JPH06501639A - 安全カミソリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 安全カミソリ 本発明は１つまたはそれ以上の刃と、刃の縁部の前方及び／または背後に配置さ れた皮膚係合面とを有するカミソリに関する。

本発明は、いわゆる３枚刃、１枚刃のカミソリ及び刃が交換可能な刃カートリツ ジ内にあるカミソリのような種々の形態のカミソリに適用可能である。

従来のカミソリにおいて、皮膚係合面はキャップ及びガード面として形成され、 キャップ部材は刃の縁部の後ろに、ガード部材は縁部の前方に位置している。

表面の形状または組織を有するキャップ及び／またはガード表面を提供するため に多数の提案が行われた。例えば、英国特許第１．４５８，３５６号明細書は、 ガード面を有する安全カミソリを開示しており、少なくともその一部分は０．５ と１０．０マイクロメータ（μｍ）の間の中心線平均値粗さを有する。光鋭端の 間隔は表面の粗さの０．５倍から５．０倍が好ましい。

例えば、表面の粗さは、砂、セラミック、酸化物または金属粒子によって表面を 研磨することによって、機械的な荒ら仕上げによって、またはガード面を形成す る成形型の表面を荒ら仕上げすることによって得られる。代替案として、所望の 表面粗さを与えるためにガード面を例えば、砥石、セラミック、酸化物または金 属粒子によってコートするか飽和させてもよい。

はぼ１ｍｍを越える顔の皮膚の小さい個別の領域は、別の神経網によって機能し ており、その結果、それが約１、ｍｍ以下離れた皮膚に加えられた２つの別々の 加圧点を識別することはできない。これらの領域はそれらの領域を移動する一連 の加圧点によって繰り返して刺激を受ける。低いが適当な水準に圧力を制御する ことによって心地よい感覚が保証されるが、これが不快を感じるスレッショルド 刺激水準を上昇させることが分かった。すなわち、カミソリの皮膚係合面上に適 当な組織を設けることによって得られる心地よい感じは、皮膚と刃の縁部の接触 によって、特にカミソリを使用するときの顔面の毛との接触によって生じる感覚 を覆い隠す傾向がある。

特別に好ましい効果は、安全カミソリの皮膚係合面の少なくとも一部に粘着性コ ーティングを提供することによって得られ、粘着性コーティングは、ポリマーマ トリックス内にほぼ球形の弾性粒子を有し、この粒子の大きさ及び濃度はコート された表面が、ある選択された範囲内の表面粗さ及び主ピークと従属ピークの間 隔を有するような程度である。

本発明によれば、皮膚係合面の少なくとも一部がポリマーマトリックス内にほぼ 球形の弾性粒子を有する粘着性コーティングを有し、このような粒子の大きさ及 び濃度はコートされた表面が４から１０μｍの中心線平均の表面粗さを有し、主 ピークの間隔が表面粗さの２０倍から３０倍であり、従属ピークの間隔が表面粗 さの６倍から１０倍である１つまたはそれ以上の刃及び皮膚係合面及びガード面 を有する安全カミソリが提供される。

表面粗さの「中心線」平均値は、英国標準Ｂ　Ｓ　１１．３４　：　１９６１に 定義されており、米国標準ＡＳＡＢ４６内に使用される用語の「算数的平均」に 対応する。用語の「スペーシング（ｓｐａｃｉｎｇ）ＪはＢ５１１３４：１９６ １で使用され、（主または従属）ピークの間の平均距離と称される。

コーティングは、好ましくはガード面またはガード及びキャップ面上に形成され る。皮膚係合面の少なくとも７５ｍｍ　好ましくは少なくとも１２０ｍｍ２がコ ートされるときに最も良好な結果が得られる。

本発明をさらによく理解するために、添付図面を参照しながら好ましい実施例を 説明する。

図１はカミソリカートリッジの斜視図である。

図２はコートされた表面の光学顕微鏡写真である。

図３はコートされた表面の走査電子顕微鏡写真である。

従来の形状の安全カミソリカートリッジが図１に示されている。カートリッジ本 体１は（通常多数の個別の成形体から形成される）成形構造体であり、その中に 切断縁が皮膚上に並んで作用するように１対の刃２，３が永久的に固定されてい る。本体は刃の縁部の前方及び後方で皮膚に係合する皮膚係合面６及び７を有す るガード部材４及びキャップ部材５を提供するように形成される。

本発明によれば、係合面６及び７の一方または双方の一部または全体が下記のよ うなコーティングを有する。

好ましい実施例において、コーティングは弾性ポリウレタンバインダ内にほぼ球 形の弾性粒子を有する組成塗料をコートする表面に吹き付けることによって形成 され、大部分の粒子は７０μｍ以下の直径を有し、粒子は３０μｍの平均的な大 きさを有する。０，０４から０．１ｍｍの乾燥したときの厚さを形成するように 吹き付けが行われ、コートされた領域は少なくとも７５ｍｍ　、好ましくは少な くとも１２０ｍｍ２である。

この目的のための適当な組成塗料は、ソンボーン・リーク社から商業的に入手で きるｒｊａｘａｌａｃＪ２パックＶ、Ｔ、１仕上げ剤である。この塗料は、脂肪 性ポリソシアネート（ｐｏｌｙｓｏｃｙａｎａｔｅ）硬化剤を使用した２バツク ポリウレタン（ｔｗｏ−ｐａｃｋｐｏｌｙｕｒｅｔｈａｎｅ）塗料として規定さ れている。

この塗料によって得られるコートの写真は図２及び図３に示される。図２は２５ 倍の倍率の光学顕微鏡による写真であり、組成粒子の球形の性質がはっきりと分 かる。

図３は、４０倍（４５度傾斜）の倍率での走査電子顕微鏡による写真であり、球 形の粒子が丸いピークを形成し、そのピークは砂を使用することによって得られ る角ばったピークと対比される。

Ｆ　Ｉ　Ｇ、　１ 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．皮膚係合面の少なくとも一部がポリマーマトリックス内にほぼ球形の弾性粒 子を有する粘着性コーティングを有し、このような粒子の大きさ及び濃度はコー トされた表面が４から１０μｍの中心線平均の表面粗さを有し、主ピークの間隔 が表面粗さの２０倍から３０倍であり、従属ピークの間隔が表面粗さの６倍から １０倍である１つまたはそれ以上の刃及び皮膚係合面及びガード面を有する安全 カミソリ。
2. ２．前記皮膚係合面の少なくとも７５ｍｍ２が前記コーティングを備えている請 求項１に記載の安全カミソリ。
3. ３．前記コーティングはガード面上に存在する請求項１または２に記載の安全カ ミソリ。
4. ４．前記コーティングは弾性ポリウレタンバインダ内にほぼ球形の弾性粒子を有 する組成塗料を皮膚接触面に吹き付けることによって形成され、０．０４から０ ．１ｍｍの乾燥したときの厚さを形成するように大部分の粒子は７０μｍ以下の 直径を有し、粒子は３０μｍの平均的な大きさを有する請求項１から３のいずれ か一項に記載の安全カミソリ。