JPH0646413A - コードレステレビ電話機 - Google Patents
コードレステレビ電話機Info
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- JPH0646413A JPH0646413A JP4195065A JP19506592A JPH0646413A JP H0646413 A JPH0646413 A JP H0646413A JP 4195065 A JP4195065 A JP 4195065A JP 19506592 A JP19506592 A JP 19506592A JP H0646413 A JPH0646413 A JP H0646413A
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- telephone
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ＴＶ電話機本体から離れた場所でも多機能の利
用を可能にして使い勝手を向上し、しかも現有機器の有
効利用が可能で使用者の出費を低減できるコードレスタ
イプのＴＶ電話機を提供する。 【構成】カラー動画像ＴＶ電話機の本体にＴＶ放送方式
を利用して画像及び音声を無線送信する手段と、無線通
信方式を利用してコードレス電話を実現する手段と、小
型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等の撮像手段を
固定し、本体と電気的に接続する手段とを設け、その本
体とＴＶ放送受像機とコードレス電話のハンドセット等
と小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等とを用い
てコードレスタイプのＴＶ電話機を構成する。
用を可能にして使い勝手を向上し、しかも現有機器の有
効利用が可能で使用者の出費を低減できるコードレスタ
イプのＴＶ電話機を提供する。 【構成】カラー動画像ＴＶ電話機の本体にＴＶ放送方式
を利用して画像及び音声を無線送信する手段と、無線通
信方式を利用してコードレス電話を実現する手段と、小
型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等の撮像手段を
固定し、本体と電気的に接続する手段とを設け、その本
体とＴＶ放送受像機とコードレス電話のハンドセット等
と小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等とを用い
てコードレスタイプのＴＶ電話機を構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像又は音声の入出力
部と本体とが分離可能なコードレスタイプのテレビ（Ｔ
Ｖ）電話機に関する。
部と本体とが分離可能なコードレスタイプのテレビ（Ｔ
Ｖ）電話機に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近のカラー動画像ＴＶ電話機はコンパ
クトになり、画像入出力部や画像符号化部等を一体化し
た卓上型ＴＶ電話機が実用になっている。さらにＴＶ電
話機能に加えて、ＴＶ放送の受像やファクシミリとの兼
用が可能な多機能型ＴＶ電話機が提案されている。その
一例として、特開平2−39693号公報に開示された多機能
型ＴＶ電話機の概略を図５に示す。
クトになり、画像入出力部や画像符号化部等を一体化し
た卓上型ＴＶ電話機が実用になっている。さらにＴＶ電
話機能に加えて、ＴＶ放送の受像やファクシミリとの兼
用が可能な多機能型ＴＶ電話機が提案されている。その
一例として、特開平2−39693号公報に開示された多機能
型ＴＶ電話機の概略を図５に示す。
【０００３】この多機能型ＴＶ電話機は、ＴＶカメラ７
１，ブラウン管７２，ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）
７３，ビデオフロッピードライブ７４，ファクシミリ装
置７５，スピーカ７６等を一体化した本体７０に、ハン
ドセット７７，キーボード７８，マウス７９を接続した
ものである。情報の入出力は一般電話回線８１のほか、
各種ＴＶアンテナ８２，８３，ＣＡＴＶ８４，外部カメ
ラ８５入力により行われる。本体７０には、静止画ＴＶ
電話機能，ＴＶ放送受像機能，ファクシミリ機能，外部
カメラモニタ機能，録画再生機能等の複数の機能が備え
られており、使用者が状況に応じて各機能を使い分ける
ようになっている。
１，ブラウン管７２，ＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）
７３，ビデオフロッピードライブ７４，ファクシミリ装
置７５，スピーカ７６等を一体化した本体７０に、ハン
ドセット７７，キーボード７８，マウス７９を接続した
ものである。情報の入出力は一般電話回線８１のほか、
各種ＴＶアンテナ８２，８３，ＣＡＴＶ８４，外部カメ
ラ８５入力により行われる。本体７０には、静止画ＴＶ
電話機能，ＴＶ放送受像機能，ファクシミリ機能，外部
カメラモニタ機能，録画再生機能等の複数の機能が備え
られており、使用者が状況に応じて各機能を使い分ける
ようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、１台で複数の機能を使い分けるためにすべての部
品を本体に集約することになり、異なる機能をそれぞれ
本体から離れた場所で同時に使用することは不可能であ
る。また、ある機能については現有機器の利用が可能な
場合であっても、その機能をも重複して一体化した装置
を導入することにより、現有機器の有効活用ができず、
使用者に余分な出費を強いることになる。
では、１台で複数の機能を使い分けるためにすべての部
品を本体に集約することになり、異なる機能をそれぞれ
本体から離れた場所で同時に使用することは不可能であ
る。また、ある機能については現有機器の利用が可能な
場合であっても、その機能をも重複して一体化した装置
を導入することにより、現有機器の有効活用ができず、
使用者に余分な出費を強いることになる。
【０００５】本発明の目的は、ＴＶ電話機本体から離れ
た場所でも多機能の利用を可能にして使い勝手を向上
し、しかも現有機器の有効利用が可能で使用者の出費を
低減できるコードレスタイプのＴＶ電話機を提供するこ
とにある。
た場所でも多機能の利用を可能にして使い勝手を向上
し、しかも現有機器の有効利用が可能で使用者の出費を
低減できるコードレスタイプのＴＶ電話機を提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、カラー動画像ＴＶ電話機の本体にＴＶ
放送方式を利用して画像及び音声を無線送信する手段
と、無線通信方式を利用してコードレス電話を実現する
手段と、小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等の
撮像手段を固定し、本体と電気的に接続する手段とを設
け、その本体とＴＶ放送受像機とコードレス電話のハン
ドセット等と小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ
等とを用いてコードレスタイプのＴＶ電話機を構成す
る。
に、本発明では、カラー動画像ＴＶ電話機の本体にＴＶ
放送方式を利用して画像及び音声を無線送信する手段
と、無線通信方式を利用してコードレス電話を実現する
手段と、小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等の
撮像手段を固定し、本体と電気的に接続する手段とを設
け、その本体とＴＶ放送受像機とコードレス電話のハン
ドセット等と小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ
等とを用いてコードレスタイプのＴＶ電話機を構成す
る。
【０００７】
【作用】カラー動画像ＴＶ電話機の本体に設けた画像及
び音声を無線送信する手段は、ＴＶ電話相手の画像，音
声、及び自カメラの画像等をＴＶ放送方式に変換し、空
きチャンネル等を利用してＴＶ放送受像機に送出する。
コードレス電話を実現する手段は、ＴＶ電話の送話及び
受話を無線方式でコードレス電話のハンドセット等と送
受する。小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲを固
定接続する手段は、これらのカメラでＴＶ電話の自画像
を撮影し、ＴＶ電話機本体に送出する働きをする。これ
らの作用により、ＴＶ電話機本体から離れた場所でも、
ＴＶ放送受像機やコードレス電話のハンドセット等を用
いてＴＶ電話の利用が可能になる。
び音声を無線送信する手段は、ＴＶ電話相手の画像，音
声、及び自カメラの画像等をＴＶ放送方式に変換し、空
きチャンネル等を利用してＴＶ放送受像機に送出する。
コードレス電話を実現する手段は、ＴＶ電話の送話及び
受話を無線方式でコードレス電話のハンドセット等と送
受する。小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲを固
定接続する手段は、これらのカメラでＴＶ電話の自画像
を撮影し、ＴＶ電話機本体に送出する働きをする。これ
らの作用により、ＴＶ電話機本体から離れた場所でも、
ＴＶ放送受像機やコードレス電話のハンドセット等を用
いてＴＶ電話の利用が可能になる。
【０００８】
【実施例】図１は、本発明の一実施例であるコードレス
ＴＶ電話機の構成を示す概略図である。この実施例は、
コードレスＴＶ電話機本体（親機）１と、小型液晶ＴＶ
受像機２と、会話用ハンドセット３と、カメラ一体型Ｖ
ＴＲ４とを組合わせて使用するように構成したものであ
る。
ＴＶ電話機の構成を示す概略図である。この実施例は、
コードレスＴＶ電話機本体（親機）１と、小型液晶ＴＶ
受像機２と、会話用ハンドセット３と、カメラ一体型Ｖ
ＴＲ４とを組合わせて使用するように構成したものであ
る。
【０００９】ＴＶ電話機本体１は、カラー動画像と音声
とをディジタル符号化してＩＳＤＮ等の通信回線により
相手と交信する機能を備えたものである。図１には明示
していないが、本体１には、ＴＶ電話の画像及び音声を
ＴＶ放送方式に変換して微弱型もしくは小電力型の電波
で送信する機能と、ＴＶ電話の会話音声を一般のコード
レス電話と同様の無線通信方式で送受する機能も備えて
ある。本体１の上部には、小型ビデオカメラ又はカメラ
一体型ＶＴＲを固定する手段として小型の電動雲台５を
設けてある。なお、図１の実施例では親機だけでもＴＶ
電話として使用できるように、小型カメラ１１，表示画
面１２，操作ボタン１３等を設けているが、これらを省
略してもよい。
とをディジタル符号化してＩＳＤＮ等の通信回線により
相手と交信する機能を備えたものである。図１には明示
していないが、本体１には、ＴＶ電話の画像及び音声を
ＴＶ放送方式に変換して微弱型もしくは小電力型の電波
で送信する機能と、ＴＶ電話の会話音声を一般のコード
レス電話と同様の無線通信方式で送受する機能も備えて
ある。本体１の上部には、小型ビデオカメラ又はカメラ
一体型ＶＴＲを固定する手段として小型の電動雲台５を
設けてある。なお、図１の実施例では親機だけでもＴＶ
電話として使用できるように、小型カメラ１１，表示画
面１２，操作ボタン１３等を設けているが、これらを省
略してもよい。
【００１０】小型液晶ＴＶ受像機２は、ＴＶ放送を受信
して液晶表示素子の画面２１に表示する携帯型のもので
ある。このＴＶ受像機２をＴＶ電話として使用する場合
には、ＴＶ電話機本体１からＴＶ放送の空きチャンネル
等を利用して送られるＴＶ電話の画像及び音声を受信す
る。携帯型の利点としてどこへでも持ち運んで利用する
ことができるので、ＴＶ電話機本体１から離れた場所で
も、電波が届く範囲であれば自由に移動して使用するこ
とができる。
して液晶表示素子の画面２１に表示する携帯型のもので
ある。このＴＶ受像機２をＴＶ電話として使用する場合
には、ＴＶ電話機本体１からＴＶ放送の空きチャンネル
等を利用して送られるＴＶ電話の画像及び音声を受信す
る。携帯型の利点としてどこへでも持ち運んで利用する
ことができるので、ＴＶ電話機本体１から離れた場所で
も、電波が届く範囲であれば自由に移動して使用するこ
とができる。
【００１１】会話用ハンドセット３は、受話器３１，送
話器３２，操作ボタン３３等がついており、電波により
ＴＶ電話機本体１と音声の送受を行うものである。一般
のコードレス電話と同様に、ＴＶ電話機本体１から離れ
た場所でもテレビ電話の音声会話に使用することができ
る。また、図１には明示していないが、このハンドセッ
ト３には、コードレステレビ電話機の画像，音声，その
他の操作を無線方式で遠隔制御する機能も備えてある。
話器３２，操作ボタン３３等がついており、電波により
ＴＶ電話機本体１と音声の送受を行うものである。一般
のコードレス電話と同様に、ＴＶ電話機本体１から離れ
た場所でもテレビ電話の音声会話に使用することができ
る。また、図１には明示していないが、このハンドセッ
ト３には、コードレステレビ電話機の画像，音声，その
他の操作を無線方式で遠隔制御する機能も備えてある。
【００１２】カメラ一体型ＶＴＲ４は、ビデオカメラ４
１，カセット式ＶＴＲ４２，収音マイク４３等を一体化
し、オートフォーカス，オートアイリス，ズーム機能等
を備えたものである。このカメラ一体型ＶＴＲ４を電動
雲台５に固定し、ＴＶ電話機本体１と電気的に接続して
使用する。接続のためには、画像，音声，その他制御に
各々専用の信号線を用いるのが一般的であるが、カメラ
一体型ＶＴＲ４と電動雲台５の結合部分にそれぞれ専用
のコネクタを設けて、物理的接続と同時に電気的にも接
続するように構成してもよい。接続後は電動雲台５の動
きによりカメラ一体型ＶＴＲ４を上下左右に傾け、カメ
ラの撮像方向を変えることができる。また、撮像方向が
変わっても、被写体に対してオートフォーカス，オート
アイリス機能が働き、適切な画像が得られる。
１，カセット式ＶＴＲ４２，収音マイク４３等を一体化
し、オートフォーカス，オートアイリス，ズーム機能等
を備えたものである。このカメラ一体型ＶＴＲ４を電動
雲台５に固定し、ＴＶ電話機本体１と電気的に接続して
使用する。接続のためには、画像，音声，その他制御に
各々専用の信号線を用いるのが一般的であるが、カメラ
一体型ＶＴＲ４と電動雲台５の結合部分にそれぞれ専用
のコネクタを設けて、物理的接続と同時に電気的にも接
続するように構成してもよい。接続後は電動雲台５の動
きによりカメラ一体型ＶＴＲ４を上下左右に傾け、カメ
ラの撮像方向を変えることができる。また、撮像方向が
変わっても、被写体に対してオートフォーカス，オート
アイリス機能が働き、適切な画像が得られる。
【００１３】図２は、図１の実施例の機能ブロック図で
ある。図中、矢印付き実線は画像や音声等のデータの流
れを示し、矢印付き点線は本発明に特有の制御を示す。
ＴＶ電話機本体１には、通信インタフェース６１，ＴＶ
無線部６４，音声無線部６５，画像符号部６６，音声符
号部６７、及びそれらを制御する制御部６０を設けてあ
る。小型液晶ＴＶ受像機２及び会話用ハンドセット３
は、各々アンテナ６２，６３を介してＴＶ電話機本体１
と無線で結ばれている。
ある。図中、矢印付き実線は画像や音声等のデータの流
れを示し、矢印付き点線は本発明に特有の制御を示す。
ＴＶ電話機本体１には、通信インタフェース６１，ＴＶ
無線部６４，音声無線部６５，画像符号部６６，音声符
号部６７、及びそれらを制御する制御部６０を設けてあ
る。小型液晶ＴＶ受像機２及び会話用ハンドセット３
は、各々アンテナ６２，６３を介してＴＶ電話機本体１
と無線で結ばれている。
【００１４】ここで、図１の実施例の使用方法と各機能
ブロックの作用を簡単に説明する。
ブロックの作用を簡単に説明する。
【００１５】まず、ハンドセット３を操作して起動信号
を発射する。予め待ち受け状態にセットしておいた音声
無線部６５がその信号を受信すると、制御部６０に伝わ
り、本体各部及びカメラ一体型ＶＴＲ４が起動する。こ
のとき、カメラ一体型ＶＴＲ４で撮像した画像は、画像
符号部６６を経由してＴＶ無線部６４へ送られ、ＴＶ放
送の空きチャンネル等を利用して小型液晶ＴＶ受像機２
で受信することができる。また、ハンドセット３から音
声無線部６５と制御部６０とを介して電動雲台５を遠隔
操作し、カメラの撮像方向とフォーカス，ズーム等の光
学系を調節することができる。これにより、ＴＶ電話機
本体１から離れた場所でも、電波が届く範囲内で、しか
もカメラの撮影範囲内にいれば、ＴＶ受像機２の表示画
像を見ながら撮像方向と光学系とを最適に調節すること
ができる。
を発射する。予め待ち受け状態にセットしておいた音声
無線部６５がその信号を受信すると、制御部６０に伝わ
り、本体各部及びカメラ一体型ＶＴＲ４が起動する。こ
のとき、カメラ一体型ＶＴＲ４で撮像した画像は、画像
符号部６６を経由してＴＶ無線部６４へ送られ、ＴＶ放
送の空きチャンネル等を利用して小型液晶ＴＶ受像機２
で受信することができる。また、ハンドセット３から音
声無線部６５と制御部６０とを介して電動雲台５を遠隔
操作し、カメラの撮像方向とフォーカス，ズーム等の光
学系を調節することができる。これにより、ＴＶ電話機
本体１から離れた場所でも、電波が届く範囲内で、しか
もカメラの撮影範囲内にいれば、ＴＶ受像機２の表示画
像を見ながら撮像方向と光学系とを最適に調節すること
ができる。
【００１６】次に、ハンドセット３から相手番号を送信
すると、音声無線部６５と制御部６０とを介して通信イ
ンタフェース６１が働き、ＩＳＤＮ等の通信回線により
相手のＴＶ電話機と接続する。このとき、画像データは
画像符号部６６で、音声データは音声符号部６７で各々
符号化及び復号化が行われ、通信インタフェース６１を
介して相手と交信できるようになる。例えば、相手画像
は画像符号部６６で復号化されてＴＶ無線部６４へ送ら
れ、ＴＶ放送方式の電波に乗って小型液晶ＴＶ受像機２
に受信される。一方、自画像は画像符号部６６で符号化
され、音声符号部６７で符号化した送話音声符号と共に
通信インタフェース６１から伝送される。
すると、音声無線部６５と制御部６０とを介して通信イ
ンタフェース６１が働き、ＩＳＤＮ等の通信回線により
相手のＴＶ電話機と接続する。このとき、画像データは
画像符号部６６で、音声データは音声符号部６７で各々
符号化及び復号化が行われ、通信インタフェース６１を
介して相手と交信できるようになる。例えば、相手画像
は画像符号部６６で復号化されてＴＶ無線部６４へ送ら
れ、ＴＶ放送方式の電波に乗って小型液晶ＴＶ受像機２
に受信される。一方、自画像は画像符号部６６で符号化
され、音声符号部６７で符号化した送話音声符号と共に
通信インタフェース６１から伝送される。
【００１７】本実施例では、ハンドセット３からの遠隔
制御により、相手との会話形態について２通りの方法を
選ぶことができる。
制御により、相手との会話形態について２通りの方法を
選ぶことができる。
【００１８】第１の方法は、ハンドセット３で送受話音
声を無線送受して相手と会話する方法である。この場
合、音声データは音声無線部６５と音声符号部６７との
間を流れる。ハンドセット３を使用するため、音響エコ
ーやハウリングを気にすることなく会話できるという利
点がある。
声を無線送受して相手と会話する方法である。この場
合、音声データは音声無線部６５と音声符号部６７との
間を流れる。ハンドセット３を使用するため、音響エコ
ーやハウリングを気にすることなく会話できるという利
点がある。
【００１９】第２の方法は、カメラ一体型ＶＴＲ４の収
音マイク４３を用いて自音声を送話し、相手音声をＴＶ
放送方式の電波に乗せて小型液晶ＴＶ受像機２で受話す
る方法である。この場合、送話音声データはカメラ一体
型ＶＴＲ４から音声符号部６７へ、受話音声データは音
声符号部６７からＴＶ無線部６４へ送られる。この方法
では、フリーハンドで会話ができ、相手音声が相手画像
とほぼ同じ場所から聞こえることからより自然な会話が
できるという利点がある。機器配置や音量によっては音
響エコーやハウリングを生じる可能性もあるが、小型液
晶ＴＶ受像機２からイヤホンを使って受話する方法等に
より回避することができる。
音マイク４３を用いて自音声を送話し、相手音声をＴＶ
放送方式の電波に乗せて小型液晶ＴＶ受像機２で受話す
る方法である。この場合、送話音声データはカメラ一体
型ＶＴＲ４から音声符号部６７へ、受話音声データは音
声符号部６７からＴＶ無線部６４へ送られる。この方法
では、フリーハンドで会話ができ、相手音声が相手画像
とほぼ同じ場所から聞こえることからより自然な会話が
できるという利点がある。機器配置や音量によっては音
響エコーやハウリングを生じる可能性もあるが、小型液
晶ＴＶ受像機２からイヤホンを使って受話する方法等に
より回避することができる。
【００２０】このように図１の実施例によれば、ＴＶ電
話機本体１から離れた場所からでもＴＶ電話機能を利用
することができ、しかも画像，音声，その他の操作を無
線方式で遠隔制御することができるので、使い勝手が著
しく向上する。ＴＶ電話として使用しない場合には、小
型液晶ＴＶ受像機２やカメラ一体型ＶＴＲ４をそれぞれ
個別に使用することができ、本体１から離れた場所で同
時に複数機能の利用が可能になる。また、コードレステ
レビ電話機を新規導入する場合、現有機器の有効利用が
可能なため、ＴＶ電話機本体１だけを購入すればよく、
利用者の出費を低減できるメリットがある。
話機本体１から離れた場所からでもＴＶ電話機能を利用
することができ、しかも画像，音声，その他の操作を無
線方式で遠隔制御することができるので、使い勝手が著
しく向上する。ＴＶ電話として使用しない場合には、小
型液晶ＴＶ受像機２やカメラ一体型ＶＴＲ４をそれぞれ
個別に使用することができ、本体１から離れた場所で同
時に複数機能の利用が可能になる。また、コードレステ
レビ電話機を新規導入する場合、現有機器の有効利用が
可能なため、ＴＶ電話機本体１だけを購入すればよく、
利用者の出費を低減できるメリットがある。
【００２１】なお、図１の実施例におけるカメラ一体型
ＶＴＲ４が、赤外線方式の遠隔制御機能を内蔵している
場合は、ハンドセット３に赤外線方式の遠隔制御手段を
設けることにより、図２に示すように、赤外線４４によ
りカメラ一体型ＶＴＲ４を直接制御するように本発明を
実施することも可能である。代案として、赤外線方式の
遠隔制御手段をハンドセット３に設ける代わりにＴＶ電
話機本体１に設けて、ハンドセット３から無線方式で送
られた遠隔制御信号をＴＶ電話機本体１で赤外線信号に
変換し、カメラ一体型ＶＴＲ４を制御するように構成し
てもよい。
ＶＴＲ４が、赤外線方式の遠隔制御機能を内蔵している
場合は、ハンドセット３に赤外線方式の遠隔制御手段を
設けることにより、図２に示すように、赤外線４４によ
りカメラ一体型ＶＴＲ４を直接制御するように本発明を
実施することも可能である。代案として、赤外線方式の
遠隔制御手段をハンドセット３に設ける代わりにＴＶ電
話機本体１に設けて、ハンドセット３から無線方式で送
られた遠隔制御信号をＴＶ電話機本体１で赤外線信号に
変換し、カメラ一体型ＶＴＲ４を制御するように構成し
てもよい。
【００２２】図３は、本発明の一実施例であるコードレ
スＴＶ電話機用ハンドセットの正面図である。このハン
ドセット３は、受話器３１と送話器３２、及び送受話音
声を無線送受する手段と、コードレスＴＶ電話機を無線
方式で遠隔制御する手段とを設けたものである。特に本
実施例では、モード切り替えボタン３４で会話モードと
制御モードとを切り替えるようになっている。
スＴＶ電話機用ハンドセットの正面図である。このハン
ドセット３は、受話器３１と送話器３２、及び送受話音
声を無線送受する手段と、コードレスＴＶ電話機を無線
方式で遠隔制御する手段とを設けたものである。特に本
実施例では、モード切り替えボタン３４で会話モードと
制御モードとを切り替えるようになっている。
【００２３】図３（ａ）は、会話モードにおける操作ボ
タン３３の配置の典型例を示したものである。会話モー
ドでは、電話番号等の操作が容易なボタン配置になって
おり、相手のＴＶ電話機と接続すると、受話器３１と送
話器３２を通して会話ができるようになる。会話開始後
も、例えば、番号ボタンを操作することにより、カメラ
の撮像方向やズームなどの調節を行うことができる。一
方、図３（ｂ）は制御モードにおけるボタン配置の典型
例を示したもので、コードレスＴＶ電話の画像，音声，
その他の操作を遠隔制御するときに使用する。制御モー
ドでは、カメラの撮像方向やフォーカス，ズームなどの
光学系の調節のほか、ＴＶ受像機の受信チャンネルやＶ
ＴＲの再生等を遠隔制御できる。また、使用者の設定に
より、モード切り替えボタン３４に連動して、このハン
ドセット３を用いずに相手と会話する方法に切り替える
こともできる。
タン３３の配置の典型例を示したものである。会話モー
ドでは、電話番号等の操作が容易なボタン配置になって
おり、相手のＴＶ電話機と接続すると、受話器３１と送
話器３２を通して会話ができるようになる。会話開始後
も、例えば、番号ボタンを操作することにより、カメラ
の撮像方向やズームなどの調節を行うことができる。一
方、図３（ｂ）は制御モードにおけるボタン配置の典型
例を示したもので、コードレスＴＶ電話の画像，音声，
その他の操作を遠隔制御するときに使用する。制御モー
ドでは、カメラの撮像方向やフォーカス，ズームなどの
光学系の調節のほか、ＴＶ受像機の受信チャンネルやＶ
ＴＲの再生等を遠隔制御できる。また、使用者の設定に
より、モード切り替えボタン３４に連動して、このハン
ドセット３を用いずに相手と会話する方法に切り替える
こともできる。
【００２４】なお、図３には明示していないが、電源起
動やその他の制御ボタンを別に設けてもよく、操作ボタ
ン３３を必ずしも図示のような配置にする必要はない。
また、会話モードと制御モードのいずれの場合も、ハン
ドセット３から発信した電波もしくは赤外線の信号によ
り、カメラの撮像方向及び光学系の調節を常に自動的に
行うように構成することもできる。これにより、使用者
が特に意識しなくとも、ハンドセット３の所在に追随し
て常に最適な使用環境を保つことができる。
動やその他の制御ボタンを別に設けてもよく、操作ボタ
ン３３を必ずしも図示のような配置にする必要はない。
また、会話モードと制御モードのいずれの場合も、ハン
ドセット３から発信した電波もしくは赤外線の信号によ
り、カメラの撮像方向及び光学系の調節を常に自動的に
行うように構成することもできる。これにより、使用者
が特に意識しなくとも、ハンドセット３の所在に追随し
て常に最適な使用環境を保つことができる。
【００２５】図４は、本発明の他の実施例であるコード
レスＴＶ電話機の配置の斜視図である。この実施例は、
コードレスＴＶ電話機本体（親機）１，据置き型ＴＶ受
像機２０，会話用ハンドセット３、及びビデオカメラ４
０を組合わせて使用するように構成したものである。
レスＴＶ電話機の配置の斜視図である。この実施例は、
コードレスＴＶ電話機本体（親機）１，据置き型ＴＶ受
像機２０，会話用ハンドセット３、及びビデオカメラ４
０を組合わせて使用するように構成したものである。
【００２６】本実施例のコードレスＴＶ電話機の機能及
び作用は、図１の実施例とほぼ同様である。本実施例の
特徴は、従来の据置き型ＴＶ受像機２０を用いてコード
レスＴＶ電話機が利用できることである。ＴＶ電話機本
体１とＴＶ放送方式の電波で結ぶことができるので結線
等の手間がかからず、また、図のように互いに離して配
置することができる利点がある。ビデオカメラ４０はＴ
Ｖ受像機２０の上に設置してあるが、自画像を撮影でき
ればどこに配置してもよく、市販の電動雲台を用いれば
撮像方向を変えることができる。
び作用は、図１の実施例とほぼ同様である。本実施例の
特徴は、従来の据置き型ＴＶ受像機２０を用いてコード
レスＴＶ電話機が利用できることである。ＴＶ電話機本
体１とＴＶ放送方式の電波で結ぶことができるので結線
等の手間がかからず、また、図のように互いに離して配
置することができる利点がある。ビデオカメラ４０はＴ
Ｖ受像機２０の上に設置してあるが、自画像を撮影でき
ればどこに配置してもよく、市販の電動雲台を用いれば
撮像方向を変えることができる。
【００２７】以上、本発明の実施例について、ＩＳＤＮ
等のディジタル回線に接続する例を示したが、公衆網や
私設網を問わず、アナログ回線を用いるＴＶ電話でも同
じである。また、撮像手段としてカメラ一体型ＶＴＲを
用いる場合、例えば自画像を伝送するほか、ＶＴＲの再
生映像を手軽に伝送できるというメリットもある。な
お、制御ボタンによる遠隔制御の代わりに、音声認識技
術を用いることにより音声による遠隔制御が可能なこと
も容易に類推できる。
等のディジタル回線に接続する例を示したが、公衆網や
私設網を問わず、アナログ回線を用いるＴＶ電話でも同
じである。また、撮像手段としてカメラ一体型ＶＴＲを
用いる場合、例えば自画像を伝送するほか、ＶＴＲの再
生映像を手軽に伝送できるというメリットもある。な
お、制御ボタンによる遠隔制御の代わりに、音声認識技
術を用いることにより音声による遠隔制御が可能なこと
も容易に類推できる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、ＴＶ電話機本体から離
れた場所でも、ＴＶ放送受像機やコードレス方式のハン
ドセット及びカメラ一体型ＶＴＲ等を用いてＴＶ電話機
能が利用でき、それらの機器をそれぞれ別個に使用する
ことにより多機能の利用が可能になるので使い勝手が向
上し、現有機器の有効利用が可能である。
れた場所でも、ＴＶ放送受像機やコードレス方式のハン
ドセット及びカメラ一体型ＶＴＲ等を用いてＴＶ電話機
能が利用でき、それらの機器をそれぞれ別個に使用する
ことにより多機能の利用が可能になるので使い勝手が向
上し、現有機器の有効利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例であるコードレスＴＶ電話機
の構成を示す斜視図。
の構成を示す斜視図。
【図２】図１の実施例の機能ブロック図。
【図３】本発明の一実施例であるコードレスＴＶ電話機
用ハンドセットの正面図。
用ハンドセットの正面図。
【図４】本発明の他の実施例であるコードレスＴＶ電話
の配置の斜視図。
の配置の斜視図。
【図５】従来の多機能型ＴＶ電話機の説明図。
１…ＴＶ電話機本体、２…小型液晶ＴＶ受像機、３…会
話用ハンドセット、４…カメラ一体型ＶＴＲ、５…電動
雲台。
話用ハンドセット、４…カメラ一体型ＶＴＲ、５…電動
雲台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 5/232 Ａ
Claims (10)
- 【請求項１】通信回線を介して画像及び音声を送受する
機能を有するテレビ電話機本体に、テレビ放送方式を利
用して画像及び音声を無線送信する手段と、無線通信方
式を利用してコードレス電話を実現する手段と、小型ビ
デオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等の撮像手段を固定
する手段とを各々設けてなることを特徴とするコードレ
ステレビ電話機。 - 【請求項２】請求項１において、テレビ放送の空きチャ
ンネルを利用して相手画像，自画像，相手音声等を送信
し、テレビ電話機本体とは別個のテレビ受像機に受信し
て使用するコードレステレビ電話機。 - 【請求項３】請求項１において、送受話器と送受話音声
を無線送受する手段とを備えたハンドセットないしコー
ドレス電話機の子機を用いて、相手音声及び自音声を無
線送受信して使用するコードレステレビ電話機。 - 【請求項４】請求項１において、テレビ電話機本体とは
別個の小型ビデオカメラ又はカメラ一体型ＶＴＲ等の撮
像手段をテレビ電話機本体に固定し、それらを電気的に
接続して使用するコードレステレビ電話機。 - 【請求項５】請求項２において、前記テレビ受像機が液
晶表示素子を備えているコードレステレビ電話機。 - 【請求項６】テレビ電話機本体に固定又は一体化した撮
像手段が、遠隔操作によりその撮像方向を上下左右に変
えられるように構成してなることを特徴とするコードレ
ステレビ電話機。 - 【請求項７】請求項６において、前記撮像手段が、遠隔
操作によりフォーカス，ズームの光学系を調節できるよ
うに構成してなるコードレステレビ電話機。 - 【請求項８】テレビ電話機本体に、テレビ電話機の画
像，音声，その他の操作を無線方式で遠隔制御する機能
を備えたことを特徴とするコードレステレビ電話機。 - 【請求項９】請求項６，７または８において、テレビ電
話機のハンドセットが発信する信号を受けて、前記撮像
手段の撮像方向及び光学系をハンドセットの所在に追随
して最適に調節するコードレステレビ電話機。 - 【請求項１０】送受話器と送受話音声を無線送受する手
段とを備えたハンドセットが、テレビ電話機の画像，音
声，その他の操作を無線方式で遠隔制御する機能を備え
たことを特徴とするコードレステレビ電話機用ハンドセ
ット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4195065A JPH0646413A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | コードレステレビ電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4195065A JPH0646413A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | コードレステレビ電話機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646413A true JPH0646413A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16334976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4195065A Pending JPH0646413A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | コードレステレビ電話機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646413A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2743684A1 (fr) * | 1996-01-16 | 1997-07-18 | Buchner Georges | Appareil de telecommunication sonore et visuelle, tel qu'un systeme de visiophonie |
| WO1998051079A1 (de) * | 1997-05-05 | 1998-11-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Videotelefonie mit einem empfänger für digitale tv-signale |
| US6775361B1 (en) | 1998-05-01 | 2004-08-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording/playback apparatus with telephone and its control method, video camera with telephone and its control method, image communication apparatus, and storage medium |
| DE19523325B4 (de) * | 1994-07-05 | 2006-10-05 | France Telecom | Audiovisuelles Telekommunikationsterminal des Bildtelefontyps |
| US7436427B2 (en) * | 2003-12-11 | 2008-10-14 | Logitech Europe S.A. | Integrated camera stand with wireless audio conversion and battery charging |
| US7933556B2 (en) * | 2002-12-19 | 2011-04-26 | Vtech Telecommunications Limited | Remote video access capability for a wireless video monitoring/cordless phone system |
| JP2014060769A (ja) * | 2013-11-06 | 2014-04-03 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 情報処理装置 |
| US8811418B2 (en) | 2010-08-18 | 2014-08-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP4195065A patent/JPH0646413A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19523325B4 (de) * | 1994-07-05 | 2006-10-05 | France Telecom | Audiovisuelles Telekommunikationsterminal des Bildtelefontyps |
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| EP0785685A3 (fr) * | 1996-01-16 | 1998-04-15 | France Telecom | Appareil de télécommunication sonore et visuelle, tel qu'un système de visiophonie |
| WO1998051079A1 (de) * | 1997-05-05 | 1998-11-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Videotelefonie mit einem empfänger für digitale tv-signale |
| US6775361B1 (en) | 1998-05-01 | 2004-08-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording/playback apparatus with telephone and its control method, video camera with telephone and its control method, image communication apparatus, and storage medium |
| US7317475B2 (en) | 1998-05-01 | 2008-01-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording/playback apparatus with telephone and its control method, video camera with telephone and its control method, image communication apparatus, and storage medium |
| US7933556B2 (en) * | 2002-12-19 | 2011-04-26 | Vtech Telecommunications Limited | Remote video access capability for a wireless video monitoring/cordless phone system |
| US7436427B2 (en) * | 2003-12-11 | 2008-10-14 | Logitech Europe S.A. | Integrated camera stand with wireless audio conversion and battery charging |
| US8811418B2 (en) | 2010-08-18 | 2014-08-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium |
| JP2014060769A (ja) * | 2013-11-06 | 2014-04-03 | Hitachi Consumer Electronics Co Ltd | 情報処理装置 |
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