JPH0646990A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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Publication number
JPH0646990A
JPH0646990A JP4205722A JP20572292A JPH0646990A JP H0646990 A JPH0646990 A JP H0646990A JP 4205722 A JP4205722 A JP 4205722A JP 20572292 A JP20572292 A JP 20572292A JP H0646990 A JPH0646990 A JP H0646990A
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JP
Japan
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conduit
pipe
inner diameter
suction
cleaning liquid
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Withdrawn
Application number
JP4205722A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Iida
善洋 飯田
Osamu Mizuta
修 瑞田
Noriyasu Aoki
義安 青木
Hiroyuki Sasa
宏行 笹
Jun Hiroya
純 広谷
Shigeru Nakajima
中島  茂
Nobuyuki Nakanishi
信之 中西
Takeaki Nakamura
剛明 中村
Koji Takamura
幸治 高村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/099,825 priority patent/US5408991A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分岐点および合流点を形成する複数の内部管路
を均一かつ確実に洗浄できる内視鏡の提供を目的として
いる。 【構成】管路5,6,17が複数に分岐しまたは複数の
管路5,6,17が合流する配管を有し、管路5,6,
17内に洗浄液を導入することによって管路5,6,1
7内の通路を洗浄する内視鏡1において、前記分岐点3
0,32および合流点34で出会う管路のうち洗浄液が
流入される上流側に位置する管路の断面積の和をその分
岐点30,32および合流点34で出会う洗浄液の下流
側に位置する管路の断面積の和と等しく設定したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡、特に分岐点およ
び合流点を有する複数の管路を挿入配置した内視鏡に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管路が複数に分岐しまたは複数の
管路が合流する配管を成す内視鏡は、各種異なった内径
を有する前記管路同志がただ単に接続して合流点および
分岐点を形成したり、処置具等が挿入し易いように前記
分岐点・合流点部位の管路の内壁を広げたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内視鏡にお
ける前記管路の洗浄は、一般に水道水等の洗浄液を前記
管路内に送り込むことによって行なっている。管路内を
流れる洗浄液によって管路内の通路を洗浄するには、流
体力学上、洗浄液の流れが管路内で乱流となるような流
速で洗浄液を流し込まなければならない。
【0004】当然のことながら、洗浄液の流速が速けれ
ば速いほど、洗浄効果は高く、また、洗浄時間は短くて
済む。また、洗浄液の流速がある一定値を下回ると、洗
浄効果がなくなってしまう。なお、ここで言う流速Vは
単位時間当りに流れる流量Qを管路内の断面積Aで割っ
たもの(V=Q/A)である。
【0005】前述したように、内視鏡管路の分岐点およ
び合流点は、各種異なった内径を有する前記管路同志が
ただ単に接続されて形成されており、管路内における洗
浄液の流れ易さに対しては特に考慮されていない。した
がって、例えば実公平4−67832号公報に示される
ように、分岐点で出会う各管路の内径がほぼ同じであっ
たり、洗浄液が注入される上流側の管路の内径が非常に
大きく下流側の管路の内径が小さかったりしている。
【0006】しかしながら、このような分岐点に洗浄液
を流すと、分岐点で出会う各管路の内径がほぼ同じであ
る場合には、下流側管路を流れる洗浄液の流速が下流側
で分岐する管路の数分だけ減速してしまい、下流側管路
の流速が上流側管路のそれに比べて非常に遅くなってし
まう。
【0007】また、洗浄液が注入される上流側の管路の
内径が非常に大きく下流側の管路の内径が小さい場合に
は、下流側管路の管路抵抗が大きいため、下流側管路へ
の洗浄液の流れが悪くなり、上流側管路内での洗浄液の
流速が遅くなってしまう。
【0008】つまり、前者、後者いずれの場合にも、管
路内の洗浄性にばらつきが生じてしまい、各管路を確実
にバランス良く洗浄することができない虞があった。言
い換えれば、いくら洗浄液を流しても十分に洗浄できな
い管路ができてしまったり、流速が遅くなる管路を洗浄
するために、すでに洗浄が完了している管路に洗浄液を
流し続けなければならないといった洗浄液の無駄が生じ
ていた。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、分岐点および合流点
を形成する複数の内部管路を均一かつ確実に洗浄できる
内視鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、管路が複数に分岐しまたは複数の管路が
合流する配管を有し、前記管路内に洗浄液を導入するこ
とによってその管路内の通路を洗浄する内視鏡におい
て、前記分岐点および合流点で出会う管路のうち洗浄液
が流入される上流側に位置する管路の断面積の和をその
分岐点および合流点で出会う洗浄液の下流側に位置する
管路の断面積の和と等しく設定したものである。
【0011】
【作用】上記構成により、洗浄液は分岐点および合流点
を介して接続するすべての管路内をほぼ同じ流速で流
れ、各管路を均一に洗浄する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。図1ないし図6は本発明の一実施例を示すも
のである。図1に示すように、本実施例の内視鏡1は、
挿入部2と操作部3とから内視鏡本体を構成しており、
操作部3にはライトガイドファイバ束35を内装したユ
ニバーサルコード4が接続されている。内視鏡1の挿入
部2、操作部3およびユニバーサルコード4の内部には
これらにわたって送気管路5(5a,5b)と送水管路
6(6a,6b)とが挿入配置されている。挿入部2の
先端側の内部では、第1の送気管路5aと第1の送水管
路6aとが合流して合流部34を形成しており、合流部
34で合流したこれら管路5a,6aは1つの送気送水
管路22として先端側に延在して挿入部2の先端に設け
られた送気送水用ノズル7に接続されている。送気送水
用ノズル7は挿入部2の先端の観察窓8の外表面に向け
て設けられている。
【0013】第1の送気管路5aと第1の送水管路6a
はそれぞれ、操作部3内に設けられた送気送水切換え弁
24の送気送水シリンダ26に接続されてこの送気送水
シリンダ26内に連通している。送気送水シリンダ26
の内部には送気送水ピストン27が嵌装されており、送
気送水ピストン27の押圧操作によって送気と送水とが
選択制御されるようになっている。また、この送気送水
シリンダ26にはユニバーサルコード4の内部に挿入配
置された第2の送気管路5bと第2の送水管路6bとが
接続されており、これによって、第2の送気管路5bと
第2の送水管路6bは送気送水シリンダ26内部と連通
状態にある。
【0014】ユニバーサルコード4の先端に設けられた
コネクタ9の内部では、第2の送気管路5bが接続管路
10と送水タンク14内を加圧する加圧管路11とに分
岐して第1の分岐部30を形成している。接続管路10
は、コネクタ9を図示しない光源装置に装着した際、前
記光源装置内の送気ポンプに接続されるようになってい
る。また、加圧管路11と第2の送水管路6bは、送水
タンク14側の送気チューブ15と送水チューブ16に
それぞれ接続されるようになっており、接続された状態
で、加圧管路11は、送気チューブ15および送水チュ
ーブ16を介して第2の送水管路6bと連通する。
【0015】一方、挿入部2、操作部3およびユニバー
サルコード4の内部にはこれらにわたって吸引管路17
(17a,17b,17c)が挿入配置されている。こ
の吸引管路17のうち挿入部2内に位置する第1の吸引
管路17aは鉗子チャンネル21を利用して形成されて
いる。そして、鉗子チャンネル21を形成する第1の吸
引管路17aの先端は挿入部2の先端面において開口し
て吸引口23を形成している。また、第1の吸引管路1
7aに通じる鉗子チャンネル21基端部の鉗子挿入管路
18は操作部3において外部に開口して挿入口19を形
成している。なお、挿入口19には着脱自在に鉗子栓2
0が設けられている。
【0016】鉗子挿入管路18の内端側部分は前記第1
の吸引管路17aと第2の吸引管路17bとに分岐する
第2の分岐部32となっている。第2の吸引管路17b
は操作部3の側壁に送気送水切換え弁24と並べて近接
する状態で設置された吸引制御装置25の吸引シリンダ
28に接続されてこの吸引シリンダ28内に連通してい
る。吸引シリンダ28内にはその押圧操作によって管路
を切換えて吸引を制御する吸引ピストン29が嵌装され
ている。また、この吸引シリンダ28にはユニバーサル
コード4内に設けられた第3の吸引管路17cが接続さ
れており、コネクタ9に設けられた吸引口金13に連通
している。吸引口金13には図示しない吸引ビン及び吸
引ポンプに連通した吸引チューブが接続されるようにな
っている。
【0017】上記構成の内視鏡1において、送気管路5
(5a,5b)および送水管路6(6a,6b)の洗浄
は、図3に示すように送気送水シリンダ26の開口部4
0から前記管路5,6内に洗浄液を注入することによっ
て行なう。送気送水シリンダ26には、その開口部40
の側から順に第1の送気管路5a、第2の送気管路5
b、第1の送水管路6a、第2の送水管路6bが接続し
ている。また、これら各管路(5a,5b,6a,6
b)間のシリンダ26の内径は階段状に徐々に小さく形
成されている。
【0018】今、シリンダ開口部40から第1の送気管
路5aに至るシリンダ26部位の内径をD、第1の送気
管路5aから第2の送気管路5bに至るシリンダ26部
位の内径をE、第1の送気管路5aの内径をHとし、シ
リンダ26と第1の送気管路5aの内部形状をほぼ正方
形とした場合(以下、すべての管路において同じ。)、
前記内径D,E,Hは、D2 =E2 +H2 なる関係が成
立するように形成されている。すなわち、分岐点41で
出会うこれら3つの管路(シリンダ26の内径Dの部
位、第1の送気管路5a、シリンダ26の内径Eの部
位)においては、洗浄液が流入される分岐点41の上流
側に位置するシリンダ26の内径Dの部位の断面積が、
この分岐点41で出会う下流側に位置する第1の送気管
路5aおよびシリンダ26の内径Eの部位の各断面積の
和に等しくなるように設定されている。
【0019】また、第2の送気管路5bから第1の送水
管路6aに至るシリンダ26部位の内径をF、第2の送
気管路5bの内径をIとした場合、内径E,F,Iとの
間にはE2 =F2 +I2 なる関係が成立するようになっ
ている。すなわち、分岐点43で出会うこれら3つの管
路(シリンダ26の内径Eの部位、第2の送気管路5
b、シリンダ26の内径Fの部位)においては、洗浄液
が流入される分岐点43の上流側に位置するシリンダ2
6の内径Eの部位の断面積が、この分岐点43で出会う
下流側に位置する第2の送気管路5bおよびシリンダ2
6の内径Fの部位の各断面積の和に等しくなるように設
定されている。
【0020】さらに、第1の送水管路6aから第2の送
水管路6bに至るシリンダ26部位の内径をG、第1の
送気管路5aの内径をJとした場合、内径F,G,Jと
の間にはF2 =G2 +J2 なる関係が成立するようにな
っている。すなわち、分岐点47で出会うこれら3つの
管路(シリンダ26の内径Fの部位、第1の送水管路6
a、シリンダ26の内径Gの部位)においては、洗浄液
が流入される分岐点47の上流側に位置するシリンダ2
6の内径Fの部位の断面積が、この分岐点47で出会う
下流側に位置する第1の送気管路5aおよびシリンダ2
6の内径Gの部位の断面積の和に等しくなるように設定
されている。なお、同様の理由から第2の送水管路6b
の内径Kも第1の送水管路6aから第2の送水管路6b
に至るシリンダ26部位の内径Gと等しく形成されてい
る。
【0021】このように内径(D,E,F,G,H,
I,J,K)が構成されることにより、シリンダ開口部
40から注入された洗浄液は、送気送水シリンダ26の
各分岐点41,43,47を介して接続する管路(シリ
ンダ26の各内径部位、送気管路5a,5b、送水管路
6a,6b)内をほぼ同じ流速で流れ、各管路を均一に
洗浄することができる。
【0022】次に、コネクタ9内に位置する第1の分岐
部30を形成する各管路の内径について、図2を参照し
つつ説明する。前述したように、第1の分岐部30は第
2の送気管路5bが接続管路10と加圧管路11とに分
岐して形成されるが、この場合、第2の送気管路5bの
内径Iと接続管路10の内径Aと加圧管路11の内径B
との間にはI2 =A2 +B2 なる関係がある。すなわ
ち、第1の分岐部30で出会う接続管路10と加圧管路
11と第2の送気管路5bの3つの管路においては、洗
浄液が流入される分岐部30の上流側に位置する第2の
送気管路5bの断面積が、この分岐部30で出会う下流
側に位置する接続管路10および加圧管路11の各断面
積の和に等しくなるように設定されている。したがっ
て、第2の送気管路5b側(上流側)から流れてくる洗
浄液は接続管路10および加圧管路11内を第2の送気
管路5b内の速度と同じ速度で流れることとなり、これ
ら3つの管路5b,10,11を均一に洗浄することが
できる。
【0023】次に、挿入部2内に位置する合流部34を
形成する各管路の内径について、図4を参照しつつ説明
する。この合流部34においては、第1の送水管路6a
の内径Jと第1の送気管路5aの内径Hと送気送水管路
22の内径Cとの間にC2 =J2 +H2 なる関係があ
る。すなわち、合流部34で出会う第1の送水管路6a
と第1の送気管路5aと送気送水管路22の3つの管路
においては、洗浄液が流入される合流部34の上流側に
位置する第1の送水管路6aおよび第1の送気管路5a
の各断面積の和がこの合流部34で出会う下流側に位置
する送気送水管路22の断面積に等しくなるように設定
されている。したがって、第1の送気管路5aおよび第
1の送水管路6aから流れてくる洗浄液の流速と同じ流
速で送気送水管路20にも洗浄液が流れ込むこととな
る。
【0024】一方、吸引管路17(17a,17b,1
7c)の洗浄は、図6に示すように、吸引シリンダ28
の開口部に蓋45をした状態で、鉗子挿入管路18から
第2の分岐部32を介して吸引管路17(17a,17
b,17c)内に洗浄液を注入することによって行な
う。この場合、図5に示すように、鉗子挿入管路18の
鉗子口19には図示しない洗浄機に接続する洗浄用チュ
ーブ42が接続される。
【0025】第2の分岐部32においては、第1の吸引
管路17aの内径Mと第2の吸引管路17bの内径Qと
鉗子挿入管路18の内径Nとの間にN2 =M2 +Q2
る関係がある。すなわち、第2の分岐部32で出会う第
1の吸引管路17aと第2の吸引管路17bと鉗子挿入
管路18の3つの管路においては、洗浄液が流入される
分岐部32の上流側に位置する鉗子挿入管路18の断面
積がこの分岐部32で出会う下流側に位置する第1の吸
引管路17aおよび第2の吸引管路17bの各断面積の
和に等しくなるように設定されている。したがって、鉗
子口19から注入された洗浄液は鉗子挿入管路18、第
1の吸引管路17a、第2の吸引管路17bの各管路内
をほぼ同じ流速で流れることとなる。また、このよう
に、鉗子挿入管路18から洗浄液を注入することによ
り、吸引シリンダー28から洗浄液を注入していた従来
の場合に比べて、洗浄液の流速及び吸引量を充分に確保
することができる。
【0026】また、第2の吸引管路17bと第3の吸引
管路17cとが接続する吸引シリンダー28内では、第
2の吸引管路17bの内径Qと第3の吸引管路17cの
内径Sと吸引シリンダー28の内径Rとの間にQ2 =R
2 =S2 なる関係があり、これによって、すべての吸引
管路17a,17b,17c内を同じ流速で洗浄液が流
れるようになっている。
【0027】なお、吸引管路17の洗浄を従来のように
吸引シリンダー28から洗浄液を注入することにより行
なう場合は、洗浄液がすべての吸引管路17a,17
b,17c内を同じ流速で流れるようにするために、各
吸引管路の内径をR2 =S2 +Q2 =S2 +M2 +N2
なる関係としなければならないが、第2の吸引管路を非
常に太く構成しなくてはならず、操作部3が大型化して
しまうデメリットを有する。したがって、本実施例のよ
うに鉗子口19から洗浄液を注入することは、操作部3
の大型化を防止できる点で有利であると言える。
【0028】内視鏡1の各管路5,6,17を以上説明
したように構成することで、各管路5,6,17にほぼ
同じ流速で洗浄液を流すことができるが、局所的に見れ
ば、図8の(a)に示すように管路56と管路58の継
ぎ目には凹部57があり、このような凹部57では洗浄
液(図中矢印は洗浄液の流れを示す。)が接触しにくく
洗浄に足りる所望の流速を得ることは難しい。以下、こ
のような局所部分における対応策を示す。
【0029】図7中、添字52は管路を形成するチュー
ブである。このチューブ52の先端部は、口金50の先
端のチューブ接続部50aに、この接続部50aのテー
パ面51に沿って押し広げられた状態で圧入されてい
る。また、チューブ52は、テーパ面51とほぼ同一も
しくはやや大きなテーパー角を有する押圧部材53のテ
ーパ面59によって押さえ付けられている。この場合、
押圧部材53は口金50と螺合するナット61によって
押し付けられた状態にあり、この状態で押圧部材53
は、そのテーパ面51と接続部50aのテーパ面51と
の間でチューブ52の先端部を挟圧して、口金50の内
孔とチューブ52の内孔とで形成される管路の水密性を
確保している。
【0030】上記構成では、口金50先端のチューブ接
続部50aのテーパ面51がチューブ接続部50aの先
端55まで形成されるとともに、押圧部材53のテーパ
面59がチューブ接続部50aの先端55とほぼ同位置
まで形成されてチューブ接続部50aの先端55まで確
実にチューブ52を押さえ付けている。また、押圧部材
53はチューブ52の広がりを防止して口金50の内径
とチューブ52の内径とを等しくする管状部53aを有
している。したがって、チューブ52と口金50との接
続部に図8の(b)に示すような凹部60が発生するこ
とはなく、管路内通路を完全に洗浄することができる。
【0031】前述したような凹部は例えば図11に示す
ような内視鏡の先端構成部のノズル接続部や、各部に設
けられたパイプの突き当て部に存在する。すなわち、内
視鏡89の先端部には先端構成部88が設けられている
が、この先端構成部88の本体83にはチューブ68と
本体83とを接続する接続パイプ69が接続されるとと
もにノズル7に外装されたノズル保護管66も接続され
ている。したがって、先端構成部本体83とこれら接続
パイプ69およびノズル保護管66との間には凹部7
8,79が存在する。無論、このような凹部78,79
では洗浄液が接触しにくく洗浄に足りる所望の流速を得
ることは難しい。以下、このような凹部78,79にお
ける対応策を示す。
【0032】図9中、添字7は前述したノズルであり、
このノズル7には絶縁性を確保するためのノズル保護管
66が外装されている。ノズル保護管66は内視鏡の先
端構成部本体83に嵌入されている。また、先端構成部
本体83には体壁との絶縁を目的とした先端カバー80
が固定されている。図中68は前述した第1の送気管路
5aを形成するチューブであり、このチューブ68には
チューブ68と先端構成部本体83とを接続するパイプ
69が接続されている。そして、このパイプ69にノズ
ル保護管66が突き当てられるように構成されている。
これによって、従来、ノズル保護管66と先端構成部本
体83、先端構成部本体83とパイプ69との間に形成
されていた2箇所の凹部78,79が1箇所に減少する
こととなる。しかし、残る1箇所の凹部もパイプ69の
端面とノズル保護管66の突き当て部の角度を合わせる
ことで無くすことが可能である。この場合、パイプ69
とノズル保護管66との継ぎ目が平滑となって洗浄性が
向上する。
【0033】ところで、一般に、金属や樹脂等の材料に
穴を開けると、穴の内端部には図11に示すようにドリ
ルの刃先の角度と同じテーパー部87が発生してしま
う。このような穴に前記パイプ69やノズル保護管66
等の管状部材を嵌装すると、このテーパー部87の部位
に結局前述した凹部78,79が発生してしまうことと
なる。以下、このようなテーパー部87における対応策
を図10を参照して示す。 図10に示すように、先端
構成部本体83にはドリルの刃先の角度で削られたテー
パー部87を有するノズル保護管嵌装用穴79と、同様
な構成のパイプ嵌装用穴77が設けられている。ノズル
保護管嵌装用穴79にはノズル7を外装したノズル保護
管76が嵌装されている。また、パイプ嵌装用穴77に
はチューブ68と接続するパイプ69が嵌装されてい
る。そして、ノズル保護管76の先端部はテーパー部8
7と同じ角度のテーパー角を有するテーパ部71となっ
ており、また、パイプ69の先端部もテーパー部87と
同じ角度のテーパー角を有するテーパ部72となってい
る。このように構成すれば、テーパー部87は接続管6
9,76のテーパ状の端部71,72によって相殺され
るため、凹部のない平滑な管路内面を形成することがで
きる。
【0034】以上の実施例では、一例として先端構成部
88の構成について記載したが、操作部3のシリンダ2
6,28やコネクタ9の管路接続構造にも適用可能であ
る。一方、吸引口23付近の管路構成は次のようになっ
ている。すなわち、先端構成部本体83には体壁との絶
縁を目的とした先端カバー80が固定されるとともに第
1の吸引管路17aを形成するチューブ85に接続され
たパイプ81が嵌装固定されている。このパイプ81は
先端カバー80の内端縁に設けられた段差部92の端面
に突き当てられた状態で接続している。
【0035】従来、図13に示すように、パイプ81と
先端構成部本体83、先端構成部本体83と先端カバー
80との間の2箇所に管路の継ぎ目である凹部90,9
1が生じていたが、図12に示す構成によれば、管路の
継ぎ目が1箇所になり、しかもパイプ81の端面と先端
カバー80の段差部の端面とを合わせているので継ぎ目
が平滑面に近い状態となり洗浄性が向上する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡
は、分岐点および合流点で出会う管路のうち洗浄液が流
入される上流側に位置する管路の断面積の和をその分岐
点および合流点で出会う洗浄液の下流側に位置する管路
の断面積の和と等しく設定したため、洗浄液が分岐点お
よび合流点を介して接続するすべての管路内をほぼ同じ
流速で流れることができる。したがって、前記各管路が
均一かつ確実に洗浄される。
【0037】また、洗浄が不完全な流速が遅くなる管路
を洗浄するために、すでに洗浄が完了している管路に洗
浄液を流し続けなければならないといった洗浄液の無駄
も生じず、短時間に完全な洗浄を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施異例を示す内視鏡の配管構成を
示す概略構成図である。
【図2】コネクタ内に形成された第1の分岐部の拡大図
である。
【図3】分岐部を有する送気送水シリンダの断面図であ
る。
【図4】合流部の拡大図である。
【図5】内視鏡の挿入部内に形成された第2の分岐部の
拡大図である。
【図6】吸引シリンダの断面図である。
【図7】好適に改良された管路接続部の第1の実施例を
示す断面図である。
【図8】従来の管路接続部の断面図である。
【図9】好適に改良された管路接続部の第2の実施例を
示す断面図である。
【図10】好適に改良された管路接続部の第3の実施例
を示す断面図である。
【図11】従来の管路接続部の断面図である。
【図12】好適に改良された管路接続部の第4の実施例
を示す断面図である。
【図13】従来の管路接続部の断面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡、5(5a,5b)…送気管路、6(6a,
6b)…送水管路、17(17a,17b,17c)…
吸引管路、30,32…分岐部、34…合流部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】今、シリンダ開口部40から第1の送気管
路5aに至るシリンダ26部位の内径をD、第1の送気
管路5aから第2の送気管路5bに至るシリンダ26部
位の内径をE、第1の送気管路5aの内径をHとした場
(以下、すべての管路において同じ。)、前記内径
D,E,Hは、D2 =E2 +H2 なる関係が成立するよ
うに形成されている。すなわち、分岐点41で出会うこ
れら3つの管路(シリンダ26の内径Dの部位、第1の
送気管路5a、シリンダ26の内径Eの部位)において
は、洗浄液が流入される分岐点41の上流側に位置する
シリンダ26の内径Dの部位の断面積が、この分岐点4
1で出会う下流側に位置する第1の送気管路5aおよび
シリンダ26の内径Eの部位の各断面積の和に等しくな
るように設定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹 宏行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 広谷 純 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中島 茂 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中西 信之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高村 幸治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路が複数に分岐しまたは複数の管路が
    合流する配管を有し、前記管路内に洗浄液を導入するこ
    とによってその管路内の通路を洗浄する内視鏡におい
    て、前記分岐点および合流点で出会う管路のうち洗浄液
    が流入される上流側に位置する管路の断面積の和をその
    分岐点および合流点で出会う洗浄液の下流側に位置する
    管路の断面積の和と等しく設定したことを特徴とする内
    視鏡。
JP4205722A 1992-07-31 1992-07-31 内視鏡 Withdrawn JPH0646990A (ja)

Priority Applications (2)

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JP4205722A JPH0646990A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 内視鏡
US08/099,825 US5408991A (en) 1992-07-31 1993-07-29 Endoscope system wherein cleaning solution flows at same speed in cleaning solution supply section and in all flow paths of internal conduits

Applications Claiming Priority (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014210015A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡管路切換装置と内視鏡管路切換装置を備える内視鏡と内視鏡管路切換装置の製造方法

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