JPH0648107A - ラジアルタイヤ - Google Patents

ラジアルタイヤ

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Publication number
JPH0648107A
JPH0648107A JP4223505A JP22350592A JPH0648107A JP H0648107 A JPH0648107 A JP H0648107A JP 4223505 A JP4223505 A JP 4223505A JP 22350592 A JP22350592 A JP 22350592A JP H0648107 A JPH0648107 A JP H0648107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carcass
tread
belt
rubber
tire
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4223505A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuto Miyatake
淳人 宮武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP4223505A priority Critical patent/JPH0648107A/ja
Publication of JPH0648107A publication Critical patent/JPH0648107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カーカス2と、そのカーカス2の外方側をト
レッドにおいて覆うベルト3、4とを有する。そのカー
カス2がビード部において内側から外側に折り返され、
その折り返されたカーカス2の端部により前記ベルト
3、4の外方側が覆われる。そのベルト3、4の端部と
カーカス2との対向間を埋める環状のゴム9が配置され
ている。 【効果】 カーカスの端部によりトレッドとサイドウォ
ールの上部を補強する際に、タイヤ内に空隙が生じるの
を防止して高速耐久性を強化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速耐久性に優れたラジ
アルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両の高速化、ハイパワー化に伴
い、ラジアルタイヤにおける高速耐久性が強化されてい
る。例えば、図5に示すラジアルタイヤ100は、ビー
ド部において内側から外側に折り返されているカーカス
101と、このカーカス101の外方側をトレッドにお
いて覆う2層のベルト102、103と、両ベルト10
2、103の外方側を覆うトレッドゴム104と、カー
カス101の外側方を覆うサイドウォールゴム105
と、ビード部においてカーカス101に覆われるビード
コア106及びビードフィラー107を有する。そのカ
ーカス101の端部101a、101bはタイヤ100
の最大断面幅近傍に配置される。そのベルト102の外
方側はキャッププライ108およびエッジプライ109
と呼ばれる補強プライにより覆われ、その補強プライに
よりトレッドが補強されて高速耐久性が強化されてい
る。
【0003】しかし、上記のような補強プライを付加す
ると重量が増加するので燃費が低下すると共にころがり
抵抗が増大し、トレッドの厚みが大きくなるので熱放散
性が低下して耐久性強化を図る上で好ましくなく、タイ
ヤ製造コストも上昇する。また、トレッドとサイドウォ
ール上部との剛性差が大きくなるので、サイドウォール
上部での屈曲が大きくなってセパレーション等の故障が
生じ易くなり、耐久性強化を図る上で好ましくない。
【0004】そこで、図4に示すように、ビード部にお
いて内側から外側に折り返されるカーカス101の端部
をトレッドまで延長し、そのカーカス101の端部10
1a、101bによりベルト102、103の外方側を
覆うことで、補強プライを付加することなくトレッドと
サイドウォールの上部を補強することが提案されている
(特開平3−279003号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カーカス10
1の端部101a、101bによりベルト102、10
3の外方側を覆うと、ベルト102、103は厚みを有
するため、タイヤ成形時のグリーンタイヤの状態ではベ
ルト102、103の端部とカーカス101との対向間
に空隙Sができる。この場合、そのグリーンタイヤを加
硫するとトレッドゴム104は流動し、その空隙Sに進
入しようとするが、その空隙Sをトレッドゴム104に
よって完全に埋めることは困難である。そのため、加硫
されたタイヤの内部に空隙が残存し、その空隙内の空気
の熱膨張によりセパレーションが発生して高速耐久性が
低下するという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決できるラ
ジアルタイヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、カーカスと、そのカーカスの外方側をトレッドに
おいて覆うベルトとを有し、そのカーカスがビード部に
おいて内側から外側に折り返され、その折り返されたカ
ーカスの端部により前記ベルトの外方側が覆われるラジ
アルタイヤにおいて、そのベルトの端部とカーカスとの
対向間を埋める環状のゴムが配置されている点にある。
その環状ゴムの硬度がトレッドゴムの硬度よりも小さく
されているのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の構成によれば、タイヤ成形時にベルト
の端部とカーカスとの対向間に配置される環状のゴム
が、加硫時に流動することでその対向間を埋めるので、
加硫されたタイヤにおいてベルトの端部とカーカスとの
対向間に空隙が生じるのを防止できる。その環状ゴムは
硬度がトレッドゴムの硬度よりも小さくされることでク
ッション材として機能し、走行時にベルトの端部に作用
する衝撃を低減できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0010】図1はラジアルタイヤ1の回転軸を含む断
面を示し、ビード部において内側から外側に折り返され
ているカーカス2と、このカーカス2の外方側をトレッ
ドにおいて覆う2層のベルト3、4と、両ベルト3、4
の外方側を覆うトレッドゴム5と、カーカス2の外側方
を覆うサイドウォールゴム6と、ビード部においてカー
カス1に覆われるビードコア7及びビードフィラー8を
有する。その内層側のベルト3の幅は外層側のベルト4
の幅よりも大きくされている。また、トレッドには周方
向に沿う複数の主溝10が形成されている。
【0011】そのカーカス2の端部2a、2bはトレッ
ド内に配置されると共にベルト3、4の外方側を覆う。
そのベルト3、4の端部とカーカス2との対向間を埋め
る環状のゴム9が配置されている。その環状ゴム9の硬
度はトレッドゴム5の硬度よりも小さくされ、本実施例
では各ゴム硬度(JIS‐K6301‐A)は環状ゴム
9が55、トレッドゴム5が65とされている。回転軸
を含む断面において、そのカーカス2の端部2a、2b
とベルト3、4とのオーバーラップ量をH、ベルト幅を
Lとして、1/6≦H/Lとするのが好ましく、また、
カーカス2の端部2a、2bが最も幅方外方に位置する
主溝10とオーバーラップしないようにするのが好まし
い。1/6>H/Lになるとカーカス2の端部2a、2
bとトレッドゴム5とのセパレーションが生じ易くな
り、主溝10とカーカス2の端部2a、2bとがオーバ
ーラップすると主溝10の底部に割れが生じ易くなるか
らである。
【0012】上記環状ゴム9は、図2の(1)に示すよ
うに、タイヤ成形時のグリーンタイヤの状態では断面形
状が長方形とされ、内層側のベルト3の端部とカーカス
2の端部2aとの間に挟み込まれ、加硫時に流動するこ
とで、図2の(2)に示すようにベルト3、4の端部と
カーカス2との対向間を埋める。
【0013】図3の(1)は上記実施例のラジアルタイ
ヤの、(2)は図4に示した従来例のラジアルタイヤ
の、(3)は図5に示した従来例のラジアルタイヤの高
速耐久力テストの評価結果を示し、欧州経済委員会規則
第30の付則7で荷重/速度性能試験手順として定めら
れた速度記号Vのタイヤについての条件に準拠して行な
ったテストに基づくものであり、規定の速度および時間
の条件下では故障の発生は認められず合格し、さらに1
0分毎に10km/hずつ増分して故障するまでドラム
走行を続けた結果を示す。タイヤに故障が発生しなかっ
た最大速度を横軸に表し、そのタイヤ本数を縦軸に表
す。このテストに用いたタイヤサイズは185/60R
14、内層側ベルトの幅は150mm、外層側ベルトの
幅は140mm、ベルト材質はスチール、カーカスは1
100dtex/2で材質はポリエステル、実施例と図
4に示した従来例のラジアルタイヤにおけるカーカスの
端部とベルトとのオーバーラップ量Hは25mm、実施
例の環状ゴムの断面サイズは3×5(タテ×ヨコ)mm
とした。
【0014】上記評価結果より、本実施例によれば従来
例よりも高速耐久力が強化されているのを確認できる。
これは、本実施例によれば環状ゴム9がカーカス2とベ
ルト3、4の端部との対向間を埋めてベルト3、4の端
部とカーカス2との対向間に空隙が生じるのを防止し、
また、環状ゴム9の硬度がトレッドゴム5の硬度よりも
小さくされてクッション材として機能し、ベルト端部に
おけるセパレーションを防止できるからである。
【0015】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、環状ゴムのサイズ、硬度、断面形状等は上
記実施例に限定されず、また、上記実施例に示した以外
のサイズのラジアルタイヤにも本発明を適用できる。
【0016】
【発明の効果】本発明のラジアルタイヤによれば、カー
カスの端部によりベルトの外方側を覆うことでトレッド
とサイドウォールの上部を補強する際に、そのベルトの
端部とカーカスとの対向間を環状のゴムにより埋めるこ
とでタイヤ内に空隙が生じるのを防止して高速耐久性を
強化できる。また、その環状ゴムの硬度をトレッドゴム
の硬度よりも小さくすることで高速耐久性を強化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のラジアルタイヤの断面図
【図2】本発明の実施例のラジアルタイヤの要部の配置
断面図
【図3】本発明の実施例のラジアルタイヤの高速耐久力
テストの評価図
【図4】従来例のラジアルタイヤの断面図
【図5】従来例のラジアルタイヤの断面図
【符号の説明】
2 カーカス 3、4 ベルト 9 環状ゴム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーカスと、そのカーカスの外方側をト
    レッドにおいて覆うベルトとを有し、そのカーカスがビ
    ード部において内側から外側に折り返され、その折り返
    されたカーカスの端部により前記ベルトの外方側が覆わ
    れるラジアルタイヤにおいて、そのベルトの端部とカー
    カスとの対向間を埋める環状のゴムが配置されているこ
    とを特徴とするラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 ベルトの端部とカーカスとの間を埋める
    環状ゴムの硬度がトレッドゴムの硬度よりも小さくされ
    ていることを特徴とする請求項1に記載のラジアルタイ
    ヤ。
JP4223505A 1992-07-29 1992-07-29 ラジアルタイヤ Withdrawn JPH0648107A (ja)

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JP4223505A JPH0648107A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 ラジアルタイヤ

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JP4223505A JPH0648107A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 ラジアルタイヤ

Publications (1)

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JPH0648107A true JPH0648107A (ja) 1994-02-22

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ID=16799200

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JP4223505A Withdrawn JPH0648107A (ja) 1992-07-29 1992-07-29 ラジアルタイヤ

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JP (1) JPH0648107A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161242A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Goodyear Tire & Rubber Co:The 改良された高速性能を備えたタイヤ、およびその製造方法
US20140373995A1 (en) * 2011-12-29 2014-12-25 Bridgestone Corporation Pneumatic Tire

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007161242A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Goodyear Tire & Rubber Co:The 改良された高速性能を備えたタイヤ、およびその製造方法
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Effective date: 19991005