JPH064294B2 - Ｆｒｐ製ビ−ムの製造方法 - Google Patents
Ｆｒｐ製ビ−ムの製造方法Info
- Publication number
- JPH064294B2 JPH064294B2 JP61291789A JP29178986A JPH064294B2 JP H064294 B2 JPH064294 B2 JP H064294B2 JP 61291789 A JP61291789 A JP 61291789A JP 29178986 A JP29178986 A JP 29178986A JP H064294 B2 JPH064294 B2 JP H064294B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manufacturing
- frp
- filament winding
- resin
- layer material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は軽量の構造材料として使用されるＦＲＰ製ビ
ースの製造方法に関するものである。
ースの製造方法に関するものである。
第３図および第４図は従来のＦＲＰ製ビームの製造方法
を示す斜視図である。図において(1)はコア材、(2)は内
層材、(3)は中間層材、(4)は外層材、(5)は側面板、(6)
は接着剤、(7)はフィラメントワインディング層であ
り、(8)は配向した繊維、(1a)はセル開口部を示す。
を示す斜視図である。図において(1)はコア材、(2)は内
層材、(3)は中間層材、(4)は外層材、(5)は側面板、(6)
は接着剤、(7)はフィラメントワインディング層であ
り、(8)は配向した繊維、(1a)はセル開口部を示す。
第３図の製造方法は、ハニカムコア等のコア材(1)の上
下両面にＦＲＰからなる内層材(2)、中間層材(3)、外層
材(4)を重ね、側面に側面板(5)を重ねて接着剤(6)によ
り接着してビーム(10)を製造する。
下両面にＦＲＰからなる内層材(2)、中間層材(3)、外層
材(4)を重ね、側面に側面板(5)を重ねて接着剤(6)によ
り接着してビーム(10)を製造する。
第４図の製造方法は、マンドレル（図示せず）の上下両
面に内層材(2)を重ね、その上からフィラメントワイン
ディング法により、樹脂を含浸したフィラメントワイン
ディング層(7)を形成し、その上下両面に外層材(4)を重
ねて成形型に挿入し、加熱加圧して樹脂を硬化させた
後、マンドレルを抜取ってビーム(10)を製造する。
面に内層材(2)を重ね、その上からフィラメントワイン
ディング法により、樹脂を含浸したフィラメントワイン
ディング層(7)を形成し、その上下両面に外層材(4)を重
ねて成形型に挿入し、加熱加圧して樹脂を硬化させた
後、マンドレルを抜取ってビーム(10)を製造する。
しかるに上記第３図の製造方法においては、接着部の繊
維が不連続であるとともに、接着面積が広くとれないた
めビーム(10)の強度が小さいという問題点があった。
維が不連続であるとともに、接着面積が広くとれないた
めビーム(10)の強度が小さいという問題点があった。
また第４図の製造方法では、中空構造になっているた
め、上下からの圧力に対して弱いとともに、曲げに対し
て荷重が全面に均一に分布しないという問題点があっ
た。
め、上下からの圧力に対して弱いとともに、曲げに対し
て荷重が全面に均一に分布しないという問題点があっ
た。
この発明は上記問題点を解決するためのもので、強度の
大きいＦＲＰ製ビームが得られるＦＲＰ製ビームの製造
方法を提供することを目的とする。
大きいＦＲＰ製ビームが得られるＦＲＰ製ビームの製造
方法を提供することを目的とする。
この発明のＦＲＰ製ビームの製造方法は、長尺のコア材
の両面にセル開口部を覆うように、長手方向の繊維配向
を有するＦＲＰからなる内層材を重ねてサンドイッチ材
を形成し、このサンドイッチ材の外周に樹脂を含浸した
フィラメントを互に交差するように斜方向に巻付けてフ
ィラメントワインディング層を形成し、樹脂を硬化させ
る方法である。
の両面にセル開口部を覆うように、長手方向の繊維配向
を有するＦＲＰからなる内層材を重ねてサンドイッチ材
を形成し、このサンドイッチ材の外周に樹脂を含浸した
フィラメントを互に交差するように斜方向に巻付けてフ
ィラメントワインディング層を形成し、樹脂を硬化させ
る方法である。
この発明のＦＲＰ製ビームの製造方法においては、コア
材の両面に内層材を重ねてサドイッチ材を形成し、この
サンドイッチの外周に樹脂を含浸したフィラメントワイ
ンディング層を形成し、樹脂を硬化させてＦＲＰ製ビー
ムを製造する。この場合、製造に際してフィラメントワ
インディングのためのマンドレルは不要である。
材の両面に内層材を重ねてサドイッチ材を形成し、この
サンドイッチの外周に樹脂を含浸したフィラメントワイ
ンディング層を形成し、樹脂を硬化させてＦＲＰ製ビー
ムを製造する。この場合、製造に際してフィラメントワ
インディングのためのマンドレルは不要である。
こうして製造されたビームはフィラメントワイディング
層における繊維が連続しているとともに、内部にサンド
イッチ材があるため、強度は大きくなる。
層における繊維が連続しているとともに、内部にサンド
イッチ材があるため、強度は大きくなる。
第１図はこの発明の一実施例により製造したビームの斜
視図、愛２図(A)〜(E)は製造方法における各工程の斜視
図であり、図において、第３図および第４図と同一符号
は同一または相当部分を示す。ビーム(10)はコア材(1)
の上下両面に内層材(2)を重ねたサンドイッチ材(11)の
外周にフィラメントワインディング層(7)が形成され、
その上下両面に外層材(4)が重ねられた構造となってい
る。
視図、愛２図(A)〜(E)は製造方法における各工程の斜視
図であり、図において、第３図および第４図と同一符号
は同一または相当部分を示す。ビーム(10)はコア材(1)
の上下両面に内層材(2)を重ねたサンドイッチ材(11)の
外周にフィラメントワインディング層(7)が形成され、
その上下両面に外層材(4)が重ねられた構造となってい
る。
ＦＲＰ製ビームの製造方法は、まず第２図(A)に示すよ
うに、長尺のコア材(1)のセル開口部(1a)を覆うように
上下両面に、長手方向に繊維(8)の配向を有する内層材
(2)を重ねてサンドイッチ材(11)を形成する。次に(B)に
示すように、フィラメントワインディング法によりサン
ドイッチ材(11)の外周に、ワインディングマシンのデリ
バリアイ(12)を通して樹脂を含浸させながらフィラメン
ト(13)を、互に交差するように斜方向に巻付けて、樹脂
を含浸したフィラメントワインディング層(7)を形成す
る。続いて(C)に示すように、フィラメントワインディ
ング層(7)の上下に外層材(4)を重ねて複合材(14)を形成
する。この複合材(14)を(D)に示すように成形型(15)に
挿入し、加熱加圧して樹脂を硬化させ、(E)に示すビー
ム(10)を製造する。この場合フィラメントワインディン
グはサンドイッチ材(11)の外周に行うので、マンドレル
は不要であり、特に大形のビーム(10)の製造に適してい
る。
うに、長尺のコア材(1)のセル開口部(1a)を覆うように
上下両面に、長手方向に繊維(8)の配向を有する内層材
(2)を重ねてサンドイッチ材(11)を形成する。次に(B)に
示すように、フィラメントワインディング法によりサン
ドイッチ材(11)の外周に、ワインディングマシンのデリ
バリアイ(12)を通して樹脂を含浸させながらフィラメン
ト(13)を、互に交差するように斜方向に巻付けて、樹脂
を含浸したフィラメントワインディング層(7)を形成す
る。続いて(C)に示すように、フィラメントワインディ
ング層(7)の上下に外層材(4)を重ねて複合材(14)を形成
する。この複合材(14)を(D)に示すように成形型(15)に
挿入し、加熱加圧して樹脂を硬化させ、(E)に示すビー
ム(10)を製造する。この場合フィラメントワインディン
グはサンドイッチ材(11)の外周に行うので、マンドレル
は不要であり、特に大形のビーム(10)の製造に適してい
る。
こうして製造されるビーム(10)はフィラメントワインデ
ィング層(7)の繊維(8)が連続しているため、強度特にね
じりに対する強度が大きい。またフィラメントワインデ
ィング層(7)の内側にサンドイッチ材(11)があため、上
下面に対してせん断力が均一にかかり、強度が大きくな
る。外層材(4)があると強度はさらに大きくなるが、な
くてもよい。
ィング層(7)の繊維(8)が連続しているため、強度特にね
じりに対する強度が大きい。またフィラメントワインデ
ィング層(7)の内側にサンドイッチ材(11)があため、上
下面に対してせん断力が均一にかかり、強度が大きくな
る。外層材(4)があると強度はさらに大きくなるが、な
くてもよい。
なお、以上の説明において、ビーム(10)の形状は図示の
ものに限らず、任意に選択することができる。
ものに限らず、任意に選択することができる。
この発明によれば、コア材と内層材からなるサンドイッ
チ材の外周に、互に交差するように斜方向に繊維配向を
有するフィラメントワインディング層を形成するように
したので、芯材を有しかつ繊維が連続しており、このた
め強度の大きいＦＲＰ製ビームがマンドレルを使用する
ことなく製造できる効果がある。
チ材の外周に、互に交差するように斜方向に繊維配向を
有するフィラメントワインディング層を形成するように
したので、芯材を有しかつ繊維が連続しており、このた
め強度の大きいＦＲＰ製ビームがマンドレルを使用する
ことなく製造できる効果がある。
第１図は実施例により製造したビームの斜視図、第２図
(A)〜(E)はその製造方法における各工程を示す斜視図、
第３図および第４図は従来法の斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)は
コア材、(2)は内層材、(4)は外層材、(7)はフィラメン
トワインディング層、(10)はビーム、(11)サンドイッチ
材である。
(A)〜(E)はその製造方法における各工程を示す斜視図、
第３図および第４図は従来法の斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)は
コア材、(2)は内層材、(4)は外層材、(7)はフィラメン
トワインディング層、(10)はビーム、(11)サンドイッチ
材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:06 4Ｆ
Claims (2)
- 【請求項１】長尺のコア材の両面にセル開口部を覆うよ
うに、長手方向の繊維配向を有するＦＲＰからなる内層
材を重ねてサンドイッチ材を形成し、このサンドイッチ
材の外周に樹脂を含浸したフィラメントを互に交差する
ように斜方向に巻付けてフィラメントワインディング層
を形成し、樹脂を硬化させることを特徴とするＦＲＰ製
ビームの製造方法。 - 【請求項２】フィラメントワインディング層の外側に外
層材を重ねて樹脂を硬化させることを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載のＦＲＰ製ビームの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61291789A JPH064294B2 (ja) | 1986-12-08 | 1986-12-08 | Ｆｒｐ製ビ−ムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61291789A JPH064294B2 (ja) | 1986-12-08 | 1986-12-08 | Ｆｒｐ製ビ−ムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63144037A JPS63144037A (ja) | 1988-06-16 |
| JPH064294B2 true JPH064294B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=17773448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61291789A Expired - Lifetime JPH064294B2 (ja) | 1986-12-08 | 1986-12-08 | Ｆｒｐ製ビ−ムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064294B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0741682B2 (ja) * | 1989-05-23 | 1995-05-10 | 三菱電機株式会社 | Ｆｒｐ製ビームの製造方法 |
| US10780614B2 (en) | 2016-05-24 | 2020-09-22 | General Electric Company | System and method for forming stacked materials |
| US10611097B2 (en) | 2016-05-24 | 2020-04-07 | General Electric Company | Methods and systems including pressurized housings for forming materials |
| WO2020081348A1 (en) | 2018-10-15 | 2020-04-23 | General Electric Company | Systems and methods of automated film removal |
| US11691356B2 (en) | 2021-02-08 | 2023-07-04 | General Electric Company | System and method for forming stacked materials |
-
1986
- 1986-12-08 JP JP61291789A patent/JPH064294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63144037A (ja) | 1988-06-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0011436B1 (en) | A resinous material suitable for the manufacture of laminated structures and a method of manufacturing a reticulated structure of substantially uniform thickness | |
| US2839442A (en) | Process of making a lightweight structural panel | |
| US6013341A (en) | Carrying (bearing) pipe-casing made of composite materials, the method and the setting (straightening device) for its manufacturing | |
| JPH0626810B2 (ja) | 複合体用のフイラメント状構造モジユール | |
| CA2287561A1 (en) | Structural panel for bridging between spaced support | |
| EP0400599A2 (en) | Composite cellular sandwich structure | |
| JPH0336019B2 (ja) | ||
| US5139843A (en) | Elongated lightweight fiber reinforced composite resin pultrusion-formed piece | |
| JPS6248538A (ja) | 軽量積層構造物及びその製造方法 | |
| CA2938645C (en) | Composite material structure | |
| JPH01313660A (ja) | フィンを統合した複合材料製ロケットモーターとその製造方法 | |
| JPH064294B2 (ja) | Ｆｒｐ製ビ−ムの製造方法 | |
| CA2075579A1 (en) | Lightweight panelling and a method of manufacturing same | |
| JP2685549B2 (ja) | 繊維強化プラスチック製トラス構造体の製造法 | |
| JP3322497B2 (ja) | Ｆｒｐ製構造材 | |
| JPH05237961A (ja) | 円筒ハニカムパネルの製造方法 | |
| JPH0577330A (ja) | 複合材継手構造物 | |
| JPH0741682B2 (ja) | Ｆｒｐ製ビームの製造方法 | |
| JP3369372B2 (ja) | ハニカムパネルの製造方法 | |
| JPH02165940A (ja) | Ｆｒｐ製ビームの製造方法 | |
| JPH01237130A (ja) | 長尺軽量繊維強化複合樹脂引抜成形品及びその製造法 | |
| JP3060061U (ja) | 異種エンプラ積層部材 | |
| JPH06297617A (ja) | ファイバー含有ハニカム構造素材とその製造方法 | |
| US20230286234A1 (en) | Honeycomb structure having improved thermal conductivity | |
| JPH03230904A (ja) | 集成材の製造方法 |