JPH0643796B2 - シールド機 - Google Patents

シールド機

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JPH0643796B2
JPH0643796B2 JP1029248A JP2924889A JPH0643796B2 JP H0643796 B2 JPH0643796 B2 JP H0643796B2 JP 1029248 A JP1029248 A JP 1029248A JP 2924889 A JP2924889 A JP 2924889A JP H0643796 B2 JPH0643796 B2 JP H0643796B2
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cutter
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英樹 萩原
徹 後藤
雅好 岡崎
明 吉川
茂 後藤
洋二 東
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Shimizu Construction Co Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トンネルを形成するシールド工法に用いるシ
ールド機に係り、特に、地下鉄のトンネル等、部分的に
径が拡大するトンネルを連続的に形成するに用いて好適
なシールド機に関するものである。
[従来の技術] 地下鉄のトンネルは、通常、複数の駅部と、これら駅部
間の電車が走行する線路部とにより構成されているが、
駅部のトンネルは、プラットホームが構築されたり、複
数の線路が引き込まれるため、線路部のトンネルよりも
その周壁の径が拡大されている。
このような径の異なるトンネルを連続して形成するにあ
たって、従来は、第23図に示すように、駅部Pにあた
る地表面下を掘削してここを発進立坑1とし、線路部R
に見合った径を有するシールド機2Aにより線路部Rを
掘進し、かつその周壁をセグメント等により覆工処理を
した後、発進立坑1内に駅部Pの構造物を築造してから
発進立坑1を埋め戻すといった開削工法を応用した方法
が取られている。
また、第24図に示すように、掘削径の変化する地点、
すなわち駅部Pと線路部Rとの境目に発進立坑3を掘削
して、ここから駅部Pを掘削する大径側のシールド機2
Bと、線路部Rを掘削する小径側のシールド機2Aと
を、別々の方向に前進させることにより、線路部Rおよ
び駅部Pを掘進していくといった方法もある。
上記シールド機2A・2Bは、一般に、円筒状のスキン
プレートの前部に取り付けられたカッタによって切羽を
掘削しつつ前進し、掘削した削土は、カッタ後方に設け
られたチャンバ内に取り入れた後、後方に排出するよう
構成されているものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記方法のうちの前者の場合、近年では、路
面交通量の激増、建造物の過密化により、長大な発進立
坑を掘削するための用地確保が困難であり、しかも、既
存の地下鉄の下をくぐるような大深度の地下鉄を形成す
るには適用できない。
また、後者の場合は、シールド機を少なくとも2台以上
用意せねばならず、また、掘削径の変化点ごとに発進立
坑を掘削しなければならないので、工事費がかかり、ま
た、工程も多いので工事期間が延びるといった問題を抱
えている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、地下
鉄等、部分的に径が拡大するトンネルを形成する際、工
事期間の短縮および工事費の削減が図ることのできるシ
ールド機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するためになされたものであっ
て、円筒状のスキンプレートの前部にカッタが設けら
れ、このカッタの後方に、同カッタによって掘削された
削土を取り入れるチャンバが設けられてなる親シールド
と、この親シールドのスキンプレートよりも小径の円筒
状のスキンプレートの前部にカッタが設けられ、このカ
ッタの後方に、同カッタによって掘削された削土を取り
入れるチャンバが設けられてなる子シールドとからな
り、前記子シールドを、この子シールドと前記親シール
ドの各スキンプレートの軸線が略平行となる状態で、親
シールドの内部に着脱可能に、かつ、その連結を解いた
際には、前記軸線に沿って進退可能に装置したことを特
徴としている。
また、上記に加え、前記子シールドを前記親シールドに
対し偏心して配置したこと、さらには、前記親シールド
に対し、前記子シールドを複数装置したこと、さらに
は、前記親シールドおよび子シールドの各カッタを連結
部材により連結し、親シールド側のカッタを、子シール
ド側のカッタと連動して駆動させること、さらには、前
記子シールドのカッタを、この子シールドのスキンプレ
ートに対し前後にスライド可能に設けるとともに、前記
スライドした際には、親子両シールドの各チャンバが一
体に形成されることを含むものである。
[作用] 本発明のシールド機によれば、親子両シールドを一体化
してシールド機全体により大径トンネルを掘進した後、
親シールドをその場に止どめておき、子シールドを親シ
ールドから独立して前進させることにより、大径トンネ
ルから連続して小径トンネルが形成される。
したがって、地下鉄用のトンネルを形成する際、従来の
ように、駅部を構築するための長大の発進立坑を掘削す
る必要がなく、本発明のシールド機を地盤中にセットす
るための発進立坑を掘削するに必要な用地を確保すれば
よいので、路面交通量の多い場所や建造物の過密地域で
あっても、そこに駅部を構築することができ、また、発
進立坑を既存のトンネルよりも深く掘削することによ
り、大深度のトンネルを形成することができる。また、
駅部と線路部との境目である掘削径の変化地点にいちい
ち発進立坑を掘削する必要がないことから、トンネル形
成の工程が減少するとともに、工事期間の短縮化が図れ
る。
また、親シールドがトンネル径の拡大予定区域側に配さ
れるように、親子両シールドを相互に偏心させて配すれ
ば、親シールドが不要な断面、すなわち無駄なスペース
を掘削することがほとんどなく、掘削断面のほとんどを
有効に利用でき、この結果、二次的な工事の省略も可能
となって工事費の削減につながるといった効果を奏す
る。
また、前記親シールドに対し、前記子シールドを複数装
置すれば、親シールドによって形成された大径のトンネ
ルから、複数の小径トンネルを連続して形成することが
できる。
また、前記親シールドおよび子シールドの各カッタを連
続部材により連結し、親シールド側のカッタを、子シー
ルド側のカッタと連動して駆動させれば、親シールドの
カッタを回転させる駆動機構を独自に設ける必要がな
い。
また、前記子シールドのカッタを、この子シールドのス
キンプレートに対し前後にスライド可能に設けるととも
に、前方にスライドした際には、親子両シールドの各チ
ャンバが一体に形成されるよう構成すれば、いずれか一
方のシールドに設けた削土排出手段により、親子両シー
ルドの掘削によって生じる削土をトンネル後方に排出す
ることができ、もって構造の簡略化が図られるととも
に、メンテナンス性に優れ、しかも安価となる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の第1〜第4実施例を説明
する。
第1実施例(第1図〜第8図) 図中符号11は本発明に係るシールド機であり、親シー
ルド12と、この親シールド12内部に配された子シー
ルド13とから構成されている。
親子両シールド12、13は、いずれも円筒状スキンプ
レート14、15の前部に、地盤Gの切羽Gを掘削す
るカッタ16、17が設けられているものであるが、子
シールド13のスキンプレート15の径は、親シールド
12のそれよりも径が小さく設定されている。そして、
第2図に示すように、親シールド12のスキンプレート
14内部に、子シールド13が、その軸心Lが親シー
ルド12の軸心Lに対し、一側方に偏心して配されてい
る。
子シールド13の前部に設けられたカッタ17は、面板
型もしくはスポーク型であって、軸回りに回転すること
により切羽Gを掘削するが、その外周部には、径方向
に突出するオーバーカッタ18が伸縮自在に取り付けら
れ、このオーバーカッタ18を突出させることにより、
カッタ17よりも大径のトンネルTを掘削できるように
なっている。
カッタ17の後方には、このカッタ17の掘削によって
生じる土砂や岩石のくずである削土が取り入れられるチ
ャンバ、および、同チャンバ内の削土を排出するための
スクリューコンベヤ等の搬送手段(いずれも図示せぬ)
が設けられている。また、スキンプレート15内部であ
ってその後端部には、スキンプレート15の周部に沿っ
て、子シールド13自身を掘進方向である前方に推進さ
せるためのシールドジャッキ19が複数設けられ、さら
には、掘削後のトンネルTの周壁にセグメントSを組み
付けるための図示せぬエレクタ装置が装備されている。
上記構成による子シールド13は、前述したように、親
シールド12のスキンプレート14内部に配されるとと
もに、図示せぬ連結手段によりそのスキンプレート14
に着脱可能に一体に連結され、かつ、その連結が解除さ
れることにより、軸線方向に沿って親シールド12から
独立して前進・後退できるようになっている。
一方、前記親シールド12のカッタ16は、第1図およ
び第2図に示すように、両シールド12、13の各スキ
ンプレート14、15間を埋めるべく径の異なる複数の
分割カッタ群16a〜16hによって構成されている。
すなわち、両スキンプレート14、15間の間隔に略一
致する径を有して、その間を埋めるようそれぞれ径の異
なる面板型もしくはスポーク型のカッタ16a〜16g
が円弧状に配され、さらに、これらカッタ16a〜16
gと、親シールド12のスキンプレート14との隙間を
埋めるよう小径のスポーク型カッタ16hが配されてい
る。これら分割カッタ群16a〜16hは、軸回りに回
転することにより、切羽Gを掘削する。
親シールド12においては、各カッタ16a〜16hの
後方であって、両シールド12、13の各スキンプレー
ト14、15間に、カッタ16a〜16hの掘削によっ
て生じる削土が取り入れられるチャンバ、および同チャ
ンバ内の削土を排出するためのスクリューコンベヤ等の
搬送手段(いずれも図示せぬ)が設置されている。ま
た、スキンプレート14内部の後端部には、このスキン
プレート14の周部に沿って、親シールド12自身を掘
進方向である前方に推進させるためのシールドジャッキ
20が複数設けられ、さらには、掘削後のトンネルTの
周壁にセグメントSを組み付けるための図示せぬエレク
タ装置が装備されている。
上記構成からなるシールド機1によって地下鉄のトンネ
ルTを形成する場合を、第3図および第4図を参照して
説明する。
まず、第3図に示すように、駅部Pを形成する地盤Gに
発進立坑21を所定深さ掘削する。
次いで、親シールド12の内部に子シールド13を挿入
し、かつ両シールド12、13を相互に連結して一体と
した状態のシールド機11を、トンネルTを掘進する方
向に各カッタ16(16a〜16h)、17を向けて、
発進立坑21の底部にセットする。
次いで、両シールド12、13のカッタ16、17を回
転させ、切羽Gを掘削していく。この際、子シールド
13におけるカッタ17の外周に取り付けられたオーバ
ーカッタ18を突出させておき、このオーバーカッタ1
8により、第2図の斜線に示すカッタ17の外周部、お
よびカッタ17と親シールド12側のカッタ16a〜1
6gとの隙間部分の切羽Gを掘削していく。また、親
シールド12のスキンプレート14により、このスキン
プレート14と各カッタ16a〜16h間の切羽G
掘削していく。
この際、親子両シールド12、13の各カッタ16、1
7の掘削によって生じた削土は、それぞれのチャンバ内
に取り入れられてから前記搬送手段によって後方に排出
し、さらに、トロッコ等によって発進立坑21まで運ん
だ後、昇降エレベータあるいはスキップ等の搬送手段に
より地上に運ぶ。
所定距離掘進が進んだら、親子両シールド12、13に
よって掘進されたトンネルTの周壁に、親シールド12
側のエレクタ装置によってセグメントSを組み付けて一
時覆工を施す。次いで、親シールド12のシールドジャ
ッキ20を、組み付けられたセグメントSの前端部に反
力を取って伸長し、シールド機11全体を前方に推進さ
せる。
上記のように、親子両シールド12、13の各カッタ1
6、17による掘進、セグメントSの組み付け、シール
ド機11の前進、という工程を繰り返し、駅部Pのトン
ネルTを形成していく。
所定の駅部Pの長さを両シールド12、13によって掘
削した後、親子両シールド12、13の連結を解除す
る。そして、親シールド12をその場に止どめておき、
子シールド13により、線路部Rを掘進していく。すな
わち、第4図に示すように、子シールド13のカッタ1
7を回転させて切羽Gを掘削していき、それによって
形成される後方のトンネルTの周壁に、エレクタ装置に
よってセグメントSを組み付けて一次覆工を施し、次い
で、シールドジャッキ20をセグメントSの前端部に反
力を取って伸長し、子シールド13を前進させる。
このように、カッタ17による掘進、セグメントSの組
み付け、シールドジャッキ20による前進といった工程
を繰り返し、線路部Rを形成していく。
以上により、大径の駅部Pと小径の線路部Rが連続して
形成され、その断面外形は、第2図に示すように、断面
略馬蹄形を呈する。子シールド13は、次の駅部立坑に
接合させる。
なお、駅部Pおよび線路部RにセグメントSを組み付け
て一次覆工を施した後は、必要によりその表面をコンク
リート打設等により二次覆工を施し、最終的に覆工構造
とする。
また、駅部PのトンネルTにおいては、第5図に示すよ
うに、その底部にスラブ22を敷設し、同スラブ22上
であって、子シールド13によって形成されたスペース
に電車23の線路24を敷設し、親シールド12によっ
て形成されたスペースには、プラットホーム25を構築
する。なお、第5図中Sは、二次覆工である。
第6図ないし第8図は、上記シールド機11によって形
成するトンネルTの各種形態を示している。
第6図においては、発進立坑21から2台のシールド機
11を、それぞれ別々の方向に同レベルで前進させ、上
述のごとく駅部P、線路部Rの順でトンネルTを掘削
し、また、その延長方向に掘削した図示せぬ発進立坑か
ら、図示の発進立坑21に向けて同様にトンネルTを掘
削している状態を示している。
第7図は、発進立坑21から、2台のシールド機11
を、子シールド13を外側に配した状態で一方向に同レ
ベルで前進させて、駅部P、線路部Rの順でトンネルT
を掘削し、また、他方向の図示せぬ発進立坑から、図示
の発進立坑21に向けて同様にトンネルTを掘削してい
る状態を示している。
第8図は、発進立坑21から、上下に配した2台のシー
ルド機11を、一方向に向けて前進させ、他方向の図示
せぬ発進立坑から、図示の発進立坑21に向けて、同レ
ベルで前進させたシールド機11を、上下に分岐させ、
各トンネルTを連結させる状態を示している。
以上のように、本実施例のシールド機11によれば、発
進立坑21から親子両シールド12、13を一体とした
状態でそのカッタ16、17により地盤を掘削しながら
前進させることにより、径の大きい駅部Pが形成され、
続いて、親子両シールド12、13の連結を解除して、
子シールド13のみを前進させることにより、小径の線
路部Rが連続して形成される。
すなわち、従来のように、駅部Pを構築するための長大
な発進立坑を掘削する必要がなく、シールド機11を地
盤G中にセットするための発進立坑21を掘削するに必
要な用地を確保すればよいので、路面交通量の多い場所
や建造物の過密地域であっても、そこに駅部Pを構築す
ることができ、また、発進立坑21を既存のトンネルT
よりも深く掘削することにより、大深度のトンネルTを
形成することができる。
また、駅部Pと線路部Rとの境目である掘削径の変化地
点にいちいち発進立坑を掘削する必要がないことから、
トンネルT形成の工程が減少するとともに、工事期間の
短縮化が図れる。
また、親シールド12に対し、線路部Rを掘進する子シ
ールド13が偏心して設けられていることから、親シー
ルド12が不要な断面、すなわち無駄なスペースを掘削
することがなく、掘削断面のほとんどを有効に利用でき
る。
第2実施例(第9図〜第11図) 第9図ないし第11図における付号30は、本発明にも
どづく第2実施例のシールド機を示し、このシールド機
30は、第9図に示すように、親シールド31の内部
に、2つの子シールド32が配されている。
親シールド31は、断面略楕円状の円筒状のスキンプレ
ート33と、このスキンプレート33と略軸心が一致し
てその前部に突出した回転軸34に装着された面板型も
しくはスポーク型のカッタ35とを備えてなる。
親シールド31のスキンプレート33内部であって径方
向の両側には、親シールド31のカッタ35よりも小径
の前記子シールド32のスキンプレート36が、親シー
ルド31のそれに対して偏心した状態で、かつ着脱可能
に一体に連結されている。
この子シールド32のスキンプレート36前部には、親
シールド31のカッタ35よりも前方に突出する回転軸
37を介してカッタ38が装着されている。すなわち、
この子シールド32のカッタ38は、親シールド31の
カッタ35よりも前方に配され、かつ、前方から見る
と、両カッタ35、38は一部が互いに重なり合ってい
る。
なお、親子両シールド31、32の各カッタ35、38
の外周部には、前記第1実施例の子シールド13に設け
られたものと同様のオーバーカッタが設けられ、また、
親子両シールド31、32には、削土取り入れ用のチャ
ンバ、削土排出用の搬送手段、自身を前進させるための
シールドジャッキ(いずれも図示せず)が設けられてい
る。
上記構成によるシールド機30によれば、第10図に示
すように、親子両シールド31、32を連結した状態
で、それぞれのカッタ35、38を回転させ、切羽G
を掘削していく。この際、親子両シールド31、32の
各カッタ35、38におけるオーバーカッタ18を突出
させておき、このオーバーカッタ18により、第9図の
(イ)部に示す各カッタ35、38の外周部を掘削して
いく。また、親シールド31のスキンプレート33によ
り、このスキンプレート33と各オーバーカッタ間の残
余部(第9図の斜線で示す部分)をそぎ落としていく。
所定距離掘進が進んだら、親子両シールド31、32に
よって掘進されたトンネルTの周壁に、両シールド3
1、32に装置されたエレクタ装置によってセグメント
Sを組み付けて一時覆工を施す。次いで、親シールド3
1側のシールドジャッキにより、シールド機30全体を
前方に推進させる。
上記のように、親子両シールド31、32の各カッタ3
5、38による掘進、セグメントSの組み付け、シール
ド機30の前進、という工程を繰り返し、駅部Pのトン
ネルTを形成していく。
所定の駅部Pの長さを両シールド31、32によって掘
削した後、各カッタ35、38を一旦停止するととも
に、第9図の(ロ)部に示す親シールド31のカッタ3
5における両子シールド32のカッタ38の重なってい
る部分を切断し、両子シールド32を前進可能とする。
なお、このカッタ35のラップ部分を、あらかじめ分割
可能にしておいてもよい。
次いで、第11図に示すように、組み付けたセグメント
S…内の前端部に、子シールド32のシールドジャッキ
の反力を受ける台39を設置した後、親子両シールド3
1、32の連結を解除する。
親シールド31をその場に止どめておき、両子シールド
32により線路部Rを掘進していく。すなわち、第11
図に示すように、両子シールド32の各カッタ38を回
転させて切羽Gを掘削していき、それによって形成さ
れる後方のトンネルTの周壁にエレクタ装置によってセ
グメントSを組み付けて一次覆工を施し、次いで、子シ
ールド32のシールドジャッキを、前記台39に反力を
取って伸長し、子シールド32を前進させる。
このように、両子シールド32の各カッタ38による掘
削、セグメントSの組み付け、シールドジャッキによる
両子シールド32の前進といった工程を繰り返し、線路
部Rを形成していく。
なお、セグメントS…により一次覆工を施した後は、セ
グメントS…表面を、コンクリート打設等により二次覆
工を施すこともある。
本実施例のシールド機30によれば、大径の駅部Pと、
2本の小径の線路部Rが連続して形成され、特に駅部P
の断面外形は、第9図に示すように、土圧に対する抗力
が有効に働く楕円形のトンネルTが形成される。
第3実施例(第12図〜第15図) 次に、本発明の第3実施例を説明する。
図中符号40で示す本実施例のシールド機は、泥水式シ
ールド機であって、親シールド41と、この親シールド
41の内部に配された子シールド42とから構成されて
いる。
親シールド41は、円筒状のスキンプレート43と、こ
のスキンプレート43前部に設けられたリング状のカッ
タ44と、スキンプレート43後端部に設けられた推進
用のシールドジャッキ45と、スキンプレート43内部
の後端部に設けられ、セグメントSをトンネルT周壁の
に組み付けるエレクタ装置46とを備えている。
スキンプレート43前部の複数箇所には、このスキンプ
レート43とカッタ44とを連結する連結ピン47が、
スキンプレート43の軸方向に沿って進退可能に内蔵さ
れ、この連結ピン47を伸長させることにより、この連
結ピン47がカッタ44側に形成された連結孔48に挿
入されて、カッタ44とスキンプレート43とが連結状
態となされるようになっている。また、スキンプレート
43の前面とカッタ44との間には、カッタ44によっ
て掘削した削土を取り入れるチャンバ49が形成されて
いる。
一方、子シールド42は、親シールド41のスキンプレ
ート43よりも小径の円筒状スキンプレート50と、こ
のスキンプレート50前部に設けられた円板状のカッタ
51と、スキンプレート50内部に配されてカッタ51
を回転駆動させるカッタ駆動機構52と、スキンプレー
ト50後端部にこのスキンプレート50の周部に沿って
複数設けられたシールドジャッキ53と、スキンプレー
ト50内部の後端部に設けられセグメントSとトンネル
T周壁に組み付けるエレクタ装置54とを備えている。
前記カッタ駆動機構52は、スキンプレート50内に、
このスキンプレート50の軸方向に沿って移動可能に設
置されている。このカッタ駆動機構52の前部には、こ
のカッタ駆動機構52によって回転させられる回転部材
(図では見えない)が設けられ、この回転部材には、前
方に延びる複数のアーム55が設けられている。そし
て、このアーム55の先端に、前記カッタ51が支持さ
れており、カッタ駆動機構52を作動させることによ
り、カッタ51は回転部材、アーム55を介して軸回り
に回転するようになっている。
また、このカッタ51の外周部であって、その周方向を
等分する複数箇所(この場合4カ所)には、このカッタ
51と前記親シールド41側のカッタ44とを連結する
連結ピン(連結部材)56が、カッタ51の径方向に沿
って進退可能に内蔵されている。すなわち、カッタ駆動
機構52を前方に移動させて、カッタ51をカッタ44
に揃え、連結ピン56を伸長させると、この連結ピン5
6はカッタ44の内周部に形成された連結孔57に挿入
されて、親子両シールド41、42の各カッタ44、カ
ッタ51とが相互に連結される。したがって、この状態
で子シールド42側のカッタ51を回転させると、親シ
ールド41側のカッタ44もこれに連動し、両カッタ4
4、51は一体に回転するようになっている。
また、前記カッタ駆動機構52を後退させてカッタ51
をスキンプレート50に近接させると、スキンプレート
50およびカッタ駆動機構52と、カッタ51との間に
は、カッタ51によって掘削した削土を取り入れるチャ
ンバ58が形成されるようになっている。
さらに、カッタ駆動機構52を前進させて、上述のよう
に親子両シールド41、42の各カッタ44、51を連
結した状態においては、第12図に示すように、親子両
シールド41、42の各チャンバ49、58が一体とな
り、シールド機40としてのチャンバ59が形成され
る。
また、前記子シールド42には、各カッタ44、51の
前面に泥水を供給する送泥管60と、チャンバ59(4
9、58)内の、泥水を含む削土をトンネルT後方に排
出する排泥管61がそれぞれ設けられている。
上記構成によるシールド機40によれば、まず、第12
図に示すように、親子両シールド41、42の各カッタ
44、51を、連結ピン56により連結し、チャンバ5
9を形成する。
この状態で、送泥管60から各カッタ44、51の前面
に泥水を供給しながら、カッタ駆動機構52を作動させ
ることによって双方のカッタ44、51を一体に回転さ
せ、切羽Gを掘削していく。掘削された泥水を含む削
土は、チャンバ59に取り入れられてから、排泥管61
によって地上の泥水処理槽に圧送され、そこで泥水と削
土が分離される。
所定距離掘進が進んだら、親子両シールド41、42に
よって掘進されたトンネルTの周壁に、親シールド41
に装置されたエレクタ装置46によってセグメントSを
組み付けて一時覆工を施す。次いで、親シールド41の
シールドジャッキ45により、シールド機40全体を前
方に推進させる。
上記のように、親子両シールド41、42の各カッタ4
4、51による掘進、セグメントSの組み付け、シール
ド機40の前進、という工程を繰り返し、駅部Pのトン
ネルTを形成していく。
所定の駅部Pの長さを両シールド機41,42によって
掘削した後、カッタ駆動機構52を一旦停止して各カッ
タ44、51の回転を止める。
次いで、第14図に示すように、親シールド41におけ
るスキンプレート43とカッタ44とを連結ピン47に
よって連結するとともに、子シールド42におけるカッ
タ51の外周部に設けられた連結ピン56をカッタ51
内に収納してカッタ44、51の相互の連結を解くこと
により、子シールド42の親シールド41に対して連結
を解く。また、カッタ駆動機構52を後退させて、子シ
ールド42のカッタ51をスキンプレート50の前面に
近接させ、子シールド42としてのチャンバ49を形成
する この状態で、親シールド41をその場に止どめておき、
子シールド42により線路部Rを掘進していく。すなわ
ち、第15図に示すように、子シールド42のカッタ5
1を回転させて切羽Gを掘削していき、それによって
形成される後方のトンネルTの周壁にエレクタ装置54
によってセグメントSを組み付けて一次覆工を施し、次
いで、子シールド42のシールドジャッキ53を、セグ
メントSの前端に反力を取って伸長し、子シールド42
を前進させる。
このように、子シールド42のカッタ51による掘削、
セグメントSの組み付け、シールドジャッキ53による
子シールド42の前進といった工程を繰り返し、線路部
Rを形成していく。線路部Rは、駅部Pと同軸的に形成
される。
なお、セグメントS…により一次覆工を施した後は、コ
ンクリート打設等により二次覆工を施す。
このように、本実施例のシールド機40によっても上記
各実施例と同様に、大径の駅部Pと、小径の線路部Rが
連続して形成される。
親シールド41のカッタ44は、連結ピン56によっ
て、子シールド42のカッタ51と連結されることによ
り、子シールド42のカッタ51を回転させるカッタ駆
動機構52によって回転させられる。すなわち、親シー
ルド42のカッタ44を回転させる駆動機構を独自に設
ける必要がないわけである。
また、親子両シールド41、42で駅部Pを掘削してい
く際には、これら親子両シールド41、42に形成され
た各チャンバ49、58が一体になって1つのチャンバ
59が形成され、このチャンバ59に取り入れられる削
土は、子シールド41に設けられた排泥管61によって
トンネルT後方に排出される。つまり、親シールド41
のチャンバ49に取り入れられる削土を排出するための
送泥管を独自に設ける必要がなく、1つの送泥管61に
よって子シールド42だけでなく親シールド41の掘削
による削土をも排出することができる。
これらのことにより、シールド機40の構造の簡略化が
図られるとともに、メンテナンス性に優れ、しかも安価
となる。
第4実施例(第16図〜第21図) 第16図〜第19図は本発明の第4実施例を示し、本実
施例のシールド機70は、親シールド71と、この親シ
ールド71内部に複数(この場合2つ)配された子シー
ルド72とから構成されている。
親シールド72は、楕円形状のスキンプレート73と、
このスキンプレート73とこのスキンプレート73の後
端部に、このスキンプレート73の周部に沿って配され
た複数のシールドジャッキ74と、セグメントSをトン
ネルT周壁に組み付ける図示せぬエレクタ装置とを備え
ている。
前記スキンプレート73は、それぞれ内筒75a、76
aと外筒75b、76bとを有する前側スキンプレート
75と後側スキンプレート76から構成されている。前
側スキンプレート75後端部の上下2箇所には、第18
図に示すように、周面が外側に凸なる円弧状に形成され
た円筒状の係合部77が形成され、この係合部77が、
後側スキンプレート76の前端部に形成された面座77
aに係合されることにより、両スキンプレート75、7
6は、相互の対向端面が若干離間した状態で連結されて
いる。これにより、前側スキンプレート75は、後側ス
キンプレート76に対して、前記係合部77を軸とし
て、かつ、両スキンプレート75、76間の隙間を許容
範囲として、左右に揺動可能とされている。
なお、前記後側スキンプレート76の内筒76aと外筒
76bは、第19図に示すように、断面L字状で、か
つ、リング状の連結部材78が、両筒76a、76bに
ボルト79により固定されることにより、相互に連結さ
れている。
前記各子シールド72は、上記親シールド71のスキン
プレート73の内部に、このスキンプレート73と平行
に、かつ並列状態で配されている。
これら子シールド72は、同径のスキンプレート80
と、このスキンプレート80の前部に設けられ、地盤G
の切羽Gを掘削するカッタ81と、スキンプレート8
0の後端部に、このスキンプレート80の周部に沿って
複数設けられたシールドジャッキ82と、スキンプレー
ト80内部の後端部に配設され、セグメントSをトンネ
ルT周壁に組み付ける図示せぬエレクタ装置とを備え
る。
スキンプレート80は、その周方向に沿った複数簡所の
内側からねじこまれたボルト83により、前記親シール
ド71の前側スキンプレート75における内筒75aに
固定され、これによって、親子両シールド71,72は
着脱可能に一体に連結されている。詳述すると、ボルト
83がねじこまれた部分における、内筒75aとスキン
プレート80との間は、第20図に示すように、スペー
サ84が介在されることにより所定間隔があけられ、ボ
ルト83は、前記内筒75aの外周に固定されたナット
部材85にねじこまれている。
なお、上記内筒75aとスキンプレート80との間の前
部は、シールドパッキン86が介装され、かつ、この後
方にグリス87が注入されることにより密閉され、親子
両シールド71、72のスキンプレート73、80間の
止水がなされている。
スキンプレート80内の前部には、このスキンプレート
80の軸回りに回転するカッタ駆動部88が配され、こ
のカッタ駆動部88には、前方に対して伸縮可能なる複
数のアーム89が装着されており、これらアーム89の
先端に、前記カッタ81が固定されている。このカッタ
81は、前記アーム89を縮めることにより、スキンプ
レート80内の前部に収納され、このとき、カッタ81
と、その後方に設けられた隔壁90により、カッタ81
によって掘削した削土を取り入れるチャンバ91が形成
される。
カッタ81の外周部には、その周面から径方向に突出す
るオーバーカッタ92が伸縮可能に取り付けられてい
る。このオーバーカッタ92は、前記アーム89を伸長
させた状態で伸長可能であり、この状態において、その
先端は親シールド71におけるスキンプレート73前端
部の内周壁に近接する。そして、この状態にあるとき、
オーバーカッタ92の後方には、子シールド72のチャ
ンバ91と一体になる親シールド71側のチャンバ93
が形成される。
上記構成によるシールド機70によれば、第16図に示
すように、親子両シールド71、72を連結し、カッタ
81が取り付けられたアーム89を伸長し、かつ、オー
バーカッタ92を伸長した状態とし、カッタ駆動部88
を作動させてカッタ81、オーバーカッタ92を回転さ
せて、切羽Gを掘削していく。
所定距離掘進が進んだら、親子両シールド71、72に
よって掘進されたトンネルTの周壁に、両シールド7
1、72に装置されたエレクタ装置によってセグメント
Sを組み付けて一時覆工を施す。次いで、親シールド3
1側のシールドジャッキにより、シールド機30全体を
前方に推進させる。この際、親シールド71のスキンプ
レート73により、このスキンプレート73オーバーカ
ッタ92間の残余部がそぎ落とされる。
上記のように、カッタ81、オーバーカッタ92による
掘削、セグメントSの組み付け、シールド機70の前
進、という工程を繰り返し、第21図および第22図に
示すように、駅部PのトンネルTを形成していく。
所定の駅部Pの長さを親子両シールド71、72によっ
て掘削した後、カッタ駆動部88の作動を一旦停止させ
てカッタ81、オーバーカッタ92の回転を停止させ
る。そして、第16図に示すように、組み付けたセグメ
ントS…前端部の内周壁に、子シールド72のシールド
ジャッキ82の反力を受ける台94を設置した後、親シ
ールド71における前側スキンプレート75の内筒75
aと、子シールド72のスキンプレート80とを連結し
ているボルト83を取り外し、親子両シールド71、7
2の連結を解除する。また、オーバーカッタ92を縮め
てカッタ81内に収容する。
この状態から、親シールド71をそ場に止どめておき、
各子シールド72により線路部Rを掘進していく。すな
わち、各子シールド72のカッタ駆動部88を作動させ
ることによりカッタ81を回転させて切羽Gを掘削し
ていき、それによって形成される後方のトンネルTの周
壁に、エレクタ装置によってセグメントSを組み付けて
一次覆工を施し、次いで、子シールド72のシールドジ
ャッキ82を、前記台93に反力を取って伸長し、子シ
ールド72を前進させる。子シールド72は、次の駅部
の立坑まで掘進させる。
このように、各子シールド72のカッタ81による掘
削、セグメントSの組み付け、シールドジャッキ82に
よる各子シールド72の前進といった工程を繰り返し、
線路部Rを2本形成していく。
なお、セグメントS…により一次覆工を施した後は、セ
グメントS…表面を、コンクリート打設等により二次覆
工を施すこともある。
第22図は、上記シールド機70によって掘進するトン
ネルT形態の一例を示している。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のシールド機によれば、円
筒状のスキンプレートの前部にカッタが設けられ、この
カッタの後方に、同カッタによって掘削された削土を取
り入れるチャンバが設けられてなる親シールドと、この
親シールドのスキンプレートよりも小径の円筒状のスキ
ンプレートの前部にカッタが設けられ、このカッタの後
方に、同カッタによって掘削された削土を取り入れるチ
ャンバが設けられてなる子シールドとからなり、前記子
シールドを、この子シールドと前記親シールドの各スキ
ンプレートの軸線が略平行となる状態で、親シールドの
内部に着脱可能に、かつ、その連結を解いた際には、前
記軸線に沿って進退可能に装置したことを特徴とするこ
とから、親子両シールドによって大径トンネルを掘進し
た後、親シールドをその場に止どめておき、子シールド
を親シールドから独立して前進させることにより、大径
トンネルから連続して小径トンネルが形成される。した
がって、地下鉄用のトンネルを形成する際、従来のよう
に、駅部を構築するための長大な発進立坑を掘削する必
要がなく、本発明のシールド機を地盤中にセットするた
めの発進立坑を掘削するに必要な用地を確保すればよい
ので、路面交通量の多い場所や建造物の過密地域であっ
ても、そこに駅部を構築することができ、また、発進立
坑を既存のトンネルよりも深く掘削することにより、大
深度のトンネルを形成することができる。
また、駅部と線路部との境目である掘削径の変化地点に
いちいち発進立坑を掘削する必要がないことから、トン
ネル形成の工程が減少するとともに、工事期間の短縮化
が図れる。
また、親シールドがトンネル径の拡大予定区域側に配さ
れるように、親子両シールドを相互に偏心させて配すれ
ば、親シールドが不要な断面、すなわち無駄なスペース
を掘削することがほとんどなく、掘削断面のほとんどを
有効に利用でき、この結果、二次的な工事の省略も可能
となって工事費の削減につながるといった効果を奏す
る。
また、前記親シールドに対し、前記子シールドを複数装
置すれば、親シールドによって形成された大径のトンネ
ルから、複数の小径トンネルを連続して形成することが
できる。
また、前記親シールドおよび子シールドの各カッタを連
結部材により連結し、親シールド側のカッタを、子シー
ルド側のカッタと連動して駆動させれば、親シールドの
カッタを回転させる駆動機構を独自に設ける必要がな
い。
また、前記子シールドのカッタを、この子シールドのス
キンプレートに対し前後にスライド可能に設けるととも
に、前方にスライドした際には、親子両シールドの各チ
ャンバが一体に形成されるよう構成すれば、いずれか一
方のシールドに設けた削土排出手段により、親子両シー
ルドの掘削によって生じる削土をトンネル後方に排出す
ることができ、もって構造の簡略化が図られるととも
に、メンテナンス性に優れ、しかも安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の第1実施例を示す図であ
って、第1図は側面図、第2図は第1図のII−II線概略
矢視図、第3図はシールド機全体で地下鉄の駅部を掘進
している状態の側面図、第4図は子シールドによって線
路部を掘進している状態の側面図、第5図はシールド機
によって形成した駅部トンネルに駅を構築した例の断面
図、第6図および第7図はシールド機によって形成する
各種トンネルの形態例を示す平面図、第8図は同側面
図、第9図ないし第11図は本発明の第2実施例を示す
図であって、第9図は概略正面図、第10図はシールド
機全体で地下鉄の駅部を掘進している状態の側面図、第
11図は子シールドによって線路部を掘進している状態
の側面図、第12図ないし第15図は本発明の第3実施
例を示す図であって、第12図は側断面図、第13図は
正面図、第14図はシールド機全体で地下鉄の駅部を掘
進している状態の側面図、第15図は子シールドによっ
て線路部を掘進している状態の側面図、第16図ないし
第21図は本発明の第4実施例を示す図であって、第1
6図は側断面図、第17図は第16図のA部拡大図、第
18図は第16図のB部拡大部、第19図は第16図の
C部拡大図、第20図は第16図のD部拡大図、第21
図は、シールド機によってトンネルを掘進している状態
を示す概略側面図、第22図はシールド機によって形成
するトンネルの形態例を示す概略平面図、第23図およ
び第24図はそれぞれ従来の地下鉄のトンネルを形成す
る方法を示す側面図である。 11、30、40、70……シールド機、12、31、
41、71……親シールド、13、32、42、72…
…子シールド、14、33、43、73……スキンプレ
ート(親シールド側)、15、36、50、80……ス
キンプレート(子シールド側)、16、35、44……
カッタ(親シールド側)、17、38、51、81……
カッタ(子シールド側)、18、92……オーバーカッ
タ、49、58、59、91、93……チャンバ、G…
…地盤、G……切羽、T……トンネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 明 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 後藤 茂 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 東 洋二 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−221494(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のスキンプレートの前部にカッタが
    設けられ、このカッタの後方に、同カッタによって掘削
    された削土を取り入れるチャンバが設けられてなる親シ
    ールドと、この親シールドのスキンプレートよりも小径
    の円筒状のスキンプレートの前部にカッタが設けられ、
    このカッタの後方に、同カッタによって掘削された削土
    を取り入れるチャンバが設けられてなる子シールドとか
    らなり、 前記子シールドを、この子シールドと前記親シールドの
    各スキンプレートの軸線が略平行となる状態で、親シー
    ルドの内部に着脱可能に、かつ、その連結を解いた際に
    は、前記軸線に沿って進退可能に装置したことを特徴と
    するシールド機。
  2. 【請求項2】前記子シールドを前記親シールドに対し偏
    心して配置したことを特徴とする請求項1記載のシール
    ド機。
  3. 【請求項3】前記親シールドに対し、前記子シールドを
    複数装置したことを特徴とする請求項1および2記載の
    シールド機。
  4. 【請求項4】前記親シールドおよび子シールドの各カッ
    タを連結部材により連結し、親シールド側のカッタを、
    子シールド側のカッタと連動して駆動させることを特徴
    とする請求項1、2および3記載のシールド機。
  5. 【請求項5】前記子シールドのカッタを、この子シール
    ドのスキンプレートに対し前後にスライド可能に設ける
    とともに、前方にスライドした際には、親子両シールド
    の各チャンバが一体に形成されることを特徴とする請求
    項1、2、3および4記載のシールド機。
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