JPH0647067U - 車両停止維持装置 - Google Patents

車両停止維持装置

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JPH0647067U
JPH0647067U JP8967692U JP8967692U JPH0647067U JP H0647067 U JPH0647067 U JP H0647067U JP 8967692 U JP8967692 U JP 8967692U JP 8967692 U JP8967692 U JP 8967692U JP H0647067 U JPH0647067 U JP H0647067U
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JP
Japan
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vehicle
vehicle stop
maintaining device
stop maintaining
seat belt
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Pending
Application number
JP8967692U
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English (en)
Inventor
秀夫 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートベルトを外したことを検知し、これに
よって車両停止維持装置を解除し、車両停止維持装置に
よる車両停止中には運転者は車両から離れることが出来
ないようにする。 【構成】 車両の停止状態を検知することによりブレー
キ力を自動的に維持できる車両停止維持装置において、
シートベルト非使用時には車両の停止状態が解除される
べく構成されていることを特徴とする車両停止維持装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブレーキ操作によって車両が停止した時、そのブレーキ力を自動的 に保持して車両の停止状態を維持できる車両停止維持装置に関するものであり、 更に詳細には、車両の停止状態が維持されている時にシートベルトを外すと自動 的に車両の停止維持状態が解除され、運転者が車両から離れることできないよう にした車両停止維持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公知のように車両の停止維持装置は、車両が交差点等で一時停止した場合に、 そのときのブレーキ油圧を保持し、乗員がパーキングブレーキを操作したりブレ ーキペダルを踏み続けることなしに車両を自動的に停止状態に維持し、続いてア クセルを踏み込む等の発進操作をするとその状態を検出してブレーキを自動的に 解除できるようにした装置である。この装置は、自動変速機付きの車両における クリープ現象を防止するために極めて有効な装置であるとして、最近では自動変 速機付きの車両に多く採用されつつある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の車両停止維持装置は、車両の一時停止状態が検知される と自動的にブレーキ力が維持されるため、運転者の中にはこの車両停止維持装置 をパーキングブレーキ代わりに利用する者もいる。しかし、車両停止維持装置は 長時間使用していると油圧回路中の電磁弁から油圧が徐々に抜け、ブレーキ力が 低下し無人走行状態になる恐れがあり、パーキングブレーキ代わりに利用するこ とは危険である。このため、こうした危険を防止するため例えば実開昭63−1 23363号公報に開示された技術等が提案されている。 この技術はシートに離席検出手段を設け、運転者がシートから離れると警報手 段が作動する構成を採用している。またこの外にドアと連動した警報手段を設け 、車両停止維持装置が作動中にドアを開けると警報が発せられる技術等も提案さ れている。 しかし、上記何れの技術も警報を無視して運転者が車外にでた場合には、車両 は無人状態となり、ブレーキ圧が低下して車両が走行してしまう恐れがあった。
【0004】 こうしたことから本考案者は、シートベルトの着脱を検出して車両停止維持装 置を制御し、車両停止維持装置によって車両停止中には運転者は車両から離れる ことが出来ないようにした車両停止維持装置を提案することにより、従来から使 用されている車両停止維持装置において生じる諸問題を解決することを目的とす る。 この車両停止維持装置によれば、シートベルトを使用しない場合には車両停止 維持装置は作動することはないため、運転者に対してシートベルト着用を喚起す る効果をも持ち合わせることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案が採用した技術解決手段は、車両の停止状態を検知することによりブレ ーキ力を自動的に維持できる車両停止維持装置において、シートベルト非使用時 には車両の停止状態が解除されるべく構成されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】
アクセルペダルを離し、ブレーキぺダルを踏み、車輪が停止し、更にパーキン グブレーキが非作動であり、かつ、シートベルトが着用されていると、電磁弁4 がA位置に切り替わりその時のブレーキ液圧を保持する。 また前記状態から車両を発進させるために、アクセルペダルを踏んだ時、車輪 が所定速度以上となった時、パーキングブレーキが引かれた時、或いはシートベ ルトが外された時の何れか一つの状態が生じると電磁弁4は解除される。更に、 車両停止維持装置が作動中にシートベルトが外されると警報が発せられる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の実施例に係る車両停止維持装置の概念図である。 図1において車両用ブレーキは、周知のようにブレーキペダル1を操作するこ とによってブレーキ圧を発生するマスターシリンダ2と、マスターシリンダ2か ら供給されたブレーキ圧によって車輪にブレーキをかけるブレーキシリンダ3と とを有しており、ブレーキペダルを操作するとブレーキ圧がブレーキシリンダに 作用し、車両を停止することができるようになっている。
【0008】 そして本実施例では、前述のマスターシリンダ2とブレーキシリンダ3とを連 通する配管中に油路を遮断する電磁弁4が設けられている。前記電磁弁4は後述 する制御回路6からの信号により油圧回路を遮断し車両停止状態を維持する機能 を有している。またこれとは別に車両停止維持装置が作動中に運転者がシートベ ルトを外し、車両から離れようとするとこの状態を検知し制御回路6からの信号 により警報を発する警報装置7が設けられている。
【0009】 前記電磁弁4の作動を制御する制御回路6について以下説明する。 制御回路6は、アクセルスイッチS1、ブレーキスイッチS2、スピードセン サS3、パーキングスイッチS4、シートベルトスイッチS5からの入力信号に よって電磁弁4および警報装置を作動させるものである。前記アクセルスイッチ S1はアクセルを離した状態でハイ信号を、またアクセルを踏んだ状態でロウ信 号を出力するスイッチ、ブレーキスイッチS2はブレーキペダル1を踏んだ状態 でハイ信号を、またブレーキペダル1を離した状態でロウ信号を出力するスイッ チ、スピードセンサS3は車輪が停止状態の時ハイ信号をまた車輪が所定速度以 上になるとロウ信号を出力するセンサ、パーキングスイッチS4はパーキングブ レーキが非作動の時にハイ信号を、またパーキングブレーキが作動の時にロウ信 号を出力するスイッチであり、更にシートベルトスイッチS5はシートベルト使 用時にハイ信号を、またシートベルト非使用時にロウ信号を出力するスイッチで ある。
【0010】 上記各スイッチ或いはセンサからの信号は図2、図3に示す論理回路によって 次のように処理され電磁弁4を作動させる。 〔電磁弁作動条件〕 図2において、アクセルスイッチS1、ブレーキスイッチS2、スピードセン サS3、パーキングスイッチS4、シートベルトスイッチS5からの入力信号が すべてハイになるとアンド回路8が働き電磁弁4が作動する。即ち、アクセルペ ダルを離し、ブレーキぺダルを踏み、車輪が停止した状態であり、パーキングブ レーキが非作動であり、更にシートベルトが着用されていると、電磁弁8が作動 し車両は停止維持される。この論理回路から明らかなように、本車両停止維持装 置はシートベルトを着用しないかぎり作動することはなく、例えば交差点等で一 旦停止した状態の時に車両停止維持装置が作動しないことによりシートベルト着 用を喚起する機能を果たす。
【0011】 〔電磁弁解除動条件〕 図3において、作動中の電磁弁4は、アクセルスイッチS1、スピードセンサ S3、パーキングスイッチS4、シートベルトスイッチS5からの入力信号の何 れか一つがロウになるとオア回路8が働き電磁弁4は解除され、車両停止維持装 置は非作動状態となる。即ち、アクセルが踏まれた時、車輪が所定速度以上とな った時、パーキングブレーキが引かれた時、或いはシートベルトが外された時の 何れか一つの状態が生じると電磁弁4は解除され、また電磁弁4が解除される条 件の内、シートベルトスイッチS5からのロウ信号によって解除された場合には 図示しない警報装置が働き、運転者に車両から離れてはならないことを警報する 。
【0012】 上記のように本実施例では、車両走行中にブレーキを掛けるためにブレーキぺ ダルを踏み続け、車輪が停止した状態でアクセルペダルを離し、パーキングブレ ーキが非作動であり、かつ、シートベルトが着用されていると、電磁弁4がA位 置に切り替わりその時のブレーキ圧を保持する。こうして、交差点の信号待ちの ような時でも、この車両停止維持装置が働くとブレーキペダルを開放しても車両 は停止状態を維持し続ける。
【0013】 また前記状態から車両を発進させるために、ブレーキペダルから足を放し、ア クセルペダルに踏み変えた時、車輪が所定速度以上となった時、パーキングブレ ーキが引かれた時、或いはシートベルトが外された時の何れか一つの状態が生じ ると電磁弁4は解除される。また電磁弁4の解除条件の内、シートベルトスイッ チが外されたことによって電磁弁4が解除された場合には図示しない警報装置が 働き、運転者に車両から離れてはならないことを警報する。 なお、上記論理回路中のハイ、ロウの信号は逆でもよいことは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
以上詳細に述べた如く本考案によれば、車両停止維持装置が作動中において、 シートベルトを外すと自動的に車両停止維持装置が解除され、運転者は車両から 離れることが出来ないようにし、車両が無人走行する危険性を排除できる。また 本車両停止維持装置によれば、シートベルトを使用しない場合には車両停止維持 装置は作動することはなく、この結果、運転者に対してシートベルト着用を喚起 する効果をも奏することができる。更にドアを開放した時に車両停止維持装置を 解除するよりもシートベルトを外した時に車両停止維持装置を解除する方が安全 性が高いという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例としての車両停止維持装置
の概略説明図である。
【図2】車両停止維持装置における電磁弁作動条件のた
めの論理回路図である。
【図3】車両停止維持装置における電磁弁解除条件のた
めの論理回路図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル 2 マスターシリンダ 3 ブレーキシリンダ 4 電磁弁 5 逆止弁 6 制御回路 7 警報装置 8 アンド回路 9 オア回路

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の停止状態を検知することによりブ
    レーキ力を自動的に維持できる車両停止維持装置におい
    て、シートベルト非使用時には車両の停止状態が解除さ
    れるべく構成されていることを特徴とする車両停止維持
    装置。
  2. 【請求項2】 前記車両停止維持装置は車両が停止状態
    において、アクセルペダルが開放され、ブレーキペダル
    が踏まれ、パーキングブレーキが非作動であり、かつシ
    ートベルトが使用状態の時に車両停止維持装置が作動す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両停止維持装
    置。
  3. 【請求項3】 前記車両停止維持装置は車両停止維持装
    置が作動状態の時に、アクセルペダルを踏むか、車速が
    所定値以上になるか、パーキングブレーキが作動する
    か、或いはシートベルトが非使用状態となるかの情報の
    うち、少なくとも前記何れか一つの信号により車両停止
    維持装置が解除されることを特徴とする請求項1に記載
    の車両停止維持装置。
JP8967692U 1992-12-04 1992-12-04 車両停止維持装置 Pending JPH0647067U (ja)

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JP8967692U JPH0647067U (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両停止維持装置

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JP8967692U JPH0647067U (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両停止維持装置

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JPH0647067U true JPH0647067U (ja) 1994-06-28

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ID=13977362

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JP8967692U Pending JPH0647067U (ja) 1992-12-04 1992-12-04 車両停止維持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110962863A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 本田技研工业株式会社 控制装置、控制方法及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311454A (ja) * 1986-06-30 1988-01-18 Fuji Heavy Ind Ltd 自動車用ブレ−キ装置の制動液圧保持装置
JPS6460460A (en) * 1987-12-24 1989-03-07 Isuzu Motors Ltd Braking force holding device

Patent Citations (2)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980324