JPH0651380U - 溝蓋受枠の連結装置 - Google Patents

溝蓋受枠の連結装置

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JPH0651380U
JPH0651380U JP9304092U JP9304092U JPH0651380U JP H0651380 U JPH0651380 U JP H0651380U JP 9304092 U JP9304092 U JP 9304092U JP 9304092 U JP9304092 U JP 9304092U JP H0651380 U JPH0651380 U JP H0651380U
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昭三 小林
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カネソウ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フローリング床に形成される溝路の側壁上縁
に、複数本の溝蓋受枠を直列状に連結する場合におい
て、各溝蓋受枠相互の連結を溝路の内方から容易かつ確
実に行うことができるようにする。 【構成】 各溝蓋受枠10の内側面にジョイント金具2
4がスライド自在に嵌挿されるジョイント受溝16を設
け、かつ、該ジョイント金具24の固定ボルト26を螺
合操作する操作口17を溝路2の内方に向けて開口させ
ることにより、溝路2の内方から連接する溝蓋受枠10
を連結できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、木製の床張り材で構成されたフローリング床に適用する溝蓋受枠の 連結装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
上面を溝蓋の蓋受部とし、下面を溝路の側壁上にネジ固定される乗載部とし、 かつ前記蓋受部に、ネジの挿通口が開口されてなる断面矩形状主枠部の、その側 面から区画片部を突成してなる溝蓋受枠cは第3図で示すように種々提案されて いる。この溝蓋受枠cは、フローリング床に開口された配線用等の溝路aの側壁 上縁d(図4参照)に配設され、主枠部e上に該溝路aを遮蔽する複数の溝蓋b が連続して被着される。該溝蓋受枠cは溝路aの長さや形状に応じて複数本の主 枠部eを直列状に連結して構成される。
【0003】 前記各溝蓋受枠cの連結装置は、図4,5に示すような、主枠部eの外側面に 操作口fと、該操作口の上下で対向する部位からなる係合鍔縁g,gとを備えて 形成されるジョイント受溝hと、これとは別体に形成され、前記ジョイント受溝 hに摺動自在に嵌挿される連結片iと該連結片iに側方から螺合する固定ボルト jを備えたジョイント金具kとからなり、二本の溝蓋受枠cを直列状に突き合わ せて、対向する各ジョイント受溝h,hの端部からジョイント金具kの連結片i の両端部を夫々嵌挿し、該連結片iを操作口fから螺合する固定ボルトjで各ジ ョイント受溝h,hの係合鍔縁g,gに固定することにより、連接する二本の溝 蓋受枠cを連結するように設けられている。
【0004】 この構成にあっては、ネジ1で溝蓋受枠cを上方から溝路の側壁に固定できる ようにしているから、側方からの取付け手段とは異なり、溝路の幅が小さい場合 にあっても、該溝路内でドライバーの回動操作を行なう必要がなく、操作性が良 好となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
かかる溝蓋受枠cを溝路aの側壁上縁dに配設するには、直列状に連結した溝 蓋受枠cを溝路aの側壁上縁dに乗載し、主枠部eの両端部及びその中間部の数 カ所を木ネジlで上方から前記側壁上縁dに固定するのであるが、溝路aが長く 複雑な形状である場合には、該溝路aの形状に合わせて予め全ての溝蓋受枠cを 外部で連結してしまうと、持ち上げて側壁上縁dまで移動させることが困難とな り、さらに角度が狂って所定位置にうまく固定することができなくなる。
【0006】 このため、溝路aが長く複雑な場合の施工手順としては、まず、最初の二本の 溝蓋受枠c,cを溝路aの側壁上縁dの上方に持ち上げた状態で、その連接する 端部を前記ジョイント金具kによって連結した後、最初の溝蓋受枠cを上記のよ うにネジlで側壁上縁dに固定する。次いで2本目の溝蓋受枠cのもう一方の端 部と3本目の溝蓋受枠cの連接する端部を前記と同様に側壁上縁dの上方に持ち 上げた状態で、ジョイント金具kによって連結した後、前記2本目の溝蓋受枠c をネジlで側壁上縁dに固定する。以後この操作を繰り返して各溝蓋受枠cの連 結と固定を順に行っていくのであるが、溝蓋受枠cが溝路aを一巡して最後の溝 蓋受枠cと最初の溝蓋受枠cを連結する際になると、最初の溝蓋受枠cは既に溝 路aの側壁上縁dに固定されており、しかも溝蓋受枠cの外側面にジョイント受 溝hが位置していて、フローリング床側からのジョイント金具kの固定操作を行 うことができないため、最後の溝蓋受枠cと最初の溝蓋受枠cの連接する端部を 連結することができないという問題が生ずる。さらに、最後の溝蓋受枠cは連結 されないままネジlで側壁上縁dに固定されるだけであるため、該ネジlが緩む と最後の溝蓋受枠cの端部が浮き上って最初の主枠部の端部との間に段差が生じ てしまうという問題がある。 本考案はかかる問題のない主枠部の連結装置を提供することを目的とするもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上面を溝蓋の蓋受部とし、下面を溝路の側壁上にネジ固定される乗 載部とし、かつ前記蓋受部に、ネジの挿通口が開口されてなる断面矩形状主枠部 の、その側面から区画片部を突成してなり、床に開口した溝路の側壁上縁に直列 状に複数配設される溝蓋受枠において、 前記主枠部に連成され、操作口を溝路の内方に向けて開口させ、該操作口の上 下で対向する部位を係合鍔縁としてなるジョイント受溝と、 該ジョイント受溝に摺動自在に嵌挿される連結片と、該連結片に前記操作口から 螺合して、該連結片を前記係合鍔縁に圧接する固定ボルトとからなるジョイント 金具と備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
ジョイント受溝の操作口が溝路側に位置しているため、ジョイント金具の固定 ボルトの螺合操作を溝路の内側から行うことができる。これにより、主枠部の連 結と固定を繰り返す施工手順の最終段階において、最後に固定する主枠部と最初 に固定した主枠部との連接する端部もジョイント金具で連結することができる。 一方、溝蓋受枠を溝路の側壁にネジ固定する場合には、溝路の幅が小さい場合が あり、ドライバーの回動操作を溝路内で行なうことができない場合がある。そこ で、図4の従来構成と同様に、ネジ固定は、主枠部の挿通口を利用し、乗載部を 上方からネジ固定するようにして、操作性を良好としている。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を、図1〜図2について説明する。 図面において、1はフローリング床、2は該フローリング床1に開口された配 線用等の溝路、3は該溝路2に被着される溝蓋を夫々示す。前記フローリング床 1は、床下に配設された根太4に下地材5を横架し、該下地材5上にフローリン グ材6を敷設して構成され、該フローリング床1の開口縁7の内側に溝路2の側 壁8が立設される。溝路2の側壁上縁9には複数本の溝蓋受枠10が溝路2に沿 って直列状に配設される。
【0010】 溝蓋受枠10は、上面を溝蓋3を支承する蓋受部12とし、下面を溝路2の側 壁上縁9に乗載される乗載部13としてなる断面矩形状主枠部11を備え、主枠 部11の外側端から垂直片部14が上方に延成され、その上端には前記フローリ ング材6の端縁上面に係合する係合縁15が屈曲形成される。また、前記乗載部 13の下部前縁からは内側面に位置して、ジョイント受溝16が垂設される。こ のジョイント受溝16は、長手方向に連続し、その前面には前記溝路2の内方に 向けて操作口17が開口されるとともに、該操作口17の上下の対向部位を係合 鍔縁18,18としている。また、溝路2の側壁8にはジョイント受溝16に対 応させて凹部19が形成される。
【0011】 さらに、主枠部11の蓋受部12にはネジ20の挿通口21が開口され、該挿 通口21から挿通したネジ20を、乗載部13の両端部及びその中間部の数カ所 に上面から貫通させて溝路2の側壁上縁9に螺合させることによって溝蓋受枠1 0を固定するようにしている。また、ネジ20で溝蓋受枠10を固定した後、前 記蓋受部12上にはクッション材22が敷設されるが、該クッション材22はそ の下面に突成した係止縁23を挿通口21の開口端に係止して保持される。
【0012】 ここで、蓋受部12に挿通口21を形成し、ネジ20で溝蓋受枠10を上方か ら溝路の側壁8に固定できるようにしているから、側方からの取付け手段とは異 なり、溝路の幅が小さい場合にあっても、該溝路内でドライバーの回動操作を行 なう必要がなく、操作性が良好となる。
【0013】 また、各溝蓋受枠10の連結は従来と同様のジョイント金具24を用いて行わ れる。即ち、該ジョイント金具24は前記ジョイント受溝16に摺動自在に嵌挿 される連結片25を備え、該連結片25をジョイント受溝16の操作口17側か ら螺合する固定ボルト26によって前記係合鍔縁18,18に固定するように設 けられている。
【0014】 かかる構成にあって、各溝蓋受枠10を溝路2の側壁上縁9に直列状に配設す るには、まず、最初の二本の溝蓋受枠10,10の内、そのいずれか一方の溝蓋 受枠10のジョイント受溝16の端部に、図2に鎖線で示すように、ジョイント 金具24を嵌挿しておく。そして、該二本の溝蓋受枠10,10を溝路2の側壁 上縁9に乗載してその対向する端部を突き合わせて連接させ、一方の溝蓋受枠1 0のジョイント受溝16に嵌挿されている前記ジョイント金具24をスライドさ せて連結片25の一端を他方の溝蓋受枠10のジョイント受溝16に嵌挿させる 。この状態で溝路2側に開口された操作口17から固定ボルト26を螺合して両 溝蓋受枠10,10を連結する。然る後、凹部19にジョイント受溝16をあて がった状態で最初の溝蓋受枠10を挿通口21から挿通したネジ20で前記側壁 上縁9に固定する。
【0015】 次いで2本目の溝蓋受枠10のもう一方の端部と、側壁上縁9に乗載した3本 目の溝蓋受枠10の対向する端部を突き合わせて連接させ、いずれか一方の溝蓋 受枠10のジョイント受溝16の端部に予め嵌挿させたジョイント金具24をス ライドさせて連結片25の一端を他方の溝蓋受枠10のジョイント受溝16に嵌 挿させるとともに、上記のように操作口17から固定ボルト26を螺合して両溝 蓋受枠10,10を連結し、然る後、2本目の溝蓋受枠10をネジ20で前記側 壁上縁9に固定する。以後この操作を繰り返して各溝蓋受枠10の連結と固定を 順に行っていく。そして最後に固定する溝蓋受枠10と最初に固定した溝蓋受枠 10の連接する端部も、上記と同様に一方のジョイント受溝16に嵌挿しておい たジョイント金具24をスライドさせて連結片25の一端を他方の溝蓋受枠10 のジョイント受溝16に嵌挿させ、溝路2側に開口された操作口17から固定ボ ルト26を螺合することにより連結することができる。
【0016】 図6は本考案の他の実施例を示し、ジョイント受溝16を断面矩形状主枠部1 1の内側面に連成し、これにより溝蓋受枠10の下面を面一としたものである。 かかる構成にあっては、側壁8の上縁9に凹部19を形成する必要がなく、加工 が簡易となる利点がある。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、溝蓋受枠の内側面にジョイント金具が嵌挿されるジ ョイント受溝を設け、かつ該ジョイント金具の固定ボルトを螺合操作する操作口 を溝路の内方に向けて開口して、溝路の内方から連接する溝蓋受枠を連結できる ようにしたから、溝路が長く複雑な場合に、溝蓋受枠の連結と固定を繰り返す施 工において、最後に固定する溝蓋受枠と最初に固定された溝蓋受枠とを連結する ことが可能となった。これにより、最後の溝蓋受枠が連結されないことによって 、該溝蓋受枠の端部が浮き上るという従来の不具合を解消することができる。
【0018】 また、各溝蓋受枠を溝路の側壁上縁に乗載した状態でその連結操作を障害物の ない溝路の内方から容易に行うことができるので作業能率が向上する等の優れた 効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の溝蓋受枠の固定状態を示す縦断
側面図である。
【図2】同上の溝蓋受枠の連結状態を示す正面図であ
る。
【図3】フローリング床に開口された溝路の平面図であ
【図4】従来構成の溝蓋受枠の固定状態を示す縦断側面
図である。
【図5】従来構成の溝蓋受枠のジョイント受溝と、ジョ
イント金具を示す斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例の溝蓋受枠の固定状態を示
す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 溝路 9 側壁上縁 10 溝蓋受枠 11 主枠部 16 ジョイント受溝 17 操作口 18 係合鍔縁 24 ジョイント金具 25 連結片 26 固定ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面を溝蓋の蓋受部とし、下面を溝路の側
    壁上にネジ固定される乗載部とし、 かつ前記蓋受部に、ネジの挿通口が開口されてなる断面
    矩形状主枠部の、その側面から区画片部を突成してな
    り、床に開口した溝路の側壁上縁に直列状に複数配設さ
    れる溝蓋受枠において、 前記主枠部に連成され、操作口を溝路の内方に向けて開
    口させ、該操作口の上下で対向する部位を係合鍔縁とし
    てなるジョイント受溝と、 該ジョイント受溝に摺動自在に嵌挿される連結片と、該
    連結片に前記操作口から螺合して、該連結片を前記係合
    鍔縁に圧接する固定ボルトとからなるジョイント金具と
    備えたことを特徴とする溝蓋受枠の連結装置。
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