JPH065096Y2 - 空気式打撃工具 - Google Patents

空気式打撃工具

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JPH065096Y2
JPH065096Y2 JP6657587U JP6657587U JPH065096Y2 JP H065096 Y2 JPH065096 Y2 JP H065096Y2 JP 6657587 U JP6657587 U JP 6657587U JP 6657587 U JP6657587 U JP 6657587U JP H065096 Y2 JPH065096 Y2 JP H065096Y2
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chisel
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cylinder
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卓三 影戸
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空気式打撃工具に係り、詳しくは、シリンダ部
内の前端部と該シリンダ部内に嵌装された切換弁体の前
端部との間に摺動可能にチゼル保持部材が挿着されてい
る空気式打撃工具に関するものである。これは、岩質な
どに応じてチゼルの打撃力を変えるようにして、穿孔に
おける打撃力を調整するために採用されるものである。
(従来の技術) 空気力を用いてシリンダ内のピストンを変位移動させ、
このピストンの移動によりチゼルの後部を打撃し、この
打撃力によって岩盤質などの地山にチゼルを打ち込み穿
孔する打撃工具がある。例えば、特開昭53−1234
23号公報には、このような装置が記載されている。こ
の例においては、ハンドル操作により圧縮空気をシリン
ダ内へ供給してピストンを移動させるようにしているの
で、その空気力を発生させるための空気室が形成されて
いる。このように、空気式打撃工具にあっては、一般に
空気の給排とその空気圧を利用してチゼルを地山に打ち
込むことは広く行われている。
(考案が解決しようとする課題) 上記した空気式打撃工具では、その打撃力を得るため
に、ピストンを移動させるための作動空気が連続して供
給されることにより可能となるが、ピストンの移動スト
ロークは一定であり、チゼルを打撃するピストンの打撃
力も一定となる。従って、穿孔される地山の硬さが異な
っても、また、穿孔を開始する当初に位置を定めたり軽
く下孔をあける座ぐり作業のような場合においても、同
等の打撃力が発揮されることになる。即ち、弱い打撃力
を欲する場合にも、大きな打撃力が地山に作用すること
になり、作業の円滑を欠く問題がある。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、硬岩や軟岩に応じて打撃力を変えたり、ま
た、座ぐり作業において打撃力を弱めておくことができ
るようにするため、簡単な構造と操作によりピストンの
ストロークを変え、異なる大きさの打撃力を発生させる
ことができる空気式打撃工具を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための本考案の手段は、工具本体
内に形成され作動空気が給排されるシリンダ部と、後部
が上記シリンダ部内に臨むとともに先端部が上記工具本
体のシリンダ部から前方へ突出するようにかつ前後方向
に移動可能に配設され、上記シリンダ部内に臨む後部に
該シリンダ部からの抜けを防止するための鍔部が形成さ
れたチゼルと、上記シリンダ部内の前部において前進位
置と後退位置との間を前後方向に摺動可能に配設され、
作動空気の作用を受けて上記前進位置に付勢するよう形
成された受圧部を有するとともに上記チゼルの鍔部と係
合して該チゼルの後方移動により上記後退位置に移動さ
せるよう形成されたチゼル受部を有し、上記チゼルの上
記鍔部よりも後方の部分を、該チゼルの後端部を後方に
かつ上記前進位置と後退位置とに対応した2つの後退位
置に位置付け可能に突出せしめた状態で前後方向に摺動
自在に保持するチゼル保持部材と、上記シリンダ部内の
上記チゼル保持部材よりも後方において前後方向に摺動
可能に配設され、後退時は一定の後退位置に位置付けら
れる一方、前進時は上記チゼル保持部材によって該チゼ
ル保持部材の前進位置と後退位置とに対応した2つの前
進位置に規制され、作動空気のシリンダ部内への給排を
行う円筒状の切換弁体と、該切換弁体内に該切換弁体内
の内部空間を前面空間と後面空間とに仕切るように前後
方向に摺動可能に配設され、後退時は一定の後退位置に
位置付けられる一方、前進時は上記チゼル保持部材の前
進位置と後退位置とに対応する上記チゼルの2つの後退
位置で該チゼルの後端部に衝突することによって2つの
前進位置に規制され、上記切換弁体による上記前面空間
と後面空間とへの作動空気の給排により前後動して前進
位置でチゼルに打撃力を与えるピストンとを備えたもの
とする。
(作用) これにより、本考案では、座ぐり作業や軟岩を穿孔する
場合など大きい打撃力を必要としない場合には、作業者
はチゼルの先端を地山に当接させた状態で工具本体を穿
孔方向へ押してチゼルを後方へ移動させる。このチゼル
の後方移動により、該チゼルに形成された鍔部を介し
て、それに係合するチゼル受部を有するチゼル保持部材
が後退して後退位置に保持されるとともにチゼルもこの
チゼル保持部材の後退位置に対応して最後端の後退位置
に保持される。つまり、チゼルの後部がシリンダ部内へ
入り込む量が多くなり、それに伴ってピストンの前進位
置は最前端に対して次位の前進位置に規制され、その分
だけシリンダ部内で移動するピストンのストロークが短
くなる。このピストンのストロークが短いことからピス
トンが前進するときの慣性力は小さく、その結果、チゼ
ルに与える打撃力も小さくなる。
一方、硬岩を穿孔するときや座ぐり後の穿孔作業におい
ては、作業者は工具本体を押す力を弱めてチゼルの先端
が地山に当接する程度にとどめる。この状態において、
チゼル保持部材には作動空気の作用で該チゼル保持部材
を常時前進位置へ付勢するための受圧部が形成されてい
るので、チゼル保持部材は前進位置に移動して保持され
るとともに、チゼルもこのチゼル保持部材の前進位置に
対応して最後端に対して次位の後退位置に保持される。
つまり、チゼルの後部がシリンダ部内へ入り込む量は少
なくなり、それに伴ってピストンの前進位置は最前端の
前進位置で規制されることになり、その分シリンダ部内
で移動するピストンのストロークが長くなる。このピス
トンのストロークが長いことからピストンがチゼルに与
える打撃力は大きくなる。
(考案の効果) 本考案の空気式打撃工具は、チゼルを保持するチゼル保
持部材に、作動空気の作用を受けてチゼル保持部材を常
時前進位置へ付勢する受圧部とチゼルの鍔部に係合して
該チゼルの後方移動によりチゼル保持部材を後退位置に
移動させるチゼル受部とを設け、該チゼル保持部材の前
進位置と後退位置とに対応して切換弁体及びピストンの
各前進位置を2つの位置で規制できるようにしたので、
ピストンのストロークを簡単に変えることができ、硬岩
や軟岩に応じて打撃力を変え、また、座ぐり作業におい
て打撃力を弱めることができる。また、その切換え操作
も極めて簡単であり、それを可能にする構造も複雑化す
ることはない。
(実施例) 以下に、本考案をその実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は空気式打撃工具の全体構成の断面図で、工具本
体1は圧縮空気の給排を可能にするケーシングに構成さ
れ、その内部には、切換弁体2及びチゼル保持部材3の
それぞれの前後方向の摺動変位を可能にするシリンダ部
4が形成されている。尚、シリンダ部4は、シリンダ胴
4aと、後述するチゼル20の先端部を前方へ突出せし
めるヘッドカバー4bとによって形成されている。上記
のケーシングには圧縮された作動空気を導入する空気導
入孔5が設けられ、該空気導入孔5の下流にはレバー6
の操作により弁体7が変位する切換弁8が内蔵されてい
る。この切換弁8は、弁体7と、該弁体7が着座するシ
ート部9と、該シート部9の後部に設けられた弁棒10
とを備え、かつ弁棒10の周囲の一部からシリンダ部4
内へ作動空気を供給する通路11が形成されている。そ
して、この通路11はケーシング内に形成された破線で
示す導通路12を介して、第2図に示す左右の空気室1
3に連通している。この空気室13はさらにケーシング
に形成された通路14に連なり、この通路14は切換弁
体2に向けて空気を送る半径方向に延びる2つの通路1
5,16に連通されている。
一方の通路16はさらに2つの通路17,18に連な
り、通路17は第3図に示すように径が小さくなってい
て絞りの効果を発揮し、次に述べるピストン21の動き
の開始を切換弁体2よりも遅らせるように配慮されてい
る。他方の通路18は前方に延びて、チゼル保持部材3
の後述する受圧部22に空気圧を作用させ、チゼル保持
部材3を常時シリンダ部4の前端部に当接する前進位置
に付勢する力を与えるようになっている。尚、ケーシン
グの後部には切換弁体2の後部から空気を排出させるた
めの排気通路19が形成されている。
上述したシリンダ部4の内部には前後方向に摺動自在な
円筒状の切換弁体2が嵌装されているが、その中に、図
示しないビットを先端に備えたチゼル20の後部が挿通
され、それに打撃力を与えるピストン21が移動自在に
嵌装されている。この切換弁体2の前端部には、上述し
たチゼル保持部材3の後部が挿通されている。このチゼ
ル保持部材3には、作動空気の作用を受けてチゼル保持
部材3を常時シリンダ部4の前端に当接する前進位置へ
付勢する受圧部22が形成されている。そのためにチゼ
ル保持部材3の前端部が拡径され、その部分で空気圧を
受けて図示した空間23内をなる距離前進し、チゼル
20を前方へだけ変位させることができる。即ち、チ
ゼル20にはシリンダ部4からの抜け防止のための鍔部
24が設けられており、チゼル保持部材3にはこの鍔部
24が係合して、チゼル20の後方移動によりチゼル保
持部材3をシリンダ部4で規制される後退位置へ移動さ
せるためのチゼル受部25が形成されている。逆に言え
ば、上記鍔部24とチゼル受部25との係合により、作
業者が工具本体1を穿孔方向へ押すと、チゼル20から
の反力でチゼル20とチゼル保持部材3とが後退し、こ
のチゼル保持部材3を上記後退位置に至るまでの距離l
だけ後方へ移動させることができるようになっている。
上述した切換弁体2は長い筒状であり、第3図に示すよ
うに、その後部外周面には前記した空気室13に対応し
た環状溝26が形成され、この環状溝26のほぼ中間位
置には切換弁体2内へ空気を送る孔27が周囲に複数個
設けられている。この環状溝26の前隣りにはランド2
8を境にして環状溝29が形成され、この環状溝29内
の前部にもう1つのランド30が設けられている。尚、
シリンダ部4の上記環状溝26に対応する位置から前方
ではシリンダ部4の内径がやや大きく形成され、上述の
ランド28及び30の外径はその内径より小さく形成さ
れている。さらに、切換弁体2の前部外周面には、前記
した通路17に対応して、第4図に示すように環状溝3
1が形成され、該環状溝31には孔32が開口され、ピ
ストン21の前面に空気圧を作用させることができるよ
うになっている。この孔32のさらに前部には前方へ傾
斜した通路33が設けられ、内径が大きく形成された切
換弁体2の前部内周面とチゼル保持部材3の後部外周面
との隙間34に空気を供給し、切換弁体2が後退した状
態でピストン21がある程度後退すると、ピストン21
の前面に作用した空気圧を、後述する孔41,42から
排出することができるようになっている。
このような構成の空気式打撃工具においては、以下のよ
うに作動させることができる。先ず、座ぐり作業や軟岩
を穿孔する場合などの大きい打撃力を必要としない場合
について述べる。第5図のようにチゼル保持部材3が前
進して、その前端面がシリンダ部4内の前部内面に当接
している状態にある打撃工具1を、作業者が地山に向け
て押しつける。地山からの反力でチゼル20が後退し、
その鍔部24を介してチゼル保持部材3も後退する。チ
ゼル保持部材3が第1図に示すようにlの距離だけ摺動
してその後退位置をとり、受圧部22がシリンダ部4の
段差部に当接して規制される。チゼル20もそれ以上の
後退が阻止され、チゼル20の後端部がピストン21側
へ移動して最後端の後退位置をとり、ピストン21の往
復運動のためのストロークをlだけ少なくする。その状
態で作業者がレバー6をグリップ35と共に握ると、弁
体7が前進してシート部9より離れる。空気導入孔5を
介して供給されている作動空気が通路11を経て空気室
13へ導入される。作動空気は孔27を介して切換弁体
2内のピストン21の後部空間36へ供給されると共
に、通路14から通路15を経て環状溝29へも供給さ
れる。一方、通路16内の空気は通路17が切換弁体2
により閉止された状態にあることから、環状溝31に供
給されることなく、通路18を介してチゼル保持部材3
の受圧部22に作用する。しかし、作業者が工具本体1
を押していることにより、受圧部22に作用する押圧力
は負け、チゼル保持部材3は上記した後退位置に保持さ
れる。
このような状態においては、切換弁体2に作用する力
は、第3図において以下のようになる。ランド28の前
面に作用する空気力と切換弁体2内の後面空間36にお
ける閉止栓37に作用する空気力とが、環状溝29の前
部端の受圧面38に作用する空気力より勝り、切換弁体
2が第4図に示すような後退位置まで後退する。この切
換弁体2の後退の過程で、通路16に連なる小さな通路
17が環状溝31と連通し、通路33を介して作動空気
が切換弁体2内のピストン21の前面に作用する。通路
17は絞り効果を有しているので、作業者による打撃工
具1を押し付ける力が少なくて済み、また、ピストン2
1は徐々に後退する。ピストン21の後退で孔32に作
動空気が導入され、ピストン21は第6図に示すように
さらに後退する。そのとき、ピストン21と閉止栓37
との間の空気は、切換弁体2が後退したとき、孔27と
環状溝26を経て排気通路19から大気に逃がされる。
尚、定常的な打撃動作に入ると、ピストン21がチゼル
20を打撃したとき反発して戻るので、上記作動空気に
よるピストン21の後退は主として上記孔32からの供
給によってなされる。
切換弁体2もピストン21も一定の後退位置に後退した
状態で、通路16から通路17、孔33を経て切換弁体
2内のピストン21の前面空間39へ供給された空気
は、間隙34、切換弁体2が後退して生じた空間40及
びシリンダ部4に開口された2つの空気抜き孔41,4
2、通路43を介して、マフラーケース44内へ排出さ
れ、その空気は消音されながら抜き孔45から大気へ放
出される。切換弁体2の前面とピストン21の前面とが
大気圧に近くなっている状態で、通路15の作動空気は
環状溝29の受圧面38に作用するので、切換弁体2は
前進し、第7図に示すように後退位置のチゼル保持部材
3に当接するまで移動する。その状態では前面空間39
の空気は孔32及びシリンダ部4の孔46を介して大気
圧となる一方、空気室13は環状溝26及び孔27に連
なり、ピストン21の後面に空気圧が作用する。ピスト
ン21は前進して、その慣性力で最後端の後退位置にあ
るチゼル20の後端部を第1図に示すように打撃する。
このようなピストン21の運動は、上述したようにlだ
け短いストロークで行われるので、ピストン21がチゼ
ル20に与える打撃力は、後述する場合よりも小さくな
る。尚、打撃を停止するときは、レバー6の握りを放せ
ばスプリング47の弾発力で弁体7が後退して、作動空
気の通路11への供給は阻止される。
一方、硬岩を穿孔するときや座ぐり後の穿孔作業におい
ては、作業者が工具本体1を押す力を弱めチゼル20の
先端が地山に当接する程度にとどめる。チゼル保持部材
3の受圧部22には常時チゼル保持部材3をシリンダ部
4の前端に当接する前進位置へ付勢する空気力が作用し
ているので、チゼル保持部材3は、第5図に示したよう
にだけ前進し、チゼル保持部材3の前面とシリンダ部
4の前端内面との間の空間はなくなる。チゼル保持部材
3が前進位置に保持されるとともにそれに伴ってチゼル
20の後端部は最後端に対して次位の後退位置に保持さ
れるので、チゼル20の後部のシリンダ部4内へ入り込
む量が少なくなり、その分だけシリンダ部4内で移動す
るピストン21のストロークが長くなる。その状態での
作動は、切換弁体2とピストン21との前進位置が共に
lだけ前方へ移動するだけであるので、上述したストロ
ークがlだけ短い場合と同様であるが、ピストン21の
移動距離が長いだけその慣性力は大きく、ピストン21
がチゼル20に与える打撃力は大きくなる。従って、地
山が硬くてもそれに応じた打撃力が発揮され、また座ぐ
り後の迅速な穿孔も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空気式打撃工具の全体断面図、第2図
は第1図のII−II矢視断面図、第3図は切換弁体の後部
に形成された環状溝の位置する部分の拡大図、第4図は
切換弁体のみが後退したときの作動説明図、第5図はチ
ゼル保持部材が前進した位置にある大きい打撃力を発生
させる場合の初期状態図、第6図は切換弁体とピストン
とが後退したときの作動説明図、第7図は切換弁体のみ
が前進したときの作動説明図である。 1……工具本体、2……切換弁体、3……チゼル保持部
材、4……シリンダ部、20……チゼル、21……ピス
トン、22……受圧部、24……鍔部、25……チゼル
受部、36……後面空間、39……前面空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体内に形成され、作動空気が給排さ
    れるシリンダ部と、 後部が上記シリンダ部内に臨むとともに先端部が上記工
    具本体のシリンダ部から前方へ突出するようにかつ前後
    方向に移動可能に配設され、上記シリンダ部内に臨む後
    部に該シリンダ部からの抜けを防止するための鍔部が形
    成されたチゼルと、 上記シリンダ部内の前部において前進位置と後退位置と
    の間を前後方向に摺動可能に配設され、作動空気の作用
    を受けて上記前進位置に付勢するよう形成された受圧部
    を有するとともに上記チゼルの鍔部と係合して該チゼル
    の後方移動により上記後退位置に移動させるよう形成さ
    れたチゼル受部を有し、上記チゼルの上記鍔部よりも後
    方の部分を、該チゼルの後端部を後方にかつ上記前進位
    置と後退位置とに対応した2つの後退位置に位置付け可
    能に突出せしめた状態で前後方向に摺動自在に保持する
    チゼル保持部材と、 上記シリンダ部内の上記チゼル保持部材よりも後方にお
    いて前後方向に摺動可能に配設され、後退時は一定の後
    退位置に位置付けられる一方、前進時は上記チゼル保持
    部材によって該チゼル保持部材の前進位置と後退位置と
    に対応した2つの前進位置に規制され、作動空気のシリ
    ンダ部内への給排を行う円筒状の切換弁体と、 該切換弁体内に該切換弁体内の内部空間を前面空間と後
    面空間とに仕切るように前後方向に摺動可能に配設さ
    れ、後退時は一定の後退位置に位置付けられる一方、前
    進時は上記チゼル保持部材の前進位置と後退位置とに対
    応する上記チゼルの2つの後退位置で該チゼルの後端部
    に衝突することによって2つの前進位置に規制され、上
    記切換弁体による上記前面空間と後面空間とへの作動空
    気の給排により前後動して前進位置でチゼルに打撃力を
    与えるピストンと、 を備えたことを特徴とする空気式打撃工具。
JP6657587U 1987-04-30 1987-04-30 空気式打撃工具 Expired - Lifetime JPH065096Y2 (ja)

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JP5082051B2 (ja) * 2011-02-05 2012-11-28 アピュアン株式会社 エアーハンマー工具、及び該エアーハンマー工具の打撃力調整方法

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