JPH0690605A - 乗用芝刈装置 - Google Patents
乗用芝刈装置Info
- Publication number
- JPH0690605A JPH0690605A JP4242489A JP24248992A JPH0690605A JP H0690605 A JPH0690605 A JP H0690605A JP 4242489 A JP4242489 A JP 4242489A JP 24248992 A JP24248992 A JP 24248992A JP H0690605 A JPH0690605 A JP H0690605A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collector
- hydraulic cylinder
- operation lever
- lock
- hydraulic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、乗用芝刈装置に関し、刈り取った
芝や草を収容するコレクタの自然降下を防止して作業者
の安全を確保せんとするものである。 【構成】モアとコレクタと油圧シリンダ付昇降機構を有
する乗用芝刈装置において、座席の近傍に昇降機構を操
作する油圧操作レバ−と、この油圧操作レバ−の動きを
ロックする第1ロック装置と、油圧シリンダの自然戻り
を防止する第2ロック装置を設け、両ロック装置の解除
をワイヤ等の機械的連繋手段によって連繋させている。
芝や草を収容するコレクタの自然降下を防止して作業者
の安全を確保せんとするものである。 【構成】モアとコレクタと油圧シリンダ付昇降機構を有
する乗用芝刈装置において、座席の近傍に昇降機構を操
作する油圧操作レバ−と、この油圧操作レバ−の動きを
ロックする第1ロック装置と、油圧シリンダの自然戻り
を防止する第2ロック装置を設け、両ロック装置の解除
をワイヤ等の機械的連繋手段によって連繋させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は芝や雑草を刈り取る刈
取装置に関する。
取装置に関する。
【0002】
【従来技術】刈り取った芝や草を機体後部に枢着された
コレクタに回収し、コレクタを上昇回動させて中の収容
物を廃棄するようにした乗用芝刈装置が知られている。
コレクタは昇降用の油圧シリンダ及びリフト機構によっ
て地面に対して略平行に持ち上げられ、別のダンプ用油
圧シリンダによってコレクタ全体が機体後部の枢支点を
中心として回動させられるように構成されている。
コレクタに回収し、コレクタを上昇回動させて中の収容
物を廃棄するようにした乗用芝刈装置が知られている。
コレクタは昇降用の油圧シリンダ及びリフト機構によっ
て地面に対して略平行に持ち上げられ、別のダンプ用油
圧シリンダによってコレクタ全体が機体後部の枢支点を
中心として回動させられるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
あっては、長年の使用による油圧ホ−スの劣化や破損等
によってリフト用油圧シリンダあるいはホ−ス等から作
動油が僅かに洩れ出してリフトが降下したり、オペレ−
タが誤って操作レバ−に触り、その結果、草や芝の放出
作業時以外のときにコレクタが急に降下してしまうとい
った不具合があった。
あっては、長年の使用による油圧ホ−スの劣化や破損等
によってリフト用油圧シリンダあるいはホ−ス等から作
動油が僅かに洩れ出してリフトが降下したり、オペレ−
タが誤って操作レバ−に触り、その結果、草や芝の放出
作業時以外のときにコレクタが急に降下してしまうとい
った不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、草を刈り取るモアと、刈った草を収容する
コレクタと、コレクタを昇降させる油圧シリンダ付の昇
降機構を有する乗用芝刈装置において、操縦席の近傍に
前記昇降機構を操作する操作レバ−と、この操作レバ−
の動きを固定する第1ロック装置を設け、さらに伸長し
た油圧シリンダの自然戻りを防止する第2ロック装置を
設け、これら第1ロック装置と第2ロック装置の解除を
ワイヤ−等の機械的連繋手段によって連繋させたことを
特徴とする乗用芝刈装置とするものである。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、草を刈り取るモアと、刈った草を収容する
コレクタと、コレクタを昇降させる油圧シリンダ付の昇
降機構を有する乗用芝刈装置において、操縦席の近傍に
前記昇降機構を操作する操作レバ−と、この操作レバ−
の動きを固定する第1ロック装置を設け、さらに伸長し
た油圧シリンダの自然戻りを防止する第2ロック装置を
設け、これら第1ロック装置と第2ロック装置の解除を
ワイヤ−等の機械的連繋手段によって連繋させたことを
特徴とする乗用芝刈装置とするものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の動力車両である。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の動力車両である。
【0006】後輪3、3は舵取車輪であり、ステアリン
グハンドル4を回転操作すると、後輪3、3が操舵され
る。5は機体前部に設けられたステアリングポスト、6
は座席、7はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−8と一体的に形成されている。機体後部のボ
ンネット9内には図示外のエンジンや燃料タンク、ラジ
エ−タ等が収容され、その上方には箱型のコレクタ10
が昇降自在に取り付けられている。
グハンドル4を回転操作すると、後輪3、3が操舵され
る。5は機体前部に設けられたステアリングポスト、6
は座席、7はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−8と一体的に形成されている。機体後部のボ
ンネット9内には図示外のエンジンや燃料タンク、ラジ
エ−タ等が収容され、その上方には箱型のコレクタ10
が昇降自在に取り付けられている。
【0007】11は上下2本のリンク12、13で構成
された平行リンク機構であって、ボンネット9を挾むよ
うに左右に配設されており、その前端はフェンダ−8後
部に立設された機体フレ−ム15に枢着されている。平
行リンク機構11の後端は側面視三角形の板体17に枢
着され、左右の板体17、17は横方向に架設された図
示外の連結板で相互に連結されている。
された平行リンク機構であって、ボンネット9を挾むよ
うに左右に配設されており、その前端はフェンダ−8後
部に立設された機体フレ−ム15に枢着されている。平
行リンク機構11の後端は側面視三角形の板体17に枢
着され、左右の板体17、17は横方向に架設された図
示外の連結板で相互に連結されている。
【0008】20はコレクタ10を上下反転させるため
のダンプ用油圧シリンダであって、左右の板体17、1
7を接続する連結板とコレクタ10の下面に架設された
補強枠18との間に介装連結され、これに作動油を供給
すると油圧シリンダ20が伸長し、作動油をタンクに排
出すると油圧シリンダは短縮する。22は下端が機体フ
レ−ム15に枢着され、上端が平行リンク機構11の上
のリンク12に枢着されたコレクタ持ち上げ用の油圧シ
リンダである。
のダンプ用油圧シリンダであって、左右の板体17、1
7を接続する連結板とコレクタ10の下面に架設された
補強枠18との間に介装連結され、これに作動油を供給
すると油圧シリンダ20が伸長し、作動油をタンクに排
出すると油圧シリンダは短縮する。22は下端が機体フ
レ−ム15に枢着され、上端が平行リンク機構11の上
のリンク12に枢着されたコレクタ持ち上げ用の油圧シ
リンダである。
【0009】24は後述するモア25で刈り取られた芝
や草をコレクタ10に送りこむための筒状のシュ−タ
で、このシュ−タ24は機体横側部に動かない状態で固
定されており、前端は後述するモアデッキ68の排出口
と接続され、コレクタ10が下降して正規の取り付け位
置にあるとシュ−タ24側の排出口26とコレクタ10
側の草取入口27とが一致し、コレクタ10が上昇する
と、シュ−タ24のみ残し、コレクタ10だけが上昇す
るように構成している。
や草をコレクタ10に送りこむための筒状のシュ−タ
で、このシュ−タ24は機体横側部に動かない状態で固
定されており、前端は後述するモアデッキ68の排出口
と接続され、コレクタ10が下降して正規の取り付け位
置にあるとシュ−タ24側の排出口26とコレクタ10
側の草取入口27とが一致し、コレクタ10が上昇する
と、シュ−タ24のみ残し、コレクタ10だけが上昇す
るように構成している。
【0010】29はコレクタ10後部の蓋であって、こ
の蓋29の上部に取り付けられた連杆30と前記板体1
7との間にはロッド32が介装されており、コレクタ1
0が持ち上げられてダンプ用油圧シリンダ20に作動油
が流入すると、コレクタ10が時計方向に回動し、蓋2
9が開くように構成している。次に図2、図3に基づい
て油圧シリンダ22のロック装置と油圧操作レバ−34
等について説明する。
の蓋29の上部に取り付けられた連杆30と前記板体1
7との間にはロッド32が介装されており、コレクタ1
0が持ち上げられてダンプ用油圧シリンダ20に作動油
が流入すると、コレクタ10が時計方向に回動し、蓋2
9が開くように構成している。次に図2、図3に基づい
て油圧シリンダ22のロック装置と油圧操作レバ−34
等について説明する。
【0011】座席6の左側にはコレクタ10を昇降させ
る油圧操作レバ−34が前後方向に揺動自在に枢着され
ている。35は油圧コントロ−ルバルブである。油圧操
作レバ−34を前側に倒すとコレクタ10は下降し、後
側に倒すとコレクタ10は上昇する。油圧操作レバ−3
4は図2に示すように2重軸構成を採り、中軸37の上
部にはノブ38が設けられ、中軸37の下端にはL字型
に折れ曲がったロック爪40が枢着されている。42は
ロック爪40の先端が嵌入係止するロックプレ−トであ
って、レバ−ガイド43の内側に前方に突出するように
設けられている。
る油圧操作レバ−34が前後方向に揺動自在に枢着され
ている。35は油圧コントロ−ルバルブである。油圧操
作レバ−34を前側に倒すとコレクタ10は下降し、後
側に倒すとコレクタ10は上昇する。油圧操作レバ−3
4は図2に示すように2重軸構成を採り、中軸37の上
部にはノブ38が設けられ、中軸37の下端にはL字型
に折れ曲がったロック爪40が枢着されている。42は
ロック爪40の先端が嵌入係止するロックプレ−トであ
って、レバ−ガイド43の内側に前方に突出するように
設けられている。
【0012】ロックプレ−ト42の係止孔44にロック
爪40が嵌入すると、油圧操作レバ−34は移動せず、
中立位置にロックされる。この実施例ではロック爪40
とロックプレ−ト42とにより第1ロック装置を構成す
る。45はノブ38を上向き突出状に付勢するスプリン
グであって、ロック爪40を係止孔44から外すときに
はこのスプリング45の弾性力に抗しながら押し下げ
る。コレクタ10を持ち上げる油圧シリンダ22のピス
トンロッド22a側先端には、ピストンロッド22aの
自然降下を防止するロックプレ−ト47がピン48にて
枢支されている。49はロックプレ−トを支持する支持
部材である。
爪40が嵌入すると、油圧操作レバ−34は移動せず、
中立位置にロックされる。この実施例ではロック爪40
とロックプレ−ト42とにより第1ロック装置を構成す
る。45はノブ38を上向き突出状に付勢するスプリン
グであって、ロック爪40を係止孔44から外すときに
はこのスプリング45の弾性力に抗しながら押し下げ
る。コレクタ10を持ち上げる油圧シリンダ22のピス
トンロッド22a側先端には、ピストンロッド22aの
自然降下を防止するロックプレ−ト47がピン48にて
枢支されている。49はロックプレ−トを支持する支持
部材である。
【0013】前記ロックプレ−ト47は複数の鋸歯状係
止部50を備え、油圧シリンダ22端面に固着したピン
52にこの係止部50が嵌入係止し、ピストンロッド2
2aの短縮を抑止するように構成している。前記ロック
プレ−ト47及びピン52で第2ロック装置を構成す
る。また、ロックプレ−ト47の遊端側にはスプリング
54が介装されていて、常時、ピン52に鋸歯状係止部
50が係合するように付勢する。ロックプレ−ト47の
遊端部と油圧操作レバ−34側のロック爪40とははワ
イヤ−56で相互に連結されており、ロック爪40がロ
ックプレ−ト42から外れるとピン52に当接係合して
いたロックプレ−ト47が同時に外れるように連動構成
している。
止部50を備え、油圧シリンダ22端面に固着したピン
52にこの係止部50が嵌入係止し、ピストンロッド2
2aの短縮を抑止するように構成している。前記ロック
プレ−ト47及びピン52で第2ロック装置を構成す
る。また、ロックプレ−ト47の遊端側にはスプリング
54が介装されていて、常時、ピン52に鋸歯状係止部
50が係合するように付勢する。ロックプレ−ト47の
遊端部と油圧操作レバ−34側のロック爪40とははワ
イヤ−56で相互に連結されており、ロック爪40がロ
ックプレ−ト42から外れるとピン52に当接係合して
いたロックプレ−ト47が同時に外れるように連動構成
している。
【0014】なお、図中符号60はコレクタ10の前側
左右の下部に固着されたガイド枠であって、側面から見
ると矩形状で、背面から見ると下が拡がったハ字状に形
成されている。コレクタ10を降下させたときに、この
ガイド枠60の下端が平行リンク機構11の上側のリン
ク12に上から係合して作業中コレクタ10が横方向に
揺れないように位置決めする。
左右の下部に固着されたガイド枠であって、側面から見
ると矩形状で、背面から見ると下が拡がったハ字状に形
成されている。コレクタ10を降下させたときに、この
ガイド枠60の下端が平行リンク機構11の上側のリン
ク12に上から係合して作業中コレクタ10が横方向に
揺れないように位置決めする。
【0015】次に機体前部に装着されるモア25本体に
ついて構成を説明する。ステップ7下部に枢支され、且
つ左右が一体となって上下に回動する第1リンク62の
先端部には、第2リンク64が挿入され、ここに作業機
を連結するための連結リンク65が構成されている。第
2リンク64はピン66にて回動自在に枢支され、所定
角度だけ左右が単独で上下方向に揺動できるように構成
している。また、第2リンク64の先端にはモアデッキ
68がピン70によって着脱自在に枢支されている。
モアデッキ68内には3本の回動軸71が軸支され、そ
の回動軸71の下部には刈刃73が取り付けられてい
る。74はモアデッキ68の上面に固着されたギヤボッ
クス、75はギヤボックス74に軸支された入力軸、7
7はこの入力軸75と車両側のPTO軸とを連結するユ
ニバ−サルジョイント、80は第1リンク62を昇降さ
せるために機体下部に設けられた油圧シリンダ、82は
モアデッキ68の後部を支持するための吊り下げ機構で
ある。この吊り下げ機構82は吊り下げロッド83と、
第2リンク64の中間横側部に固着されたプレ−ト84
と、円筒状のボス材86及び、吊り下げロッド83の抜
け落ちを防止するピン87からなる。
ついて構成を説明する。ステップ7下部に枢支され、且
つ左右が一体となって上下に回動する第1リンク62の
先端部には、第2リンク64が挿入され、ここに作業機
を連結するための連結リンク65が構成されている。第
2リンク64はピン66にて回動自在に枢支され、所定
角度だけ左右が単独で上下方向に揺動できるように構成
している。また、第2リンク64の先端にはモアデッキ
68がピン70によって着脱自在に枢支されている。
モアデッキ68内には3本の回動軸71が軸支され、そ
の回動軸71の下部には刈刃73が取り付けられてい
る。74はモアデッキ68の上面に固着されたギヤボッ
クス、75はギヤボックス74に軸支された入力軸、7
7はこの入力軸75と車両側のPTO軸とを連結するユ
ニバ−サルジョイント、80は第1リンク62を昇降さ
せるために機体下部に設けられた油圧シリンダ、82は
モアデッキ68の後部を支持するための吊り下げ機構で
ある。この吊り下げ機構82は吊り下げロッド83と、
第2リンク64の中間横側部に固着されたプレ−ト84
と、円筒状のボス材86及び、吊り下げロッド83の抜
け落ちを防止するピン87からなる。
【0016】90、92はモアデッキ68を支えるゲ−
ジ輪であって、これらのゲ−ジ輪90、92は共に前傾
している筒体93、94にそれらの軸部が挿入支持さ
れ、フォ−ク95、96が前進と後進とで土から受ける
抵抗で前後反転し、その結果、モアデッキ68の地面か
らの高さが変わるように構成している。即ち、前進作業
中は座席6に座っているオペレ−タが前方に注意して運
転操作することができるが、機体を後退させるときは、
モアデッキ68の後方がステップ7で覆われて見えない
ため後方の確認が困難となる。このような場合、地表面
に接近させて支持されているモアデッキ68後部に石や
硬い土塊が衝突してモアデッキ68を破損させる恐れが
あり、これを回避するために、後進時はモアデッキ68
の吊り上げ高さが前進時よりも高くなるようにゲ−ジ輪
90、92の支持軸を前傾させている。
ジ輪であって、これらのゲ−ジ輪90、92は共に前傾
している筒体93、94にそれらの軸部が挿入支持さ
れ、フォ−ク95、96が前進と後進とで土から受ける
抵抗で前後反転し、その結果、モアデッキ68の地面か
らの高さが変わるように構成している。即ち、前進作業
中は座席6に座っているオペレ−タが前方に注意して運
転操作することができるが、機体を後退させるときは、
モアデッキ68の後方がステップ7で覆われて見えない
ため後方の確認が困難となる。このような場合、地表面
に接近させて支持されているモアデッキ68後部に石や
硬い土塊が衝突してモアデッキ68を破損させる恐れが
あり、これを回避するために、後進時はモアデッキ68
の吊り上げ高さが前進時よりも高くなるようにゲ−ジ輪
90、92の支持軸を前傾させている。
【0017】次に作用を説明する。前記した実施例にお
いて、各回転部を駆動させて、刈り取り作業を行なう
と、モアデッキ68内の刈刃73で刈り取られた芝や雑
草等はモアデッキ68の排出口からシュ−タを介してコ
レクタ10に送り込まれる。コレクタ10内が刈草等で
満杯になると、油圧操作レバ−34を操作してこれを持
ち上げ、ついでダンプ用油圧シリンダ20を伸長させて
中の収容物を放出させる。この場合、コレクタ10は上
昇位置にあるが、油圧操作レバ−34は中立位置にあっ
て、第1ロック装置によってロックされている。また、
油圧シリンダ22も第2ロック装置でロックされている
から、コレクタ10を持ち上げた状態でしばらく走行し
てもこれが自然降下する恐れがなく安全である。
いて、各回転部を駆動させて、刈り取り作業を行なう
と、モアデッキ68内の刈刃73で刈り取られた芝や雑
草等はモアデッキ68の排出口からシュ−タを介してコ
レクタ10に送り込まれる。コレクタ10内が刈草等で
満杯になると、油圧操作レバ−34を操作してこれを持
ち上げ、ついでダンプ用油圧シリンダ20を伸長させて
中の収容物を放出させる。この場合、コレクタ10は上
昇位置にあるが、油圧操作レバ−34は中立位置にあっ
て、第1ロック装置によってロックされている。また、
油圧シリンダ22も第2ロック装置でロックされている
から、コレクタ10を持ち上げた状態でしばらく走行し
てもこれが自然降下する恐れがなく安全である。
【0018】コレクタ10内の収容物を所定の場所で廃
棄してこれを元の位置に降下させるときには、油圧操作
レバ−34のノブ38を押し込んでロック爪40をロッ
クプレ−ト42の係止孔44から外し、この油圧操作レ
バ−34を下げ側に操作する。すると、ロック爪40に
一端が係止されていたワイヤ−56が引かれ、もう一方
のロックプレ−ト47がその枢支ピン48を中心として
回動され、鋸歯状係止部50がピン52から同時に外れ
て油圧シリンダ22が短縮する。
棄してこれを元の位置に降下させるときには、油圧操作
レバ−34のノブ38を押し込んでロック爪40をロッ
クプレ−ト42の係止孔44から外し、この油圧操作レ
バ−34を下げ側に操作する。すると、ロック爪40に
一端が係止されていたワイヤ−56が引かれ、もう一方
のロックプレ−ト47がその枢支ピン48を中心として
回動され、鋸歯状係止部50がピン52から同時に外れ
て油圧シリンダ22が短縮する。
【0019】なお、この実施例では、リフト用油圧シリ
ンダ22の自然降下を防止するロック装置だけに利用し
たが、ダンプ用油圧シリンダ20の自然戻りを防止する
ロック装置、あるいは両油圧シリンダのロック装置に適
用してもよく、何もこの実施例だけに限定するものでは
ない。
ンダ22の自然降下を防止するロック装置だけに利用し
たが、ダンプ用油圧シリンダ20の自然戻りを防止する
ロック装置、あるいは両油圧シリンダのロック装置に適
用してもよく、何もこの実施例だけに限定するものでは
ない。
【0020】
【発明の効果】この発明は前記の如く、草を刈り取るモ
アと、刈った草を収容するコレクタと、コレクタを昇降
させる油圧シリンダ付の昇降機構を有する乗用芝刈装置
において、操縦席の近傍に前記昇降機構を操作する操作
レバ−と、この操作レバ−の動きを固定する第1ロック
装置を設け、さらに伸長した油圧シリンダの自然戻りを
防止する第2ロック装置を設け、これら第1ロック装置
と第2ロック装置の解除をワイヤ−等の機械的連繋手段
によって連繋させたものであるから、作業中、オペレ−
タの手足が油圧操作レバ−に誤って触れても昇降機構が
作動することがなく安全である。また、万が一、油圧ホ
−ス等が破損するようなことがあっても作業中は油圧シ
リンダは第2ロック装置によって固定されているので、
前記の場合と同様、油圧シリンダが自然に短縮すること
がなくきわめて安全となる。
アと、刈った草を収容するコレクタと、コレクタを昇降
させる油圧シリンダ付の昇降機構を有する乗用芝刈装置
において、操縦席の近傍に前記昇降機構を操作する操作
レバ−と、この操作レバ−の動きを固定する第1ロック
装置を設け、さらに伸長した油圧シリンダの自然戻りを
防止する第2ロック装置を設け、これら第1ロック装置
と第2ロック装置の解除をワイヤ−等の機械的連繋手段
によって連繋させたものであるから、作業中、オペレ−
タの手足が油圧操作レバ−に誤って触れても昇降機構が
作動することがなく安全である。また、万が一、油圧ホ
−ス等が破損するようなことがあっても作業中は油圧シ
リンダは第2ロック装置によって固定されているので、
前記の場合と同様、油圧シリンダが自然に短縮すること
がなくきわめて安全となる。
【図1】乗用芝刈機の側面図である。
【図2】油圧操作レバ−支持部の断面図である。
【図3】ロック装置の拡大側面図である。
【図4】モアの平面図である。
【図5】モアの側面図である。
1 動力車両 2 前輪 3 後輪 6 座席 10 コレクタ 11 平行リンク機構 20 ダンプ用油圧シリンダ 22 リフト用油圧シリンダ 34 油圧操作レバ− 40 ロック爪 42 ロックプレ−ト 43 レバ−ガイド 44 係止孔
Claims (1)
- 【請求項1】草を刈り取るモアと、刈った草を収容する
コレクタと、コレクタを昇降させる油圧シリンダ付の昇
降機構を有する乗用芝刈装置において、操縦席の近傍に
前記昇降機構を操作する操作レバ−と、この操作レバ−
の動きを固定する第1ロック装置を設け、さらに伸長し
た油圧シリンダの自然戻りを防止する第2ロック装置を
設け、これら第1ロック装置と第2ロック装置の解除を
ワイヤ−等の機械的連繋手段によって連繋させたことを
特徴とする乗用芝刈装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242489A JPH0690605A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 乗用芝刈装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242489A JPH0690605A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 乗用芝刈装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690605A true JPH0690605A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17089849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4242489A Pending JPH0690605A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 乗用芝刈装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690605A (ja) |
Cited By (9)
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