JPH0644569U - 球技用練習器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、野球・テニス・サッカ−・ハン
ドボ−ル等の球技の練習に使用される練習器の改良に関
する考案である。 【構成】 本考案は、揺動防止用の孔を複数形成すると
ともに移動用車輪を取り付けた支持板上に湾曲板をほぼ
垂直状態に取り付け、前記湾曲板上面にボ−ル逸走防止
用ネットを取り付けたことを特徴とする球技用練習器及
び揺動防止用の孔を複数形成するとともに移動用車輪を
取り付けた支持板上に支持枠を垂直に取り付け、前記支
持枠内に湾曲板を回転可能に取り付けるとともに、回転
防止ピンにより回転を防止できるようにしたことを特徴
とする球技用練習器の構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、野球・テニス・サッカ−・ハンドボ−ル等の球技の練習に使用され る練習器の改良に関する考案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一人で野球・テニス・サッカ−・ハンドボ−ル等の球技の練習をする場 合には、塀にボ−ルを投げて跳ね返って来るボ−ルを捕らえたり、蹴ったりしな がら練習をしている。

【０００３】 しかしながら、塀は地表面に対して垂直に構築されているとともに、平面であ るために、塀に投げて跳ね返って来るボ−ルは一定方向であり、多種多様に変化 する跳ね返りボ−ルを発生させることができないとのないとの欠点があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一人で球技を練習することができ、しかも変化のある跳ね返りボ− ルを発生させることができるとともに、変化に富んだボ−ルを自由自在に発生さ せることができる球技用練習器を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、揺動防止用の孔を複数形成するとともに移動用車輪を取り付けた支 持板上に湾曲板をほぼ垂直状態に取り付け、前記湾曲板上面にボ−ル逸走防止用 ネットを取り付けたことを特徴とする球技用練習器及び揺動防止用の孔を複数形 成するとともに移動用車輪を取り付けた支持板上に支持枠を垂直に取り付け、前 記支持枠内に湾曲板を回転可能に取り付けるとともに、回転防止ピンにより回転 を防止できるようにしたことを特徴とする球技用練習器の構成とした。

【０００６】

【実施例】 次に、本考案について図面を参照して説明する。 図１は、本考案である球技用練習器の斜視図であり、本練習器１は支持板６と 湾曲板２とネット３から構成され、支持板６に湾曲板２をほぼ垂直状態に固定し 、前記湾曲板２の上面２ａには、投げ又は蹴った球ボ−ルが湾曲板２上を逸走し ないよう着脱可能な状態にネット３が取り付けられている。勿論、ネット３を取 り付けずに使用してもよい。 支持板６には、練習器１を設置する場合に揺動しないように揺動防止杭（図示せ ず）を打ち込むことができるように複数の孔７・７・７・・・ ８・８・８・・ ・が形成されている。 符号９・９は車輪を示し、本練習器１を移動し易くするために取り付けられてい る。勿論、車輪は取り付けなくてもよい。 練習は、湾曲板２の凹面又は凸面５にボ−ルを投げり、蹴ったりして跳ね返って きたボ−ルを受け止めたり、蹴ったり、打ったりしながら練習をする。

【０００７】 図２は、本考案である練習器の他の実施例の斜視図であり、本実施例では支持 板６に支持枠１０を垂直に固定し、支持枠１０内に回転可能に取り付けてある。 図２に示すように、湾曲板２を支持枠１０内に回転可能に取り付ける方法は、湾 曲板２の左右両端の中心部に回転軸１１の一端を固定し、固定された回転軸１１ の他端を支持枠１０に取り付ける方法による。 符号１２は回転防止ピンを示し、使用時に湾曲板２が回転しないように所定の位 置に固定するためのピンである。このような構造にすることにより、練習器１を 移動させることなく湾曲板２を回転させて凸面５及び凹面を選択することが容易 となり練習を多様化することができる。 本実施例を示した図２中の支持板６には移動用の車輪がないが、取り付けてもよ い。また、支持枠上面１０ａにネットをとりつけてもよい。 練習する場合には、湾曲板２の凹面又は凸面５にボ−ルを投げ、跳ね返ってきた ボ−ルを受け止めてながらする。

【０００８】 図３は、本考案の他の実施例を示した図であり、本実施例では、半球体形溝２ ｄを形成させたボ−ル受け板２ｃを支持板６に垂直に起立させて固定させた構造 の練習器であり、練習する場合には、半球体形溝２ｄにボ−ルを投げ、跳ね返っ たボ−ルを受け止めて練習をする。

【０００９】 図４及び図５は、本考案の他の実施例の一部縦断面を示した図であり、図４は 移動用車輪９・９を取り付けた支持部材１３にボ−ルを受け止める湾曲板２を、 凹面を外方向にして取り付けた練習器１であり、湾曲板２の上面２ａにはネット ３が取り付けられている。移動用車輪が取り付けられているので、任意の場所に 移動させることが容易であると共に、ネット３が湾曲板２に取り付けられている ので、ボ−ルが逸走することがない。 本実施例にあるネット３及び移動用車輪は取り付けない構成としてもよい。

【００１０】 図６は、本考案の他の実施例を示すとともに、ボ−ルの投げる方向と跳ね返り 方向を示した縦断面図であり、湾曲板２の凹面４に球面を有する接合部材１４を 接合させた練習器１である。 湾曲板２の凸面５に矢印ａ方向よりボ−ルを投げ付けた場合には当該ボ−ルは矢 印ｂ方向に跳ね返り、湾曲板２に矢印ｃ方向より投げた場合にはボ−ルは矢印ｄ 方向に跳ね返り、湾曲板２に矢印ｇ方向より投げ付けた場合には、矢印ｈ方向に 跳ね返り、湾曲板２の凹面４の接合部材１４に矢印ｅ方向よりボ−ルを投げ付け た場合には矢印ｆ方向に跳ね返る。湾曲板２にはネット３を取り付けてもよい。

【００１１】 図７は、本考案の他の実施例の縦断面及びボ−ルが当たる方向と跳ね返り方向 を示したものであり、本実施例は湾曲板２を延長させた延長湾曲板２ｂを形成さ せた構造の練習器である。 延長湾曲板２ｂの凹面４ａ及び凸面５ａは、湾曲板２の凹面４及び凸面５とは逆 位置となっている。 湾曲板２の凹面４に矢印ｉ方向よりボ−ルを投げた場合、ボ−ルは矢印ｊ方向に 跳ね返り、矢印ｋ方向より投げ付けた場合には、矢印ｌ方向に跳ね返り、湾曲板 ２の凸面５の矢印ｍ方向よりボ−ルを投げ付けた場合には矢印ｎ方向に跳ね返る 。湾曲板２には、ネット３を取り付けてもよい。

【００１２】 図８は、本考案の他の実施例の縦断面及びボ−ルの投げる方向と跳ね返り方向 を示したものであり、本実施例は湾曲板２の中央部に逆湾曲部を形成させた構造 の練習器である。 湾曲板２の凹面４に矢印ｐ方向よりボ−ルを投げた場合、ボ−ルは矢印ｏ方向に 跳ね返り、矢印ｒ方向より投げ付けた場合には、矢印ｑ方向に跳ね返り、矢印ｔ 方向より投げ付けた場合には、矢印ｓ方向に跳ね返る。湾曲板湾曲板２には、ネ ット３を取り付けてもよい。

【００１３】 図６・図７及び図８の構成とすることにより、より変化に富んだボ−ルを発生 させることができ、効果的な練習ができるようになる。 図６・図７及び図８の実施例の支持板に移動用車輪は取り付けない構成としても よく、取り付けた構成としてもよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したような構成であるから、一人で球技の練習することが でき、しかも変化のある跳ね返りボ−ルを発生させることができるとともに、変 化に富んだボ−ルを自由自在に発生させることができるとの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案である球技用練習器の斜視図。

【図２】本考案である球技用練習器の他の実施例の斜視
図。

【図３】本考案である球技用練習器の他の実施例の斜視
図。

【図４】本考案である球技用練習器の他の実施例の縦断
面図。

【図５】本考案である球技用練習器の他の実施例の縦断
面図。

【図６】本考案である球技用練習器の他の実施例の縦断
面図。

【図７】本考案である球技用練習器の他の実施例の縦断
面図。

【図８】本考案である球技用練習器の他の実施例の縦断
面図。

【符号の説明】

１ 練習器 ２ 湾曲板 ２ａ 上面 ２ｂ 上部湾曲板 ２ｃ ボ−ル受け板 ２ｄ 半球体溝 ３ ネット ４ 凹面 ４ａ 凹面 ５ 凸面 ５ａ 凸面 ６ 支持板 ７ 孔 ８ 孔 ９ 移動用車輪 １０ 支持枠 １０ａ 支持枠上面 １１ 回転支持軸 １２ 回転防止ピン １３ 支持部材 １４ 接合材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 揺動防止用の孔を複数形成するとともに
   移動用車輪を取り付けた支持板上に湾曲板をほぼ垂直状
   態に取り付け、前記湾曲板上面にボ−ル逸走防止用ネッ
   トを取り付けたことを特徴とする球技用練習器。
2. 【請求項２】 揺動防止用の孔を複数形成するとともに
   移動用車輪を取り付けた支持板上に支持枠を垂直に取り
   付け、前記支持枠内に湾曲板を回転可能に取り付けると
   ともに、回転防止ピンにより回転を防止できるようにし
   たことを特徴とする球技用練習器。