JPH0648288Y2 - 自動車用冷房装置の冷媒適性充填システム - Google Patents
自動車用冷房装置の冷媒適性充填システムInfo
- Publication number
- JPH0648288Y2 JPH0648288Y2 JP12881890U JP12881890U JPH0648288Y2 JP H0648288 Y2 JPH0648288 Y2 JP H0648288Y2 JP 12881890 U JP12881890 U JP 12881890U JP 12881890 U JP12881890 U JP 12881890U JP H0648288 Y2 JPH0648288 Y2 JP H0648288Y2
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- JP
- Japan
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- refrigerant
- gas
- compressor
- liquid
- condenser
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車用冷房装置に冷媒を充填する際に、冷
媒を適性に充填するシステムに関する。
媒を適性に充填するシステムに関する。
従来、この種の冷媒を適性に充填するため、冷房装置の
高圧側又はレシーバドライヤ内にサイトグラスを設け、
このサイトグラスで気泡の有無を目視することにより、
冷媒が適性に充填されたか否かを判定していた。 一方、例えば、特公昭61-14430号公報や実開昭63-10366
号公報には、コンデンサから絞り装置に至る冷媒通路に
微小電流を通して自己発熱されるサーミスタを設け、同
サーミスタで冷媒の気液混合比を検出して、冷媒の不足
を検出するようにしたものが開示されている。
高圧側又はレシーバドライヤ内にサイトグラスを設け、
このサイトグラスで気泡の有無を目視することにより、
冷媒が適性に充填されたか否かを判定していた。 一方、例えば、特公昭61-14430号公報や実開昭63-10366
号公報には、コンデンサから絞り装置に至る冷媒通路に
微小電流を通して自己発熱されるサーミスタを設け、同
サーミスタで冷媒の気液混合比を検出して、冷媒の不足
を検出するようにしたものが開示されている。
サイトグラスを用いた冷媒適性充填量の判定では、作業
者がサイトグラスを介して冷媒通路内の気泡の有無を見
て判断しているので、作業者によって冷媒の充填量のバ
ラツキが生じる。そして、時には冷媒の過充填を起こす
場合もあった。 一方特公昭61-14430号公報や実開昭63-10366号公報に開
示されたサーミスタは、冷媒の不足を検出するためのも
のであって、冷媒を適性に充填するためのものではな
い。 本考案の目的は、冷媒を適性に充填することが出来るシ
ステムを提供することにある。
者がサイトグラスを介して冷媒通路内の気泡の有無を見
て判断しているので、作業者によって冷媒の充填量のバ
ラツキが生じる。そして、時には冷媒の過充填を起こす
場合もあった。 一方特公昭61-14430号公報や実開昭63-10366号公報に開
示されたサーミスタは、冷媒の不足を検出するためのも
のであって、冷媒を適性に充填するためのものではな
い。 本考案の目的は、冷媒を適性に充填することが出来るシ
ステムを提供することにある。
本考案による自動車用冷房装置の冷媒適性充填システム
は、自動車のエンジンによって駆動され、冷媒を圧縮す
るコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮された冷媒を
凝縮するコンデンサと、該コンデンサで凝縮された冷媒
を膨脹するための絞り装置とを含む自動車用冷房装置に
冷媒を充填する際に、冷媒の適性充填量を判定する装置
であって、前記コンザンサから前記絞り装置に至る冷媒
配管中に設けられ、該冷媒配管中を通る冷媒の気液混合
比を検出する検出手段と、該検出手段で検出された気液
混合比が冷媒が気液混合状態から液状態に変化すること
を示しているときに、前記コンプレッサの運転を停止す
る停止手段と、を有する。
は、自動車のエンジンによって駆動され、冷媒を圧縮す
るコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮された冷媒を
凝縮するコンデンサと、該コンデンサで凝縮された冷媒
を膨脹するための絞り装置とを含む自動車用冷房装置に
冷媒を充填する際に、冷媒の適性充填量を判定する装置
であって、前記コンザンサから前記絞り装置に至る冷媒
配管中に設けられ、該冷媒配管中を通る冷媒の気液混合
比を検出する検出手段と、該検出手段で検出された気液
混合比が冷媒が気液混合状態から液状態に変化すること
を示しているときに、前記コンプレッサの運転を停止す
る停止手段と、を有する。
検出手段は、コンデンサから絞り装置に至る冷媒配管中
に設けられ、この冷媒配管中を通る冷媒の気液混合比を
検出する。冷媒が充填されてくると、この冷媒配管中の
冷媒は、気液混合状態から液状態になる。従って、検出
手段により冷媒が気液混合状態から液状態になることを
検出したとき、停止手段はコンプレッサの運転を停止す
る。
に設けられ、この冷媒配管中を通る冷媒の気液混合比を
検出する。冷媒が充填されてくると、この冷媒配管中の
冷媒は、気液混合状態から液状態になる。従って、検出
手段により冷媒が気液混合状態から液状態になることを
検出したとき、停止手段はコンプレッサの運転を停止す
る。
以下、本考案について図面を参照して説明する。 第1図を参照すると、本考案の一実施例による冷媒適性
充填システムは、次に述べる自動車用冷房装置に適用さ
れる。 自動車用冷房装置は、自動車のエンジン(図示せず)に
よって駆動され、冷媒を圧縮するコンプレッサ11と、コ
ンプレッサ11で圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ12
と、コンデンサ12で凝縮された冷媒を気相冷媒と液相冷
媒とに分離するレシーバ13と、レシーバ13で分離された
液相冷媒を膨脹するための絞り装置14と、絞り装置14で
膨脹された冷媒を蒸発するエバポレータ15とを有し、エ
バポレータ15で蒸発された冷媒がコンプレッサ11に供給
される。 自動車用冷房装置は、その運転中、冷房装置制御装置16
によって後述するように制御される。レシーバ13の出口
通路には、その通路を通る冷媒の気液混合比を検出する
ためのセンサ17が取り付けられている。センサ17には、
例えば、冷媒の気体と液体の熱伝導率の差を利用した自
己発熱型サーミスタ又は冷媒の気液の混合比を光の透過
量で検出する光学式センサなどが用いられる。センサ17
で検出された冷媒の気液混合比は、切替端子17aを介し
て冷房装置制御装置16に供給される。冷房装置制御装置
16は切替端子18aを介してコンプレッサ駆動用クラッチ1
1aの励磁コイル18に接続される。冷房装置制御装置16
は、センサ17で検出された冷媒の気液混合比に基づい
て、自動車用冷房装置が正常に動作しているか異常状態
にあるかを判断し、異常状態のとき、コンプレッサ11の
運転を停止すると共にランプ19を点灯する。 本実施例の冷媒適性充填システムは、後述する充填装置
20によって冷媒を自動車用冷房装置に充填する際に、冷
媒の適性充填量を判定するためのものである。 充填装置20は、冷媒タンク21と、弁22と、冷媒タンク21
内の冷媒を弁22を介して自動車用冷房装置へ充填するた
めの冷媒充填端子20aと、切替端子17b及び18bに接続さ
れた充填チェッカ装置23とを有する。 冷媒を自動車用冷房装置に充填する場合、先ず、センサ
17を切替端子17bに接続し、励磁コイル18を切替端子18b
に接続し、充填装置の冷媒充填端子20aをコンプレッサ1
1とエバポレータ15との間の冷媒配管に接続する。その
後、充填チェッカ装置23はコンプレッサ11を運転する。
これにより、冷媒が自動車用冷房装置に充填される。 この充填中、充填チェッカ装置23は切替端子17bを介し
てセンサ17で検出された冷媒の気液混合比を監視する。
センサ17により冷媒が気液混合状態から液状態になるこ
とが検出されたとき、充填チェッカ装置23はコンプレッ
サ11の運転を停止する。 このように、コンデンサ12から絞り装置14に至る冷媒配
管中に、この媒配管中を通る冷媒の気液混合比を検出す
るセンサ17を設け、センサ17で検出された気液混合比が
冷媒が気液混合状態から液状態に変化することを示して
いるときに、充填チェッカ装置23がコンプレッサ11の運
転を停止しているので、適性に冷媒を充填することが出
来る。 上述では充填チェッカ装置23と冷房装置制御装置16とを
別のものとして構成しているが、冷房装置制御装置16に
充填チェッカ装置23を包含させてもよいことは言うまで
もない。
充填システムは、次に述べる自動車用冷房装置に適用さ
れる。 自動車用冷房装置は、自動車のエンジン(図示せず)に
よって駆動され、冷媒を圧縮するコンプレッサ11と、コ
ンプレッサ11で圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ12
と、コンデンサ12で凝縮された冷媒を気相冷媒と液相冷
媒とに分離するレシーバ13と、レシーバ13で分離された
液相冷媒を膨脹するための絞り装置14と、絞り装置14で
膨脹された冷媒を蒸発するエバポレータ15とを有し、エ
バポレータ15で蒸発された冷媒がコンプレッサ11に供給
される。 自動車用冷房装置は、その運転中、冷房装置制御装置16
によって後述するように制御される。レシーバ13の出口
通路には、その通路を通る冷媒の気液混合比を検出する
ためのセンサ17が取り付けられている。センサ17には、
例えば、冷媒の気体と液体の熱伝導率の差を利用した自
己発熱型サーミスタ又は冷媒の気液の混合比を光の透過
量で検出する光学式センサなどが用いられる。センサ17
で検出された冷媒の気液混合比は、切替端子17aを介し
て冷房装置制御装置16に供給される。冷房装置制御装置
16は切替端子18aを介してコンプレッサ駆動用クラッチ1
1aの励磁コイル18に接続される。冷房装置制御装置16
は、センサ17で検出された冷媒の気液混合比に基づい
て、自動車用冷房装置が正常に動作しているか異常状態
にあるかを判断し、異常状態のとき、コンプレッサ11の
運転を停止すると共にランプ19を点灯する。 本実施例の冷媒適性充填システムは、後述する充填装置
20によって冷媒を自動車用冷房装置に充填する際に、冷
媒の適性充填量を判定するためのものである。 充填装置20は、冷媒タンク21と、弁22と、冷媒タンク21
内の冷媒を弁22を介して自動車用冷房装置へ充填するた
めの冷媒充填端子20aと、切替端子17b及び18bに接続さ
れた充填チェッカ装置23とを有する。 冷媒を自動車用冷房装置に充填する場合、先ず、センサ
17を切替端子17bに接続し、励磁コイル18を切替端子18b
に接続し、充填装置の冷媒充填端子20aをコンプレッサ1
1とエバポレータ15との間の冷媒配管に接続する。その
後、充填チェッカ装置23はコンプレッサ11を運転する。
これにより、冷媒が自動車用冷房装置に充填される。 この充填中、充填チェッカ装置23は切替端子17bを介し
てセンサ17で検出された冷媒の気液混合比を監視する。
センサ17により冷媒が気液混合状態から液状態になるこ
とが検出されたとき、充填チェッカ装置23はコンプレッ
サ11の運転を停止する。 このように、コンデンサ12から絞り装置14に至る冷媒配
管中に、この媒配管中を通る冷媒の気液混合比を検出す
るセンサ17を設け、センサ17で検出された気液混合比が
冷媒が気液混合状態から液状態に変化することを示して
いるときに、充填チェッカ装置23がコンプレッサ11の運
転を停止しているので、適性に冷媒を充填することが出
来る。 上述では充填チェッカ装置23と冷房装置制御装置16とを
別のものとして構成しているが、冷房装置制御装置16に
充填チェッカ装置23を包含させてもよいことは言うまで
もない。
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、コンデ
ンサから絞り装置に至る冷媒配管中にこの冷媒配管中を
通る冷媒の気液混合比を検出する検出手段を設け、この
検出手段で検出された気液混合比が冷媒が気液混合状態
から液状態に変化することを示しているときに、停止手
段がコンプレッサの運転を停止しているので、適性に冷
媒を充填することが出来るという効果がある。
ンサから絞り装置に至る冷媒配管中にこの冷媒配管中を
通る冷媒の気液混合比を検出する検出手段を設け、この
検出手段で検出された気液混合比が冷媒が気液混合状態
から液状態に変化することを示しているときに、停止手
段がコンプレッサの運転を停止しているので、適性に冷
媒を充填することが出来るという効果がある。
第1図は本考案による自動車用冷房装置の冷媒適性充填
システムを示す図である。 11……コンプレッサ、12……コンデンサ、13……レシー
バ、14……絞り装置、17……センサ、23……充填チェッ
カ装置。
システムを示す図である。 11……コンプレッサ、12……コンデンサ、13……レシー
バ、14……絞り装置、17……センサ、23……充填チェッ
カ装置。
Claims (1)
- 【請求項1】自動車のエンジンによって駆動され、冷媒
を圧縮するコンプレッサと、該コンプレッサで圧縮され
た冷媒を凝縮するコンデンサと、該コンデンサで凝縮さ
れた冷媒を膨脹するための絞り装置とを含む自動車用冷
房装置に冷媒を充填する際に、冷媒を適性に充填するシ
ステムに於いて、 前記コンデンサから前記絞り装置に至る冷媒配管中に設
けられ、該冷媒配管中を通る冷媒の気液混合比を検出す
る検出手段と、 該検出手段で検出された気液混合比が冷媒が気液混合状
態から液状態に変化することを示しているときに、前記
コンプレッサの運転を停止する停止手段と、 を有する自動車用冷房装置の冷媒適性充填システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12881890U JPH0648288Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 自動車用冷房装置の冷媒適性充填システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12881890U JPH0648288Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 自動車用冷房装置の冷媒適性充填システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0485079U JPH0485079U (ja) | 1992-07-23 |
JPH0648288Y2 true JPH0648288Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31876258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12881890U Expired - Lifetime JPH0648288Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 自動車用冷房装置の冷媒適性充填システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648288Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002350014A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743193B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1995-05-15 | サンデン株式会社 | 冷媒過充填防止装置 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP12881890U patent/JPH0648288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002350014A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0485079U (ja) | 1992-07-23 |
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