JPH0646142Y2 - 漏れ磁束軽減装置 - Google Patents
漏れ磁束軽減装置Info
- Publication number
- JPH0646142Y2 JPH0646142Y2 JP1989051052U JP5105289U JPH0646142Y2 JP H0646142 Y2 JPH0646142 Y2 JP H0646142Y2 JP 1989051052 U JP1989051052 U JP 1989051052U JP 5105289 U JP5105289 U JP 5105289U JP H0646142 Y2 JPH0646142 Y2 JP H0646142Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic flux
- deflection coil
- electric wire
- leakage
- display surface
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は漏れ磁束軽減装置に係り、特にCRT（陰極線
管）方式の表示装置の偏向コイルにより発生する漏れ磁
束を軽減する漏れ磁束軽減装置に関する。
管）方式の表示装置の偏向コイルにより発生する漏れ磁
束を軽減する漏れ磁束軽減装置に関する。
（従来の技術） CRT（Cathod Ray Tube:陰極線管）を使用したディスプ
レイ等の表示装置は電子ビームを偏向させる方法として
偏向コイル等により発生する磁界を利用している。
レイ等の表示装置は電子ビームを偏向させる方法として
偏向コイル等により発生する磁界を利用している。
このため、CRTを使用した表示装置では偏向コイル等に
より発生する磁束が装置より漏れ出て他の機器の妨害に
ならないように金属板で装置を覆っていた。
より発生する磁束が装置より漏れ出て他の機器の妨害に
ならないように金属板で装置を覆っていた。
（考案が解決しようとする課題） しかるに、従来の漏れ磁束軽減装置では金属板によって
のみ漏れ磁束を遮蔽しようとしていたため、TV、ディス
プレイ等の表示装置は表示装置である以上、その表示面
までも金属板で覆う訳にはいかず、表示面からは磁束が
漏れてしまうという問題点があった。
のみ漏れ磁束を遮蔽しようとしていたため、TV、ディス
プレイ等の表示装置は表示装置である以上、その表示面
までも金属板で覆う訳にはいかず、表示面からは磁束が
漏れてしまうという問題点があった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので表示面に何の
障害物も設けずに表示面への磁束の漏れを軽減する漏れ
磁束軽減装置を提供することを目的とする。
障害物も設けずに表示面への磁束の漏れを軽減する漏れ
磁束軽減装置を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するためになされたものであ
り、電子ビームを偏向コイルにより偏向し蛍光表示面に
当て、該蛍光表示面を発光させて表示を行なう表示装置
の漏れ磁束軽減装置において、 前記蛍光表示面の周囲に配置され、前記偏向コイルより
漏れ出る磁束の向きとは逆向きの磁束が周囲に発生する
ように電流が供給される電線と、この電線と並列に接続
され、インダクタンス値を変えることにより前記電線に
流れる電流を調節するインダクタンスとを設けて構成し
たことを特徴とする漏れ磁束軽減装置を提供しようとす
るものである。
り、電子ビームを偏向コイルにより偏向し蛍光表示面に
当て、該蛍光表示面を発光させて表示を行なう表示装置
の漏れ磁束軽減装置において、 前記蛍光表示面の周囲に配置され、前記偏向コイルより
漏れ出る磁束の向きとは逆向きの磁束が周囲に発生する
ように電流が供給される電線と、この電線と並列に接続
され、インダクタンス値を変えることにより前記電線に
流れる電流を調節するインダクタンスとを設けて構成し
たことを特徴とする漏れ磁束軽減装置を提供しようとす
るものである。
（実施例） 第１図は本考案の一実施例の斜視図を示す。１はCRT、
２は偏向コイル、3a,3b及びL1はそれぞれ本考案の要部
であるキャンセル磁束発生用電線とこのキャンセル磁束
発生用電線3a,3bに並列に接続された可変インダクタン
ス、あるいは固定インダクタンスを示す。第２図は本考
案になる装置の電気等価回路であり、同図に示す様に、
フライバックトランス11を有する偏向回路部10は、偏向
コイル２を介してキャンセル磁束発生用電線3a、3bと可
変インダクタンスL1との並列回路に接続されている。
２は偏向コイル、3a,3b及びL1はそれぞれ本考案の要部
であるキャンセル磁束発生用電線とこのキャンセル磁束
発生用電線3a,3bに並列に接続された可変インダクタン
ス、あるいは固定インダクタンスを示す。第２図は本考
案になる装置の電気等価回路であり、同図に示す様に、
フライバックトランス11を有する偏向回路部10は、偏向
コイル２を介してキャンセル磁束発生用電線3a、3bと可
変インダクタンスL1との並列回路に接続されている。
水平偏向コイルは電子ビームを横方向に振るため、磁束
を電子ビームの走査方向と直交する縦方向に発生させ
る。このため、電子銃４の上下に水平偏向コイルを設け
ている。したがって、水平偏向コイルにより発生する漏
れ磁束は例えば第３図，第４図に示すような向きに発生
することになる。
を電子ビームの走査方向と直交する縦方向に発生させ
る。このため、電子銃４の上下に水平偏向コイルを設け
ている。したがって、水平偏向コイルにより発生する漏
れ磁束は例えば第３図，第４図に示すような向きに発生
することになる。
第３図、第４図の実線は水平偏向コイルにより発生する
漏れ磁束の向きを示したもので、この水平偏向コイルに
は比較的周波数の高い信号が供給されるため、水平偏向
コイルにより発生する磁界の機器からの漏れ磁束は他の
機器の妨害となりやすく、とくに規制が厳しい。そこ
で、本実施例では水平偏向コイルにより発生する漏れ磁
束を軽減するように装置を構成する。
漏れ磁束の向きを示したもので、この水平偏向コイルに
は比較的周波数の高い信号が供給されるため、水平偏向
コイルにより発生する磁界の機器からの漏れ磁束は他の
機器の妨害となりやすく、とくに規制が厳しい。そこ
で、本実施例では水平偏向コイルにより発生する漏れ磁
束を軽減するように装置を構成する。
電線3aは表示面５の周囲の上半分を巻回するように配置
され、電線3bは下半分を巻回するように配置され、水平
偏向電流が例えば第１図に矢印で示す方向に供給され
る。
され、電線3bは下半分を巻回するように配置され、水平
偏向電流が例えば第１図に矢印で示す方向に供給され
る。
また、偏向コイル２は電子銃４の近傍に設けられ、電子
ビームを偏向する。偏向コイル２には偏向回路より水平
偏向電流が供給される。このとき、偏向回路からの信号
は偏向コイル２に供給されると共に、磁束発生用電線3
a,3bと可変インダクタンスL1との並列回路にも供給さ
れ、偏向コイル２と同期して動作する。
ビームを偏向する。偏向コイル２には偏向回路より水平
偏向電流が供給される。このとき、偏向回路からの信号
は偏向コイル２に供給されると共に、磁束発生用電線3
a,3bと可変インダクタンスL1との並列回路にも供給さ
れ、偏向コイル２と同期して動作する。
第３図は水平偏向コイル及びキャンセル磁束発生用電線
により生ずる磁束のCRTの後面より見た面であり、破線
が電線3a,3bにより発生する磁束で、実線が偏向コイル
２により発生する磁束を示す。第３図に示すように偏向
コイル２で生じた磁束が電線3a,3bで生じた磁束により
キャンセルされる。
により生ずる磁束のCRTの後面より見た面であり、破線
が電線3a,3bにより発生する磁束で、実線が偏向コイル
２により発生する磁束を示す。第３図に示すように偏向
コイル２で生じた磁束が電線3a,3bで生じた磁束により
キャンセルされる。
第４図は水平偏向コイル及びキャンセル磁束発生用電線
に生ずる磁束のCRTの側断面図であり、第３図と同様破
線矢印が電線3a,3bにより発生する磁束であり、実線矢
印が偏向コイル２により発生する磁束である。第４図に
示すように偏向コイル２で生じた磁束が電線3a,3bによ
り発生した磁束によりキャンセルされる。
に生ずる磁束のCRTの側断面図であり、第３図と同様破
線矢印が電線3a,3bにより発生する磁束であり、実線矢
印が偏向コイル２により発生する磁束である。第４図に
示すように偏向コイル２で生じた磁束が電線3a,3bによ
り発生した磁束によりキャンセルされる。
なお、偏向コイルからの漏れ磁界は機器の形状、偏向電
流の強さで変わるが、本考案ではインダクタンスL1を調
節してそのインダクタンス値を変えることにより、キャ
ンセル磁束発生用電線3a,3bに流れる電流を変化させる
ことが出来るから、漏れ磁束とのキャンセルのバランス
を正確に取ることが可能となる。
流の強さで変わるが、本考案ではインダクタンスL1を調
節してそのインダクタンス値を変えることにより、キャ
ンセル磁束発生用電線3a,3bに流れる電流を変化させる
ことが出来るから、漏れ磁束とのキャンセルのバランス
を正確に取ることが可能となる。
上記の実施例においては、インダクタンスとして可変イ
ンダクタンスL1を用いた例で説明したが、複数の固定イ
ンダクタンスの中から最適なものを選択するように構成
しても勿論かまわない。
ンダクタンスL1を用いた例で説明したが、複数の固定イ
ンダクタンスの中から最適なものを選択するように構成
しても勿論かまわない。
（考案の効果） 上述の如く、本考案によれば、表示面の周囲に電線を配
置すると共に、この電線とインダクタンスを並列に接続
し、このインダクタンスの値を変えることにより前記電
線に流れる電流を調節することが可能となるため、最適
キャンセル磁束の発生を可能とし、偏向コイルにより生
じる漏れ磁束を精度良くキャンセルすることができ、CR
Tの前面に何の障害物も置くことなくCRT表示面からの漏
れ磁束を減少することができ、他の機器への妨害を減少
することができる等の特長を有する。
置すると共に、この電線とインダクタンスを並列に接続
し、このインダクタンスの値を変えることにより前記電
線に流れる電流を調節することが可能となるため、最適
キャンセル磁束の発生を可能とし、偏向コイルにより生
じる漏れ磁束を精度良くキャンセルすることができ、CR
Tの前面に何の障害物も置くことなくCRT表示面からの漏
れ磁束を減少することができ、他の機器への妨害を減少
することができる等の特長を有する。
第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は、本考案
になる装置の電気等価回路、第３図は本考案の一実施例
のCRT後面図、第４図は本考案の一実施例のCRT側面断面
図である。 １…CRT、２…偏向コイル、3a,3b…電線、４…電子ビー
ム、５…表示面、10…偏向回路、L1…可変インダクタン
ス。
になる装置の電気等価回路、第３図は本考案の一実施例
のCRT後面図、第４図は本考案の一実施例のCRT側面断面
図である。 １…CRT、２…偏向コイル、3a,3b…電線、４…電子ビー
ム、５…表示面、10…偏向回路、L1…可変インダクタン
ス。
Claims (1)
- 【請求項１】電子ビームを偏向コイルにより偏向して蛍
光表示面に当て、該蛍光表示面を発光させて表示を行な
う表示装置の漏れ磁束軽減装置において、 前記蛍光表示面の周囲に配置され、前記偏向コイルより
漏れ出る磁束の向きとは逆向きの磁束が周囲に発生する
ように電流が供給される電線と、 この電線と並列に接続され、インダクタンス値を変える
ことにより前記電線に流れる電流を調節するインダクタ
ンスとを設けて構成したことを特徴とする漏れ磁束軽減
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989051052U JPH0646142Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 漏れ磁束軽減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989051052U JPH0646142Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 漏れ磁束軽減装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02141189U JPH02141189U (ja) | 1990-11-27 |
| JPH0646142Y2 true JPH0646142Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31570141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989051052U Expired - Lifetime JPH0646142Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 漏れ磁束軽減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646142Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61230244A (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-14 | Hitachi Ltd | コンバ−ゼンス補正装置 |
| NL8700449A (nl) * | 1987-02-24 | 1988-09-16 | Philips Nv | Beeldweergeefinrichting met middelen voor het compenseren van lijnstrooivelden. |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP1989051052U patent/JPH0646142Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02141189U (ja) | 1990-11-27 |
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