JPH0646400Y2 - シートバックのトリムカバー - Google Patents
シートバックのトリムカバーInfo
- Publication number
- JPH0646400Y2 JPH0646400Y2 JP9302588U JP9302588U JPH0646400Y2 JP H0646400 Y2 JPH0646400 Y2 JP H0646400Y2 JP 9302588 U JP9302588 U JP 9302588U JP 9302588 U JP9302588 U JP 9302588U JP H0646400 Y2 JPH0646400 Y2 JP H0646400Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- seat back
- main part
- seat
- trim cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、乗降頻度の高い車両における運転車シート
の改良に関する。
の改良に関する。
（従来の技術） 従来、シートのトリムカバーはシートバックのメイン部
表皮及びメイン部裏皮とをシートバック側面のマチ部表
皮と共に、一体に縫合したり、又は、ウエルダーによっ
て結合するものが一般的であり、さらに車両用シートの
緩衝材を被うトリムカバーを構成する各表層片の縫い合
わせ部に伸縮自在な弾性体を縫い合わせてなるもの（実
開昭59−101900号）が提案されている。
表皮及びメイン部裏皮とをシートバック側面のマチ部表
皮と共に、一体に縫合したり、又は、ウエルダーによっ
て結合するものが一般的であり、さらに車両用シートの
緩衝材を被うトリムカバーを構成する各表層片の縫い合
わせ部に伸縮自在な弾性体を縫い合わせてなるもの（実
開昭59−101900号）が提案されている。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のものにおいて、シートバック
のメイン部表皮及びメイン部裏皮とをシートバック側面
のマチ部表皮と共に、一体に縫合したり、又は、ウエル
ダーによって結合するものの場合、特に乗降頻度の高い
車両においては、乗車時において、乗員シートを構成す
るシートバックのメイン部表皮を擦りながら着座するこ
とによって、上記メイン部表皮が横方向に引張されるこ
ととなるため、シートバック下側面にあたるマチ部表皮
とメイン部表皮との縫合部あるいはウエルダー部におい
て、乗員の乗車時の擦れによって発生する荷重が集中
し、メイン部表皮あるいはマチ部表皮において破断等が
生じ易いものである。また、実開昭59−101900号の場
合、トリムカバーを構成する各表層片の縫い合わせ部に
伸縮自在な弾性体を縫い合わせてなるものであるから、
荷重の集中するすべての縫い合わせ部に弾性体が必要と
なり、弾性体の多用によるコストの上昇や従来の材質で
も十分である比較的荷重の集中しない部分にまで弾性体
を縫い合わせることとなり、作業工程が煩雑となり、生
産効率の低下等を招くものである。そこで、この考案は
上記従来のもののもつ欠点を改善するものであり、簡単
な構造によって、乗員の乗降時における荷重の集中によ
り発生する破断等を防止しようとするものである。
のメイン部表皮及びメイン部裏皮とをシートバック側面
のマチ部表皮と共に、一体に縫合したり、又は、ウエル
ダーによって結合するものの場合、特に乗降頻度の高い
車両においては、乗車時において、乗員シートを構成す
るシートバックのメイン部表皮を擦りながら着座するこ
とによって、上記メイン部表皮が横方向に引張されるこ
ととなるため、シートバック下側面にあたるマチ部表皮
とメイン部表皮との縫合部あるいはウエルダー部におい
て、乗員の乗車時の擦れによって発生する荷重が集中
し、メイン部表皮あるいはマチ部表皮において破断等が
生じ易いものである。また、実開昭59−101900号の場
合、トリムカバーを構成する各表層片の縫い合わせ部に
伸縮自在な弾性体を縫い合わせてなるものであるから、
荷重の集中するすべての縫い合わせ部に弾性体が必要と
なり、弾性体の多用によるコストの上昇や従来の材質で
も十分である比較的荷重の集中しない部分にまで弾性体
を縫い合わせることとなり、作業工程が煩雑となり、生
産効率の低下等を招くものである。そこで、この考案は
上記従来のもののもつ欠点を改善するものであり、簡単
な構造によって、乗員の乗降時における荷重の集中によ
り発生する破断等を防止しようとするものである。
（課題を解決するための手段） そのために、シートを構成するシートバックの下方にお
いて、メイン部表皮と側面のマチ部表皮を縫合又は接合
したメイン部裏皮とを弾性材と共に縫合、固定してなる
ものである。
いて、メイン部表皮と側面のマチ部表皮を縫合又は接合
したメイン部裏皮とを弾性材と共に縫合、固定してなる
ものである。
（作用） 上記構成を具えるので、乗員が着座するときに身体とシ
ートバックのメイン部表皮とが擦れることによって、シ
ートバックの側面のマチ部表皮とメイン部表皮との縫合
部に荷重が集中しても弾性材がメイン部表皮とメイン部
裏皮とを結合しているので、荷重が上記弾性材によって
吸収され、メイン部表皮の引張を緩和することができ
る。
ートバックのメイン部表皮とが擦れることによって、シ
ートバックの側面のマチ部表皮とメイン部表皮との縫合
部に荷重が集中しても弾性材がメイン部表皮とメイン部
裏皮とを結合しているので、荷重が上記弾性材によって
吸収され、メイン部表皮の引張を緩和することができ
る。
（実施例） この考案を図に示す実施例により更に説明する。（１）
は、この考案の実施例を具えるシートであり、このシー
ト（１）は、シートクッション（２）とシートバック
（３）からなり、回動機構（４）を介して回動自在に構
成されるものである。そして、シートバック（３）は、
緩衝材（５）を被うトリムカバー（11）、メイン部表皮
（６）、メイン部裏皮（７）及び側面を被うマチ部表皮
（９）を縫合あるいは接合した弾性材（８）からなるも
のであって、メイン部表皮（６）とメイン部裏皮（７）
はマチ部表皮（９）を表面に縫合あるいは接合した弾性
材（８）を介して一体に結合しているものである。この
ため、乗員が着座するときに身体とシートバック（３）
を構成する緩衝材（５）を被うトリムカバー（11）のメ
イン部表皮（６）とが擦れることによって、シートバッ
ク（３）の側面の弾性材（８）とメイン部表皮（６）と
の縫合部（10）に荷重が集中しても弾性材（８）がメイ
ン部表皮（６）とメイン部裏皮（７）とを結合している
ので、荷重が上記弾性材（８）によって吸収され、メイ
ン部表皮（６）の伸長が比較的に自由となり、引張を緩
和することができるので、破断等を防ぐことができる。
は、この考案の実施例を具えるシートであり、このシー
ト（１）は、シートクッション（２）とシートバック
（３）からなり、回動機構（４）を介して回動自在に構
成されるものである。そして、シートバック（３）は、
緩衝材（５）を被うトリムカバー（11）、メイン部表皮
（６）、メイン部裏皮（７）及び側面を被うマチ部表皮
（９）を縫合あるいは接合した弾性材（８）からなるも
のであって、メイン部表皮（６）とメイン部裏皮（７）
はマチ部表皮（９）を表面に縫合あるいは接合した弾性
材（８）を介して一体に結合しているものである。この
ため、乗員が着座するときに身体とシートバック（３）
を構成する緩衝材（５）を被うトリムカバー（11）のメ
イン部表皮（６）とが擦れることによって、シートバッ
ク（３）の側面の弾性材（８）とメイン部表皮（６）と
の縫合部（10）に荷重が集中しても弾性材（８）がメイ
ン部表皮（６）とメイン部裏皮（７）とを結合している
ので、荷重が上記弾性材（８）によって吸収され、メイ
ン部表皮（６）の伸長が比較的に自由となり、引張を緩
和することができるので、破断等を防ぐことができる。
（考案の効果） 以上のとおり、シートバック下側面に弾性材を介してメ
イン部表皮とメイン部裏皮とを結合することによって、
乗員の乗車によって集中する荷重を上記弾性材の伸長に
よって緩和することができ、この結果破断等を防ぐこと
ができ、さらにそれに必要とするコストを最低限なもの
とすることのできる優れた効果を有するものである。
イン部表皮とメイン部裏皮とを結合することによって、
乗員の乗車によって集中する荷重を上記弾性材の伸長に
よって緩和することができ、この結果破断等を防ぐこと
ができ、さらにそれに必要とするコストを最低限なもの
とすることのできる優れた効果を有するものである。
第１図は、この考案の実施例を具えるシートの全体斜視
図、第２図及び第３図は、その要部拡大斜視図及び第２
図におけるＩ−Ｉ断面の拡大斜視図である。 １…シート、２…シートクッション、３…シートバッ
ク、４…回動機構、５…緩衝材、６…メイン部表皮、７
…メイン部裏皮、８…弾性材、９…マチ部表皮、10…縫
合部、11…トリムカバー
図、第２図及び第３図は、その要部拡大斜視図及び第２
図におけるＩ−Ｉ断面の拡大斜視図である。 １…シート、２…シートクッション、３…シートバッ
ク、４…回動機構、５…緩衝材、６…メイン部表皮、７
…メイン部裏皮、８…弾性材、９…マチ部表皮、10…縫
合部、11…トリムカバー
Claims (1)
- 【請求項１】シートバックの下方において、メイン部表
皮と側面のマチ部表皮を接合したメイン部裏皮とを弾性
材と共に、縫合、固定してなるシートバックのトリムカ
バー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9302588U JPH0646400Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | シートバックのトリムカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9302588U JPH0646400Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | シートバックのトリムカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0216200U JPH0216200U (ja) | 1990-02-01 |
| JPH0646400Y2 true JPH0646400Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31317475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9302588U Expired - Lifetime JPH0646400Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | シートバックのトリムカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646400Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7446165B2 (ja) * | 2020-06-09 | 2024-03-08 | 株式会社タチエス | アームレスト及び車両用シート |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP9302588U patent/JPH0646400Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0216200U (ja) | 1990-02-01 |
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