JPH064549A - 作業指示表示システム - Google Patents

作業指示表示システム

Info

Publication number
JPH064549A
JPH064549A JP16272592A JP16272592A JPH064549A JP H064549 A JPH064549 A JP H064549A JP 16272592 A JP16272592 A JP 16272592A JP 16272592 A JP16272592 A JP 16272592A JP H064549 A JPH064549 A JP H064549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
file
control unit
storage unit
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16272592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3186837B2 (ja
Inventor
Tooru Konagamitsu
亨 小長光
Mikihiro Nishikawa
幹広 西川
Sei Yoshida
聖 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16272592A priority Critical patent/JP3186837B2/ja
Publication of JPH064549A publication Critical patent/JPH064549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186837B2 publication Critical patent/JP3186837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】現場の各端末機にワーク図面を表示する際、当
該ワークと隣接するワークとの境界線の表示を行う作業
指示表示システムを提供する 【構成】編集制御部13により編集された各ワークの切
り出し済みファイルを作業指示データとして第1の記憶
部15に記憶し、第2の記憶部22に記憶された確定フ
ァイル及び環境定義ファイルから計算によって4角のワ
ーク境界線座標を求め、これを確定ファイルに書き込
む。そして、この第2の記憶部22に記憶された確定フ
ァイル及び環境定義ファイルと第1の記憶部15に記憶
された作業指示データとから、端末機Cの表示部34に
表示された図面データ上に自らの工程において作業すべ
きワークと隣接するワークとの境界線を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種類のワークの組
み合わせによって1つのユニットを形成するために、ラ
イン上を流れる各種ワークに順次加工を施して製品化し
ていく生産ラインにおいて、作業現場の各工程の作業場
所に設置された各端末機からの作業指示要求により、主
制御部から前記各端末機に対して対応する作業指示デー
タが工程計画順に送出されるように構成された作業指示
表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業現場における各工程への作業
指示は、コピーした各製品の設計図面を各工程の作業者
に前もって配付するといった形で行われていた。
【0003】すなわち、現場作業者は、その配付された
設計図面のうち、自分の担当する部分の設計図面を見な
がら、ライン上を流れてくるワークに加工を施してい
た。
【0004】このように、従来の作業指示方法では、各
工程の作業者分だけ設計図面のコピーを取る必要がある
ことから、多くのコピー用紙を必要としており、またラ
イン上を流れるワークが突如変更になった場合には、作
業現場において混乱が生じていた。
【0005】そこで、本発明者らは、作業現場の各工程
の作業場所に設置された各端末機からの作業指示要求に
より、工場ホストコンピュータから前記各端末機に対し
て、対応する作業指示データを工程計画順に送出する作
業指示表示システムを提供している(特願平3−118
518号)。
【0006】この作業指示表示システムでは、作業現場
の各工程の端末機に対して、設計図面の中の必要なワー
クのみの表示を行うようになっている。そのため、作業
指示データの作成に当たり、読み込んだ設計図面のイメ
ージデータをワーク単位に切り出す作業が必要となる。
この切り出し作業は、(1)図面の読み込み、(2)読
み込んだ図面のCRT画面上への表示、(3)切り出し
点の指定とユニットサイズの指定、(4)切り出された
部分のみのCRT画面上への表示、(5)CRT画面上
でのイメージデータの編集、(6)データの格納といっ
た手順で、全ての設計図面の全てのワークに対して行わ
れる。
【0007】そして、図面のイメージデータをワーク単
位に切り出しする際、ワークのサイズ通りに切り出して
しまうと、隣接するワークとの関連情報(接続関係や配
線等の情報)が判断できなくなるため、通常はワークサ
イズより大きく切り出して現場に設置した端末機に表示
するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の作
業指示表示システムでは、端末機に表示されるワーク図
面は、隣接するワーク部分も含めて実際に必要なワーク
サイズより大きめに表示するため、作業を行うワークと
隣接するワークとの境界が画面上では分かりにくいとい
った問題が残されていた。そのため、現場作業者は、表
示されたワーク図面を注意深く見ながら作業を行う必要
があり、作業性の悪いものであった。
【0009】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、現場の各端末機にワークのイメージ図
面を表示する際、当該ワークと隣接するワークとの境界
線の表示を行うようにした作業指示表示システムを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の作業指示表示システムは、複数種類のワー
クの組み合わせによって1つのユニットを形成するため
に、ライン上を流れる各種ワークに順次加工を施して製
品化していく生産ラインにおいて、作業現場の各工程の
作業場所に設置された各端末機からの作業指示要求によ
り、主制御部から前記各端末機に対して対応する作業指
示データが工程計画順に送出されるように構成されたシ
ステムであって、読み取られた設計図面に基づくワーク
毎のデータ作成を行うとともに、前記各端末機の1画面
に表示するワークの範囲を隣接するワークにまで広げて
一括切り出し処理を行う編集制御部と、各種設計図面に
対応する図面コードとその図面に含まれる各ワークナン
バーとをキーとする各ワークのサイズ及び基準座標と、
前記編集制御部により編集された各ワークの切り出し済
みファイルとを作業指示データとして各ワーク毎に記憶
する第1の記憶部と、各ワークのサイズ、基準座標、ワ
ーク境界計算の基準となるグリッド起点座標等の各デー
タが予め格納された確定ファイル、及び境界線の太さと
色の各情報が格納された環境定義ファイルを記憶する第
2の記憶部と、この第2の記憶部に記憶された前記確定
ファイルからグリッド起点座標を得るとともに、このグ
リッド起点座標からワーク境界線起点の座標を求め、こ
の求めたワーク境界線起点の座標を前記確定ファイルに
書き込む制御を行う主制御部と、作業現場の各工程の作
業場所に設置された各端末機からの読み出し指示によ
り、前記第2の記憶部に記憶されている確定ファイルの
うち自らの工程で表示すべき確定ファイルを読み出すと
ともに、前記第2の記憶部に記憶されている環境定義フ
ァイルを読み出して記憶する第3の記憶部と、前記各端
末機からの作業指示要求により、前記第1の記憶部に記
憶された作業指示データを読み出して各工程に必要なワ
ーク毎の図面データを表示部に表示するとともに、前記
第3の記憶部に記憶されている確定ファイルと環境定義
ファイルとから、表示された図面データ上に自らの工程
において作業すべきワークと隣接するワークとの境界線
を表示する制御を行う端末制御部とを備え、前記主制御
部又は前記端末制御部のいずれかにおいて、前記ワーク
境界線起点と前記ワークサイズとから他の3点を求める
構成とする。
【0011】
【作用】設計図面は、例えば読取装置により読み取ら
れ、イメージデータ化されて第1の記憶部に記憶され
る。また、第1の記憶部には、各種設計図面に対応する
図面コードとその図面に含まれる各ワークナンバーとを
キーとして、各ワークのサイズと基準座標とが予め記憶
されている。
【0012】編集制御部では、このようにして読み取ら
れた設計図面に基づくワーク毎のデータ作成を行うとと
もに、作業現場に設置された各端末機の1画面に表示す
るワークの範囲を隣接するワークにまで広げて一括切り
出し処理を行う。この一括切り出し処理をさらに具体的
に説明する。
【0013】すなわち、オペレータが図面コードの入力
と、この図面コードにより示される任意のワークの基準
座標を切り出し点として指定する。この切り出し点は、
例えば設計図面の左上に位置するワークの左上隅とす
る。編集制御部は、この入力された図面コードと切り出
し点の指定とに基づき、図面コードに対応する設計図面
を第1の記憶部から読み出して画面表示し、その画面表
示された設計図面のイメージデータ上に指定された切り
出し点からその設計図面に含まれる各ワークの切り出し
を順次行う。つまり、切り出し点を含む一つのワークの
切り出しを行い、この後このワークに隣接する次の一つ
のワークの切り出しを行う。このとき、次のワークの切
り出し点は、第1の記憶部に記憶されている各ワークの
サイズと基準座標とから、演算処理によって容易に求め
ることができる。編集制御部は、このような操作を隣接
するワークに対して順次行い、最後のワークの切り出し
を終了すると、各ワークのイメージデータと図面コード
のワークナンバーと基準座標とを作業指示データとして
第1の記憶部に記憶する。
【0014】また、第2の記憶部には、各ワークのサイ
ズ、基準座標、ワーク境界計算の基準となるグリッド起
点座標等の各データが予め格納された確定ファイル、及
び境界線の太さと色の各情報が格納された環境定義ファ
イルが記憶されている。
【0015】また、主制御部は、第2の記憶部に記憶さ
れた確定ファイルからグリッド起点座標を得るととも
に、このグリッド起点座標からワーク境界線起点の座標
を求め、この求めたワーク境界線起点の座標を確定ファ
イルに書き込む制御を行う。また、主制御部で他の3点
も求める場合には、主制御部は、求めたワーク境界線起
点の座標と確定ファイルに格納されたワークサイズとか
ら他の3点のワーク境界線座標を求め、この求めたワー
ク境界線の座標を確定ファイルに書き込む制御を行う。
【0016】これにより、作業現場の各工程の作業場所
に設置された端末機の立ち上げ時、端末制御部は、主制
御部への読み出し指示要求により、第2の記憶部に記憶
されている確定ファイルのうち自らの工程で表示すべき
確定ファイルを読み出すとともに、同じく第2の記憶部
に記憶されている環境定義ファイルを読み出して第3の
記憶部に記憶する。この後、端末制御部では、第1の記
憶部に記憶された作業指示データを読み出して各工程に
必要なワーク毎の図面データを表示部に表示するととも
に、第3の記憶部に記憶されている確定ファイルと環境
定義ファイルとから、表示された図面データ上に自らの
工程において作業すべきワークと隣接するワークとの境
界線を表示する。例えば、環境定義ファイルに境界線の
表示色として赤、境界線の種類として太線の各データが
格納されている場合には、境界線を赤の太線で表示す
る。
【0017】これにより、各工程の現場作業者は、画面
表示された図面データに示された境界線により、自らの
作業範囲を容易に確認することが可能となり、作業効率
が向上するものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0019】図1は、本発明の作業指示表示システムの
電気的構成を示すブロック図である。
【0020】本発明の作業指示表示システムは、主とし
て設計図面の読み取り及び設計図面からのワーク毎のデ
ータ作成や一括切り出し等の処理を行う編集機Aと、こ
の編集機Aとの間でデータの送受信を行うホストコンピ
ュータBと、このホストコンピュータBからのデータの
送出を受ける各端末機C・・・とで構成されており、そ
れぞれが例えばRS−232C等の通信線によって双方
向に接続された構成となっている。
【0021】編集機Aは、設計図面を読み取りイメージ
データ化する読取部11と、オペレータが一括切り出し
に必要なデータと切り出し点との入力を行う入力部12
と、設計図面からのワーク毎のデータ作成や一括切り出
し等の編集に係わる制御を行う編集制御部13と、ワー
ク毎の切り出し済みデータをファイルするファイル作成
部14と、ファイル作成部14において作成されたワー
ク毎の切り出し済みファイルを作業指示データとして記
憶する第1の記憶部15と、設計図面等の表示を行うC
RT等からなる表示部16とによって構成されている。
【0022】そして、編集制御部13には、読取部11
の出力と入力部12の出力とが導かれており、編集制御
部13の出力は、表示部16に導かれている。また、編
集制御部13とファイル作成部14及び第1の記憶部1
5とは、それぞれが双方向性の接続となっている。さら
に、編集制御部13とホストコンピュータBの主制御部
21とは、双方向性の接続となっている。
【0023】ホストコンピュータBは、編集制御部13
との間でデータの送受信を行う主制御部21と、図面上
の各ワークのサイズ、基準座標、ワーク境界計算の基準
となるグリッド起点座標等の各データが予め格納された
確定ファイル、及び境界線の太さと色の各情報が格納さ
れた環境定義ファイルを記憶する第2の記憶部22と、
データの入出力状況を表示するCRT等からなる表示部
23と、オペレータが各種情報の入力を行う入力部24
とによって構成されている。
【0024】そして、入力部24の出力が導かれた主制
御部21と第2の記憶部22とは双方向性の接続となっ
ており、主制御部21の出力は、表示部23に導かれた
構成となっている。
【0025】図2及び図3は、第2の記憶部22に記憶
される情報ファイルのデータの一部を示している。
【0026】この情報ファイルには、図面コードとワー
クナンバーとをキーとして、各ワークのサイズ、基準座
標(X軸座標,Y軸座標)等のデータが登録されるとと
もに、後述するワーク境界線座標等のデータが登録さ
れ、これら各データにより確定ファイルが構成されてい
る。
【0027】また、主制御部21と、作業現場の各工程
の作業場所に設置された各端末機C・・・の端末制御部
31とはそれぞれが双方向性の接続となっている。
【0028】各端末機C・・・は、その構成が同じであ
って、前記端末制御部31と、操作部32と、第3の記
憶部33と、表示部34とで構成されている。
【0029】操作部32は、ホストコンピュータBに対
して送信を要求する『要』ボタンを備えており、現場で
はこの『要』ボタンを押すだけの単純な操作ですむよう
になっている。
【0030】また、第3の記憶部33には、端末機の立
ち上げ時に、第2の記憶部22に記憶されている環境定
義ファイルと、確定ファイルのうち転送されてきた自ら
の工程に必要な確定ファイルとを記憶する。
【0031】また、ホストコンピュータBの主制御部2
1を介して送られてきた作業指示データは、端末制御部
31を介して表示部34に表示されるようになってお
り、このとき第3の記憶部33に記憶されている自らの
工程の確定ファイル及び環境定義ファイルを参照して、
表示部34に表示された図面データ上に自らの工程にお
いて作業すべきワークと隣接するワークとの境界線を表
示する。例えば、環境定義ファイルに境界線の表示色と
して赤、境界線の種類として太線の各データが格納され
ている場合には、境界線を赤の太線で表示する。
【0032】次に、上記構成の作業指示表示システムの
動作を、(1)編集機Aにおけるイメージデータの一括
切り出し処理動作、(2)ホストコンピュータB及び端
末機Cにおける境界線表示動作に分けてそれぞれ説明す
る。ただし、本実施例では、ワーク境界線起点を含む4
点の座標を、主制御部21で求める場合について説明す
る。
【0033】(1)編集機Aにおけるイメージデータの
一括切り出し処理動作。
【0034】図4は、編集機Aの動作フローチャートを
示している。以下、必要に応じて同図を参照しつつ説明
を行う。
【0035】編集機Aは、その立ち上げ時、ホストコン
ピュータBの主制御部21に対し、第2の記憶部22に
記憶されている情報ファイルの送信要求を出力する。主
制御部21は、この送信要求により第2の記憶部22に
記憶されている情報ファイルを読み出し、これを編集制
御部13に送信する。編集制御部13は、受信した情報
ファイルを第1の記憶部15に記憶する。
【0036】この後、オペレータは、編集を行う設計図
面を読取部11にセットし、入力部12を操作して読取
部11を起動させる。これにより、編集制御部13は読
取部11を制御し、セットされた全設計図面の読み込み
を開始する(ステップS11)。読み込まれた設計図面
は、イメージデータとして、読み込み順に第1の記憶部
15に記憶される(ステップS12)。読み込むべき設
計図面が残っている場合には、ステップS11〜ステッ
プS13を繰り返し、読み込むべき設計図面が残ってい
ない場合には、次のステップS14へと動作を進める。
【0037】図5は、このようにして読み込まれた設計
図面の一例を示している。この設計図面は、ユニット住
宅の平面図であって、丸付きの数字で示す6つのワーク
の組み合わせによって構成されている。
【0038】全ての設計図面の読み込みを終了すると、
次にオペレータは入力部12を操作して、第1の記憶部
15に記憶した設計図面のイメージデータを表示部16
に表示させる。そして、この状態においてオペレータは
入力部12を操作し、そのイメージデータに対応する図
面コードを入力する。
【0039】編集制御部13は、入力されたコードが第
1の記憶部15に記憶されている情報ファイルに存在す
るかを判断し、存在すれば切り出し点の指定へと動作を
進める(ステップS15)。
【0040】切り出し点の指定方法は、図5に示すよう
に、表示部16上で入力部12を操作し、ナンバーの一
番小さいワークの左上隅(図面中に一部拡大図として示
している)を指定する。これにより、イメージデータ上
の基準となる座標を得ることができる。得られた座標は
第1の記憶部15に記憶される(ステップS15)。
【0041】第1の記憶部15にイメージデータが残っ
ている場合には、ステップS14〜ステップS16を繰
り返し、イメージデータが残っていない場合には、ステ
ップS17へと動作を進める。
【0042】すなわち、入力部12から編集制御部13
に対して切り出し開始指示が与えられると、編集制御部
13は第1の記憶部15に記憶されているイメージデー
タと対応する切り出し点とを読み出し、ファイル作成部
14に送出する。ファイル作成部14は、第1の記憶部
15から読み出されたイメージデータの対応する切り出
し点から、ワーク単位に切り出しを行う(ステップS1
7)。
【0043】すなわち、第2の記憶部22に記憶されて
いる情報ファイルの確定ファイルには、図2に示したよ
うに図面コードとワークナンバーとをキーとして、ワー
クのサイズと基準座標等とが登録されているので、切り
出し点を指定することにより、当該設計図面の一番小さ
いナンバーのワークの左上隅の座標が特定できる。例え
ば、ナンバー1のワークの情報ファイルにX軸=010
10,Y軸=00900の基準座標が登録されていると
すると、切り出し指定された点がイメージデータ上の
(01010,00900)となる。ただし、このとき
の確定ファイルには、ワーク境界線座標の書き込みは行
われていない。
【0044】このようにしてナンバー1のワークの切り
出し点が特定できると、同じ図面コードのその他のワー
クのイメージデータ上での切り出し点が計算によってそ
れぞれ容易に求められるので、ファイル作成部14は、
この計算によって求めた各ワークの切り出し点から、ワ
ークナンバーの小さい順に、そのワークのサイズに従っ
て切り出しを行う。
【0045】このとき、ワークサイズ通り切り出してし
まうと、隣接するワークとの関連情報(例えば、配線接
続の情報等)が分からなくなってしまうので、図6に破
線で示すように、ワークサイズより大きく切り出す。
【0046】このようにしてファイル作成部14におい
て切り出された各ワークのイメージデータと図面コード
とワークナンバーとは、再び第1の記憶部15に記憶さ
れ、各工程の各端末機C・・・に送出される作業指示デ
ータとして、各ワーク毎に保持されることになる(ステ
ップS18)。
【0047】以上により、イメージデータの一括切り出
し処理を終了する。
【0048】(2)ホストコンピュータB及び端末機C
における境界線表示動作。
【0049】図7は、ホストコンピュータBの動作フロ
ーチャートを示している。以下、必要に応じて同図を参
照しつつ、ホストコンピュータBの動作の説明を行う。
【0050】イメージデータの一括切り出し処理を終了
した後、オペレータは、ホストコンピュータBの入力部
24から確定ファイル読み込みの要求を入力する。主制
御部21は、この読み込み要求信号により、第2の記憶
部22から図2に示す確定ファイル(このときの確定フ
ァイルには、ワーク境界線座標は書き込まれていない)
を読み込み、ワーク毎の処理を行う(ステップS2
1)。
【0051】すなわち、主制御部21は、読み込まれた
確定ファイルから、ワーク境界線の計算の基準となるグ
リッド(領域を表示する線)の起点座標を獲得し(ステ
ップS22)、図8に示すようにグリッド起点座標に対
し、X座標(−120mm)、Y座標(120mm)を加算
することにより、ワーク境界線の起点となる左上隅の座
標を得る(ステップS23)。ここで、X座標及びY座
標に加算する±120mmの数値は、隣接するワーク同士
を接続するための鉄骨の軸組の寸法である。
【0052】また、確定ファイルからワークの縦と横の
寸法が得られるので(ステップS24)、ワーク境界線
の左上隅の座標を起点として、ワークの縦と横の寸法か
ら、境界線の基準座標以外の3点の座標を計算により求
める(ステップS25)。そして、計算により求めたワ
ーク境界線の4点の各座標を確定ファイルに書き込む
(ステップS26)。
【0053】主制御部22は、このような処理を全ての
確定ファイルについて行い、動作を終了する。
【0054】図9は、端末機Cの動作フローチャートを
示している。以下、必要に応じて同図を参照しつつ、端
末機Cの動作の説明を行う。
【0055】端末機Cの端末制御部31は、電源立ち上
げ時に、主制御部21に対して第2の記憶部22に記憶
されている図3に示す環境定義ファイルの送信要求を行
う(ステップS31)。この送信要求は、操作部32の
例えば『要』ボタンを1回押し下げ操作することにより
行われる。
【0056】主制御部21は、この端末制御部31から
の送信要求により、第2の記憶部22から環境定義ファ
イルを読み出し、これを端末機Cの端末制御部31に送
信する。端末制御部31は、主制御部21から送信され
てきた環境定義ファイルを受信し、これを第3の記憶部
33に記憶する(ステップS32)。
【0057】次に端末制御部31は、操作部32の例え
ば『要』ボタンの押し下げ操作による表示切り替え要求
があると、主制御部21に対し、第2の記憶部22に記
憶されている確定ファイルの送信要求を行う(ステップ
S33)。
【0058】主制御部21は、この端末制御部31から
の送信要求により、第2の記憶部22から該当する確定
ファイルを読み出し、これを端末制御部31に送信す
る。また、主制御部21は、端末制御部31からの送信
要求により、編集機Aの第1の記憶部15に記憶されて
いる作業指示データのうち対応する作業指示データを読
み出し、これを端末制御部31に送信する。
【0059】端末制御部31は、主制御部21から送信
されてきた確定ファイルを受信し、これを第3の記憶部
33に記憶する(ステップS34)。また、端末制御部
31は、主制御部21から送信されてきた作業指示デー
タに示されるワーク図面を表示部34に表示する。この
ときのワーク図面は、上記したように、作業に必要なワ
ーク図面だけでなく、隣接するワーク図面の一部も含ん
だ表示となっている。
【0060】この後、端末制御部31は、第3の記憶部
33に記憶された確定ファイルに格納されている境界線
の4隅の座標とワークサイズ及び環境定義ファイルに格
納されている境界線の太さと色の各情報に基づき、ワー
ク境界線を計算して表示部34に表示する(ステップS
35)。
【0061】すなわち、表示部34に表示されたワーク
図面上に、自らの工程において作業すべきワークと隣接
するワークとの境界線を表示する。環境定義ファイルに
は、境界線の表示色として赤、境界線の種類として太線
の各データが格納されているので、表示部34には、ワ
ーク図面上に赤の太線で境界線を表示することになる。
【0062】これにより、各工程の現場作業者は、画面
表示された図面データに示された境界線により、自らの
作業範囲を容易に確認することが可能となり、作業効率
が向上するものである。
【0063】なお、上記実施例では、境界線を赤の太線
で表示するようにしているが、環境定義ファイルの登録
内容を変更することにより、現在表示可能な任意の色と
することが可能である。また、境界線の色や太さを変え
る代わりに、境界線の輝度を他よりも高くすることによ
り、作業範囲を明確にするようにしてもよい。
【0064】また、上記実施例では、ワーク境界線起点
を含む4点の座標を、主制御部21で求める場合につい
て説明しているが、ワーク境界線起点を除く他の3点を
端末制御部31で行うようにすると、主制御部21と端
末制御部31との間の転送データの量が削減できる。
【0065】
【発明の効果】本発明の作業指示表示システムは、編集
制御部により編集された各ワークの切り出し済みファイ
ルを作業指示データとして各ワーク毎に第1の記憶部に
記憶し、第2の記憶部に記憶された確定ファイル及び環
境定義ファイルから計算によって求めた4角のワーク境
界線座標を確定ファイルに書き込み、この第2の記憶部
に記憶された確定ファイル及び環境定義ファイルと第1
の記憶部に記憶された作業指示データとから、端末機の
表示部に表示された図面データ上に自らの工程において
作業すべきワークと隣接するワークとの境界線を表示す
るように構成したので、各工程の現場作業者は、画面表
示された図面データに示された境界線により、自らの作
業範囲を容易に確認することが可能となり、作業効率が
向上するといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業指示表示システムの電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】第2の記憶部に記憶されている確定ファイルに
登録されるデータの一例を示す図である。
【図3】第2の記憶部に記憶されている環境定義ファイ
ルに登録されるデータの一例を示す図である。
【図4】編集制御部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】設計図面の一例を示す平面図である。
【図6】設計図面からワークを切り出す状態を示す平面
図である。
【図7】主制御部の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】ワーク境界線の起点座標の計算方法を説明する
ための図である。
【図9】端末制御部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
A 編集機 11 読取部 12 入力部 13 編集制御部 14 ファイル作成部 15 第1の記憶部 16 表示部 B ホストコンピュータ 21 主制御部 22 第2の記憶部 23 表示部 24 入力部 C 端末機 31 端末制御部 32 操作部 33 第3の記憶部 34 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のワークの組み合わせによって1
    つのユニットを形成するために、ライン上を流れる各種
    ワークに順次加工を施して製品化していく生産ラインに
    おいて、作業現場の各工程の作業場所に設置された各端
    末機からの作業指示要求により、主制御部から前記各端
    末機に対して対応する作業指示データが工程計画順に送
    出されるように構成されたシステムであって、 読み取られた設計図面に基づくワーク毎のデータ作成を
    行うとともに、前記各端末機の1画面に表示するワーク
    の範囲を隣接するワークにまで広げて一括切り出し処理
    を行う編集制御部と、 各種設計図面に対応する図面コードとその図面に含まれ
    る各ワークナンバーとをキーとする各ワークのサイズ及
    び基準座標と、前記編集制御部により編集された各ワー
    クの切り出し済みファイルとを作業指示データとして各
    ワーク毎に記憶する第1の記憶部と、 各ワークのサイズ、基準座標、ワーク境界計算の基準と
    なるグリッド起点座標等の各データが予め格納された確
    定ファイル、及び境界線の太さと色の各情報が格納され
    た環境定義ファイルを記憶する第2の記憶部と、 この第2の記憶部に記憶された前記確定ファイルからグ
    リッド起点座標を得るとともに、このグリッド起点座標
    からワーク境界線起点の座標を求め、この求めたワーク
    境界線起点の座標を前記確定ファイルに書き込む制御を
    行う主制御部と、 作業現場の各工程の作業場所に設置された各端末機から
    の読み出し指示により、前記第2の記憶部に記憶されて
    いる確定ファイルのうち自らの工程で表示すべき確定フ
    ァイルを読み出すとともに、前記第2の記憶部に記憶さ
    れている環境定義ファイルを読み出して記憶する第3の
    記憶部と、 前記各端末機からの作業指示要求により、前記第1の記
    憶部に記憶された作業指示データを読み出して各工程に
    必要なワーク毎の図面データを表示部に表示するととも
    に、前記第3の記憶部に記憶されている確定ファイルと
    環境定義ファイルとから、表示された図面データ上に自
    らの工程において作業すべきワークと隣接するワークと
    の境界線を表示する制御を行う端末制御部とを備え、 前記主制御部又は前記端末制御部のいずれかにおいて、
    前記ワーク境界線起点と前記ワークサイズとから他の3
    点のワーク境界線座標を求めることを特徴とする作業指
    示表示システム。
JP16272592A 1992-06-22 1992-06-22 作業指示表示システム Expired - Fee Related JP3186837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16272592A JP3186837B2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 作業指示表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16272592A JP3186837B2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 作業指示表示システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH064549A true JPH064549A (ja) 1994-01-14
JP3186837B2 JP3186837B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=15760092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16272592A Expired - Fee Related JP3186837B2 (ja) 1992-06-22 1992-06-22 作業指示表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3186837B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8883054B2 (en) 2009-06-18 2014-11-11 Progressive Components International Corporation Mold monitoring
US8899955B2 (en) 2009-06-18 2014-12-02 Progressive Components International Corporation Electronic cycle counter
US10715464B2 (en) 2009-06-18 2020-07-14 Progressive Components International Corporation System and method for monitoring tooling activities
CN114127649A (zh) * 2019-07-25 2022-03-01 西铁城时计株式会社 工具信息设定装置和机床

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8883054B2 (en) 2009-06-18 2014-11-11 Progressive Components International Corporation Mold monitoring
US8899955B2 (en) 2009-06-18 2014-12-02 Progressive Components International Corporation Electronic cycle counter
US9555570B2 (en) 2009-06-18 2017-01-31 Progressive Components International Corporation Electronic cycle counter
US10715464B2 (en) 2009-06-18 2020-07-14 Progressive Components International Corporation System and method for monitoring tooling activities
CN114127649A (zh) * 2019-07-25 2022-03-01 西铁城时计株式会社 工具信息设定装置和机床

Also Published As

Publication number Publication date
JP3186837B2 (ja) 2001-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6943830B2 (ja) 制御装置、通信端末、及び制御システム
JPH0498465A (ja) パニング制御システム
JPH064549A (ja) 作業指示表示システム
JP2561907B2 (ja) 数値制御装置
JP3115087B2 (ja) イメージデータ切り出し装置
JP3110111B2 (ja) イメージデータ切り出し装置
EP0332703A1 (en) Data input system
JP2854174B2 (ja) 数値制御装置における拡大描画方法
JP3043137B2 (ja) 作業指示表示システム
JPH02157922A (ja) マンマシンインターフェース装置
JPH06162038A (ja) 作業指示表示システムの編集内容自動確認装置
JP3092779B2 (ja) 図形処理方法及び装置
JP2834342B2 (ja) 作業指示表示システム
JPH06290254A (ja) 三次元図形の表示処理装置
JPS61105605A (ja) プログラマブルコントロ−ラに於けるラダ−編集方式
JPS63276682A (ja) 文字読取り装置
JPH04346165A (ja) 作業指示表示システム
JPH08155765A (ja) 生産ラインへの部材供給装置
JPH05150924A (ja) ネツトワーク監視画面テキストフアイル生成装置
JPS59222882A (ja) デイスプレイ装置
JPH08263572A (ja) データ入力装置
JPS61118796A (ja) 回路図面の表示方式
JPH0619658B2 (ja) 数値制御装置における表示方式
JPH04151714A (ja) 対話型図形処理装置及び三次元座標入力方法
JPH06168012A (ja) プログラム図面作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees