JPH06505159A - 生物学的反応方法 - Google Patents

生物学的反応方法

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JPH06505159A
JPH06505159A JP4505896A JP50589692A JPH06505159A JP H06505159 A JPH06505159 A JP H06505159A JP 4505896 A JP4505896 A JP 4505896A JP 50589692 A JP50589692 A JP 50589692A JP H06505159 A JPH06505159 A JP H06505159A
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コップ、クリントン
クー、ポール
ジョンソン、ウォレン
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メムテック・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生物学的反応方法およびそのような方法で使用するバイオリアクター に関する。
セルマス(cell mass)またはバイオマスの製造のために、ならびに代 謝産物の生成および生物学的転換のために、生物学的反応方法が使用される。本 発明は、特に、該方法において使用される微生物がサポート(担持)媒体に吸着 または固定化されるそのような方法に関する。
生物学的反応方法は、下水、工業流出物および表面水の処理におけるように、溶 解したまたはコロイド状の汚染栄養分を、セルマスに転化することを包含する。
簡潔および好都合のために、下水または工業流出物の汚染能力を実質的に減少す るかまたは無くするように、下水または工業流出物のような液体供給原料を処理 するセルマスを製造および利用することを含んでなる生物学的反応方法に関して 、本発明を説明する。しかしながら、本発明が、下水または工業流出物の処理に 限定されず、本発明を他の供給原料に適用してもよ(、本方法で使用される微生 物をサポート媒体上に吸着または固定化または他の形態で担持する他の生物学的 反応方法に本発明を適用してもよいことを理解していただきたい。微生物(例え ば、バクテリア、菌類、藻類および原生動物)が、下水、および下水中に存在し てもよい消化栄養分から誘導されることが好ましい。この栄養分は、炭質材料を 含んでいてよ(、固形形状または溶解形状であってよく、生物学的酸素要求量( BOD)および化学的酸素要求量(COD)として定量可能である。生物学的反 応方法は、ナイトレートへの転化により下水から窒素を取り除くために、使用で きる。
!二箆! 下水を処理する従来技術の生物学的反応方法には、所定容量の下水を処理するの に要する時間および必要な資源の量に関して効率が、種々の程度で低いという欠 点がある。
下水を処理する既知の生物学的反応方法の効率を増加する試みが、反応容器へ呼 吸空気を分布する手段;チャネリングを防止するためおよびサポート媒体を通過 する空気および液体のより大きい流動を導入するためのサポート媒体を再配向す る技術:サポート媒体の性質;ならびに系への空気および液体のデイリバリー速 度を制御する方法を包含するこれら種類の反応方法の種々のパラメーターに集ま っている。
例えば、オーストラリア国特許明細書第528,760号には、水中に入れられ た固定された粒状床を通過して下方向にパーコレートすることによって汚水をき れいにするプロセスを開示している。酸素化されたガスが床の中間レベルから、 上方向に供給され、処理された水が床の底から放出される。処理すべき水の流動 および酸素化されたガスの流動は、特定の数学的関係を満足するように調節され る。
オーストラリア国特許明細書第528,760号に記載されているプロセスにお いて、効果的な操作のために重要なパラメーターは、微生物に供給される酸素の 容量および粒状床で処理される水の流量であると記載されている。これら2つの パラメーターの中で、水の溶解酸素含量の調節は、プロセスを最適速度に維持す るのに重要なものである。
このプロセスによって許容できる結果を達成するために、オゾンによる前酸化お よび砂による濾過を包含する幾つかの前処理および後処理を行うことが必要であ る。
オーストラリア国特許明細書第528,760号に記載されているプロセスは、 Barr K、 G、によりジャーナルWater(1988年3月)に記載さ れている論文に記載されている。そのプロセスにおいて、水流動/酸素化ガス流 動の数学的関係が、高い負荷速度または低い水圧保持時間を可能にするように、 粒状床でのバイオマス成長の高い濃度を達成する。
下水または汚水を処理する従来技術のプロセスは、生物学的反応方法の基本的性 質に関して数多くのことを当然のこととしている。オーストラリア国特許明細書 第528,760号をものを包含する全てのこれら従来技術のプロセスは、所望 生成物への栄養分の転化の高い速度を達成するために大きなバイオフィルム密度 を得るように、多量の微生物を必要であることを当然のこととしている。
微生物種の環境的要求(例えば、系の全ての部分に対する溶解酸素の最適濃度) および栄養分がプロセスの効果的な操作において格別な役割を果たすことを当然 のこととしている。
既知の生物学的反応方法の種々の要素が、効果的な操作および最も高い転化速度 になると考えられる多量のバイオフィルムに対する要望に基づいて、研究されて いる。
特に、従来技術のプロセスは、主として、バイオフィルム量を増加する手段を見 つけることを意図していた。
これら研究から生じる改良プロセスは、より首尾良いプロセスが操作の初期段階 のみにおける高い効率を示す程度に種々の程度で成功している。
しかし、現在までの改良は、これら従来技術プロセスが、長期間にわたって高い 効率レベルを維持できるようになっていない。効率は徐々に低下し、プロセスの 初期の効率を回復するためにパックウオツシング(逆流操作)、クリーニング、 メンテナンスおよび他の工程を必要とするようにプラントが操業休止するような 許容できないレベルにまで低下する。
効率が低下する理由は、系を目詰まりさせてプロセス容器またはバイオリアクタ ーににおける悪いチャネリング効果を導くプロセスにより形成される過剰に多量 のバイオフィルムまたは厚いバイオフィルムに原因していると考えられる。
本出願人による研究によれば、驚くべきことに、長時間にわたる厚いバイオフィ ルムの妨害されない成長が、最も高い転化速度を与えずに、生物学的反応方法に おけるより大きな非効率性を与えることが示された。
本発明者は、栄養分の最も高い転化速度およびプロセスの非常に効率的な操作が 、従来技術、特にオーストラリア国特許第528.760号で行われるよりも頻 繁に、バイオフィルムの成長を妨害することによって達成されること、およびサ ポート媒体のために選択された粒子が最適の寸法を有する限りこの高い効率が、 均一に多量のバイオフィルムのために維持されることを見い出した。
本発明の目的は、微生物への栄養分の物質輸送速度を、できる限り高い値に保つ ことにある。このことは、プロセス容器またはバイオリアクターを通過する空気 および栄養分のチャンネリングの有害な影響を最小にすることによって大いに達 成される。
本発明の物質輸送システムは、液体供給原料からバイオフィルムへの溶解酸素お よび他の栄養分の移動、ならびに生物学的反応方法の生成物の除去を包含してい る。本方法は次のように定義される:栄養分 十 セルマス(微生物) = セルマス 十 Co、+ H,O+ 代謝産物(生成物)栄養分の高い物質輸送 速度は、サポート粒子の床を***させるために、かつ代謝的に能力のあるセルマ スから遠ざけて栄養分のチャネリングに導くであろう床における固形物の極在し た目詰まりを除去するために、バイオリアクターを通過する空気の周期的なパル スを供給することによって達成される。
周期的なパルスは、サポート粒子の床を***させるのに充分な破壊性質を有する ことが好ましい。
栄養分の高い物質輸送速度の達成は、最適寸法を有する床中におけるサポート粒 子を準備することによって助けられる。サポート粒子の有効寸法が小さければ小 さいほど、微生物の付着および成長のための金床表面積が大きくなり、従って、 得られるバイオフィルムの表面積が大きくなる。しかし、より小さいサポート粒 子の蓄積は、より大きいサポート粒子での蓄積よりも小さい、粒子間の空隙を形 成するので、隣接する小さい寸法の粒子にかかるブリッジを形成するというノく イオフイルム成長の可能性が高くなり、代謝的に能力のあるセルマスの有効表面 積が低下するという影響がある。本発明におけるプロセス容器を通過する空気に よる、より頻繁な周期的パルスによって、これらブリ・ツジカ(除去され、代謝 釣書;能力のあるセルマスの高い有効表面積が得られる。
加えて、パルスは、床中の固形物の滞留時間を制御するように頻繁;二生じる。
発明の要旨 本発明によれば、粒状物の床に担持された微生物のバイオフィルムへの、液体供 給原料流れの中に含まれている栄養分の高1.X物質輸送速度を維持する方法で あって、 バイオフィルム成長を支持するように、液体供給原料流れの連続で均一な流動お よび呼吸空気の逆方向流れを)くイオフイルム番二おける微生物1こ供給し、ノ くイオフイルムから微生物を発散させる(shed)の3=充分な圧力で、およ び床を通過する液体供給原料流れの優先的チャンネリングを防止しおよび/また (ま粒状物の床を***させ再配列するのに充分な間隔で、床番二空気を周期的1 ニノでパルスすることを特徴とする方法が提供される。
周期的パルスよりも少ない頻度で床をlくツクウオツシング(逆流操作)するこ とによってプロセスを中断することが好ましLX0本発明は、さらに、液体供給 原料流れから栄養分BOD (生物学的酸素要求量)およびCOD (化学的酸 素要求量)を除去するため1こ液体供給原料流れを処理するバイオリアクターで あって、 (i)栄養分BODおよびCODを除去する微生物のノくイオフイルムを成長さ せる粒状物の床を有する容器、 (it)床を通過して下方向に液体供給原料流れを通す手段、および(ffl) 床を通過して上方向にパルス空気を流れおよび呼吸空気の連続で均一な流れを通 す手段 を有してなるバイオリアクターを提供する。
床を通過して空気を通す手段は、空気が床に通る前;;位置する、間隔を置(X て離れている複数の多孔質チューブを有することが好ましく1゜多孔質チューブ は微孔質ポリエチレンからできてもAることが好まし0゜粒状物は、石炭、活性 炭、無煙炭、ゼオライト、または微生物を担持てきる他の不活性粒状物であって よい。
粒状物は、1.5の均等係数を有する有効寸法2.3〜2.5mmのいずれかの 石炭質であってよい。粒状物の床は、固定されるかまたは流動化されて、プロセ スの操作中において水中に浸される。
本方法に適した微生物は、下水中で自然に生じるものか、あるいは処理すべき工 業排水中に存在するものであってよい。プロセスの流れには、要すれば、微生物 を植え付けてよい。しかし、この種の植え付けは、本発明の方法の高い操作効率 を達成するためには、必要ではないことが多い。
呼吸空気がバイオリアクターに入る圧力は、限定されないが、好ましくは20〜 7QkPaであり、経済的手順で呼吸空気条件を与える。
本発明の方法は、サポート床の流動化と同流れで操作してよい。この操作モード において、液体および空気の圧力は、必要な程度にサポート媒体を流動化するの に充分でなければならず、一般に70kPaよりも高い。
処理すべき液体中に溶解する栄養分などの物質の量は、/<ルス間隔および必要 なパルスの圧力に影響するのと同程度に、本発明の方法の操作において重要なフ ァクターである。処理すべき液体の種々の流動速度は、著しく本方法に影響する ことはない。
パルスは、床サポート粒子を撹拌し再配列し、従って、サポート粒子およびlく イオマスのチャネリングおよびクランピングを防止する。)くルスは、サポート 粒子からバイオマスを取り出すかあるいは発散させもする。
呼吸空気は、床の粒子間の狭い空間における乱れまたは剪断力を形成し、セルマ スにガス状栄養分を与える。
床サポート粒子の乱れおよび微小の撹拌を増加する、処理すべき液体および呼吸 空気の逆方向流れの組み合わせた効果も存在する。
バイオリアクター容器のパックウオツシングは、プロセスの操作中のノくイオマ ス発散物を除去し、床の頂部に形成されたスラッジを除去する。
パルスは、20分間〜2時間の間隔で行うことが好ましい。パルスは、1〜8秒 の持続時間で行うことが好ましい。パルスの圧力は、60=120kPa、より 好ましくは70kPaであることが好ましい。パルスの効果は、破壊的性質にあ り、床の急速な***を生じさせる。
バイオリアクターのパックウオツシングは、3〜24時間の間隔で行うことが好 ましい。パックウオツシングは、3〜7分の持続時間で行うことがさらに好まし い。
パックウオツシングは、生物学的反応方法の操作を停止すること、ならびに均一 におよび穏やかにサポート粒子を持ち上げるのに充分な速度でバイオリアクター 容器の中で液体を上方向にポンプ輸送することを包含する。
液体のポンプ輸送の間、空気のパルスが容器を通過して上方向に送られ、サポー ト粒子からバイオマスを発散させる。より軽い下水固形物および発散バイオマス が容器の頂部に残り、これら固形物および発散バイオマスを含有する液体で排出 される。
本発明の特別な形態において、バイオリアクター容器は、オーストラリア国特許 明細書第563,321号および第576.424号に記載されている種類の連 続的な精密濾過ユニットに接続されていてよい。従って、残存固形物および発散 バイオマスが濾過ユニットによりバイオリアクター容器流出液から除去され、流 出液が殺菌される。連続的精密濾過ユニットからのパックウォッシュは、バイオ リアクター供給原料にリサイクルされてよい。
パックウオツシングサイクル中に上方向にポンプ輸送される液体はバイオリアク ターからの流出液であることが好ましい。
図面の簡単な説明 本発明をより容易に理解して実際できるように、添付図面を参照する。
第1図は、本発明の好ましい態様のバイオリアクターの斜視図である。
第2図は、第1図のバイオリアクターの正面図である。
第3図は、第1図のバイオリアクターの側面図である。
第4図は、第2図のバイオリアクターの一部分の矢印AAの方向でとった断面図 である。
第5図は、第2図の矢印BBの方向でとった断面図である。
第6図は、第1図のバイオリアクターのボトム部分の平面図である。
第7図は、第1図のバイオリアクターのボトム部分の正面図である。
第8図は、第7図の矢印CCの方向でとった断面図である。
第9図は、第8Fl:iの矢印DDの方向でとった断面図である。
第10図は、第1図のバイオリアクターのトップ部分の平面図である。
第11図は、第1図のバイオリアクターに用いる空気供給ヘッダーの側面図であ る。
第12図は、第11図の矢印EEの方向でとつた断面図である。
第13図は、第12図の矢印FFの方向でとった断面図である。
第14図は、第1図のバイオリアクターに用いる液体フローヘッダーの側面図で ある。
第15図は、第14図の矢印GGの方向でとった断面図である。
第16図は、第15図の矢印HHの方向でとった断面図である。
第17図は、第1図のバイオリアクターを利用する下水処理プラントの模式的ダ イヤグラムである。
第18図は、パルス技術を使用しないで操作されるバイオリアクターと比較した 、本発明のパルス供給技術に基づいて操作されるバイオリアクターの場合の時間 対流量のグラフである。
第19図は、パルス技術を使用しないで操作されるバイオリアクターと比較した 、本発明のパルス供給技術に基づいて操作されるバイオリアクターの場合の時間 対懸濁固形分濃度のグラフである。
第20図は、本発明の原理に基づいてバイオリアクターにパルスを加えた後の懸 濁固形分濃度の時間プロフィールのグラフである。
第21図は、本発明のパルス技術に基づいて操作されるバイオリアクターの場合 のCOD負荷流量に対する流出液CODのグラフである。
第22図は、パルス技術を使用しないで操作されるバイオリアクターと比較した 、本発明のパルス供給技術に基づいて操作されるバイオリアクターの場合の時間 に対する流出液CODのグラフである。
好ましい態様の説明 第1図、第2図および第3図に示すバイオリアクター10は、前方壁12.2つ の同じ側壁13および14ならびに前方壁と同じ後方壁(図示せず)を有する矩 形の角柱形状のベッセル11を含む。凸壁は一連の補剛フランジ16を有する。
ベッセル11の断面積は、この例では、約20平方メートルである。
ベッセル11は、その内部を目視により監視するために覗きガラス(sight  glass) 17ならびに前壁、側壁および後壁にリフトビーム(lift ing beam) 18を有する。
バイオリアクターlOの通常の操作の間、空気は、空気供給ヘッダー19を経由 してベッセル11の内部に供給される。このヘッダーは、前方および後方壁に沿 って延びている。また、液体は、これも前および後壁に沿って延びている液体フ ローヘッダー20を経由してベッセル11の内部から取り出される。へ゛ラダー 19および20は、その中にあるメインヘッダー空気供給チューブ43およびメ インヘッダー液体フローチューブ44にアクセスするようにヒンジ(蝶番)付き カバー26および27を有する。ハンドル33および34は、カバー26および 27を開くのを容易ならしめる。
ベッセル11内には、均等係数(uniformity co−efficie nt)が1.5の有効寸法が2.3〜2,5111の石炭粒状物21(第2図に おいて前方壁の切り欠き部分を通して部分的に図示)の充填床が配置されている 。充填床の粒状物21はベッセル11の床22の上に載置されている。
中央の補剛フランジ16aは、ベッセル11のボトム部分24からトップ部分2 3を分割している。トップ部分23の平面図を別に第10図に示している。ボト ム部分24の平面図および正面図を分離して、ヘッダー19および20を除去し て、また、内側チューブを除去して第6図および第7図に示している。
双方の側壁13および14に位置するドレン部分21により、ベッセル11から 液体の排出および床の粒状物の取り出しが可能となる。
ベッセル11は、ベッセルの床22に接続される一連のスタンド25に載置され る。床22は、第5図に示すドレンチャンネル22aを有し、これは、ドレン部 分21につながっている。
ベッセル11は、6つの同等の処理室またはセル35.36,37.38.39 および40に分割され、これらは、第5図および第10図に示すように分割壁に より隔てられている。
空気供給ヘッダー19および液体フローヘッダー20を第1図に示しているが、 これらは、それぞれのヘッダー内で規定されている、メインヘッダー空気供給キ ャビティ43とつながっている複数のベッセル空気供給チューシ28ならびにメ インヘッダー液体フローキャビティ44とつながっているベッセル液体コレクタ ーチューブ29へのアクセスを提供する。第11図は、空気供給ヘッダー19を 分離して示す。
逆洗出口部分31および31aは、側壁13および14の双方に位置し、ベッセ ルのトップ部分23に位置するトラフ・アンド・サイフオン(trough a nd 5yphon)装置を通じてベッセル11の内部と連絡している。このト ラフ・アンド・サイフオン装置は、第5図および第10図を参照してより詳細に 説明する。
液体フィードトラフ32および32aは、ベッセル11の対向する内側上方端部 に沿って延びている。液体フィードトラフ32および32aは、第5図および第 10図を参照してより詳細に説明する。
第4図は、個々のベッセル空気供給チューブ28および個々のベッセル液体コレ クターチューブ29の長手方向断面図を示す。双方のチューブは、中央分割壁4 1に対して端が閉じられている。ベッセル空気供給チューブ28は、空気供給ヘ ッダー19内においてメインヘッダー空気供給キャビティ43への開口部42を 有する。ベッセル液体コレクターチューブ29は、メインヘッダー液体フローキ ャビティ44への開口部45を有する。
ベッセル空気供給チューブ28およびベッセル液体コレクターチューブ29のそ れぞれは、ステンレススチールメツシュの石炭粒状物シールド3oおよび3゜a 内に包囲されている(第4図に断面の詳細を示す)。
ベッセル空気供給チューブ28の場合、粒状物シールド3oは、微孔性(mic roporous)ポリエチレンの内側チューブ46の回りに包囲されている。
空気は、ポリエチレンチューブ46およびメツシュシールド3oの孔を通過でき る。ベッセル液体コレクターチューブ29の場合、粒状物シールド30aは、A BSポリマー製の内側チューブ47の周囲に包囲されている。内側チューブ47 は、下方部分の回りで部分的に周方向に切除された、約40龍の間隔で長さ方向 に離れた弓状の一連のスリット48を有する。それぞれのスリット48は、約0 .5mmの開口幅を有する。
第5図は、ベッセル11の断面図を示し、室40および37の内部を表している 。これらの室は壁41により相互に分離され、それぞれ、これらの後方に位置す る室39および36から分割壁49および50により分離されている。壁49お よび50には孔51があけられ、これにより、室40および37がそれぞれ室3 9および36と液体連絡できるようになっており、これらは、次に、壁52およ び53の同様の孔を通じて室38および35とそれぞれ液体連絡している。室3 5.36および37の組と室38.39および41の組との間の分割壁41は、 孔を有さず、従って、これらの2つの室の組は、相互に液体連絡しておらず、相 互に独立して操作できる。
中央分割壁41は、分岐点54を有して、そこでは、壁41はサブウオール(S ubvall) 55および56に分かれている。壁41のサブウオール55お よび56は、その間で谷部分(trough) 57を規定している。谷部分5 7は、それぞれ側壁13および14を通る出口部分31および31aを有する。
それぞれのベッセルの室のトップ部分には一対のサイフオンが配置されている。
室40および47のサイフオン58および59をそれぞれ第5図に示す。それぞ れのサイフオン58および59は、それぞれ前および後のベッセル壁に取り付け られたクランプアーム60および61により支持されている。それぞれのサイフ オン58および59は、サブウオール55および56を通るトラフ開口部62お よび63を有し、このサブウオールに対してもサイフオンが支持されている。そ れぞれのサイフオン58および59の他方の端部では、ベルの口の形状の開口部 64および65がそれぞれ存在する。
床の粒状物は、ベルの口の開口部64および65より約100〜200II11 下の高さまで充填されている。
第10図は、クランプアーム67により支持されている室35に配置されたサイ フオン66の上面図を示す。
第10図に示していないが、それぞれの室は2つのサイフオンを有する。
第5図および第10図に示す液体フィードトラフ32および32aは、双方の端 部にて閉じられている。それぞれのトラフ32および32aは、直立したナイフ 状縁!68および69をそれぞれ有し、その上を越えてそれぞれのトラフを満た す液体フィードがベッセル11内にあふれていくようになっている。
壁68および69は、ベッセル11内にこぼれてい(液体フィードの体積を調節 するV字形状ノツチ70を間隔を隔てて有する。
液体フィードは、トラフ内に配置された出口を有するホースパイプ(図示せず) を通じてトラフ32および32aに供給される。
第6図および第7図に示すベッセルのボトム部分24は、ヘッダー19および2 0を有し、ベッセル空気供給チューブ28およびベッセル液体コレクターチュー ブ29はそれから除去されている。リフトビーム18も除去されている。メイン ヘッダー空気供給キャビティ43と複数のベッセル空気供給チューブ28との間 で連絡するようになっている前方壁12の開口部は、開口部42aとして示して いる。メインヘッダー液体フローキャビティ44と複数のベッセル液体コレクタ ーチューブ29との間で連絡するようになっている前方!12の開口部は、開口 部45aとして示している。
第8図は、第7図のボトム部分24を通る断面図を示し、その中の分割壁41. 49および50ならびに孔51を示している。また、ヘッダー19および20用 の壁フランジ70および破きガラス17も示している。
第9図は、第8図のボトム部分を通る断面図を示し、分割壁A1.49および5 2を示している。壁41から延びる受容バイブ71は、ベッセル空気供給チュー ブ28の端部を支持するようになっている。同様に、受容バイブ72は、ベッセ ル液体コレクターチューブ29の端部を支持するようになっている。
第11図に分離して示す空気供給ヘッダー19は、3つのヒンジ付きカッ<−2 6,26aおよび26bならびにハンドル33を有し、第12図および第13図 に断面図で示している。ヘッダー19内に規定されているメインヘッダー空気供 給キャビティ43は端部開口部73および74ならびに補剛材75を有する。
第14図に分離して示す液体フローヘッダー20は、3つのヒンジ付きカバー2 7.27aおよび27bならびにハンドル34を有し、第15図および第16図 に断面図で示している。ヘッダー20内に規定されているメインヘッダー液体フ ローキャビティ44は、端部開口部76および77ならびに補剛材78を有する 。
バイオリアクターベッセル11内の石炭粒状物の充填床は、好ましくは下水また は他の処理すべきフィードに由来する微生物の成長を支える。この微生物はフィ ード中の栄養分を消化し、その結果として、BODおよびCODを減らす。粒状 物質上の微生物の成長により、粒状物上に微生物のフィルムまたはバイオフィル ム(biofil+g)が形成される。
通常の操作の間、床の微生物には、メインヘッダー空気供給キャビティ43を通 ってその後に一連のベッセル空気供給チューブ28内に送られ、そこからチュー ブ28を形成する微孔性ポリエチレン材料の孔を通ってベッセル内に出て行(、 少し加圧の酸素を含む呼吸用またはプロセス空気が供給される。このプロセス空 気は、(第1図にて矢印Aにより示すように)一端からメインヘッダー空気供給 キャビティ43に入り、反対の端部は適当なバルブ機構(図示せず)により閉じ られて所望の圧力を形成できるようになりでいる。
プロセス空気を導入するために使用するものに対して、メインヘッダー空気供給 キャビティ43の(第1図にて矢印Bにより示すように)反対の端部を通ってよ り高い圧力で所定の間隔にてパルス空気を導入する。この場合、反対の端部(ま 適当なバルブ機構(図示せず)により閉じられて必要なノくルス圧力を発生でき るようになっている。
通常の操作の間、処理された流出液は、スロツト48を通ってべ・ソセル液体コ レクターチューブ29内に送られ、チューブ29を通ってメインへ・ソダー液体 フローキャビティ44に、その後、第1図の矢印Cの方向にキャビティ44を出 る。
キャビティ44の反対の端は、適当なバルブ機構(図示せず)により閉じられて いる。
所定の間隔で、処理された流出液は、スロット48を通ってべ・ツセル11内に 逆流させる。この逆流液体は、第1図の矢印りの方向でメインヘッダー液体フロ ーキャビティ44に入り、ベッセル液体コレクターチューブ29に送られ、そこ で、ベッセル11内に吐き出される。この逆流(逆洗、backwash)操作 の間、キャビティ44の反対の端部は適当なバルブ機構(図示せず)により閉じ られる。
第17図に模式的に示すような下水処理プラントにおけるノくイオリアクタ−1 0の操作を説明する。
そのままの砂を除去した下水(raw degritted sewage)を 第1調整タンク135に送り、静置する。その上澄みをフィードポンプ136に よりホース、(イブを経由してバイオリアクター10のフィードトラフ32およ び32al:ポンプ輸送し、そこから、既に床を浸している液上にあふれさせる 。
バイオリアクターベッセルは、56■3の有効体積を有する高さ2.8■の石炭 粒状物の床を含む。床は、26がの体積の下水に浸され、この下水1よ、通常の 運転の間、床より0.1〜1.2m高い高さになっている。床の石炭の体積番二 対する空隙の体積の割合は、約0.4である。下水の温度は20℃である。
通常の処理操作の間、バイオリアクターを通過する下水の流量14100■3/ 時である。向流の呼吸用空気の流量は240m”/時である。
微生物の代謝活動により細胞の成長および急激な無性生殖の***による増殖がも たらされ、これが、次に、床の粒状物のバイオフィルムの厚さの増加をもたらす 。
バイオフィルムを構成する微生物が床を閉塞させない厚さにバイオフィルムの成 長の制限するために、床を周期的に上向きの空気のパルスにさらす。
この通常の処理操作は、60分間継続したが、その後、室38.39および40 において下水のフィードおよび呼吸用の空気のフローを止めたが、室35.36 および37においては継続した。2秒遅れでバルブを閉じることができる。
室38.39および40において、70kPaの圧力において3秒間継続する空 気パルスを床に通す。この後に第2番目の同じパルスが8秒後に続(。それぞれ の空気パルスの間、5000リツトルの空気が床に注入される。箪2パルスの後 、次のパルス操作を繰り返すまで、室38.39および40において下水フィー ドおよび呼吸用空気の供給を前の割合で更に60分間再開する。空気パルス操作 は、上述と同じパラメーターで室35.36および37においても実施したが、 室38.39および40のパルス操作と興なる時刻に実施し、従って、6つの全 部の室が同時にパルス操作はされなかった。
処理操作およびパルス操作のサイクルは、逆流操作を開始するまで、8時間の間 継続した。逆流操作の時、室35.36および37に於ける処理操作は停止した 。次に、前のパルスと同じ空気パルスを床に通した。バイオリアクターからの1 2000リツトルの濾液を室35.36および371:380m3/時の流量で ポンプで戻した。最初の80秒間、断続的な小さい空気パルスを前と同様に室に ポンプで供給したが、僅か1秒間のパルスであり、10秒間の間隔をおいた。
濾液の供給およびその後のミニパルスの供給が終了した後、呼吸用空気を60秒 間戻す。これにより空気が床に戻され、床の粒状物が準備されて床を形成するの が確保される。次に、呼吸用空気を除去し、更に40秒間静置することにより逆 流流出液内で懸濁していた石炭粒状物が沈降できる。沈降期間の後、下水フィー ドを30秒間再供給して、サイフオン操作を開始する。
次に、逆流液体をバイオリアクターのトップからサイフオンを通じて除去する。
このサイフオン操作は、135秒以内に完結し、その後、通常の処理操作および パルス操作を再開した。この場合では、逆流操作には全体で6分34秒要した。
通常の処理の間、スロット48を通って床を出て行く処理された下水は、ヘッダ ー20を経由してバランスタンク137に送られ、その後、オーストラリア国特 許第563,321号および第576.424号に従って操作される連続精密濾 過(wicrofiltration)装置f (CMF)により濾過される。
オーストラリア国特許第563.321号および第576.424号の教示事項 は、本明細書において参照される。
更に、CMFにより処理した後に、透明な殺菌された水が生成する。バランスタ ンク137からの液体を、バイオリアクターの逆流において使用するために、貯 蔵タンク139に供給してよい。CMFのメンブレンフィルター(図示せず)に 集まる固形分を、CMF逆洗により、沈降タンク135に周期的に除去して、上 澄みの液体をバイオリアクター10にポンプにより供給してよい。CMF138 の逆洗は、主として空気のブローバック(blowback、吹き戻いにより行 う。
バイオリアクター10から脱落するバイオマス(shed bio+aass) を逆流させる場合、逆流液体をバイオリアクター10のボトムにポンプにより供 給し、脱落したバイオマスを含む液体をバイオリアクターlOのトップがらサイ フオンにより集める。このようにして集められる固形分は、沈降タンク135に て所定時間沈降させる。次に、沈降した固形分はスラッジシックナー141およ び脱水プラント142に送られ、更に濃縮されて安定なスラッジ143に処理さ れ、他方、沈降タンク135からのより清澄な液体は、最終的にはバイオリアク ター10にリサイクルされる。バイオリアクター10の呼吸用、パルス操作およ び逆流操作ならびにCMF138のブローバック用の空気は、空気供給システム 144により供給される。
本発明において、パルス操作を実施する頻度は、主として微生物の代謝活動を比 較的阻害しないために床の長期間の安定性に着目されてきた従来技術のシステム より大きい。先に説明したように、従来技術のバイオリアクター床は、阻害され ないバイオフィルムの成長により粒状物間の空隙が橋渡しされて、バイオマスに より急速に詰まってしまうので、より長い下水滞留時間となる。
本発明において空気により周期的なパルス操作を実施することにより、床の粒状 物が再配列または混合され、従って、呼吸用空気または下水ストリームに生じる チャンネリング効果が除去される。チャンネリングは、床のある領域にのみ栄養 分の優先的な通路をもたらすことがあり、他方、栄養分の不足する床の他の領域 を残し、有効なバイオリアクターの床容積が減少する結果となるので、チャンネ リング効果を除去することは、バイオリアクターの効率的な操作において重要な 要素である。
詰まらない床を維持することにより本発明のバイオリアクターを通過する下水の 流量をコントロールする場合における爆発的なパルス操作方式の重要性は、次の 実施例において示される。この実施例は、パルスの有無がバイオリアクターの性 能に与える影響を測定するために平行な2つの直径6インチの円筒状試験バイオ リアクターを用いて実施した。試験の意図は、2つのバイオリアクター操作の間 における唯一の相違点はパルスが有るか、無いかということある。
3mの媒体深さを採用した。バイオフィルムの担体媒体として使用した石炭媒体 は、有効寸法が2.3〜2.5市であり、均等係数は1.5であった。
これらの試験を25日間実施した。双方のバイオリアクターを8時間後に逆流操 作し、パルス操作反応器は、空気供給による2つの短い空気パルスにより60分 毎に規則的にパルス処理した。これらのパルスは、典型的には3秒間であった。
通常のエアレーンヨンは、10〜25m3/時/l112−床であり、パルス空 気は600m37時/m 2−床であった。フィードの温度は、16〜22℃で 変化した。パルス操作をしないバイオリアクターは明らかにコントロールが困難 であった。8日後、逆流操作を変更する必要があり、より多くの空気を逆流操作 に使用して運転を維持した。
これは、第18図の2つのバイオリアクターの流量を比較すると解る。
パルス無しのバイオリアクターのバイオフィルムの成長はコントロールできず、 従って、媒体をコントロールするためにより強い逆流操作を行う必要に至った。
また、これは、第19図に示す2つのバイオリアクターの逆流操作における懸濁 固形分(suspended 5olicls)により解る。
流出液中の懸濁固形分の典型的なパルス有りの場合のプロフィールを第20図に 示す。
バイオリアクターの逆流の容積は、351であり、従って、パルス有りとパルス 無しとの間のマスの違いは、42gである。示すように、パルスの直後の余波に おいて、2g以上の固形分が除去され、これは、逆流のインターバルにおける1 6gに相当する。残りの違いは、パルスの残りにおいて除去され、また、自然変 動によるものであろう。
使用した現在のシステムの貯蔵能力は、1.5kg/薦3であると計算される。
パルスを使用することにより、床における固形分の滞留時間をコントロールする ことができる。逆流操作を減らすことができるが、入って来る懸濁固形分が床の 表面付近で凝集する傾向がある場合は、必ずしも減らすことはできない。
単位容積当たりの表面積をより大きくすることにより、より大きい負荷流量とす ることができる。バイオリアクター試験において達成された負荷割合を第21図 に示す。
これらの結果は、7kgCPD/rs”の最大負荷を処理するオーストラリア国 特許第528,760号の従来技術において一般に使用されているパルスを加え ない技術に匹敵する。
微孔性エアレーションチューブは、バイオリアクターに空気を分配する良い方法 である。これらは、良好な分配特性を有し、微細な起泡のストリームを生成する 。しかしながら、これらは、使用に際して、詰まる傾向がある。これらに規則的 に空気パルスを加える場合、この詰まり易い傾向は減少する。これを第22図に 示す。
本発明の範囲または領域から逸脱することなく、本発明のバイオリアクターの設 計および構造の詳細ならびに生物学的反応方法の詳細において種々の修正を行う ことができる。
hひ、/ b6.3 聾 tj hθ、5 F六ジ、e Fθ、δ h61石 関ヤぜいらの日◆笑 Eve、 、l:す フロントページの続き (72)発明者 クー、ポール オーストラリア 2152 ニュー・サウス・ウェールズ、ノースミード、クリ スティーン・ストリート26番 (72)発明者 ジョンソン、ウォレンオーストラリア 2756 ニュー・サ ウス・ウェールズ、ブライ・パーク、スカーズボロー・クレセント 8番 (72)発明者 ベイト、アローフ ォーストラリア 2756 ニュー・サウス・ウェールズ、サウス・ウィンザー 、ドラモンド・ストリート 32番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.粒状物体の床に支持されている微生物のバイオフィルムヘの液体フィードス トリームに含まれる栄養分の物質移動の大きい割合を維持するための方法であっ て、 液体フィードストリームの連続的な均一フローおよび呼吸用の空気の向流のフロ ーをバイオフィルム中の微生物に供給してバイオフィルムの成長を支え、バイオ フィルムから微生物を脱落させるのに十分圧力にて床を通過する液体フィードス トリームの優先的なチャンネリングをび避け、および/または粒状物体の床を乱 して再配置するのに十分な間隔で周期的に床に空気をパルス供給することを含ん で成る方法。
  2. 2.周期的なパルス操作より少ない頻度で床の逆流操作により中断される請求の 範囲第1項記載の方法。
  3. 3.呼吸用空気は、20kPa〜70kPaの間の圧力で床に入る請求の範囲第 1項記載の方法。
  4. 4.床は、20分〜2時間の間隔でパルスが加えられる請求の範囲第1項記載の 方法。
  5. 5.床は、1〜8秒間パルスが加えられる請求の範囲第1項記載の方法。
  6. 6.パルス空気は、60kPa〜120kPaの間の圧力で床に入る請求の範囲 第1項記載の方法。
  7. 7.圧力は70kPaである請求の範囲第6項記載の方法。
  8. 8.床は3〜24時間の間隔で逆流操作される請求の範囲第2項記載の方法。
  9. 9.床は3〜7分間逆流操作される請求の範囲第2項記載の方法。
  10. 10.床は処理されたフィードストリーム流出液により逆洗される第2項記載の 方法。
  11. 11.液体フィードストリームを処理してそれから栄養分BODおよびCODを 除去するためのバイオリアクターであって、(i)栄養分BODおよびCODを 除去する微生物のバイオフィルムが上で成長する粒状物体の床を含む容器、 (ii)液体フィードストリームを床を過って下向きに通過させるための手段、 ならびに (iii)呼吸用空気の連続的な均一フローおよびパルス空気のフローを床を通 って上向きに通過させるための手段 を有して成るバイオリアクター。
  12. 12.床を通って空気を通過させるための手段は、空気を床に送り込む複数の間 隔を隔てて離れた多孔質のチューブを含む請求の範囲第11項記載のバイオリア クター。
  13. 13.多孔質チューブは、微孔性ポリエチレンでできている請求の範囲第12項 記載のバイオリアクター。
  14. 14.粒状物体は、均等係数が1.5の2.3〜2.5mmの有効寸法を有する いずれかの石炭媒体である請求の範囲第11項記載のバイオリアクター。
  15. 15.床は固定床であり、液体フィードストリームの処理の間、液に浸かってい る請求の範囲第11項記載のバイオリアクター。
  16. 16.請求の範囲第11項記載のバイオリアクターおよびバイオリアクターから の流出物から固形分を除去する精密濾過装置を有して成る液体フィードストリー ム処理プラント。
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