JPH06500434A - 閉じられたケーシングのトラフとカバーとを接点接触させるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 閉じられたケーシングの トラフとカバーとを接点接触させるための装置（技術分野） 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式の、閉じられたケーシング のトラフとカバーとを接点接触させるための装置に関する。

（背景技術） 特に電気通信技術及びデータ技術の電子的な器械においてはケーシングは、外乱 の影響をできるだけ僅かにするように、有効な遮蔽（ＥＭＣ）及び雑音除去を考 慮して形成されねばならない。従って一体に組立てられる多部分から成るケーシ ングの場合、接合個所において特別な措置が施されねばならない、例えばオーバ ーラツプ手段、ラビリンス手段、ばね接点接触手段又は複雑な締結手段が施され ねばならない。

それ故トラフ及びカバーから構成される２部分から成るケーシングが著しい利点 をもたらす。この場合、トラフは器械構成要素が取り付けられるシャーシとして 用いられる。カバーはトラフに被せ嵌められるが及び／又はトラフを介して押し 込められる。これによって妨害スペースが連続的に申し分なく遮蔽される。しか しながらこのことは、トラフとカバーとの間で確実な導電接触が行なわれる場合 にのみ該当する。しかしながらこのことは極めて困難である。それというのも、 ケーシングが閉鎖された場合接点範囲に接近することが不可能であるか又は極め て困難であるからである。

［発明の開示１ 本発明の課題は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式の接点接触装置を、 接近困難な個所においてもトラフとカバーとの間で簡単かっ確実な接点接触を行 なうことができるように、改良することにある。

前記課題は本発明によれば、請求の範囲第１項の特徴部分に記載の本発明の装置 によって解決された。

本発明の有利な構成はその他の請求項に記載されている。

［図面の簡単な説明］ 第１図は、多数の接点接触装置を有するカバーとトラフとから構成されたケーシ ングの分解斜視図、第２図は、ばね薄板条片を締付は固定した条材のばね受容面 の断面図、第３図は、トラフにカバーを載設した状態での条材の横断面図である 。

［発明を実施するための最良の形態］ 第１図では直方体状の閉じられたケーシングの分解斜視図を図示している。下方 から見てケーシングはトラフ２とカバー１とから構成されている。トラフ２及び カバー１はそれぞれ薄板から一体に製作されている。

トラフ２は直方体状のケーシングの下面、フロント面及び背面から形成される。

ケーシング閉鎖状態でカバーｉが接触するトラフ２のフロント面及び背面の縁部 には、舌片状の付加部９が設けられていて、この付加部９は、付加部に接触する カバー１の表面に対して付加部９が平行に位置するように、調整されている。つ まり、舌片状の付加部９は直方体の上面に対して平行に又は直方体の側壁に対し て平行に位置しかつフロント面及び背面の縁部範囲を折り曲げることによって形 成されている。直方体の下面の側方の縁部範囲も折り曲げられている。前記縁部 範囲の２度の折り曲げによって２つのＬ字形の支持部が得られる。支持部の本来 の支持面７は下面に対して平行に延びかつ僅かばかリドラフ２の内部に突入して いる。側壁に対して平行に延びる支持部範囲は端部で舌片状の付加部９にオーバ ーラツプしている。この場合オーバーラツプ個所４が得られ、このオーバーラツ プ個所４にはトラフ２を補強するためにオーバーラツプされる薄板部材が結合さ れる。ドックス（Ｔｏｘｅｓ）によってオーバーラツプ個所４でこのような結合 が行なわれる場合には、単一の作業過程で、高い横方向力を吸収できかつ特に高 い導電性を保証する結合が得られる。

トラフ２上にはカバー１が被せ嵌め及び押し込み可能である。カバー１は直方体 状のケーシングの上面と両側壁とから形成されている。カバー１を補強するため にカバー１は付加的に直方体状のケーシングのフロント面を備えることもできる 。上面とは反対側の側壁の自由な縁部範囲の内側には、それぞれ１つの条材６が 配置されている。この条材６は当該縁部範囲を折り曲げることによって形成され ている０条材６の成形形状はＵ字形であり、この場合条材６の開かれた脚部は直 方体状のケーシングの下面の方向に向けられていている。条材６のＵ字形の成形 体の底部はばね受容面として用いられる。このばね受容面は側壁に対して直角に 位置しひいてはケーシングの上面に対して平行に位置している。ばね受容面内に は条材長手方向で相前後して切欠き５が設けられている。それぞれ２つの長孔状 の切欠き５は隣接する切欠き５に比して互いに密接していてひいてはウェブ８に よって互いに分離されている。

第２図では密に隣接する２つの切欠き５の［囲における条材６に沿った断面図を 図示している。切欠き５内には、３つの彎曲部を有する接点ばね薄板条片３が締 付は固定されている。３つの全ての彎曲部はケーシングの下面の方向に向いてい る。中央の彎曲部は下側からウェブ８に形状接続的に係合している。中央の彎曲 部を通る中央線に対して対称的に配置された彎曲部はそれぞれの長孔状の切欠き ５のほぼ中央を占めている。外側の彎曲部は中央の彎曲部よりも大きく形成され ていて、従って中央の彎曲部よりも著しくばね受容面から下面の方向に突出して いる。接点ばね薄板条片３を紛失不能に切欠き５内に固定するために、切欠き５ を介して差し込まれる接点ばね薄板条片の端部がケーシングの上面に面したばね 受容面の面に載置するように、接点ばね薄板条片３は長く形成されている。

トラフ２にカバー１を載設もしくは被せ嵌めるために、カバー１はトラフ２のフ ロント面からいくらか突出する必要がある。従って条材６は特にフロント面の範 囲で側壁の長さに比して短縮されている。第３図から明らかなように、カバー１ をトラフ２に載設した場合には、条材６は支持面７を取り囲む。支持面７とばね 受容面との間には接点ばね薄板条片３が位置する。

図面から明らかなように、接点ばね薄板条片３の端部は外側の彎曲部と共にケー シングの上面の方向に押し離される。このような押し離しに抗してばね力が作用 するので、カバー１とトラフ２との間の確実な接触が保証される。

トラフ２にカバー１を載設した後ではカバー１はフロント面においてトラフ２か ら突出する。この位置では単に持ち上げるだけでカバー１を再びトラフ２から取 り外すことができる。カバー１のこのような簡単な持上げは背壁の方向（方向Ａ ）にカバー１を押しずらすことによって阻止される。カバー１を押しずらした場 合には、内室の方向に垂直に側壁から突出するビン１３が舌片１０の下側に押し 入れられる。この舌片１０は、背面の側方の縁部範囲を折り曲げることによって 形成された舌片状の付加部９の延長部である。フロント範囲においてはこのよう な機能は例えばねじが担う、このねじはカバー１内の孔１２内に差し込まれて、 取付はナツト内にねじ込まれる。この取付はナツトは、舌片状の付加部９内に設 けられた孔１１内に位置し、前記付加部９はトラフ２のフロント面から背面の方 向に側壁に対して平行に位置している。

ケーシングの障害ビームに対する緻密性に関する要求が高い場合、全ての舌片状 の付加部９に市販の接点ばね薄板条片を接着、リベット止め、ねじ止め又は差し 込むことができる。この場合接点ばね薄板条片の波形のプレロードをかけられた 薄片は舌片状の付加部９とこの付加部に向い合って位置するカバー１の表面との 間で拡開する。

国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．閉じられたケーシングのトラフとカバーとを接点接触させるための装置であ って、この場合カバーがトラフを介して押し込められるか又は被せ嵌められる形 式のものにおいて、トラフ（１）並びにカバー（２）がそれぞれ、少なくとも一 方の側に向けて開放された直方体の形状を有していてかつ薄板から一体に製作さ れており、互いに向い合って位置するカバーの２つの側壁の内側に条材（６）が 配置されていて、この条材のＵ字形の成形体が側壁に対してほぼ直角に延びるば ね受容面を有していて、このばね受容面に向い合って、トラフ（２）に結合され た、条材（６）の自由な脚部によって取り囲まれる支持面（７）が配置されてお り、前記ばね受容面と支持面（７）との間に接点ばね（３）が紛失不能に配置さ れていることを特徴とする、閉じられたケーシングのトラフとカバーとを接点接 触させるための装置。
2. ２．前記ばね受容面がカバー（１）の上面に対して平行に位置している、請求項 １記載の装置。
3. ３．ケーシング閉鎖状態でカバー（１）が接触するトラフ（２）の縁部に、舌片 状の付加部（９）が設けられていて、この付加部（９）が、付加部（９）に接触 するカバー（１）の表面に対して付加部が平行に位置するように、調整されてい る、請求項１又は２記載の装置。
4. ４．カバー（１）に面した、舌片状の付加部（９）の表面とカバーとの間に、接 点ばね条片が配置されている、請求項３記載の装置。
5. ５．舌片状の付加部（９）とトラフ（２）の支持面（７）とがトラフ薄板を折り 曲げることによって形成されている、請求項１から４までのいずれか１項記載の 装置。
6. ６．条材（６）がカバー（１）の側壁の縁部範囲を折り曲げることによって形成 されている、請求項１から５までのいずれか１項記載の装置。
7. ７．舌片状の付加部（９）と支持面（７）とがオーバーラップ個所（４）で互い に結合されている、請求項５又は６記載の装置。
8. ８．オーバーラップ個所（４）がドツクス（Ｔｏｘｅｓ）によって互いに結合さ れている、請求項７記載の装置。