終らせることができる。
かくして得られる重合体の非水系分散液は、それから形
成される塗膜の連続相は主として、分散安定剤であるア
ルコキシポリシロキサン樹脂からなる。したがって塗膜
表面及び被塗物素材との界面の特性としては、主として
無機成分の特性が発現され耐炎性、耐熱性、接着力、硬
度等にすぐれた性質を発揮し、かつ塗膜の機械的特性等
は重合体の粒子部分によって補強される。また該重合体
の非水系分散液はチクソトロピー性を示すために塗装作
業性(特にタレ止め性)にすぐれた性質を示すととも
に、常温乾燥でもすぐれた硬化性を示すものである。
本発明により提供される分散液は、そのままでも使用す
ることができるが、必要に応じて着色顔料、体質顔料、
粘度調整剤、造膜剤等を添加することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例によってさらに具体的
に説明する。実施例及び比較例中、「部」及び「%」は
いずれも重量基準である。
分散安定剤の製造例(1) ケイ酸ソーダ2号の水溶液を硫酸で中和後、生成したケ
イ酸をテトラヒドロフランで抽出した。抽出液とイソプ
ロピルアルコールを60℃で5時間反応させ平均分子量
約2万のイソプロポキシポリシロキサンを得た。
分散安定剤の製造例(2) テトラブトキシシランモノマーを酸触媒下で水と反応さ
せ、ブトキシ基の一部を加水分解後、シラノール同士を
縮合させた。そしてn−ブタノールで希釈し平均分子量
約2万の40%ブトキシポリシロキサンを得た。
実施例1 反応容器中で分散安定剤の製造例(1)で得た40%イソ
プロポキシポリシロキサン410部をヘプタン500部
に溶解し、これにスチレン60部、メタクリル酸メチル
125部、アクリル酸メチル125部、アクリル酸エチ
ル130部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル80部及
び触媒としてtert−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサ
ノエート2部の混合物を90℃で3時間かけて滴下し、
その後2時間反応を続け、ガードナー泡粘度A4 の安定
な白濁した分散液を得た。耐熱性(※1)及び耐炎性試
験(※2)においてワレ、ツヤの低下、黄変等の変化は
見られず良好な結果を示した。
実施例2 分散安定剤として分散安定剤の製造例(2)で合成したブ
トキシポリシロキサンを用いる以外実施例1と同様の方
法でガードナー泡粘度A5 の安定な白濁した分散液を得
た。耐熱性(※1)及び耐炎性試験(※2)ともワレ、
ツヤの低下、黄変等の変化は見られず良好な結果を示し
た。
実施例3 実施例1で用いたメタクリル酸メチル125部の代わり
にメタクリル酸メチル121部及びトリメチロールプロ
パントリアクリレート4部を用いた以外は実施例1と同
様にして分散液を得た。該分散液は安定な白濁した液体
であり、また耐熱性(※1)及び耐炎性試験(※2)と
もワレ、ツヤの低下、黄変等の変化は見られず良好な結
果を示した。
比較例 トルエン50部及びn−ブチルアルコール50部の混合
溶媒を反応容器に入れ、加熱して90℃にした。ついで
スチレン12部、メタクリル酸メチル24部、アクリル
酸メチル24部、アクリル酸エチル25部、アクリル酸
2−ヒドロキシエチル15部及びtert−ブチルパーオキ
シ2−エチルヘキサノエート0.4部の混合物を、前記
溶媒に3時間かけて滴下し、さらに2時間熟成を行なっ
てアクリル共重合体溶液を得た。該共重合体溶液と40
%ブトキシポリシロキサンとを固形分比で3/7になる
ように配合を行なってアクリル共重合体とポリブトキシ
シロキサンとの混合物を得た。該混合物から形成される
塗膜は耐熱性試験では塗膜にワレを生じ又耐炎性試験で
は1部炭化しいずれも悪い結果を示した。
耐熱性試験(※1):スレート板に実施例及び比較例で
得られた分散液を乾燥膜厚20μになるように塗装した
後180℃−30分間加熱して塗膜形成を行なった後さ
らに300℃−30分間加熱を行なった。
耐炎性試験(※2):前記した耐熱性試験と同様にして
得た塗膜をガスバーナー直火(約1000℃)にて3分
間加熱した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機液体に可溶である炭素数3〜5のアル
    コキシ基を有するアルコキシポリシロキサン樹脂の存在
    下で、単量体が可溶であるがそれから形成される重合体
    が不溶性である該有機液体中において、少なくとも1種
    のラジカル重合性単量体を分散重合させてなる重合体粒
    子の非水系分散液。
JP60246898A 1985-11-01 1985-11-01 重合体粒子の非水系分散液 Expired - Lifetime JPH0651732B2 (ja)

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