JPH0645740Y2 - 流路切換可能な制御弁 - Google Patents

流路切換可能な制御弁

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JPH0645740Y2
JPH0645740Y2 JP11707089U JP11707089U JPH0645740Y2 JP H0645740 Y2 JPH0645740 Y2 JP H0645740Y2 JP 11707089 U JP11707089 U JP 11707089U JP 11707089 U JP11707089 U JP 11707089U JP H0645740 Y2 JPH0645740 Y2 JP H0645740Y2
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JP
Japan
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valve box
fluid inlet
valve
fluid
fluid outlet
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JP11707089U
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進 中川
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フシマン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種の流体の圧力制御等を行ない得る制御弁
の構造に関し、特に配管に接続する流体入口及び流体出
口間を自在に連通、遮断又はバイパス接続し得るように
した制御弁に関する。
〔従来の技術〕
一般に、減圧弁等の弁装置を配管中に設置するためには
それ以外の止め弁等が必要になる。第9図はそのような
弁装置を実際に配管する場合の従来行なわれている配管
施行方法の例を示しており、図示したように設置すべき
減圧弁の上流側及び下流側の夫々に止め弁が設けられる
と共に、これらのバイパス管中にも別の止め弁が併設さ
れるようになっている。このように止め弁によって配管
から閉止した減圧弁の上下流間をバイパスさせることに
より配管のフラッシングや該減圧弁の点検,修理等が行
なわれるが、この例からも明らかなように、一個の減圧
弁を設置するには通常、三個の止め弁とバイパス管とを
使用する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記バイパス管の取付け作業には多くの
工数,費用が必要になるばかりか、そのための配管スペ
ースとしても極めて大きくなってしまうので問題であっ
た。その上、設置した減圧弁の点検,修理に際して各止
め弁を個別に操作して行なわれなければらなず、作業性
も極めて悪かった。尚、かかる不都合を解消すべく、実
開昭61-23722号,実開昭63-33098号及び実開昭63-57897
号等の公報によりスチームトラップの改良例が知られて
いるが、これらは何れの場合も、切換弁部を自動弁部と
分離した構成になっているため、全体的に構造が複雑で
且つ大型化せざるを得ず、そして製造コストが高い等の
問題がある。
本考案は係る実情に鑑み、配管スペースを取らず、設置
作業を容易にし且つ低製造コストで実現し得るようにし
た、この種の制御弁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案による流路切換可能な制御弁は、流体入口及び流
体出口を設けた外側弁箱とこの流体入口及び流体出口間
を連通する流入孔及び流出孔を有し連通流路内に圧力制
御等を行う弁体を配設し、回動可能に嵌装された内側弁
箱とにより弁箱を構成し、内側弁箱は外側弁箱の流体入
口及び流体出口間の連通を閉鎖する外周面部分並びに内
側弁箱の外周面と外側弁箱の内周面との間に間隙を形成
して流体入口及び流体出口間を連通する流路を併設し、
更に、上記流入孔及び流出孔と上記流体入口及び流体出
口間の連通を閉鎖する外周面部分と上記間隙を形成して
流体入口及び流体出口間を連通する流路とは夫々内側弁
箱の回動に際し外側弁箱の流体入口及び流体出口に対応
し得る位置に配設され、内側弁箱の第一の回動位置で内
側弁箱内部を通過して外側弁箱の流体入口及び流体出口
を連通せしめ、又、第二の回動位置で上記流体入口並び
に内側弁箱の流入孔及び流出孔を閉止し、そして第三の
回動位置で内側弁箱の流入孔及び流出孔を閉鎖すると共
に上記間隙を介して外側弁箱の流体入口及び流体出口間
を連通せしめ得るようになっている。
従って、内側弁箱を適宜回動させることにより、即ち、
第一の回動位置で通常の制御弁としての流路を、又、第
三の回動位置でバイパス流路を夫々形成すると共に、第
二の回動位置では流路を遮断せしめ、このように所望の
流路に切換えることができる。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第6図に基づき本考案による流路切換
可能な制御弁の一実施例を説明する。第1図は本考案を
適用した自力式減圧弁の基本構成を示しているが、図
中、1はその内周面に配管と夫々連通する流体入口1a及
び流体出口1bが形成された外側弁箱、2はその外周面と
外側弁箱1の内周面との間に一定の間隙3を形成するよ
うに該外側弁箱1内に回動可能に嵌装され、第1図に示
した第一の回動位置にあるときにはその流入孔2aが上記
流体入口1aと、又、流出孔2bが上記流体出口1bと夫々整
合するようになっている内側弁箱、4及び5は内側弁箱
2の上部及び下部に装着されたシール部材、6は流入孔
2aの開口端の周囲に装着されたシール部材(第2図参
照)、7は流出孔2bの開口端の周囲に装着されたシール
部材、8は内側弁箱2に嵌着された弁座体、9は弁体、
10は弁棒、11はストレーナ、12は二次側圧力検出孔であ
る。そして上記の各部材により弁本体側が構成される
が、上記内側弁箱2の外周面には、流入孔2aと円周方向
に連続して上記流体入口1aを閉止し得る突出部2cが例え
ば第一の回動位置(第1図及び第2図)から第2図中、
矢印A方向に90°回動することにより流体入口1aと整合
するようになる位置(第二の回動位置(第5図)参照)
に形成されていると共にこの突出部2cには第2図に明示
したようにシール部材13が装着されている。又、第一の
回動位置から例えば第2図中、矢印B方向に90°回動し
た場合(第三の回動位置(第6図)参照)には外側弁箱
1の流体入口1aには内側弁箱2との間に形成される間隙
3と連通するようになっている。
更に、14はダイアフラム室15を画成するダイアフラム、
16は設定圧力調節用のばね、17はばね保護筒、18はばね
16の弾力を調節するための調節ねじである。
本考案による流路切換可能な制御弁は上記のように構成
されているから、先づ、内側弁箱2が第一の回動位置に
ある場合、外側弁箱1の流体入口1aと内側弁箱2の流入
孔2a及び外側弁箱1の流体出口1bと内側弁箱2の流出孔
2bは夫々整合するため流体入口1aと流体出口1bとは内側
弁箱2を介して連通せしめられている。従って、流体入
口1aから流入した一次側流体はストレーナ11を介して弁
座体8内へ流れ込み、一方、二次側流体は検出孔12を介
してダイアフラム室15内に流入していて、ダイアフラム
14に作用するばね16の弾力と二次側圧力とが均合ったと
ころで弁体9の開度が決定されるようになっているの
で、このように負荷(流量)の大小の変化によって二次
側流体圧力が増減しても、それを一定値に保持すべく圧
力制御弁として作動する。このように内側弁箱2の第一
の回動位置では通常の減圧弁として作動し得るが、この
場合、シール部材6及び7は一次側流体及び二次側流体
が夫々間隙3内へ漏出するのを防止しているから減圧弁
として適正な作動が保証されている。
次に、内側弁箱2が第二の回動位置にある場合(第5
図)、尚これは前述したように該内側弁箱2を上記第一
の回動位置から例えば90°回動することにより行なわれ
るが、内側弁箱2の突出部2cが流体入口1aと整合して閉
止し、従って一次側流体はこの流体出口1aより先へ流れ
ることができず流路は完全に遮断される。そしてこの場
合にもシール13が一次側流体の間隙3内への漏出を防止
しているが、このとき内側弁箱2の流入孔2a及び流出孔
2bは第5図に示したようにシール部材6及び7によって
間隙3から遮断され、従って内側弁箱2内には一次側及
び二次側の何れの流体も流入し得ない。このように内側
弁箱2を第二の回動位置に持ち来すことにより、弁体9,
ストレーナ11等の分解及び保守・点検が可能になる。
内側弁箱2が第三の回動位置にある場合(第6図)、流
体入口1a及び流体出口1bの双方とも間隙3と連通し、一
方、内側弁箱2の流入孔2a及び流出孔2bはシール部材6
及び7によって間隙3から遮断され、従ってこの第三の
回動位置では、流体入口1a及び流体出口1bは、外側弁箱
1の内周面と内側弁箱2の外周面との間の間隙3により
形成されるバイパス流路(第6図、点線)によって連通
せしめられる。又、このとき内側弁箱2内へは流体が流
入し得ないため、流体入口1aから流入する流体は専らこ
のバイパス流路のみを介して流体出口1bへと流れるの
で、配管のフラッシングが可能になる。尚、この場合に
も、弁体9,ストレーナ11等の分解,保守・点検を行ない
得るのは勿論である。尚、本弁の入口側又は出口側に止
め弁を1個設けて、この止め弁を操作することにより本
弁がこの第三の回動位置にある場合、流体の圧力を手動
で調整しながら、弁体9,ストレーナ11等の分解・保守点
検等を行ない得る。
このように内側弁箱2の回動位置に応じて流体入口1a及
び流体出口1b間の流路状態を切換えることができるので
本案制御弁(減圧弁)を実施の配管中に設置した場合、
先づ内側弁箱2を第三の回動位置に持ち来して間隙3に
よるバイパス流路を形成し、フラッシング等の完了後、
内側弁箱2を第一の回動位置に持ち来すことにより通常
の制御弁として作動するようにできる。このようにバイ
パス管等(第9図参照)を使用しないで済ませることが
できる。
ここで、第7図及び第8図は間隙3により形成されるバ
イパス流路の変形例を示しているが、内側弁箱2の外周
面における突出部2cとは反対側の流入孔2aの一側部に図
示のようなテーパ状にした絞り部19を設け、バイパス流
路を形成すべく内側弁箱2を回動させる際に、バイパス
流路の流量を徐々に変化させることができる。これによ
り止め弁を使用することなく流体の圧力を手動で調整し
ながら分解,保守・点検等を行ない得る。
尚、上記実施例における流入孔2aの開口部及びシール部
材6は内側弁箱2の外周面の一部を突出させてそこにシ
ールを施しているが、これらを合成ゴム又はプラスチッ
ク等により一体成形し、これを内側弁箱2の外周面に液
密に固着することにより同等の作用効果が得られる。そ
して、このような構成は流出孔2b及び突出部2cについて
も同様に適用し得る。又、これら流入口2a,流出口2b及
び突出部2cの配置は、回動角度関係として90°の場合の
他に適宜の角度で設定し得る。更に本考案を減圧弁の例
で説明したが、その他の背圧弁や差圧弁等、各種自動弁
に適用可能である。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、減圧弁等の制御弁のみで
流路の遮断及びバイパス接続の切換えが可能になり、バ
イパス管がなくて済むので配管スペースが著しく減少す
る上に、配管のための工数や費用は格段に少なくなる。
又、バイパス流路を弁箱内に形成するようにしたので弁
装置として大形化することがないばかりか低コストで製
造することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による切換可能な制御弁の一実施例の縦
断面図、第2図は本考案に係る内側弁箱の斜視図、第3
図及び第4図は第2図の夫々III-III線及びIV-IV線に沿
う断面図、第5図及び第6図は夫々第二の回動位置及び
第三の回動位置にある上記内側弁箱の斜視図、第7図は
本考案に係るバイパス流路の変形例を示す上記内側弁箱
の斜視図、第8図は第7図のVIII-VIII線に沿う断面
図、第9図は従来の減圧弁の配管施工方法の例を示す図
である。 1……外側弁箱、1a……流体入口、1b……流体出口、2
……内側弁箱、2a……流入孔、2b……流出孔、2c……突
出部、3……間隙、4,5,6,7,13……シール部材、8……
弁座、9……弁体、10……弁棒、11……ストレーナ、12
……二次側圧力検出孔、14……ダイアフラム、15……ダ
イアフラム室、16……調節ばね、17……ばね保護筒、18
……調節ねじ、19……絞り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管に接続する流体入口及び流体出口を有
    する弁箱内に弁体を配置して圧力制御等を行い得るよう
    にした制御弁において、 上記流体入口及び流体出口を設けた外側弁箱と該流体入
    口及び流体出口間を連通する流入孔及び流出孔を有し連
    通流路内に圧力制御等を行う弁体を配設し、回動可能に
    嵌装された内側弁箱とにより上記弁箱を構成し、上記内
    側弁箱は上記外側弁箱の上記流体入口及び流体出口間の
    連通を閉鎖する外周面部分並びに内側弁箱の外周面と該
    外側弁箱の内周面との間に間隙を形成して上記流体入口
    及び流体出口間を連通する流路を併設し、更に、上記流
    入孔及び流出孔と上記流体入口及び流体出口間の連通を
    閉鎖する外周面部分と上記間隙を形成して上記流体入口
    及び流体出口間を連通する流路とは夫々内側弁箱の回動
    に際し外側弁箱の上記流体入口及び流体出口に対応し得
    る位置に配設され、上記内側弁箱の第一の回動位置で内
    側弁箱内部を通過して上記外側弁箱の上記流体入口及び
    上記流体出口間を連通せしめ、第二の回動位置で上記流
    体入口並びに内側弁箱の流入孔及び流出孔を閉鎖し、第
    三の回動位置で内側弁箱の流入孔及び流出孔を閉鎖する
    と共に上記間隙を介して上記流体入口及び上記流体出口
    間を連通せしめるようにし、上記内側弁箱を適宜回動す
    ることにより流路を切換え得るようにしたことを特徴と
    する流路切換可能な制御弁。
JP11707089U 1989-10-06 1989-10-06 流路切換可能な制御弁 Expired - Lifetime JPH0645740Y2 (ja)

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JPH0355971U JPH0355971U (ja) 1991-05-29
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