JPH064556A - 帳票伝送用端末装置 - Google Patents

帳票伝送用端末装置

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Publication number
JPH064556A
JPH064556A JP4166267A JP16626792A JPH064556A JP H064556 A JPH064556 A JP H064556A JP 4166267 A JP4166267 A JP 4166267A JP 16626792 A JP16626792 A JP 16626792A JP H064556 A JPH064556 A JP H064556A
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JP
Japan
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image
data
barcode
bar
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Pending
Application number
JP4166267A
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English (en)
Inventor
Kenzo Obata
賢三 小幡
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH064556A publication Critical patent/JPH064556A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、バーコードを含む帳票を通信回線
を介して、特にバーコードイメージを正確に伝送させる
帳票伝送用端末装置を提供することにある。 【構成】バーコード端末装置21は、感熱ロール紙22を紙
送りロール231 、232 によってサーマルヘッド24部に送
り、このヘッド24部で印刷されたロール紙22が排出され
る。また、挿入されたバーコード帳票原稿29は、紙送り
ロール232 、233で送り込まれ、スキャナ27部を通過さ
せられる。スキャナ27では、帳票原稿29のイメージを読
取り、特にバーコード部分と他のイメージ部分とを分離
し、バーコード部分は適宜デコードし、且つバーアドレ
スを設定して送信する。そして、受信側においてはデー
コードされたバーコードおよびその他のイメージを受信
し、この生成されたイメージに対して、前記アドレスで
指定される位置にバーコードデータに基づき生成したバ
ーコードイメージを合成し印刷されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バーコードを利用し
た帳票に基づいて、オンラインにより受発注を行わせる
ことができる通信装置に係るものであり、特にバーコー
ドを利用した帳票を伝送する帳票伝送用端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オンラインによって帳票を伝送し、この
伝送された帳票に基づいて各種取り引きが行われるよう
にすることが考えられている。この場合、使用される帳
票においては、コラム分類表示、日付表示等のためにバ
ーコードが組み合わせ使用されているものであり、伝票
の伝送に際してこのバーコードデータの伝送をも行い、
伝送された伝票の効率的な処理が行われるようにするこ
とが望まれる。
【0003】図10はこの様なバーコードを使用した帳
票情報を伝送するシステムを説明するもので、全体を制
御する制御装置を構成するコンピュータ11を備える。こ
のコンピュータ11に対してバーコードスキャナ12、プリ
ンタ13、通信装置14が接続されるもので、この通信装置
14は通信回線15(公衆回線もしくは専用回線)に接続さ
れる。図11は、バーコード付き帳票の例を示す。
【0004】この様に構成されるシステムにおいて、通
信回線15から送られてきた帳票データは、通信装置14に
入力されて復調される。この復調された帳票データは、
コンピュータ11で解析されて出力フォーマットの形式に
変換され、プリンタ13に送られて印刷出力される。この
場合、出力フォーマットはバーコードが併記されている
もので、通常の帳票の識別番号をバーコードによって表
現する場合が多い。
【0005】また、帳票のイメージを伝送したい場合に
は、ファクシミリ装置16を用いて、帳票イメージの送受
信に対応するようにしている。すなわち、このファクシ
ミリ装置16によって帳票のイメージ情報が伝送され、ま
たバーコード情報はプリンタ12において印刷出力され
る。
【0006】帳票を送り出すために、すでにバーコード
が印字されている帳票を読み取る場合にはバーコードス
キャナ12を用い、この帳票に記載されたバーコードを読
み取る。このバーコードスキャナ12によって読み取られ
たバーコードデータはコンピュータ11で処理され、通信
装置14を経由して通信回線15に送り出される。
【0007】しかしながら、この様な構成のシステムに
おいては、バーコードデータとファクシリミリによって
読み取られたイメージデータとを伝送するために、その
各々に対応する装置が必要となる。また、ファクシミリ
によって帳票をイメージのみによって伝送すると、この
帳票に表示されたバーコードデータもイメージデータと
して伝送されるようになり、伝送されたバーコードの品
質を必ず良質に再現することができない。特に、オンラ
インによって受発注を行う場合において、バーコードの
イメージの劣化によって、これを電子光学的に読み取る
ことが困難となった場合、受発注処理において重大な障
害となる。
【0008】また図10で示したようなシステムにおい
ては、コンピュータ11、バーコードスキャナ12、プリン
タ13、通信装置14、さらにファクシミリ装置16が個別に
存在しているものであり、特にバーコードを読み取るた
めにはバーコードスキャナ12およびファクシミリ装置16
が二重に存在することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、コンピュータ、バーコード
スキャナ、プリンタ、通信装置、ファクシミリ等が一体
化され、特にバーコード付き帳票を伝送するに際して、
バーコードが良品質で表現された帳票が得られるように
した帳票伝送用端末装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る帳票伝送
用端末装置は、スキャナ手段で伝送すべき帳票からその
イメージデータを読み取り、この読み取られたイメージ
データからバーコードを分離し、このバーコードをデコ
ードするバーコード処理手段を備える。またファクシミ
リ処理手段で前記バーコードを除くそれ以外のイメージ
データを処理すると共に、前記数値化されたバーコード
情報、および前記ファクシミリ処理手段で画像処理され
たイメージ情報を、それぞれ対応する変調手段によって
変調し、送信手段で伝送回路に伝送する。さらに、前記
伝送回路を介して受信されるバーコード情報に基づい
て、バーコードイメージを復元するバーコード復元手
段、前記伝送回路を介して受信されたイメージ情報に基
づいて、イメージデータを復元するファクシミリ復元手
段を備え、バーコード合成手段でこのファクシミリ復元
手段で復元されたイメージデータの中に、前記復元され
たバーコードイメージを埋め込んで合成する。
【0011】
【作用】この様に構成される帳票伝送用端末装置にあっ
ては、バーコードを含んで構成された帳票がファクシミ
リ処理手段でイメージとして読み取られ、伝送される。
また、この帳票に含まれたバーコード情報はスキャナ手
段によって読み取られ、デコードされて伝送され、この
デコードされたバーコードデータおよび帳票のイメージ
データがそれぞれ通信回線を介して伝送され、それぞれ
受信されるようになる。そして受信側においては、伝送
された帳票のイメージデータに対して、復元されたバー
コードイメージが合成され、バーコード付き帳票として
出力されるものであり、特にそのバーコード部分は数値
化され伝送されたデータに基づいて生成されるものであ
るため、品質の良好なものとされる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はバーコード付きの帳票データを送受信
するバーコード端末装置21の構成を示すもので、この装
置21は感熱ロール紙22を内蔵している。このロール紙22
は、ロール221 から引き出された後は紙送りロール231
および232 に挟まれて、サーマルヘッド24部分に送られ
る。
【0013】このサーマルヘッド24部分には、印字プラ
テン25が設定されているもので、この印字プラテン25は
送られた感熱ロール紙22を適正な圧力でサーマルヘッド
24に押し付け、サーマルヘッド24によってロール紙22に
感熱印字が適正に行われるようにしている。この様に印
字された感熱ロール紙22は排出ロール261 および262の
間に導かれるもので、この排出ロール261 および262 の
間を通過したロール紙22は外部に排出される。排出ロー
ル261 、262 とサーマルヘッドとの間にはスキャナ27が
設定されている。
【0014】サーマルヘッド24には、ヘッドリトラクシ
ョンを行うためにヘッドリトラクションソレノイド28が
接続されている。外部から挿入されるバーコード帳票原
稿29を取り込むために、紙送りロール232 に対向する位
置に紙送りロール233 が設定され、この紙送りロール23
2 はヘッドリトラクションソレノイド27に接続され、ヘ
ッドリトラクションに同期してリトラクションを行い、
導入された帳票原稿29を紙送りロール233 との間で挟み
込むようにする。これらのロール231 〜233 、261 、26
2 、さらにプラテン25は、駆動用モータ30によって駆動
される。
【0015】スキャナ27は、送られてくる帳票原稿29の
記録面を走査し、この帳票原稿29の記録を読み取るもの
で、このスキャナ27からの出力信号は、図2で示すよう
に増幅手段41によって増幅し、その増幅出力は2値化手
段42に供給されて2値化情報とされる。この2値化され
た読み取り情報は、カウンタ手段43に供給され、さらに
デコード手段44に供給される。2値化手段からの出力
は、さらに1ライン分のデータバッファ手段45に供給さ
れ、またカウンタ手段43からの出力はバーアドレス生成
手段46に供給される。
【0016】デコード手段44からは、デコードデータと
デコード開始信号およびデコード終了信号が出力されて
おり、このデコード開始信号およびデコード終了信号は
バーアドレス生成手段46に供給される。
【0017】バーアドレス生成手段46からの出力および
データバッファ手段45それぞれからの出力は、バーイメ
ージ除去手段47に供給され、このバーイメージ除去手段
47からの出力は解像度変換手段48に供給され、この解像
度変換手段48からの出力がデータ圧縮手段49に供給され
るようにする。そして、このデータ圧縮手段49からの出
力、さらにバーアドレス生成手段46およびデコード手段
44からの出力が、データストリーム合成手段50に供給さ
れるもので、カウント手段43乃至データストリーム合成
手段50までの各構成手段は、マイクロコンピュータ40に
より構成されるようにする。
【0018】データストリーム合成手段50からの出力
は、モデム手段51の送信側に対して供給されるもので、
このモデム手段51からの出力信号は回線制御手段52に供
給されて、この回線制御手段52から外部の電話線等の公
衆通信回線53に出力される。
【0019】回線制御手段52は、双方向の信号経路を備
えているもので、図3で示すように公衆通信回線53から
の信号を受信し、モデム手段51(受信側)に供給する機
能を有する。このモデム手段51からの受信信号は、マイ
クロコンピュータ40のデータストリーム分析手段54に供
給されるもので、この分析手段54からは受信信号に基づ
くイメージデータ、デコードデータ、バーコードアドレ
スが出力される。
【0020】このデータストリーム分析手段54から出力
されるイメージデータは、データ伸張手段55に供給さ
れ、この伸張手段55からの出力は解像度変換手段(復
調)56に供給され、この解像度変換手段56からの出力は
イメージ合成合成手段57に供給される。このイメージ構
成手段57には、データストリーム分析手段54からのバー
コードアドレスも供給されているもので、データストリ
ーム分析手段54から出力されるデコードデータはバーコ
ード生成手段58に供給される。
【0021】バーコード生成手段58には、テーブルメモ
リ手段59を構成するバーコードフォントテーブル591 お
よびキャラクタフォントテーブル592 からの情報が供給
されているもので、このバーコード生成手段58からの出
力は、イメージ合成手段57に供給されている。このイメ
ージ合成手段57からの出力は印刷手段60に供給され、こ
の印刷手段60によってサーマルヘッド24が駆動される。
【0022】この様なマイクロコンピュータ40には、ヘ
ッドリトラクションソレノイド28駆動用モータ30が接続
され、さらに原稿取り出し口に設定された原稿検出セン
サ31からの検出信号が供給されており、このマイクロコ
ンピュータ40は詳細は示していないが演算手段やメモリ
手段等を包括している。
【0023】図1において32はディスプレイやスイッチ
等の制御パネルであり、この制御パネル32部からの信号
はマイクロコンピュータ40に入力される。また、図2に
おいて電源供給手段61は、以上の構成要素に対してそれ
ぞれ電源を供給しているものであり、マイクロコンピュ
ータ40を含む電気的な手段は、バーコード端末装置21に
設定される回路基板33に装着されている。
【0024】この様に構成される端末装置21の動作につ
いて、そのメインルーチンを図4に基づいて説明する。
このメインルーチンはバーコード端末装置21のオンライ
ンのデータ取り引きにおけるバーコード帳票に関する基
本動作を示すもので、ステップ201 で電源の投入が確認
されたならば、ステップ202 で受信印字処理状態に設定
される。
【0025】制御パネル32のスイッチ等からの外部操作
によってこの受信印字状態から抜け出すもので、この受
信印字状態からの抜け出した後、ステップ203 でラベル
発行モードであるか否かを判定し、ラベル発行モードで
あることが確認されたなら、ステップ204 に進んでラベ
ルの発行処理を行う。ラベル発行モードではないと判手
対されたときは、ステップ205 に進んで送信モードてあ
るか否かを判定し、送信モードであることが確認された
ならば、ステップ206 の送信読取り処理に移行する。ス
テップ205 で送信モードではないと判定されたとき、ま
たステップ204および205 の処理が終了したならば、ス
テップ202 の受信印字処理に戻る。
【0026】図5はステップ204 のラベル発行処理状態
の処理の流れを示すもので、ステップ251 で制御パネル
32等からの、あるいは受信データの印字データの入力が
行われる。この様に印字データの入力が行われたなら
ば、ステップ252 でヘッドリトラクションソレノイド28
が駆動され、サーマルヘッド24のリトラクション、およ
び紙送りロール232 が設定される。
【0027】ここで、ラベルの発行処理状態が制御パネ
ル32等からの指示に基づくものであれば、印字内容をテ
ーブルメモリ手段59のバーコードフォントテーブル591
およびキャラクタフォントテーブル592 を参照して、ス
テップ253 でバーコード生成手段58により印刷イメージ
を形成し、ステップ254 で印刷手段60によりサーマルヘ
ッド24を駆動する。この際、駆動用モータ30が起動され
て、ステップ255 において駆動用モータ30によって紙送
りロール232 が駆動されて、感熱ロール紙22が1ライン
分送り出される。そして、ステップ256 で印字終了が確
認されたなら、この処理が終了される。
【0028】次に、図11で示されたようなバーコード
帳票の送信と受信、さらに印刷について説明する。バー
コード端末装置21の制御パネル32において、図4のステ
ップ206 の送信読取り状態が設定された後、バーコード
帳票原稿29を読取り口に設定すると、図6のステップ26
1 でその原稿の挿入が検知される。この検知信号はマイ
クロコンピュータ40に伝えられ、サーマルヘッド24のリ
トラクションおよび紙送りロール232 のスキャナ(S) 側
への設定のための、リトラクションソレノイド28の駆動
がステップ262 で行われる。同時にステップ263 で駆動
用モータ30が起動され、紙送りロール232 、233 を駆動
して、帳票原稿29を1ライン分移動させる。
【0029】この状態でステップ264 において、スキャ
ナ27は帳票原稿29のバーコードの濃淡を電気信号に変換
し、増幅手段41で増幅する。この増幅された情報は2値
化手段42で2値化情報とされ、マイクロコンピュータ40
のカウント手段43においてバーおよびスペース幅が計測
されて数値化される。ステップ265 においては、この数
値化されたデータをデコード手段44に供給し、このデコ
ード手段44においてそのバーおよびスペースの組み合わ
せからバーコードの情報を復元する。
【0030】この復元されたバーコード情報は、ステッ
プ266 でモデム手段51に送られて変調され、ステップ26
7 で公衆通信回線53により相手先(データ人先)に伝送
される。この動作はステップ268 で原稿29の読取りが終
了するまで行われる。
【0031】図7は受信印刷処理の流れを示すもので、
データ受信先において回線制御手段52が起動しておれ
ば、公衆通信回線53の接続が行われているため、ステッ
プ271で受信される。そして次のステップ272 で、モデ
ム手段51において復調動作が行われ、復調されたデータ
はバーコード生成手段58に受け渡される。
【0032】ここで、ステップ273 においてデータが属
性項目に分離され、ステップ274 においてテーブルメモ
リ手段59に設定されるバーコードフォントテーブル591
を駆動する。
【0033】ステップ275 においては、印字状態を設定
するためにヘッドリトラクションソレノイド28を駆動
し、サーマルヘッド24のリトラクション、および紙送り
ロール232 をプリンタ(P) 側に設定する。
【0034】印字内容は、テーブルメモリ手段59のバー
コードフォントテーブル591 、およびキャラクタフォン
トテーブル592 を参照してバーコード生成手段58におい
て印刷イメージとして生成されるもので、ステップ276
で印刷手段60によってサーマルヘッド24を駆動して印刷
する。ステップ277 においては、この印刷動作に対応し
てモータ30を1ライン分駆動する。
【0035】この場合、復調されたバーコードデータ
は、外部に接続されたコンピュータ等に出力することも
可能であり、したがってバーコード情報のみならば、そ
のバーコード情報の伝達が確実に行わせることができ
る。
【0036】次に、バーコード帳票のイメージ伝送(フ
ァクシミリ動作)と、バーコード帳票からのバーコード
データの分離、合成によるバーコード帳票情報の伝送
(ミックスモード)について説明する。
【0037】図8で示す処理の流れにおいて、ミックス
モード時の送信設定はステップ301において電源の投入
が確認された時点で、操作パネル32等の操作による送信
モードの設定がステップ302 で確認される。また、受信
時においても制御パネル32等の操作による設定か、伝送
されてきた信号のデータフラグによる設定であるかの判
別が行われる。
【0038】送信時において、ステップ303 で制御パネ
ル32等の操作によるミックスモードの設定が確認された
場合、まずステップ304 で通信相手先との回線接続が行
われる。回線接続が行われたならば、ステップ305 で原
稿を検出し、ステップ306 でバーコード帳票原稿29の読
み込み動作が行われる。
【0039】ここで、2値化手段42によって2値化され
たイメージデータは、デコード手段44およびデータバッ
ファ手段45に入力され、ステップ306 の帳票読取りの処
理が行われる。このステップ307 のバーコードデータ処
理の動作においては、特に出力信号としてデコード可否
信号が出力されている。すなわち、デコード手段44に入
力される数値化データ列のバーコード情報範囲をデコー
ド可否信号が表し、例えば可否信号が“1”の間は、数
値化データ列のバーコード範囲であることを示してい
る。
【0040】カウント手段43の出力はバーアドレス生成
手段46に供給されているもので、このバーアドレス生成
手段46はスキャナ27のどの位置(あるいはどういったタ
イミングでバーコードイメージ)が存在するかを知るた
めのものであり、その動作はカウンタ手段43によって得
られたカウント値を積算し、テコード手段44からのデコ
ード可否信号が“0”から“1”になった時点の積算値
が、バーコードの開始アドレス、デコード可否信号が
“1”から“0”になった時点の積算値がバーコード終
了アドレスとなり、読取ったイメージ情報におけるバー
イメージの存在箇所を示す情報となる。このようにして
ステップ308 の帳票のイメージ処理が行われる。
【0041】1ラインのデータバッファ手段45は、この
様なカウント手段43、デコード手段44、バーアドレス生
成手段46の作用における処理の遅延時間を吸収するため
の遅延手段として存在する。すなわち、データバッファ
手段45の出力信号とバーアドレス生成手段46の出力とは
同期している。その後データバッファ手段45の出力信号
は、バーイメージ除去手段47に入力されるもので、この
バーイメージ除去手段47には前述した開始アドレスおよ
び終了アドレス信号が入力されており、開始アドレス、
終了アドレスが“1”の間、読取ったイメーシ情報(す
なわち2値化され遅延されたデータ)をリジェクトする
ような動作を行う。具体的には、アンドゲートと同様の
動作を行えばよい。
【0042】リジェクトされた後の信号は、バーコード
の存在した位置のデータは“0”あるいは“白”に相当
するデータに置き変わっている。このようにして読取っ
たイメージ情報からバーイメージ部分を取り除いたイメ
ージデータは、解像度変換手段48においてデータサイズ
を変換され、データ圧縮手段49においてデータ圧縮が行
われ、ステップ308 の帳票イメージ処理が行われる。
【0043】この様にして圧縮されたデータは、データ
ストリーム合成手段50においてステップ309 のデータス
トリーム処理が行われるもので、データストリーム合成
手段50には、他にデコード手段44の出力であるデコード
データおよびアドレス生成手段46の出力であるバーコー
ド開始アドレスおよび終了アドレス信号が入力されてい
る。
【0044】ここで、バーイメージを抜いた帳票イメー
ジデータ、バーコードアドレスデータ、バーコードデコ
ードデータを合成し、1つのデータ列、すなわちデータ
ストリームに組み立てる。データストリームはバーコー
ドデコードデータ、バーコードアドレスデータ、および
帳票イメージデータの各ブロックの組み合わせにより構
成され、この各ブロックの前に、ブロックそれぞれの属
性を示すための属性/開始フラグが付加される。また、
各ブロックデータの後に終了を示す終了フラグが付加さ
れ、ステップ310 のモデムへのデータ転送の処理が行わ
れる。
【0045】モデム手段51は、伝送されてきたデータス
トリームを変調するものであるが、各データブロックは
それぞれ通信手段さらに変調方式も異なるものであるた
め、その各ブロックそれぞれに対応した変調を行う。具
体的には、各データブロックの前に付加された属性/開
始フラグを参照し、各データブロックに対応した変調方
式を選択する。そして、各データブロックの後に付加さ
れている終了フラグで変調を終了する。
【0046】このモデム手段51によって変調された信号
は、回線制御手段52によって公衆通信回線53に送り出さ
れる。この場合、予め通信相手先とは公衆通信回線53に
よって接続されている必要があり、回線制御手段52によ
って相手先の呼び出し設定が行われるようにする。
【0047】回線制御手段52は相手先のダイヤリング呼
び出し設定およびその切断、あるいは受信側の起動を行
う。これらの機能は、例えば帳票を読み取る前に制御パ
ネル32における操作に基づいてマイクロコンピュータ40
を起動し、回線制御手段52を制御することによって設定
される。あるいは、バーコード帳票原稿29に記載された
相手先コードに相当するバーコードを読み取った時点
で、これをデコードした情報からマイクロコンピュータ
40を起動させて回線制御手段52を制御し、相手先ダイヤ
リングを自動的に行わせるようにしてもよい。この様に
してステップ311の変調データの転送処理が行われる。
【0048】すなわち、ミックスモードにおける通信
は、“フェーズA:呼設定”“フェーズB:プリメッセ
ージ手順”“フェーズC:インメッセージ手順およびメ
ッセージ伝送”“フェーズD:ポストメッセージ手順”
“フェーズE:呼解除”の定義に分けられ、各データブ
ロックの伝送はフェーズB〜Dを繰り返すことで行われ
る。
【0049】送信されるデータは、スキャナ27で読み取
った主操作方向の1ラインデータ毎に帳票イメージデー
タ、バーコードデコードデータおよびバーコードアドレ
スデータの個別、あるいは交じり合ったものとなる。こ
のため、ファクシミリ通信データとバーコード通信デー
タとを区別するようにしている。
【0050】この様にしてスキャナ27の1ラインデータ
分の送信に対応してステップ312 において駆動用モータ
30が1ライン分駆動されるものであり、この1ライン分
毎の通信が進行してステップ313 において送信の終了が
確認されたならば、ステップ314 で回線の切断を行う。
【0051】この様にして伝送されたデータは相手側に
おいて受信され、印字出力されるもので、その動作を受
信側に立って説明すると、伝送されてきたデータストリ
ームは受信待機状態のバーコード端末装置21において受
信される。
【0052】図9で示すように受信側のバーコード端末
装置21においては、ステップ401 で制御パネル32からの
指示の有無を判別し、特別の指示がされている場合はス
テップ402 に進んでその指示にしたがった各モードに移
行させる。ステップ401 で制御パネル32から特別の指示
がないことが確認されたならば、ステップ403 において
受信待機状態が設定される。そして、この受信待機状態
のバーコード端末装置21に対して伝送データが入力され
ると共に、ステップ404 で受信状態とされ、回線制御手
段52によってステップ405 で回線の接続が行われる。
【0053】この様にして回線が接続されたならば、受
信されたデータストリームはモデム手段51に入力され、
復調される。この時点においては、モデム手段51におい
てどの様な復調方式を採用すればよいかは不明である
が、データストリームに含まれる各データブロックに付
加された属性/開始フラグを参照して、そのデータブロ
ックの手順、変調方式が確認できるものであるため、こ
のモデム手段51においては、ステップ406 のように受信
信号を分析し、データストリームの手順/変調方式を検
出し、これに応じた復調方式や通信手段をステップ407
で判別する。
【0054】このステップ407 においてミックスモード
であることが判別されたならば、ステップ408 に進んで
データストリーム分析を行うもので、モデム手段51にお
いて復調されたデータストリームはデータストリーム分
析手段54に供給され、各データブロックの前後に付加さ
れたフラグが除去される。そして、バーコードデコード
データはバーコード生成手段58に、バーコードアドレス
データはイメージ合成手段57に、さらに帳票イメージデ
ータはデータ伸張手段55に供給される。
【0055】データ伸張手段55は、例えば送信時にMH
方式で圧縮されたイメージデータを復元するもので、こ
の復元されたイメージデータは解像度変換手段(復元)
56において、受信側の印刷画素密度に対応した画素数に
変換される。この様にして、ステップ409 の帳票イメー
ジ処理が行われる。
【0056】データストリーム合成手段54からのバーコ
ードデコードデータは、バーコード生成手段58において
ステップ410 のバーイメージ生成処理が行われる。この
ステップ410 の処理において、バーコードデータの内容
は、テーブルメモリ手段59のバーコードイメージフォン
トを収めたバーコードフォントテーブル591 や、罫線お
よびキャラクタや枠情報を収めたキャラクタフォントテ
ーブル592 の各テーブルデータを参照し、バーコードイ
メージが生成される。
【0057】この様にして生成されたバーコードイメー
ジは、帳票イメージのバーコードが存在すべき位置、す
なわちバーコードアドレスデータの指定する位置に設定
するステップ411 の印刷イメージの合成処理が行われ
る。このイメージの合成は、オアゲートと同様の動作に
よって実現できるものであり、またイメージ中の合成す
べきアドレスの検出は、解像度の復元されたイメージデ
ータの白ラインおよび黒ラインの積算を行うことで実現
できる。
【0058】この様に印刷イメージの合成処理が行われ
たならば、サーマルヘッド24を駆動してステップ412 の
印刷処理を行い、ステップ413 で駆動用モータ30を1ラ
イン分駆動する。ステップ414 で受信終了が確認された
ならばステップ415 で回線を切断し、この受信処理が終
了される。
【0059】尚、印刷手段は図で示したような感熱ある
いは熱転写方式でロール紙22に印刷する方式に限るもの
ではなく、バーコードの印刷に必要な解像度を有する印
刷方式であれば適宜採用できる。
【0060】ステップ407 でミックスモードではないと
判定されたときはステップ416 に進んでバーコード受信
モードであるか否かを判定する。このステップ416 でバ
ーコード受信ではないと判定されたときは、ステップ41
7 に進んでファクシミリ通信処理を行うもので、通常の
ファクシミリデータの受信の場合には解像度変換手段56
を作動させる必要がない。ステップ416 でバーコード受
信モードではないと判定されたときは、ステップ418 に
進んで送信読取り処理に移行される。
【0061】ここで、ファクシミリ動作のみの場合(バ
ーコード帳票のイメージ伝送のみの場合)においては、
前記バーコード伝送における通信手順とモデム手段51の
変復調方式が異なり、データバッファ手段45、バーイメ
ージ除去手段47、データストリーム、合成手段50の各作
用、さらにデータストリーム分析手段54、イメージ合成
手段57における各作用を行わないことで、ファクシミリ
のみの動作が実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る帳票伝送用
端末装置によれば、スキャナ部分と印刷部が共有されて
いるものであり、この端末装置によってバーコードの送
受信が行える。特に、バーコード帳票のイメージからバ
ーコード部分を抜きだし、バーコードデータをコード化
した状態で伝送するものであり、受信側においてバーコ
ードイメージを生成して帳票イメージと合成するもの
で、したがってファクシミリデータの送受信およびバー
コード帳票のイメージ、特にバーコードイメージの鮮明
な送受信が確実に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に一実施例に係る帳票伝送用端末装置
の構成を説明する構成図。
【図2】上記端末装置の特に送信側の制御を行うマイク
ロコンピュータを中心にした構成を説明する図。
【図3】同じく受信側の制御を行うマイクロコンピュー
タを中心にした構成を説明する図。
【図4】上記マイクロコンピュータにおける基本処理の
流れを説明するろフローチャート。
【図5】上記基本処理のラベル発行処理を説明するフロ
ーチャート。
【図6】同じく送信読取り処理の流れを説明するフロー
チャート。
【図7】同じく受信印刷処理の流れを説明するフローチ
ャート。
【図8】ミックスモードにおける送信読取り処理の流れ
を説明するフローチャート。
【図9】ミックスモードにおける受信印刷処理の流れを
説明するフローチャート。
【図10】従来のバーコードおよびイメージの通信方式
を説明する図。
【図11】バーコードを含む帳票の例を示す図。
【符号の説明】
21…バーコード端末装置、22…感熱ロール紙、231 〜23
3 …紙送りロール、24…サーマルヘッド、25…プラテ
ン、261 、262 …排出ロール、27…スキャナ、28…リト
ラクションソレノイド、29…バーコード帳票原稿、30…
駆動用モータ、32…制御パネル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送すべき帳票から、そのイメージデー
    タを読み取るスキャナ手段と、 前記読み取られたイメージデータからバーコードを分離
    し、このバーコードをデコードするバーコード処理手段
    と、 前記バーコードを除くそれ以外のイメージデータを処理
    するファクシミリ処理手段と、 前記数値化されたバーコード情報、および前記ファクシ
    ミリ処理手段で画像処理されたイメージ情報を、それぞ
    れ対応する変調手段によって変調し、伝送回路に伝送す
    る送信手段と、 前記伝送回路を介して受信されるバーコード情報に基づ
    いて、バーコードイメージを復元するバーコード復元手
    段と、 前記伝送回路を介して受信されたイメージ情報に基づい
    て、イメージデータを復元するファクシミリ復元手段
    と、 このファクシミリ復元手段で復元されたイメージデータ
    の中に、前記復元されたバーコードイメージを埋め込ん
    で合成するバーコード合成手段と、 を具備したことを特徴とする帳票伝送用端末装置。
JP4166267A 1992-06-24 1992-06-24 帳票伝送用端末装置 Pending JPH064556A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007300327A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Ricoh Co Ltd 画像形成システムおよび画像形成装置
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