JPH0648409A

JPH0648409A - ブリスタパックを切断ステーションからブリスタパック供給コンベアに搬送する装置

Info

Publication number: JPH0648409A
Application number: JP3136747A
Authority: JP
Inventors: Fausto Tordini; ファウストトルディーニ
Original assignee: IMA Industria Macchine Automatiche SpA
Current assignee: IMA Industria Macchine Automatiche SpA
Priority date: 1990-06-07
Filing date: 1991-06-07
Publication date: 1994-02-22
Also published as: DE69103233D1; EP0466660B1; US5155981A; IT9003544A0; DE69103233T2; IT9003544A1; IT1242532B; EP0466660A1

Abstract

(57)【要約】【目的】ブリスタパックを切断ステーションからブリ
スタ供給コンベアに、ブリスタパックのブリスタを上方
に向けた状態で搬送し、ブリスタ供給コンベアの長さ方
向に対しブリスタパックを中央に位置決めする。【構成】ブリスタパック１１を切断する切断ステーシ
ョン９とブリスタ供給コンベア１５の初めの部分との間
に一端を回転可能に軸支された一対の同一形状の部材か
ら成るアーム２１を設け、該アーム２１の他端に設けた
サクションカップによりブリスタパック１１をピックア
ップし、切断ステーション９からブリスタ供給コンベア
１５への搬送を行なう。コンベア端部で前記サクション
カップの解除が行なわれる位置に第２の側面部材４０が
ブリスタパック１１を挟むように設けられ、これにより
中央に位置決めを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、各種の製品を深絞りされたブリ
スタを有する密封されたストリップを切断することによ
り得られる個々のパック内に包装する自動包装機に関す
る。これらの個々のパックは通常ブリスタパックとして
知られており、薬剤、カプセル、タブレット、ピル等
は、特にこれらのブリスタパック内に包装されるのに適
した製品である。

【０００２】これらの製品を包装する機械は、ブリスタ
を熱により形状を変えることができる物質から成るスト
リップに形成し、該ブリスタを製品で充填する。充填が
終わった後、ブリスタのストリップはブリスタ内部に前
記製品が有ることを点検するステーションを通り（もし
必要であれば、ブリスタが充分に満たされているか否か
を検査する部分も設けることができる）、次にブリスタ
の開口部においてストリップの面を密封するアルミニウ
ムフォイルを供給するステーションを通過して、最後に
密封されたブリスタのストリップが各々のブリスタパッ
クに切断される切断ステーションを通過する。

【０００３】該切断ステーションに結合して、もしくは
該ステーションの下流側にブリスタパックを積み重ねて
スタックを形成する装置が設けられる。該ブリスタパッ
クのスタックは容器のライン上に配置された容器（ある
いはカートン）内に収められるよう用意される。前記容
器のラインは、ブリスタパックを包装する装置と、切断
ステーション及び他の部品と位相関係を有して作動す
る。

【０００４】知られた装置によれば、ストリップは切断
ステーションに水平方向に（ブリスタは下方に向けられ
た状態で）供給される。ここでは、カッターは上方に作
動し、該切断作業により形成されたブリスタパックは昇
降機により上方に搬送される。この昇降機は、カッター
の内に同軸状に挿入されており、カッターと同期して駆
動される。

【０００５】このようにして上昇されたブリスタパック
は、スプリングで付勢された保持器具に接触し、押して
わきに寄せる。該保持器具は、一旦昇降機が下降する
と、１つあるいは複数個のブリスタパックを支持するよ
うに構成されている。ブリスタパックのスタックは、徐
々に該保持器具上に形成され、一旦積み重ねが終了して
スタックが完成すると、次にスタックは押し出し部によ
り一方の側に運ばれ、スタックをカートンに運ぶスタッ
ク供給コンベアに送られる。

【０００６】しかしながら、この例は、いくつかの製造
上の問題点を有している。その問題点の１つに欠陥のあ
るすべての個々のブリスタパックを排除することは不可
能である点がある。つまり、不良なブリスタパックは新
しく形成された全スタックと共にあるいはスタックを含
むカートンと共に排除されなければならないのである。
また、スタックはそのブリスタを下方に向けて形成され
ることに注意しなければならない。このことは、全スタ
ックの重量が最下部のブリスタパックのブリスタにかか
るということを意味しており、これにより明らかにスタ
ックは不安定となっている。

【０００７】他の知られた装置においては、ブリスタス
トリップを切断ステーションに水平に供給し（ブリスタ
面を下にして）、カッターは下方に動いている。これは
このようにして形成されたブリスタパックは切断ステー
ションの下側に配置されたブリスタパック供給コンベア
上に落下し、その後スタックを形成する部分に送られる
ことを意味している。

【０００８】これらのブリスタパックは、ブリスタを下
に向けた状態で供給コンベア上に配置される。このこと
は、ブリスタが検査され得ないことを意味している（検
査は包装の過程において要求され、及び又は実行され
る）。更にブリスタパックは、供給コンベア上に配置さ
れたときに正確に中央に位置されない（つまり、ブリス
タパックは、コンベアの長さ方向の軸に対して対称とな
っていない）。これは、特別な制御あるいは案内手段を
用いることなくブリスタパックが切断ステーションから
搬送され、コンベア上に直接落とされるからである。こ
のコンベアは、また、排除装置により、すべての不良な
ブリスタパックが排除される場所でもあり、該排除装置
は該ブリスタパックが供給コンベアに沿って進む時に不
良なブリスタパックに横方向の力を作用させ、全ての不
良なブリスタパックをコンベアから取り除く。

【０００９】明らかに、この不良ブリスタパックの排除
は既に述べたようにブリスタパックがブリスタによりも
っぱら支持されているという事実によって容易となるも
のではない。これらの要素は、明らかにコンベアの走行
速度を制限している。更に他の知られた装置において、
ブリスタストリップは切断ステーションに垂直に供給さ
れ、カッターはブリスタパックがコンベアに沿って引き
込まれる方向と平行に駆動される。コンベア上にアーム
が設けられ、該アームの一端には圧力サクションカップ
が取り付けられている。該アームの端部は前記方向に対
して垂直で対角線状に旋回し、そしてわずかの距離前記
方向に平行に進行する。

【００１０】サクションカップの動作を特徴づける位置
の一方において、サクションカップは切断ステーション
におかれ、該ステーションにおいてサクションカップは
新しく形成されたブリスタパックの平面を持ち上げる。
次に、アームは流れに沿った長手方向に搬送され、サク
ションカップがコンベアの上方に置かれるように下方に
回転する。サクションカップを解除することによりブリ
スタパックの搬送は完了し、その結果該パックはブリス
タを下方に向けた状態でコンベア上に残される。

【００１１】上記で説明した例にも前記したものと同様
の問題点を有している。更に対角線及び旋回アームの慣
性は、明らかにブリスタパックの搬送作業の走行速度に
制限を加えている。ブリスタパックがブリスタを上方に
向けた状態でコンベア上に置かれると、これらの問題点
のいくつかは解決される。また、このことにより、ブリ
スタの検査が可能となり、全ての不良ブリスタパックの
排除の妨げはなくなる。

【００１２】知られた変形の１つにおいて、上記の点は
設計上の特徴により行なわれているが、これは方法が複
雑であり、包装機が大型化する。この変形では、ブリス
タストリップは密封ステーションから切断ステーション
へ１８０度の角度でローラー上で回転させられる。これ
により、ブリスタストリップはブリスタを上方に向けた
状態で切断ステーションに向け、水平に供給される。切
断ステーションにおいてカッターは上方に動く。

【００１３】本発明の目的は、ブリスタパックをブリス
タを上方に向けた状態で切断ステーションからブリスタ
パック供給コンベアの搬送を可能とし、このようにして
ブリスタパックはそれらを操作する部品と定常的に接触
する装置を提供することにある。本発明の他の目的は、
ブリスタパックを前記コンベア上にブリスタを上方に向
けた状態で位置させ、設定位置において供給コンベアの
長手方向軸に対して正確に中央に位置決めさせる装置を
提供することである。

【００１４】また、本発明の別の目的は、切断ステーシ
ョンが向いている方向やブリスタパックの大きさにかか
わらず上述のすべてを実行可能とする装置、つまりユニ
バーサルな装置を提供することにある。特許請求の範囲
に記載されたものに従い、本発明は上述の目的を実行す
るように解決する。

【００１５】本発明の装置は、シャフトにより支持さ
れ、旋回するアームを有している。該シャフトは、密封
されたブリスタストリップが個々のブリスタパックに切
断する切断ステーションとブリスタパックを供給するコ
ンベアとの間に配置される。アームはサクションカップ
２４ａ、２４ｂが設けられた２個のアーム部材から構成
され、２つの位置の間で振動する。第１の位置におい
て、サクションカップは切断ステーションにあり、切り
離されたばかりのブリスタパックの平らな面と接する。
一方、第２の位置において、サクションカップはピック
アップバケットの側部にあり、供給コンベア１５上にあ
る。サクションカップは、第１の位置において駆動され
てブリスタパックはピックアップされ、次に第２の位置
においてサクションカップは解除されてブリスタパック
はバケット内に供給される。このときブリスタパック
は、深絞りのブリスタを上方に向けた状態となってい
る。コンベアの側部にはブリスタパックがコンベアのバ
ケット内に供給されたときコンベアの長さ方向の軸に対
してブリスタパックを中央に位置決めするために側面部
材が設けられる。

【００１６】上記の目的は特許請求の範囲に記載された
ものに基づいて達成される。アームは軸を中心に切断ス
テーション側に回転し、アーム端部に設けられたサクシ
ョンカップを切断ステーションに配置されたブリスタパ
ックの平らな面に当接させる。ブリスタパックはブリス
タのストリップを切断ステーションにおいて、カッター
と母型とが協働して切り離すことにより形成され可動部
品において保持されている。サクションカップはブリス
タパックの平らな面に当接すると真空装置が駆動して、
ブリスタパックを持ち上げる。アームはサクションカッ
プによりブリスタパックを保持したままコンベア側に回
転する。

【００１７】アームはコンベア側では、ブリスタパック
がコンベアの初めの部分に設けられた二つの側面部材に
挟まれる位置まで回転して停止し、該位置でサクション
カップは解除される。側面部材の内側には、スプリング
で内側方向に付勢された可動部が設けられ、固定部と共
に形成したスロット内にブリスタパックの側部エッジを
挟むことにより、ブリスタパックのコンベアの長さ方向
の軸に対する中央の位置決めが行なわれる。

【００１８】図面を用いて、本発明を説明する。図にお
いて、機械１は、上流から下流に向かって順にステーシ
ョン２、ステーション５、ステーション６、ステーショ
ン７及びステーション９の部分から構成され、ステーシ
ョン２は、熱により形状が変えられる素材により、スト
リップ４上にブリスタ３を形成する部分であり、ステー
ション５は、ブリスタ３に、カプセルやタブレット等の
該当製品（図示なし）を充填させる部分であり、ステー
ション６は製品がブリスタ内にあるか否かを検出する
か、あるいはブリスタ内に置かれた製品が完全な状態か
否かを検査する部分であり、ステーション７は、ストリ
ップ４のブリスタの開口部がある面に密封するフィルム
８をほどこす部分であり、ステーション９は密封された
ブリスタストリップ１０を切断して個々のブリスタパッ
ク１１に分割する部分である。

【００１９】切断ステーション９（図２）は傾斜してお
り上流から下流に下方に傾いている。また、切断ステー
ション９は、矢印Ｓの方向に交互に動くカッター１２を
有し、該カッターは知られているように母型１３及び可
動部品３０と協働しており、該可動部品は前記カッター
１２と向合っている母型１３のエッジに対してブリスタ
ストリップを保持するように構成されている。

【００２０】このステーションにおいて、ブリスタスト
リップ１０は、ブリスタ３を下方に向けた状態で、間欠
動作により駆動される。このステーション９の下流側に
は、隣接したベルト１５ａ、１５ｂから成る供給コンベ
ア１５の上面１４が設けられる。ベルトの各々には、そ
の外側に横材１６が設けられている。該横材はベルト全
面の全幅がカバーされるように隣のベルトを越えて突出
している。ベルトに連続して設けられた横材は、協働し
てブリスタパック１１を受け入れるピックアップバケッ
ト１７（詳細は後述する）を画定している。

【００２１】上面１４の各側部には、２つの固定側面部
材３５が前記上面の長さ方向の軸に対して対称な位置に
配置されている。固定側面部材３５は、その内側面に長
さ方向の溝３６を有し、該溝は、バケット内に置かれた
ブリスタパック１１の長さ方向のエッジ１１ｂ（詳細は
後述する）を受け入れている。固定側面部材３５は、上
面１４の初めの部分から始まり（図２、図３参照）、矢
印Ｎで示される方向に続いている面に対し、下流の方向
に延びている。その固定側面部材３５のすぐ上流側に、
前記上面１４の初めの部分に結合された二つの第２の側
面部材４０が設けられる（図４参照）。この側面部材４
０の各々は、下部固定部４１と上部可動部４２から成
り、該上部可動部は、Ｎの方向に平行なシャフト４３上
で旋回し、スプリング部材４４に抗して振動することが
できる。

【００２２】前記下部固定部４１と上部可動部４２は、
長手方向のスロット４５により特徴づけられ、該スロッ
ト４５は固定側面部材３５の溝３６と整列している。本
発明の主題である装置は、参照番号２０で表わされてお
り切断ステーション９とコンベアの上面１４の初めの部
分との間に配置され駆動される。該装置２０は、アーム
２１を含み、該アームは前記ステーション９とコンベア
上面の初めの部分との間に配置されるシャフト２２によ
り支持され旋回する。シャフト２２は、コンベア上面１
４に対して下側のレベルに位置し、ホイール１９の軸１
８に平行である。該ホイールにはベルト１５ａ、１５ｂ
が部分的に巻回されている。

【００２３】アーム２１は、２つの同形のアーム部材２
３ａ、２３ｂから成り、コンベア上面１４の各々の側部
の作業領域に配置される。前記アーム部材の端部には、
サクションカップ２４ａ、２４ｂ等の保持手段が設けら
れ、該保持手段はよく知られた方法により真空源に接続
されている（図示なし）。そして、サクションカップの
軸は、それぞれ対応するアーム部材２３ａ、２３ｂに対
して垂直となっている。アーム２１は、よく知られてい
るパーツの作動により（これらは本発明と格別な関係が
ないので示されていない）、Ｈ及びＫの方向に振動す
る。切断ステーション９やコンベア上面１４に対して、
アーム部材２３ａ、２３ｂの長さやシャフト２２の位置
を調節することにより、サクションカップ２４ａ、２４
ｂのステーション９への位置決めを可能にしている（図
２の第１の位置Ｐ１参照）、アーム２１がＫの方向に回
転した後、サクションカップは、コンベア１４の両側で
（図２の第２の位置Ｐ２参照）側面部材４０間に配置さ
れる。

【００２４】ブリスタストリップ１０は既述したように
間欠動作により駆動される。つまりアーム２１は切断ス
テーション９の動作と位相関係を有して振動する。ブリ
スタストリップ１０がカッター１２と母型１３とにより
切断されるとき、サクションカップ２４ａ、２４ｂは第
１の位置Ｐ１に移動される。この切断作業は、ブリスタ
ストリップ１０を母型１３に対して可動部品３０で停止
させることにより最も効果が得られる。

【００２５】供給コンベア１５は、アーム２１の振動と
位相関係を有した間欠動作により駆動する。サクション
カップ２４ａ、２４ｂが第２の位置Ｐ２に移動すると、
バケット１７は該サクションカップにより第２の側面部
材４０の間に搬送されたブリスタパック１１を受け入れ
可能な状態にある。この装置の動作は前記の説明により
明らかであるが、更に以下で説明する。

【００２６】そこで、サクションカップ２４ａ、２４ｂ
が第１の位置にあるとき、それらは切断ステーションに
配置されており、ブリスタストリップ１０から切り離さ
れたブリスタパック１１の平らな面１１ａと直接に接触
している。この時点で、サクションカップは切り離され
たばかりのブリスタパック１１を持ち上げるように駆動
する。

【００２７】次に、アーム２１はサクションカップが第
２の位置Ｐ２に到達するまでＫの方向に回転する。この
第２の位置の上流側において、ブリスタパック１１の長
さ方向のエッジ１１ｂは、第２の側面部材４０の上部可
動部４２に突き当り、該上部可動部はそれらに結合され
ているスプリング部材４４に抗して、該方向に回転し、
エッジ１１ｂのスロット４５内への挿入が行なわれる。

【００２８】この様にして、ブリスタパック１１は前記
供給コンベア１５の長さ方向の軸に対して中央位置に配
置され、バケット１７内に置かれる。中央への位置決め
は、スロット４５及び第２の側面部材４０の動作により
最適化され、連続配置され、かつスロット４５と整列さ
れている固定側面部材３５の溝３６の動作により前記位
置決めに続いて維持が行なわれる。このことは、搬送さ
れたばかりのブリスタパックの平らな面１１ａがバケッ
ト１７の底部と接触することを意味している。

【００２９】該バケットは、ブリスタパックがサクショ
ンカップの解除の結果、最終的に置かれることになる。
前記供給コンベア１５は、ステップごとに前進し、次に
アーム２１はＨの方向に回転する。それによって、サク
ションカップは再び第１の位置Ｐ１に復帰し、ブリスタ
パックの新しい搬送サイクルが前述したのと同様に開始
される。

【００３０】バケット１７に配置されたブリスタパック
１１は、ブリスタを上方に向けた状態にあり、これによ
り幾つかの利点が得られる。ブリスタパックは、コンベ
アに乗せられている間に検査可能であり、更にブリスタ
パックの平らな面１１ａはバケット１７の底と接して置
かれ、それによりその必要があればすべての不良なブリ
スタパックのコンベアからの排除を容易にしている。

【００３１】提供された本装置はブリスタパック１１の
バケット内での最適な位置決めを可能としており、この
位置はコンベアが間欠動作により進められている間維持
される。これはブリスタパックが二つの平らな面、つま
りブリスタパックの平らな面１１ａとバケット１７の平
らな支持面の間で当接されて補助されるからである。ブ
リスタパックがブリスタを上に向けた状態でそのバケッ
ト内にあることにより、前記供給コンベア１５に結合さ
れた同一の装置により搬送されたブリスタパックを積み
重ねてスタックを形成することが容易となる。

【００３２】この装置は、同出願人により１９９０年６
月７日出願のイタリア特許出願Ｎｏ．３５４３Ａ／９０
に述べた種類のものであってもよい。この場合には、切
断ステーションは記載した図面に見られるように傾斜さ
れるように考えられている。アーム２１の角度を変更さ
せれば、このステーションを垂直方向から水平方向に進
行させることも可能である。供給コンベア１５の上面１
４が水平でない場合には、同様な考慮が必要となる。切
断ステーション９と供給コンベア１５の上面１４の第１
の部分との間の距離の変更は、アーム部材２３ａ、２３
ｂを適した長さの部材と交換し、シャフト２２を変更に
対応して位置決めすることができるため格別な困難性は
ない。ブリスタパックの形態のいかなる変形に対して
も、ブリスタパックのピックアップとバケット１７内へ
の挿入を最適とするに適当な量のサクションカップを用
いることにより十分対応することができる。

【００３３】明らかにブリスタパックの形態の何らかの
変形によりステーション９における切断部品を変更した
り、バケット１７の長さを対応させて変更させたりしな
ければならない（例えば、コンベアを形成している二本
のベルトを調節することによって）。しかしながら、こ
の点は本発明の本題ではないので詳細な説明は省略す
る。

【００３４】本発明で提供する装置は、ブリスタパック
をそのブリスタを上方に向けた状態で、切断ステーショ
ン９から供給コンベア１５に向けて搬送されるものであ
り、その利点は既述してあるものである。既に示したよ
うに、本発明の装置は切断ステーション９や供給コンベ
ア１５の上面１４の形状及び又は方向、ブリスタパック
のいかなる状態等にもかかわらず駆動することができ
る。つまり、ユニバーサルな装置として使用することが
できる。

【００３５】本発明の装置は、その動作部分がこれらの
部品に依存しているだけであるので機械１や供給コンベ
ア１５のいかなる変更もその駆動に際し不要である。こ
れは更に別の技術的利点となっている。上記説明は全く
実施例に基づいて表されており、上記技術的記載の実施
上のいかなる変形も、この出願の用語及び特許請求の範
囲内に含まれるものである。

【００３６】本発明の装置によれば、ブリスタパックは
そのブリスタを上方に向けた状態でブリスタ供給コンベ
ア上に配置され更に、ブリスタパックをコンベア上の長
さ方向の軸に対して中央に位置決めすることができる。
ブリスタを上方に向けて搬送することにより、コンベア
での搬送中にブリスタ内に収納されている製品の有無及
び又は製品の検査を行なうことができ、ブリスタパック
を積み重ねてスタックを形成する際の安定性を有するこ
とができる。更に切断ステーションの向いている方向や
ブリスタパックの大きさにかかわらないユニバーサルな
装置とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】各種の製品を個々のブリスタパック内に包装す
る機械の側面を示す概略図であり、本発明で記述された
装置はこの機械の下流側である。

【図２】本発明に係る装置の側面図であり、図１よりも
大きなスケールで一部を断面で示している。

【図３】図２で示される部分の上方から見た概略図であ
る。

【図４】図３のIV−IV線での断面を示す概略図である。

【符号の説明】

１ブリスタパック内に製品を包装する機械２ブリスタ成形ステーション３ブリスタ４ストリップ５充填ステーション６検知ステーション７密封ステーション８フィルム９切断ステーション１０ブリスタストリップ１１ブリスタパック１１ａ平らな面１１ｂエッジ１４上面１５供給コンベア２１アーム２２シャフト２３ａ、２３ｂアーム部材２４ａ、２４ｂ保持手段（サクションカップ）３５固定側面部材３６溝４０第２の側面部材４１下部固定部４２上部可動部４３シャフト４４スプリング部材４５スロットＮ軌道Ｐ１第１の位置Ｐ２第２の位置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ブリスタパックを切断ステーションから
ブリスタパック供給コンベアに搬送する装置であって、
該切断ステーション９はブリスタパック１１内に製品を
包装する機械１の要素であり、前記機械１がブリスタ３
を熱により形状が変えられる素材より成るストリップ４
に成形する成形ステーション２と、前記ブリスタに製品
を充填させる充填ステーション５と、ブリスタ内の製品
の有無を検査し、ブリスタ内に含まれる製品の完全な状
態を検知する検知ステーション６と、フィルム８を供給
してブリスタの開口部があるブリスタストリップの面を
密封する密封ステーション７と、密封されたブリスタス
トリップ１０を個々のブリスタパック１１に切り離す切
断ステーション９と、前記切断ステーション９の上流側
に配置され、上面１４を有した供給コンベア１５とから
成る前記装置であって、少なくとも一つのアーム２１と
保持手段２４ａ、２４ｂとを有することを特徴とし、前
記少なくとも１つのアーム２１は、シャフト２２により
支持され旋回する一端を有し、前記シャフト２２は前記
上面１４に対して横方向に配置されており、前記保持手
段２４ａ、２４ｂは前記アーム２１の他の端部に固定さ
れ、更に前記アーム２１は、前記サクションカップが２
つの特徴を形成する位置Ｐ１、Ｐ２の間で移動するよう
に前記切断ステーション９の動作と位相関係を有して振
動するように形成されるものであり、前記第１の位置Ｐ
１においては、前記保持手段２４ａ、２４ｂが前記切断
ステーション９に配置され、前記保持手段が駆動した
時、前記ブリスタパック１１が持ち上げられるように前
記ブリスタストリップ１０から切断されたブリスタパッ
ク１１の平らな面１１ａ上に当接され、また、前記第２
の位置Ｐ２においては、前記保持手段２４ａ、２４ｂが
前記上面１４の初めの部分に配置され、前記保持手段２
４ａ、２４ｂを解除することにより、前記ブリスタパッ
ク１１の前記平らな面１１ａが前記上面と前記ブリスタ
３を上方に向けた状態で接触し、置かれることを特徴と
するブリスタパックを切断ステーションからブリスタパ
ック供給コンベアに搬送する装置。
【請求項２】請求項１記載の装置であって、該装置
は、２つの第１の長さ方向の固定側面部材３５と第２の
側面部とを含むことを特徴とし、前記２つの第１の長さ
方向の固定側面部材３５は、前記上面１４に接続され、
前記上面１４の前記初めの部分の下流側において突出
し、前記固定側面部は前記上面１４上に置かれる前記ブ
リスタパック１１の長さ方向のエッジ１１ｂを受け入れ
案内するように構成された長さ方向の溝３６を有し、前
記第２の側面部材４０は、前記固定側面部材３５の上流
側に配置され、前記溝３６にそれぞれ整列される長さ方
向のスロット４５により形状が特徴づけられ、更に前記
第２の側面部材は、ブリスタパック１１の前記長さ方向
のエッジ１１ｂをスナップ挿入により前記スロット４５
内に受け入れるように形成され、前記保持手段が前記第
２の位置Ｐ２にあるとき、前記ブリスタパックを前記上
面１４の長さ方向の軸に対して連続して中央に位置決め
することを特徴とするブリスタパックを切断ステーショ
ンからブリスタパック供給コンベアに搬送する装置。
【請求項３】請求項２記載の装置であって、前記第２
の側面部材４０は下部固定部４１と上部可動部４２とか
ら成り、該上部可動部は、前記上面１４の軌道Ｎの方向
に平行な別のシャフト４３のまわりで振動し、スプリン
グ部材４４を有しており、前記下部固定部４１と上部可
動部４２は結合して対応する長さ方向のスロット４５を
形成することを特徴とするブリスタパックを切断ステー
ションからブリスタパック供給コンベアに搬送する装
置。
【請求項４】請求項１記載の装置であって、前記アー
ム２１は、前記シャフト２２のまわりで旋回し、前記上
面１４の各側面部に位置する作業領域において作動する
２つのアーム部材２３ａ、２３ｂから成ることを特徴と
するブリスタパックを切断ステーションからブリスタパ
ック供給コンベアに搬送する装置。
【請求項５】請求項４記載の装置であって、前記シャ
フト２２は、前記切断ステーション９と前記上面の初め
の部分との間に配置されることを特徴とするブリスタパ
ックを切断ステーションからブリスタパック供給コンベ
アに搬送する装置。
【請求項６】請求項２記載の装置であって、前記保持
手段は、真空駆動のサクションカップ２４ａ、２４ｂか
ら成ることを特徴とするブリスタパックを切断ステーシ
ョンからブリスタパック供給コンベアに搬送する装置。