JPH06504371A - 荷重指示 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 荷重指示 本発明は、部材に加わる荷重の指示に関する。本発明は、主に予め定められた荷 重が加わる留め金具などの部材において使用するために考え出されたものであり 、部材への初期荷重印加時だけでなく所望の荷重が維持できているか否かをチェ ックする際にも有用である。

英国特許第２２１２２８４号において、各々電気的導電性素子を有する第１およ び第２のキャリアを収容した中空のボルトが開示されている。ボルトに第１の荷 重をかけると２つの素子は互いに接触する。ボルトに第２の荷重をかけると導電 性素子同士の接触は解除される。このような装置の状態変化は電気的に検出され る。電気的に検出しやすくするために、第１の電気接点は第１のキャリアを介し て第１のキャリアのボルト端から露出している面まで延在している。第２のキャ リアは、第２の素子とボルトとをつなぐ電気的導電性パスとなる。素子同士が互 いに接触しているかを確かめるために、ボルトの端部および第１の素子の露出し ている端部に電気的導電性プローブを配設する。これらのプローブは、電源およ びランプ、さらに信号発信装置などを含む電気回路に接続されている。

本発明の目的は、特定の状態下で周知の装置によって達成できる荷重指示よりも 信頼性の高い荷重指示を提供することにある。

本発明によれば、中空部材と；インダクタと；該部材の対応する部分に据付／固 定された第１および第２の電気的伝導性素子とを備える装置が得られる。この部 分は、部材に応力か加わると相対的１こ移動し、部材に第１の荷重が加わると素 子は中空部材の内部にお０て相互に電気接触し、部材に第２の荷重が加わると素 子同士の電気的導電接触は解除され、素子同士が接触した時にインダクタを含む 閉回路が形成されるようにインダクタは前記素子間に電気的ｌこ接続されている 。

本発明による装置の試験装置とインダクタとの間で誘導結合を使用すれば、閉回 路の有無をチェックすることもできる。従って、試験装置と本装置とを電気的な 導通関係におく必要がある。

以下、留め金具を部分的に断面で示した添付の図面を参照して本発明による留め 金具の例を説明する。

添付の図面に示される留め金具は、雄捩子山１１と捩子類１２とを有するボルト １０である。このボルトは中空である。図示の例において、捩子類１２で示す端 面からボルト内にめくら孔が延在している。この孔は捩子山１１と共軸で実質的 に捩子類１２の上まて延在していることが好ましい。

ボルトの内部には、キャリア１４に支持された第１の電気的導電性素子１３が備 えられている。キャリアは少なくとも一部がボルト内に配置されている。しかし ながら、キャリアの少なくとも一方の面１５はボルトの外に露出している。キャ リア１４はボルト１０ｉこ固定されている。図示の例において、キャリアおよび ボルトの各々にそれぞれ協働する捩子山を備え、例えば振切部に接着するなどの 方法でキャリアのボルトに対する回転を阻止している。また、図示の例において 、電気的導電性素子１３はキャリア１４に固定されている。

第２の電気的導電性素子１６もボルトの内部に備えられている。

この素子はボルトに形成された孔の内側部分に配置され、ノくネ１７によって孔 のめくら端で底部に押圧されている。ノくネ１７は素子１６とキャリア１４との 間で作用する。素子１６は、電気的導電性材料で荷重をかけたプラスチック組成 物を有する弾性圧縮可能なものである。ボルト１０は、電気的導電性材料で形成 され、素子１６とボルトとは電気的に導通関係におかれている。

キャリア１４は、プラスチック材料などの電気的絶縁材料で形成されている。キ ャリア内に埋設されているのはインダクタ１８である。インダクタは素子１３と 素子１６との間に電気的に接続されている。図示の例において、インダクタは一 端が導線１９によって素子１３と接続されたコイルであり、このコイルの他端は 導線２０によってキャリア１４の外部で金属スリーブ２１に接続されている。

キャリアの捩子山の一部をスリーブ上に形成してもよい。スリーブはボルト１０ と電気的に接触し、素子１６への電気的導電性ノくスとなっている。

本装置は、素子１６をボルトの孔内に配置した後で７（ネ１７を孔内に配置し、 素子１３と素子１６とが接触するまでキャリア１４を孔に捩じ込んで使用すると 好ましい。この状態を電気的に検出してもよい。次に、予め定められた距離だけ キャリアをさらに孔に捩じ込む。このキャリアと素子１３との動きは素子１６の 圧縮によって調節する。続いてキャリアを定位置に固定する。これはボルトの内 側のねじ切り部に塗布した接着剤を硬化させることによって達成してもよい。キ ャリア１４のボルトへの固定には他の方法を使用してもよい。例えば、キャリア をボルト内に強制固定してもよい。

ボルトの使用時にボルトに張力が加わると、ボルトの突出部（シャンク）は延伸 してキャリア１４は孔のめくら端で底部から離れる方向に移動する。ボルトに所 望の荷重を印加すると、素子１４と素子１６との電気接触は解除される。これを 電気的に検出する。

素子１３および１６が互いに電気接触しているか否かを検出するために、ボルト 内の回路のインダクタ１８と誘導結合可能な試験装置（図示せず）を使用する。

試験装置は、ボルト内でインダクタ１８を含む閉回路が形成されているか否かを 指示するように構成してもよい。さらに、試験装置は、素子１３と１６との間の キャパシタンスによって変化する指示を提供するよう構成してもよい。素子間の 分離が変化するとキャパシタンスも変化することは言うまでもない。

ボルト１０は、英国特許第２２１２２８４号に記載のボルトの代わりに使用する こともできる。さらに、添付の図面に示された装置は、上述した明細書に開示さ れた特徴を組み入れて修正することもできる。例えば、電気的導電性素子を有し 、第２のキャリアと第２の導電性素子との間で作用するバネを含む第２のキャリ アを素子１６の代わりに使用してもよい。

試験装置のインダクタをインダクタ１８のすぐ近くに挿入することができるよう に、インダクタ１８はキャリア１４の端面１５に近接して備えられている。

キャリア１４によってボルトの孔を塞ぎ、湿気や空気の侵入を防止すると好まし い。

開示した機能を果たすだめの手段や開示した結果を得るための方法および手順に 関して特定の形態で示した上述の記載内容による特徴、以下の請求の範囲、添付 の図面は、これらの特徴の各々またはその組み合わせにおいて、本発明をその創 案形態で実現するために利用することも可能である。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成５年６月２３日

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．中空部材と；インダクタと；該部材の対応する部分に据付／固定された第１ および第２の電気的伝導性素子とを備え、該部分は、中空部材に応力が加わると 相対的に移動し、中空部材に第１の荷重が加わると素子は中空部材の内部におい て相互に電気接触し、中空部材に第２の荷重が加わると素子同士の電気的導電接 触は解除され、素子同士が接触した時にインダクタを含む閉回路が形成されるよ うにインダクタは前記素子間に電気的に接続されている装置。
2. ２．少なくとも一部が中空部材の内部に配置されたインダクタ用キャリアを有す る請求項１記載の装置。
3. ３．キャリアは第１の電気的導電性素子を支持する請求項２記載の装置。
4. ４．インダクタはキャリア内部に配置され、中空部材の外部に露出した表面と隣 接している請求項２または３記載の装置。
5. ５．実質的に添付の図面を参照して上述した留め金具。
6. ６．添付の図面において示された新規な特徴および新規な特徴の組み合わせ。