JPH06505253A - Elam−1に対するモノクロナール抗体及びそれらの使用 - Google Patents

Elam−1に対するモノクロナール抗体及びそれらの使用

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JPH06505253A JP4505427A JP50542792A JPH06505253A JP H06505253 A JPH06505253 A JP H06505253A JP 4505427 A JP4505427 A JP 4505427A JP 50542792 A JP50542792 A JP 50542792A JP H06505253 A JPH06505253 A JP H06505253A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ELAM−1に対するモノクロナール抗体及びそれらの使用発明の背景 本発明は、細胞間の癒着ににより仲介される炎症及び他の病的状態の治療のため の組成物及び方法に関する。特に、本発明は、細胞間の癒着に関係する細胞表面 レセプタ(ELAM−1)上の機能的エピトープに選択的に結合する新規の免疫 グロブリンを使用することにより、細胞の癒着を抑制することに関する。
血管内皮は、特定の細胞の、管壁を通過しての及び周囲の組織への移動に先立っ て、血液の流れの中の特定の細胞の癒着において中心的な役割を演じる。例えば 、特定の炎症誘発物質、例えばバクテリアの内毒素、腫瘍壊死因子、及びインタ ーロイキンlは、血管内皮に、直接的または非直接的に作用して、白血球とリン パ球の癒着を促進する。これらの細胞は、次に、血管壁を通過し、そして損傷ま たは感染領域に移動する。血管内壁への細胞の癒着が、腫瘍の転移に関係すると も考えられる。循環している癌細胞は、おそらく、生体の正常な炎症機構を利用 し、モして内皮が活性化されている血管壁の領域に結合する。
最新の研究により、内皮細胞、血小板、及び白血球上の特殊化された細胞表面の レセプタ(LEC−CAMs、 LECAMsまたは5electinsと名ず けられている)が、さまざまな細胞間の相互作用に関係していることか明らかに なっている。これらのレセプタは、レクチン様のドメイン、上皮成長因子に対し 相同性をもつ部位、及び補体調節蛋白に対し相同性をもつ部位を備えた表面糖蛋 白である(参照、 Bevilacqu組み入れる)。例えば、LECAM−2 またはELAM−1と名ずけられたセレクチンが、多くの炎症反応の最初の段階 である、内皮白血球の、活性化された内皮細胞への癒着、を仲介することが明ら かになっている。
特に、ELAM−1が、ヒトの好中球、単球、及び前骨髄球の細胞系HL−60 に結合することが明らかになっている。
この普通のクラスの細胞表面レセプタは、さまざまな細胞で発現されることがで きる。例えば、GMP−140(PADGEM、 LECAM−3及びCD62 としても知られている)は、活性化された血小板の表面上に存在しそこで血小板 と白血球との相互作用を仲介する別のセレクチンレセブタである。同様に、LA M−1(LECAM−1としても知られている)は、循環しているリンパ球の、 構成的に発現された細胞表面レセプタであり、そしてリンパ節の”帰巣性”レセ プタとして働く。
これらのレセプタの働きを妨害し、そしてそれ故に細胞癒着を抑制するために、 様々な方法が、開発されている。例えば、ELAM−1に向けられたモノクロナ ール抗体は、内皮と白血球との癒着抑制剤として提案されている。しかしながら 、抗体による癒着の抑制とインビボにおける効果との関係は明らかでない。した がって、ELAIJ−1と反応性がある抗体の使用による、炎症疾患の効果的治 療の証拠に対する要求が存在する。
発明の要約 本発明は、ELAM−1上の機能的エピトープへの結合及びそれによる患者内で の細胞間癒着の抑制能力をもつ免疫グロブリンを提供する。
特に、この免疫グロブリンは、ELAM−1に仲介される様々な炎症疾患反応、 例えば敗血症のショック、成人の呼吸困難症候群または損傷関連の敗血症の治療 において効果的である。特に好まれる免疫グロブリンは、1990年lO月30 日にブタペスト条約に基き寄託された、A。
T、 C,C,アクセス番号HB10591と名ずけられた細胞系により分泌さ れる。本発明は、患者の炎症反応の治療または診断のための医薬組成物あるいは 方法を提供する。この組成物は、好ましくは静脈中に投与される。効果的治療の 投与量は、約1mg/kg体重から約20mg/kg体重までの、好ましくは、 約5mg/kg体重から約15mg/kg体重までの間にある。この組成物は、 免疫グロブリンが埋め込まれた標的リポソームを含んで成ることもできる。この リポソームは、抗炎症化学療法剤を含んで成ることができる。この免疫グロブリ ンは、診断剤として使用された時、典型的にラベルされる。
図面の簡単な説明 図1は、予防的に投与されたELAM−1に対するモノクロナール抗体が、ラッ トでのリボ多糖類により誘導される致死を防止することを示す。
図2は、治療的に投与されたELAM−1に対するモノクロナール抗体が、ラッ トでのリボ多糖類により誘導される致死を防止することを示す。
図3は、ラットでのりボテイコ酸誘導の胸膜炎を抑制する本発明のモノクロナー ル抗体の能力を例示する。
図4は、ヒト内皮細胞への好中球の癒着を誘導するのに要求されるリボ多糖体及 びリボティコ酸の最適濃度を示す。
図5は、リボ多糖類及びリボティコ酸誘導の好中球の癒着の時間経過、及びこの 癒着がELAM−1に対する抗体によって抑制されることを示す。
図6は、本発明のモノクロナール抗体、EB3−1の血液浄化曲線を表す。
図7は、ラットでのリボ多糖類により誘導される死におけるEB3−1及び修飾 形態の効果を例示する。
好ましい態様の説明 本発明は、ELAM−1が関係する炎症及び他の疾患の抑制のための、組成物及 び方法に関する。特に、本発明は、インビボにおける細胞の、セレクチンにより 仲介される癒着を抑制する能力をもつ免疫グロブリンを利用する。本発明の免疫 グロブリンは、ELAM−1上の機能的エピトープに選択的に結合し、そして血 管内皮への白血球の癒着を妨害する。本発明は、この免疫グロブリンの調製、及 びELAM−1に仲介される細胞間癒着を特異的に抑制する免疫グロブリンを同 定するためのスクリーニング検定のための方法も提供する。加えて、これらの物 質の診断的及び治療的使用が提供される。
前に言及したように、セレクチンは、様々な細胞の表面上に発現した独特な糖蛋 白である。例えば、内皮の白血球癒着分子1(ELAM−■)は、血管の内皮細 胞上に誘導的に発現する(Bevilacqua他、凱起and He5sio n他、Proc、Nat’1.Acad、Sci、、 87 :1673−16 77(1990)、この両方を引用として本明細書に組み入れる)。このレセプ タが、炎症性サイトカイン例えばインターロイキンlβ(ルー!β)及び腫瘍壊 死因子α(TNFα)、並びにバクテリアの内毒素(リボ多糖類)に組み入れる )。これらの物質は、インビトロにおいて内皮細胞上に直接的に作用し、多形核 の白血球(顆粒球)、及び単球の癒着を実質的に増大させる(Bevi 1ac qua他、 Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 、 RE)。
最新の研究は、ELAM−1に認識されたオリゴ多糖のリガントの証拠を提供し た。このリガンドは、シアル酸Lewis X(SLX)として知られているが 、顆粒球の表面の糖蛋白及び糖脂質に見られる末端構造である。以下参照、Ph 1llips他、 5cience、 250:1130−1132(1990 );及上記で言及したように、GMP−140は、血小板及び内皮の分泌顆粒の 膜糖蛋白である(Geng他、 Nature、 343 ニア57−760( 1990)これを引用として本明細書中に組み入れる)。表面上にGMP−14 0を発現する活性化された血小板が、単球及び好中球に(Jungi他、Blo od 67:629−636(1986)) 、そしてさらに単球様細胞系、例 えばHL60及びU937(Jungi他、 呵爬:5ilverstein他 、 J、Cl1n、Invest、、 79:867−874(1987))に 結合することは、知られており、これらを全て引用として本明細書中に組み入れ る。
GMP−140は、分子量140.000のアルファ顆粒膜蛋白であり、血小板 刺激及び顆粒分泌において、活性化された血小板の表面上に発現される(Hsu Lin他、 J、Biol、Chem、、259:9121−9126(198 4);Stenberg他、 J、Ce1l Biol、、 Hす:880−8 86(1985) ;Berman他、 J、Cl1n、[vest。
a(1987))、Weibel−Palade体内(Bonfanti他、B lood、 73:1109−1112(1989))にも見つけられている。
Furie他の米国特許第4.783.330号は、GMP−140と反応性の あるモノクロナール抗体について記載している。以下の全てを、引用として本明 細書に組み入れる。
第3のセクレンレセプタは、リンパ球帰巣性レセプタ(LHR,gp”MEL( マウス)またはLAM−1(ヒト)としても言及される)である。
以下参照、Ce1l Biology、 1 :913−919(1989)、 及びLa5ky他、Ce1l、56・1045−1055(1989)これらを 全て引用として本明細書に組み入れる。リンパ球帰巣性に加えて、LHRが、炎 症反応において先に機能し、そして内皮への好中球の結合を仲介すると信じられ ている。 セクレチンレセプタの構造と機能は、上記のレセプタのそれぞれをコ ードするcDNA全長のクローニング及び発現により明らかにされている(東男 、例えば、Bevilacqua他、5cience 、 HE ([ELAM −1) 、Geng他、LE(GMP−140) 、及びLa5ky他、fFE 、(MEL−14)) 、セレクチンの細胞外の部分は、先に記載した蛋白への 相同性に基礎を置く3つのセグメントに分割され得る。N−末端部位(約20ア ミノ酸)は、低い親和性IgEレセプタCD23を含む、哺乳類のC−タイプレ クチン蛋白家系に関係する。残基121−155は、上皮成長因子(EGF)の モチーフを含む蛋白と関係する。EGFのドメインが6分の3になった後、それ ぞれ約60アミノ酸の縦に並ぶ反復するモチーフは、補体調節蛋白の家系に見ら れるものと関係する。
本発明の免疫グロブリンは、ELAM−1上の機能的エピトープを認識し、並び に選択的に結合し、そして、これによりインビトロでの検定において細胞間の癒 着を抑制する。本明細書に記載した例証の免疫グロブリンは、本発明の範囲内の 追加の免疫グロブリンを同定するために、各種の標準スクリニング手順において 使用することができる。さらに、本明細書で用意されたインビボにおける証拠は 、請求項の抗体がELAM−1に仲介された炎症性の症状の治療にも効果がある ことを証明する。本明細書で使用する”機能的エピトープは、抗体により選択的 に結合されたELAM−ルセブタ上の抗原性の部位と解釈する。ここで、抗体は 、ELAM−1リガンドがそのELAM−ルセプタへ結合することを実質的に抑 制し、そしてそのことにより患者での炎症性疾患反応を抑制する。本明細書の目 的のため、”実質的な抑制”とは、少なくとも約60%の抑制、好ましくは約7 0%から約90%、そしてより普通には約99%もしくはそれより多く(以下に 記載するようなインビトロにおける検定での測定として)である。
数多くの抗体が、活性化された内皮細胞のスクリーニングにより同定されている 。以下参照、辺人4、Bevi 1acqua他、Proc、 Nat’ 1.  Acad、 Sci、 、前記; Pober他、J、 [mmunol 、  136:1680(1986);Graber他、8(1990):及びPC T公開番号W090105786.WO90105539及びWO90/133 00、、これらを全て引用として本明細書中に組み入れる。
請求項の免疫グロブリンは、様々な免疫グロブリンの生産及び操作のために当業 者が利用できる多くの技術を使用する、修飾に適している。可能な修飾のいくつ かが、以下により詳細に考察される。
基本的な免疫グロブリンの構造単位は、テトラマーを含んで成ることが知られて いる。それぞれのテトラマーは、2対のポリペプチド鎖から構成され、それぞれ の対は、1つの”軽い”(約25kD)及び1つの″重い“M(約50〜70k D)をもつ。それぞれの鎖のN−末端は、抗原を認識するために最初に反応する ことができる約100からlIOもしくはそれより多くのアミノ酸の多様な部位 を定義する。それぞれの鎖のC−末端は、エフェクター機構のために最初に反応 することができる一定の部位を定義する。
本明細書で使用されたとき、用語”免疫グロブリン”は、免疫グロブリン遺伝子 により実質的にコードされた1もしくはそれより多くのポリペプチドより構成さ れた蛋白と解釈する。認識された免疫グロブリン遺伝子は、カッパ、ラムダ、ア ルファ、ガンマ、デルタ、ニブシロン、及びミューの一定部位の遺伝子を、並び にその無数の免疫グロブリンの様々な部位の遺伝子を含む。L鎖は、カッパまた はラムダとして分類される。H鎖は、ガンマ、ミュー、アルファ、デルタ、また はニブシロンとして分類され、これが、順番に、免疫グロブリンのクラスである ところの、それぞれ、[gG 、 IgM 、 [gA、[gD及びIgBを定 義する。
免疫グロビリンは、全ての抗体のかたわらに、例えばFv、 Fab及びF(a b’ )zを含む様々な形態で、並びに、単鎖で存在することができる(例えば 、Huston他、Proc、Nat、Acad、Sci、U、S、A、、 8 5:5879−5883(1988)及びBird他、5cience 、24 2:423−426(1988)、及びHunkapilHer and Ho od、 Nature、 323 :15−16(1986)、 これらを全て 引用として本明細書に組み入れる)。
プロテアーゼであるパパインの処理が、その分子を3つのフラグメントに分割し 、その内の2つは、Fabフラグメントと、及び他方は、Fcフラグメントと名 ずけられる。Fabフラグメントは、それぞれ、抗原結合ドメイン及びC81ド メインより構成される。さらにFabフラグメントの蛋白消化が、可変領域から のみ構成されるFvフラグメントを解放する。プロテアーゼであるペプシンは、 アミノ酸残基234及び333付近のH#Iを解裂して、F(ab’ )2及び pFc’Fcフラグメントする。C,2及びC,3ドメインから構成されるF1 フラグメントは、様々なエフェクター機構を仲介する免疫グロブリン分子の一部 分である。この免疫グロブリンのH鎖に依存して、様々なエフェクター機構が存 在する。これらは、補体の固定、B細胞の刺激、循環寿命、並びに食菌作用に先 立つ顆粒球及び大食細胞上のFeレセプタの結合を含む。以下参照、概して、F undementslて本明細書に取り込む。
本発明の免疫グロブリンは、色々な方法で作ることができる。非ヒトのモノクロ ナール抗体、例えば、ネズミ、ウサギ、ウマ、その他が良く知られており、そし て、例えば、単離されたELAM−ルセブタ、活性化された内皮細胞、またはE LAM−1をコードするDNAにより形質転換された細胞をもつ上記の動物を免 疫化することにより完成されることができる。その免疫化された動物から得られ た抗体生産細胞は、不朽化及びスクリーニングされ、または、所望の抗体の生産 のために最初にスクリーニングされ、そして次に不朽化される。
モノクロナール抗体生産の一般手順の考察のためには、以下参照、Harlow  and Lane、 Antibodies、 A Laboratory  Manual(1988)、これらは参考文献として本明細書中で引用される。
ELAM−1に対する抗体を作るのに適した方法のためには、以下参照、例えば 、Bev目acqua他、Proc、 Nat’1.Acad、Sci、 、前 記:Pober他、J、[mmunol、 136:1680(1986) ; Graber他、J、 Immunol、 、 145: 819−830(1 990) ;Leeuwenberg番号W090105786、WO9010 5539及びWO90/13300 、これを全て引用として本明細書に取り込 む。
本発明のモノクロナール抗体は、例1に以下に記載するような検定において、好 ましくは、ELAM−1及び他のセレクチンレセプタにより仲介された癒着の抑 制能力のためにスクリーニングされる。理想的には、この検定は、免疫グロブリ ンのインビトロにおける大規模なスクリーニングを可能にする。リガンド−レセ プタの相互作用の抑制因子のインビトロにおけるスクリーニングのための多数の 直接的及び間接的方法が、利用でき、そして当業者に知られている。例えば、リ ガンド担持細胞、例えばPMNsと、特定セレクチン発現細胞との癒着を抑制す る能力が決定された。上述のように、セレクチンレセブタ遺伝子は、クローン化 されており、したがって、この遺伝子は、多種多様な細胞、例えばCO3細胞、 C)(S細胞及び同様のもの内で、挿入及び発現され得る。典型的には、このテ ストの免疫グロブリンは、固体表面で不朽化されている、ラベルされたリガンド 担持細胞及び活性化されたセレクチン担持細胞と一緒にインキュベートされる。
次に細胞癒着の抑制が、適切な洗浄の後にその表面に結合したラベルを検出する ことにより測定された。以下に記載する例示の分析の中では、PMNs及び活性 化されたヒト内皮細胞または活性化された血小板が使用された。
上記の分析により同定された免疫グロブリンは、様々な医薬、診断及び他の応用 に好適である。以下により詳しく記載するセレクチン仲介疾患の治療及び診断に 加えて、この免疫グロブリンは、機能的エピトープを認識する他のモノクロナー ル抗体のためのスクリーニングに使用されることができる。このような抗体は、 請求項の免疫グロブリンがセレクチンレセブタを発現する細胞に結合することを 妨害する能力により同定され得る。
しかしながら、ヒトにおける、非ヒト免疫グロブリンの治療的効果は、それらが 血漿中での短い半減期をもち、ヒトの免疫反応を引き起こすために、しばしば限 定される。それ故、その抗体を修飾し、治療的利用を改善することが要求される であろう。モノクロナール抗体を使用した診断及び治療の改善のために、様々な 戦略が利用できる。以下参照、Waldmann、 5cience 252: 1657−1662(1991)、これらを引用として本明細書に取り込む。
本発明の抗体の修飾に好適な1つの方法は、非ヒト抗体の抗原結合領域を、ヒト 抗体の領域に転移させることである。例えば、F(abo)、フラグメントが、 キメラ抗体を作るためにヒトの定常領域に連結されることができる。あるいは、 本明細書中て“ヒト化“抗体と言われるものを作るために、超可変的領域がヒト のフレームワーク領域に連結されることができる。このような方法は、当業者に 普通に知られており、そして例えば、米国特許番号4.816.397 、米国 特許番号4.816.567及び欧州特許公開173.494及び239.40 0 、PCT公開番号WO/90107861及びReichmann、 L、 他、Nature、 332:323−327(1988)に記載されており、 これらを全て引用として本明細書中に取り込む。
キメラ及びヒト化抗体は、典型的には、異なる種に属する免疫グロブリン遺伝子 のセグメントから組み換えDNA技術により構築される。例えば、マウスのモノ クロナール抗体だめの遺伝子の可変(V)セグメントは、ヒトの不変(C)セグ メント、例えばγ1及びγ、に接続されることができる。好ましい治療的キメラ 抗体は、したがって、マウスの抗体からのVまたは抗原結合ドメイン並びにヒト 抗体からのCまたはエフェクタードメインから構成されるハイブリッド蛋白であ る。ただし、他の哺乳類の種も使用できる。
キメラ及びヒト化抗体は、ヒトの治療での使用においてマウスの抗体を超える多 くの潜在的利点をもつ。例えば、ヒトの免疫系は、外来のものとしてのキメラ抗 体のC領域部位を認識することができないし、そして、それ故に、注入されたキ メラ抗体に対し反応する抗体は、全体として外来性であるマウスの抗体に対して 向けられる抗体より少なくなるはずである。加えて、注入されたマウスの抗体が 、同じクラスのヒトの抗体の半減期よりもかなり短い、ヒトの循のものとほとん ど同じ半減期をもつであろうし、より少量の及びより少ない回数の、与えられる べき投与を可能にする。
本発明の抗体を生産する他の方法は、Huse他、5cience 、246: 1275−1281(1989X引用として本明細書中に取り込む)により概説 された一般的な文書に従ったヒトB細胞からのDNAライブラリーのスクリーニ ングにより、そして次に、所望の特異性をもつ抗体(または結合フラグメント) をコードする配列をクローニング及び増幅することにより、ヒトのセレクチンレ セブタに特異的に結合するヒトのモノクロナール抗体またはそれらの部分をコー ドするDNA配列を単離することである。
1つの視点では、本発明は、請求項のモノクロナール抗体からのH及び/または L鎖の可変または超可変領域をコードする組み換えDNAセグメントに向けられ ている。これらの領域をコードするDNAセグメントは、典型的には、適切な不 変領域、例えばヒトのガンマH鎖領域またはヒトのカッパL鎖領域をコードする DNAセグメントに、接続されるであろう。当業者は、コドンの縮重及び非必須 のアミノ酸置換により、以下に記載するように、他のDNA配列がそれらのDN A配列に難なく置換され得ることを認識するであろう。
このDNAセグメントは、典型的には、天然に結合したまたは異種性のプロモー タ一部位を含む、キメラの抗体をコードする配列に、作用可能な状態で結合され る、発現制御DNA配列をさらに含む。好ましくは、この発現制御配列は、真核 宿主細胞を形質転換またはトランスフェクトすることができるベクター内での、 真核細胞のプロモーター系となるであろう。このベクターが、適切な宿主に取り 込まれれば、その宿主は、そのヌクレオチド配列の高いレベルの発現に適した条 件下で、培養され、そして、所望により、L鎖、H鎖、L/H鎖の2量体、また は完全なキメラ抗体の収集及び精製が続くであろう。
”成熟“免疫グロブリンの生来の形態が、その配列内の1もしくはそれより多く のアミノ酸の欠損、置換、挿入または付加により、長さの点でいくらか変化する ことは、良く知られている。それ故、可変領域及び定常領域の両方は、実質的な 天然の修飾に供されるが、しかし未だ、”実質的に同じ”であり、そして、それ らのそれぞれの活性を保持することができている。ヒトの定常領域のDNA配列 は、様々なヒトの細胞から、しかし好ましくは、不朽化されたB−細胞まl)、 これらを引用として本明細書に取り込む)から良く知られた手順に従い単離され 得る。そのDNA配列のためのソース細胞並びに発現及び分泌のための宿主細胞 は、多数のソース、例えば、アメリカンタイプカルチャーコレクション(Ame rican Type Cu1ture Co11ection)(”細胞系及 びハイブリドーマ”、第5版(1985)Rockville、 Maryla nd、 U、 S、 A、 、これを引用として本明細書に取り込む)から得ら れることができる。
免疫グロブリンの鎖の、これらの天然に形態に加えて、”実質的に同じ“に修飾 されたH及びL鎖は、当業者に良く知られた様々な組み換えDNA技術を使用し て、簡単に操作及び生産されることができる。例えば、その鎖は、いくつかのア ミノ酸の置換、末端及び中間での追加並びに欠損等の方法により、−次構造レベ ルでのその天然配列から変化することができる。あるいは、−次構造の一部分( 普通は、少なくとも約60−80%、典型的には、90−95%)のみを含んで 成るポリペプチドのフラグメントが、生産され得る。これらのフラグメントは、 低い免疫抗原性を示しながら、1もしくはそれより多くの免疫グロブリン活性( (W、tl;!’、補体固定活性)をもつ。特に、多くの遺伝子と同様に、免疫 グロブリン関連の遺伝子が、それぞれlもしくはそれより多くの別個の生物活性 をもつ分けられた機能的部位を含むことが注目される。これらは、新規の性質を もつ融合蛋白(例えば、免疫素)を生産するために、他の遺伝子(例えば、酵素 )からの機能的領域に融合されることができる。一般的に、遺伝子の修飾は、様 々なよく知られた技術、例えば、部位特異的突然変書に取り込む)により、簡単 に行われることができる。
所望のキメラ抗体を最終的に発現する本発明の核酸配列は、様々な異なるポリヌ クレオチド(ゲノムもしくはcDNA、 RNA、他)及び成分(例えば、■、 J、D及びC部位)から、並びに、様々な技術により、構成されることができる 。適切なゲノムの配列の結合は、目下、最も普通の生産方法であるが、しかしさ らに、cDNA配列も使用されることができる(参照、欧州特許出願番号851 02655.8.85305604.2.84302368.0 及び8511 5311.4.並びにPCT出願番号GB85100392及びUS86102 269. これらの全てを引用として本明細書に取り込む)。
前に述べたが、DNA配列は、その配列が、作用可能な状態で発現を制御する配 列に連結した(すなわち、その機能することを保証するために置かれた)後に、 宿主で発現される。このような発現ベクターは、典型的には、エピソームまたは 宿主の染色体DNA一体部分として、宿主の生体内で複製できる。一般に、発現 ベクターは、所望のDNA配列で形質転換されたそれらの細胞の検出を可能にす るための特定の選択マーカー、例えば、テトラサイクリンまたはネオマイシンを 含む(参照、例えば、米国特許4.704.362.これを引用として本明細書 に取り込む)。
大腸菌(E、coli)は、本発明のDNA配列のクローニングに特に有用な原 核細胞性宿主の一つである。他の、使用に好適な微生物宿主は、バチルス属、例 えば、バチルス サブチリス(Bacillus 5ubtil旦1、及び他の 腸内細菌科、例えばサルモネラ(Salmonella)、セラチア(Serr atia)、そして、各種のシュードモナス(Pseudomonas)種であ る。これらの原核宿主において、その宿主細胞と適合できる特定の発現制御配列 (例えば、複製起点)を典型的に含む発現ベクターを作ることもできる。加えて 、様々な良く知られたプロモーターのいくつかが、例えばラクトースのプロモー ター機構、トリプトファン(trp)プロモーター機構、ベーターラクトースプ ロモーター機構、またはラムダファージからのプロモーター機構が存在するであ る・)。このプロモーターは、場合によってはオペレーター配列を伴、って、典 型的に発現を制御し、そして、転写及び翻訳を開始及び完成するために1.リポ ソーム結合部位の配列等をもつ。
他の微生物、例えば酵母も発現のために使用される1:とができる。
サツカロミセス(Saecharomyees)は、好ましい宿主であり、好適 なベクターは、所望のものとして、発現制御配列、例えば、3−ホスホグリセレ ートキナーゼまたは他の解糖酵素を含むプロモーター、並びに、複製起点、停止 配列等をも−)。
微生物に加えて、哺乳類の組繊細胞培養も、本発明のポリペプチドを生産するた めに使用することができる(東風、Winnaeker、“遺伝子からクローン へ”VCHPublisher、 N、 Y、 、 N、 Y、 (1987) 、これを引用として本明細書に取り込む)。真核細胞は実際には好まれる、なぜ なら、完全な免疫グロブリンを分泌することができる多くの好適な細胞系が、本 技術分野で開発されているからであり、そして、CHO細胞系、各種のCO3細 胞系、He La細胞、骨髄腫細胞系等、好ましくは形質転換されたB−細胞ま たはハイブリドーマを含む。これらの細胞のための発現ベクターは、発現制御配 列、例えば複製起点、プロモルタ−、エンハンサ−(Queen、 C,他、1 mmuno1.Rev、、89 :49−68(1986)、これを引用どしC 本明細書に取り込む)、並びに必要な工程情報部位、例えばリポソーム結合部位 、RNAスプライシング部位、ポリアゾニレ−ジョン部位、及び転写終了配列を 含むことができる。
好まれる発現制御配列は、免疫グロブリン遺伝子、SV40.アデノウィルス、 ウシの乳頭腫ウィルス等に由来するプロモーターである。
興味あるDNAセグメント(例えば、H及びし鎖をコードする配列及び発現制御 配列)を含むベクターは、細胞宿主のタイプに依存し異なるよく知られた方法に より、宿主細胞へ転移されることがてきる。例えば、塩化カルシウムによるトタ ンスフェクシ3しが、原核細胞のために、一般的に利用される。しかしながら、 リン酸カルシld Spriing Harbor Press、 (1989 )を参照のこと1、−れを引用として本明細書に取り込む。
一旦発現されれば、本発明の、全キメラ抗体、それらの2量体、または個々のし 及びH鎖は、硫酸アンモニウム沈殿、分画カラムクロマトグラフィー、ゲル電気 泳動等を含む本技術分野の標準手順に従って、精製されることができる(参照、 一般的に、5cope、 R,、蛋白質の精製、 Springer−Verl ag、 N、 Y、 (1982))。−リ1、部分的にまたは所望により均質 に精製されると、ポリペプチドは、次に治療的に、あるいは、分析手順の開発及 び実施において、免疫蛍光検査の発色剤等として、使用される1:とかてきる( 参照、一般的に、免疫学の方法、Vols、[and II、Eds、Lefk ovits and Pernis、Academie Press、New  York、N、Y、(1979and 1981))。
本発明の組成物は1、数多くの失調と関係する細胞−Fのセレクチンレセブタと 選択的に結合するモノクロナール抗体を含んで成る。例えば、多くの炎症性失調 が、欠陥内皮細胞に発現したセレクチンと関係している。用語″炎症“は、本明 細書中で、特異的と非特異的の両方の防御機構の反応に言及するために使用され る。特異的防御機構の反応は、抗原に対する特異的な免疫機構の反応である。特 異的な免疫機構の反応の例は、抗原、例えばウィルスに対する抗体反応、及び遅 延型過敏症を含む。非特異的な免疫機構の反応の例は、免疫学の記憶を一般的に もち得ない白血球に仲介された炎症反応である。このような細胞は、顆粒球及び 大食細胞を含む。非特異的反応の例は、バクテリアの感染部位でのPMN白血球 の集合を含む(例えば、バクテリア性肺炎における肺への進入及びはれ物での膿 の形成)。
本発明で処理できる炎症性の症状は、例えば敗血症のショック、損傷関連の敗血 症、リウマチ様の間接炎、虚血性後の白血球仲介組織破壊(再潅流性損傷)、急 性白血球仲介肺損傷(例えば、成人呼吸困難症候群)、免疫複合体仲介組織(例 えば、肺)損傷、並びにアトピー性皮膚炎及び乾癖を含む慢性の炎症性症状であ る。加えて、腫瘍の転移は、循環する癌細胞の疹着を抑制することにより防ぐこ とができる。例は、結腸の癌腫及び黒色腫を含む。
本発明の抗体及びそれらの医薬組成物は、非経口投与、すなわち、経皮的、筋肉 内への、または静脈内への、投与のために、特に有用である。完全な免疫グロブ リンまたはそれらの結合フラグメント、例えばFab 、 F(ab’)z 、 他は、医薬組成物における使用に適している。加えて、数多くの新薬運搬のアプ ローチが、開発されつつあり、本発明の医薬組成物は、これらの新しい方法を使 用する投与にも、同様に適している。以下参照、Langer、 5cienc e、 249:1527−1533(1990)、これを引用として本明細書に 取り込む。
1つの態様では、本発明の抗体は、組織損傷の特異的部位への従来の抗炎症薬ま たは他の剤をターゲットとして、使用されることができる。ELAM−1をター ゲットとした抗体の使用により、このような医薬は、損傷部位でより高い濃度を 達成できる。従来の抗炎症化学療法剤からの副作用は、その低い投与量、損傷部 位でのその剤の局在化、および/または運搬に先立つその剤のカプセル化により 、実質的に緩和され得る。
この抗体は、直接的または間接的に化学療法剤と組になることができる。この組 合せは、本技術分野で一般的に知られた方法で行うことかでき、その抗体のレセ プタへの結合能力を実質的に抑制すべきでなく、あるいは、その化学療法剤の活 性を実質的に減少させるべきではない。様々な化学療法が、ターゲット化のため に組合せられることができる。例えば、組合されることができる抗炎症剤は、免 疫転形剤、血小板活性化因子(PAF)拮抗薬、シクロ酸化酵素抑制剤、脂肪酸 化酵素抑制剤、及びリューコトリエン拮抗薬を含む。いくつかの好ましい成分は 、サイコスポリンA、インドメタシン、ナプロキセン、FX−506、マイコフ ェノール酸、他である。同様に、抗酸化薬、例えば、スーパーオキシドジスムタ ーゼが、再潅流損傷の治療に使用できる。同様に、抗癌剤、例えばダウノマイシ ン、ドクソルブシン、ビンブラスチン、プレオマイシン、その他が、ターゲット とされる。
セレクチンレセブタをターゲットとすることは、両親媒性、または水溶液中で、 集合体として存在する両性質分子(極性:非極性)を介して、達成されることも できる。両親媒性物質は、非極性脂質、極性脂質、モノ及びジグリセリド、スル ファチド、リソレクチン、リン脂質、サポニン、胆汁酸並びにそれらの塩を含む 。これらの分子は、エマルジョン及び泡、ミセル、不溶性単層、液晶、リン脂質 による分散、並びにラメラ層として、存在できる。これらは、本明細書中でリポ ソームとして、総称的に言及される。これらの調製において、運搬されるべき医 薬は、本発明の抗体と共にリポソームの部分として取り込まれる。このリポソー ムが、冒された細胞に近傍に運ばれるとき、これらが、選択された治療のための 組成物を解放する。
本発明のリポソームは、中性の及び負に帯電したリン脂質並びにステロール、例 えばコレステロールを一般に含む標準的な小胞形成脂質から形成される。脂質の 選択は、例えばリポソームのサイズ及び血液流でのそのリポソームの安定性を考 慮して、一般的に指導される。
様々なターゲット剤(例えば、リガンド、レセプタ及びモノクロナール抗体)を 使用するリポソームのターゲット化は、本技術分野で、よく知られている(参照 、例えば、米国特許番号4.957.773及び4.603.044.これらの 両方を引用として本明細書に取り込む)。ターゲット剤とリポソームとの組合せ のための標準的方法が使用され得る。抗体によりターゲットとされたリポソーム は、例えば、蛋白Aを取り込まれたリポソームを使用して構築されることができ る(の両方を引用として本明細書に取り込む)。
リポソームの帯電は、血液からのリポソームの浄化において、重要な決定要素で あり、負に帯電されたリポソームは、細網内皮細胞をもつ。循環での延長された 半減期をもつリポソームは、治療的及び診断的使用にとって典型的に好ましい。
8.12から、または24時間まで血流内で維持されることができるリポソーム は、抗炎症剤の持続された放出を提供する。そのリポソームまたは抗体が、イン ビボにおける診断像形成の提供のためにラベルされたとき、血漿中の半減期も重 要であろう。
様々な方法が、例えば、5uzoka他、Ann、 Rev、 Biophys 、 Bioeng、 9 :467(1980)、 U米国特許番号4,235 ,871.4,501,728及び4.837.028、(これらを引用として 本明細書に取り込む)に記載されたように、リポソームの調製のために利用可能 である。1つの方法は、不均一な大きさの多ラメラの小胞を作る。この方法にお いて、その小胞を形成する脂質は、薄い脂質膜を作るために、好適な有機溶媒も しくは有機系に溶かされ、そして真空または不活性ガスの下、乾燥される。所望 により、その膜は、好適な溶媒、例えば第4級ブタノールに再溶解し、そして次 に、より簡単に水和された粉末状の形態である、より均一な脂質混合物を作るた めに凍結乾燥されることができる。この膜は、そのターゲットとされた薬物及び そのターゲテイング組成物(抗体)の水溶液で被覆され、そして、典型的には、 振とうにより15−60分間以上で、水和物とされる。結果物としての多ラメラ 小胞の大きさの分布は、より強い振どう条件下での脂質の水和により、または、 再溶解化界面活性剤、例えばデオキシコール酸の添加により、より小さいサイズ にシフトされることが可能である。
水和溶媒は、最終的なリポソームの懸濁液の中でリポソームの内部空間にあるこ とが必要とされる濃度で、ターゲットとされる薬物を含む。典型的には、薬物溶 液は、バッファーで調製された食塩水中に、10−100mg/mlの間で含む 。抗体の濃度は、一般的には、約0゜1−20mg/mlの間である。
小孔のポリカーボネート膜または不斉のセラミック膜を通しての押し出しは、リ ポソームのサイズを比較的良く定義されたサイズ分布に減少させるための効果的 方法でもある。典型的には、懸濁液は、所望のリポソームのサイズ分布が達成さ れるまで、lもしくはそれより多くの回数、膜通過を繰り返される。そのリポソ ームは、引き続きより小さな孔の膜を通過し押し出されることができ、リポソー ムのサイズの段階的減少を達成する。
最も効果的なカプセル化の方法の下でさえ、その初期のサイズのリポソームの懸 濁液は、遊離の(非カプセル化)形態で、50%まで、もしくはそれ以上の薬物 及びターゲツティング剤を含むことができる。それ故、リポソームのターゲット とされた薬物の利点を最大とするためには、遊離の薬物及びターゲツティング剤 を、最終の注入可能な懸濁液から除去することが、重要である。いくつかの方法 が、リポソーム懸濁液から封じ込められていない物質の除去のために利用できる 。1つの方法においては、懸濁液中のリポソームは、高速遠心分離法によりペレ ット化され、上清に遊離の物質及び非常に小さいリポソームを残す。他の方法は 、限外濾過によりその懸濁液を濃縮し、次に、薬物を含まない代替溶液にその濃 縮されたリポソームを再懸濁することを含む。あるいは、ゲル濾過が、溶質分子 から大きなリポソーム粒子を分けるために使用されることができる。
遊離の薬物及び/またはターゲティング剤の除去のための処置に従い、リポソー ム懸濁液は、静脈中への投与における要求使用濃度まで持っていかれる。これは 、リポソームが、例えば、遠心分離もしくは限外濾過により、または、薬物除去 の段階が懸濁液の全容量を増加させるその懸濁液の濃縮により、濃縮されている ところの注入溶媒の好適容量内に、そのリポソームを再懸濁することを含むこと ができる。この懸濁液は、次に、濾過により滅菌される。リポソーム−リガンド の調製物は、以下に記載するように、投与されることができる。
前に検討したように、医薬組成物(ターゲットとされたリポソームまたは遊離の 抗体を含んで成る)は、非経口的投与に特に適している。この組成物は、許容さ れる担体、好ましくは水性担体中に抗体またはそれらのカクテルを一般的に含ん で成る。様々な水性担体が、例えば、水、緩衝水、0.4%食塩水、0.3%グ リシン及び同様のものが、使用され得る。これらの溶液は、無菌であり、そして 、普通は粒状物を含まない。これらの組成物は、従来のよく知られた技術で滅菌 されることができる。この組成物は、大体の生理学的条件に、例えば、pH調整 及び緩衝剤、緊張性(例えば、浸透圧の)調整剤等、例えば、酢酸ナトリウム、 塩化ナトリウム、塩化ケリラム、塩化カルシウム、乳酸ナトリウム、その他に、 要求されるものとして、医薬として許容される補助物質を含むことができる。こ れらの形態中の抗体の濃度は、重量として広く、即ち、普通には約0.5%未満 もしくは少なくとも約1%から、15もしくは20%と同じくらいまで変化し、 そして、第一に、液体の体積、粘度、その他に基礎を置き、選択された特定の投 与モードに従い選ばれるであろう。 それ故に、筋肉内注射のための典型的な医 薬組成物は、1mlの無菌緩衝水、及び50mgの抗体を含むよう調製されるこ とができよう。静脈中への注入のための典型的組成物は、250m1の無菌リン ゲル液、及び150mgの抗体を含むよう調製されることができよう。非経口的 に投与できる組成物の実際の調製方法は、当業者に知られまたは明らかになるで あろうし、そして、例えば、Remington’s Pharmaceuti cal 5ciences 、 第17版、Mack Publishing  Company、 Easton、 Penn5ylvania(1985)、  (これを引用として本明細書に取り込む)により詳細に記載されている。
本発明の抗体は、保存のために凍結乾燥され、そして、使用に先立って、好適な 担体中で再構成されることができる。この技術は、従来の免疫グロブリン、並び に、使用され得る当業者に知られた凍結乾燥及び再構成技術を伴って、効果的で あることが示されている。
当業者にとっては、凍結乾燥及び再構成が、抗体活性の損失の程度の変化(例え ば、通常の免疫グロブリンを用いた場合は、[gM抗体は、IgG抗体よりもj ;り大きな活性損失をも一つ傾向がある)を導くことができ、そして、その使用 レベルが、補うために調整されるへきであろうことは、認識されるであろう。
本抗体またはそれらのカクテルを含む組成物は、予防的及び/または治療的処置 のために投与されることができる。泊・療的使用において、組成物は、治療のた めの十分な量をもって患者に投すされ、そしてその感染及びその併発症の進行を 少なくども部分的に止める。
このことを達成するために適した量は、”治療的有効投与l”として、定義され る。この使用のだの有効量は、疾患の重症度及び患者自身の免疫系の総合的状態 に依存するであろうが、一般的な範囲は、約1.mg/kg体重から約2omg /kg体重まで、好ましくは約51T1g/kg体重から約15mg/kgまで にある。本発明の物質が、重い疾患状態、すなわち、命を脅かすまたは潜在的に 命を脅かt状態で、一般的(7使用されることができることは、留意されるへき である。このような場合には、りを来物質の最少化、及び、本発明のヒトキメラ 抗体形態により達成される゛外来物質”の拒絶の見込みの視点において1、処置 を夛−゛る内科医によるこれらの抗体の実質的過@量の投り、は、可能であり、 そして、好ましいものとして考えられることができる。。
予防的使用においては、本抗体またはそれらのカクテルを含む組成物は、患者の 抵抗性を増強するために、未だ病的状態に至ってない患者に投与される。このよ うな量は、”予防的有効投与量“として定義される。この使用においては、正確 な量は、患者の健康状態及び免疫の総合レベルに再度依存するが、一般的には、 上記の範囲にある。
この組成物の1回または数回の投与は、その処置を行う内科医により選択されて いる投与レベル及びパターンで行われ得る。とんなことがあっても、医薬として の形態は、患者を効果的に治療するに十分な本発明の抗体量を提供4゛べきでる 。7本発明の抗体は1診断目的、例スーば炎症領域の同定のため軒も使用される ことができる。診断目的のためには、抗体は、5ラベルさねてもよいし、または ラベルされないなくてもよい。ラベルされない抗体は、その抗体、例えば特定の 免疫グロブリンの不変領域に特異的な抗体と反応性のある、他のラベルされた抗 体(第2の抗:体)と組み合わされて使用されることができる。あるいは、その 抗体は、直接的にラベルされ得る。多種多様なラベルが、例えば−1放射性核種 、蛍光体、酵素、酵素基質、酵素コファクター、酵素インヒビター、リガンド( 特に、ハプテン)、その他が、使用されることができる。免疫検定数の多くのタ イプが、利用でき1.そして当業者に良く知られている。
診断的使用においては、免疫グロブリンまたはそれらのカクテルを含む組成物は 、炎症疾患の症状をもっと推定される患者に投与される。あるいは、その特定の 治療の効力が、観察される。このことを達成するのに十分な量は、”診断的有効 投与量゛と定義される。。
この使用においては、その正確な量は、患者の健康状態及び同様のものに依存す るであろう。
対象の抗体を伴った使用のため(こキットも供給され得る1、そイ]故、本発明 の対象の抗体組成物は、普通には、コンテナ中で凍結乾燥された形態で、単独ま たは好まれる細胞のタイプに特異的な追加の抗体と一緒になって、用意されるで あろう。ラベルもしくは毒素に変化される、または変化されないことができる抗 体は、そのキット中に、バッフ了−1例えばトリス、リン酸塩、炭酸塩、他、安 定剤、殺菌剤、不活性蛋白、例えば血清アルブミン等、並びに、使用指示書一式 と共に含まれる。一般的に、これらの物質は、活性抗体の量に基礎を置き、約5 %未満で存在するであろうし、そして、その抗体の濃度に再度基礎を置き全量で 少なくとも約0.001%として普通は存在するであろう。繰り返すが、賦形剤 が全組成物の約1%から99%まで存在することができるところの、活性成分を 希釈する不活性な増量剤または賦形剤を含むことが好まれるであろう。キメラの 抗体に結合することができる第2の抗体が検定で使用されるところでは、キット は、普通は、分割されたバイアルで存在するであろう。この第2の抗体は、典型 的にラベルに結合され、そして、上記の抗体の処方を用いた類似の方法で調製さ れる。
以下の例は、限定するためでなく、説明のために提供される。
例1 本例は、本発明のモノクロナール抗体が、細胞間癒着検定において、好中球(P MNs)が活性化された血管内皮細胞へ癒着することを妨害する能力のあること を示す。ヒトの調帯を分娩により得た。長さ20−40cmの羨帯の断片及びク ランプマークの無いものを使用した。
無菌条件F、その調帯血管の一端に、カニユーレを挿入し、ぞして、3方弁及び シリンジに連結した。この調帯を、血液及び血塊を除去するために、Ca÷1M g+を含まないリン酸緩衝化生理水CPBS)で洗浄した。その調帯の反対の端 を、次に、カニユーレ挿入し、そして、2方弁に連結し、次に、コラゲナーゼ( Boehringer Mannheim) 1mg/mlで短時間濯ぎ、そし て、2方弁を閉めた。次に、その調帯にコラゲナーゼを充填し、空気を除き、そ して、3方弁を閉めた。この調帯を、滅菌容器に置き、37°Cて15−20分 インキコベートした。インキュベーション後、この調帯を、30m1のCa十及 びMg+を含むPBSで洗浄し、そして、溶出された内皮細胞を、さらなるコラ ゲナーゼ活性を阻害するために、5mlのBGM−UV培地(C1onetic s)及び10%のFCSを含む無菌管内に集めた。この細胞を遠心分離し、そし て、BGM−UV、10ng/mlの上皮成長因子、log/mlのヒドロコル チゾン、ケンタミシン、アンホテリシンーB及び10%のFCSを含む完全培地 に再懸濁した。適切なサイズの組織培養フラスコ(!It帯片の長さに従う)0 .1%のゼラチン(内毒素を含まず、ウシの表皮から単離された)で、15分、 室温にて、被覆し、過剰なものを除去した。内皮細胞の懸濁液を、そのフラスコ の中に入れ、そして、5%CO,インクベーター内に置いた。その培地を、細胞 が癒着するようにみえた時、16時間後に交換した。コンフルエント(集密)に 達する前(75%)のとき、細胞を継代培養した。細胞を継代培養するため、そ の培地を、真空の吸入口により除去し、そして、そのフラスコを、FCSを除去 するためHEPES(10mM)緩衝生理水で2回濯ぎ、次に、0.025%ト リプシンEDTAI−2mlを、そのフラスコに添加し、そして、表皮細胞が懸 濁液となるまで(30秒−1分)、倒立顕微鏡下で観察した。次に、新しい完全 培地をそのフラスコに添加し、そして、それを、新しいゼラチン被覆のフラスコ に、1:2または1:3で分割した。
96we l 1の検定プレート上に内皮細胞の単層を確立するために、そのプ レートを、上記のようにゼラチンで被覆した。3回継代培養した培地からの内皮 細胞は、上記のように0.025%のトリプシンを使用して、フラスコから収穫 し、そして、5 x 10’ /wellに置いた。その細胞は、コンフルエン ト(集密)するための増殖を許された。
ELAM−1の発現を誘導するため、その培地を、そのwellから一度に数w ellずつ取り除き、そして、0.05m1の新しい完全培地(対照well内 に)、または、30ug/mlのrlL−1βを含む新しい完全培地(テス)w ell内に)で置き換えた。このプレートを、インキュベータに4時間戻した。
これらは、刺激を与えられた内皮と称する。
好中球(PMNs)を、全血から調製した。50m1の全血を、ボランティアの 提供者からヘパリン化された真空チューブに吸引した。25m1の血液のそれぞ れを、”Mono−Po1y Resolving Medium”(Flow  Labs)15mlの上に重層した。この試験管を、Rτ6000遠心分離機 で、20℃、25分、2000rp[Dで遠心分離し、そして、次に、そのスピ ードを、更に25分間、2500rpmまで増加した。PMN層(2つの浮遊細 胞層の下側)を、除き、そして、きれいな50CCの遠心管内に置いた。次に、 20mMのHEPES(Gibco)及び0.2%のグルコース(Fisher )を含むHanks Ba1anced 5alt Solution(E(B SS)(Gibco)30mlを、それぞれの管に添加した。この管を、3分間 3000rpmで遠心分離し、そして、HBSS/HEPES/glucose 緩衝液で3回再懸濁し、血球計で計測した。
検定を実施するため、検定プレートを、インキュベーターから取り出し、そして 、癒着した細胞を、)IBss/HEPεS/glucose+ 5mg/ml のウシ血清アルブミンで2回洗った。テストされるべきそれぞれのモノクロナー ル抗体100uμlを、検定プレー)wellに加えた。その抗体を、プレート 上で20分間インキュベートした。5xlO’ PIJNを、その冑ellへ5 0μlとして添加した。次に、そのプレートを、室温で6分間インキュベートし た。流しの上でそのプレートをひっくり返し、そして多チヤンネルピペットを使 用し4回培地200μlを添加することにより、非癒着細胞を、そのwellか ら除去した。そのwe目から最後の洗浄液を取り除き、そして、可溶化緩衝液5 0μlを添加した。
クエン酸の緩衝液(24,3mlの0.1Mクエン酸、10.5g1500ml  +25.7mlの0.2Mリン酸ナトリウム2塩基、14.2g1500ml 及びSQ Hz Oto 100m1)のこの構成物は、0.1χのNP−40 界面活性剤を含む。このプレートを、10分分間中かに混合しながらインキュベ ートし、そして次に、50μmのOPDA(8mg O−フェニレン−ジアミン 、S i gma触媒#P−1526,8μmの30%H2O2及び10m1の SQ H20)を、それぞれのwellに添加した。このプレートを、室温で1 5分間インキュベートし、そして次に、15μlの4N H2SOaをそれぞれ のプレートに添加し、反応を停止した。ブランクの試薬を、可溶化緩衝液50μ l、 0PDA溶液50μl及び4N H! So 、 15μmを混合して調 製した。表面の100μlを、それぞれのwellから取り除き、そして、フレ キシブルEL[SA検定プレート(Falcon)に移した。このプレートを、 30分間492nmで走査した。
さらに、癌腫細胞、:1 口205(COIO)(ATCC番号CCL222)  (SLXを発現することで知られる)を、使用した。これらの細胞はFCレセ プタを持っていないので、モノクロナール抗体による交差結合は生じるべきでな い。この検定手順は、PMNsに関して先に記載したものと同様である。しかし ながら、この細胞は、”Cr(50μCi/細胞、30分間)でラベルされた。
癒着を、標準手順に従いガンマ線カウンタを使用して検出した。
以下の表1に表された結果は、本発明のモノクロナール抗体が、PMNs及びc oio 205 細胞の活性化された内皮細胞への癒着を効果的に妨害すること を示す。従来の技術であるモノクロナール抗体H18/7(PCT公開番号WO 90105539、前記)を、対照としてインキュベートした。抗体の存在下の 結合量を、任意に1.0の値に指定した。本検定で結合を促進した抗体は、1よ り大きな値をもつが、結合を抑制した抗体は、1未満の値をもつ。
EBI−5[gG 、 1.42 0.08ENBI−6[gG + 1.64  0.76EBI−7[gG 、 1.48 0.10EB3−1 [gG 3  0.18 0.12EB3−2 rgG 2 0.3 0.12EBM−21 gM O,210,12 EBM−41gM O,280,10 H18/7 1gG * a or b 1.20 0.16例2 本例は、本発明のモノクロナール抗体により認識されたエピトープと、ELAM −1(H18/7)に結合するものとして前もって同定されたモノクロナール抗 体により認識されたエピトープとの比較のために使用された競合阻害検定からの データを表す。これを行うために、標準手順(参照、例えば、Harlow a nd Lane、前記)に従い、H18/7をビオチン化し、そして、HRP− アビジン染色を、[L−1活性化内皮細胞上で固相ELISAにより検出した。
与えられた値は、492nmでの吸光度である。
表2が示す結果として、818/7結合の阻害範囲が、判明した。
表2 (モノクロナール抗体=Mab)妨害するMab ビオチン化Mab H RP−アビジン対照 818/7 1.175 H18/7 818/7 0.309 FBI−I HI8/7 1.021 EB3−I H18/7 0.830 ENBI−6818/7 0.346 例3 本例は、本発明のモノクロナール抗体が細胞間検定での好中球(PMNs)の活 性化された血小板(GMP−140をもつ)への癒着を妨害する能力を示す。こ れらの検定の結果は、表3に表され、本発明のこれらのモノクロナール抗体の存 在下で、PMNsまたはcoio 205細胞の活性化された血小板への相対的 癒着が示される。この検定の手順は以下の通りである: 血小板を、正常なヒトのドナーから得て、そして、PGE + (100nMX 参照Po1ley and Nachman、 J、 Exp、Med、 、  158 :603(1983)、これを引用として本明細書に取り込む)の存在 下で、血漿蛋白を含まないもので洗浄した。次に、20分間室温で攪拌せずに、 トロンビン(0,250/ml ;m1当たり2xlO’血小板)で活性化した 。
活性化された血小板へのGMP−140に仲介される癒着の評価のために2つの 検定ニブレート検定及び液相検定を使用した。プレート検定は、先に記載された 内皮細胞と好中球との癒着検定(DQl)rina他、rmmunology、 67 :502(1989)、 これを引用として本明細書に取り込む)を修正 したものである。血小板の懸濁液(300μm:10 ” /ml)を、前もっ て0.1%ゼラチンで被覆された48wellプレートのそれぞれのweItで 使用した。このプレートを、15分間37℃でインキュベートし、次に2分間9 0xgで遠心分離し、そして非癒着の血小板を除去するためリン酸緩衝食塩水( PBS)で2回洗浄した。血小板のFCレセプタを妨害するために、熱により集 合した[gG(20μg/m1)300μlをそれぞれのwellに添加し、そ してそのプレートを、室温で20分間放置した。このプレートを、PBSで1回 洗浄し、そして次にテストされるべきモノクロナール抗体300μlをプレート のそれぞれのwellに加え、そしてそのブし・−トを、室温でさらに20分間 放置した。一方、好中球を、上記の方法によりヒト全血から単離した。それらを 、61Cr(450μCiが3x10’の細胞に300111で添加し、そして 60分間37°Cでインキlベートした)で放射性ラベルし、10%の小ウシ胎 児血清を含むRPM [で3回洗浄し、そして2xlO’ mlに再懸濁した。
この懸濁液50μlを、検定プレートのそれぞれのwellに添加した。このブ レートを、2分間90xgで遠心分離し、そして次に、5分間室温で放置した。
非結合の細胞を、PBSでの3回の洗浄で除去し。そして残存する結合細胞を、 SDSを含む緩衝液でプレートから取り出し、そして次に放射能計数のために処 理した。
液相検定は、(参照、[、arsen他、Ce1l、63 :467(1990 )、これを引用どして本明細書中に取り込む)に記載された検定法の変法により 行った。活性化された血小板(2xlO″/m1)20μlを、εppendo rf管内に置いた。熱により集合された[gG 20μlを、添加し、そして混 合後、その管を、室温で20分間放置した。モノクロナール抗体20μlを添加 し、そしてその管を室温でさらに20分間放置した。一方、PMNsを上記のよ うに(放射性ラベルなしで)調製し、2xlO@/mlに希釈した。この懸濁液 20μlを、それぞれの管に添加し、そして混合後、その管を、室温で20分間 放置した。次に、癒着を顕微鏡により評価し、ぞして、2もしくはそれより多く の血小板が結合したテスト細胞のパーセントとして記録した。
さらに、結腸癌腫、Co1o 205(ATCC番号CCL222) にれは、 セレクチンレセブタにより認識されたリガンドを発現することが知られている) 由来の細胞を使用して、検定を行った。使用した検定の手順は、PMNsで使用 されたものと同じであった。
Mah PMNs 癌腫(Coin 205) 沈殿物 精製GMP−140例 4 本例は、リボ多糖体誘導死の動物モデルにおけるMab PBS−1の効果を証 明する。ラット系が選ばれたが、その理由は、PBS・−1が、ElAM−1と 同じく、ラットで交差反応することが示されたからである。
使用に一日先立って、大腸菌(ε、eoli) 0111:B4(Sigma、 Lot #36P4019)からのLPSを、無菌の、発熱因子を含まない生理 食塩水に5mg/mlの濃度で溶かすことにより、単一ロットから新鮮な状態で 用意した。この溶液を、Tekmark音波破壊器を使用して、氷上で30秒間 音波処理した。使用の直前、この物質を、もう一度30秒間音波処理した。
体重200g(+−10g)の雌のLewisラットを、Charles Ri ver BreedingLabsから購入し、そして受取後生なくとも7日間 (順応のため)維持した。特にことわらない限り、10匹の動物のグループを使 用した。全ての試薬を、非経口的に尻尾の血管から0.5−1.0ml/kgで 注射した。負対照として、動物は、無菌のLPSを含まない生理食塩水、または ネズミの1gG3に骨髄腫蛋白(J306.低ピロゲン<2 ng/mggG) を受け入れた。
PBS−1の投与量/スケジュール手順書は、ラットへのPBS−1の予防的投 与から当方が得た薬物速度論的データから経験的に到達1.た。
LPSの”最小の“LD +aoは、これらのラットにおいては7.5mg/k gと決定された。
一つの実験では、ラットを、LPSチャ1ノンジの前に1時間iomg/kgの P2H4で処理した。処理されt=−動物の471Oが、LPSチトトソジで生 き残りt−o対照的に−0(生理食塩水を注射された)対照の10匹全てが死ん だ。24時間の観察期間において、生き残ったものは、LPGで処理された動物 に特徴的な臨床徴候を示した。
我々は、(1)2倍に−上昇した、及び(2)最初の実験で使用された10mg /kg未溝の量の状態のPBS−1の投り、量を試した。その結果は、PBS− 1が有意な効果、その動物の80%が10mg/kg投与で生き残った(図1) 、を示した。ある動物が生理食塩水の対照グループの中で生き残ったことは、動 物のこのグループが、その先立つ実験における動物でど同様に激しく、1、PS チャレンジにより”攻撃“さねていないことを示唆する。
PBS−1の治療的価値を証明するため他の研究が行われた。動物は、!、PS チャレンジの1時間前、または2.4または6時間後に、10mg/kgの静脈 内ポーラスのPBS−1の拶′与を受け人ねた。
もう一度、10分の1の動物は、生理食塩水のグループの中で、並びに、J60 6骨髄腫蛋白1omg/kgてT=−60分にて処理された(図2)グループの 中で生き残った。しかしながら、εB3−1は、LPS後2または4時間に投与 された時にのみ有意な保護効果をもった。
結論 CytelのMab PBS−1で見られた保護(j、本発明の抗体が、ELA M−1(−仲介される炎症疾患反応の治療において、予防的及び治療的の両方で 有用であることを示す。
例5 本例は、精製されたPBS−1抗体が、ラットの胸膜腔において、リボティコ酸 (LTA)により誘導された炎症反応を抑制する効果を示す。胸膜炎を誘導する LTAの能力は、投与濃度と好中球の進入との線型関係を伴って確立されている 。!、TAが、El、AM−1を介して内皮を活性化し、インビトロにおいて好 中球に癒着させることも示されている(参照、以下の例6)。
本例では、我々は、LTAの胸膜腔への両側の注射によりラットでの胸膜炎を誘 導した1、このテスト動物において、この次に、PBS−1モノクロe−ル抗体 が尻尾の血管に注射された。4時間後、2−の腔が洗浄され、そして参出液の好 中球の濃度に関して評価さねた。。
手順・ 1.1、TA(Sigma触媒#L−25151,ot 89F4061)を、 無菌の内毒素及びピロゲンを含まない生理食塩水中で2ml!/mlに調製し、 そして−70℃で保存した。これを、1.41m1のLTA 2.43m1の生 理食塩水への溶解により750μg/mlの保存溶液にした。最終濃度は、30 0μg/ 400711/ラツトであ−)だ。
2、 PBS−1がffl製された腹水(Lot 6)は4.5+H/mlであ り、これをDPBSで希釈し7、最終濃度3.33mg#nlとした。ラット毎 の投り量は、600μIであり、2mg(10mg/Mg)を含み、1.5分音 波破砕されt−1゜36体重約195グラムの生後93力月の雌の1evvis ラットを使用した。
全てを、メタファンの吸入により鎮静にした。
4、このラットを、3つのグループに分1jた。
A、対照n=1・胸膜腔への両側に200μlのDPBSを受り入わた。
600μlの無菌の、ピロゲン及び内毒素を含まない生理食塩水が、胸膜への注 射の1時間後の尻尾の血管への注射を介して受入れられた。
B、 LTA及びPBS−1で処理された。n=4 胸膜腔への両側に200μ lのDPBS中の150μgの1、TAを受け入れた。600μlのPBS−1 (10mg/kg、全2mg)が、胸膜への注射の1時間後の尻尾の血管への注 射を介して受入れられた。
C,LTAのみで処理された二〇=4 胸膜腔への両側に200μ lのDPB S中の150μgのLTAを受け入れた。600μlのDPBSが、胸膜への注 射の1時間後の尻尾の血管への注射を介して受入れられた。
5、このラットは、Iceシリンジに付けた30ゲージの鋭くない先端をもった 針を使用し、第3と第5の肋骨の間に注射された。尻尾の血管への注射は、血管 がより突き出るように熱ランプの下で最初に熱することにより処理され、そして 3ccのシリンジに付けた26ゲージの針を使用して行われた。
6、このラットを、尻尾の血管への注射後、3.5時間再度檻に入れた(全時間 4.5時間)。
7、このラットは、メタファンの吸入に供せられた。
8、腹膜腔を、横隔膜を露出するため開口した。小さな切開を、横隔膜の両側に 施し、そして、iceシリンジの鋭くない先端(針無し)を使用して1mlのヘ パリン化したDPBSで両側を洗浄し、そして結合した。
9、それぞれの容量を記録し、その細胞を、計数及びペレット化した。
それらを、100μlの生理食塩水に再懸濁し、そして、鑑別分析のために即効 性鑑別染料を使用し染色されるべきそれぞれから、すりつけられたスライドを作 った。
例に の例は、バクテリアの生産物であるリボ多糖類(LPS)及びリボティコ酸(L TA)が、血管内皮細胞上にELAM−1を発現することを証明する。これを行 うため、ヒトの好中球(PMNs)が培養されたヒトの内皮細胞に結合する能力 を、LPS及びLTAの各種濃度でのインビボにおける処理に従って計測した。
手順= 1、LPs(Lot #36F4019)及びLTA(Sigma、# L−2 515,Lot 89F4061)の保存溶液を、使用の直前に、生理食塩水中 1mg/mlで音波処理により調製した。この保存溶液を、新鮮なりGM−UV 培地(C1onetics)で希釈し、100 μg/m1.50μg/n+1 . 25μs/ml、12μg/ml、6 μg/ml。
3 μi10+t、 1.5 μg/m1.0.75μg/m1.0.37μg /ml、 0.19μg/ml。
及び0.09 u g/mlの処理濃度を作った。HUVECコード#コード− 続く1つの96wellのCo5terの鮮血であって4回継代培養しゼラチン 上で集蜜したものをインキュベーターから取り出した。それぞれのWeU内の培 地を、パスツールピペットで取り除かれ、そして、0.2mlの新鮮なりGM− 聞培地(C1onetics)で、またはLPSもしくはLTAの処理希釈と同 容量で置き換えた。それぞれの希釈を、3回ずつ分析した。
2、このプレートを、4時間、5%COtを備えた37°Cのインキュベーター に戻した。
3、好中球(PMNs)を、例1のように調製した。PLINsを、調製の間じ ゆう室温で維持した。1.04xlO”のPMNを、回収し、そして、同じ緩衝 液であるが5mg/mlのウシ血清アルブミンを含むものの中に再懸濁し、6x lO’ /25 μl とした。
4、刺激を与えられたHUVEC検定プレートを、インキュベーターから取り除 き、そしてそのwellを、5mg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を含 むRPMI 1640で2回洗浄した。2回目の洗浄後、そのvvellを、同 じ緩衝液100μlで再び満たした。
5、0.025m1の細胞懸濁液を、その刺激を与えられた検定プレート上のそ れぞれのwellに添加した。
6、そのプレートを、37℃で5分間インキュベートした。
7、非結合細胞を、p200多チャンネルピペットを使用した系統的再懸濁、次 の培地0.2mlの添加及び除去により、その検定プレートのwellから取り 出した。
8、培地の全てを、そのwellから取り除き、そして50 ulの可溶化緩衝 液を添加した。これは、0.1%NP−40界面活性剤を含むクエン酸緩衝液( 24,3mlの0.1Mクエン酸、to、 5g1500ml+25.7mlの 0.2Mリン酸ナトリウム2塩基、14.2g1500ml及びSQ )I!  Oto 100m1)から構成された。
9、このプレートを、回転振とう機で10分間インキュベートし、そして次に、 0.05m1の0PDA溶液[8mgの0−フェニレン−ジアミン、Sigma 触媒#P−15261,8ulの30%H102及び10m1のクエン酸緩衝液 (同上)1を、それぞれのwellに添加した。反応は、15分間の進行を許さ れ、そして次に、25μlの4N H,SO4を、その反応を停止するために添 加した。
10、試薬のブランクを、100μl容量の可溶化緩衝液と50μlの4NH2 SOaをもつ0PDA溶液との混合により調製した。
11.100μlの表面の液を、2we l lのそれぞれから取り除き、そし てフレキシブルELISA検定プレート(Falcon)に移した。そのプレー トを、492nmで分光光度計にて、30分以内に走査した。
本実験の結果は、図4に表され、LPSとLTAの両方が、好中球の、ヒト内皮 細胞への癒着分子を誘導することを示した。LPSは、0゜2と5μg/mlの 間で最も効果があった。LTAは、5と50μg/mlの間で最も効果があった 。それぞれの最適濃度において、LPSは、LTAよりも2−3倍多い好中球の 癒着を誘導した。
例7 本例は、例6で見られた好中球の、LPS及びLTAにより活性化された内皮へ の癒着が、ELAM−1に仲介されることを示す。それぞれの内毒素を用いた内 皮の活性化の最適時間も調査された。我々は、ヒト好中球(PMNs)の、活性 化剤の添加後の各種時間での、EB3−1の存在または非存在下での、LPS及 びLTAにより活性化された培養ヒト内皮細胞への結合能力を測定した。
手順 1.1.LPS(Lot #36F4019)及びLTA(Sigma、# L −2515,Lot 89F4061)の保存溶液を、使用の直前に、生理食塩 水中1mg/mlで音波処理により調製した。この保存溶液を、新鮮なりGM− UV培地(C1onet 1cs)で希釈し、lOug/mlのLTA及び0. 2 μg/mlのLPSの処理濃度を作った。HUVEC:1−ド#117に続 く1つの48wellのCo5terの鮮血であって4回継代培養しゼラチン上 で集蜜したものを、インキュベーターから取り除いた。8つの時間点、T=O, 2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、8時間、18時間及び24時間で、 それぞれの6we l l内の培地を、パスツールピペットで取り除き、そして 、LPS(3wells)またはLTA(3wells)の処理希釈を含む0. 5mlの新鮮なりGM−LIVUV培地1onetics)で置き換えた。
2、このプレー・l・を、4時間、5%CO,を備えた37℃のインキュベータ ーに戻した。
3、好中球(PIJNs)を、例1のように調製した。PMNsは、調製の間じ ゅう室温で維持した。それらを、同じ緩衝液であるが5mg/mlのウシ血清ア ルブミンを含むものの中に再懸濁し、2xlO” 150μlとした。
4、刺激を与えられたHUVEC検定プレートを、インキュベーター・から取り 出し、そしてその冑ellを、5mg/mlのウシ血清アルブミン(BSA)を 含むRPM[1640で2回洗浄した。2回目の洗浄後、そのwellを、同じ 緩衝液300μlで再び満たした。この培地を、再びそれぞれの3連の1つのw ellから取り除き、そしてEB3−I Mabを含むハイブリドーマ培養の上 清液で置き換えた。そのプレートを、抗体と37℃で10分間インキコベートし 、そして次に、インキュベーターから取り除いた。
5、0.05m1のPMN懸濁液が、その刺激を与えられた検定プレート上のそ れぞれのwellに添加された。
6、そのプレートは、37°Cで5分間インキュベートされた。
7、非結合細胞を、繰り返しの運搬ピペットを使用した系統的再懸濁、次の、培 地0.3mlの添加及び除去により、その検定プレートのwellから取り除い た。
8、培地の全てを、そのwellから取り除き、そして200μlの可溶化緩衝 液を添加した。これは、0.1%NP−40界面活性剤を含むクエン酸緩衝液( 24,3mlのO,1Mクエン酸、10.5g1500ml+25.7mlの0 ゜2Mリン酸すl・リウム2塩基、14.2g1500ml及びSQ [420 to 100mI)から構成された。
9、このプレー1−を、回転振とう機で10分間インキコベートし、そして次に 、0.2mlの0PDA溶液[8mgの0−フェニレン−ジアミン、Sigma 触媒#P−1526,8ulの30%H20,及び10n+1のクエン酸緩衝液 (同I−)1を、それぞれのwellに添加した。反応は、15分間の進行を許 され、そして次に、50〃lの4N Hz SOaを、その反応を停止するため に添加した。
10、試薬のブランクを、100μl容量の可溶化緩衝液と50μlの4N H ! SO4をもつ0PDA溶液との混合により調製した。
if iooμlの−E清液を、2we l lのそれぞれから取り除き、そ( ッてフレキシブルEL[SA検定プレー) (Falcon)に移した。そのブ レー川・を、492nmで分光光度計にて、30分以内に走査した。
本実験の結果は、図5に示され、LPS及びLTAが、内皮細胞とのインキュベ ーションで4と6時間の間にピークをもつヒト内皮細胞上の好中球癒着分子を、 誘導することを示す。この経過時間は、TNF及びIL−1βによるBLAM− 1の誘導のために前もって示されたものと一致する。テストされたそれぞれの時 間点で、PMNの癒着は、抗−ELAM−1モノクロナ一ル抗体により完全に抑 制されたに違いなく、LPS及びLTAの両方が、ヒト内皮上でELAM−1の 発現を誘導したことを示す。
例8 本例は、LPSにより誘導された死亡率を抑制するEB3−1の能力が補体の固 定に依存しないことを示す。第一=−に、EB3i F(ab)’ 2フラグメ ント及び酸処理EB3〜lの相対妨害効果を決定するための実験が行われた。完 全な[gG !のpH2,560分間の処理が、補体の固定能力を永久に破壊す ることは、前もって示されている。(Winkelhake、 、1゜他、19 80. J、 Biol、 Chem、 2822−2828、引用により本明 細書に取り込む) 11(: rでラベルされたHL−60細胞の、IC−1βにより活性化された 内皮細胞への癒着を、EB3−1モノクロナ一ル抗体(酸処理Kg及びF(ab )’ ! )の2つの調製物の滴定量の存在下で測定し/、:。結合の50%抑 制が、約0,5μg/mlでF(ab)’ 2 を使用して達成された。酸処理 [gの約2μg/lnlが、等価な癒着抑制を与えるために必要とされた。
我々は、次に、EB3−1の2つの修飾形態を放射性ヨード化し、そしで、半減 期を以五のように決定した。
α−相(分) β−相(分) 非修飾EB3−1 2 356 pH2,5処理EB3−1 3.2408EB31 F(ah)’ ! 2.3  136EB31の血液浄化曲線が、図6に示される。これらのデータ及び曲線 上面積の計算に基き、我々は、LPS誘導死亡率のラットモデルにおいて、EB 3−1の2つの修飾形態を使用した。我々は、その動物に投与し、致死量の1、 PS投与の後2及び4時間の間におけるEB3−1の全ての3形態のための、お およそ同じピーク濃度及び曲線上面積を与えた。それ故、lOプラット4グルー プが、T・0でLPSの静脈内致死量を受け入れた。次に、T=2時間で、全て が、以下のようなEB3−1の形態を受け入れた。
グループI −無治療 グループI[−E83−1−1.0ml/kgでの静脈内ポーラス5+ng/J グループlll−酸処理EB3−1− 静脈内ポーラス5mg/kgグループI V −EB3−I P(ab)’z −7,5mg/kg T’2時間5.0  mg/kg T=3時間 2.5 mg/kg T=4時間 この投与法は、5mg/kgでの非修飾のEB3−1で得られたような血液浄化 曲線下の同じ面積に近似する。図7に示された結果は7、保護の機構が補体の固 定に複雑には関係しないことを示唆する。さらに、我々は、本免疫rgG3が、 ヒトの補体を固定し、モして/または、F0レセプタへの結合により細胞を動員 するところの、潜在的に毒性の能力を廃止する方法を例証した。
本発明は、明確及び理解を目的として、説明及び例により、幾分詳細に記載され たが、特定の変更及び修飾が、付属の請求項の範囲内で実施されることができる のは明らかであろう。
IZ124時間 顛Tl−ELAN−1(NG/KG) FI6.l 顛Tl−ELAM −I FIG、2 FIG、J。
八GZML FIo、4 IJ’1 処理 F/G、7 国際調査報告 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE。
DK、 ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、 LU 、 MG、 MN、 MW、 NL、 No、 PL、 R○、 RU、 SD 、 5E (72)発明者 ウィンケルヘイク、ジェフリー エル。
アメリカ合衆国、カリフォルニア 92106゜サンディエゴ、 #323.ロ ーズクランストライブ 1220

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.患者においてELAM−1により仲介される細胞間の癒着を阻害するための 方法であって、医薬として許容される担体及びELAM−1上の機能的エピトー プを認識する免疫グロブリンを含んで成る医薬組成物の治療的有効投与量をその 患者に投与することを含んで成る方法。
  2. 2.上記の免疫グロブリンが、IgG2である請求項1に記載の方法。
  3. 3.上記の免疫グロブリンが、A.T.C.C.アクセス番号HB10591と 指定された細胞系により分泌される請求項1に記載の方法。
  4. 4.上記の細胞間の癒着が、炎症反応と関係する請求項1に記載の方法。
  5. 5.上記の炎症反応が、敗血症のショックである請求項4に記載の方法。
  6. 6.上記の炎症反応が、成人の呼吸困難症候群または損傷関連の敗血症である請 求項4に記載の方法。
  7. 7.上記の細胞間の癒着が、転移と関係する請求項1に記載の方法。
  8. 8.上記の医薬組成物が、静脈内に投与される請求項1に記載の方法。
  9. 9.上記の治療的有効投与量が、約1mg/kg体重から約20mg/kg体重 の間にある請求項8に記載の方法。
  10. 10.上記の治療的有効投与量が、約5mg/kg体重から約15mg/kg体 重の間にある請求項8に記載の方法。
  11. 11.患者においてELAM−1により仲介される病的反応の治療方法であって 、医薬として許容される担体及びELA−1上の機能的エピトープを認識する免 疫グロブリンを含んで成る医薬組成物の治療的有効投与量をその患者に投与する ことを含んで成る方法。
  12. 12.上記の免疫グロブリンが、IgG3である請求項11に記載の方法。
  13. 13.上記の免疫グロブリンが、A.T.C.C.アクセス番号HB10591 と指定された細胞系により分泌される請求項13に記載の方法。
  14. 14.上記の病的反応が、炎症反応でる請求項11に記載の方法。
  15. 15.上記の病的反応が、敗血症のショックである請求項11に記載の方法。
  16. 16.上記の病的反応が、成人の呼吸困難症候群または損傷関連の敗血症である 請求項11に記載の方法。
  17. 17.上記の免疫グロブリンが、リボソーム内に埋め込まれている請求項11に 記載の方法。
  18. 18.上記のリボソームが、抗炎症化学療法剤をカプセルの中に封入している請 求項17に記載の方法。
  19. 19.ELAM−1上の機能的エピトープに結合することができ、且つ患者内で ELAM−1により仲介される病的反応を抑制することができる免疫グロブリン を含んで成る医薬組成物。
  20. 20.上記の免疫グロブリンが、A.T.C.C.アクセス番号HB10591 と指定された細胞系により分泌される請求項19に記載の方法。
  21. 21.上記の病的反応が、敗血症のショックである請求項19に記載の方法。
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