JPH06507178A - レチノイド類、並びに皮膚疾患及び白血病の治療におけるそれらの使用法 - Google Patents

レチノイド類、並びに皮膚疾患及び白血病の治療におけるそれらの使用法

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JPH06507178A JP5506024A JP50602492A JPH06507178A JP H06507178 A JPH06507178 A JP H06507178A JP 5506024 A JP5506024 A JP 5506024A JP 50602492 A JP50602492 A JP 50602492A JP H06507178 A JPH06507178 A JP H06507178A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 レチノイド類、並びに皮膚疾患および白血病の治療におけるそれらの使用法且術 丑肚 本発明は、新規なレチノイド類、それらの調製方法、このような化合物を含む医 薬組成物ならびに皮膚治療および白血病の治療におけるこれらの化合物の使用法 に間する。
!量技慮 幼少期にかなりの日射を浴びた白色人種は、成人期に以下の顕著な皮膚の変化: しわの発生、皮革化、黄変、たるみ、肌荒れ、乾燥、斑点(色素沈着過度)およ び種々の前悪性疾患の成長(しばしば無症状)を示す、これらの変化は、サンバ ーンしやすく且つサンタンしにくい色白の肌の人に最も顕著である0日光の有害 な作用は、累積し、時間がたつにつれ増加する。皮膚の解剖学上の劣化は初老期 に最も進行するが、過度の日射を浴びた破壊的影響は、20才までに既にはっき り表れる。表皮および真皮の重大な微視的変化は、これらが臨床学的に目に見え るようになる数十午前に起こる。しわの発生、黄変、皮革化および弾力の喪失は 、非常に晩期の変化である。
米国特許W3,729,568号に発表されたようにアクネの治療にビタミンA 酸を用いることは公知である。ThomasおよびDoyleによりJourn al of AmericanAcademy of Dermatology 、 4.505−513 (1981年)において概説されたビタミンA酸の他 の公知の用途としては、アクネの治療に加え、老年性コメド、コメド母斑、線状 いぼ状母斑、足底いぼ、偽性毛包炎、角化練細胞腫、日光性手足角化症、べんち 体、掌就角化症、ダリエー病、魚鱗せん、乾せん、黒色表皮腫、扁平苔せん、伝 染性軟属腫、反応性穿孔性膠原病、黒皮症、角膜上皮治癒、地図状台、フォック ス・フォーダイス病、皮膚転移性黒色腫およびケロイドまたは肥厚性鍛痕の治療 が挙げられる。ビタミンA酸誘導体(レチノイド類)は、非常に多様な腫瘍に対 し予防および治療効果を有することが知られており、抗腫瘍薬としてますます用 いられつつある。白血病の治療における経口レチノイン酸の使用は、R,P。
Warrell 、 Jr等、New England Jowntd of  Medicine、 324.13話−1393(1991N)により報告さ れている。
」Jαシ買4立 本発明は、式 で表される化合物または薬学上許容し得るその塩もしくはプロドラッグ(ここで 、R1はC1−8アルキルであり、Qはから選ばれ。
で表される基から選ばれる)、そして上式■またはIIで表される化合物の薬学 上許容し得る塩およびプロドラッグは、上記YおよびZ酸基から誘導されるlに 関する。また、これらの化合物は、以後、本発明の活性化合物とも称する。
本発明の好ましいプロドラッグは、2が式:から選ばれ、Yが式: (ここで、R2はC1−8のアルキル、フェニル−C1−8アルキルまたは、置 換フェニルCl−8アルキル(置換されるフェニルはCI4アルキルおよびハロ ゲン(すなわち、フルオロ、クロロ、ブロモ、またはヨード)から選ばれる1つ もしくは2つのft換基でiJMされてもよい)である1で表される基から選ば れる化合物である。他のプロドラッグとしては R2かにこで、R3は、 H, CH3、またはC2H5であり、R4は、CIJアルキルである)である化合物 がイげられる。このようなR2基を有するα−アミンペニシリン類のエステル類 は、米国特許第3.873,521号に開示されており、それらは参照により本 明細書に含めるものとする。
また1本発明は、皮膚の老化の影響を緩和もしくは遅らせかつ一般に皮膚の質を 高めるまたは、乾せん、アクネおよび角化および上皮の分化に関連した疾患なら びに皮膚腫瘍から成る群から選ばれる皮膚の症状の治療に効果的な量の、薬学上 許容し得るその塩またはプロドラッグを含む一般式IまたはIIで表される化合 物の使用法に間する。
また1本発明は、皮膚の老化の影響を緩和もしくは遅らせかつ一般に皮膚の質を 高めるまたは、乾せん、アクネおよび角化および上皮の分化に関連した疾患なら びに皮膚腫瘍から成る群から選ばれる皮膚の症状の治療に効果的な量の、薬学上 許容し得るその塩またはプロドラッグを含む一般式IまたはIIで表される化合 物および薬学上許容し得る担体を含む医薬組成物に間する。
また、本発明は5白血病の症状の進行を停止させるまたは改善するのに効果的な 量の、薬学上許容し得るその塩またはプロドラッグを含む一般式!またはIIで 表される化合物および薬学上許容し得る担体を含む、白血病の治療に有用な医薬 組成物に間する。この組成物は、好ましくは経口剤型として投与する。
また、本発明は、白血病の治療を必要とする患者に、白血病の症状の進行を停止 させるまたは改善するのに効果的な量の、薬学上許容し得るその塩またはプロド ラッグを含む一般式IまたはIIで表される化合物を投与することを特徴とする 、白血病の治療方法に間する。
下記の化合物は、本発明の好ましい化合物である:4− (5,6,7,8−テ トラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトイルオキシ)−安息香 酸; 4− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2− ナフチルオキシ−カルボニル)−安息香酸;6− (5,6,7,8−テトラヒ ドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナラ1〜イルアミノ)−ニコチン酸 ;および6− [3−(1−アダマンデル)−4−メトキシベンソイルアミノ1 −ニコチン酸。
本発明の他の特定の化合物としては、下記のものがある3− (5,6,7,8 −テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトイルオキシ)−安 息香酸; 2− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2− ナフトイルオキシ)−安息香酸; 6− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2− ナフトイルオキシ)−ニコチン酸; 3− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2− ナフチルオキシ−カルボニル)−安息香酸;2− (5,6,7,8−テトラヒ ドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフチルオキシ−カルボニル)−安 息香酸;6− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチ ル−2−ナフチルオキシ−カルボニル)−ニコチン酸;5− (5,6,7,8 −テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトイルアミノ)−チ オフェン−2−カルボン酸:5− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5, 8,8−テトラメチル−2−ナフトイルアミノ)−ニコチン酸; 6− (5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2− ナフトイルアミカーピラジン−3−カルボン酸;2−(5,6,7,8−テトラ ヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2=ナフトイルアミノ)−ピリミジン −5−カルボン酸:5− [3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベンソイ ルアミノ1−チオフェン−2−カルボン酸: 5− [3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベンソイルアミノl−ニコチ ン酸; 6− [3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベンソイルアミノl−ピラジ ン−3−カルボン酸;および 2− [3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベンソイルアミノl−ピラジ ン−5−カルボン酸。
また、本発明は、式IおよびIIQは、(R2は上述した通り)である)の化合 物を調製するのに有用である。
式。
にこで R2は、Cl−aアルキル、フェニル−C1,8アルキル、又は置換フ ェニル−C1−8アルキル(置換されるフェニルはC14アルキルおよびハロゲ ンから選ばれる1つもしくは2つの屡換基で置換されてもよい)。
にこで、R3は、H,CH3、またはC2H5であり、R4は、C14アルキル である)である1で表される化合物に関する。好ましくは、R2はCl−6アル キルである。
詳紐な説咀 本発明の活性化合物は、下記のようにして調製することができるニアミド類は2 式;HO□C−に−CO2H2(ここで、にはヘテロアリーレンであり、R2は 上記で定義した通りである)で表されるジカルボン酸モノエステル誘導体を、そ の酸塩化物に変換し、トリエチルアミンのような三級アミン塩基の存在下テトラ ヒドロフランのような不活性溶媒中で約−20°Cから還流温度で好ましくはO ″Cから室温で、酸塩化物と式:(ここで、R1はC8−8アルキルである)で 表されるアミンとを反応させることにより、または式:H2N−に−Co□R2 (ここで、にはヘテロアリーレンであり、R2は上記で定義した通りである)で 表されるアミノ酸エステルと1式:(ここで R1はC1−8アルキルである) で表される酸塩化物とを反応させることにより調製し、 で表される化合物が得られる。
適当な溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメチルホルム アミドまたはトルエンが挙げられる。好ましい溶媒は、テトラヒドロフランであ る。そして、これらの中間化合物を、テトラヒドロフランまたはエタノールのよ うな溶媒中で水酸化ナトリウム水溶液のような塩基で処理することにより、対応 するカルボン酸にケン化して、式IおよびIiQはであり、Yが上記で定義した 通りである)のアミド類が得られる。
式IまたはIIのエステル類は、式: HO,C−M−Co2CH2−フェニル (ここで、Mはフェニレンまたはヘテロアリーレンである)で表されるジカルボ ン酸モノ−ベンジルエステルを、その酸塩化物に変換し、次のいずれの場合にお いてもトリエチルアミンのような三級アミン塩基の存在下不活性溶媒中で約−2 0°Cから還流温度で好ましくは室温で、これと、式:で表されるヒドロキシ化 合物とを反応させることにより、または式:HO−〜1−Co2CH2−フェニ ルにこで、Mはフェニレンもしくはヘテロアリーレンである)で表されるヒドロ キシ−酸ベンジルエステルと式:で表される酸塩化物とを反応させることにより 調製し、式:及び で表される中間物質が得られる。適当な溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジ エチルエーテル、ジメチルホルムアミド、塩化メチレンまたはトルエンが挙げら れる。好ましい溶媒は、テトラヒドロフランである。
しかる後、中間化合物(これらもプロドラッグであると考えられる)を、酢酸エ チルのような不活性溶媒中で約0°Cから約50°Cの温度で約14から約50 psiの圧力で炭素に担持させたパラジウムのような適当な触媒を用いて水素化 し、式IおよびIIここで、Qは、−COOY、であり、YおよびZは、上記で 定義した通りである)の最終エステル類を得ることができる。R2が である他のプロドラッグは、米国特許第3,873,521号に概説されたよう に1式■およびIIで表される化合物から調製することができる。
一般式IおよびIIで表される化合物は、カルボン酸であり、塩基と共に塩を形 成する。これらの塩の例としては、ナトリウムおよびカリウムのようなアルカリ 金属との塩;カルシウムおよびマグネシウムのようなアルカリ土類金属との塩; アンモニアとの塩;ならびにメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、ト リメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、アルギニン、リジン 、トリエタノールアミン、およびメグルミンのような有機塩基との塩が挙げられ る。これらの塩は、一般式■またはIIで表される化合物と1当量の塩基とを適 当な不活性溶媒中で反応させることにより!I!Ii!する。
本発明の活性化合物は、皮膚の老化の影響を緩和もしくは遅らせカリ一般に皮膚 、特にヒトの顔の肌の質を高めるのに有用であり、その結果、若々しい8姿をも たらす、これらの化合物は、中年の初期、老化が初めて臨床学的に見てはっきり わかるように変化する時点で、局所的に供することにより投与することができる 。解剖学的変化のい(つかは、肌の見た目の改善を伴って修正することができ、 少なくとも部分的に元に戻すことができる。更に詳しくは1本発明の化合物は、 下記の有利性を有する、特に: 臨床工れ五科注 小じわの消滅 よりなめらかな肌 色素化したじみの軽減 肌によりはりが出る 大きめの毛孔が目立たない 肌により活気がありよりしまっているように感じる組111逍I明1 より厚い表皮 非定型性および前悪性疾患への変化を正常化する萎縮症および形成異常症を正常 化する 血液の循環を刺激する;新しい血管を形成する線維芽細胞を刺激しコラーゲンを 形成する細胞間物質を増加させる 表皮ケラチン細胞と共にメラニンが減少する。
本発明の活性化合物は、ヒトの組繊細胞の角化を抑制し、角化疾患(分化増殖) または上皮の分化に関連した皮膚科疾患の全身的および局所的治療に有用である 。また、これらは、炎症性および/または免疫アレルギー性成分による皮膚疾患 (例えば乾せんおよびアクネ)の治療にも有用であり、抗腫瘍活性をも有する。
これらの化合物は、皮膚萎縮症の治療にも用いることができる。また、これらの 化合物は、眼科分野および主として角膜疾患の治療に有効に用いられる。特に断 わらない限り、治療は、全身的であってもよいしまたは局所的であってもよい、 白血病の治療は、一般的に全身的に施す。
皮膚の老化の影響の遅延および一般的肌の質の改善における本発明の活性化合物 の効果は、以下に述べるライツマウスモデルで評価することができる。
それぞれ5匹のマウスを有する3つのマウス群を用いる。1群は試験薬を投与、 2群目は担体を投与、3群目は未治療とする。用いたマウスは、メスのライノで ある(約7週#)、各動物の背部表面を100μmの局所薬で1日1回、1週間 に5回、4週間治療する。治療期間の最後に、動物の皮膚のひた及びしわの消滅 を臨床的に評価する。代表的動物を未治療の対照群と共に写真にとる。
組織学的評価のために、背面皮膚生検標本(約1cm長片)を光学顕微鏡用に処 理する。切片は、表皮および卵形のう (異常毛包)の正常化を順序尺度で評価 する。
分割した皮膚評価のために、2cm2の背面皮膚を切り出す6表皮は、0.5% 酢酸を用いて真皮から分離し、光学顕微鏡および顕微鏡写真用に処理する。卵形 のうは、写真から数値データ(平均上S、 D、 )を測定する。
本発明の活性化合物は、悪性細胞の分化を示す下記手法により検査することがで き、それにより、ヒト急性前置随性白血病細胞(HL−60)の分化およびその 成熟顆粒球(骨随球)への変換を、核の形態学的変化の観察により、更には試験 化合物により誘導されるニトロ−ブルーテトラツリウム(NBT)の還元度の測 定[Proc、 Natl、 Ac1d、 Sci、 U、S、A、77.29 36−2940 (1980年)]によりアッセイするこ■ ができる。
加熱により不活性化した5%仔牛脂児血清および抗生物質(ペニシリンGおよび ストレプトマイシン)を加えたRPMI−1640培地を入れたプラスティック のフラスコ内でHL−60細胞を培養する。その後、この細胞(3x I 04 /ml)を本発明の化合物と共に4日間培養する。その後、試験化合物による細 胞の生育阻害を、顕微鏡により細胞数をカウントすることによって測定し、対照 (試験化合物を用いていない)の細胞数を100%として相対比をめる。細胞は 、核の形態学的変化を調べるために固定しライトーギームザ染色液で染色する。
本発明の化合物で処理した細胞は、ちょうどレチノイン酸で処理した細胞のよう に、成熟顆粒球(骨随球、後骨随球および好中球)に分化する1本化合物で処理 した細胞の生化学的活性は、下記の通りに測定する:培養5日後の細胞を遠心分 離させ、5%仔牛脂児血清を追加したRPMI−1640培地で希釈し、特定数 の細胞を得る。その後、希釈した細胞懸濁液に20Qmg/mlの12−〇−テ トラドデカノイルホルボール−13−アセテート(TPA)を加えた後、その結 果できた培養培地を0.1%のNBTの存在下37’Cで20分間培養する。そ こで、ブルー−ブラックホルマザンを含有する成熟分化細胞を顕微鏡によりカウ ントし、全細胞に対するNBT還元能を有する細胞比を算定する。
本発明の活性化合物は、HL−60細胞の形態学的アッセイにおいて述べたもの と類似の方法で本発明の化合物の存在下患者の血液サンプルをインビトロでイン キュベートすることにより、患者が罹患しているであろう白血病の型の決定に用 いることができる:リンパ性白血病細胞ではなく前置随性白血病細胞のみが、顕 微鏡を用いた観察により明白に決定することのできる成熟顆粒球に分化する[5 abo in Ce1ls、 14.533 (1982年)]、イインキュベ ートンを軟寒天中で行う場合、分化した細胞が更に増殖しないことから、前置随 性白血病細胞はコロニーを形成しない、従って、これらの化合物は、適当な治療 法の選択を可能にする前置随性白血病の決定に非常に有用である。
本発明の活性化合物の抗白血病活性は、下記の手法によりHL−60(ヒト由来 の白血病細胞)を施したヌードマウスを治療する能力を試験することにより示す ことができるニー 試験化合物をlomg/ml@度で10%(v/v) トウイーン80 (商標 )中に懸濁する。HL−60の細胞(SxlO力を皮下注射によりヌードマウス (BALB/c、nu/nuメスN1hon C1ea)に移植する。移植後9 .14および17日経過後に、マウスの体重10g当りO,1mlの懸濁液を7 時間間隔で2回(200m g/k g/日)経口により投与する。腫瘍容積は 、@1回投与後4.6.8および11日後に測定する。HL−60細胞に対して 効果的な化合物は、神経芽細胞腫、扁平上皮癌および黒色腫に対しても効果的で あることが期待される。
本発明の活性化合物を主成分として含有する医薬組成物は、賦形剤を含めた配合 組成泪の従来の担体を用い従来の方法により処方する。医薬は、錠剤、火剤、カ プセル剤、顆粒剤等として経口的に投与してもよいしまたは、静脈注射、筋肉的 注射等のような注射として、特に皮膚疾患の治療には外用に軟膏、クリーム等の 形態で非経口的に投与してもよい。これらは、エアソール、坐剤等として用いて もよい、医薬の投与量は、症状、患者の年齢、性等を考慮してそれぞれのケース により適切に決定するものであるが1通常は、経口投与の場合成人1日当り約1 〜約300mg、非経口投与の場合成人1日当り約1〜約100mgであり。
1日の量は1通常2回または3回に分けて投与する。
本発明の活性化合物は1表皮性上皮細胞の分化がそこなわれることによる且つコ ラーゲン線維の撰質による皮膚の通常の老化、弾性線維における異常な変化、お よび皮膚の真皮の小血管の劣化の影響を遅らせる。持続療法のプログラムにのっ とり化合物を皮膚の表皮に局所的に供し、それによって、治療期間中、上皮の生 長を実質的に低下および防止し、肌を実質的に引き締めはり及び弾性を回復させ 、維持する。一般に、持続療法は、上皮の生長および他の老化への変化が客観的 に現れる時点、中年から始める9本発明の活性化合物は1局所的に供するために 、皮膚に余分な刺激をもたらさない程度の量および頻度で適当な非毒性の皮膚科 学的に許容し得る媒体(好ましくは皮膚を水和するのに役立つ油脂性材料のよう な、不揮発性、皮膚軟化または潤滑媒体)に溶解させて皮膚に供することができ る。一般的に、濃度は、媒体の約0.0005〜約0.05重量%が好ましく、 更に好ましくは約0.005〜約0.025重量%である。
種々の非毒性の皮膚科学的に許容し得る媒体または担体は、当業者等に明白であ る。アルコールおよびアセトンのような皮膚を乾燥させるがさもなくば傷つける 揮発媒体は、避けるべきである。軟膏基剤(水を含んでいない)は、冬期および 非常に乾燥しやすい肌の持ち主には好ましい、適当な軟膏基剤の例としては、ワ セリン(petrolatum) 、ワセリンと揮発性シリコン、およびラノリ ンがある。温暖な気候およびしばしば若い人向けには、油と水の混合物である乳 剤性(クリーム)基剤が好ましい、適当なりリーム基剤の例としては、Euce rtn (商標、Be1ersdorf)、コールドクリーム(USP)、パー パスクリーム(商標、ジョンソン&ジョンソン社)および親水軟膏(USP)が ある。
皮膚の老化に関連した本発明による治療は、中断することなく持続することを意 図している。さもなければ、老化の影響は、治療が終了した後再度現れる。即ち 1本発明の治療は、老化の進行速度を落す介入療法であると考えることができる 。介入を中止したならば、元の状態に戻るであろう。
通常、老化の影響が現れ始める、中年期までは老化に関連した本発明の治療を開 始する意味があまりない0本発明による持続療法の詳細なプログラムは、治療し ようとする個々人により変わる。一般的に、治療を開始する時点での年齢および 皮膚の状態に依存するが、既に起こっている老化の影響を減少させ制御するのに 1日1回の投与で6力月間は必要かもしれない、いったん安定化した皮膚制御が 得られたならば、本発明の活性化合物の投与頻度は、例えば1週間に2回または 3回に、また、ある場合には終身1週間に1回のみに減らすことができる。即ち 、いったん老化の進行を制御したならば、その状態を維持するのに1週間におよ そ2回の持続投与量で充分である。
実施皿上 −−′ + 1 − −1 − − −S −串 撹拌器およびコンデンサーを装備した500m1の三つ首丸底フラスコに5゜0 g (0,0217モル)の2−アセチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−5 ,5,8,8−テトラメチルナフタレンおよび261.1mlの3%Na0C1 溶液[149,1mlの5.25%Na0C1(C1orox) (商標)1を 入れ、112m1の水および4.7mlの45%KOH水溶液と合わせた。この 混合液を2時間油浴で攪拌しながら還流温度に熱し、室温にさまし、酢酸エチル で抽出した。水性層をINのHCl−1:酸性化し、沈澱生成物を酢酸エチルで 抽出した。しかる後、この有機層を水および飽和した塩化ナトリウム溶液で洗浄 し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、石油エーテルを用いて粉砕した後、真空 で蒸発させ、4.0g (79%)の5. 6. 7. 8−テトラヒドロ−5 ,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトエ酸を得た。 mp + 74−6℃ ;MS:m/e、232 : NPa(CDCl2)は生成物と一致した− C l5H2002がら算定した理論価:c、75.55: H,8,68;測定価 :C,76、01; H,8,40゜撹拌器、コンデンサーおよび窒素導入管を 装備した50m1の三っ首丸底フラスコに2.15g (0,00927モル) の5.6.7.8−テトラヒドロ−5、5,8,8−テトラメチル−2−ナフト エ酸(上記のように調W)、5ml(8g:0.067モル)の塩化チオニルお よび触媒量のピリジンを入れた。その結果できたオレンジ色の溶液を還流で2. 5時間熱し、さまし、真空で蒸発させ、酸塩化物をオレンジル褐色油状物質とし て得た。撹拌器、コンデンサーおよび窒素導入管を装備した250m1の三つ首 丸底フラスコに、50m1の乾燥テトラヒドロフランに溶解した2、l Ig  (0,00925モル〕のベンジル4−ヒトロキシベンソエートを加え、水浴中 でO″Cに冷却し、この時点で1. 3m1(0,934g:0.00925モ ル)のトリエチルアミン、続いて上記で調製した(50mlのテトラヒドロフラ ン中にスラリー化した)酸塩化物を加えた。
この混合液を撹拌しながら5時間60″Cまで熱した後、室温で一晩保持した。
溶媒を真空で蒸発させた後、残渣を酢酸エチル/水中に取り、有機層を水で洗浄 し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、Ptいて黄色固形物になるまで真空で蒸 発させた。この固形物を30m1のテトラヒドロフランに溶解させ、10%のP d/Cを加え、この混合液をParrシェーカー上で2.5時間10psiで水 素添加した後、反応が終了したことをTLC(薄層クロマトグラフィー)分析( 酢酸エチル)が示すまで更なる1時間新しい触媒を用いて水素化した。触媒は、 けいそう土[セライト(商標)j上で濾過することにより除去し、酢酸エチルで 洗浄し、濾液を真空で蒸発させ、残存する白色固形物(2,6g)を無水エタノ ールから再結晶させて1.39g (43%)の4− (5,6,7,8−テト ラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトイルオキシ)−安息香酸 を白色結晶として得た。mp>230°C: MS : m/ e、352 : NMR(DMSO−d6)は。
生成物と一致した。
C22H2404から算定した理論価:C,74,98; H,6,sa、?I 11定値;C,75,14: H,6,69゜ 裏施皿1 − −1 + : −−++ + −−2−バ二 −8自 撹拌器、コンデンサーおよび窒素導入管を装備した50m1の三つ首丸底フラス コに0.4g (0,00156モル)のテレフタル酸七ノーベンジルエステル [G、 J、 Atwell afId B、F、Ca1n、 in J、 M ed、 Chem、 、 10.706 (1967年)に謔闥■■P.1.1 5m1 (1,86g:0.0156モル)の塩化チオニルおよび触媒量のピリ ジンを入れた。この混合液を還流で2時間熱した。その後、この溶液を65°C で一晩おき、冷やし、真空で蒸発させ、酸塩化物を黄色の半固形物として得た。
撹拌器、コンデンサーおよび窒素導入管を装備した50m1の三つ首丸底フラス コに、25m1の乾燥テトラヒドロフラン中の0.305g (0,0015モ ル)の5. 6. 7. 8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル− 2−ナフトール[H,A、 Bruson and J、 W、 K、roeg er、 J、 Am、 Chem、 Soc、62.36 (194O年)によ り調 製1のスラリー、0.207m1 (0,15g:0.0015モル)のトリエ チル7′ミンおよび上記で!gigした0、410g (0,0015モル)の 酸塩化物を加えた。この混合液を撹拌しながら2時間還流に熱した後、反応が終 了したことをTLC分析(ヘキサン/酢酸エチルビ1)が示すまで50°Cの温 度で一晩維持した。溶媒を真空で蒸発させた後、残渣を酢酸エチル/水中に取り 、有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ヘキサンと共に粉砕 した後、真空で蒸発させて230mg (35%)の白色固形物を得た。 MS  :m/e、442 ; NMR(DMso−d6)は生成物と一致した。この 固形物を30m1の酢酸エチルに溶解させ、10%のPd/Cを加え、この混合 液をParrシェーカー上で反応が終了したことをTLC分析(ヘキサン/酢酸 エチルl:1)が示すまで4時間40psiで水素化した。触媒は、はいそう± [セライト(商標)]上で濾過することにより除去し、酢酸エチルで洗浄し、濾 液を真空で蒸発させ、残存する白色固形物をヘキサンと共にこねて85mg ( 46%)の標記化合物を白色結晶として得た。mp>220℃:MS :m/e 、352 :NMR(DMSO4)は、生成物と一致した。C22H2402が ら算定した理論価:C,74,98; H,6,8皇施匪1 − −一 −+ −−l + −− 2−二 ゝ 撹拌器およびコンデンサーを装備した500m1の三つ首丸底フラスコに11. 81g (0,085モル)の6−アミノニコチン酸および60m1の塩化チオ ニルを入れた後、5mlのピリジンを加え、この混合液を1時間撹拌しながら還 流した。真空で蒸発させた後、残存するオレンジル褐色油状物質を0″Cに冷却 し、50m1のメタノールで慎重に処理した。ゎずがな発熱がおさまった後、黄 色溶液を真空で蒸発させ、残渣を酢酸エチル/水中にとった。この有機層を重炭 酸ナトリウム水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、残存 物をクロロホルム/ヘキサンから結晶化させた後、真空で蒸発させ、8.71g (65%)の6−アミノニコチン酸メチルを得た。 mp !、 53−155 °C;M S : m/ e 、152 : NMR(CDC13)は生成物と 一致した。
撹拌器およびコンデンサーを装備した500m1の三っ首丸底フラスコに。
(上記のように調製した)7.67g (0,049モル)の6−アミンニコチ ン酸メチルおよび150m1のテトラヒドロフランを加えた後、6. 81m1  (4,96g;0.049モル)のトリエチルアミンおよび12. 29g  (0,049モル)の5.6. 7. 8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テ トラメチル−2−ナフトイルクロリド(実施例3で述べた通りに調製)、を加え 、この混合液を室温で一晩撹拌した。真空で蒸発させた後、残留物を水および酢 酸エチルで分配し、有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真 空で蒸発させた。残留物を、溶出液としてヘキサン/酢酸エチルを用い、シリカ 上でカラムクロマトグラフィーにより精製した。主なLPスポットを集め、茶褐 色の固形物を得た[NMR(CDCl2)は、所望の生成物のメチルエステルと 一致した1、この物質を50m1のテトラヒドロフランに溶解し、50m1の2 NのNaOHを加え、混合液を室温で一晩撹拌した。真空で部分的に蒸発させて 有機溶媒を除去した後。
この水溶液を6NのHCIでpH4に酸性化しクリーム色の沈澱を得、これを濾 過し、エタノールから再結晶させて6.32g (37%)の標記化合物を白色 結晶として得た。m’p>240℃: MS : m/e、352 :NMR( DMSO−d6)は生成物と一致した。C21H24N203から算定した理論 価:C,71,56; H,6,86:N、7.95.測定(i:c、71.2 4: H,7,11:N、7.87゜ 実月旺IL −−−ゝ −−2−べゝ′ よ −ニ チニ」団 撹拌器およびコンデンサーを装備した150m1の三つ首丸底フラスコに、(実 施例3で述べた通りに調製した)250mg (0,0016モル)の6−アミ ノニコチン酸メチルおよび15m1のテトラヒドロフランを加えた後、0.23 m1 (0,16g:0.0016モル)のトリエチルアミンおよび0.5g( 0,0016モル)の3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベンソイルクロ リド(米国特許第4.927,928号に記載のB、5broot等の方法によ り調製)を加え、この混合液を室温で一晩撹拌した。真空で蒸発させた後、残留 物を水および酢酸エチルで分配し、有機層を水および食塩水で洗浄し、無水硫酸 ナトリウム上で乾燥させ、真空で蒸発させた。残留物を、溶出液としてヘキサン /酢酸エチルを用い、シリカ上でカラムクロマトグラフィーにより精製した。主 要なおよび小さめの親油スポットを集め、茶褐色の固形物を得た[NMR(CD C13)は、所望の生成物のメチルエステルと一致したJ、この物質を5mlの テトラヒドロフランに溶解し、3mlの2NのNaOH水溶液を加え、混合液を 室温で一晩撹拌した。真空で部分的に蒸発させて有機溶媒を除去した後、この水 溶液を6NのHCIでpH4に酸性化し白色の沈澱を得、これを濾過し、エタノ ールから再結晶させて203mg (31%)の標記化合物を白色結晶として得 た。mp>250°C: MS : m/ e、406 : IGiR(DMS O−d6)は生成物と一致したe C24H26N204・H2Oから算定した 理論価:C,67、91: H,6,65: N、 6.60.測定価:C,6 7、81: H,6,82: N、6. 43゜凄1郁1i 実施例1〜3の化合物を、0.1%濃度で前記のライツマウスモデルで試験した 。全ての化合物が、肌の外観を改善した。
国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,” 識別記号 庁内整理番号A61K 31150 5 7431−4CCO7C69/80 A 9279−4H69/94 92 79−4H CO7D 213/80 8217−4C239/34 8615−4C 239/42 Z 8615−4C 241/18 8615−4C 241/20 8615−4C 333/30 9165−4C I

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼I又は▲数式、化学式、表等があります▼I Iで表される化合物または薬学上許容し得るその塩もしくはブロドラッグにこで 、R1はC1−8までのアルキルであり、Qは▲数式、化学式、表等があります ▼,▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼,▲ 数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式 、化学式、表等があります▼から選ばれ、 (ここで、Yは ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、 化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学 式、表等があります▼,及び▲数式、化学式、表等があります▼から選ばれ、Z は式:▲数式、化学式、表等があります▼で表される基から選ばれる)、そして 上式IまたはIIで表される化合物の薬学上許容し得る塩およびブロドラッグは 、上記YおよびZ酸基から誘導される}。
  2. 2.当該ブロドラッグは、Yが式: ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、 化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学 式、表等があります▼,及び▲数式、化学式、表等があります▼から選ばれ、Z が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表される基から選ばれる{ここで、R2はC1−8のアルキル、フェニル−C 1−8アルキルまたは、置換フェニル−C1−8アルキル(置換されるフェニル がC1−4アルキルおよびハロゲンから選ばれる1つもしくは2つの置換基で置 換されてもよい)である}化合物である、請求項1に記載の化合物。
  3. 3.請求項1に記載の化合物であって、当該化合物が4−(5,6,7,8−テ トラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトイルオキシ)安息香酸 ; 4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナ フチルオキシ−カルボニル)安息香酸;6−(5,6,7,8−テトラヒドロ− 5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトイルアミノ)−ニコチン酸;および 6−[3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベンソイルアミノ]−ニコチン 酸から成る群から選ばれる、請求項1に記載の化合物。
  4. 4.皮膚の治療に有用な医薬組成物であって、薬学上許容し得る担体、および皮 層の老化の影響を緩和もしくは遅らせかつ一般に皮膚の質を高める、または乾せ ん、アクネおよび角化および上皮の分化に関連した疾患ならびに皮膚腫瘍から成 る群から選ばれる皮膚の症状の治療に効果的な量の請求項1に記載の化合物を含 むことを特徴とする、医薬組成物。
  5. 5.皮膚の老化疾患に悩む患者における治療法であって、このような治療を必要 とする当該患者に、皮膚の老化の影響を緩和もしくは遅らせかつ一般に皮膚の質 を高めるまたは、乾せん、アクネおよび角化および上皮の分化に関連した疾患な らびに皮膚腫瘍から成る群から選ばれる皮膚の症状の治療に効果的な量の請求項 1に記載の化合物を投与することを特徴とする、治療法。
  6. 6.薬学上許容し得る担体、および白血病の症状の進行を停止させる、あるいは 改善するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物を含むことを特徴とする、白 血病の治療に有用な医薬組成物。
  7. 7.経口剤型として投与できるようにした、請求項6に記載の組成物。
  8. 8.白血病の治療法であって、このような治療を必要とする患者に、白血病の症 状の進行を停止させるまたは改善するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物 を投与することを特徴とする、白血病の治療方法。
  9. 9.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ {ここで、R2は、C1−8のアルキル、フェニル−C1−8アルキルまたは、 置換フェニル−C1−8アルキル(置換されるフェニルはC1−4アルキルおよ びハロゲンから選ばれる1つもしくは2つの置換基で置換されてもよい)、▲数 式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼(ここで 、R3は、H、CH3、またはC2H5であり、R4は、C1−4アルキルであ る)である}で表される化合物。
  10. 10.R2がC1−6アルキルであるところの、請求項9に記載の化合物。
  11. 11.式: ▲数式、化学式、表等があります▼I又は▲数式、化学式、表等があります▼I Iで表される化合物または薬学上許容し得るその塩もしくはブロドラッグ{ここ で、R1はC1−8までのアルキルであり、Qは▲数式、化学式、表等がありま す▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼ ,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼及び ▲数式、化学式、表等があります▼から選ばれ、 (ここで、Yは ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数 式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、 化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学 式、表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります▼から選ばれ、Zは 式:▲数式、化学式、表等があります▼で表される基から選ばれる)、そして上 記式IまたはIIで表される化合物の薬学上許容し得る塩およびブロドラッグは 、下記のYおよびZ酸基から誘導される}の調製法であって、 (a)アミド類は、塩基の存在下、一般式ClCO−K−CO2R2(ここで、 Kは脱力ルボキシル化したYから誘導されるヘテロアリーレンであり、R2は、 C1−8アルキル、フェニル部分にC1−4アルキルおよびハロケンから選ばれ る2つまでの置換基を有するフェニル−C1−8アルキルである)で表される酸 塩化物と、式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼(こ こで、R1はC1−8アルキルである)で表されるアミンとを反応させる、また は式:H2N−K−CO2R2(ここで、Kは既に定義したようにヘテロアリー レンであり、R2は上記で定義した通りである)で表されるアミノ酸エステルと 、式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼(こ こで、R1はC1−8アルキルである)で表される酸塩化物とを反応させ、続い て、前記ブロドラッグ中間化合物を加水分解することにより調製し、式: ▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼▲数式 、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります▼で表される ブロドラッグ化合物を得、続いて、構造式IおよびII(Qは、▲数式、化学式 、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼である)を有する相 当するアミドカルボン酸最終生成物を得、(b)エステル類は、塩基の存在下、 式:ClCO−M−CO2CH2−フェニル(ここで、Mは既に定義したように フェニレンまたはヘテロアリーレンである)で表される酸塩化物と、式: ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼で表 されるヒドロキシ化合物とを反応させる、または一般式HO−M−CO2CH2 −フェニル(ここで、Mはフェニレンもしくはヘテロアリーレンである)で表さ れるヒドロキシ−酸ベンジルエステルと式:▲数式、化学式、表等があります▼ 又は▲数式、化学式、表等があります▼(ここで、R1は既に定義した通りであ る)で表される酸塩化物とを反応させ、式: ▲数式、化学式、表等があります▼, ▲数式、化学式、表等があります▼, ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります▼ で表されるブロドラッグ中間化合物を得、続いて、前記ブロドラッグ中間化合物 を水素添加分解することにより調製し、式IおよびII(ここで、Qは、▲数式 、化学式、表等があります▼,▲数式、化学式、表等があります▼,▲数式、化 学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼であり、Yおよ びZは、それぞれ上記で定義した通りである)の構造式を有する半−酸エステル 最終生成物を得、その後、(c)必要に応じて、初めに定義したように、式Iま たはIIの構造式を有する遊離のカルボン酸最終産生物を、該酸の薬学上許容し 得る塩基塩またはそのブロドラッグに従来の方法を用いることにより変換するこ とを特徴とする、調製法。
  12. 12.塩基として三級アミンの存在下実質的に無水条件下で反応に不活性の有機 溶媒中でアシル化反応を行うことを特徴とする、請求項11の(a)および(b )の部分で特許請求した通りの方法。
  13. 13.アシル化反応を、約−20℃から約還流温度の範囲の反応混合液の温度で 行うことを特徴とする、請求項11の(a)および(b)の部分に記載した方法 。
  14. 14.アシル化反応をトリエチルアミンの存在下約0℃から室温までの範囲の温 度でテトラヒドロフラン中で行うという事実により特徴付けられる、請求項12 で特許請求した通りの方法。
  15. 15.アミドエステルブロドラッグ中間化合物は、アルカリ条件下で、式Iおよ びIIの構造式を有する相当するアミドカルボン酸最終産生物へ加水分解される ことを特徴とする、請求項11の(a)部分に記載した方法。
  16. 16.ジエステルブロドラッグ中間化合物は、式IおよびIIの構造式を有する 相当する半−酸エステル最終産生物への水素添付分解は、炭素に担持させたパラ ジウム触媒を介した接触水素添加の方法により達成されるということにより特徴 付けられる、請求項11の(b)部分に記載した方法。
  17. 17.調製される化合物が、6−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8 ,8−テトラメチル−2−ナフトイルアミノ)−ニコチン酸であるところの請求 項11の(a)部分で特許請求した通りの方法。
  18. 18.調製される化合物が、6−[3−(1−アダマンチル)−4−メトキシベ ンソイルアミノ)−ニコチン酸である、請求項11の(a)部分に記載した方法 。
  19. 19.調製される化合物が、4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8 ,8−テトラメチル−2−ナフトイルオキシ)−安息香酸である、請求項11の (b)部分に記載した方法。
  20. 20.調製される化合物が、4−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8 ,8−テトラメチル−2−ナフチルオキシカルボニル)−安息香酸である、請求 項11の(b)部分に記載した方法。
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