JPH0643426B2 - イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン誘導体、その製造法及びそれを含有する抗潰瘍剤 - Google Patents
イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン誘導体、その製造法及びそれを含有する抗潰瘍剤Info
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- JPH0643426B2 JPH0643426B2 JP62133534A JP13353487A JPH0643426B2 JP H0643426 B2 JPH0643426 B2 JP H0643426B2 JP 62133534 A JP62133534 A JP 62133534A JP 13353487 A JP13353487 A JP 13353487A JP H0643426 B2 JPH0643426 B2 JP H0643426B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/04—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なイミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体
に関する。本発明のイミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体は、貯蔵時の安定性に優れ、胃又は十二指腸潰瘍の
治療薬として利用できるものである。
に関する。本発明のイミダゾ[4,5−b]ピリジン誘
導体は、貯蔵時の安定性に優れ、胃又は十二指腸潰瘍の
治療薬として利用できるものである。
従来の技術 胃又は十二指腸潰瘍における近年の病態生理の研究で
は、胃小胞体ベシクル内での塩酸産生に関与するカリウ
ムイオン依存性アデノシントリホスファターゼ[以下
(H++K+)ATPアーゼと略す。]の挙動が注目さ
れ、この酵素の活性阻害の有無が抗潰瘍剤の一つの指標
とされるに至って来た[ガストロエンテロロジィー(Ga
stroenterology)1巻420頁1943年;同73巻921頁1977
年]。無置換乃至三置換ピリジルメチルスルフィニル基
を側鎖に有する化合物において、かかる観点から、現
在、抗潰瘍剤として開発が進められている代表的なもの
としては、ベンズイミダゾール骨格を持つオメプラゾー
ル[特開昭54-141783号公報;ブリティッシュ・メディ
カル・ジヤーナル(British Medical Journal)287巻12
頁1983年]が知られている。一方、イミダゾピリジン化
合物において、当該酵素の阻害作用が確認又は示唆され
ている代表的なものとしては、下記一般式 (式中、XおよびYは、一方が=CH−基で他方が=N
−基を示し、R1′およびR2′は、同一または異なっ
て、それぞれ水素原子、低級アルコキシカルボニル基、
ハロゲン原子、低級アルキル基、アミノ基または水酸
基、R3′、R4′およびR5′は、同一または異なっ
て、それぞれ水素原子、低級アルコキシ基または低級ア
ルキル基、Aは低級アルキレン基、lは0または1を示
す。ただし、Yが=CH−基、Xが=N−基、lが0の
場合は、R3′、R4′およびR5′は同時に水素原子
であることはない)で表わされる化合物(以下公知イミ
ダゾピリジン誘導体と仮称する。)が報告されている
(特開昭61-145182号公報)。
は、胃小胞体ベシクル内での塩酸産生に関与するカリウ
ムイオン依存性アデノシントリホスファターゼ[以下
(H++K+)ATPアーゼと略す。]の挙動が注目さ
れ、この酵素の活性阻害の有無が抗潰瘍剤の一つの指標
とされるに至って来た[ガストロエンテロロジィー(Ga
stroenterology)1巻420頁1943年;同73巻921頁1977
年]。無置換乃至三置換ピリジルメチルスルフィニル基
を側鎖に有する化合物において、かかる観点から、現
在、抗潰瘍剤として開発が進められている代表的なもの
としては、ベンズイミダゾール骨格を持つオメプラゾー
ル[特開昭54-141783号公報;ブリティッシュ・メディ
カル・ジヤーナル(British Medical Journal)287巻12
頁1983年]が知られている。一方、イミダゾピリジン化
合物において、当該酵素の阻害作用が確認又は示唆され
ている代表的なものとしては、下記一般式 (式中、XおよびYは、一方が=CH−基で他方が=N
−基を示し、R1′およびR2′は、同一または異なっ
て、それぞれ水素原子、低級アルコキシカルボニル基、
ハロゲン原子、低級アルキル基、アミノ基または水酸
基、R3′、R4′およびR5′は、同一または異なっ
て、それぞれ水素原子、低級アルコキシ基または低級ア
ルキル基、Aは低級アルキレン基、lは0または1を示
す。ただし、Yが=CH−基、Xが=N−基、lが0の
場合は、R3′、R4′およびR5′は同時に水素原子
であることはない)で表わされる化合物(以下公知イミ
ダゾピリジン誘導体と仮称する。)が報告されている
(特開昭61-145182号公報)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、オメプラゾールは特別な措置を施すこと
なく貯蔵すると予測以上の活性の劣化が生ずるため、そ
の貯蔵時の安定性が問題視され、それを解決する手段と
して、オメプラゾールのアルカリ塩への変換を余儀なく
されている(特開昭59-167587号公報)。
なく貯蔵すると予測以上の活性の劣化が生ずるため、そ
の貯蔵時の安定性が問題視され、それを解決する手段と
して、オメプラゾールのアルカリ塩への変換を余儀なく
されている(特開昭59-167587号公報)。
また、公知イミダゾピリジン誘導体においては、その具
体的代表例として、2−[2−(3,5−ジメチル−4
−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニル]−6−ブロ
モイミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下化合物αと仮
称する。)及び2−[2−(3,5−ジメチル−4−メ
トキシ)ピリジルメチルスルフィニル]−6−メチルイ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下化合物βと仮称す
る。)の二化合物を選択し、これを用いて本発明者らが
種々の試験を行ったところ、これら化合物もオメプラ
ゾールと同様に貯蔵時安定性に難点が内在し、しかも
インビトロ(in vitro)試験では高い(H++K+)A
TPアーゼ阻害作用が認められるものの、インビボ(in
vivo)での胃酸分泌抑制試験及び各種実験潰瘍に対す
る抑制試験では、その作用が十分に反映されないという
事実が判明した。
体的代表例として、2−[2−(3,5−ジメチル−4
−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニル]−6−ブロ
モイミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下化合物αと仮
称する。)及び2−[2−(3,5−ジメチル−4−メ
トキシ)ピリジルメチルスルフィニル]−6−メチルイ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン(以下化合物βと仮称す
る。)の二化合物を選択し、これを用いて本発明者らが
種々の試験を行ったところ、これら化合物もオメプラ
ゾールと同様に貯蔵時安定性に難点が内在し、しかも
インビトロ(in vitro)試験では高い(H++K+)A
TPアーゼ阻害作用が認められるものの、インビボ(in
vivo)での胃酸分泌抑制試験及び各種実験潰瘍に対す
る抑制試験では、その作用が十分に反映されないという
事実が判明した。
本発明者らは、これらの事情に鑑み、上述の公知イミダ
ゾピリジン誘導体の周辺化合物を鋭意探索した結果、化
合物α及びβの臭素原子又はメチル基を種々のアルコキ
シ基に変換した化合物が、貯蔵時安定性に優れ、しかも
インビボ(in vivo)での種々の試験において良好な抗
潰瘍作用を示すことを知り、本発明に到達した。
ゾピリジン誘導体の周辺化合物を鋭意探索した結果、化
合物α及びβの臭素原子又はメチル基を種々のアルコキ
シ基に変換した化合物が、貯蔵時安定性に優れ、しかも
インビボ(in vivo)での種々の試験において良好な抗
潰瘍作用を示すことを知り、本発明に到達した。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、下記一般式[I] (式中、R1は環状アルキル基で置換されていてもよい
炭素数1〜8個の直鎖状もしくは分岐状のアルコシキ基
又は炭素数2〜4個のフルオロアルキルオキシ基を表わ
し、R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基を表わ
し、R3及びR4は同一又は異なって夫々水素原子又は
メチル基を表わす。)で示されるイミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体が提供される。
炭素数1〜8個の直鎖状もしくは分岐状のアルコシキ基
又は炭素数2〜4個のフルオロアルキルオキシ基を表わ
し、R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基を表わ
し、R3及びR4は同一又は異なって夫々水素原子又は
メチル基を表わす。)で示されるイミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体が提供される。
一般式[I]で示されるイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン誘導体には、下記一般式[I′] (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同意義であ
る。) で示される互変異性体も包含される。
ン誘導体には、下記一般式[I′] (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同意義であ
る。) で示される互変異性体も包含される。
一般式[I]及び[I′]において、R1で表わされる
アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、イソプ
ロピルオキシ基、n−プロピルオキシ基、sec−ブチル
オキシ基、イソブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ
基、n−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、3−
メチルブチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−ヘ
プチルオキシ基、5−メチルヘキシルオキシ基、2,
4,4−トリメチルペンチルオキシ基、n−オクチルオ
キシ基、シクロプロピルメチルオキシ基、1−シクロプ
ロピルエチルオキシ基、シクロブチルメチルオキシ基、
シクロペンチルメチルオキシ基、2−シクロペンチルエ
チルオキシ基、3−シクロペンチルプロピルオキシ基、
シクロヘキシルメチルオキシ基、2−シクロヘキシルエ
チルオキシ基などが挙げられ、フルオロアルキルオキシ
基としては2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルオキシ基、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピ
ルオキシ基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフル
オロブチルオキシ基などが挙げられる。
アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、イソプ
ロピルオキシ基、n−プロピルオキシ基、sec−ブチル
オキシ基、イソブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ
基、n−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、3−
メチルブチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−ヘ
プチルオキシ基、5−メチルヘキシルオキシ基、2,
4,4−トリメチルペンチルオキシ基、n−オクチルオ
キシ基、シクロプロピルメチルオキシ基、1−シクロプ
ロピルエチルオキシ基、シクロブチルメチルオキシ基、
シクロペンチルメチルオキシ基、2−シクロペンチルエ
チルオキシ基、3−シクロペンチルプロピルオキシ基、
シクロヘキシルメチルオキシ基、2−シクロヘキシルエ
チルオキシ基などが挙げられ、フルオロアルキルオキシ
基としては2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルオキシ基、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピ
ルオキシ基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフル
オロブチルオキシ基などが挙げられる。
前記一般式[I]及び[I′]で示されるイミダゾ
[4,5−b]ピリジン誘導体(以下単に本発明化合物
と略す。)は、下記一般式[II] (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同意義であ
る。) で示されるスルフィド化合物を、適当な反応溶媒の存在
下に酸化剤を用いて酸化させることにより製造すること
ができる。反応割合はスルフィド化合物[II]に対して
酸化剤を1.0〜1.3倍モル量とする。使用できる酸化剤と
しては、例えばm−クロロ過安息香酸、過安息香酸又は
過酢酸などの過酸化物が挙げられるが、安定性が高いと
いう点において、m−クロロ過安息香酸が好ましい。適
当な反応溶媒としては、例えばクロロホルムもしくはテ
トラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノ
ール、エタノール、プロパノールもしくはブタノールな
どのアルコール類又はこれらの二種以上からなる混合液
が挙げられる。しかしながら、酸化反応における選択性
及び収率の点において、特にクロロホルム又はクロロホ
ルムとメタノールの混合液が好ましい。反応温度は−70
〜30℃、好ましくは−20〜10℃の範囲内とし、反応時間
は1分間〜24時間、好ましくは5分間〜1時間程度とす
る。
[4,5−b]ピリジン誘導体(以下単に本発明化合物
と略す。)は、下記一般式[II] (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同意義であ
る。) で示されるスルフィド化合物を、適当な反応溶媒の存在
下に酸化剤を用いて酸化させることにより製造すること
ができる。反応割合はスルフィド化合物[II]に対して
酸化剤を1.0〜1.3倍モル量とする。使用できる酸化剤と
しては、例えばm−クロロ過安息香酸、過安息香酸又は
過酢酸などの過酸化物が挙げられるが、安定性が高いと
いう点において、m−クロロ過安息香酸が好ましい。適
当な反応溶媒としては、例えばクロロホルムもしくはテ
トラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、メタノ
ール、エタノール、プロパノールもしくはブタノールな
どのアルコール類又はこれらの二種以上からなる混合液
が挙げられる。しかしながら、酸化反応における選択性
及び収率の点において、特にクロロホルム又はクロロホ
ルムとメタノールの混合液が好ましい。反応温度は−70
〜30℃、好ましくは−20〜10℃の範囲内とし、反応時間
は1分間〜24時間、好ましくは5分間〜1時間程度とす
る。
上述のスルフィド化合物[II]は、下記一般式[III] (式中、R1は前記と同意義である。) で示されるチオール化合物と、下記一般式[IV] (式中、R2、R3及びR4は前記と同意義である。) で示されるピリジン化合物とを、反応溶媒中で塩基の存
在下又は非存在下で縮合させることにより製造すること
ができる。塩基の不存在下で行うとスルフィド化合物
[II]は塩酸塩として生成するので脱酸剤によって脱塩
酸を行なう。反応割合はチオール化合物[III]に対し
て、ピリジン化合物[IV]を等モル量、塩基を2.0〜3.0
倍モル量とする。使用できる塩基としては、例えば炭酸
水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトウム又は水酸化カリウムなどが挙げられる。反応
溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノールもしくはブタノールなどのアルコール類、ジメチ
ルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシドなどの非
プロトン性極性溶媒もしくは水又はこれらの二種以上か
らなる混合液が挙げられる。反応は10〜200℃、好まし
くは60〜80℃の範囲で行い、反応時間は1分間〜12時
間、好ましくは5分間〜4時間程度とする。出発原料と
なるチオール化合物[III]は、公知の方法、例えばジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(Journa
l of Organic Chemistry)24巻1455頁1959年に記載され
た方法に準じて製造することができる。
在下又は非存在下で縮合させることにより製造すること
ができる。塩基の不存在下で行うとスルフィド化合物
[II]は塩酸塩として生成するので脱酸剤によって脱塩
酸を行なう。反応割合はチオール化合物[III]に対し
て、ピリジン化合物[IV]を等モル量、塩基を2.0〜3.0
倍モル量とする。使用できる塩基としては、例えば炭酸
水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトウム又は水酸化カリウムなどが挙げられる。反応
溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノールもしくはブタノールなどのアルコール類、ジメチ
ルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシドなどの非
プロトン性極性溶媒もしくは水又はこれらの二種以上か
らなる混合液が挙げられる。反応は10〜200℃、好まし
くは60〜80℃の範囲で行い、反応時間は1分間〜12時
間、好ましくは5分間〜4時間程度とする。出発原料と
なるチオール化合物[III]は、公知の方法、例えばジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(Journa
l of Organic Chemistry)24巻1455頁1959年に記載され
た方法に準じて製造することができる。
作用及び発明の効果 本発明化合物[I]の貯蔵時安定性、インビトロ(in v
itro)での(H++K+)ATPアーゼ阻害活性並びに
インビボ(in vivo)での胃酸分泌抑制作用及び各種実
験潰瘍に対する抑制作用について以下に詳述する。被験
化合物としては、本発明化合物[I]の代表例である以
下に列記の化合物を用いた。なお、各化合物名のあとの
括弧内の表示は、本明細書におけるそれら化合物の仮称
名を夫々意味し、かつ後述の実施例に夫々対応するもの
である。
itro)での(H++K+)ATPアーゼ阻害活性並びに
インビボ(in vivo)での胃酸分泌抑制作用及び各種実
験潰瘍に対する抑制作用について以下に詳述する。被験
化合物としては、本発明化合物[I]の代表例である以
下に列記の化合物を用いた。なお、各化合物名のあとの
括弧内の表示は、本明細書におけるそれら化合物の仮称
名を夫々意味し、かつ後述の実施例に夫々対応するもの
である。
2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン(実施例1)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン(実施例2)、 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
スルフィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン(実施例3)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例4)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−7−メトキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例7)、 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
スルフィニル]−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン(実施例8)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例10)、 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
スルフィニル]−5−n−ブチルオキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン(実施例12)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−シクロプロピルメチルオキシイ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例13)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン(実施例14)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−イソプロピルオキシイミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例15)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−イソプロピルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例16)、 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン(実施例17)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−n−プロピルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例18)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例19)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−イソブチルオキシイミダ
ゾ[4,5−b]ピリジン(実施例20)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−イソブチルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例21)、 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピ
リジン(実施例22)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例23)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−シクロプロピルメチルオ
キシイミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例24)、 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン(実施例25)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−(2,2,2−トリフル
オロエトキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施
例26)、 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフル
オロブチルオキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン
(実施例30)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−n−ヘプチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例33)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−(3−メチルブチルオキシ)イミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例34)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−6−(3−シクロペンチルプ
ロピルオキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施
例36)。
ィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン(実施例1)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン(実施例2)、 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
スルフィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン(実施例3)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例4)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−7−メトキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例7)、 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
スルフィニル]−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン(実施例8)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例10)、 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
スルフィニル]−5−n−ブチルオキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン(実施例12)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−シクロプロピルメチルオキシイ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例13)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン(実施例14)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−イソプロピルオキシイミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例15)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−イソプロピルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例16)、 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン(実施例17)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−n−プロピルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例18)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例19)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−イソブチルオキシイミダ
ゾ[4,5−b]ピリジン(実施例20)、 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルスルフィニル]−5−イソブチルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例21)、 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピ
リジン(実施例22)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例23)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−シクロプロピルメチルオ
キシイミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施例24)、 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン(実施例25)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−5−(2,2,2−トリフル
オロエトキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施
例26)、 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフル
オロブチルオキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン
(実施例30)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−n−ヘプチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン(実施例33)、 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフ
ィニル]−5−(3−メチルブチルオキシ)イミダゾ
[4,5−b]ピリジン(実施例34)、 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルスルフィニル]−6−(3−シクロペンチルプ
ロピルオキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン(実施
例36)。
(イ)貯蔵時安定性 本発明化合物[I]の貯蔵時安定性は、各被験化合物を
温度60℃、湿度75%の苛酷条件下に静置し、8日間
経過後に各化合物の残存率(%)を薄層デンシトメトリ
ー法(分析化学23巻9号1016頁1974年)に準じた方法を
用いて測定することにより試験した。薄層板上への苛酷
処理した各被験化合物のスポット量は各々100μgと
し、これをクロロホルム−エタノール混合液(容量比1
0:1)で展開した。薄層板としてはTLCプレートア
ルミニウムオキシド60F254(メルク社製−厚さ0.25mm,2
0×20cm)を使用し、展開距離は15cmとした。また、測
定装置は島津2波長クロマトスキャナCS−910(島
津製作所製)を、測定波長は300〜315nmを用いた。
温度60℃、湿度75%の苛酷条件下に静置し、8日間
経過後に各化合物の残存率(%)を薄層デンシトメトリ
ー法(分析化学23巻9号1016頁1974年)に準じた方法を
用いて測定することにより試験した。薄層板上への苛酷
処理した各被験化合物のスポット量は各々100μgと
し、これをクロロホルム−エタノール混合液(容量比1
0:1)で展開した。薄層板としてはTLCプレートア
ルミニウムオキシド60F254(メルク社製−厚さ0.25mm,2
0×20cm)を使用し、展開距離は15cmとした。また、測
定装置は島津2波長クロマトスキャナCS−910(島
津製作所製)を、測定波長は300〜315nmを用いた。
結果を第1表に示す。なお、同表には上述と同様な方法
で測定したオメプラゾール(使用波長は300nm)並びに
化合物α及びβ(使用波長は310nm)の残存率を比較の
為併記した。
で測定したオメプラゾール(使用波長は300nm)並びに
化合物α及びβ(使用波長は310nm)の残存率を比較の
為併記した。
第1表から明らかなように、本発明化合物[I]はオメ
プラゾール並びに化合物α及びβに比べ、はるかに良好
な貯蔵時安定性を有することが認められる。
プラゾール並びに化合物α及びβに比べ、はるかに良好
な貯蔵時安定性を有することが認められる。
(ロ)(H++K+)ATPアーゼ阻害活性 本発明化合物[I]の(H++K+)ATPアーゼ阻害
活性の試験は、蛋白質量に換算して300〜500μgの該酵
素を含有する溶液に被験化合物を添加し、これを35〜37
℃で5〜30分間反応させたのち、反応液中の(H++K
+)ATPアーゼの残存活性を測定することにより行っ
た。被験化合物は予めメタノール又はエタノールに溶解
したものを用い、反応系における被験化合物の濃度が1
×10−3モル濃度になるように加えた。(H++
K+)ATPアーゼは食用豚(Hog)の新鮮な胃底腺部
よりサッコマニ(Saccomani)らの方法[ザ・ジャーナ
ル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journa
l of Biological Chemistry)251巻23号7690頁1976年]
に従って調製したものを使用した。(H++K+)AT
Pアーゼの残存活性は得られた反応液に塩化マグネシウ
ム及び塩化カリウムを混和し、これにアデノシン三燐酸
を添加して37℃で5〜15分間酵素反応を行い、ついで遊
離してくる無機リン酸をモリブデン酸アンモニウム試薬
を用いて比色定量することにより求めた。塩化マグネシ
ウム、塩化カリウム及びアデノシン三燐酸の初発濃度は
それぞれ2ミリモル濃度、20ミリモル濃度及び2ミリモ
ル濃度とした。比色は360〜400nmの波長で行った。ま
た、被験化合物を添加しなかった場合の(H++K+)
ATPアーゼの残存活性も上述と同様な操作をして測定
し、これを対照実験とした。結果を第2表に示す。表
中、阻害効果は、対照実験で得られた測定値と被験化合
物を添加した場合の測定値との差を求め、これを対照実
験の測定値の百分率で表示した。なお、同表には上述と
同様な方法で測定したオメプラゾール並びに化合物α及
びβの(H++K+)ATPアーゼ阻害活性を比較の為
併記した。
活性の試験は、蛋白質量に換算して300〜500μgの該酵
素を含有する溶液に被験化合物を添加し、これを35〜37
℃で5〜30分間反応させたのち、反応液中の(H++K
+)ATPアーゼの残存活性を測定することにより行っ
た。被験化合物は予めメタノール又はエタノールに溶解
したものを用い、反応系における被験化合物の濃度が1
×10−3モル濃度になるように加えた。(H++
K+)ATPアーゼは食用豚(Hog)の新鮮な胃底腺部
よりサッコマニ(Saccomani)らの方法[ザ・ジャーナ
ル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(The Journa
l of Biological Chemistry)251巻23号7690頁1976年]
に従って調製したものを使用した。(H++K+)AT
Pアーゼの残存活性は得られた反応液に塩化マグネシウ
ム及び塩化カリウムを混和し、これにアデノシン三燐酸
を添加して37℃で5〜15分間酵素反応を行い、ついで遊
離してくる無機リン酸をモリブデン酸アンモニウム試薬
を用いて比色定量することにより求めた。塩化マグネシ
ウム、塩化カリウム及びアデノシン三燐酸の初発濃度は
それぞれ2ミリモル濃度、20ミリモル濃度及び2ミリモ
ル濃度とした。比色は360〜400nmの波長で行った。ま
た、被験化合物を添加しなかった場合の(H++K+)
ATPアーゼの残存活性も上述と同様な操作をして測定
し、これを対照実験とした。結果を第2表に示す。表
中、阻害効果は、対照実験で得られた測定値と被験化合
物を添加した場合の測定値との差を求め、これを対照実
験の測定値の百分率で表示した。なお、同表には上述と
同様な方法で測定したオメプラゾール並びに化合物α及
びβの(H++K+)ATPアーゼ阻害活性を比較の為
併記した。
第2表から明白なように、本発明化合物[I]のインビ
トロ(in vitro)における(H++K+)ATPアーゼ
阻害活性は、オメプラゾールより遥かに優れ、化合物α
及びβと比較しても遜色がないことが認められる。
トロ(in vitro)における(H++K+)ATPアーゼ
阻害活性は、オメプラゾールより遥かに優れ、化合物α
及びβと比較しても遜色がないことが認められる。
(ハ)胃酸分泌抑制作用 本発明化合物[I]による胃酸分泌抑制作用の試験は、
一夜絶食後、幽門部を結紮させたウィスター系雄性ラッ
ト(1群5匹;体重200g前後)を用い、1〜100mg/kg
の被験化合物を経口投与し、4時間経過したのちの各ラ
ットにおける胃液の総酸度を測定することにより行っ
た。被験化合物は結紮30分前に、0.5%カルボキシメチ
ルセルロース水溶液に懸濁して投与した。胃液は各ラッ
トを屠殺し、開腹して採取した。胃液の総酸度は0.1規
定水酸化ナトリウム水溶液を用い、胃液のpH値が7.0に
なるまで滴定することにより求めた。対照実験として、
無投与群の胃液総酸度も上述と同様に操作して測定し
た。胃酸分泌抑制作用は、胃酸分泌、即ち胃液総酸度を
50%抑制するのに必要な投与量(mg/kg;以下ED50
と略す。)で評価した。ED50値は、まず無投与群と
各被験化合物投与群との総酸度の差をとり、これを無投
与群の総酸度で除して抑制率を算出し、ついでこの抑制
率に基づいて作図した用量作用曲線から求めた。結果を
第3表に示す。なお、同表には上述と同様にして求めた
オメプラゾール並びに化合物α及びβのED50値を比
較の為併記した。
一夜絶食後、幽門部を結紮させたウィスター系雄性ラッ
ト(1群5匹;体重200g前後)を用い、1〜100mg/kg
の被験化合物を経口投与し、4時間経過したのちの各ラ
ットにおける胃液の総酸度を測定することにより行っ
た。被験化合物は結紮30分前に、0.5%カルボキシメチ
ルセルロース水溶液に懸濁して投与した。胃液は各ラッ
トを屠殺し、開腹して採取した。胃液の総酸度は0.1規
定水酸化ナトリウム水溶液を用い、胃液のpH値が7.0に
なるまで滴定することにより求めた。対照実験として、
無投与群の胃液総酸度も上述と同様に操作して測定し
た。胃酸分泌抑制作用は、胃酸分泌、即ち胃液総酸度を
50%抑制するのに必要な投与量(mg/kg;以下ED50
と略す。)で評価した。ED50値は、まず無投与群と
各被験化合物投与群との総酸度の差をとり、これを無投
与群の総酸度で除して抑制率を算出し、ついでこの抑制
率に基づいて作図した用量作用曲線から求めた。結果を
第3表に示す。なお、同表には上述と同様にして求めた
オメプラゾール並びに化合物α及びβのED50値を比
較の為併記した。
第3表から明らかなように、本発明化合物[I]は化合
物α及びβに比べて、インビボ(in vivo)での胃酸分
泌抑制作用を顕著に発揮することが認められる。
物α及びβに比べて、インビボ(in vivo)での胃酸分
泌抑制作用を顕著に発揮することが認められる。
(ニ)各種実験潰瘍に対する抑制作用 本発明化合物[I]の各種実験潰瘍に対する抑制作用
は、ウィスター系雄性ラット(1群6匹、体重200g前
後)を用い、五種類の実験潰瘍における潰瘍指数を夫々
求めることによって試験した。各試験における被験化合
物の投与は、1〜100mg/kgの範囲内で投与量を適宜選択
し、それを0.5%カルボキシメチルセルロース水溶液に
懸濁し、これを用いて経口で行った。五種類の実験潰瘍
における操作は以下のように実施した。
は、ウィスター系雄性ラット(1群6匹、体重200g前
後)を用い、五種類の実験潰瘍における潰瘍指数を夫々
求めることによって試験した。各試験における被験化合
物の投与は、1〜100mg/kgの範囲内で投与量を適宜選択
し、それを0.5%カルボキシメチルセルロース水溶液に
懸濁し、これを用いて経口で行った。五種類の実験潰瘍
における操作は以下のように実施した。
〈シェイ潰瘍〉 48時間絶食した各ラットの幽門部を結紮し、絶食絶水下
に14時間放置した。ついで、各ラットを屠殺し、前胃部
に形成される潰瘍の面積を測定し、これを基に潰瘍指数
を算出した。被験化合物は結紮30分前に投与した。
に14時間放置した。ついで、各ラットを屠殺し、前胃部
に形成される潰瘍の面積を測定し、これを基に潰瘍指数
を算出した。被験化合物は結紮30分前に投与した。
〈水浸ストレス潰瘍〉 15時間絶食した各ラットをストレスケージ内に固定し、
21℃の水槽に胸部まで浸した。10時間後に各ラットを屠
殺し、腺胃部に形成される潰瘍の長さを測定し、これを
基に潰瘍指数を算出した。被験化合物はストレス負荷10
分前に投与した。
21℃の水槽に胸部まで浸した。10時間後に各ラットを屠
殺し、腺胃部に形成される潰瘍の長さを測定し、これを
基に潰瘍指数を算出した。被験化合物はストレス負荷10
分前に投与した。
〈塩酸−エタンール潰瘍〉 24時間絶食した各ラットに、150mM塩酸−60%エタノー
ル混合液を体重100gあたり0.5m経口投与した。1時
間後に各ラットを屠殺し、腺胃部に形成される潰瘍の長
さを測定し、これを基に潰瘍指数を算出した。被験化合
物は塩酸−エタノール混合液の投与30分前に投与した。
ル混合液を体重100gあたり0.5m経口投与した。1時
間後に各ラットを屠殺し、腺胃部に形成される潰瘍の長
さを測定し、これを基に潰瘍指数を算出した。被験化合
物は塩酸−エタノール混合液の投与30分前に投与した。
〈インドメタシン潰瘍〉 24時間絶食した各ラットに、インドメタシン25mg/kgを
皮下投与し、7時間放置した。ついで、各ラットを屠殺
し、腺胃部に形成される潰瘍の長さを測定し、これを基
に潰瘍指数を算出した。被験化合物はインドメタシン投
与の30分前に投与した。
皮下投与し、7時間放置した。ついで、各ラットを屠殺
し、腺胃部に形成される潰瘍の長さを測定し、これを基
に潰瘍指数を算出した。被験化合物はインドメタシン投
与の30分前に投与した。
〈アスピリン潰瘍〉 24時間絶食した各ラットの幽門部を結紮し、その5分後
にアスピリン150mg/kgを経口投与した。結紮7時間後に
各ラットを屠殺し、腺胃部に形成される潰瘍の長さを測
定し、これを基に潰瘍指数を算出した。被験化合物は結
紮30分前に投与した。
にアスピリン150mg/kgを経口投与した。結紮7時間後に
各ラットを屠殺し、腺胃部に形成される潰瘍の長さを測
定し、これを基に潰瘍指数を算出した。被験化合物は結
紮30分前に投与した。
上述の各実験潰瘍に対する薬効は、潰瘍形成を50%抑制
するのに必要な投与量(mg/kg;以下ID50と略
す。)で評価した。ID50値は、無投与群の潰瘍指数
と被験化合物投与群の潰瘍指数との差を無投与群の潰瘍
指数で除して抑制率を割り出し、これに基づいて作図し
た用量作用曲線から求めた。結果を第4表に示す。な
お、同表には上述と同様にして求めたオメプラゾール並
びに化合物α及びβのID50値を比較のため併記し
た。
するのに必要な投与量(mg/kg;以下ID50と略
す。)で評価した。ID50値は、無投与群の潰瘍指数
と被験化合物投与群の潰瘍指数との差を無投与群の潰瘍
指数で除して抑制率を割り出し、これに基づいて作図し
た用量作用曲線から求めた。結果を第4表に示す。な
お、同表には上述と同様にして求めたオメプラゾール並
びに化合物α及びβのID50値を比較のため併記し
た。
第4表から明白なように、本発明化合物[I]は各種潰
瘍に対して極めて良好な抑制作用を示すことが認められ
る。
瘍に対して極めて良好な抑制作用を示すことが認められ
る。
(ホ)毒性試験 5週令のウィスター系雄性ラットを用い、本発明の代表
的化合物として実施例1,8,13,19,24,26
及び33の化合物について急性毒性(LD50)試験を
行った。LD50値はいづれの化合物とも経口投与で40
00mg/kg以上、腹腔内投与で500mg/kg以上であった。オ
メプラゾールのLD50値は経口投与で4000mg/kg以上
であった。
的化合物として実施例1,8,13,19,24,26
及び33の化合物について急性毒性(LD50)試験を
行った。LD50値はいづれの化合物とも経口投与で40
00mg/kg以上、腹腔内投与で500mg/kg以上であった。オ
メプラゾールのLD50値は経口投与で4000mg/kg以上
であった。
上述の各試験結果を考慮すれば、本発明化合物[I]は
貯蔵時失活のおそれが少ない胃又は十二指腸潰瘍の有力
な治療薬ということができる。
貯蔵時失活のおそれが少ない胃又は十二指腸潰瘍の有力
な治療薬ということができる。
本発明化合物[I]は通常の製剤担体を配合することに
より錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤等の固形
製剤、注射剤、シロップ剤、水剤、懸濁剤、乳剤等の液
剤に調製できる。固形剤にあっては、コーティング法に
より腸溶性コーティング剤に調製してもよい。また、液
剤は、本発明化合物[I]をアルカリと生理的に許容で
きる塩を形成してから水に溶解するか又は本発明化合物
[I]をアルカリ水溶液に溶解することにより調製す
る。配合する製剤担体としては、所望の剤型に応じ適宜
選択して使用すればよく、例えば、トウモロコシ澱粉、
デキストリン、α、βもしくは−シクロデキストリ
ン、ブドウ糖、乳糖、ショ糖、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、アル
ギン酸ナトリウム、ウィテプソールW35、ウィテプソ
ールE85、ポリビニルアルコールもしくは合成ケイ酸
アルミニウなどの賦形剤、結合剤もしくは崩壊剤;タル
ク、ワックス類、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメ
チルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ポリビ
ニルアルコールフタレート、スチレン無水マレイン酸共
重合体もしくはポリビニルアセタルジエチルアミノアセ
テートなどの滑沢剤もしくは被覆剤;グリセリン、プロ
ピレングリコールもしくはマンニトールなどの溶解補助
剤;ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチ
レンセチルアルコールエーテル、ポリエチレングリコー
ルもしくはポリビニルピロリドンなどの乳化剤もしくは
懸濁剤;もしくはソルビトール、ツィーン80、スパン
60もしくは油脂類等の安定化剤;又は各種の溶剤が挙
げられる。
より錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤等の固形
製剤、注射剤、シロップ剤、水剤、懸濁剤、乳剤等の液
剤に調製できる。固形剤にあっては、コーティング法に
より腸溶性コーティング剤に調製してもよい。また、液
剤は、本発明化合物[I]をアルカリと生理的に許容で
きる塩を形成してから水に溶解するか又は本発明化合物
[I]をアルカリ水溶液に溶解することにより調製す
る。配合する製剤担体としては、所望の剤型に応じ適宜
選択して使用すればよく、例えば、トウモロコシ澱粉、
デキストリン、α、βもしくは−シクロデキストリ
ン、ブドウ糖、乳糖、ショ糖、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、アル
ギン酸ナトリウム、ウィテプソールW35、ウィテプソ
ールE85、ポリビニルアルコールもしくは合成ケイ酸
アルミニウなどの賦形剤、結合剤もしくは崩壊剤;タル
ク、ワックス類、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメ
チルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ポリビ
ニルアルコールフタレート、スチレン無水マレイン酸共
重合体もしくはポリビニルアセタルジエチルアミノアセ
テートなどの滑沢剤もしくは被覆剤;グリセリン、プロ
ピレングリコールもしくはマンニトールなどの溶解補助
剤;ポリオキシエチレンステアレート、ポリオキシエチ
レンセチルアルコールエーテル、ポリエチレングリコー
ルもしくはポリビニルピロリドンなどの乳化剤もしくは
懸濁剤;もしくはソルビトール、ツィーン80、スパン
60もしくは油脂類等の安定化剤;又は各種の溶剤が挙
げられる。
本発明化合物[I]の患者への投与量は、年令、病気の
症状などにより異なるが、一般に成人に対し一日当り0.
5〜2000mg、好ましくは3〜200mgを1〜6回、好ましく
は1〜3回に分けて投与する。
症状などにより異なるが、一般に成人に対し一日当り0.
5〜2000mg、好ましくは3〜200mgを1〜6回、好ましく
は1〜3回に分けて投与する。
本発明を参考例及び実施例をもって更に説明する。参考
例はスルフィド化合物[II]の製造例である。
例はスルフィド化合物[II]の製造例である。
参考例A 水酸化カリウム1.12g(0.02モル)を含有するエタノー
ル100mに2−メルカプト−5−メトキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン1.81g(0.01モル)及び2−ク
ロロメチル−3,5−ジメチルピリジン塩酸塩1.92g
(0.01モル)を添加し、2時間加熱還流した。室温で放
冷後、この反応液中の不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮
した。この残留物をクロロホルム500mに溶解し、こ
れを水洗し、ついで無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち
減圧乾固した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒はクロロホルム)に付して精製
し、融点が175〜176℃である2−[2−(3,5−ジメ
チル)ピリジルメチルチオ]−5−メトキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジンの無色結晶2.20g(収率73.3
%)を得た。
ル100mに2−メルカプト−5−メトキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン1.81g(0.01モル)及び2−ク
ロロメチル−3,5−ジメチルピリジン塩酸塩1.92g
(0.01モル)を添加し、2時間加熱還流した。室温で放
冷後、この反応液中の不溶物を濾別し、濾液を減圧濃縮
した。この残留物をクロロホルム500mに溶解し、こ
れを水洗し、ついで無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち
減圧乾固した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒はクロロホルム)に付して精製
し、融点が175〜176℃である2−[2−(3,5−ジメ
チル)ピリジルメチルチオ]−5−メトキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジンの無色結晶2.20g(収率73.3
%)を得た。
2−メルカプト−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジンを対応するチオール化合物[III](0.01モ
ル)に、2−クロロメチル−3,5−ジメチルピリジン
塩酸塩を対応するピリジン化合物[IV](0.01モル)に
夫々変更した以外は、上述とほぼ同様に処理し、以下の
二十四化合物を製造した。
ピリジンを対応するチオール化合物[III](0.01モ
ル)に、2−クロロメチル−3,5−ジメチルピリジン
塩酸塩を対応するピリジン化合物[IV](0.01モル)に
夫々変更した以外は、上述とほぼ同様に処理し、以下の
二十四化合物を製造した。
2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン、 融点154-155℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点150-151℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点160-162℃ 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−5−
メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点134-
137℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−6−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガ
ラス状物質 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−7−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 ガラス状物質 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン
ン、 融点127-128℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−7−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点132-136℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点159-160℃ 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−5−
sec−ブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 ガラス状物質 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−5−n−ブチルオキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン、 融点119-120℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン、 融点159-161℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融
点146-147℃ 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−イソプロピルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン、 融点130-133℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点92-94℃ 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルチオ]−5
−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点134-136℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−n−プロピルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点116-117℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点139-141℃ 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン、 融点132-135℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点153-154℃ 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルチオ]−5
−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、
融点119-122℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点126-128℃ 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−シクロプロピルメチルオキシイミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点150-153℃ 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルチオ]−5
−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン、 融点115-117℃ 参考例B 2−メルカプト−5−(2,2,2,−トリフルオロエ
トキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン2.50g(0.01
モル)及び2−クロロメチル−4−メトキシ−3,5−
ジメチルピリジン塩酸塩2.22g(0.01モル)を、エタノ
ール100m中に加え、60℃で2時間撹拌した。この反
応液を減圧濃縮し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液150mを加え撹拌し、ついでこれよりクロロホルム3
00mで抽出した。得られた抽出液を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後減圧乾固した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒クロロホルム:
エタノール(50:1)]に付し、単離精製して融点が17
8〜180℃である2−[2−(3,5−ジメチル−4−メ
トキシ)ピリジルメチルチオ]−5−(2,2,2−ト
リフルオロエトキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン
の無色結晶3.25g(収率81.5%)を得た。
ルメチルチオ]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン、 融点154-155℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点150-151℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点160-162℃ 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−5−
メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点134-
137℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−6−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガ
ラス状物質 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−7−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 ガラス状物質 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン
ン、 融点127-128℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−7−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点132-136℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点159-160℃ 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−5−
sec−ブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 ガラス状物質 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−5−n−ブチルオキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン、 融点119-120℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン、 融点159-161℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−エトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融
点146-147℃ 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−イソプロピルオキシイミダゾ
[4,5−b]ピリジン、 融点130-133℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点92-94℃ 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルチオ]−5
−イソプロピルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点134-136℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−n−プロピルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点116-117℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジ
ン、 融点139-141℃ 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,
5−b]ピリジン、 融点132-135℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−5−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点153-154℃ 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルチオ]−5
−イソブチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン、
融点119-122℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点126-128℃ 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−5−シクロプロピルメチルオキシイミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点150-153℃ 2−[2−(4−メトキシ)ピリジルメチルチオ]−5
−シクロプロピルメチルオキシイミダゾ[4,5−b]
ピリジン、 融点115-117℃ 参考例B 2−メルカプト−5−(2,2,2,−トリフルオロエ
トキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン2.50g(0.01
モル)及び2−クロロメチル−4−メトキシ−3,5−
ジメチルピリジン塩酸塩2.22g(0.01モル)を、エタノ
ール100m中に加え、60℃で2時間撹拌した。この反
応液を減圧濃縮し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液150mを加え撹拌し、ついでこれよりクロロホルム3
00mで抽出した。得られた抽出液を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後減圧乾固した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒クロロホルム:
エタノール(50:1)]に付し、単離精製して融点が17
8〜180℃である2−[2−(3,5−ジメチル−4−メ
トキシ)ピリジルメチルチオ]−5−(2,2,2−ト
リフルオロエトキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン
の無色結晶3.25g(収率81.5%)を得た。
2−メルカプト−5−(2,2,2,−トリフルオロエ
トキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジンを対応するチ
オール化合物[III](0.01モル)に、2−クロロメチ
ル−4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン塩酸塩を
対応するピリジン化合物[IV](0.01モル)に夫々変更
した以外は上述とほぼ同様に処理し、以下の十一化合物
を製造した。
トキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジンを対応するチ
オール化合物[III](0.01モル)に、2−クロロメチ
ル−4−メトキシ−3,5−ジメチルピリジン塩酸塩を
対応するピリジン化合物[IV](0.01モル)に夫々変更
した以外は上述とほぼ同様に処理し、以下の十一化合物
を製造した。
2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イミダゾ
[4,5−b]ピリジン、 融点173-174℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点145-148℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−7−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)
イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点157-159℃ 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−5−
(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル
オキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガラス状
物質 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−n−ペンチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点101-103℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−6−n−ヘキシルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点96-99℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−n−ヘプチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点119-120℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−(3−メチルブチルオキシ)イミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点101-104℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−7−(2,4,4−トリメチルペンチルオキ
シ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガラス状物質 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−6−(3−シクロペンチルプロピルオ
キシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガラス状物
質 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−7−
シクロヘキシルメチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピ
リジン、 ガラス状物質 実施例1 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン1.50g
(0.005モル)をクロロホルム150mに溶解し、これに
m−クロロ過安息香酸0.86g(0.005モル)を0〜5℃
で徐々に添加し、同温度で10分間撹拌した。この反応液
に、5%炭酸水素ナトリウム水溶液30mを0〜5℃で
注入混合し、ついでクロロホルム層を分取した。このク
ロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧
乾固した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶し、2−
[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジンの
無色結晶1.18g(収率74.7%)を得た。融点は175〜177
℃であった。
−5−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イミダゾ
[4,5−b]ピリジン、 融点173-174℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イ
ミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点145-148℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−7−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)
イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 融点157-159℃ 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−5−
(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル
オキシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガラス状
物質 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−n−ペンチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点101-103℃ 2−[2−(3,4,5−トリメチル)ピリジルメチル
チオ]−6−n−ヘキシルオキシイミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点96-99℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−n−ヘプチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン、 融点119-120℃ 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−(3−メチルブチルオキシ)イミダゾ[4,5−
b]ピリジン、 融点101-104℃ 2−[2−(4−メトキシ−5−メチル)ピリジルメチ
ルチオ]−7−(2,4,4−トリメチルペンチルオキ
シ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガラス状物質 2−[2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリジ
ルメチルチオ]−6−(3−シクロペンチルプロピルオ
キシ)イミダゾ[4,5−b]ピリジン、 ガラス状物
質 2−[2−(4−メチル)ピリジルメチルチオ]−7−
シクロヘキシルメチルオキシイミダゾ[4,5−b]ピ
リジン、 ガラス状物質 実施例1 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン1.50g
(0.005モル)をクロロホルム150mに溶解し、これに
m−クロロ過安息香酸0.86g(0.005モル)を0〜5℃
で徐々に添加し、同温度で10分間撹拌した。この反応液
に、5%炭酸水素ナトリウム水溶液30mを0〜5℃で
注入混合し、ついでクロロホルム層を分取した。このク
ロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥したのち減圧
乾固した。得られた残渣を酢酸エチルで再結晶し、2−
[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルスルフィニ
ル]−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジンの
無色結晶1.18g(収率74.7%)を得た。融点は175〜177
℃であった。
赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=0) 元素分析値(C15H16N4O2Sとして): 理論値(%);C,56.94H,5.10N,17.71 実測値(%);C,57.03H,5.04N,17.82 実施例2〜37 2−[2−(3,5−ジメチル)ピリジルメチルチオ]
−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン(0.00
5モル)を対応するスルフィド化合物[II](0.005モ
ル)に変更し、反応時間及び反応温度等を若干変更した
以外は実施例1とほぼ同様に処理し、第5表に示す化合
物を収率72.4〜90.8%で製造した。
−5−メトキシイミダゾ[4,5−b]ピリジン(0.00
5モル)を対応するスルフィド化合物[II](0.005モ
ル)に変更し、反応時間及び反応温度等を若干変更した
以外は実施例1とほぼ同様に処理し、第5表に示す化合
物を収率72.4〜90.8%で製造した。
次に本発明化合物[I]の製剤例について示す。
上述の(1)〜(5)を混合し、水を添加して造粒し、ついで
乾燥した。得られた顆粒を整粒したのち、(6)を加えて
混合し、これらを圧縮成形して1錠100mgの錠剤を調製
した。
乾燥した。得られた顆粒を整粒したのち、(6)を加えて
混合し、これらを圧縮成形して1錠100mgの錠剤を調製
した。
常法に従って、上述の成分を混和して顆粒とした。これ
をカプセルに充填し、1個100mgのカプセル剤を調製し
た。
をカプセルに充填し、1個100mgのカプセル剤を調製し
た。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−206379(JP,A) 特開 昭62−207271(JP,A) 特公 昭47−28990(JP,B1) 特公 昭60−34956(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】一般式 (式中、R1は環状アルキル基で置換されていてもよい
炭素数1〜8個の直鎖状もしくは分岐状のアルコシキ基
又は炭素数2〜4個のフルオロアルキルオキシ基を表わ
し、R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基を表わ
し、R3及びR4は同一又は異なって夫々水素原子又は
メチル基を表わす。)で示されるイミダゾ[4,5−
b]ピリジン誘導体。 - 【請求項2】一般式 (式中、R1は環状アルキル基で置換されていてもよい
炭素数1〜8個の直鎖状もしくは分岐状のアルコシキ基
又は炭素数2〜4個のフルオロアルキルオキシ基を表わ
し、R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基を表わ
し、R3及びR4は同一又は異なって夫々水素原子又は
メチル基を表わす。) で示されるスルフィド化合物を酸化することによる、一
般式 (式中、R1、R2、R3及びR4は前記と同意義であ
る。) で示されるイミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体の製
造法。 - 【請求項3】一般式 (式中、R1は環状アルキル基で置換されていてもよい
炭素数1〜8個の直鎖状もしくは分岐状のアルコシキ基
又は炭素数2〜4個のフルオロアルキルオキシ基を表わ
し、R2は水素原子、メチル基又はメトキシ基を表わ
し、R3及びR4は同一又は異なって夫々水素原子又は
メチル基を表わす。) で示されるイミダゾ[4,5−b]ピリジン誘導体を有
効成分とする抗潰瘍剤。
Priority Applications (14)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62133534A JPH0643426B2 (ja) | 1986-07-25 | 1987-05-30 | イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン誘導体、その製造法及びそれを含有する抗潰瘍剤 |
ZA875151A ZA875151B (en) | 1986-07-25 | 1987-07-14 | Imidazo(4,5-b)pyridine compounds,process for preparing same and pharmaceutical compositions containing same |
AU75628/87A AU598564B2 (en) | 1986-07-25 | 1987-07-14 | Imidazo(4,5-b)pyridine compounds, process for preparing same and pharmaceutical compositions containing same |
CA000542637A CA1329204C (en) | 1986-07-25 | 1987-07-21 | Imidazo [4,5-.beta.] pyridine compounds and process for preparing same |
AR87308224A AR245718A1 (es) | 1986-07-25 | 1987-07-22 | Procedimiento para preparar un compuesto de imidazo (4,5-b)-piridina |
AT87306570T ATE71626T1 (de) | 1986-07-25 | 1987-07-24 | Imidazo(4,5-b>pyridin,verbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und diese enthaltende pharmazeutische zusammensetzungen. |
KR1019870008092A KR940002824B1 (ko) | 1986-07-25 | 1987-07-24 | 이미다조[4,5-b]피리딘 유도체 및 그의 제조방법 |
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