JPH06509536A - 伸張自在の接着テープにより包装物をユニット化する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 伸張自在の接着テープにより包装物をユニット化する方法１、技術分野 本発明は保管、出荷、または他の目的から物体を固定するための方法に関する。

２、技術の検討 多くの製造工場において、製品または包装物は取扱、保管、および出荷を促進す るために他の製品または包装物と共にある点でグループ化される。かかるグルー プ化は普通「ユニット化ｊと呼ばれる。ユニット化の最も普通の形態はパレット 積載である。ユニット化の特定曲面として、パレット化はユニットロード（積荷 ）をパレットに結合して基本的にはフォークリフトトラックで取扱う方法がある 。パレットロードは垂直強度および水平または側安定性を有するものでなければ ならない。ロードの積付は強度（特にカートンまたは容器に包装された製品のロ ード）は各段のパターンまたはレイアウトに依存する。大抵の場合、コラムスタ ック（上に直接重ねていく）は最大垂直強度を得る。このコラムスタックは、し かし、側安定性かない。インターロッキングパターンは垂直強度の犠牲を伴って 側安定性を増す。このパターンは、また、パレット空間を最大に利用するために 使用できる。垂直積付は強度、側安定性、および空間利用のバランスはパレット パターンの配列により最終的に得られ、各製品または包装物品ごとにパレットに 積載されることを必要とする。

ある設備製造業者は水平ストラッピング部をパレットに設けてパレット作業中に ロードを安定化させる。空間、カッティング労費の削減、および荷役の単純化の 他に、パレット積載時のストラッピングは取扱前に極度に不安定なロートを安定 化させるためにも効果的である。通常、２または３のストラップ段が大抵のロー ドを安定にするので、多くのユーザは上から第２層のみに紐を掛ける。

低コストで側安定性を得る１手段は積荷層を一緒に接着するために接着剤を使用 することであった。この目的のための接着剤は積荷を分離させる側方向力に抵抗 する良好な剪断強度を有するものでなければならない。この接着剤は、また、製 品または包装物を損傷させることなく積荷を分解できる低引張強度を有しなけれ ばならない。鋼および最近のプラスチックのストラッピングはユニット化および パレットに積載された積荷を固定するために使用されている。プラスチック、例 えば、ポリプロピレン、ナイロン、およびポリエステルは多くの用途で鋼に置換 され、今や一般的パレット積載に使用されるストラッピングの８０％はプラスチ ックである。プラスチックとして、ポリエステルは、新ポリエステル製品の破壊 強度の点から、鋼ストラッピングの代用として最も頻繁に使用されている。

数年前、パレット積荷のシュリンクラッピングは相当の人気を博した。積荷の一 体性を確実にしながら、シュリンクラッピングは埃、塵、水、および抜き荷から 保護を確実にした。しかし、近年は、シュリンクラッピングはエネルギコストの 上昇により当初の人気を若干失った。パレット積荷のまわりにフィルムを収縮さ せるために時に使用された大きなオーブンはユニット化された積荷を安定させる ために非常に多くのエネルギを消費し、結果的コストはシュリンクラッピングの 人気をエネルギ効率の良いストレッチラップへ移行させた。

パレット安定性の主シェアはストレッチランプにある。ストレッチラッピング設 備は手で持つ手動ラッピング装置から自動高速装置に変化している。

目下人気を得ているユニット化の分野は一括包装（括束）である。ランバー、絶 縁シート材、およびベットフード用袋は括束の成功用途例である。括束は照明器 具の製造業者を含む多くの異なる産業界に用途を見出している。パレット積載、 ユニット化、安定性、ラッピング、および括束はストラッピング、接着剤、シュ リンタラップ、またはストレッチラップと共に殆どあらゆる包装および出荷分野 に共通して活躍している。

次の問題を解消するラッピング材またはストラッピング材を見出すことが望まし い。

（１）乾燥粘着性接着剤による容器の表面からの繊維の引張り、（３）パレット 積載した積荷を安定させるための付加的機械の排除、例えば、ストラッピング材 の端部を結合するためのクリップ、（４）過剰量の廃棄物の解消、例えば、使用 後のストレッチラップ、 （５）ストラッピング材の過剰な緩みと結果的包装物の移動の最小化、 （６）ストラッピング材の過料締結と結果的包装物の損傷の最小化、および （７）湿気の凝集を最小限にするためのユニット化された積荷のまわりへの空気 循環の阻止。

発明の概要 本発明は物体、例えば、包装物を伸張自在の不粘着性感圧接着テープの使用によ りユニット化するための手段を提供する。好ましい態様において、上記テープは 少なくとも１つの主面上で感圧接着剤層を担持する高伸張性、実質的非回復性の 基材を有する。このテープは（１）支持体へ固く結合されることができ、かつ（ ２）伸張した後に不粘着化する２つの可能性ををする。

物体のグループをユニット化するために、テープの小部が、好ましくはロールか ら第１物体へ付設され、次いでロールの場合にはそのテープを同時に巻戻して不 粘着化するまで引張り、かつ物体残部に巻付ける。最後に、伸張していないテー プ部分をグループ化した物体へ接着して伸張して不粘着化したテープへ固定する 。このテープは接着した物体の領域からその接着部分を剥離することにより簡単 に除去できる。

伸張自在の不粘着性感圧接着性テープは少なくとも約２，５０００ｐｓ　ｉ　（ １７６ｋｇ／ｃｍりのヤング係数、好ましくは少なくとも３．０００ｐｓ　ｉ　 （２１１ｋｇ／ｃｍ’）、ただし約１００，０００ｐｓ　ｉ　（７０３１ｋｇ／ ｃｍ”）未満、更に好ましくは約５，０００ｐｓ　ｉ　（３５２ｋｇ／ｃｍ”） から約３０，０００ｐｓｉ　（２１０９ｋｇ／ｃｍ”）の範囲のヤング係数を存 する。この基材は高い引張強度、少なくとも約１５０％、更に好ましくは少なく とも約２００％、更に好ましくは少なくとも約６００から８００％の破壊点長手 伸び率を有し、かつ好ましくは低回復率、例えば、伸張後に約５０％未満、好ま しくは約３０％未満の弾性回復率を有する。上記テープが破壊点まで伸張した場 合、このテープは低弾性になり、テープか破壊点まで伸張しない場合、このテー プはユニット化した物体の積荷ヘテンシジンを付与できるだけの残留弾性を保持 する、即ち、大きなゴムバンドのように。しかし、ゴムバンドと異なり、このテ ープの回復程度は低いのが好ましい。相対的に回復程度の高いテープは動力駆動 機により付設する場合および回復後に再粘着されない場合に使用できる。

上記テープの感圧接着剤層は充分な剪断強度とテープを設置する物体の小域へ接 着するための接着保持力を有する。いずれの支持体に対する接着剤の保持力も、 その基材に対する接着剤の凝集力よりも小さくかつ基材に対する接着剤の接着性 よりも小さいのが好ましく、それにより接着剤層またはその一部は基材を伸張さ せたときに基材から分離しな（なる。接着剤層は、また、高い延伸性を有するの か好ましい。テープの接着部は接着した面から３５°未満の角度で引張ることに より接着した面から綺麗に剥離できる。

伸張による上記テープの不粘着化の特徴は物体表面にテープが接着するのを防止 する。この特徴は、永久的接着はテープ除去後に物体表面を汚損するので重要で ある。ストラッピング用途として充分な固定を付与するために物体へ接着するテ ープ量はその用途に必要とされた全テープ量の相当に少量部にでよい。この伸張 特性は所定ユニット化用途に使用するテープ量を相当に少量にすることができる 。

伸張後の不粘着化特性は包装物、特にパレット上に収容された包装物をユニット 化し、単一包装に封鎖かつ固定し、かつ木製ロッドおよびシート、金属、または 繊維材等の緩い物品の束を固定するためにここに開示のテープの使用を可能にす る。効果として、上記テープは糸、麻紐または針金の代わりに使用できる。

図面の簡単な説明 図１は数段に配置し、かつ伸張自在の不粘着性感圧接着テープの単一組を包装物 の１段のまわりにラップした複数の包装物の斜視図である。

図２は数段に配置し、かつ伸張自在の不粘着性感圧接着テープの単一組を包装物 の各段のまわりにラップした複数の包装物の斜視図である。

図３ａは数段に配置し、かつ伸張自在の不粘着性感圧接着テープの単一組を包装 物の数段のまわりに包装物の傾斜を最小限にするようにしてラップした複数の包 装物の前面の斜視図である。

図３ｂは図３ａに示した複数の包装物を９０°回転させた状態の斜視図である。

図４ａ、４ｂ、および４ｃは本発明の方法により不粘着性テープを作用させる方 法を示す概略図である。

図５は本発明の方法により伸張したテープによって箱を封鎖かつ固定した斜視図 である。

詳細な説明 本発明に適したテープは１９９０年１２月２０日に出願された同一出願人による ＵＳ特許出願第０７／６３２，１７３号に完全に記載されている。しかし、特定 テープ以外のテープが本発明の方法に適用できる。概ね、テープ１０は少なくと も１つの主面上に感圧接着剤の層１４を担持する基材１２を有する。上記感圧接 着剤の層を担持しない上記基材の主面は低接着裏糊付は組成層を選択的に担持て きる。

本発明に使用できるテープの基材に適する材料として、（１）高い引張強さ、（ ２）約５０から約１．５００％、好ましくは約１５０から約８００％、更に好ま しくは約２００から約８００％、更に好ましくは約６００から約８００％の破壊 点長手伸び率、（３）実質的非弾性、例えば、伸張後に約５０％未満、好ましく は約３０％未満、更に好ましくは約２０％未満の弾性回復率、および（４）少な くとも約２．５０００ｐｓ　ｉ　（１７６ｋｇ／ｃｍ’）、好ましくは少なくと も３．０００ｐｓ　ｉ　（２１１ｋｇ／ｃｍ２）、ただし約ｉ。

Ｏ，０ＯＯｐｓ　ｉ　（７０３１ｋｇ／ｃｍ”）未満、更に好ましくは約５．０ ００ｐｓ　ｉ　（３５２ｋｇ／ｃｍ’）から約３０．０００ｐｓｉ（２１０９ｋ ｇ／ｃｍ”）の範囲のヤング係数を有する高い延伸性のポリマーシート材を含む 。材料のヤング係数を測定する好適方法はＡ　Ｓ　ＴＭｔｔｉ定Ｄ　８８２　８ ８、［薄いプラスチックシート材の引張特性の標率試験法Ｊに記載されている。

ヤング係数が、また、あまりにも低い場合には、上記テープはそのプラスチック 性を喪失してゴム性になる。

本発明のテープの基材に適した代表的材料例として、高密度ポリエチレン、低密 度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、および線状超低密度ポリエチレンを 含むポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリブチレンの等のポリオレフィン ；可塑化および可塑化されていないポリ塩化ビニル、およびポリ酢酸ビニル；エ チレン／メタクリレートコポリマ、エチレン／ビニルアセテートコポリマ、アク リロニトリル／ブタジェン／スチレンコポリマ、およびエチレン／プロピレンコ ポリマ等のオレフィンコポリマ；アクリルポリマおよびアクリルコポリマ；およ び上記の組合せが含まれる。いずれかのプラスチック、またはポリプロピレン／ ポリエチレン、ポリウレタン／ポリオレフィン、ポリウレタン／ポリカーボネー ト、ポリウレタン／ポリエステル等のプラスチックとエラストマ材等の混合物ま たは配合物か使用できる。基材は典型的にはポリエチレンフィルムおよびポリプ ロピレンフィルムから選択されるのが好ましく、線状低密度および超低密度ポリ エチレンフィルムが更に好ましい。

基材は、例えば、押出し、同時押出し、溶剤キャスティング、フォーミング、不 織布製造法等既知フィルム形成法により製造できる。基材は充分な一体性を有し 、製造可能かつ取扱可能である限り適宜厚であってよく、約ＩＯから７５０マイ クロメータの範囲の厚さか好ましい。約ｌＯマイクロメータよりも薄い基材は乾 燥接着剤として好ましくない。約７５０マイクロメータを越える厚みを有する基 材は所望以上の引張力を必要とする傾向があり、動力駆動機械以外では使用か困 難になる。

上記接着層の接着剤はいかなる感圧接着剤であってもよく、特定接着特性はテー プの用途に依存し、好ましい接着特性は、一般的に、１２．７ｃｍ／分の剥ぎ率 におけるＰＳＴＣ−１およびＰＳＴＣ−３およびＡＳＴＭ指定Ｄ９Ｏ３−８３に よれば、１８０°剥ぎ角度で約４Ｎ／ｄｍから約２０ＯＮ／ｄｍの範囲、好まし くは約２５Ｎ／ｄｍから約１００Ｎ／ｄｍの範囲である。

本発明に好適の感圧接着剤として、天然ゴム、オレフィン、シリコン、ポリイソ プレン、ポリブタジェン、ポリウレタン、スチレン−イソプレン−スチレン、お よびスチレン−ブタジェン−スチレンブロックコポリマ、および他のエラストマ 等の粘着性ゴム接着剤；およびイソオクチルアクリレートとアクリル酸のコポリ マ等の粘着性または不粘着性アクリル接着剤が含まれ、これらは放射、溶剤、懸 濁、または乳化法により重合できる。最も好ましい接着剤は粘着性ブロックコポ リマである。ある目的から、接着性を時間以上に持続しない接着剤が望まれ、そ れにより最適角度未満での剥ぎ取りによりテープの除去が包装物を過度に汚損し ないようにする。

接着剤層の厚みは約１５から約１，０００マイクロメータの範囲、好ましくは約 ２５から約４００マイクロメータの範囲である。この好ましい厚み範囲において 、より厚い層はより薄い層よりも不粘着性が低い。選択的に、上記接着層におけ る接着剤のコーティング重量は約１／２グレイン／２４平方インチ（０，００５ ｇ／ｃｍ”）から約５０グレイン／２４平方インチ（０，５０２ｇ／ｃｍ’　） 、好ましくは３グレイン／２４平方インチ（０，０３０ｇ／ｃｍ”）から１５グ レイン／２４平方インチ（０，１５１ｇ／ａｍ”　）の範囲である。

上記テープを引張った（伸張した）ときに、上記接着剤は不粘着化しなければな らない。ここで、「不粘着性１の用語は後述するように「感圧粘着試験Ｊによる 粘着力と接着力の低下を意味する。実際問題として、テープを引張った後に、粘 着力が少なくとも１０％、更に好ましくは少なくとも２５％、更に好ましくは少 なくとも５０％まで低下するのが好ましい。接着層のコーティング重量は基材の 面領域か広がることにより減少するので接着剤が不粘着化すると考えられる。驚 （ことに、不粘着力は単位面積当たりのコーティング重量における減少から予想 される以上のレベルになる。

本発明のテープは感圧接着テープを製造する従来方法により製造できる。例えば 、接着剤を基材上へ、直接、塗布するか、または分離層として形成してから基材 へ積層する。場合によっては、基材の接着剤層の接着力を改良するために、基材 をコーティング工程または積層工程の前に次の１以上の方法により予備処理する ことができる。即ち、コロナ放電またはプラズマ放電、炎処理、電子ビーム放射 、紫外線放射、酸エツチング、または化学ブライミイング法がある。かかる前処 理はヒドロキシアクリレートまたはヒドロキシメタクリレート等の反応性化学接 着促進剤、または他の低分子量の反応種と共にまたは伴うことなく行うことがで きる。コロナ放電予備処理はポリマーフィルムが基材に使用される場合に一般的 に好ましい上記テープをロールから懸垂する場合には、感圧接着剤を担持してい ない基材の主面は巻戻しが容易なように低接着性の裏糊付は組成層を有するのか 好ましい。選択的に、感圧接着剤層は剥離ライナにより被覆されていてよい。本 発明に好適な低接着性裏糊付は組成物は、例えば、ＵＳ特許第２．５３２．０１ １号、同第４，２７９．７１７号、同第４．９６１．９６３号、同第４，９６８ ．７６６号、および同第４，３４２．８１５号に記載の従来既知組成物から選択 できる。

最も簡単な態様の１つとして、図１に示されたように、テープｌＯは物体、例え ば、１以上の段の物体、例えば、包装物１４上にある１段の包装物１２のまわり にラップされる。この簡単な態様は軽い荷役、例えば、倉庫で低速で短距離だけ パレットを移動するのに適している。

この態様を発展させた例として、図２において、テープ２ｏは包装物２４のごと き１以上の物体上の包装物２２のごとき物体の１段のまわりにラップされ、かつ 包装物２４のごとき物体の第２段はテープ２６の第２ストリツプによりラップさ れる。付加的テープ２８．３０．３２．３４のストリップは包装物３６．３８． ４０．４２のごとき物体の付加的段をラップするために使用される。

更に複雑な態様において、図３ａおよび図３ｂ示されたように、テープ５０は包 装料５２のごとき複数段に配置されたｌグループの物体のまわりに交差パターン でラップされる。このパターンは上記物体を安定させる同等の力と反動力とを有 し、それにより振動力を受けたときに傾斜を防止する。このパターンは厳しい荷 役、例えば、道路上の高速長距離トラック運送に効果的である。

図３ａおよび図３ｂの態様に関し、材料取扱い者は点Ａで包装物５２ヘテーブ５ ０の一部を取り付けることができる。このテープ部を包装物５２の隅のまわりに ラップし、続いてテープ５０を引張ってテープを包装物５２の表面から緩まない ようにする。更に、テープ５０を伸張させ、順次、Ｂ点の第２包装物５２．６点 の第３包装物５２、Ｄ点の第４包装物５２、Ａ点の第１包装物５２、Ｅ点の第５ 包装物５２、Ｆ点の第６包装物５２、Ｇ点の第７包装物５２、■］壱の第８包装 物５２、Ｅ点の第５包装物５２．５点の第９包装物５２、Ｄ点の第４包装物５２ 、Ｋ点の第１Ｏ包装物５２、Ｌ点の第１１包装物５２．６点の第３包装物５２、 Ｇ点の第８包装物５２、Ｋ点の第１０包装物５２、Ｂ点の第２包装物５２．５点 の第９包装物５２、Ｍ点の第１２包装物５２、Ｈ点の第８包装物５２、Ｌ点の第 １１包装物５２、Ｆ点の第６包装物５２、Ｍ点の第１２包装物５２、およびＡ点 の第１包装物５２と接触するように誘導する。

上記テープを緊張下でパレット上の包装物へ付設するのが好ましく、それにより 上記テープはその弾性特性を幾らか保持する。実際に、上記テープは大きなゴム バンドのごとく作用する。しかし、上記テープはゴムバンドのごとき回復力を呈 しないのが好ましい。

本発明の範囲において、物体としてパレットそれ自体を含む。即ち、上記テープ は保管される物体とその物体を載せたパレットとのまわりをラップできる。

上記テープの不粘着特性は物体の表面を損傷することなくテープの物体からの除 去を可能にする。上記テープを引張ることは上記テープの引張強さを増大させる ことが知見されている。

図４ａ、図４ｂ、図４０において、基材６２および感圧接着剤の層６４を有する テープ６０がいかにして物体６６から時期尚早に外れないように引張りかつ伸張 させることができるかを示す。テープ６０か、図４３に示したように、水平から ３５６未満の角度で引張られる場合、物体６６の表面６８へ接着されたテープ６ ０の部は剥離し、かつテープ６０のその部は表面６８へもはや接着しない。テー プ６０が、図４ｂに示したように、水平から約３５°から約４５０で引張られる 場合、表面６８へ接着しているテープ６ｏの部は大きくは不粘着化せず、テープ ６０のその部は表面６８へ接着している。テープ６０が、図４０に示したように 、水平から４５°を違える角度で引張られる場合には、テープ６０の表面６８に 接着している部は不粘着化せず、かつテープ６０のその部は依然として接着して いる。

選択的に、上記テープの使用者は物体の表面から接着しているテープ部を除去す ることなくテープを伸張させるために充分に注意を払うことができる。

ｌグループの物体をユニット化するために必要なテープ量は同一物体に必要なシ ュリンクラップまたはストレッチラップの量よりも相当に少ない。従って、破棄 を必要とする固体廃棄物の発生は少ない。

本発明の方法は、仮に複数段でパレット上または他の型のプラットホーム上に載 置または配置されていなくても、複数の容器または他の物体をユニット化するた めに使用できる。図５を参照して、ロールからテープ７２の小片７４をＸ点で箱 ７０の表面７６へ接着する。この後、テープ７２を、ゆっくりとロール（図示せ ず）から巻戻すと同時にＸ点で箱７０へ接着されていないテープ７２の部を不粘 着にするために伸張する。テープ７２を巻戻すと同時に、箱７゜を閉鎖するため にそのまわりにラップする。箱７０を所要分ラップした後、テープ７２の小部７ ８を巻戻すが、伸張はしない。テープ７２を閉鎖箱７０のまわりに固定するため にこの部をＹ点で箱７゜へ取付ける。テープ７２と箱７０との間の必須の接着は Ｘ点とＹ点でのみ行われる。テープ７２が箱７ｏから除去されるときに、箱７０ に対する潜在的損傷域はＸ点とＹ点に限定される。個別複数の箱を閉鎖かつ固定 するために図５と異なるラッピング形態が採用されてよい。

ここに記載のテープを含む他の方法として、マスキング、シーリング、および絶 縁が含まれる。

種々用途において、例えば、自動車分野において、マスキング法はマスクされる 面を不規則面に合わせる必要があるために限界がある。この場合、伸張強度は合 致のために必要である。典型的には、合致が必要な場所で例えば、１０から２０ ％のかなり低い引張率で得られる。

衛生分野において、テープは第２管に連結されるべき第１管のねじゃまのまわり に巻付けるために使用される。ポリテトラフルオロエチレン連結器を使用する代 わりにストレッチテープ（伸張自在テープ）が使用でき非常に薄い層をそのねじ やまのシーリングとして形成できる。

低電圧用途として、伸張自在テープは絶縁目的で使用できる。

本発明のテープの他の用途として、本発明のテープを伸張かつラッピングするこ とにより複数のケーブルをラッピングしたり、本発明のテープを螺旋状にケーブ ルのまわりにラッピングするために使用できる。

上記テープの伸張域における物体へのテープの接着力は伸び具合を特定したりま たは適宜接着剤を特定することにより調整できる。

上述のテープの有用機能について多くを説明していないが、主要面上に接着剤層 を担持する基材を有するテープは本発明の方法に使用できる。

次に非制限例として本発明の詳細な説明する。

試験法 上記テープの１インチごとの細片を７８．５ｇの環状リングへ接着する。ステン レス鋼テストプローブ（Ｓ　Ｓ）またはポリエチレンテストプローブ（ＰＥ）（ その両者の直径は３／８インチ（０，９５ｃｍ））を１ｃｍ／分の速度で環状リ ングの中心から上昇させて接着剤担持面と接触させる。１秒の停滞時間後、上記 プローブを接着剤担持面から分離し、かつ上記プローブを接着剤担持面から分離 するために必要な最大力を測定かつ記録する。このテストの詳細はＡＳＴＭ指定 Ｄ２９７９−８２に説明されている。

ステンレス鋼に対する１８０’剥ぎ接着力１インチ（２，５４ｃｍ）幅でＩＯか ら１２インチ（２５，４から３０．５　ｃｍ）長の面積を有するテープサンプル を少なくとも２インチ（５，０８ｃｍ）幅、５インチ（１２，７ｃｍ）長、１／ １６インチ（０，１５９ｃｍ）厚みを有するステンレス鋼（Ａ　Ｉ　Ｓ　１３０ ２または３０４）テストパネルへこのテストパネルの中心線に沿って接着して５ からフインチ（１２，７から１７．８ｃｍ）のテープサンプルをこのテストパネ ルの縁部がら突出させた。このテープサンプルを一旦各方向へ巻いて５ポンドロ ーラにした。テストパネルと接触していないテープサンプルの端部を折り返して 略１インチ部をテストパネルから剥がした。このパネルの端部を引張テスタの下 顎で挟持した。テープサンプルの端部を二重にしてタブを形成した。このタブを 引張テスタの上顎で挟持した。この両顎を１２インチ／分（３０，５ｃｍ／分） の速度で分離し、平均接着値を記録した。このテストの詳細はＰＳＴＣ−３とし て「感圧テープのテスト法Ｊイリノイ州、グレンビューの「感圧接着テストカラ ンシル」第９巻に説明されている。

繊維板に対する１８０°剥ぎ接着力 この試験は上記１８０°剥ぎ試験と同様に行い、試験面をステンレス鋼テストパ ネルの１側の全面へ二重塗布したテープにより取り付けたモンニ（Ｍｏｓ　１ｎ ｅｅ）６９６−Ｃ紙（ウィスコンシン州、モン二のＭｏ５ｉｎｅｅ　Ｐａｐｅｒ 　Ｃｏｒｐ、がら入手できる）とした点のみが異なる。

波板に対する１８０°剥ぎ接着力 この試験は」１記１８０’剥ぎ試験と同様に行い、試験面を２インチ幅、５イン チ長、Ｏ１６５インヂ（０，４１９ｃｍ）厚の長手方向に溝を付けた２００番ク ラフト面段ボール箱材とした点のみが異なる。

ユニット積荷の機械荷役 波板製の１０１．／２インチ（２６，７ｃｍ）　ｘ　Ｉ　２　１／２インチ（３ １，８ｃｍ）ｘ　１５　１／４インチ（３８，７ｃｍ）の体積を有しかつ１２か ら１５ボンド（５，４５から６．８２ｋｇ）のダンネーノ用砂を入れた箱を４２ インチ（１０６，７ｃｍ）ｘ４８インチ（１２１，９ｃｍ）の標準パレット上に ３ｘ３ｘ７箱の形態に積み重ねた。フォークリフトトラックからの突出部をいず れの方向、即ち、前後左右から上記パレットと係合させた。作業員は５フィート ／秒（１５２，４ｃｍ／秒）を越えない歩く速度でＬ形テストコースをフォーク リフトによりそのパレットを持ち上げ、かつ運搬した。Ｌ形テストコースは１０ から１１　１／２フイート（３０４，８から３５０．５ｃｍ）幅の側路と９０° 角と加速／減速領域を有した。パレットによりいずれの方向からもアクセスでき かつ相互に直角の方向、即ち、前と右側で試験した。この試験の詳細はＡＳＴＭ 指定Ｄ１０８３−８８に記載されている。

振動試験 ユニット積荷の機械荷役で説明したユニット化したパレットを振動試験機械へ載 せた。振動試験機械は加えられた振動をプラットフォームに均等に分布させるフ ラットな水平試験面を有した。このプラットフォームを駆動して鉛直方向にのみ 移動させてサイン曲線運動をさせた。この運動の振動数と振幅を変化させ、調整 し、かつ可能な範囲で横幅を被覆した。このテストサイクルは初期振動を３ヘル ツとし、１００ヘルツまで振動させてから３ヘルツへ戻した。それぞれの振動は ０．１ｇから０．５ｇの加速レベルとした。この試験の詳細はＡＳＴＭ指定Ｄ３ Ｓ８０−８９に記載されている。

実施例Ｉ 異なる表面に対する接着力および異なる包装材の表面からの繊維引張力を例証す るために、感圧接着剤組成物を基礎としたブロックコポリマを用いて一連のテー プを形成した。この一連の各テープはｌ主面が５ミル（０，０１３ｃｍ）線状低 密度ポリエチレン（ＬＩＤＰＥ）である基材に粘着性感圧接着剤を塗布すること により形成した。この接着剤は炭化水素樹脂（“Ｗｉｎｇｔａｃｋ　Ｅｘｔｒａ ”）で粘着化されたスチレン−イソプレン−スチレン−ベースのブロックコポリ マであった。

この実施例の接着剤の配合はここに参考にしたＵＳ特許第３．２３９．４７８号 に記載のそれと同様であり、以下の通りである。

成分　量（ｐｈｒ） スチレン−イソプレン−スチレン ブロックコポリマ（’Ｋｒａｔｏｎ” １１０７、シェル化学社）　１００ 炭化水素樹脂粘着剤 （”Ｗｉｎｇｔａｃｋ　Ｅｘｔｒａ” グツドイヤタイヤおよびゴム社）　１００酸化防止剤（”Ｉ　ｒｇａｎｏｘ” ＋　０７６．チバガイギ社）１．５ 酸化防止剤（”Ｃｙａｎｏｘ ＬＹＤＰ”アメリカンシアナミド社）１．５上記低接着性裏糊付は組成物はビニ ルＮ−オクタデジルカルバメートと酢酸ビニルとのコポリマであり、ＵＳ特許第 ２．５３２，０１１号に記載されている。

上記基材の主両面をコロナ処理した。低接着性裏糊付は組成物を接着剤を担持し ない基材の主面へ付与した。この一連の伸張前および伸張後のテープの各々の接 着剤のコーティング重量は表１に２７ｃｍ２で示した。手により伸張させたとき のテープの伸び率は７２０％であった。

コーティング重量　コーティング重量 サンプル　（伸張前）　（伸張後） １　０、　０２１　０．　０１４ ２　０、　０３７　０．　０１５ ３　０、　０４９　０．　０２０ ４　０、　０５７　０．　０２２ ５　０、　０８４　０．　０３６ ６　０、　０９２　０．　０４３ 表１のデータは極限値の伸張が単位面積当たりの接着剤のコーティング重量にお いて２．３倍減少（略）することを示した。この減少は基材の表面積の増加に起 因すると考えられる。この減少は粘着力と接着力の減少に帰結する。

波板紙に対する接着力は表２にｇ／ｃｍで記載した。

表２ 接着力（ｇ／ｃｍ）　繊維引張率（％）サンプル　（伸張前）　（伸張後）　（ 伸張前）　（伸張後）１　１８２．１　１１．２　１００　０２　１９７．７　 ４１．３　１００　０３　２３７．９　６７．０　１００　０４　２２０．１　 ７８．２　１００　０５　２０８．９　１１９．５　１００　０６　２１２．２ 　１２６．２　ｔｏｏ　０感、圧粘着力は表３にｇｌｏ、６４５ｃｍ’で示した 。

表３ 粘着カーＳＳプローブ　粘着カーＰＥプローブ（ｇｌｏ、６４５ｃｍ”）　（ｇ ｌｏ、６４５ｃｍ”）サンプル　（伸張前）　（伸張後）　（伸張前）（伸張後 ）表４において、繊維板の表面に対する接着力および繊維板の表面からの繊維引 張力を同一テープを基に説明した。

表４ 接着力（ｇ／ｃｍ）　繊維引張率（％）サンプル　（伸張前）　（伸張後）　（ 伸張前）　（伸張後）１　１５６．４　１１１．７　９７　３５２　１５６．４ 　１５６．４　９３　７３３　１６７．６　１６７．６　９３　９７４　１６７ ．６　１４５．２　９７　３６５　２１２．２　１５７．６　９５　６０６　１ ６７．６　１７８．７　９５　８７実施例ＩＩ アクリレートを基礎とした感圧接着剤組成による一連のテープを異なる表面に対 する接着力と異なる包装材の表面からの繊維引張力を例証するために形成した。

この一連の各テープは粘着性感圧接着剤で４ミル（０，０１０２ｃｍ）ＬＬＤＰ Ｅ基材の１主面をコーティングすることにより形成した。この接着剤はここに参 照したＲｅ、２４．９０６　（Ｕｌｒｉｃｈ）により製作した９０重量部のイソ オクチルアクリレートと１０重量部のアクリル酸から成るアクリレート接着剤で ある。基材はその主両面をコロナ処理した。低接着性裏糊付は成分を接着剤を担 持しない基材の主面へ塗布した。低接着性裏糊付は組成物は実施例■のタイプで ある。この一連のテープの伸張前後の各々の接着剤のコーティング重量は表５に ｇ／ｃｍ”で示した。

表５ コーティング重量　コーティング重量 サンプル　伸張前　伸張後 １　０、　０３７　０．　０１３ ２　０、　０６０　０．　０１６ ３　０、　１０６　０．　０３０ ４　０、　１２９　０．　０２７ 表５のデータは極限値までの伸張により単位面積当たりの接着剤のコーティング 重量において減少が２３倍（略）であることを示した。この減少は基材の表面積 の増加に起因すると考えられる。

波板紙の表面に対する接着力とそこからの繊維引張力を表６に示した。

表６ 接着力（ｇ／ｃｍ）　繊維引張率（％）サンプル　（伸張前）　（伸張後）　（ 伸張前）　（伸張後）１　１７０．９　７４．８　９８　１２２　１７３．２　 ９５．０　９７　２０３　１５６．４　１４７．５　＋００　４４４　１６９． ８　１６７．６　１９９　９４−■−記織繊維板表面への接着力とそこからの繊 維引張力を表７に示した。

表７ 接着力（ｇ／ｃｍ）　繊維引張率（％）サンプル　（伸張前）　（伸張後）　（ 伸張前）　（伸張後）！　１６４．２　１０３．９　７５　５２　１５８．６　 １５３．０　１００　１００３　１５０．８　１６７．６　１００　１００４　 １６４．２　１７５．４　１００　７７上記表のデータは、接着力が接着剤コー ティング重量の単なる減少から予測する以上に低下することを示している。例え ば、２．０から２．２グレイン／２４平方インチ（０，０２０から０．０２２ｇ ／ｃｍ”）の伸張後のコーティング重量を有するテープ（即ち、サンプル番号３ および４）の接着力と粘着力は２．　１グレイン／２４平方インチ（０，０２１ ｇ／　Ｃｍ’　）の伸張前のコーティング重量を有するテープ（即ち、サンプル 番号ｌ）の接着力と粘着力よりも非常に低い。接着力の低下は粘着力の低下、即 ち、不粘着性と直接的に相関する。

実施例ＩＩ！ ｌグループの容器を図３に示したように伸張自在のテープによりユニット化した 。このテープを伸び率６対ｌで手で付設した。比較目的から、第１グループの容 器と同一の第２グループの容器をストレッチラップにより手で付設してユニット 化した。両グループのユニット化した容器について機械による荷役試験および振 動（表）試験を行った。各タイプのラッピングに対する負荷移動は同様にし、か つ各タイプのラッピングは製造設備の使用に適するものと思われた。

その後にテープおよびストレッチラップをユニット化した容器から除去し、かつ スクラップテープとスクラップラップの重さを計った。ストレッチテープは２． ３オンス（０，３２ｋｇ）であった。

従って、テープ使用量は結果として７０％の廃棄量減少になった。

本発明の種々の改変および変更は本発明の範囲および精神を逸脱することなく可 能であることは当業者に明らかであろう。従って、本発明は上述の例示的態様に 不当に制限されないものと理解されるべきである。

ｌ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１つの段が少なくとも１つの物体から成る１以上の段に配設され た少なくとも２つの物体をユニット化する方法であって、上記方法は次の工程か ら成ることを特徴とする：（１）伸張自在の不粘着性感圧接着テープであって、 （１）少なくとも約２，５０００ｐｓｉ（１７６ｋｇ／ｃｍ２）であって約１０ ０，０００ｐｓｉ（７０３１ｋｇ／ｃｍ２）未満のヤング係数、少なくとも約１ ５０％の破壊点長手伸び率、および低回復率を有し、かっ（２）感圧接着剤層を その上に担持する基材を持つテープを用意し、 （２）上記テープの第１小部を上記物体の１つの小部へ接着し、（３）上記１物 体へ接着されていない部を不粘着化するまで上記テープを充分に伸張し、 （４）上記不粘着化した上記テープ部を上記物体の少なくとも２つのまわりにラ ッピングし、かつ （５）上記テープの第２部を上記物体の１つの小部へ接着し、それにより上記物 体が機械荷役および上記配設された物体の振動に対抗できるものにする。 ２．上記物体を少なくとも２段に配設する、請求項１の方法。 ３．上記テープを上記複数段の少なくとも１段上の上記物体の全てのまわりにラ ッピングする、請求項２の方法。 ４．上記物体は少なくとも６側を有する包装物から成る、請求項１の方法。 ５．上記テープを上記物体の最外面により形成された面と実質的平行の方向ヘラ ッピングする、請求項１の方法。 ６．上記テープを上記物体の最外面により形成された面と実質的に平行でない方 向ヘラッピングする、請求項１の方法。 ７．上記テープを上記物体の最外面により形成された面と実質的平行の方向ヘラ ッピングし、かつ上記物体の最外面により形成された面と実質的に平行でない方 向ヘラッピングする、請求項１の方法。 ８．上記テープの少なくとも１つの伸張かつラップした部を上記テープの少なく とも１つの他の伸張かつラップした部の上に交差させる、請求項１の方法。 ９．次の工程から成ることを特徴とする包装物を閉鎖かつ固定する方法： （１）伸張自在の不粘着性感圧接着テープであって、（１）少なくとも約２，５ ０００ｐｓｉ（１７６ｋｇ／ｃｍ２）であって約１００，０００ｐｓｉ（７０３ １ｋｇ／ｃｍ２）未満のヤング係数、少なくとも約１５０％の破壊点長手伸び率 、および低回復率を有する基材を具備し、かつ（２）上記基材が感圧接着剤層を その上に担持するテープを用意し、 （２）上記テープの第１小部を上記包装物の１つの小部へ接着し（３）上記包装 物へ接着されていない部を不粘着化するまで上記テープを充分に伸張し、 （４）上記不粘着化した上記テープ部を上記包装物の少なくとも１部のまわりに ラッピングし、かつ （５）上記テープの第２小部を上記包装物の小部へ接着し、それにより上記包装 物を閉鎖かつ固定した状態で維持する。 １０．上記包装物は少なくとも６側を有する、請求項８の装置。 １１．次の工程から成ることを特徴とする複数の物体をユニット化する方法： （１）伸張自在の不粘着性感圧接着テープであって、（１）少なくとも約２，５ ０００ｐｓｉ（１７６ｋｇ／ｃｍ２）であって約１００，０００ｐｓｉ（７０３ １ｋｇ／ｃｍ２）未満のヤング係数、少なくとも約１５０％の破壊点長手伸び率 、および低回復率を有する基材を具備し、かつ（２）上記基材が感圧接着剤層を その上に担持するテープを用意し、 （２）上記テープの第１小部を上記物体の少なくとも１つの小部へ接着し、 （３）上記物体へ接着されていない部を不粘着化するまで上記テープを充分に伸 張し、 （４）上記不粘着化した上記テープ部を上記複数の物体まわりにラッピングし、 かつ （５）上記テープの第２部を上記物体の少なくとも１つの小部へ接着し、それに より上記複数の物体を束状態にユニット化する。 １２．少なくとも約２，５０００ｐｓｉ（１７６ｋｇ／ｃｍ２）であって約１０ ０，０００ｐｓｉ（７０３１ｋｇ／ｃｍ２）未満のヤング係数、少なくとも約１ ５０％の破壊点長手伸び率、および低回復率を有する基材を具備した伸張自在の 不粘着性感圧接着テープであって、（ａ）上記基材は感圧接着剤層をその上に担 持し、上記テープは元来の長さの少なくとも２００％まで伸張する部を有し、そ れにより上記テープは少なくとも約１０％まで不粘着化することを特徴とするテ ープ。 １３．上記テープは少なくとも約２５％まで不粘着化するものである、請求項１ ２のテープ。 １４．上記テープは少なくとも約５０％まで不粘着化するものである、請求項１ ２のテープ。 １５．上記テープは元来の長さの少なくとも６００％まで伸張する部を有する、 請求項１２のテープ。