JP3217829B2 - 陰極線管画像表示装置 - Google Patents
陰極線管画像表示装置Info
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- JP3217829B2 JP3217829B2 JP35308391A JP35308391A JP3217829B2 JP 3217829 B2 JP3217829 B2 JP 3217829B2 JP 35308391 A JP35308391 A JP 35308391A JP 35308391 A JP35308391 A JP 35308391A JP 3217829 B2 JP3217829 B2 JP 3217829B2
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- Japan
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- coil
- vertical deflection
- coils
- deflection coil
- deflection
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ラツパ状をしたコアの
内側に、一対のクラ型の水平偏向コイルと、一対のクラ
型の垂直偏向コイルが配置された偏向ヨークを備えた、
ビデオデイスプレイ装置などの画像表示装置に関し、特
に、偏向ヨークから発生する不要輻射を低減する手段に
特徴のある陰極線管画像表示装置に関する。
内側に、一対のクラ型の水平偏向コイルと、一対のクラ
型の垂直偏向コイルが配置された偏向ヨークを備えた、
ビデオデイスプレイ装置などの画像表示装置に関し、特
に、偏向ヨークから発生する不要輻射を低減する手段に
特徴のある陰極線管画像表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】画像表示装置における不要輻射の発生源
としては、偏向ヨーク、フライバツクトランスおよびそ
の他のコイル類があるが、その中でも主となる発生源は
偏向ヨークである。偏向ヨークから発生する不要輻射
は、水平偏向コイルに１５．７５ＫＨｚ以上で１２０Ｋ
Ｈｚ程度までの鋸歯波状電流を供給することによつて発
生する超低周波磁界（ＶＬＭＦ）と、垂直偏向コイルに
６０Ｈｚ近辺の鋸歯波状電流を供給することによつて発
生する極超低周波磁界（ＥＬＭＦ）、および供給電流に
重畳される高調波成分による超低周波磁界（ＶＬＭＦ）
である。
としては、偏向ヨーク、フライバツクトランスおよびそ
の他のコイル類があるが、その中でも主となる発生源は
偏向ヨークである。偏向ヨークから発生する不要輻射
は、水平偏向コイルに１５．７５ＫＨｚ以上で１２０Ｋ
Ｈｚ程度までの鋸歯波状電流を供給することによつて発
生する超低周波磁界（ＶＬＭＦ）と、垂直偏向コイルに
６０Ｈｚ近辺の鋸歯波状電流を供給することによつて発
生する極超低周波磁界（ＥＬＭＦ）、および供給電流に
重畳される高調波成分による超低周波磁界（ＶＬＭＦ）
である。
【０００３】この偏向ヨークからの不要輻射を低減する
手段としては従来より種々の技術が提案されており、そ
の一例が特開平３−１１４１２３号公報に記載されてい
る。
手段としては従来より種々の技術が提案されており、そ
の一例が特開平３−１１４１２３号公報に記載されてい
る。
【０００４】この公報に記載されている発明は、磁性体
を用いて水平偏向コイルの前端部フリンジ部から発生す
る不要輻射を低減しようとするものである。
を用いて水平偏向コイルの前端部フリンジ部から発生す
る不要輻射を低減しようとするものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、水平
偏向コイルの前端フリンジ部から発生する不要輻射につ
いての対策案であるが、水平偏向コイルからは前端フリ
ンジ部以外からも不要輻射が発生している。
偏向コイルの前端フリンジ部から発生する不要輻射につ
いての対策案であるが、水平偏向コイルからは前端フリ
ンジ部以外からも不要輻射が発生している。
【０００６】また、陰極線管の前方での不要輻射は、水
平偏向コイルのみならず垂直偏向コイルから発生する不
要輻射も含まれる。
平偏向コイルのみならず垂直偏向コイルから発生する不
要輻射も含まれる。
【０００７】従つて、陰極線管の前方での不要輻射を低
減するには、水平・垂直の両偏向コイルからの不要輻射
について対策しなければならない。
減するには、水平・垂直の両偏向コイルからの不要輻射
について対策しなければならない。
【０００８】そこで、偏向ヨークに磁気遮蔽物を用いる
手法が考えられるが、画像表示装置内に組み込まれた場
合、不要輻射が不均衡になるという問題がある。
手法が考えられるが、画像表示装置内に組み込まれた場
合、不要輻射が不均衡になるという問題がある。
【０００９】ところで、陰極線管の前方で偏向ヨークか
らの不要輻射を測定した場合、水平方向の超低周波磁界
にばらつきが見られた。これは垂直偏向コイルから発生
する磁界であり、その周波数帯から見て、この磁界は垂
直偏向コイルに供給される電流の高調波成分により発生
しているものと考えられる。
らの不要輻射を測定した場合、水平方向の超低周波磁界
にばらつきが見られた。これは垂直偏向コイルから発生
する磁界であり、その周波数帯から見て、この磁界は垂
直偏向コイルに供給される電流の高調波成分により発生
しているものと考えられる。
【００１０】そこで、垂直偏向コイルに磁性体を用い対
策を行つたが、超低周波磁界の水平方向成分のばらつき
に対する低減効果は薄く、逆に、水平偏向コイルからの
磁界の分布が磁性体により乱されるという問題があつ
た。
策を行つたが、超低周波磁界の水平方向成分のばらつき
に対する低減効果は薄く、逆に、水平偏向コイルからの
磁界の分布が磁性体により乱されるという問題があつ
た。
【００１１】本発明の目的は、以上のような従来の技術
の欠点を解消し、極超低周波磁界ならびに超低周波磁界
の不要輻射を全体的に十分抑制できる偏向ヨークを備え
た陰極線管画像表示装置を提供することにある。
の欠点を解消し、極超低周波磁界ならびに超低周波磁界
の不要輻射を全体的に十分抑制できる偏向ヨークを備え
た陰極線管画像表示装置を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第１の本発明は、ラツパ状をしたコアの内側に、一
対のクラ型の水平偏向コイルと、一対のクラ型の垂直偏
向コイルが配置された偏向ヨークを備えた陰極線管画像
表示装置において、前記水平偏向コイルおよび前記垂直
偏向コイルに、それぞれキヤンセルコイルを直列または
並列に接続し、前記垂直偏向コイルに接続されたキヤン
セルコイルは、前記偏向ヨークを水平偏向方向から見た
場合、管軸方向で前記垂直偏向コイル前端部より管面
側、および垂直偏向コイル後端部より管面と反対側に、
ある距離を持ち、前記垂直偏向コイルおよび前記コア全
体を覆う形状としたことを特徴とするものである。 上記
目的を達成するため、第２の本発明は、ラツパ状をした
コアの内側に、一対のクラ型の水平偏向コイルと、一対
のクラ型の垂直偏向コイルが配置された偏向ヨークを備
えた陰極線管画像表示装置において、前記水平偏向コイ
ルおよび前記垂直偏向コイルに、それぞれキヤンセルコ
イルを直列または並列に接続し、前記垂直偏向コイルに
接続されたキヤンセルコイルは、前記垂直偏向コイル前
端フリンジ部と後端フリンジ部とを結んだ線の延長線が
管軸と交わる角度とほぼ同等の角度を持ち、前記コアの
外側で水平偏向方向またはその近傍に左右対称に配設さ
れていることを特徴とするものである。
め、第１の本発明は、ラツパ状をしたコアの内側に、一
対のクラ型の水平偏向コイルと、一対のクラ型の垂直偏
向コイルが配置された偏向ヨークを備えた陰極線管画像
表示装置において、前記水平偏向コイルおよび前記垂直
偏向コイルに、それぞれキヤンセルコイルを直列または
並列に接続し、前記垂直偏向コイルに接続されたキヤン
セルコイルは、前記偏向ヨークを水平偏向方向から見た
場合、管軸方向で前記垂直偏向コイル前端部より管面
側、および垂直偏向コイル後端部より管面と反対側に、
ある距離を持ち、前記垂直偏向コイルおよび前記コア全
体を覆う形状としたことを特徴とするものである。 上記
目的を達成するため、第２の本発明は、ラツパ状をした
コアの内側に、一対のクラ型の水平偏向コイルと、一対
のクラ型の垂直偏向コイルが配置された偏向ヨークを備
えた陰極線管画像表示装置において、前記水平偏向コイ
ルおよび前記垂直偏向コイルに、それぞれキヤンセルコ
イルを直列または並列に接続し、前記垂直偏向コイルに
接続されたキヤンセルコイルは、前記垂直偏向コイル前
端フリンジ部と後端フリンジ部とを結んだ線の延長線が
管軸と交わる角度とほぼ同等の角度を持ち、前記コアの
外側で水平偏向方向またはその近傍に左右対称に配設さ
れていることを特徴とするものである。
【００１３】
【作用】水平偏向コイルから発生する超低周波磁界の不
要輻射は、偏向ヨーク前面側では陰極線管から出る電子
ビームを水平方向に偏向するための主磁界が支配的であ
り、後面側では後端部フリンジ磁界が支配的である。
要輻射は、偏向ヨーク前面側では陰極線管から出る電子
ビームを水平方向に偏向するための主磁界が支配的であ
り、後面側では後端部フリンジ磁界が支配的である。
【００１４】故に、偏向ヨーク前面側ではこの主磁界
を、また、後面側では後端部フリンジ磁界をそれぞれ弱
めることにより、不要輻射を低減することができる。
を、また、後面側では後端部フリンジ磁界をそれぞれ弱
めることにより、不要輻射を低減することができる。
【００１５】従つて、水平偏向コイルにキヤンセルコイ
ルを接続し、偏向ヨーク前面側での主磁界および後面側
での後端部フリンジ磁界と逆向きの磁界を発生させるこ
とにより、水平偏向コイルからの不要輻射を低減するこ
とができる。
ルを接続し、偏向ヨーク前面側での主磁界および後面側
での後端部フリンジ磁界と逆向きの磁界を発生させるこ
とにより、水平偏向コイルからの不要輻射を低減するこ
とができる。
【００１６】また、垂直偏向コイルから発生する不要輻
射は、極超低周波磁界、および供給される偏向電流に重
畳される高調波成分による超低周波磁界である。その不
要輻射は、陰極線管から出る電子ビームを垂直方向に偏
向するための主磁界が支配的である。
射は、極超低周波磁界、および供給される偏向電流に重
畳される高調波成分による超低周波磁界である。その不
要輻射は、陰極線管から出る電子ビームを垂直方向に偏
向するための主磁界が支配的である。
【００１７】従つて、垂直偏向コイルにもキヤンセルコ
イルを接続し、この主磁界と逆向きの磁界を発生させる
ことにより、垂直偏向コイルからの不要輻射を低減する
ことができる。
イルを接続し、この主磁界と逆向きの磁界を発生させる
ことにより、垂直偏向コイルからの不要輻射を低減する
ことができる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
【００１９】図１は本発明の実施例に係る偏向ヨークの
概略側面図、図２は図１における偏向ヨークをＺ軸を中
心に９０度回転させた図で、キヤンセルコイルの取り付
け角度、およびキヤンセル効果を説明するための図、図
３は図１のＩ−Ｉ線上の断面図、図４は垂直偏向コイル
の磁界の発生状態を示す図である。
概略側面図、図２は図１における偏向ヨークをＺ軸を中
心に９０度回転させた図で、キヤンセルコイルの取り付
け角度、およびキヤンセル効果を説明するための図、図
３は図１のＩ−Ｉ線上の断面図、図４は垂直偏向コイル
の磁界の発生状態を示す図である。
【００２０】これらの図において、１，１′は水平偏向
コイル、２，２′は垂直偏向コイル、３，３′はキヤン
セルコイル、４はコアである。
コイル、２，２′は垂直偏向コイル、３，３′はキヤン
セルコイル、４はコアである。
【００２１】これらの図に示すように、ラツパ状をした
コア４の内側には、クラ型の水平偏向コイル１，１′が
対をなして対向して設けられ、クラ型の垂直偏向コイル
２，２′は水平偏向コイル１，１′とコア４との間に対
をなして対向して設けられている。
コア４の内側には、クラ型の水平偏向コイル１，１′が
対をなして対向して設けられ、クラ型の垂直偏向コイル
２，２′は水平偏向コイル１，１′とコア４との間に対
をなして対向して設けられている。
【００２２】ここで、コア４の中心軸をＺ軸、これに垂
直な垂直偏向方向の軸をＹ軸、同じく水平偏向方向の軸
をＸ軸とすると、水平偏向コイル１と１′はＸ軸を中心
として対称に、また、垂直偏向コイル２，２′はＹ軸を
中心として対称に配置されている。
直な垂直偏向方向の軸をＹ軸、同じく水平偏向方向の軸
をＸ軸とすると、水平偏向コイル１と１′はＸ軸を中心
として対称に、また、垂直偏向コイル２，２′はＹ軸を
中心として対称に配置されている。
【００２３】このように構成された偏向ヨークは、陰極
線管に嵌め込まれて取り付けられる。
線管に嵌め込まれて取り付けられる。
【００２４】図１に示されるように、キヤンセルコイル
３，３′は水平偏向方向から見て、そのループの内側に
垂直偏向コイル２，２′、およびコア４が配置されるよ
うな形状で、特に、垂直偏向コイル前端部フリンジ５，
５′より管面側に距離Ｌ1 、垂直偏向コイル後端部フリ
ンジ６，６′より管面と反対側に距離Ｌ2 でループの側
端を出している。
３，３′は水平偏向方向から見て、そのループの内側に
垂直偏向コイル２，２′、およびコア４が配置されるよ
うな形状で、特に、垂直偏向コイル前端部フリンジ５，
５′より管面側に距離Ｌ1 、垂直偏向コイル後端部フリ
ンジ６，６′より管面と反対側に距離Ｌ2 でループの側
端を出している。
【００２５】この距離Ｌ1 ，Ｌ2 は偏向ヨークの形状に
より変化するものである。
より変化するものである。
【００２６】また、図２に示されるように、垂直偏向コ
イル２，２′の前端部フリンジ５，５′と後端部フリン
ジ６，６′とを結んだ線の延長線とＺ軸とのなす角をθ
1 とすると、キヤンセルコイル３，３′の中心軸はＺ軸
と、θ1 とほぼ同等の角度θ2 で交差し、かつ、Ｘ軸と
も斜めに交差するように設けられている。従つて、キヤ
ンセルコイル３，３′はＹ軸ならびにＺ軸を中心に対称
位置に配置されている。
イル２，２′の前端部フリンジ５，５′と後端部フリン
ジ６，６′とを結んだ線の延長線とＺ軸とのなす角をθ
1 とすると、キヤンセルコイル３，３′の中心軸はＺ軸
と、θ1 とほぼ同等の角度θ2 で交差し、かつ、Ｘ軸と
も斜めに交差するように設けられている。従つて、キヤ
ンセルコイル３，３′はＹ軸ならびにＺ軸を中心に対称
位置に配置されている。
【００２７】なお、このキヤンセルコイル３，３′が接
続された偏向ヨークが画像表示装置内に組み込まれた場
合は、装置内の偏向ヨーク以外の不要輻射を発生し得る
部品、あるいは磁気遮蔽物等の影響により、装置全体で
は不均衡な不要輻射となるため、キヤンセルコイル３，
３′はこれに対応すべく非対称な配置となる場合もあ
る。
続された偏向ヨークが画像表示装置内に組み込まれた場
合は、装置内の偏向ヨーク以外の不要輻射を発生し得る
部品、あるいは磁気遮蔽物等の影響により、装置全体で
は不均衡な不要輻射となるため、キヤンセルコイル３，
３′はこれに対応すべく非対称な配置となる場合もあ
る。
【００２８】これらキヤンセルコイル３，３′は垂直偏
向コイル２，２′に直列または並列に接続され、鋸歯波
状の垂直偏向電流もしくはその一部が流れて磁界を発生
するようになつている。
向コイル２，２′に直列または並列に接続され、鋸歯波
状の垂直偏向電流もしくはその一部が流れて磁界を発生
するようになつている。
【００２９】また、その巻き回数は、不要輻射の程度、
接続される垂直偏向コイル２，２′のインピーダンスと
の関係等により適宜設定されるものである。
接続される垂直偏向コイル２，２′のインピーダンスと
の関係等により適宜設定されるものである。
【００３０】垂直偏向コイル２，２′からの不要輻射
は、図４に示されるように、陰極線管から放出される電
子ビームを垂直方向に偏向するための主磁界７，７′が
支配的である。故に、垂直偏向コイル２，２′からの不
要輻射を低減するには、この主磁界７，７′に対し逆向
きの磁界１０，１０′をキヤンセルコイル３，３′から
発生させればよい。
は、図４に示されるように、陰極線管から放出される電
子ビームを垂直方向に偏向するための主磁界７，７′が
支配的である。故に、垂直偏向コイル２，２′からの不
要輻射を低減するには、この主磁界７，７′に対し逆向
きの磁界１０，１０′をキヤンセルコイル３，３′から
発生させればよい。
【００３１】従つて、この実施例では、不要輻射が特に
懸念される管面側の前方に効果的に作用するようにキヤ
ンセルコイル３，３′のループ側端を、垂直偏向コイル
２，２′の前端フリンジ部５，５′より管面側に出し、
主磁界７，７′と逆向きの磁界１０，１０′を発生させ
ている。
懸念される管面側の前方に効果的に作用するようにキヤ
ンセルコイル３，３′のループ側端を、垂直偏向コイル
２，２′の前端フリンジ部５，５′より管面側に出し、
主磁界７，７′と逆向きの磁界１０，１０′を発生させ
ている。
【００３２】また、垂直偏向コイル２，２′に供給され
る電流の高調波成分による不要輻射のばらつきは、キヤ
ンセルコイル３，３′に垂直偏向電流もしくはその一部
が供給されることにより、主磁界７，７′の変動に対
し、それと逆向きのキヤンセル磁界１０，１０′も変動
するため、効果的に低減される。
る電流の高調波成分による不要輻射のばらつきは、キヤ
ンセルコイル３，３′に垂直偏向電流もしくはその一部
が供給されることにより、主磁界７，７′の変動に対
し、それと逆向きのキヤンセル磁界１０，１０′も変動
するため、効果的に低減される。
【００３３】以上は、垂直偏向コイル２，２′からの不
要輻射である極超低周波磁界、および供給される電流の
高調波成分による超低周波磁界の低減に関する説明であ
る。
要輻射である極超低周波磁界、および供給される電流の
高調波成分による超低周波磁界の低減に関する説明であ
る。
【００３４】また、水平偏向コイル１，１′からの不要
輻射である超低周波磁界に対しては図５に示されるよう
なキヤンセルコイル１１，１１′を用い低減を図つた。
輻射である超低周波磁界に対しては図５に示されるよう
なキヤンセルコイル１１，１１′を用い低減を図つた。
【００３５】以上、上記の実施例に示されるように、水
平偏向コイル１，１′にキヤンセルコイル１１，１１′
を接続し（図６参照）、かつ、垂直偏向コイル２，２′
にキヤンセルコイル３，３′を接続することにより、偏
向ヨークからの極超低周波磁界、および超低周波磁界の
不要輻射を低減することができる。
平偏向コイル１，１′にキヤンセルコイル１１，１１′
を接続し（図６参照）、かつ、垂直偏向コイル２，２′
にキヤンセルコイル３，３′を接続することにより、偏
向ヨークからの極超低周波磁界、および超低周波磁界の
不要輻射を低減することができる。
【００３６】なお、図４において、８は垂直偏向コイル
２，２′の前端部フリンジ磁界、９は垂直偏向コイル
２，２′の後端部フリンジ磁界である。
２，２′の前端部フリンジ磁界、９は垂直偏向コイル
２，２′の後端部フリンジ磁界である。
【００３７】
【発明の効果】以上のように請求項１ならびに２記載の
発明によれば、水平偏向コイルに接続されたキヤンセル
コイルによつて垂直方向の超低周波磁界の不要輻射を確
実に低減させることができ、また、垂直偏向コイルに接
続されたキヤンセルコイルによつて水平方向の極超低周
波磁界、および供給電流の高調波成分による超低周波磁
界の不要輻射とそのばらつきを確実に低減させることが
できる。
発明によれば、水平偏向コイルに接続されたキヤンセル
コイルによつて垂直方向の超低周波磁界の不要輻射を確
実に低減させることができ、また、垂直偏向コイルに接
続されたキヤンセルコイルによつて水平方向の極超低周
波磁界、および供給電流の高調波成分による超低周波磁
界の不要輻射とそのばらつきを確実に低減させることが
できる。
【図１】本発明の実施例に係る垂直偏向コイルにキヤン
セルコイルを接続した場合の偏向ヨークの概略側面図で
ある。
セルコイルを接続した場合の偏向ヨークの概略側面図で
ある。
【図２】キヤンセルコイルの取り付け角度、およびキヤ
ンセル効果を説明するための説明図である。
ンセル効果を説明するための説明図である。
【図３】図１のＩ−Ｉ線上の断面図である。
【図４】垂直偏向コイルの磁界の発生状態を示す説明図
である。
である。
【図５】本発明の実施例に係る水平偏向コイルにキヤン
セルコイルを接続した場合の偏向ヨークの概略側面図で
ある。
セルコイルを接続した場合の偏向ヨークの概略側面図で
ある。
【図６】本発明の実施例に係る水平・垂直偏向コイルに
それぞれキヤンセルコイルを接続した場合の偏向ヨーク
の概略側面図である。
それぞれキヤンセルコイルを接続した場合の偏向ヨーク
の概略側面図である。
１，１′ 水平偏向コイル ２，２′ 垂直偏向コイル ３，３′ 垂直偏向コイルに接続されたキヤンセルコイ
ル ４ コア ５，５′ 垂直偏向コイルの前端フリンジ部 ６，６′ 垂直偏向コイルの後端フリンジ部 ７，７′ 垂直偏向コイルの主磁界 ８ 垂直偏向コイルの前端部フリンジ磁界 ９ 垂直偏向コイルの後端部フリンジ磁界 １０，１０′ キヤンセルコイル３，３′からの発生磁
界 １１，１１′ 水平偏向コイルに接続されたキヤンセル
コイル θ1 前端フリンジ部５，５′と後端フリンジ部６，
６′とを結んだ線の延長線とＺ軸とのなす角。 θ2 キヤンセルコイル取り付け角
ル ４ コア ５，５′ 垂直偏向コイルの前端フリンジ部 ６，６′ 垂直偏向コイルの後端フリンジ部 ７，７′ 垂直偏向コイルの主磁界 ８ 垂直偏向コイルの前端部フリンジ磁界 ９ 垂直偏向コイルの後端部フリンジ磁界 １０，１０′ キヤンセルコイル３，３′からの発生磁
界 １１，１１′ 水平偏向コイルに接続されたキヤンセル
コイル θ1 前端フリンジ部５，５′と後端フリンジ部６，
６′とを結んだ線の延長線とＺ軸とのなす角。 θ2 キヤンセルコイル取り付け角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−190041（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−148543（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−95336（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 29/76
Claims (2)
- 【請求項１】 ラツパ状をしたコアの内側に、一対のク
ラ型の水平偏向コイルと、一対のクラ型の垂直偏向コイ
ルが配置された偏向ヨークを備えた陰極線管画像表示装
置において、 前記水平偏向コイルおよび前記垂直偏向コイルに、それ
ぞれキヤンセルコイルを直列または並列に接続し、前記
垂直偏向コイルに接続されたキヤンセルコイルは、前記
偏向ヨークを水平偏向方向から見た場合、管軸方向で前
記垂直偏向コイル前端部より管面側、および垂直偏向コ
イル後端部より管面と反対側に、ある距離を持ち、前記
垂直偏向コイルおよび前記コア全体を覆う形状としたこ
とを特徴とする陰極線管画像表示装置。 - 【請求項２】 ラツパ状をしたコアの内側に、一対のク
ラ型の水平偏向コイルと、一対のクラ型の垂直偏向コイ
ルが配置された偏向ヨークを備えた陰極線管画像表示装
置において、 前記水平偏向コイルおよび前記垂直偏向コイルに、それ
ぞれキヤンセルコイルを直列または並列に接続し、前記
垂直偏向コイルに接続されたキヤンセルコイルは、前記
垂直偏向コイル前端フリンジ部と後端フリンジ部とを結
んだ線の延長線が管軸と交わる角度とほぼ同等の角度を
持ち、前記コアの外側で水平偏向方向またはその近傍に
左右対称に配設されている ことを特徴とする陰極線管画
像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35308391A JP3217829B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 陰極線管画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35308391A JP3217829B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 陰極線管画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05174731A JPH05174731A (ja) | 1993-07-13 |
| JP3217829B2 true JP3217829B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=18428448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35308391A Expired - Fee Related JP3217829B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 陰極線管画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3217829B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP35308391A patent/JP3217829B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05174731A (ja) | 1993-07-13 |
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