JPH0645208A - 固体電解コンデンサー - Google Patents

固体電解コンデンサー

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JPH0645208A
JPH0645208A JP5075737A JP7573793A JPH0645208A JP H0645208 A JPH0645208 A JP H0645208A JP 5075737 A JP5075737 A JP 5075737A JP 7573793 A JP7573793 A JP 7573793A JP H0645208 A JPH0645208 A JP H0645208A
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fuse wire
solid electrolytic
electrolytic capacitor
capacitor element
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長治郎 栗山
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンタル固体電解コンデンサー等の固体電解
コンデンサーに、過電流保護素子としての機能を付加し
て、プリント基板に対して実装する場合の実装密度のア
ップと、小型化とを図る一方、前記固体電解コンデンサ
ーにおける逆向き実装を防止できるようにする。 【構成】 コンデンサー素子1における陽極側を、陽極
リード端子10に接続する一方、前記コンデンサー素子
1における陰極側と陰極リード端子11との間を、温度
ヒューズ線2にて接続し、前記コンデンサー素子1にお
ける陽極側と、第3のリード端子12との間を、過電流
ヒューズ線3にて接続し、前記コンデンサー素子1及び
前記両ヒューズ線2,3の部分を、合成樹脂製のモール
ド部4にて、前記各リード端子10,11,12の一部
がモールド部4の外に露出するようにパッケージする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンタル固体電解コン
デンサー又はアルミ固体電解コンデンサー等の固体電解
コンデンサーにおいて、これに、各種の電気回路におけ
る過電流に対する保護素子の機能を付加して成る固体電
解コンデンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、タンタル固体電解コンデンサー
等の固体電解コンデンサーは、他の形式のコンデンサー
に比べて大容量で小型であるものの、そのコンデンサー
素子に欠陥が発生すると高い温度に発熱するものであ
り、また、この固体電解コンデンサーを、その陽極と陰
極とを間違えて電気回路に装着した場合にも高い温度に
発熱するものである。
【0003】そこで、従来の固体電解コンデンサーにお
いては、例えば、特開昭63−84010号公報等に記
載されているように、そのコンデンサー素子におけるチ
ップ片と、陰極リード端子との間に、例えば、半田等の
低融点金属製の温度ヒューズ線にて接続して、この温度
ヒューズ線の溶断によって、高い温度に発熱することを
防止するように構成している。
【0004】一方、前記固体電解コンデンサーを使用す
る電気回路装置にあっては、当該電気回路中における各
種の半導体部品が、ショート等で発生する過電流によっ
て破損することを防止するために、例えば、実開昭59
−141648号公報及び実開昭61−153262号
公報等に記載されているように、左右一対のリード端子
間を過電流によって溶断するようにした金、銅又はアル
ミ等の高融点金属製の過電流ヒューズ線にて接続し、こ
れらの部分を合成樹脂のモールド部にてパッケージして
成る過電流保護素子を、前記電気回路中に設けるように
している。
【0005】この場合、従来においては、プリント基板
等における電気回路中に、前記固体電解コンデンサー
と、前記過電流保護素子とを別々に装着するようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
プリント基板等における電気回路に対して、固体電解コ
ンデンサーと、過電流保護素子とを別々に装着すること
は、 .プリント基板等における電気回路中に、固体電解コ
ンデンサーと、過電流保護素子とを別々に装着するため
のスペースを確保しなければならないことに加えて、電
気回路が複雑になるから、プリント基板等に対する各種
電気部品の実装密度(単位面積当たりに実装することが
できる電気部品の数)が低下して、プリント基板等の大
型化及び重量のアップを招来する。 .前記電気回路に対して固体電解コンデンサーと、過
電流保護素子とを別々に装着することのために、電気回
路に対してこれらを半田付け等にて装着ことに要する手
数が増大し、コストの大幅なアップを招来する。 と言う問題があった。
【0007】本発明は、プリント基板等における電気回
路には、一般的に言って、多数個の固体電解コンデンサ
ーが使用されている点に着目し、この固体電解コンデン
サーに、前記過電流保護素子としての機能を付加するこ
とにより、前記の問題を解消すると共に、このことを利
用して、前記固体電解コンデンサーにおける逆向き実装
を防止できるようにすることを技術的課題とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、コンデンサー素子における陽極側を、陽極
リード端子に接続する一方、前記コンデンサー素子にお
ける陰極側と陰極リード端子との間を、温度ヒューズ線
にて接続し、更に、前記コンデンサー素子における陽極
側及び陰極側のうちいずれか一方と、前記両リード端子
とは別体にした第3のリード端子との間を、過電流ヒュ
ーズ線にて接続し、前記コンデンサー素子及び前記両ヒ
ューズ素子の部分を、合成樹脂製のモールド部にて、前
記各リード端子の一部がモールド部の外に露出するよう
にパッケージすると言う構成にした。
【0009】
【作 用】本発明のように構成することにより、第3
のリード端子は、過電流ヒューズ線及び温度ヒューズ線
を介して陰極リード端子に電気的に接続されるか、或い
は、過電流ヒューズ線を介して陽極リード端子に電気的
に接続されているものでありながら、当該第3のリード
端子を、陽極リード端子及び陰極リード端子とは独立し
て電気回路に対して接続することができるから、コンデ
ンサー素子におけるチップ片と第1の陰極リード端子と
の間を接続する温度ヒューズ線にてコンデンサー素子が
高温度に発熱することを防止できる一方、前記コンデン
サー素子における陽極側及び陰極側のうちいずれか一方
と、前記第3のリード端子との間を接続する過電流ヒュ
ーズ線にて、前記第3のリード端子に接続した電気回路
中における各種の半導体部品を過電流に対して保護する
ことができるのである。
【0010】
【発明の効果】すなわち、本発明によると、一つの温度
ヒューズ付き固体電解コンデンサーに、過電流保護素子
としての機能を一体的に組み込むことができることによ
り、従来のように、プリント基板等における電気回路に
対して固体電解コンデンサーと過電流保護素子とを別々
に装着することを必要とせず、一つの固体電解コンデン
サーを装着するのみで良いから、プリント基板等に対す
る電子部品の実装密度を向上できて、プリント基板等の
小型・軽量化を図ることができると共に、プリント基板
等に対して半田付け等にて装着することに要するコスト
の大幅な低減を達成できる効果を有する。
【0011】ところで、従来の固体電解コンデンサーに
おいては、前記公報等に記載されているように、コンデ
ンサー素子の部分をパッケージするモールド部の左右両
端から、陽極リード端子及び陰極リード端子を突出した
構成で、左右略対称形であるから、この固体電解コンデ
ンサーを、プリント基板等に対して実装するに際して、
陽極リード端子と陰極リード端子とを逆向きにして実装
することが発生するおそれがある。
【0012】これに対して、本発明の固体電解コンデン
サーにおいては、モールド部から陽極リード端子及び陰
極リード端子が突出することに加えて、第3のリード端
子が突出していることにより、この第3のリード端子の
存在によって、前記陽極リード端子及び陰極リード端子
の方向を判別することができるから、プリント基板等に
対する実装に際して、陽極と陰極とを間違えて実装する
ことを確実に回避できることができるのである。
【0013】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例を、その製
造方法と共に図面に基づいて説明する。図1〜図4は第
1の実施例による固体電解コンデンサー1を示す。この
図において、符号1は、チップ片6と該チップ片6から
突出の陽極棒5とを有するコンデンサー素子を示し、そ
のチップ片6は、二酸化マンガン等の固体電解質7と、
この固体電解質7の表面に形成したグラファイト層8
と、このグラファイト層8の表面に形成した接続用皮膜
9とによって構成されている。
【0014】また、符号10は陽極リード端子を、符号
11は陰極リード端子を、そして、符号12は、前記陽
極リード端子10及び前記陰極リード端子11とは別体
に構成し、且つ、前記陰極リード端子11と隣接する部
位に配設した第3のリード端子を各々示す。前記陽極リ
ード端子10は、リードフレーム13における一方のサ
イドフレーム13aに、前記陰極リード端子11及び第
3のリード端子12は、前記リードフレーム13におけ
る他方のサイドフレーム13bに各々に一体的に造形さ
れている。
【0015】そして、前記リードフレーム13を、その
長手方向に移送する途中において、このリードフレーム
13における陽極リード端子10と、陰極リード端子1
1及び第3のリード端子12との間に、前記コンデンサ
ー素子1を、当該コンデンサー素子1における陽極棒5
が陽極リード端子10に接当するように供給して、この
陽極棒5を、陽極リード端子10に対して溶接等にて固
着する。
【0016】次いで、前記コンデンサー素子1における
陰極側としてのチップ片6と、前記陰極リード端子11
との間を、鉛及び錫を主成分とする融点約300℃程度
の半田製の温度ヒューズ線2にて接続する。但し、この
融点約300℃は、固体電解コンデンサーをプリント基
板等に対して半田付けに装着するときにおける熱によっ
て、当該温度ヒューズ線2が溶けず、且つ、以下に述べ
る合成樹脂製のモールド部4が焦げない温度である。
【0017】なお、この半田製の温度ヒューズ線2にお
ける線径は、略50〜120ミクロンであり、その融点
の温度で溶断するものであり、その線径を80ミクロン
にした場合、1〜2Aの電流を10秒間にわたって流す
ことにより溶断し、その線径を120ミクロンにした場
合、5Aの電流を5秒間にわたって流すことにより溶断
する。
【0018】また、前記コンデンサー素子1における陰
極側としてのチップ片6と、前記第3のリード端子12
との間を、金、銀、銅又はアルミ等の高融点金属製の過
電流ヒューズ線3にて接続する。なお、この過電流ヒュ
ーズ線3を、金製にする場合には、その線径15〜30
ミクロンにするのであり、その線径を15ミクロンにし
たとき、1〜4Aの電流を5秒間にわたって流すことに
より溶断し、線径を30ミクロンにしたとき、4〜10
Aの電流を5秒間にわたって流すことにより溶断するも
のである。
【0019】そして、前記温度ヒューズ線2及び過電流
ヒューズ線3を、シリコン樹脂等の軟質合成樹脂製の保
護樹脂25にて被覆したのち、これらの全体をエポキシ
樹脂等の硬質合成樹脂製のモールド部4にて、前記各リ
ード端子10,11,12の一部がモールド部4から突
出するようにパッケージし、次いで、リードフレーム1
3から切り離したのち、各リード端子10,11,12
を適宜曲げ加工することによって、図2〜図4に示すよ
うな、固体電解コンデンサーの完成品にするのである。
【0020】ところで、前記半田製の温度ヒューズ線2
を、チップ片6と陰極リード端子11との間に設けるに
際しては、図5及び図6に示すような方法を採用するこ
とが好ましい。すなわち、前記リードフレーム13の移
送経路内に設けたヒータブロック15にてリードフレー
ム13を加熱するように構成し、ヒータブロック13の
上面のカバー体16との間にトンネル空間17を形成
し、このトンネル空間17内に、窒素ガスに約4〜5%
程度の水素ガスを混合した酸化還元ガス、又は不活性ガ
スを供給する一方、前記カバー体16にはトンネル空間
17に連通する開口部18を設け、この開口部18か
ら、前記酸化還元性ガス又は不活性ガスが吹き出すよう
に構成する。
【0021】この開口部18の箇所において、温度ヒュ
ーズ線2を挿通したキャピラリーツール19と、前記温
度ヒューズ線2を溶断するためのトーチ20と、横向き
に往復動する折り曲げ用ツール21と、上下動するボン
ディングツール22とを配置する。そして、トンネル空
間17から開口部18を介して上方に吹き上がる酸化還
元性ガス又は不活性ガスにて、前記キャピラリーツール
19の周辺を無酸素の雰囲気とし、前記トーチ20から
の炎を、キャピラリーツール19の下端から引き出され
た温度ヒューズ線2に近付けることにより、温度ヒュー
ズ線2を、無酸素の雰囲気中において溶断すると同時
に、その溶断部の両端にボール部14a,14bを形成
することができる。
【0022】そこで、前記陰極リード端子11に対して
接合した温度ヒューズ線2を、前記折り曲げ用ツール2
1によって、図5に二点鎖線で示すように、コンデンサ
ー素子1におけるチップ片6に向かって折り曲げしたの
ち、その先端におけるボール部14bを、ボンディング
ツール22の下降動によって、コンデンサー素子1にお
けるチップ片6に対して押圧して接合する一方、リード
フレーム13を一ピッチを送って、他方のボール部14
aを、次の陰極リード端子11に対して、前記キャピラ
リーツール19による押圧にて接合するのである。
【0023】また、他の方法においては、陰極リード端
子11に対してボール部14aにて接合した半田線の温
度ヒューズ線2の上端にボール部14bを形成した後の
段階で、このボール部14bを、図7に示すように、左
右一対のパンチ26a,26bにて挟み付けて偏平状に
潰し変形することによって、厚さTを温度ヒューズ線2
の線径と略等しくした偏平状の円盤部14Cを形成し、
次いで、温度ヒューズ線2を、前記と同様に、折り曲げ
用ツール21によって、コンデンサー素子1におけるチ
ップ片6に向かって折り曲げし(図8)たのち、その先
端における円盤部14Cを、ボンディングツール22に
よって、コンデンサー素子1におけるチップ片6に対し
て押圧接合するのである。
【0024】このようにすることにより、円盤部14C
を、当該円盤部14Cにおける押し潰し変形を小さくし
た状態で、チップ片6に対して広い面積で接合すること
ができて、従って、チップ片6に大きいストレスを作用
することなく確実に接合することができるから、金属粒
子の焼結体であるチップ片6に欠け又は亀裂が発生する
ことを確実に低減できる一方、この円盤部14cの厚さ
Tは、温度ヒューズ線2の線径と略等しいことにより、
温度ヒューズ線2における断面積の縮小はないのであ
る。
【0025】一方、金、銀、銅又はアルミ製の過電流ヒ
ューズ線3を、チップ片6と第3のリード端子12との
間に設けるに際しても、前記温度ヒューズ2の場合と同
様の方法で、当該過電流ヒューズ線3の両端にボール部
14a′,14b′を形成して、このボール部14
a′,14b′を、第3のリード端子12と、コンデン
サー素子1におけるチップ片6とに各々押圧接合する
か、或いは、一方のボール部14b′を、偏平状の円盤
部に潰し変形して、この円盤部をチップ片6に押圧接合
するのである。
【0026】そして、このように、温度ヒューズ線2の
両端部と過電流ヒューズ線3の両端部とに各々ボール部
14a,14b、14a′,14b′を形成して、これ
ら各14a,14b、14a′,14b′にて押圧接合
することにより、これら温度ヒューズ線2及び過電流ヒ
ューズ線3における断面積を縮小すくことなく、確実に
接合することができるから、モールド部4の成形等に際
して、当該温度ヒューズ線2及び過電流ヒューズ線3に
断線が発生することを防止できて、不良品の発生率を低
減できるのであり、しかも、これら温度ヒューズ線2及
び過電流ヒューズ線3の各リード端子11,12に対す
る接合部を、コンデンサー素子1におけるチップ片6に
近付けることができるから、モールド部4の長さを短く
できて、固体電解コンデンサーの小型・軽量化を達成で
きるのである。
【0027】特に、前記温度ヒューズ線2及び過電流ヒ
ューズ線3の一端部に、各々厚さを略温度ヒューズ線2
及び過電流ヒューズ線3の線径と略等しくした偏平状の
円盤部を形成し、この円盤部を、コンデンサー素子1に
おけるチップ片6に対して押圧接合することにした場合
には、温度ヒューズ線2及び過電流ヒューズ線3におけ
る断面積を縮小することなく、金属粒子の焼結体である
チップ片6に欠け又は亀裂が発生することを確実に低減
できて、不良品の発生率をより低減できるのである。
【0028】図9は、前記固体電解コンデンサーを電気
回路に適用した場合を示すもので、この図において符号
23は、電源回路側を、符号24は、負荷回路側を各々
示し、陽極リード端子10に、電源回路側23と負荷回
路側24との両方を接続する一方、陰極リード端子11
に、電源回路側23を、第3のリード端子12に、負荷
回路側24を各々接続する。
【0029】これにより、コンデンサー素子1における
欠陥等によって当該コンデンサー素子1が発熱すると、
温度ヒューズ線2が溶断して、コンデンサー素子1を電
源回路側23から開放する。また、前記温度ヒューズ線
2が溶断しないまでも、負荷回路側24にショート等に
よって過電流が流れた場合には、過電流ヒューズ線3が
過電流によって溶断して、負荷回路側24を電源回路側
23から開放するので、前記負荷回路側24における半
導体部品の破壊を防止することができる。
【0030】図10は、第2の実施例による固体電解コ
ンデンサーを示すものである。この固体電解コンデンサ
ーは、コンデンサー素子1における陽極棒5を、陽極リ
ード端子10に対して固着する一方、コンデンサー素子
1におけるチップ片6と、陰極リード端子11との間
を、両端にボール部14a,14bを形成した温度ヒュ
ーズ線2にて接続して、この温度ヒューズ線2を、保護
樹脂25にて被覆したものに構成するにおいて、第3の
リード端子12を、前記陽極リード端子10に隣接する
部位に配設して、この第3のリード端子12と、前記陽
極リード端子11又は陽極棒5との間を、過電流ヒュー
ズ線3′にて接続し、この過電流ヒューズ線3′を、保
護樹脂(図示せず)にて被覆したのち、これらの全体
を、合成樹脂製のモールド部4にて、各リード端子1
0,11,12の一部がモールド部4の外に露出するよ
うにパッケージしたものである。
【0031】この第2実施例による固体電解コンデンサ
ーは、図11に示す使用例のように、陽極リード端子1
0と、陰極リード端子11とに電源回路側23を接続す
る一方、陰極リード端子11と第3のリード端子12と
に負荷回路側24を接続して使用するのである。これに
より、コンデンサー素子1における欠陥等によって当該
コンデンサー素子1が発熱すると、温度ヒューズ線2が
溶断して、コンデンサー素子1を電源回路側23から開
放する。また、前記温度ヒューズ線2が溶断しないまで
も、負荷回路側24にショート等によって過電流が流れ
た場合には、過電流ヒューズ線3′が過電流によって溶
断して、負荷回路側24を電源回路側23から開放する
ので、前記負荷回路側24における半導体部品の破壊を
防止することができるのである。
【0032】特に、この第2実施例においては、陰極リ
ード端子11を、温度ヒューズ線2を介するすることな
く、チップ片6に対して電気的に接続する一方、陽極リ
ード端子10等の陽極側と第3のリード端子12との間
を半田製のヒューズ線にて接続することにより、この半
田製ヒューズ線にて、温度ヒューズ線としての機能と、
過電流ヒューズ線としての機能との両方を兼ねるように
構成することにより、製造コストの低減、小型・軽量化
等を図るように構成することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による固体電解コンデンサ
ーにおいてモールド部を成形する前の状態の斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例による固体電解コンデンサ
ーの斜視図である。
【図3】図2の III−III 視拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】第1実施例において温度ヒューズ線の接合作業
を示す要部断面図である。
【図6】図5を上から見たときの斜視図である。
【図7】ヒューズ線の接合作業の別の実施例を示す要部
斜視図である。
【図8】図7の次の状態を示す斜視図である。
【図9】第1実施例の固体電解コンデンサーの使用例を
示す図である。
【図10】本発明の第2実施例による固体電解コンデン
サーにおいてモールド部を成形する前の状態の斜視図で
ある。
【図11】第2実施例の固体電解コンデンサーの使用例
を示す図である。
【符号の説明】
1 コンデンサー素子 5 陽極棒 6 チップ片 2 温度ヒューズ線 3 過電流ヒューズ線 4 モールド部 10 陽極リード端子 11 陰極リード端子 12 第3のリード端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサー素子における陽極側を、陽極
    リード端子に接続する一方、前記コンデンサー素子にお
    ける陰極側と陰極リード端子との間を、温度ヒューズ線
    にて接続し、更に、前記コンデンサー素子における陽極
    側及び陰極側のうちいずれか一方と、前記両リード端子
    とは別体にした第3のリード端子との間を、過電流ヒュ
    ーズ線にて接続し、前記コンデンサー素子及び前記両ヒ
    ューズ線の部分を、合成樹脂製のモールド部にて、前記
    各リード端子の一部がモールド部の外に露出するように
    パッケージしたことを特徴とする固体電解コンデンサ
    ー。
  2. 【請求項2】前記「請求項1」において、温度ヒューズ
    線及び過電流ヒューズ線の陰極側の端部に、ボール部を
    形成して、このボール部を、陰極リード端子及び第3の
    リード端子に対して押圧接続することを特徴とする固体
    電解コンデンサー。
  3. 【請求項3】前記「請求項1」において、温度ヒューズ
    及び過電流ヒューズ線の他端に、ボール部を形成して、
    このボール部を、チップ片に対して押圧接合することを
    特徴とする固体電解コンデンサー。
  4. 【請求項4】前記「請求項2」において、温度ヒューズ
    及び過電流ヒューズ線の他端に、厚さを各ヒューズ線の
    線径と略等しくした偏平状の円盤部を形成して、この円
    盤部を、チップ片に対して押圧接合したことを特徴とす
    る固体電解コンデンサー。
  5. 【請求項5】前記「請求項1」において、陰極リード端
    子をチップ片に電気的に接続する一方、陽極側と第3の
    リード端子との間を、半田製ヒューズ線にて接続するこ
    とを特徴とする固体電解コンデンサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011049359A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Nec Tokin Corp 三端子型容量素子、及び三端子型受動フィルタ

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