JPH0645144Y2 - シ−ズグロ−プラグ - Google Patents

シ−ズグロ−プラグ

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JPH0645144Y2
JPH0645144Y2 JP1987126782U JP12678287U JPH0645144Y2 JP H0645144 Y2 JPH0645144 Y2 JP H0645144Y2 JP 1987126782 U JP1987126782 U JP 1987126782U JP 12678287 U JP12678287 U JP 12678287U JP H0645144 Y2 JPH0645144 Y2 JP H0645144Y2
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JP
Japan
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diameter portion
diameter
tube
mounting
glow plug
Prior art date
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JP1987126782U
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JPS6431361U (ja
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嘉司 大塚
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NGK Spark Plug Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、径小化を図って全体的に痩身化するように
改良したシーズグロープラグに関する。
[従来の技術] 内燃機関とりわけディーゼルエンジンにあっては、周知
のように始動補助装置としてシーズグロープラグが設け
られている。このシーズグロープラグは、第3図に示す
ように、ねじ部1bを有する管状の取付金具1ならびに発
熱チューブ3を備え、このチューブ3を取付金具1内に
嵌め込み、この状態でろう付け4により発熱チューブ3
と取付金具1とを気密状態に連結している。
また発熱チューブを溶接することなく、主体金具に圧入
したグロープラグも提案されている。
[従来技術の問題点] この種従来のグロープラグにおけるねじ部の外径は、一
般に10mm以上で発熱チューブの外径は5mm程度に設定さ
れているが、取り付けスペース上の制約などを除去する
ために、近年ではねじ部を9mm以下に設定することが望
まれている。
ところで、グロープラグの装着時には取付金具1のねじ
部1bをエンジンにおけるシリンダブロック5の雌ねじ部
5aに螺合し、取付金具の下端部を雌ねじ部5aのテーパ部
5bに気密状態に当接させる必要がある。このため螺合操
作時には、1.0kg・mないし1.5kg・m程度の締付けトル
クにより取付金具1を締付けている。
このとき、取付金具1を近年の要請に応ずべく8mm程度
に径小化して痩身化すると、上記従来のグロープラグに
おいては、ろう付けにより加熱されて焼きなまされてい
ることもあって強度的に耐えきれず、取付金具1の下端
部1aが異常に変形し、着脱することが不可能になった
り、最悪の場合に破断してしまう虞がある。また発熱チ
ューブを取付金具内に圧入したグロープラグにおいて
も、上記ねじ部の径小化および圧入による加工硬化につ
いての考慮が全くなされていなかった。
[考案の目的] この考案は上記のような問題を解消しようとしてなされ
たもので、その目的はねじ部に相応の強度を保持させる
ことができ、良好な着脱性を損なうことなく取付金具の
外径寸法を8mm程度といったように径小に設定でき、全
体を痩身化して得て小型になり、取付けに広い自由度を
確保でき、さらには取付金具が加工硬化により機械的強
度を増すといった優れた効果を奏するシーズグロープラ
グを提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決するために本考案は、先端が閉鎖し
後端が開口した金属製シーズチューブ内に電気絶縁体を
介して中心電極を挿設するとともに、該中心電極と前記
シーズチューブの前記先端の底部との間に電気抵抗体を
接続してなる発熱チューブと、内周面に、段部を境界に
して、先端に径大部、中間に径小部を形成するととも
に、外周面の略中央部に前記径小部に対応し、かつ該径
小部からはみでない位置にねじ部を設けた管状の取付金
具とを備え、前記発熱チューブの後端部が前記取付金具
の前記径小部に前記径大部を介して圧入され、気密状態
に連結されたシーズグロープラグであって、前記取付金
具は、S10C〜S35Cまたは炭素Cの含有量を0.2重量%以
下として加工硬化を生じる非調質鋼からなり、前記ねじ
部は、外径が7mm以上、9mm以下、肉厚が1.5mm以上、2.5
mm以下にそれぞれ設定され、前記シーズチューブの外径
は、前記取付金具の前記径小部の内径よりも0.05mm以
上、0.2mm以下の範囲で径大となるよう設定され、前記
取付金具の前記ねじ部は、前記発熱チューブの後端部の
圧入により加工硬化を生じさせる構成を採用した。
[考案の作用と効果] 上記のように構成した本考案によれば、発熱チューブと
取付金具との圧入時に、圧入力を受けねじ部が膨出変形
して初期応力が加わるとともに、加工硬化により補強さ
れて機械的強度が増し、さらには、取付金具が焼きなま
し状態になることがないので、相応の強度を保持させる
ことができ、良好な着脱性を損なうことなく取付金具の
外径寸法を小に設定でき、全体の痩身化により小型化を
達成でき、取付けスペース上の制約が減り、取付けに広
い自由度を確保できるといった優れた効果を有するシー
ズグロープラグを提供することができる。
[実施例] 以下この考案の第1実施例を第1図および第2図を参照
して説明する。第1図において、10はディーゼルエンジ
ン用のシーズグロープラグで、このシーズグロープラグ
10は例えばS10C〜S35CまたはCを0.2%以下として加工
硬化を生じる非調質鋼からなる金属製の取付金具であ
り、この取付金具16内に金属製の発熱チューブ13を圧入
して成っている。この発熱チューブ13は、先端が閉鎖し
後端が開口した金属製のシーズチューブ13a内に中心電
極15を酸化マグネシュームなどの電気絶縁体11を介して
挿設して構成されている。そして、シーズチューブ13a
内の電気絶縁体11はパッキンgにより封止され、中心電
極15とシーズチューブ13aの底部との間にはコイル状の
電気抵抗体12を接続している。16は管状の取付金具で、
これは外周部に外径Ldを8mmとするねじ部16cを形成し、
下端外周部には面取り状のテーパ部16dを形成してい
る。17は取付金具16と中心電極15との間に封入される絶
縁体、19はリード線接続用のナットである。
一方、21は副室式のディーゼルエンジンのシリンダブロ
ックで、これは渦流室や予燃焼室21aに連通する取付穴2
2が形成されている。この取付穴22の内周面には雌ねじ
部22aが形成され、下端部にはテーパ状の受け面22bが穴
径を小さくする方向に設けられている。
さて、取付金具16と発熱チューブ13との取付状態は、発
熱チューブ13を取付金具16内に圧入することにより行わ
れている。この状態にすべく取付金具16の内面には、段
部20を境界にして先端に径大部16aおよび中間に径小部1
6bをそれぞれ連続形成している。
このとき、発熱チューブ13の外径寸法Jは、4.4mm、長
さT40mm,厚みt0.5mmとし、取付金具16の高さMを35mm、
ねじ部16cの長さN17mm、その厚みKを1.83mmから1.9mm
の範囲(ピッチ1.0mm〜0.75mm)内に設定するととも
に、径大部16aの内径1を発熱チューブ13の外径Jによ
りも僅かに大となる4.5mmから4.7mmの範囲内に設定して
いる。そして、取付金具16の径小部16bの径寸法Hは発
熱チューブ13の外径Jよりも0.05mmないし0.2mm程度小
となる4.2mmから4.35mmに設定している。
しかして、接続時には第1図の状態の発熱チューブ13を
後端開口部から取付金具16の径大部16aを通して段部20
を経て径小部16b内に圧入する。すると、径小部16bの径
寸法Hを発熱チューブ13の外径Jよりも0.05mmないし0.
2mm程度径小に設定したことから、圧入力によりねじ部1
6cが膨出変形し、圧入前の元の状態に比較して例えば0.
05mm程度径大となる。この状態にて取付金具16と発熱チ
ューブ13とが第2図に示す如く所定の長さ寸法Ovで示す
ように7mm程度の長さだけ重なり合い、これら取付金具1
6と発熱チューブ13の内外両周面が互いに気密状態に当
接する。
このようにして組立てられたグロープラグ10は、その取
付金具16のねじ部16cを第2図に示す如く、シリンダブ
ロック21の雌ねじ部22aに所定の締付けトルクで螺合
し、テーパ部16dを受け面22bに気密状態に当接させる。
[上記の構成] 発熱チューブ13を金具16に圧入により接続したので、ろ
う付けによりシーズチューブと取付金具とを接続し、取
付金具が加熱を受け焼きなまし状態になる従来と相違
し、ねじ部16cを径小にしても相応の強度が保持されて
グロープラグの装着時に加わる所定の締付けトルクによ
り取付金具16が異常に変形したり破断することがない。
これにより従来と変わらない良好な着脱性が得られるこ
とをはじめ、取付金具16のねじ部16cの外径寸法Ldを8mm
といったように径小に設定でき、全体を痩身化により小
型にし得て取付けスペース上の制約を減らし、取付けに
広い自由度を確保できる。
しかも、発熱チューブ13の圧入に伴いねじ部16cが膨出
変形して0.05mm程度径大となるので、取付金具16が加工
硬化を受け初期応力を有するとともに、機械的強度が増
す。
なお、上記実施例において、取付金具16のねじ部16cの
外径Ldを8mmに設定して全体の痩身化を図りながらも、
装着時の締付けトルクに対しては、通常必要はトルク値
1.0kg・mないし1.5kg・mよりも大きな2.5kg・mない
し3.0kg・mにまで強度的に耐えられることが判明して
いる。
ここで、上記取付金具16のねじ部16cは、上記実施例の
如く外径寸法Ldを8mmとするのみに限定されず、7mm以上
9mm以下とする寸法範囲にあればよいことが分かってお
り、このような寸法範囲に設定した理由は下記の通りで
ある。
すなわち、ねじ部16cの外径寸法が9mmを越えると、全体
的な小型化の効果が薄く、6mm以下では強度が締付けト
ルクに対して所定以下になり、装着不可能になるからで
ある。
なお、グロープラグの適用範囲としては、予燃焼室式や
渦流室式のものばかりでなく、直接噴射式ディーゼルエ
ンジンにも適用できる。
その他、具体的な実施にあたっては、この考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変更できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示し、第1
図はディーゼルエンジンにおけるグロープラグの分解縦
断面図、第2図はシリンダブロックに対するグロープラ
グの取付け状態を示す縦断面図、第3図は従来のグロー
プラグの取付状態を示す縦断面図である。 図中 10…ディーゼルエンジン用のシーズグロープラ
グ、12…電気抵抗体、13…発熱チューブ、13a…シーズ
チューブ、16…取付金具、16c…ねじ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端が閉鎖し後端が開口した金属製シーズ
    チューブ内に電気絶縁体を介して中心電極を挿設すると
    ともに、該中心電極と前記シーズチューブの前記先端の
    底部との間に電気抵抗体を接続してなる発熱チューブ
    と、 内周面に、段部を境界にして、先端に径大部、中間に径
    小部を形成するとともに、外周面の略中央部に前記径小
    部に対応し、かつ該径小部からはみでない位置にねじ部
    を設けた管状の取付金具とを備え、 前記発熱チューブの後端部が前記取付金具の前記径小部
    に前記径大部を介して圧入され、気密状態に連結された
    シーズグロープラグであって、 前記取付金具は、S10C〜S35Cまたは炭素Cの含有量を0.
    2重量%以下として加工硬化を生じる非調質鋼からな
    り、 前記ねじ部は、外径が7mm以上、9mm以下、肉厚が1.5mm
    以上、2.5mm以下にそれぞれ設定され、 前記シーズチューブの外径は、前記取付金具の前記径小
    部の内径よりも0.05mm以上、0.2mm以下の範囲で径大と
    なるよう設定され、 前記取付金具の前記ねじ部は、前記発熱チューブの後端
    部の圧入により加工硬化を生じさせることを特徴とする
    シーズグロープラグ。
JP1987126782U 1987-08-20 1987-08-20 シ−ズグロ−プラグ Expired - Lifetime JPH0645144Y2 (ja)

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JPS6431361U JPS6431361U (ja) 1989-02-27
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