JPH0643516Y2 - ドレンポンプ - Google Patents

ドレンポンプ

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JPH0643516Y2
JPH0643516Y2 JP2534289U JP2534289U JPH0643516Y2 JP H0643516 Y2 JPH0643516 Y2 JP H0643516Y2 JP 2534289 U JP2534289 U JP 2534289U JP 2534289 U JP2534289 U JP 2534289U JP H0643516 Y2 JPH0643516 Y2 JP H0643516Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
casing
rotating body
discharge port
cover
drain water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2534289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02115993U (ja
Inventor
秀雄 瀧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は空気調和機等のドレン水を排出するドレンポン
プに関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のポンプとしては例えば第3図に示すよう
なものがある。これについて説明すると、下端に吸込口
101を形成し、上部を開口すると共に、その一側部に吐
出口102を設けて略中空逆円錐状に形成したケーシング1
00と、このケーシング100の内周面と間隙を介して配設
した略逆三角形状をなした板状の回転体103と、この回
転体103の上端と対向して下面に環状の凸部105を有し、
上記ケーシング100の上部開口端に被着するカバー104
と、このカバー104の上部に、上記回転体103の回転軸10
3aと垂直方向に位置して回転体103を回転させるモータ1
06とを備え、上記モータ106の駆動軸107を、カバー104
を回転自在に貫通して突出した回転軸103aに挿着し、上
記カバー104には大気とケーシング100内とを連通する空
気流通孔108を設けて構成されている。
そして、上記モータ106の駆動により、駆動軸107を介し
て回転体103が回転し、この回転によってドレンパン109
に貯溜したドレン水110は、吸込口101から吸込まれ、遠
心力により、ケーシング100の内周面に沿って揚水され
て吐出口102から吐出し、排出管111を介して所望の揚程
H(例えば500mm)までポンプアップされて排出するよ
うになっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし乍ら、上記のように構成されたものにあっては、
所望の揚程Hまでにポンプアップするため、水に加えら
れる遠心力によりケーシングの内周面に沿って揚水さ
れ、吐出口から吐出されなかったドレン水は、カバーの
下面に衝突し環状の凸部に受け止められた水は下方に落
下することになるので、折角揚水させたドレン水が有効
に吐出されず、体積効率を低下するという問題を有し、
環状の凸部に受け止められなかった水は空気流通孔を通
って漏出してモータの軸受部やコイルに水がかかり、回
転部分に錆が生じモータの回転をロックして排出機能を
損なったり、絶縁低下による焼損事故を生じたりするお
それがあるという問題を有している。
本考案は上述した点にかんがみてなされたもので、その
目的とするところはドレン水の体積効率を向上させると
共に、格別の防水構造を設けることなく、空気流通路か
らのドレン水の漏出を阻止して大気とケーシング内とを
連通させるようにしたものを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記目的を達成するため、カバーの下面に、吐
出口の位置に向かって傾斜する断面が逆レ字状をなした
環状の凹部を設け、板状の回転体の上端を上記凹部の傾
斜面に沿って傾斜させると共に、回転体の回転軸の軸孔
内に軸方向に延びるスリット状の溝を設けて、大気とケ
ーシング内とを連通させたことを特徴としたものであ
る。
〈作用〉 遠心力により、ケーシング内周面に沿って揚水され、吐
出口から吐出されずカバーの下面に衝突したドレン水
は、断面が逆レ字状に形成した環状の凹部の傾斜面に沿
って遠心力により、移動させ吐出口から吐出させる。
しかも環状の凹部により吐出口へ移動されなかったドレ
ン水は、回転体の回転軸の外周に当たって落下するの
で、カバー上部に漏出するのを阻止する。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1図及び第2図によって説明
する。第1図において、1は下端に吸込口2を形成し、
上部を開口すると共に、その一側部に吐出口3を設けて
略中空逆円錐状に形成したケーシングである。そして上
記吐出口3は入口側3aを出口側3bの口径と同等面積を有
して、ケーシング1の円周方向に延びる長方形状に設け
ている。また、ケーシング1の上部開口端には、フラン
ジ1aを周設し、このフランジ1aに複数のネジ挿通孔1bが
例えば等配位置に設けられている。5は上記ケーシング
1の上部開口端に被着するカバーで、ケーシング1の軸
心位置に貫通孔5aを設け、上記ケーシング1のフランジ
1aのネジ挿通孔1bと対向する位置にネジ孔5eを設け、パ
ッキン6を介してネジ7により締着するようになってい
る。また、このカバー5の下面には、上記貫通孔5aの周
縁に同心円状をなして設けた環状の突片5bと上記吐出口
3の位置に向かって傾斜する環状の傾斜面5cとから成る
断面逆レ字状をなした環状の凹部5dが形成されている。
4は上記ケーシング1とカバー5とで形成されたポンプ
室内に間隙を介して配設された板状の回転体である。こ
れは、第2図に示すように、ケーシング1の内周面に沿
って逆三角形状をなし、上端縁はカバー5の下面に設け
た断面逆レ字状の環状の凹部5dに沿って吐出口3の位置
に向かって傾斜させた平板状の羽根4aと、上記カバー5
の貫通孔5aに回転自在に貫通する回転軸4bとが一体に形
成されている。そして、上記回転軸4bには軸孔4cと、こ
れに連通するスリット状の複数の(本例では4)溝4dと
が軸方向に設けられている。また、上記回転軸4bの下方
端面と間隙αを介して対向して略逆円錐状をなすように
羽根4aの両側に一体に形成された受止突起4eが設けてあ
る。8は駆動軸9を上記回転体4の回転軸4bと垂直方向
に同心位置してカバー5の上面に装着されたモータであ
る。そして、上記駆動軸9は、回転軸4bの軸孔4cに圧
入、接着等の固定手段により挿着されて回転体4を回転
させるようになっている。また、大気とケーシング1内
とは駆動軸9に沿って軸方向に設けたスリット状の溝4d
を介して連通するようになっている。
次にその動作について説明する。回転体4の先端をドレ
ンパンに貯溜したドレン水に浸漬させた状態で、モータ
8を駆動すると、回転体4が回転し、遠心力によりドレ
ン水を吸込口2から吸込んでケーシング1の内周面に沿
って揚水し、吐出口3から吐出し、排出管を介して所望
の揚程までポンプアップさせる。
この際、吐出口3から吐出されずカバー5の下面に衝突
したドレン水は、遠心力によりカバー5の下面に設けた
環状の凹部5dの傾斜面5cに沿って吐出口3に向かって移
動され吐出口3から吐出する。また、吐出口3に向かっ
て移動しなかったドレン水は、環状の突片5bに案内され
て落下する。このため、駆動軸9に沿って回転軸4bの軸
孔4cに設けたスリット状の溝4dによる空気の流通路から
の漏出が阻止される。
更に、ドレンパンに貯溜したドレン水の水位があがった
場合においても、ドレン水のポンプアップ時、ドレン水
は回転軸4bの下方端面と間隙αを介して対設した逆円錐
状の受止突起4eに受止められて分流し、遠心力によりケ
ーシング1の内周面に向かって寄せられて吐出口3から
吐出されることになるので、上述同様、スリット状の溝
4dからの漏出が阻止される。
このように、ケーシングの吸込口から吸込んだドレン水
は、回転体の回転によって生ずる遠心力により、ケーシ
ングの内周面に沿って揚水して吐出口から吐出させると
共に、吐出口から吐出されずにカバーの下面に衝突した
水も傾斜面に沿って吐出口へ移動させて吐出するので、
従来のものに比してきわめて体積効率を向上させること
ができる。しかも吐出口の入口側は円周方向の長方形と
なっているので、ドレン水の吐出を効率的に行うことが
できる。
今、回転体の先端を4mmドレン水に浸漬して揚程を500mm
とし、吐出口からの吐出流量を本考案と従来のものとで
比較すると、50%程度向上し、かつ、本考案による空気
の流通路からの漏出は殆ど発生しなかったことが確認さ
れている。
〈考案の効果〉 本考案によれば、ケーシングの上部開口端に被着するカ
バーの下面に吐出口に向かって傾斜する環状の凹部を設
け、回転体の上端縁を上記傾斜面に沿って吐出口に向か
って傾斜させて構成してあるので、遠心力により揚水し
たドレン水が吐出口から吐出されなかった水も傾斜面に
沿って移動させて吐出口から吐出することができるか
ら、体積効率をきわめて向上させることができる。
また、ケーシング内と大気の連通はモータの駆動軸と接
して回転体の回転軸に軸方向に設けたスリット状の溝に
より形成される空気の流通路によって行うようにしてあ
るので、回転体の軸心により近い位置となって、所望の
揚程までドレン水をポンプアップする場合にあっても空
気の流通路からの漏出を阻止することができる。
このことは格別な防水構造をカバーとこのカバーの上部
との間に設けることなく、モータの軸受部やコイルに水
がかかってロックしたり、絶縁低下による焼損事故等の
発生したりするのを防ぐことができ、部品数を減し、か
つ、各部材は樹脂材等により成形することができ、組立
も容易になって、安価に構成することができ、モータと
カバーとの間隔を少なくすることが可能となって、ポン
プの高さの縮小を図ることができ、装備する空気調和機
等の機器の小形化、コンパクト化に寄与することができ
るという大きな利点となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を要部を断面して示す正面図、
第2図は回転体を示したもので、同図(イ)は正面図、
同図(ロ)は一部を断面して示す側面図、同図(ハ)は
平面図、第3図は従来例を要部を断面して示す正面図で
ある。 1:ケーシング、2:吸込口、3:吐出口 4:回転体、4a:羽根、4b:回転軸 4d:スリット状の溝、4e:受止突起 5:カバー、5b:突片、5c:傾斜面 5a:凹部、8:モータ、9:駆動軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端にドレン水の吸込口を形成し、上部を
    開口すると共に、開口端一側部に吐出口を設けた略中空
    逆円錐状のケーシングと、このケーシングの上部開口端
    に被着するカバーと、上記ケーシングの内周面と間隙を
    介して設けた略逆三角状の板状の回転体と、この回転体
    の回転軸と垂直方向に位置して回転体を回転するモータ
    とを備え、上記カバーの下面に、上記吐出口の位置に向
    かって傾斜させた断面が逆レ字状の環状の凹部を設け、
    上記板状の回転体の上端縁を、上記環状の凹部の傾斜面
    に沿って吐出口に向かって傾斜させると共に、回転体の
    回転軸の軸孔内に、軸方向に延びるスリット状の溝を設
    けて大気とケーシング内とを連通させて構成したことを
    特徴とするドレンポンプ。
  2. 【請求項2】上記請求項第1項記載のドレンポンプにお
    いて、ケーシングの吐出口の入口側は円周方向に延びる
    長方形状に形成したことを特徴とするドレンポンプ。
JP2534289U 1989-03-06 1989-03-06 ドレンポンプ Expired - Lifetime JPH0643516Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2534289U JPH0643516Y2 (ja) 1989-03-06 1989-03-06 ドレンポンプ

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JP2534289U JPH0643516Y2 (ja) 1989-03-06 1989-03-06 ドレンポンプ

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Publication Number Publication Date
JPH02115993U JPH02115993U (ja) 1990-09-17
JPH0643516Y2 true JPH0643516Y2 (ja) 1994-11-14

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ID=31245995

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2534289U Expired - Lifetime JPH0643516Y2 (ja) 1989-03-06 1989-03-06 ドレンポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0746789Y2 (ja) * 1989-07-31 1995-10-25 株式会社鷺宮製作所 ドレンポンプ

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JPH02115993U (ja) 1990-09-17

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