JPH0646040Y2 - 接点切換スイツチ - Google Patents

接点切換スイツチ

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JPH0646040Y2
JPH0646040Y2 JP1986017396U JP1739686U JPH0646040Y2 JP H0646040 Y2 JPH0646040 Y2 JP H0646040Y2 JP 1986017396 U JP1986017396 U JP 1986017396U JP 1739686 U JP1739686 U JP 1739686U JP H0646040 Y2 JPH0646040 Y2 JP H0646040Y2
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JP
Japan
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contact
contact piece
actuator
cam surface
movable contact
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JP1986017396U
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敏夫 角田
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電話用ラインスイッチ等に好適に使用される
接点切換スイッチに関する。
〔従来の技術〕 従来の電話用ラインスイッチには、アクチュエータをス
ライドさせて接点を切り換える構成である、オーディオ
用のスライド式接点切換スイッチが代用されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のスライド式接点切換スイッチによると、
固定接片と可動接片がスライドにより機械的に消耗する
という問題点があり、しかも比較的低電圧回路に用いる
場合でもスパークが生じるため、このスパークによって
も、上記固定接片や可動接片が早期に消耗するという問
題点があった。特に電話用ラインスイッチにおいては、
48V、100mA程度の負荷を有し、上記のようなスパークが
頻繁に生じるのに対し、使用耐度は10万回以上のものが
要求されるため、上記のようなスライド式接点切換スイ
ッチを使用することには難点があった。
本考案は、このような問題点を解決するもので、固定接
片や可動接片の消耗が少ない接点切換スイッチを提供す
ることを目的とする。また、本考案は、固定接片と可動
接片とでなる接点機構を2つ以上の複数備えたものにお
いても、各接点機構の固定接片や可動接片の消耗を少な
くすることのできる接点切換スイッチを提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案の接点切換スイッチ
は、固定接片と可動接片とよりなる接点機構が複数並設
されたケースの内部に、外力を加えると接点機構の並列
方向に沿う軸心の周りで所定角度回転し外力を取り除く
と自動復帰するアクチュエータを設け、このアクチュエ
ータに、回転動作時に一部の接点機構の可動接片を押圧
して固定接片に弾接させるカム面と残りの接点機構の可
動接片に対する押圧を解除して固定接片から離反させる
カム面とを上記軸心に沿う方向に並べて設けたことを特
徴とする。
〔作用〕
このように構成された本考案の接点切換スイッチによる
と、複数の接点機構のうち、一部の接点機構がオンする
動作と残りの接点機構がオンする動作とがアクチュエー
タの回転動作によって交互に行われる。
〔実施例〕
以下、実施例を揚げて本考案を詳細に説明する。
第1図はアクチュエータ1と複数の接点機構2…とを示
す分解斜視図である。アクチュエータ1は中央部に突起
11を備えたロータ12と、このロータ12に並設された複数
のカム13とを備え、第2図に示すように一つのカム13は
大径のカム面13aと小径のカム面13bとを有している。ま
た、ロータ12の軸心に沿う方向に並べられた隣合うカム
13,13においては大径のカム面13aと小径のカム面13bが
相対応している。さらに、隣合うカム13,13の境界部分
には舌片14がそれぞれ設けられている。接点機構2は一
つの固定接片2aと一つの可動接片2bとによって構成され
ており、複数の接点機構2の並列方向に沿う方向が上記
ロータ12の軸心方向に一致している。また、隣接する二
つの可動接片2b,2bは、一つの端子3から分岐して二股
状に形成されており、これら二つの可動接片2b,2bがそ
れぞれ固定接片2a,2aと対応することにより、いわゆる
1回路2接点の回路が構成されている。即ち、第1図に
示すアクチュエータ1は、このような回路を4回路動作
させることができるものである。(但し、図示される接
点機構2は2回路分)なお、第1図において4はねじり
ばねを示す。
第3〜6図から明らかなように、アクチュエータ1はケ
ース5の内部に回転動作が可能な状態で配置される。即
ち、ロータ12の両端部をケース1に回転自在に支持さ
せ、かつ、このロータ12の端部に装着したねじりばね4
の一端部をケース1に支持させており、ねじりばね4の
付勢によってアクチュエータ1が図中反時計方向に常時
付勢されている。また、アクチュエータ1の突起11には
ケース1に取り付けられた操作杆6の下端部が当接され
ている。なお、ねじりばね4の付勢によるアクチュエー
タ1の回転は、操作杆6の段付部6aが第3図及び第5図
のようにケース5の上面に当ることによって阻止され
る。
次に、固定接片2aと可動接片2bはケース1に固着されて
おり、一つの可動接片2bにはアクチュエータ1の一つの
カム13における大径のカム面13a又は小径カム面13bのい
ずれか一方が当接される。そして、カム13の大径のカム
面13aが可動接片2bに当接すると、第4図及び第5図の
ように可動接片2bが大径のカム面13aに押圧されて下方
へたわみ、固定接片2aに接触し、これらの可動接片2bと
固定接片2aによって構成される接点機構2がオンとな
る。また、カム13の小径カム面13bが可動接片2bに当接
した状態では、第3図及び第6図のように可動接片2bが
復帰して固定接片2aから離反し、これらの可動接片2bと
固定接片2aによって構成される接点機構2がオフとな
る。なお、図示していないが、アクチュエータ1に設け
られている舌片14は、隣接する各可動接片2b,2bの相互
間に形成されている隙間に嵌まり込む。
以上の構成の接点切換スイッチの作用を説明する。
アクチュエータ1に外力を加えていない状態では、第3
図及び第5図のようにねじりばね4の付勢によってロー
タ12が反時計方向に回転されており、操作杆6が突起11
によって押し戻されている。この状態のとき、隣接する
二つの接点機構2,2間においては、一方の接点機構2の
可動接片2bが第3図のように小径のカム面13bに当接し
て固定接片2aから離反され、他方の接点機構2の可動接
片2bが第5図のように大径のカム面13aに当接して固定
接片2aに接触する。また、操作杆6を押し込むことによ
りアクチュエータ1に外力を加えてロータ12を時計方向
に回転させると、その回転に伴い、第3図のように今ま
で一方の接点機構2の可動接片2bに当接していた小径の
カム面13bが可動接片2bから逃げ、それに代わって第4
図のように大径のカム面13aがこの可動接片2bに当接す
るから、同図のように可動接片2bが固定接片2aに接触す
る。これに対し、第5図のように今まで他方の接点機構
2の可動接片2bに当接していた大径のカム面13aが可動
接片2bから逃げ、それに代わって第6図のように小径の
カム面13bがこの可動接片2bに当接するから、同図のよ
うに可動接片2bが固定接片2aから離反する。
また、操作杆6の押込み力を解除してアクチュエータ1
に加わっていた外力を取り除き、アクチュエータ1をね
じりばね4の付勢によって反時計方向に回転させて自動
復帰させると、隣接する二つの接点機構2,2間において
は、第4図のように今まで一方の接点機構2の可動接片
2bに当接していた大径のカム面13aが可動接片2bから逃
げ、それに代わって第3図のように小径のカム面13bが
この可動接片2bに当接するから、同図のように可動接片
2bが固定接片2aから離反するのに対し、第6図のように
今まで他方の接点機構2の可動接片2bに当接していた小
径のカム面13bが可動接片2bから逃げ、それに代わって
第5図のように大径のカム面13aがこの可動接片2bに当
接するから、同図のように可動接片2bが固定接片2aに接
触する。
即ち、第7図に示したように、アクチュエータ1に外力
を加えたり、その外力を取り除いたりしてアクチュエー
タ1を時計方向又は反時計方向に回転動作させると、隣
接する二つの接点機構2,2においては、一方の接点機構
2がオンする動作と他方の接点機構2がオンする動作と
が交互に行われる。
ところで、隣接する二つの接点機構2,2において、一方
の接点機構2がオンする動作と他方の接点機構2がオン
する動作の開始タイミングは、カム13の形状を変えるこ
とによって種々設定できる。例えば、第8a図のように大
径のカム面13aと小径のカム面13bの境界部分を隣合うカ
ム13,13間において交差させておけば、一方の接点機構
2のオン・オフ切換動作と他方の接点機構2のオン・オ
フ切換動作が略同時に行われる。また、第8b図のように
上記境界部分を隣合うカム13の小径のカム面13bと交差
するように形成すれば、一方の接点機構2のオン・オフ
切換動作と他方の接点機構2のオン・オフ切換動作にお
いて、共有する短絡時間がないノンショーティングとな
るように動作させることができるし、第8c図のように上
記境界線を隣合うカム13の大径のカム面13aと交差する
ように形成しておけば、2つの接点機構2のオン・オフ
切換動作において、共有する短絡時間を有するショーテ
ィング動作させることができる。尚、上記実施例におい
ては、1回路2接点の回路を4回路備えた接点切換スイ
ッチを説明しているが、本考案がこの実施例に限定され
ないのは勿論である。すなわち、本考案では、アクチュ
エータが接点機構の並列方向に沿う軸心の周りで所定角
度回転するようになっており、カム面がその軸心に沿う
方向に並べて設けられているので、1回路2接点の回路
を1回路以上構成したものや1回路1接点の接点構成を
2回路以上備えたものなど、要するに複数の接点機構が
構成されているものであれば適応させることができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の接点切換スイ
ッチによると、2つの接点機構を有するものに限らず、
3つ以上の複数の接点機構を有するものであっても、そ
れぞれの接点機構の固定接片と可動接片がスライドする
ことなく接触離反するのでそれらの接片が接触すること
による機械的な摩耗がほとんどなくなる。また、スライ
ドによるスパークの発生も無くなり、従来のものに比べ
て著しく耐用寿命が長くなる。従って、極めて大きな耐
用寿命を要求される電話用ラインスイッチとして好適に
使用できる。また、固定接片に対する可動接片の接触離
反は、アクチュエータに設けたカムの作用によってなさ
れるので、作動の信頼性が高まる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の接点切換スイッチのアクチュエータと
固定接片と可動接片を示す分解斜視図、第2図アクチュ
エータの断面図、第3〜6図は上記接点切換スイッチの
作用を説明するための断面図、第7図は回路図、第8a〜
8c図はアクチュエータの変形例を示す断面図である。 1…アクチュエータ 2…接点機構 2a…固定接片 2b…可動接片 5…ケース 13a…大径のカム面 13b…小径のカム面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定接片と可動接片とよりなる接点機構が
    複数並設されたケースの内部に、外力を加えると接点機
    構の並列方向に沿う軸心の周りで所定角度回転し外力を
    取り除くと自動復帰するアクチュエータを設け、このア
    クチュエータに、回転動作時に一部の接点機構の可動接
    片を押圧して固定接片に弾接させるカム面と残りの接点
    機構の可動接片に対する押圧を解除して固定接片から離
    反させるカム面とを上記軸心に沿う方向に並べて設けた
    ことを特徴とする接点切換スイッチ。
JP1986017396U 1986-02-07 1986-02-07 接点切換スイツチ Expired - Lifetime JPH0646040Y2 (ja)

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