JPH0648447A - 樹脂製容器の流体給排口の構造 - Google Patents

樹脂製容器の流体給排口の構造

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JPH0648447A
JPH0648447A JP4272301A JP27230192A JPH0648447A JP H0648447 A JPH0648447 A JP H0648447A JP 4272301 A JP4272301 A JP 4272301A JP 27230192 A JP27230192 A JP 27230192A JP H0648447 A JPH0648447 A JP H0648447A
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JP
Japan
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resin
rubber
base
mouthpiece
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4272301A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Maeda
泰幸 前田
Seiji Onnai
誠司 女井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH0648447A publication Critical patent/JPH0648447A/ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、樹脂と金属との間のシー
ル性を確実にした樹脂製容器の流体給排口の構造を提供
することである。 【構成】 この発明は、樹脂製容器1の流体給排口2を
ほぼ筒状の金属製の口金3が樹脂中に埋め込まれた形で
構成し、この口金3と樹脂とが接触する面の少なくとも
口金3の一部の外周面上にゴム5を介在させたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両用エアサ
スペンション等に使用される空気ばねのチャンバー又は
/及びピストンが合成樹脂材料で成形された樹脂製容器
の流体給排口の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧力流体が給排される従来の容器、例え
ば空気ばね等ではチャンバーやピストンが金属製であっ
たが、近年においては、軽量化およびコストの低減の目
的から合成樹脂材料から成形された樹脂製容器が開発さ
れている。このような樹脂製容器に、この容器内への流
体の給排を司る配管類を接続するための金属製の口金を
設けるには、インサート部材として口金を金型内にセッ
トしておき、金型に樹脂を射出等して成形し、成形後に
口金が樹脂中に埋め込まれるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂中に金属製の口金
を埋め込んで取付けた流体給排口の従来構造では、樹脂
と金属との間のシール性に問題があった。特に容器材料
として熱可塑性樹脂を用いた場合、この樹脂は冷却する
と収縮するので、樹脂と金属との間を完全に接着するこ
とは困難であった。また、樹脂と金属とでは熱膨張率に
大きな差があるため、容器使用中の温度上昇により両者
間に微細な隙間が生じるおそれがあった。
【0004】そこで、この発明は、樹脂と金属との間の
シール性を確実にした樹脂製容器の流体給排口の構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、樹脂製容器の流体給排口をほぼ筒状の
金属製の口金が樹脂中に埋め込まれた形で構成し、この
口金と樹脂とが接触する面の少なくとも口金の一部の外
周面上にゴムを介在させたものである。
【0006】
【作用】この発明では、樹脂と金属との間にゴムが介在
するので、樹脂と金属との熱膨張率の差がゴムで吸収さ
れ、シール性が確実なものとなる。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。図1に示す実施例では、樹脂製容器
1の流体給排口2をほぼ筒状の金属製の口金3が樹脂中
に埋め込まれた形で構成してある。この口金3の内周面
には配管類と接続するための雌ねじ4が形成してある。
この実施例では、口金3の外周面と樹脂との間にゴム5
を設けてある。流体の給排が行われる樹脂製容器として
は、本願出願人が既に出願した特開昭62−9067号
公報や特開昭62−55207号公報に記載のような容
器に使用できる。樹脂製容器1に口金3を取付けるに
は、予め内周面に雌ねじ4を形成した円筒形金属の外周
面にゴム5を加硫接着しておく。この加硫接着されたゴ
ム5の表面に樹脂との接着処理、例えばゴム表面の活性
化処理(溶剤で表面を荒らす)を施し或いはさらに溶剤
で表面を荒らしたゴム3の表面に接着材を塗布し、これ
を金型にセットして樹脂製容器1の形状を合成樹脂材料
で一体射出成形する。樹脂製容器1の材料としては、6
−6ナイロン等の熱可塑性樹脂に好ましくはガラス繊維
等の補強材を混入したものが用いられる。ゴム5を金属
に加硫接着すれば、両者間の気密性は確実なものとな
る。また、ゴム5と樹脂との接着も、ゴム表面の活性化
処理を施すこと等により、両者間の気密性も確実なもの
となる。また、樹脂材料を射出成形すれば射出圧力によ
りゴム5が口金3の方向へ圧縮され、樹脂が冷却固化し
たのちには、口金3,ゴム5,樹脂の間は確実に接着さ
れることとなる。
【0008】図2に示す実施例は、口金3に頭部3Aを
設け、この頭部3Aの形状を図3のように非円形状と
し、これにより口金3に配管類をねじ込んだときに口金
3が回転してしまうのを防止すると同時に、口金3が軸
線方向下側に抜け出るのを防止しているものである。こ
のような頭部3Aを設けずとも、口金3の全体形状を多
角形の筒状に形成しておけば同様に口金3の回転防止に
なる。
【0009】図4及び図5に示す別の実施例では、円形
の頭部3Aの外周面に凹凸加工(ローレット加工等)6
を施して、口金3の回転防止及び軸線方向の抜け防止を
図った例を示すものである。
【0010】図6及び図7に示すさらに別の実施例で
は、配管類側に雌ねじを形成し、口金3側に雄ねじ7を
形成した実施例を示し、この雄ねじ7の部分を除く部分
が樹脂中に埋め込まれている。この実施例では、ゴム5
は口金3の頭部3Aの下面側とこれに接する口金3の一
部の外周面に接触するように設けてある。この口金3の
頭部3Aの外周面にも凹凸加工6が施してある。
【0011】図8及び図9に示す実施例では、凹凸加工
6を施す代わりに、頭部3Aの一部を切欠いて口金3の
回り止めを図っている。図10及び図11に示す実施例
では、口金3の外周面に頭部3Aと同様の鍔部3Bを形
成して口金3がその軸線方向の上下何れに抜け出るのを
防止した例を示し、頭部3A及び鍔部3Bの両方に図1
1に示すような回り止めの切欠きを形成してある。
【0012】図12及び図13に示す実施例は、図8に
示す実施例と同様の頭部3Aを有するが、この口金3は
雄ねじ7を形成したものである。
【0013】なお、口金3の回り止めとして、頭部3A
或いは鍔部3Bの円周上の片側の一部を切欠いたものに
代わり、図14に示すように両側を切欠いたものであっ
てもよい。
【0014】図15に示す実施例は、図10に示す実施
例と同様に、口金3がその軸線方向の上下何れにも抜け
出るのを防止したものであるが、鍔部3Bと頭部3Aと
の間にもゴム5を設けてある点が異なる。
【0015】図16ないし図18に示す実施例は、口金
3と樹脂材料との間にゴム5としてOリングを介在させ
た例を示す。図16ないし図18に示す形状の口金3の
外周(それぞれOリングが嵌まり込む凹所を形成してあ
る)にOリング(ゴム5)を嵌め込み、Oリングを嵌め
込んだ口金3を金型にセットして樹脂製容器1の形状を
合成樹脂材料で一体射出成形する。図16に示す実施例
ではOリングを1本使用し、樹脂材料の一部が口金3の
外周に侵入するものであり、口金3の外周に樹脂材料の
一部が侵入することにより口金3がその軸線方向の上下
何れにも抜け出るのを防止している。図17に示す実施
例は、Oリングを2本使用し、図18に示す実施例はO
リングを1本使用し、樹脂材料が口金3に入り込まない
ものを示す。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、樹脂中に埋め込まれた金属製の口金の一部の外周面
は直接樹脂に接触せずにゴムを介して接触することとな
り、樹脂材料中に埋め込まれた口金が構成する流体給排
口の個所での気密性が確実なものとなる。また、樹脂と
金属との熱膨張率の差はゴムで吸収され、使用中の温度
上昇により口金及びゴムが埋め込まれた個所において隙
間が生ずることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】第2実施例を示す断面図。
【図3】図2に使用された口金の頭部を示す平面図。
【図4】第3実施例を示す断面図。
【図5】図4に使用された口金の頭部を示す平面図。
【図6】第4実施例を示す断面図。
【図7】図6に使用された口金の頭部を示す平面図。
【図8】第5実施例を示す断面図。
【図9】図8に使用された口金の頭部を示す平面図。
【図10】第6実施例を示す断面図。
【図11】図10に使用された口金の頭部を示す平面
図。
【図12】第7実施例を示す断面図。
【図13】図12に使用された口金の頭部を示す平面
図。
【図14】口金の変形例を示す平面図。
【図15】第8実施例を示す断面図。
【図16】第9実施例を示す断面図。
【図17】第10実施例を示す断面図。
【図18】第11実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 樹脂製容器 2 流体給排口 3 口金 5 ゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製容器の流体給排口をほぼ筒状の金
    属製の口金が樹脂中に埋め込まれた形で構成し、 この口金と樹脂とが接触する面の少なくとも口金の一部
    の外周面上にゴムを介在させたことを特徴とする樹脂製
    容器の流体給排口の構造。
JP4272301A 1992-06-05 1992-09-16 樹脂製容器の流体給排口の構造 Pending JPH0648447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4272301A JPH0648447A (ja) 1992-06-05 1992-09-16 樹脂製容器の流体給排口の構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17185192 1992-06-05
JP4-171851 1992-06-05
JP4272301A JPH0648447A (ja) 1992-06-05 1992-09-16 樹脂製容器の流体給排口の構造

Publications (1)

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JPH0648447A true JPH0648447A (ja) 1994-02-22

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ID=26494430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4272301A Pending JPH0648447A (ja) 1992-06-05 1992-09-16 樹脂製容器の流体給排口の構造

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JP (1) JPH0648447A (ja)

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