JPH0646276Y2 - 芝刈機の刈芝放出構造 - Google Patents

芝刈機の刈芝放出構造

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JPH0646276Y2
JPH0646276Y2 JP12144289U JP12144289U JPH0646276Y2 JP H0646276 Y2 JPH0646276 Y2 JP H0646276Y2 JP 12144289 U JP12144289 U JP 12144289U JP 12144289 U JP12144289 U JP 12144289U JP H0646276 Y2 JPH0646276 Y2 JP H0646276Y2
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grass
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俊彦 浜田
嘉昭 松田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は集草容器を備えた芝刈機において、集草容器内
の刈芝を放出する構造に関する。
〔従来の技術〕
芝刈機の刈芝放出構造としては、特開平1-206915号公報
に開示されているようなものがある。この構造では、伸
縮フレームの横軸芯周りに回動自在に集草容器を支持し
て、この伸縮フレームを上方に伸張操作して行くと、集
草容器のブラケット(前記公報の部材(61))に取り付
けられている連係リンク(前記公報の部材(82))も上
方に移動して行く。
そして、伸縮フレームが設定高さにまで伸張すると、前
記連係リンクの下端が伸縮フレームの固定側に設けられ
ている係合部(前記公報の部材(86U))に係合して、
連係リンクがそれより上方に動けなくなる。従って、こ
の状態でさらに伸縮フレームを伸張操作して行くと、集
草容器が連係リンクとの連結点(前記公報の部材(8
1))周りに反転させられる。この場合、集草容器の重
心(前記公報の(G)が連結点を越えて反対側に移動す
る。
これにより、集草容器内の刈芝が上部開口より落下放出
されるのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述のように、機械的な接当・押圧作用によって集草容
器を反転させる反転操作機構は、集草容器を反転させる
だけの機能を持ち集草容器を元の集草姿勢に戻す機能は
ない。従って、前記提案構造では反転した集草容器を元
の集草姿勢に戻す戻し機構(前記公報の機構(66))を
備えている。具体的には集草容器が反転した状態で前記
連係リンクの下端を一時的に固定しておき、伸縮フレー
ムを下方に収縮操作する。これにより、集草容器が連係
リンクとの連結点周りに逆方向に回転して、元の集草姿
勢に戻る構造である。
しかしながら、前述のように反転操作機構に加えて戻し
機構を設けると、どうしても構造が複雑なものとなる為
に、構造の簡素化と言う面で改良の余地があった。
ここで、本考案は集草容器を反転及び戻す構成の簡素化
を図ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は芝刈機の刈芝放出構造を次のように構成
することにある。つまり、上下方向に伸縮操作自在な伸
縮フレームの横軸芯周りに回動自在に集草容器を支持
し、前記伸縮フレームを設定高さを越えて上方に伸張操
作すると、この伸張操作に連動して集草姿勢に在る前記
集草容器をその重心が前記横軸芯の上方を越えて反対側
に来るまで機械的に押圧反転操作する反転操作機構を設
け、この反転操作により刈芝を集草容器の上部開口から
落下放出するように構成すると共に、前記反転操作機構
による集草容器反転作動に連動して集草容器を集草姿勢
側に復帰回転させる付勢力が蓄力され、且つ、反転操作
機構の復帰作動に伴う押圧反転力解除によって蓄圧力が
集草容器に放出付与されるバネ機構を設けると共に、こ
の蓄力操作によるバネ機構の蓄圧力を、集草容器の重心
が前記横軸芯の反転姿勢側から横軸芯の上方を集草姿勢
側へ越えるまで集草容器を回転操作する値に設定してあ
ることにあり、その作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
前述のように構成すると、例えば第2図に示すように反
転操作機構(11)により集草容器(4)が反転させられ
ると、この反転作動に伴いバネ機構(15)に付勢力が自
動的に蓄えられる。
従って、その後に反転操作機構(11)による反転操作を
止めると、第3図に示すように前記バネ機構(15)に貯
えられた付勢力によって、反転していた集草容器(4)
が反対方向(紙面左方)に回動させられる。この場合、
横軸芯(P1)よりも紙面右側に位置していた集草容器
(4)の重心(G)(第2図参照)が、横軸芯(P1)の上
方を越えて紙面左側に移るまでバネ機構(15)の付勢力
が働く(第3図参照)。
このような姿勢にまで集草容器(4)が戻されると、後
はバネ機構(15)の付勢力が無くても集草容器(4)自
身の重量により、集草容器(4)が元の集草姿勢に戻っ
て行くのである。
〔考案の効果〕
以上のように、前記従来構造において用いられていた戻
し機構を単純なバネ機構に置き換えることができて、構
造の簡素化を図ることができた。
そして、このバネ機構においても、反転姿勢の集草容器
の重心を伸縮フレームの横軸芯を越えさせる程度の付勢
力を備えていればよく、特に強力な付勢力を備える必要
はない。これにより、このバネ機構を小さなバネを備え
たコンパクトなものに構成することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を乗用型芝刈機により図面に基づ
いて説明する。
第5図に示すように駆動輪である前輪(1)と、操向輪
兼駆動輪である後輪(2)で支持された機体の前部にモ
ーア(3)、後部に集草容器(4)が設けられてフロン
トモーア型式の乗用型芝刈機が構成されており、モーア
(3)で刈取られた刈芝はブロア(5)からダクト
(6)を介して集草容器(4)に送り込まれるように構
成している。
次に、集草容器(4)を持ち上げ反転させて集草容器
(4)内の刈芝を放出する構造について詳述する。第
1、4、5図に示すように、機体後部に斜め後方上方に
向けて角パイプ状の伸縮フレーム(7)が立設されてい
る。この伸縮フレーム(7)は機体側に固定された第1
フレーム(7a)に、第2フレーム(7b)をスライド自在
に嵌合した構造であり、第2フレーム(7b)を上方にス
ライド操作する単動型の油圧シリンダ(8)が内装され
ている。
そして、第2フレーム(7b)の上端の横軸芯(P1)周り
に、集草容器(4)がブラケット(9)を介して回動自
在に支持されており、ブラケット(9)の内側に固定さ
れている係止部(10)が第2フレーム(7b)の前面に接
当して、集草容器(4)が第1図に示す集草姿勢に維持
されている。さらに、連係リンク(11)(反転操作機構
に相当)の上端がブラケット(9)に枢支連結されると
共に、連係リンク(11)下端のピン(11a)が第1フレ
ーム(7a)の前面に固定されているガイド(12)に係入
されている。
以上の構造により、第1図に示すように集草容器(4)
が集草姿勢に在る状態でダクト(6)を取り外し、油圧
シリンダ(8)により第2フレーム(7b)を上方にスラ
イド操作して行くと、同図に示すように集草容器(4)
は集草姿勢のままで斜め後方上方に平行に持ち上げられ
行く。この場合、連係リンク(11)も集草容器(4)と
一緒に上方に移動して行く。そして、連係リンク(11)
の下端のピン(11a)がガイド(12)の上端に達する
と、連係リンク(11)はこれ以上上方に移動できなくな
る。
従って、第2図に示すように連係リンク(11)下端のピ
ン(11a)がガイド(12)の上端に達した状態で、油圧
シリンダ(8)をさらに伸張操作して行くと、集草容器
(4)は連係リンク(11)とブラケット(9)との連結
点(X)周りに及び横軸芯(P1)周りに、紙面右方に回動
操作される。そして、この動作は集草容器(4)の重心
(G)が横軸芯(P1)の上方を越えて紙面右方側に移動す
るまで行われると共に、ブラケット(9)に固定されて
いるピン(13)が第2フレーム(7b)の後面に接当する
ことで、集草容器(4)が第2図に示す反転姿勢に維持
される。
そして、集草容器(4)の上面(4a)は集草容器(4)
前部の横軸芯(P2)周りに自由揺動自在に取り付けられて
いるので、第2図に示すように集草容器(4)が反転姿
勢になると上面(4a)が開いて、集草容器(4)の上部
開口(4b)から刈芝が下方に落下放出されるのである。
又、この状態で、ブラケット(9)の(Y)の位置にピ
ン(図示せず)を取り付けることにより、集草容器
(4)をこの反転姿勢でグラ付かないように固定してお
くことができる。
次に、集草容器(4)を第2図に示す反転姿勢から元の
集草姿勢に戻す構成について詳述する。第1図及び第4
図に示すように、ブラケット(9)にガイド筒(14)が
固定されており、このガイド筒(14)にスプリング(1
5)(バネ機構に相当)が内装されている。これによ
り、第1図から第2図に示すように集草容器(4)を反
転操作する場合、集草容器(4)の重心(G)が横軸芯
(P1)の上方を越える若干手前より、スプリング(15)の
先端(15a)が第2フレーム(7b)の後面に接当する。
そして、集草容器(4)が第2図に示す反転姿勢にまで
操作されると、第2フレーム(7b)によりスプリング
(15)が圧縮されて、付勢力がスプリング(15)に蓄え
られる。
従って、第2図に示す反転姿勢から油圧シリンダ(8)
を収縮操作して第2フレーム(7b)を下方にスライドさ
せて行くと、第3図に示すようにスプリング(15)が伸
張しようとして集草容器(4)が横軸芯(P1)周りに紙面
左方に揺動操作されて行く。この場合に連係リンク(1
1)は上方に引き上げられようとするが、下端のピン(1
1a)がガイド(12)の上端で止められている為に、集草
容器(4)はスプリング(15)により急激に紙面左方に
揺動操作されるのではなく、第2フレーム(7b)が下方
にスライドして行くのに同調して徐々に揺動操作されて
行く。
そして、第3図に示すように集草容器(4)の重心
(G)が、紙面右側から横軸芯(P1)の上方を越えて紙面
左側に移行すると、スプリング(15)の先端(15a)が
第2フレーム(7b)の後面より離れる。以後、第2フレ
ーム(7b)の下方へのスライド操作を続けると、集草容
器(4)の自重で集草容器(4)が下方に揺動して行
く。そして、この操作中でも連係リンク(11)下端のピ
ン(11a)はガイド(12)の上端で止められている為
に、ブラケット(9)の係止部(10)が第2フレーム
(7b)の前面に接当するまで、集草容器(4)は横軸芯
(P1)周りに徐々に下方に揺動して行く。
そして、ブラケット(9)の係止部(10)が第2フレー
ム(7b)の前面に接当した状態で第2フレーム(7b)を
さらに下方にスライドさせて行くと、集草容器(4)は
その姿勢のままで下方に平行に移動して行き、第1図に
示す集草姿勢に戻るのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る芝刈機の刈芝放出構造の実施例を示
し、第1図は集草容器及び伸縮フレーム付近の側面図、
第2図は第1図に示す状態から伸縮フレームを伸張して
集草容器を反転させた状態を示す側面図、第3図は第2
図に示す状態からバネ機構により集草容器が反対側に戻
された状態を示す側面図、第4図は第1図におけるIV−
IV方向からの矢視図、第5図は乗用型芝刈機の全体側面
図である。 (4)……集草容器、(4b)……上部開口、 (7)……伸縮フレーム、(11)……反転操作機構、 (15)……バネ機構、(P1)……横軸芯。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松田 嘉昭 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 河北 紘明 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 島村 輝郎 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に伸縮操作自在な伸縮フレーム
    (7)の横軸芯(P1)周りに回動自在に集草容器(4)を
    支持し、前記伸縮フレーム(7)を設定高さを越えて上
    方に伸張操作すると、この伸張操作に連動して集草姿勢
    に在る前記集草容器(4)をその重心(G)が前記横軸
    芯(P1)の上方を越えて反対側に来るまで機械的に押圧反
    転操作する反転操作機構(11)を設け、この反転操作に
    より刈芝を集草容器(4)の上部開口(4b)から落下放
    出するように構成すると共に、前記反転操作機構(11)
    による集草容器反転作動に連動して集草容器(4)を集
    草姿勢側に復帰回転させる付勢力が蓄力され、且つ、反
    転操作機構(11)の復帰作動に伴う押圧反転力解除によ
    って蓄圧力が集草容器(4)に放出付与されるバネ機構
    (15)を設けると共に、この蓄力操作によるバネ機構
    (15)の蓄圧力を、集草容器(4)の重心(G)が前記
    横軸芯(P1)の反転姿勢側から横軸芯(P1)の上方を集草姿
    勢側へ越えるまで集草容器(4)を回転操作する値に設
    定してある芝刈機の刈芝放出構造。
JP12144289U 1989-10-16 1989-10-16 芝刈機の刈芝放出構造 Expired - Lifetime JPH0646276Y2 (ja)

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