JPH0643755A - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

Info

Publication number
JPH0643755A
JPH0643755A JP4219740A JP21974092A JPH0643755A JP H0643755 A JPH0643755 A JP H0643755A JP 4219740 A JP4219740 A JP 4219740A JP 21974092 A JP21974092 A JP 21974092A JP H0643755 A JPH0643755 A JP H0643755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
cap
opening
bottle
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4219740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3243697B2 (ja
Inventor
Hiromitsu Takagaki
高垣  博光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP21974092A priority Critical patent/JP3243697B2/ja
Publication of JPH0643755A publication Critical patent/JPH0643755A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3243697B2 publication Critical patent/JP3243697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストでトナーこぼれやトナー漏れによる
トナー汚染を防止できる、操作性に優れたトナー補給装
置を提供する。 【構成】 ボトル2と、常態において閉じられている開
口部3cを有する外キャップ3とを備えたトナー容器1
が装着され、必要に応じてトナー容器1からのトナー補
給及び現像部へのトナー補給を行なうトナー補給装置に
おいて、ボトル2の外周面上のリブ5a,5bと、ボト
ル2の回転用の歯車32のフランジ部32aとを係合さ
せて、ボトル2の回転軸方向の動きを制止し、トナーを
トナーホッパ21内へ補給する際、回転軸13を介して
外キャップ3の中央部に結合された開閉レバー14を略
90度回転させながらスライドさせ、常態において側方
にあった外キャップ3の開口部3cを徐々に開きながら
下方に向け、トナーホッパ21のトナー補給用の開口部
21aに合致させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に用いられるトナー補
給装置に係り、詳しくは、一端部に開口を備えた容器本
体を有し、かつ、該開口を覆う側壁部と、該開口近傍の
該容器本体の外周面を覆う周壁部と、該周壁部に常態に
おいて閉じられているトナー放出口とを備えたキャップ
を有するトナー容器が装着され、必要に応じて該トナー
容器からのトナー補給及び現像部へのトナー補給を行な
うトナー補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトナー補給装置として
は、トナー容器を現像部上のトナー収容手段に装着し、
該トナー容器から該トナー収容手段内へ必要に応じてト
ナーを補給するようなシャッター機構をキャップ又は該
トナー収容手段上部に設けたものが知られている(例え
ば、特開昭59−102262号公報参照)。
【0003】図2は、従来のトナー補給装置の断面図で
ある。トナー容器101の回転している容器本体である
ボトル102に充填されたトナーは、キャップ103の
トナー補給口である開口部103cに挾まれるように設
けられた回動自在のシャッタ100が開閉レバー114
の操作により開かれて、トナー収容手段であるトナーホ
ッパ21内に補給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成によれば、トナー容器101の交換のためにシャッ
タ100が閉じられる際、シャッタ100、キャップ1
03の開口部103c、及びトナーホッパ21の開口部
21a周辺にトナーが溜りやすく、シャッタ100にト
ナーが付着する等、トナー汚れに対してトナー容器10
1の操作性が悪いという問題点があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、トナー容器の交換時のトナーこぼ
れやトナー漏れによるトナー汚染を防止できる、操作性
に優れたトナー補給装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一端部に開口を備えた容器本体を有し、
かつ、該開口を覆う側壁部と、該開口近傍の該容器本体
の外周面を覆う周壁部と、該周壁部に常態において閉じ
られているトナー放出口とを備えたキャップを有するト
ナー容器が装着され、必要に応じて該トナー容器からの
トナー補給及び現像部へのトナー補給を行なうトナー補
給装置において、該容器本体の回転軸方向の動きを規制
する規制手段と、該キャップを該常態の位置から回転さ
せながら、かつ、その回転軸方向にスライドさせて、該
キャップの該トナー放出口をトナー補給装置本体側のト
ナー補給口に合致させるキャップ開閉手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明に係るトナー補給装置においては、上記
規制手段により、上記トナー容器がトナー補給装置の本
体に装着された際、上記容器本体をその回転軸方向に動
かないようにし、また、上記キャップ開閉手段により、
該トナー容器がトナー補給装置の本体に装着されてトナ
ーの補給を行なう状態にするために上記キャップを上記
常態の位置から回転させながら、かつ、その回転軸方向
にスライドさせて、上記トナー放出口をトナー補給装置
本体側のトナー補給口に徐々に合致させる。これによ
り、該キャップの該トナー放出口を徐々に開きながら下
方を向かせ、該トナー放出口近傍へのトナー溜り、及び
該トナー放出口近傍の部材へのトナー付着が生じないよ
うにし、また、該トナー容器から該トナー補給装置への
トナー補給が一気に行なわれないようにするものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に用いられるトナー補給
装置に適用した一実施例について説明する。まず、本実
施例に係るトナー補給装置の概略について説明する。図
1は、本発明に係るトナー補給装置の断面図であり、図
3は、その斜視図である。このトナー補給装置は、トナ
ー容器1が装着されるトナー容器装着部11と、トナー
を所定量だけ収容し、必要に応じて現像部41にトナー
を補給するトナー収容部であるトナーホッパ21とによ
り構成されている。
【0009】トナー容器装着部11は、トナー容器1を
保持する保持する保持部12aを有しトナー容器1の口
部を気密に包被支承する蓋状のホルダー12、トナー容
器1のキャップ3の頂部中央の凸状係合部3dに係合す
る凹状係合部13aを有しキャップ3を回転させなが
ら、かつ回転軸方向にスライドさせる回転軸13、回転
軸13に連動するように回転軸13の該端部に取り付け
られた開閉レバーホルダー14等で構成されている。上
記ホルダー12の保持部12a先端部には、トナー容器
1の回転している容器本体であるボトル2を支承するコ
ロ15が取り付けられ、保持部12aのトナーホッパ2
1側には、トナー容器1側からトナーホッパ21側への
トナー補給用の開口部12bが設けられている。
【0010】トナーホッパ21は、トナー容器1側に設
けられた開口部21a、開口部21aの下方から奥側
(図3の右奥側)に達するように設けられ、必要に応じ
て矢印方向に回転させられるスパイラル形状のアジテー
タ22、アジテータ22の右奥側の下方に設けられ、必
要に応じて矢印方向に回転させられるトナー補給ローラ
23、複数の小孔を有しトナー補給ローラ23面に接触
するように設けられたスリッタ24、現像部41側に設
けられたトナー補給口21b等で構成されている。
【0011】トナー補給装置に装着されるトナー容器1
は、樹脂材等で形成された円筒状のボトル2、ボトル2
の開口の回りの部分に取り付けられたキャップ3等で構
成されている。キャップ3の周面部にはトナー放出口で
ある開口部3cが形成されている。ボトル2の内周面に
は、収納したトナーを開口の方向(図1中の右方向)に
導く螺旋状のリブ2aが形成され、また、ボトル2の外
周面には、リブ5a,5b、及び、ボトル2を回動させ
るための歯車5が固着されている。一方、トナー補給装
置本体側には、軸端にウォーム部31aを有する駆動歯
車31、及び端部にフランジ部32aとウォーム歯車部
32bとを有し駆動歯車31からボトル2の歯車5に回
転駆動力を伝達する歯車32が設けられている。
【0012】次に、トナー補給動作について説明する。
現像処理動作が繰り返されて現像部41内のトナー濃度
が低下すると、図示しないPセンサー等のトナー濃度セ
ンサーから出力されるトナー補給信号により、トナー補
給23が回動を始め、これに伴って駆動歯車31が歯車
32を介して歯車5を回転駆動する。この時、キャップ
3は固定されており、保持部12a上にコロ15により
回動可能に支持されたボトル2のみが回転させられる。
上述したように、ボトル2の円周内面には螺旋状のリブ
2aが設けられているため、この回転により、ボトル2
内部に収納されていたトナーは徐々にボトル2の開口の
方向(図1中の右方向)に送り出され、開口部3c,1
2b,21aを経て、トナーホッパ21内のアジテータ
22の手前側の端部近傍に補給される。
【0013】トナーホッパ21内に補給されたトナー
は、アジテータ22により奥側のトナー補給ローラ23
の上方まで搬送させられ、トナー補給ローラ23の回転
によりスリッタ24の小孔から現像部41側へ補給され
る。以上のトナー補給動作は、現像部41内のトナー濃
度が所定の値になってトナー補給ローラ23が再び停止
するまで続けられる。
【0014】図4に示すように、現像部41内に補給さ
れたトナーは現像剤と混ざり合い、楕円板42及びパド
ル43によって汲み上げられ、上現像ローラ44及び下
現像ローラ45によって感光体ドラム51面に供給さ
れ、感光体ドラム1面上に形成された静電潜像が現像さ
れる。現像動作及びその他の画像形成動作は周知のため
説明を省略する。
【0015】次に、本発明に係るトナー補給装置に装着
されるトナー容器の一実施例について説明する。図5
(a)はトナーを補給しない状態のトナー容器1の断面
図であり、図5(b)はそのトナー容器1をキャップ3
側から見た側面図である。また、図6(a)はトナーを
補給する状態のトナー容器1の断面図であり、図6
(b)はそのトナー容器1をキャップ3側から見た側面
図である。
【0016】トナー容器1のボトル2の外周面に係合部
材であるリブ2b,2cが形成され、開口部の外周面に
リブ2dが形成され、リブ2dに近接する外周面にシー
ル部材6が貼り付られており、また、キャップ3のボト
ル2側の開口部の内周面に、被係合部材であるリブ3b
が形成されおり、キャップ3はボトル2外周面のリブ2
bとシール6の間を自在にスライドできるように、ま
た、トナーを補給する際には、キャップ3が固定された
状態でボトル2が自在に回転できるようになっている。
図5(a)に示すように、キャップ3を閉じたトナーを
補給しない状態で、ボトル2のリブ2b,2c間にキャ
ップ3のリブ3bが係合するように構成されていて、ト
ナー容器1の操作者によって容易にその係合が外れない
ように、かつ、回転軸13を介した開閉レバー14の操
作により始めて係合が外れるように、各リブ2b,2
c,3bの高さが設定されている。また、図5(a)に
示すように、キャップ3を閉じたトナーを補給しない状
態で、トナー補給用のキャップ3の開口部3cがボトル
2のリブ2cと2dとの間に位置するように構成されて
いる。
【0017】この構成によれば、キャップ3が容易に外
れないようになるので、トナー容器1の運搬時及び落下
時や操作者の誤操作によりキャップ3が開くことがな
く、トナーこぼれを防止することができ、また、ネジ式
の外蓋を設けることなく、それと同様なトナーこぼれ防
止効果が達成できるので、コストダウンを図ることがで
き、ネジ式の外蓋を外すような煩わしい操作をする必要
がなくなり、トナー容器1の操作性を向上させることが
でき、また、キャップ3の回転及びスライドにより開口
部3cを閉めたときに、リブ2b,2cとリブ3bとが
係合するので、その係合部における封止作用により、ト
ナー容器1内部からのトナーの漏れも防止できる。ま
た、トナー容器1のボトル2のリブ2dに近接する外周
面にシール部材6を設けているので、トナー容器1から
のトナーの漏れをさらに防止することができ、また、ト
ナー容器1の交換のためにキャップ3を閉じる際、図6
(a)中の記号eで示した領域に溜ったトナーがシール
部材6に掻き取られるので、キャップ3の開口部3c近
傍へのトナーの付着がなくなり、トナー容器1の交換時
のトナー落ちを防止することができる。
【0018】また、トナー容器1の内部には、ボトル2
の内周面の開口側端部に係合するような内蓋状の封止部
材である内キャップ4が設けられている。内キャップ4
の中央の凸状係合部4aは、キャップ3の中央の開口に
係合されており、内キャップ4がボトル2回転軸方向に
キャップ3と一体になって動くようになっている。ま
た、内キャップ4の円周端部4bは、図5(a)に示す
ように、キャップ3を閉じたトナーを補給しない状態
で、ボトル2の開口端部の形状に沿って係合し、ボトル
2の開口端部とキャップ3の内面に形成されたリブ3a
との間に挾まれ、ボトル2の開口部を封止するように構
成されている。
【0019】この構成によれば、開口部3cを閉じた際
に、内キャップ4がキャップ3と連動して動き、内キャ
ップ4の円周端部4bは、図5(a)に示すように、ボ
トル2の開口端部の形状に沿って係合し、ボトル2の開
口端部とキャップ3との接続部におけるシール性を向上
させることができるので、トナー容器1からのトナー漏
れを防止することができ、大容量化したトナー容器1の
トナー漏れ防止のためのシール性向上にも対応でき、ま
た、トナー容器1のキャップ3の回転及びスライド動作
により開口部3cを開いた際に、内キャップ4がキャッ
プ3と連動して動いて、トナーを補給するためのトナー
補給路を塞ぐようなことがないので、トナーを確実に補
給でき、トナー補給路を確保するための操作を別にする
という煩わしい操作をすることがなく、トナー補給の際
の操作性を向上させることができる。
【0020】また、内キャップ4は、例えばポリエチレ
ン等の変形可能な軟質材料で構成されている。この構成
によれば、内キャップ4とボトル2の開口端部との係合
部がより密着するようになるので、ボトル2の開口部に
おけるシール性を向上させることができ、キャップ3を
閉じた状態でのトナー容器1からのトナー漏れをさらに
防止することができ、また、ネジ式の外蓋を設けること
なく、それと同様なトナー漏れ防止効果が達成できるの
で、コストダウンを図ることができ、ネジ式の外蓋を外
すような煩わしい操作をする必要がなくなり、トナー容
器1の操作性を向上させることができ、また、トナー容
器1の運搬中やトナー容器1を誤って落下させて機械的
な衝撃をトナー容器1に与えた場合に、軟質材料で構成
した内キャップ4で、その機械的な衝撃によるボトル2
の開口端部等の形状変化を吸収できるようになるので、
トナー容器1が機械的な衝撃を受けたときのトナー漏れ
を防止できる。
【0021】また、図6(a)に示すように、キャップ
3を開いたトナーを補給する状態で、内キャップ4の円
周端部4bがキャップ3のリブ3aとの上記係合位置か
らボトル2側に離れるように、内キャップ4の原形の形
状が設定されている。そして、図5(a)に示すよう
に、キャップ3を閉じたトナーを補給しない状態にする
ときには、内キャップ4の円周端部4bが、ボトル2の
開口端部とキャップ3のリブ3aとの間に挾まれ、リブ
3aの方向に押さえ付けられるように変形させられなが
ら、ボトル2の開口端部の形状に沿って係合するように
構成されている。
【0022】この構成によれば、内キャップ4とボトル
2の開口端部との係合部がより密着するようになるの
で、ボトル2の開口部におけるシール性を向上させるこ
とができ、キャップ3を閉じた状態でのトナー容器1か
らのトナー漏れをさらに防止することができ、また、ネ
ジ式の外蓋を設けることなく、それと同様なトナー漏れ
防止効果が達成できるので、コストダウンを図ることが
でき、ネジ式の外蓋を外すような煩わしい操作をする必
要がなくなり、トナー容器1の操作性を向上させること
ができる。
【0023】次に、本発明の特徴部分をなす上記規制手
段の一実施例について説明する。図1に示すように、ト
ナー容器1を容器装着部11に装着し、キャップ3を回
転及びスライドさせて開口部3cを開いてトナー補給状
態にする際に、ボトル2の回転軸方向の動きを規制する
規制部材として、ボトル2の円周外面に固着された歯車
5の端部にはリブ5a,5bが設けられ、一方、トナー
補給装置本体側の歯車32の端部には、リブ5a,5b
に係合するようなフランジ部32aが設けられている。
【0024】次に、本発明の特徴部分をなす上記キャッ
プ開閉手段の一実施例について説明する。キャップを開
閉するキャップ開閉手段は、回転軸13、軸受19、開
閉レバーホルダー14などで構成されている。図1に示
すように、また、上記回転軸13は、ホルダー12の側
壁中央部に形成された透孔に、軸受19を介して、回転
自在かつ回転軸方向にスライド自在に取り付けられてい
る。また、上記開閉レバーホルダー14は、上記透孔を
有するホルダー12側壁のボス周面を覆う外周円筒状を
している。そして、ホルダー12の周面に延びるアーム
部に開閉レバー14bが固設されている。
【0025】また、図3に示すように、開閉レバーホル
ダー14の周面には円弧状の長穴16が穿設され、ホル
ダー12側には長穴16を貫通して固定される段ネジ1
7が取り付けられている。そして、上記長穴16は、開
閉レバーホルダー14がこの長穴16と段ネジ17との
係合により、回転方向(イ)のA側に回転させられた時
にはスライド方向(ロ)のC側にスライドし、B側に回
転させられた時にD側にスライドするように、形成され
ている。また、開閉レバーホルダー14を回転方向B側
に付勢するために、ホルダー12に植設されたピン12
cと開閉レバーホルダー14に植設されたフック14a
との間にスプリング18が取り付けられている。
【0026】次に、上記規制手段及び上記キャップ開閉
手段を有するトナー補給装置における、トナー容器1の
トナー容器装着部11への装着動作について説明する。
【0023】次に、トナー容器1のトナー容器装着部1
1への装着について説明する。まず図7に示すように、
開閉レバーホルダー14は装着前の状態で回転方向
(イ)でBかつスライド方向(ロ)でDの位置にあり、
この時、キャップ3の開口部3cは横向きに位置し、ト
ナーがトナー容器1から補給されない状態にある。この
状態のトナー容器1が矢印Eのように挿入され、キャッ
プ3の凸状係合部3dと回転軸13の凹状係合部13a
とが係合させられる。この挿入が完了した状態では、ボ
トル2のリブ5a,5bが本体側の歯車32のフランジ
部32aを跨ぎ、かつボトル2の歯車5と上記歯車32
とが噛み合う。
【0027】そして、トナー容器1からトナーホッパ2
1側へトナーが補給される状態にするために、図8に示
すように、開閉レバー14bを操作して、開閉レバーホ
ルダー14を回転方向(イ)に略90度のAの位置かつ
スライド方向(ロ)のCの位置にくるように移動させ
る。この時、トナー容器1のキャップ3がその凸状係合
部材3dで開閉レバーホルダー14が固設された回転軸
13の凹状係合部材13dに係合しているで、キャップ
3は開閉レバーホルダー14とともに回転しながらホル
ダー12内の奥側へスライド移動される。一方、トナー
容器1のボトル2はリブ5a,5bで歯車32のフラン
ジ部32aに係止され、回転軸方向には動かない。これ
により、キャップ3の周面に設けられている開口部3c
が、ボトル2の開口部近傍の周面から開口部方向(図1
中の右側)にずれながら、かつ、下方のトナーホッパ2
1側に移動し、ボトル2内部から開口部3cへのトナー
補給路が形成される。また、開口部3cの位置と、保持
部12aの開口部12b及びトナーホッパ21の開口部
21aの位置とが徐々に合致させられて、トナー補給状
態となる。
【0028】以上、本実施例によれば、キャップ3を開
けてトナーの補給を行なう状態にする際には、ボトル2
を回転軸方向に固定して、キャップ3を徐々に回転させ
ながら回転軸方向にスライドさせて、キャップ3の開口
部3cを露出させながら、側方にあったキャップ3の開
口部3cを徐々に下方にあるトナーホッパ21側の開口
部21aと合致させるようにし、また、逆にキャップ3
を閉めてトナーの補給を行なわない状態にする際には、
ボトル2を回転軸方向に固定して、キャップ3を徐々に
回転させながら回転軸方向にスライドさせて、キャップ
3の開口部3cをボトル2の周面で閉じながら、下方に
あった開口部3cを徐々に側方に戻すようにしている。
これにより、キャップ3の開口部3c近傍においてトナ
ー溜りが生じることがなくなり、開口部3c近傍の部材
へのトナーの付着等もなくなるので、トナー容器1の交
換時に、キャップ3の開口部3c近傍からのトナー漏れ
やトナー落ちによるトナー汚染を防止できる。また、キ
ャップ3を開けてトナー補給を開始する際に、トナーが
キャップ3の開口部3cからトナーホッパ21内へ徐々
に補給されるので、トナーがトナーホッパ21内へ一気
に補給されてトナーが舞い上がることがなく、トナー容
器1の交換時のトナー飛散等によるトナー汚染を防止で
きる。また、トナー汚染に対する操作を別に行なう必要
がなく、さらにトナー容器1の操作性も向上させること
ができる。
【0029】なお、本実施例では、手動で開閉レバーホ
ルダー14を操作することにより、キャップ3を開いて
トナーを補給する状態にするように構成されているが、
トナー容器1をトナー容器装着部11に装着されたとき
に自動的にキャップ3を回転及び回転軸方向のスライド
動作をさせるような、キャップ3の自動開閉機構を設け
てもよい。
【0030】また、本実施例では、トナー容器1にキャ
ップ3と一体となった内キャップ4を設けているが、必
ずしもこの内キャップ4は設ける必要がなく、例えば、
キャップ3をボトル2の開口端部に直接係合させて、ト
ナー容器1の封止を行なうようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るトナー補給装置によれば、
上記規制手段により、上記トナー容器がトナー補給装置
の本体に装着された際、上記容器本体をその回転軸方向
に動かないようにし、また、上記キャップ開閉手段によ
り、該トナー容器がトナー補給装置の本体に装着されて
トナーの補給を行なう状態にするために上記キャップを
上記常態の位置から回転させながら、かつ、その回転軸
方向にスライドさせて、上記トナー放出口をトナー補給
装置本体側のトナー補給口に徐々に合致させる。これに
より、該キャップの該トナー放出口を徐々に開きながら
下方を向かせ、該トナー放出口近傍へのトナー溜り、及
び該トナー放出口近傍の部材へのトナー付着が生じない
ようになるので、該トナー容器の交換時に、該キャップ
の該トナー放出口近傍からのトナー漏れやトナー落ちに
よるトナー汚染を防止できるという優れた効果があり、
また、該トナー容器から該トナー補給装置へのトナー補
給が一気に行なわれないので、該トナー容器の交換時の
トナーの舞い上がりがなくなり、トナー飛散等によるト
ナー汚れを防止できるという優れた効果があり、また、
トナー汚染に対する操作を別に行なう必要がなく、該ト
ナー容器の操作性を向上させることができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー補給装置の断面図。
【図2】従来のトナー補給装置の断面図。
【図3】本発明に係るトナー補給装置の斜視図。
【図4】本実施例に係る複写機における現像装置の概略
構成図。
【図5】(a)はトナーを補給しない状態のトナー容器
1の断面図、(b)はそのトナー容器1をキャップ3側
から見た側面図。
【図6】(a)はトナーを補給する状態のトナー容器1
の断面図、(b)はそのトナー容器1をキャップ3側か
ら見た側面図。
【図7】トナー容器の装着前のトナー容器装着部11近
傍の斜視図。
【図8】トナー容器の装着後のトナー容器装着部11近
傍の斜視図。
【符号の説明】
1 トナー容器 2 ボトル 2b,2c リブ 3 キャップ 5 歯車 5a,5b リブ 11 トナー容器装着部 12 ホルダー 13 回転軸 14 開閉レバーホルダー 14b 開閉レバー 21 トナーホッパ 32 歯車 32a フランジ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に用いられるトナー補
給装置に係り、詳しくは、一端部に開口を備えた容器本
体を有し、かつ、該開口を覆う側壁部と、該開口近傍の
該容器本体の外周面を覆う周壁部と、該周壁部に常態に
おいて閉じられているトナー放出口とを備えたキャップ
を有するトナー容器が装着され、必要に応じて該トナー
容器からのトナー補給及び現像部へのトナー補給を行な
うトナー補給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトナー補給装置として
は、トナー容器を現像部上のトナー収容手段に装着し、
該トナー容器から該トナー収容手段内へ必要に応じてト
ナーを補給するようなシャッター機構をキャップ又は該
トナー収容手段上部に設けたものが知られている(例え
ば、特開昭59−102262号公報参照)。
【0003】図2は、従来のトナー補給装置の断面図で
ある。トナー容器101の回転している容器本体である
ボトル102に充填されたトナーは、キャップ103の
トナー補給口である開口部103cに挾まれるように設
けられた回動自在のシャッタ100が開閉レバー114
の操作により開かれて、トナー収容手段であるトナーホ
ッパ21内に補給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成によれば、トナー容器101の交換のためにシャッ
タ100が閉じられる際、シャッタ100、キャップ1
03の開口部103c、及びトナーホッパ21の開口部
21a周辺にトナーが溜りやすく、シャッタ100にト
ナーが付着する等、トナー汚れに対してトナー容器10
1の操作性が悪いという問題点があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、トナー容器の交換時のトナーこぼ
れやトナー漏れによるトナー汚染を防止できる、操作性
に優れたトナー補給装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一端部に開口を備えた容器本体を有し、
かつ、該開口を覆う側壁部と、該開口近傍の該容器本体
の外周面を覆う周壁部と、該周壁部に常態において閉じ
られているトナー放出口とを備えたキャップを有するト
ナー容器が装着され、必要に応じて該トナー容器からの
トナー補給及び現像部へのトナー補給を行なうトナー補
給装置において、該容器本体の回転軸方向の動きを規制
する規制手段と、該キャップを該常態の位置から回転さ
せながら、かつ、その回転軸方向にスライドさせて、該
キャップの該トナー放出口をトナー補給装置本体側のト
ナー補給口に合致させるキャップ開閉手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明に係るトナー補給装置においては、上記
規制手段により、上記トナー容器がトナー補給装置の本
体に装着された際、上記容器本体をその回転軸方向に動
かないようにし、また、上記キャップ開閉手段により、
該トナー容器がトナー補給装置の本体に装着されてトナ
ーの補給を行なう状態にするために上記キャップを上記
常態の位置から回転させながら、かつ、その回転軸方向
にスライドさせて、上記トナー放出口をトナー補給装置
本体側のトナー補給口に徐々に合致させる。これによ
り、該キャップの該トナー放出口を徐々に開きながら下
方を向かせ、該トナー放出口近傍へのトナー溜り、及び
該トナー放出口近傍の部材へのトナー付着が生じないよ
うにし、また、該トナー容器から該トナー補給装置への
トナー補給が一気に行なわれないようにするものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に用いられるトナー補給
装置に適用した一実施例について説明する。まず、本実
施例に係るトナー補給装置の概略について説明する。図
1は、本発明に係るトナー補給装置の断面図であり、図
3は、その斜視図である。このトナー補給装置は、トナ
ー容器1が装着されるトナー容器装着部11と、トナー
を所定量だけ収容し、必要に応じて現像部41にトナー
を補給するトナー収容部であるトナーホッパ21とによ
り構成されている。
【0009】トナー容器装着部11は、トナー容器1
持する保持部12aを有しトナー容器1の口部を気密
に包被支承する蓋状のホルダー12、トナー容器1のキ
ャップ3の頂部中央の凸状係合部3dに係合する凹状係
合部13aを有しキャップ3を回転させながら、かつ回
転軸方向にスライドさせる回転軸13、回転軸13に連
動するように回転軸13の該端部に取り付けられた開閉
レバーホルダー14等で構成されている。上記ホルダー
12の保持部12a先端部には、トナー容器1の回転し
ている容器本体であるボトル2を支承するコロ15が取
り付けられ、保持部12aのトナーホッパ21側には、
トナー容器1側からトナーホッパ21側へのトナー補給
用の開口部12bが設けられている。
【0010】トナーホッパ21は、トナー容器1側に設
けられた開口部21a、開口部21aの下方から奥側
(図3の右奥側)に達するように設けられ、必要に応じ
て矢印方向に回転させられるスパイラル形状のアジテー
タ22、アジテータ22の右奥側の下方に設けられ、必
要に応じて矢印方向に回転させられるトナー補給ローラ
23、複数の小孔を有しトナー補給ローラ23面に接触
するように設けられたスリッタ24、現像部41側に設
けられたトナー補給口21b等で構成されている。
【0011】トナー補給装置に装着されるトナー容器1
は、樹脂材等で形成された円筒状のボトル2、ボトル2
の開口の回りの部分に取り付けられたキャップ3等で構
成されている。キャップ3の周面部にはトナー放出口で
ある開口部3cが形成されている。ボトル2の内周面に
は、収納したトナーを開口の方向(図1中の右方向)に
導く螺旋状のリブ2aが形成され、また、ボトル2の外
周面には、リブ5a,5b、及び、ボトル2を回動させ
るための歯車5が固着されている。一方、トナー補給装
置本体側には、軸端にウォーム部31aを有する駆動歯
車31、及び端部にフランジ部32aとウォーム歯車部
32bとを有し駆動歯車31からボトル2の歯車5に回
転駆動力を伝達する歯車32が設けられている。
【0012】次に、トナー補給動作について説明する。
現像処理動作が繰り返されて現像部41内のトナー濃度
が低下すると、図示しないPセンサー等のトナー濃度セ
ンサーから出力されるトナー補給信号により、トナー補
ローラ23が回動を始め、これに伴って駆動歯車31
が歯車32を介して歯車5を回転駆動する。この時、キ
ャップ3は固定されており、保持部12a上にコロ15
により回動可能に支持されたボトル2のみが回転させら
れる。上述したように、ボトル2の円周内面には螺旋状
のリブ2aが設けられているため、この回転により、ボ
トル2内部に収納されていたトナーは徐々にボトル2の
開口の方向(図1中の右方向)に送り出され、開口部3
c,12b,21aを経て、トナーホッパ21内のアジ
テータ22の手前側の端部近傍に補給される。
【0013】トナーホッパ21内に補給されたトナー
は、アジテータ22により奥側のトナー補給ローラ23
の上方まで搬送させられ、トナー補給ローラ23の回転
によりスリッタ24の小孔から現像部41側へ補給され
る。以上のトナー補給動作は、現像部41内のトナー濃
度が所定の値になってトナー補給ローラ23が再び停止
するまで続けられる。
【0014】図4に示すように、現像部41内に補給さ
れたトナーは現像剤と混ざり合い、楕円板42及びパド
ル43によって汲み上げられ、上現像ローラ44及び下
現像ローラ45によって感光体ドラム51面に供給さ
れ、感光体ドラム1面上に形成された静電潜像が現像さ
れる。現像動作及びその他の画像形成動作は周知のため
説明を省略する。
【0015】次に、本発明に係るトナー補給装置に装着
されるトナー容器の一実施例について説明する。図5
(a)はトナーを補給しない状態のトナー容器1の断面
図であり、図5(b)はそのトナー容器1をキャップ3
側から見た側面図である。また、図6(a)はトナーを
補給する状態のトナー容器1の断面図であり、図6
(b)はそのトナー容器1をキャップ3側から見た側面
図である。
【0016】トナー容器1のボトル2の外周面に係合部
材であるリブ2b,2cが形成され、開口部の外周面に
リブ2dが形成され、リブ2dに近接する外周面にシー
ル部材6が貼り付られており、また、キャップ3のボト
ル2側の開口部の内周面に、被係合部材であるリブ3b
が形成されおり、キャップ3はボトル2外周面のリブ2
bとシール6の間を自在にスライドできるように、ま
た、トナーを補給する際には、キャップ3が固定された
状態でボトル2が自在に回転できるようになっている。
図5(a)に示すように、キャップ3を閉じたトナーを
補給しない状態で、ボトル2のリブ2b,2c間にキャ
ップ3のリブ3bが係合するように構成されていて、ト
ナー容器1の操作者によって容易にその係合が外れない
ように、かつ、回転軸13を介した開閉レバー14の操
作により始めて係合が外れるように、各リブ2b,2
c,3bの高さが設定されている。また、図5(a)に
示すように、キャップ3を閉じたトナーを補給しない状
態で、トナー補給用のキャップ3の開口部3cがボトル
2のリブ2cと2dとの間に位置するように構成されて
いる。
【0017】この構成によれば、キャップ3が容易に外
れないようになるので、トナー容器1の運搬時及び落下
時や操作者の誤操作によりキャップ3が開くことがな
く、トナーこぼれを防止することができ、また、ネジ式
の外蓋を設けることなく、それと同様なトナーこぼれ防
止効果が達成できるので、コストダウンを図ることがで
き、ネジ式の外蓋を外すような煩わしい操作をする必要
がなくなり、トナー容器1の操作性を向上させることが
でき、また、キャップ3の回転及びスライドにより開口
部3cを閉めたときに、リブ2b,2cとリブ3bとが
係合するので、その係合部における封止作用により、ト
ナー容器1内部からのトナーの漏れも防止できる。ま
た、トナー容器1のボトル2のリブ2dに近接する外周
面にシール部材6を設けているので、トナー容器1から
のトナーの漏れをさらに防止することができ、また、ト
ナー容器1の交換のためにキャップ3を閉じる際、図6
(a)中の記号eで示した領域に溜ったトナーがシール
部材6に掻き取られるので、キャップ3の開口部3c近
傍へのトナーの付着がなくなり、トナー容器1の交換時
のトナー落ちを防止することができる。
【0018】また、トナー容器1の内部には、ボトル2
の内周面の開口側端部に係合するような内蓋状の封止部
材である内キャップ4が設けられている。内キャップ4
の中央の凸状係合部4aは、キャップ3の中央の開口に
係合されており、内キャップ4がボトル2回転軸方向に
キャップ3と一体になって動くようになっている。ま
た、内キャップ4の円周端部4bは、図5(a)に示す
ように、キャップ3を閉じたトナーを補給しない状態
で、ボトル2の開口端部の形状に沿って係合し、ボトル
2の開口端部とキャップ3の内面に形成されたリブ3a
との間に挾まれ、ボトル2の開口部を封止するように構
成されている。
【0019】この構成によれば、開口部3cを閉じた際
に、内キャップ4がキャップ3と連動して動き、内キャ
ップ4の円周端部4bは、図5(a)に示すように、ボ
トル2の開口端部の形状に沿って係合し、ボトル2の開
口端部とキャップ3との接続部におけるシール性を向上
させることができるので、トナー容器1からのトナー漏
れを防止することができ、大容量化したトナー容器1の
トナー漏れ防止のためのシール性向上にも対応でき、ま
た、トナー容器1のキャップ3の回転及びスライド動作
により開口部3cを開いた際に、内キャップ4がキャッ
プ3と連動して動いて、トナーを補給するためのトナー
補給路を塞ぐようなことがないので、トナーを確実に補
給でき、トナー補給路を確保するための操作を別にする
という煩わしい操作をすることがなく、トナー補給の際
の操作性を向上させることができる。
【0020】また、内キャップ4は、例えばポリエチレ
ン等の変形可能な軟質材料で構成されている。この構成
によれば、内キャップ4とボトル2の開口端部との係合
部がより密着するようになるので、ボトル2の開口部に
おけるシール性を向上させることができ、キャップ3を
閉じた状態でのトナー容器1からのトナー漏れをさらに
防止することができ、また、ネジ式の外蓋を設けること
なく、それと同様なトナー漏れ防止効果が達成できるの
で、コストダウンを図ることができ、ネジ式の外蓋を外
すような煩わしい操作をする必要がなくなり、トナー容
器1の操作性を向上させることができ、また、トナー容
器1の運搬中やトナー容器1を誤って落下させて機械的
な衝撃をトナー容器1に与えた場合に、軟質材料で構成
した内キャップ4で、その機械的な衝撃によるボトル2
の開口端部等の形状変化を吸収できるようになるので、
トナー容器1が機械的な衝撃を受けたときのトナー漏れ
を防止できる。
【0021】また、図6(a)に示すように、キャップ
3を開いたトナーを補給する状態で、内キャップ4の円
周端部4bがキャップ3のリブ3aとの上記係合位置か
らボトル2側に離れるように、内キャップ4の原形の形
状が設定されている。そして、図5(a)に示すよう
に、キャップ3を閉じたトナーを補給しない状態にする
ときには、内キャップ4の円周端部4bが、ボトル2の
開口端部とキャップ3のリブ3aとの間に挾まれ、リブ
3aの方向に押さえ付けられるように変形させられなが
ら、ボトル2の開口端部の形状に沿って係合するように
構成されている。
【0022】この構成によれば、内キャップ4とボトル
2の開口端部との係合部がより密着するようになるの
で、ボトル2の開口部におけるシール性を向上させるこ
とができ、キャップ3を閉じた状態でのトナー容器1か
らのトナー漏れをさらに防止することができ、また、ネ
ジ式の外蓋を設けることなく、それと同様なトナー漏れ
防止効果が達成できるので、コストダウンを図ることが
でき、ネジ式の外蓋を外すような煩わしい操作をする必
要がなくなり、トナー容器1の操作性を向上させること
ができる。
【0023】次に、本発明の特徴部分をなす上記規制手
段の一実施例について説明する。図1に示すように、ト
ナー容器1を容器装着部11に装着し、キャップ3を回
転及びスライドさせて開口部3cを開いてトナー補給状
態にする際に、ボトル2の回転軸方向の動きを規制する
規制部材として、ボトル2の円周外面に固着された歯車
5の端部にはリブ5a,5bが設けられ、一方、トナー
補給装置本体側の歯車32の端部には、リブ5a,5b
に係合するようなフランジ部32aが設けられている。
【0024】次に、本発明の特徴部分をなす上記キャッ
プ開閉手段の一実施例について説明する。キャップを開
閉するキャップ開閉手段は、回転軸13、軸受19、開
閉レバーホルダー14などで構成されている。図1に示
すように、また、上記回転軸13は、ホルダー12の側
壁中央部に形成された透孔に、軸受19を介して、回転
自在かつ回転軸方向にスライド自在に取り付けられてい
る。また、上記開閉レバーホルダー14は、上記透孔を
有するホルダー12側壁のボス周面を覆う外周円筒状を
している。そして、ホルダー12の周面に延びるアーム
部に開閉レバー14bが固設されている。
【0025】また、図3に示すように、開閉レバーホル
ダー14の周面には円弧状の長穴16が穿設され、ホル
ダー12側には長穴16を貫通して固定される段ネジ1
7が取り付けられている。そして、上記長穴16は、開
閉レバーホルダー14がこの長穴16と段ネジ17との
係合により、回転方向(イ)のA側に回転させられた時
にはスライド方向(ロ)のC側にスライドし、B側に回
転させられた時にD側にスライドするように、形成され
ている。また、開閉レバーホルダー14を回転方向B側
に付勢するために、ホルダー12に植設されたピン12
cと開閉レバーホルダー14に植設されたフック14a
との間にスプリング18が取り付けられている。
【0026】次に、上記規制手段及び上記キャップ開閉
手段を有するトナー補給装置における、トナー容器1の
トナー容器装着部11への装着動作について説明する
ず図7に示すように、開閉レバーホルダー14は装着
前の状態で回転方向(イ)でBかつスライド方向(ロ)
でDの位置にあり、この時、キャップ3の開口部3cは
横向きに位置し、トナーがトナー容器1から補給されな
い状態にある。この状態のトナー容器1が矢印Eのよう
に挿入され、キャップ3の凸状係合部3dと回転軸13
の凹状係合部13aとが係合させられる。この挿入が完
了した状態では、ボトル2のリブ5a,5bが本体側の
歯車32のフランジ部32aを跨ぎ、かつボトル2の歯
車5と上記歯車32とが噛み合う。
【0027】そして、トナー容器1からトナーホッパ2
1側へトナーが補給される状態にするために、図8に示
すように、開閉レバー14bを操作して、開閉レバーホ
ルダー14を回転方向(イ)に略90度のAの位置かつ
スライド方向(ロ)のCの位置にくるように移動させ
る。この時、トナー容器1のキャップ3がその凸状係合
部材3dで開閉レバーホルダー14が固設された回転軸
13の凹状係合部材13dに係合しているで、キャップ
3は開閉レバーホルダー14とともに回転しながらホル
ダー12内の奥側へスライド移動される。一方、トナー
容器1のボトル2はリブ5a,5bで歯車32のフラン
ジ部32aに係止され、回転軸方向には動かない。これ
により、キャップ3の周面に設けられている開口部3c
が、ボトル2の開口部近傍の周面から開口部方向(図1
中の右側)にずれながら、かつ、下方のトナーホッパ2
1側に移動し、ボトル2内部から開口部3cへのトナー
補給路が形成される。また、開口部3cの位置と、保持
部12aの開口部12b及びトナーホッパ21の開口部
21aの位置とが徐々に合致させられて、トナー補給状
態となる。
【0028】以上、本実施例によれば、キャップ3を開
けてトナーの補給を行なう状態にする際には、ボトル2
を回転軸方向に固定して、キャップ3を徐々に回転させ
ながら回転軸方向にスライドさせて、キャップ3の開口
部3cを露出させながら、側方にあったキャップ3の開
口部3cを徐々に下方にあるトナーホッパ21側の開口
部21aと合致させるようにし、また、逆にキャップ3
を閉めてトナーの補給を行なわない状態にする際には、
ボトル2を回転軸方向に固定して、キャップ3を徐々に
回転させながら回転軸方向にスライドさせて、キャップ
3の開口部3cをボトル2の周面で閉じながら、下方に
あった開口部3cを徐々に側方に戻すようにしている。
これにより、キャップ3の開口部3c近傍においてトナ
ー溜りが生じることがなくなり、開口部3c近傍の部材
へのトナーの付着等もなくなるので、トナー容器1の交
換時に、キャップ3の開口部3c近傍からのトナー漏れ
やトナー落ちによるトナー汚染を防止できる。また、キ
ャップ3を開けてトナー補給を開始する際に、トナーが
キャップ3の開口部3cからトナーホッパ21内へ徐々
に補給されるので、トナーがトナーホッパ21内へ一気
に補給されてトナーが舞い上がることがなく、トナー容
器1の交換時のトナー飛散等によるトナー汚染を防止で
きる。また、トナー汚染に対する操作を別に行なう必要
がなく、さらにトナー容器1の操作性も向上させること
ができる。
【0029】なお、本実施例では、手動で開閉レバーホ
ルダー14を操作することにより、キャップ3を開いて
トナーを補給する状態にするように構成されているが、
トナー容器1をトナー容器装着部11に装着されたとき
に自動的にキャップ3を回転及び回転軸方向のスライド
動作をさせるような、キャップ3の自動開閉機構を設け
てもよい。
【0030】また、本実施例では、トナー容器1にキャ
ップ3と一体となった内キャップ4を設けているが、必
ずしもこの内キャップ4は設ける必要がなく、例えば、
キャップ3をボトル2の開口端部に直接係合させて、ト
ナー容器1の封止を行なうようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るトナー補給装置によれば、
上記規制手段により、上記トナー容器がトナー補給装置
の本体に装着された際、上記容器本体をその回転軸方向
に動かないようにし、また、上記キャップ開閉手段によ
り、該トナー容器がトナー補給装置の本体に装着されて
トナーの補給を行なう状態にするために上記キャップを
上記常態の位置から回転させながら、かつ、その回転軸
方向にスライドさせて、上記トナー放出口をトナー補給
装置本体側のトナー補給口に徐々に合致させる。これに
より、該キャップの該トナー放出口を徐々に開きながら
下方を向かせ、該トナー放出口近傍へのトナー溜り、及
び該トナー放出口近傍の部材へのトナー付着が生じない
ようになるので、該トナー容器の交換時に、該キャップ
の該トナー放出口近傍からのトナー漏れやトナー落ちに
よるトナー汚染を防止できるという優れた効果があり、
また、該トナー容器から該トナー補給装置へのトナー補
給が一気に行なわれないので、該トナー容器の交換時の
トナーの舞い上がりがなくなり、トナー飛散等によるト
ナー汚れを防止できるという優れた効果があり、また、
トナー汚染に対する操作を別に行なう必要がなく、該ト
ナー容器の操作性を向上させることができるという優れ
た効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部に開口を備えた容器本体を有し、か
    つ、該開口を覆う側壁部と、該開口近傍の該容器本体の
    外周面を覆う周壁部と、該周壁部に常態において閉じら
    れているトナー放出口とを備えたキャップを有するトナ
    ー容器が装着され、必要に応じて該トナー容器からのト
    ナー補給及び現像部へのトナー補給を行なうトナー補給
    装置において、 該容器本体の回転軸方向の動きを規制する規制手段と、
    該キャップを該常態の位置から回転させながら、かつ、
    その回転軸方向にスライドさせて、該キャップの該トナ
    ー放出口をトナー補給装置本体側のトナー補給口に合致
    させるキャップ開閉手段とを設けたことを特徴とするト
    ナー補給装置。
JP21974092A 1992-07-26 1992-07-26 トナー補給装置 Expired - Fee Related JP3243697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21974092A JP3243697B2 (ja) 1992-07-26 1992-07-26 トナー補給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21974092A JP3243697B2 (ja) 1992-07-26 1992-07-26 トナー補給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0643755A true JPH0643755A (ja) 1994-02-18
JP3243697B2 JP3243697B2 (ja) 2002-01-07

Family

ID=16740245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21974092A Expired - Fee Related JP3243697B2 (ja) 1992-07-26 1992-07-26 トナー補給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3243697B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5598254A (en) * 1994-08-31 1997-01-28 Ricoh Company, Ltd. Cartridge for replenishing two-ingredient developer to an image forming apparatus and a replenishing device using the same
US5669044A (en) * 1995-06-07 1997-09-16 Nashua Corporation Article and method for dispensing toner and the like
KR100352414B1 (ko) * 1998-09-22 2002-09-11 캐논 가부시끼가이샤 토너 보충 용기 및 토너 보충 장치
JP2003345112A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Canon Inc 画像形成装置
WO2008026605A1 (en) 2006-08-30 2008-03-06 Kyocera Mita Corporation Toner cartridge, adaptor for toner cartridge, toner cartridge assembly and image forming apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4885534B2 (ja) 2005-12-20 2012-02-29 出光興産株式会社 冷凍機油組成物、これを用いた冷凍機用圧縮機及び冷凍装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5598254A (en) * 1994-08-31 1997-01-28 Ricoh Company, Ltd. Cartridge for replenishing two-ingredient developer to an image forming apparatus and a replenishing device using the same
US5669044A (en) * 1995-06-07 1997-09-16 Nashua Corporation Article and method for dispensing toner and the like
KR100352414B1 (ko) * 1998-09-22 2002-09-11 캐논 가부시끼가이샤 토너 보충 용기 및 토너 보충 장치
JP2003345112A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Canon Inc 画像形成装置
WO2008026605A1 (en) 2006-08-30 2008-03-06 Kyocera Mita Corporation Toner cartridge, adaptor for toner cartridge, toner cartridge assembly and image forming apparatus
US8036578B2 (en) 2006-08-30 2011-10-11 Kyocera Mita Corporation Toner cartridge, adaptor for toner cartridge, toner cartridge assembly and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3243697B2 (ja) 2002-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3120723B2 (ja) トナー容器及びこれを用いた複写機
US5515143A (en) Toner cartridge with seal body capped unit
US5867757A (en) Developing agent replenishing device and image forming apparatus with the device
CN101706644B (zh) 显影剂供给容器和显影剂接收装置
JP3628539B2 (ja) トナー容器
WO2015098960A1 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
EP0616268A1 (en) Toner container and toner replenishing device
JP5919254B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6159674B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP2001228693A (ja) 現像剤カートリッジおよび画像形成装置
JP4249994B2 (ja) 粉体収納容器及びその再生産方法、粉体補給装置並びに画像形成装置
JP5970619B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
CN108323188B (zh) 显影剂收容容器以及具备该显影剂收容容器的图像形成装置
JPH0643755A (ja) トナー補給装置
JP4672889B2 (ja) トナー補給装置
JP2000098724A (ja) 粉体容器とこれを用いた現像装置
JPH08220857A (ja) トナーボトル
JP5830579B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JPH0643754A (ja) トナー容器
JP3236107B2 (ja) トナー補給装置
JP3116847B2 (ja) トナー容器及びこれを用いた複写機
JP4908932B2 (ja) 現像剤補給容器及び画像形成装置
JP3125673B2 (ja) トナー補給装置及びこれを用いた電子写真複写装置
CN109212933B (zh) 显影剂收容容器以及图像形成装置
JP2007322991A (ja) 現像剤補給容器及び現像剤受入れ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071026

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081026

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081026

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091026

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees