JPH0644626U - 自動車用アシストハンドルのハンドル構造 - Google Patents

自動車用アシストハンドルのハンドル構造

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JPH0644626U
JPH0644626U JP8210492U JP8210492U JPH0644626U JP H0644626 U JPH0644626 U JP H0644626U JP 8210492 U JP8210492 U JP 8210492U JP 8210492 U JP8210492 U JP 8210492U JP H0644626 U JPH0644626 U JP H0644626U
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JP
Japan
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handle
handle cover
core material
skin
cover
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Application number
JP8210492U
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English (en)
Inventor
一博 山手
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表皮を縫製によることなく簡単に固定できる
ようにした自動車用アシストハンドルのハンドル構造を
提供する。 【構成】 芯材には複数の係止孔を所定間隔毎に形成
し、ハンドルカバーにはその外表面と芯材の係止孔とを
連通する連通部を形成し、ハンドルカバーに芯材を取付
ける一方、表皮の両側部には複数の挿通孔を係止孔に対
応して形成し、ハンドルカバー外表面に表皮を巻付け、
表皮の両側挿通孔を相互に重ね合わせて該挿通孔にクリ
ップを挿通し、該クリップをハンドルカバーの連通部を
介して芯材の係止孔に係止したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車に装備されるアシストハンドルのハンドル構造に関し、特 にハンドルの表皮を簡単に固定できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の急旋回時等において乗員が姿勢を容易に維持できるように 、車室内の乗員近くにはアシストハンドルが設けられることが多い(実開昭59 −146232号公報、実公平2−4824号公報等参照)。 通常、この種のアシストハンドルでは、図4に示すように、ハンドルカバー1 01に芯材100を設けて補強し、又ハンドルカバー101の外側に皮革製又は 合成皮革製の表皮102を巻付け、その芯材100の両端部をベース103を介 してボディ104にネジ105によって固定し、その部分をエンドカバー106 で覆うようにしている。 ところで、上述の表皮102を固定する場合、従来は図5に示すように、その 目につき難いハンドル裏側部分で縫製することによって表皮102をハンドルカ バー101に固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の縫製作業は一般に機械化及び自動化が難しく、手作業に 頼らざるをえず、作業時間が長くなるとともに、大幅なコストアップを招来して いた。 また、乗員がアシストハンドルを握ると、縫製の糸が手に当たって手触りがゴ ツゴツして感触があまりよくなかった。 この考案は、かかる問題点に鑑み、表皮を縫製によることなく簡単に固定でき るようにした自動車用アシストハンドルのハンドル構造を提供することを課題と する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案に係る自動車用アシストハンドルのハンドル構造は、 「ハンドルカバーに芯材を設け、該ハンドルカバーを表皮で覆ってなる自動車 用アシストハンドルにおいて、 上記芯材には複数の係止孔が所定間隔毎に形成され、上記ハンドルカバーには その外表面と上記芯材の係止孔とを連通する連通部が形成され、上記表皮の両側 部には複数の挿通孔が上記係止孔に対応して形成されており、 上記表皮の両側挿通孔が相互に重ね合わされて該挿通孔にクリップが挿通され 、該クリップが上記ハンドルカバーの連通部を挿通されて上記芯材の係止孔に係 止されている」ことを要旨とする。 複数のクリップは各々別体としてもよいが、これらを1枚の基板に形成してフ ァスナとし、略同時に係止できるようにするのがよい。 また、ハンドルカバーの連通部は芯材係止孔に対応する位置に形成した連通孔 としてもよく、又長手方向に延びる連通溝としてもよい。 さらに、ハンドルカバーと表皮との間にはクッション材を介設し、アシストハ ンドルを握った時の感触をさらにアップさせるようにしてもよい。
【0005】
【作用】
アシストハンドルを組立てる場合、まず芯材をハンドルカバーに挿入して両者 を組付けた後、ハンドルカバーの外表面に表皮を巻付けて表皮の両側挿通孔を重 ね合わせ、その挿通孔にクリップを挿通して芯材の係止孔に係止させると表皮を ハンドルカバーに固定でき、こうして表皮が縫製によることなく、ワンタッチで 固定される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例による自動車用アシストハンドルのハンドル 構造を示す。図において、アシストハンドル1はハンドルカバー2に芯材3を挿 通し該ハンドルカバー2の表面を表皮4で覆いこれをファスナ5で固定して構成 されている。 上記芯材3は図1(d) に示すように金属薄板を用いて構成され、該芯材3の両 端部には取付用長孔30が形成され、両取付用長孔30の間には6つの係止孔3 1が長手方向に所定の間隔をあけて形成されている。この係止孔31の形状は正 確な位置決めのためには真円形状が好ましいが、アシストハンドル1を湾曲して 使用する場合には取付けの自由度を確保するために長孔としてもよい。 また、上記ハンドルカバー2は図1(c) に示すように合成樹脂材料を用いて構 成され、該ハンドルカバー2には芯材3の取付溝20が長手方向全長にわたって 形成されるとともに、取付溝20とカバー表面とを連通する連通溝21がこれも 長手方向全長にわたって形成され、又取付溝20を挟んで連通溝21の反対側に はクリップ先端の収納凹溝22が長手方向全長にわたって形成されている。 さらに、上記表皮4は図1(b) に示すように皮革又は合成皮革を用いて製作さ れ、その両側部には長手方向の芯材2の係止孔31に対応する位置に挿通孔40 が形成されている。 また、上記ファスナ5は図1(e) に示すように例えば合成樹脂材料を用い、基 板50表面の芯材2の係止溝20に対応する位置にクリップ部51を一体に形成 して構成されている。このクリップ部51は図1(e) に拡大して示すように、先 端部に係止突起を、側面にスリットを設けて構成できる。 そして、図1(a) に示すように、上記ハンドルカバー2の取付溝20には芯材 3が取付けられ、ハンドルカバー2の外表面には表皮4が巻付けられ、該表皮4 の両側部が重ねられてハンドルカバー2の連通溝21内に折り込まれ、表皮4の 両側挿通孔40は相互に重ね合わされ、又ハンドルカバー2の連通溝21内には ファスナ5が装着され、該ファスナ5のクリップ部51が表皮4の重ね合わされ た係止溝40を挿通されて芯材3の係止孔31に係止されている。
【0007】 次に、組立方法について説明する。 本例のアシストハンドル1を組立てる場合、ハンドルカバー2の連通溝21を 少し開きつつ芯材3をハンドルカバー2の端面側からハンドルカバー2の取付溝 20内に押し込んで取付けるか、又はハンドルカバー2の連通溝21から芯材3 の一側部をハンドルカバー2の取付溝20の一方に挿入し、ハンドルカバー2の 反対側を少し変形させつつ取付溝20の他方を芯材3の他側部に被せて両者を取 付ける。 芯材3の取付けが済むと、図2に示すように、ハンドルカバー2の外表面に表 皮4をその両側部がハンドルカバー2の連通溝21側に来るように巻付け、表皮 4の両側挿通孔40を重ね合わせ、その挿通孔40にファスナ5のクリップ部5 1を合わせてファスナ5をハンドルカバー2の連通溝21内に押し込むと、表皮 4がハンドルカバー2の外表面にピッタリと密着するとともに、各クリップ部5 1を重ね合わされた挿通孔40及び芯材3の係止孔31に挿通してその先端部を 収納凹部22まで押し込むと、クリップ部51が係止孔31の周縁に引っ掛けら れて係止され、こうしてアシストハンドル1を組立てることができる。 なお、アシストハンドル1の車体への取付けは従来と同様であるので、その説 明は省略する。
【0008】 以上のような本実施例のハンドル構造では、表皮4をファスナ5のクリップ部 51によってハンドルカバー2に固定するようにしたので、従来の縫製作業は不 用となる一方、上述のクリップ部51の固定作業は比較的容易に機械化及び自動 化できるので、手作業に頼る工程を減少でき、作業時間が短縮できるとともに、 大幅な低コスト化を達成できる。 また、本実施例のハンドル構造では、縫製によらずに表皮4を固定しているの で、乗員がアシストハンドル1を握った時に縫製の糸が手に当ることはなく、良 好な手触り感が得られ、商品性を大幅に向上できる。 さらに、本実施例のハンドル構造では、表皮4の重ね合わせた挿通孔40にフ ァスナ5のクリップ部51を当て、ファスナ5を押し込んで表皮4を固定するよ うにしたので、ワンタッチで表皮4を固定でき、これによって組立作業性を大幅 に向上できる。
【0009】 また、図3は本考案の第2の実施例を示し、図において図1及び図2と同一符 号は同一又は相当部分を示す。 本実施例では、ハンドルカバー2と表皮4との間にクッション材6が介設され 、該クッション材6もクリップ部51によって固定されており、このようにクッ ション材6を設けて手触り感をさらに向上させるようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る自動車用アシストハンドルのハンドル構造によれ ば、ハンドルカバーに芯材を取付け、その外表面に表皮を巻付けて表皮の両側挿 通孔を相互に重ね合わせ、その挿通孔にクリップを挿通して芯材の係止孔に係止 するようにしたので、表皮をハンドルカバーにワンタッチで固定でき、組立て時 間を大幅に短縮できるとともに、低コスト化を実現でき、さらにはアシストハン ドルの手触り感を改善して商品性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による自動車用アシストハ
ンドルのハンドル構造の断面及びその各構成部品を示す
図である。
【図2】 上記ハンドル構造の組立工程を説明するため
の断面図である。
【図3】 本考案の第2の実施例による自動車用アシス
トハンドルのハンドル構造を説明するための断面図であ
る。
【図4】 従来のアシストハンドルを示す一部切開側面
図である。
【図5】 従来のアシストハンドルを示す要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 アシストハンドル 2 ハンドルカバー 20 取付溝 21 連通溝 3 芯材 31 係止孔 4 表皮 40 挿通孔 5 ファスナ 50 基板 51 クリップ 6 クッション材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルカバーに芯材を設け、該ハンド
    ルカバーを表皮で覆ってなる自動車用アシストハンドル
    において、 上記芯材には複数の係止孔が所定間隔毎に形成され、上
    記ハンドルカバーにはその外表面と上記芯材の係止孔と
    を連通する連通部が形成され、上記表皮の両側部には複
    数の挿通孔が上記係止孔に対応して形成されており、 上記表皮の両側挿通孔が相互に重ね合わされて該挿通孔
    にクリップが挿通され、該クリップが上記ハンドルカバ
    ーの連通部を挿通されて上記芯材の係止孔に係止されて
    いることを特徴とする自動車用アシストハンドルのハン
    ドル構造。
  2. 【請求項2】 上記複数のクリップが1枚の基板に設け
    られ、複数のクリップを略同時に係止可能なファスナが
    構成されている請求項1記載の自動車用アシストハンド
    ルのハンドル構造。
  3. 【請求項3】 上記ハンドルカバーと表皮との間にはク
    ッション材が介設されている請求項1又は2記載の自動
    車用アシストハンドルのハンドル構造。
JP8210492U 1992-11-27 1992-11-27 自動車用アシストハンドルのハンドル構造 Pending JPH0644626U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4124535B2 (ja) * 1998-03-26 2008-07-23 松下電器産業株式会社 光学情報記録媒体およびその記録再生方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4124535B2 (ja) * 1998-03-26 2008-07-23 松下電器産業株式会社 光学情報記録媒体およびその記録再生方法

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