JPH0642922Y2 - 自動車用計器盤 - Google Patents

自動車用計器盤

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JPH0642922Y2
JPH0642922Y2 JP1540889U JP1540889U JPH0642922Y2 JP H0642922 Y2 JPH0642922 Y2 JP H0642922Y2 JP 1540889 U JP1540889 U JP 1540889U JP 1540889 U JP1540889 U JP 1540889U JP H0642922 Y2 JPH0642922 Y2 JP H0642922Y2
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JP
Japan
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instrument panel
breaking
reinforcing plate
crash pad
panel body
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JP1540889U
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JPH02106951U (ja
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徹 堀川
博幸 原田
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の衝突時、自動車における計器盤で乗
員の受ける衝撃を吸収して乗員の安全を図るようにした
自動車用計器盤に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車の衝突時に乗員の受ける二次衝撃で乗員
の頭部等を計器盤に打ち付けて怪我をするのを防止する
ために各種の衝撃吸収装置が既に提案されている。
即ち、自動車用計器盤における衝撃吸収装置(自動車用
計器盤)は、第6図及び第7図に示されるように構成さ
れている(実公昭55-26168号)。
第6図及び第7図において、自動車における運転席の前
面に設けられた自動車用計器盤1内には、通気ダクト2
を区分して形成した複数のバッフルプレート3が立設さ
れており、上記自動車用計器盤1の正面1aには、計器盤
4の挿着孔5が穿設されている。又、上記自動車用計器
盤1の正面1aと上面1bには、クラッシュパッド6が設け
られており、このクラッシュパッド6は、発泡ウレタン
6aをビニールレザー6bで被覆して構成したものである。
従って、上述した自動車用計器盤における衝撃吸収装置
は、第7図の鎖線で示されるように、自動車の衝突時に
乗員の受ける二次衝撃で乗員の頭部W等が計器盤に打ち
付けると、この二次衝撃の大きさに応じて、上記自動車
用計器盤1、各バッフルプレート3や上記クラッシュパ
ッド6が塑性変形し、乗員の頭部等が受ける二次衝撃を
吸収して緩和するようになっている。
又一方、第8図に示される既に提案されている自動車用
計器盤における衝撃吸収装置は、グローブボックス10c
を備えた自動車用計器盤の一部を構成するインストルメ
ントパネル本体10の上部10bには、通気ダクト2を形成
したクラッシュパッド6が設けられ、このクラッシュパ
ッド6の正面に通気ダクト2へ連通する吹出しグリル
(吹出口)7を設け、上記インストルメントパネル本体
10の上部10bに扁平な補強板8を敷設し、この補強板8
の前端部に垂下片8aを形成し、この垂下片8aを上記イン
ストルメントパネル本体10のの垂直部に止めねじ9で固
定すると共に、この垂下片8aの傍らの上記クラッシュパ
ッド6の内側に設けられた内壁板6cの一部に破断用V溝
11を形成し、前記内壁板6cと一体にボス6dを設け、前記
補強板8の前端部の垂下片8aと共にインストルメントパ
ネル本体10に止めねじ9で固定されている。
従って、上述した自動車用計器盤における衝撃吸収装置
は、第8図に示されるように、自動車の衝突時に乗員の
受ける二次衝撃で乗員の頭部W等を計器盤に打ち付ける
と、この二次衝撃の大きさに応じて、上記クラッシュパ
ッド6の破断用V溝11が破断し、この破断用V溝11の位
置する内壁板6cが上記垂下片8aとの間隙(空隙)12を移
動し、破断用V溝11の破断エネルギー、内壁板6cの上辺
部6eまわりに固定端とする内壁板6cの片持曲げ変形によ
ってエネルギー吸収が行われるが、更に変形して内壁板
6cはインストルメントパネル本体10の垂直部に当り、イ
ンストルメントパネルの変形によって衝撃を吸収して、
乗員の頭部等が受ける二次衝撃を吸収緩和するようにな
っている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した各自動車用計器盤における衝撃
吸収装置は、いずれも、理論上有効に作動しても、実際
には、衝突の部位によって充分なエネルギー吸収特性が
得られず、自動車の衝突時に乗員の受ける二次衝撃で乗
員の頭部W等を計器盤に打ち付けると、第8図のものに
おいては、破断用V溝11の破断エネルギー、内壁板6cの
上辺部6eのまわりを固定端とする内壁板6cの片持曲げ変
形によって、エネルギー吸収が行われるが、更に変形し
て内壁板6cはインストルメントパネル本体10の垂直部に
当り、インストルメントパネル本体10、補強板8の変形
によってエネルギーを吸収するが、該部位の剛性が高い
ので、第5図の曲線Bの特性に示すように、高い衝撃値
が発生し、二次衝撃を充分に吸収することが困難であ
る。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、上記インストルメントパネル本体の上部に略水平に
敷設される補強板を利用して、少ない衝撃吸収ストロー
クの中で有効な衝撃吸収特性を得ることによって、自動
車の衝突時に乗員の受ける二次衝撃で乗員の頭部W等を
計器盤に打ち付けたとき、この二次衝撃で受ける衝撃を
充分に吸収して乗員の怪我の発生を防止するようにした
自動車用計器盤を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段とその作用) 本考案は、クラッシュパッドの内側正面の合成樹脂一体
成形の内壁板の一部に破断用V溝を形成し、上記クラッ
シュパッドの下部にインストルメントパネル本体を設
け、このインストルメントパネル本体の上部に補強板を
略水平に敷設し、上記破断用V溝に近接した上記補強板
の自由端部に垂下片を形成し、この垂下片と上記インス
トルメントパネル本体の垂直部との間に間隙を形成し、
外力で衝撃を受けて上記破断用V溝が破断したとき、上
記内壁板の一部を上記垂下片へ当接して上記補強板を塑
性変形して衝撃を吸収するようにし、上記インストルメ
ントパネル本体の上部に略水平に敷設される補強板を利
用して、上記内壁板が変形してインストルメントパネル
本体の垂直部に当るまでのストロークを利用して上記補
強板を塑性変形させることにより、自動車の衝突時に乗
員の受ける二次衝撃で乗員の頭部W等を計器盤に打ち付
けたとき、この二次衝撃で受ける衝撃を充分に吸収して
乗員の安全の向上を図るようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
なお、本考案は、上述した具体例と同一構成部材には、
同じ符号を付して説明する。
第1図乃至第4図において、符号10は、自動車における
運転席の前面に設けられたグローブボックス10cを備え
たインストルメントパネル本体であって、このインスト
ルメントパネル本体10の一部には、計器盤4の装着孔5
が穿設されている。又、上記インストルメントパネル本
体10の上部10bには、通気ダクト2を形成したクラッシ
ュパッド6が設けられており、このクラッシュパッド6
は、合成樹脂一体成形の芯材6eとビニルレザー表皮6bの
間にウレタン6aを注入発泡させて構成したものである。
さらに、このクラッシュパッド6の正面には、第3図及
び第4図に示されるように、上記通気ダクト2へ連通し
た吹出しグリル(吹出口)7が設けられており、この吹
出しグリル7の傍らのクラッシュパッド6の内側正面に
位置する合成樹脂一体成形の芯材6eの内壁板6cにはクラ
ッシュパッド6をインパネ本体10に取付けるためのボス
6dが設けられ、該ボス6dの上位には、第2図に示される
ように、破断用V溝11が略水平にして形成されている。
さらに又、上記インストルメントパネル本体10の上部10
bには、扁平な補強板8が敷設されており、上記破断用
V溝11に近接した上記補強板8の自由端部には、第4図
に示されるように、切込みを有する垂下片8aが折曲げて
形成されている。さらに、この垂下片8aと上記インスト
ルメントパネル本体10の垂直部10aとの間には、間隙13
が形成されている。
従って、今、自動車の走行中に何らかの原因により、衝
突による衝撃を受けると、この外力による衝撃に起因し
て、自動車の衝突時に乗員の受ける二次衝撃で乗員の頭
部W等を計器盤に打ち付けたとき、これを受けて上記破
断用V溝11が破断する。すると、この破断用V溝11の内
壁板6cのボス6dが、第2図の鎖線で示されるように、上
記垂下片8aへ当接して上記補強板8は坐屈により塑性変
形して、上記垂下片8aが上記インストルメントパネル本
体10の垂直部10aと当接するまでのストロークの間、上
記補強板8が衝撃エネルギーを吸収するから、この補強
板8の塑性変形で二次衝撃を充分に吸収して乗員の怪我
の発生を防止する。
次に、第5図に示されるグラフは、衝撃エネルギーの吸
収特性曲線を示したものであって、本考案による衝撃エ
ネルギーの吸収特性曲線Aは、80Gの減速度(G)以下
になり、これは、従来、この種の衝撃エネルギーの吸収
特性曲線Bよりも、大幅に低減することができたこと
が、確認された。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、クラッシュパッドの
内側正面の合成樹脂一体成形の内壁板の一部に破断用V
溝を形成し、上記クラッシュパッドの下部にインストル
メントパネル本体を設け、このインストルメントパネル
本体の上部に補強板を略水平に敷設し、上記破断用V溝
に近接した上記補強板の自由端部に垂下片を形成し、こ
の垂下片と上記インストルメントパネル本体の垂直部と
の間に間隙を形成し、外力で衝撃を受けて上記破断用V
溝が破断したとき、上記内壁板の一部を上記垂下片当接
して上記補強板を塑性変形させて、上記垂下片がインス
トルメントパネル本体の垂直部と当接するまでのストロ
ークの間、上記補強板が衝撃エネルギーを吸収するよう
にしているので、衝突する部位の吸収ストロークを有効
に確保できるばかりでなく、自動車の衝突時、乗員の頭
部W等が乗員の受ける二次衝撃で計器盤に打ち付けたと
き、この二次衝撃を充分に吸収して乗員の怪我の発生を
防止し、安全性の向上を図ることができると共に、クラ
ッシュパッドの芯材を合成樹脂材で一体的に成形できる
ため、板金集成品に比べて成形精度がだしやすくなり、
しかも、インストルメントパネル本体の補強用あるいは
別の補強部材の補強のために使われる補強板を利用して
いるから、安価に提供できる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の自動車用計器盤の正面図、第2図
は、第1図中の鎖線A−Aに沿う拡大断面図、第3図
は、第1図中の鎖線B−Bに沿う拡大断面図、第4図
は、本考案の自動車用計器盤の要部を示す斜視図、第5
図は、衝撃エネルギーの吸収特性曲線を示すグラフ、第
6図は、既に提案されている自動車用計器盤の斜視図、
第7図は、同上断面図、第8図は、既に提案されている
他の自動車用計器盤の断面図である。 1……自動車用計器盤、2……通気ダクト、6……クラ
ッシュパッド、7……吹出しグリル、8……補強板、10
……インストルメントパネル本体、11……破断用V溝、
12,13……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッシュパッドの内側正面の合成樹脂一
    体成形の内壁板の一部に破断用V溝を形成し、上記クラ
    ッシュパッドの下部にインストルメントパネル本体を設
    け、このインストルメントパネル本体の上部に補強板を
    略水平に敷設し、上記破断用V溝に近接した上記補強板
    の自由端部に垂下片を形成し、この垂下片と上記インス
    トルメントパネル本体の垂直部との間に間隙を形成した
    ことを特徴とする自動車用計器盤。
JP1540889U 1989-02-13 1989-02-13 自動車用計器盤 Expired - Lifetime JPH0642922Y2 (ja)

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JP1540889U JPH0642922Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 自動車用計器盤

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Publication Number Publication Date
JPH02106951U JPH02106951U (ja) 1990-08-24
JPH0642922Y2 true JPH0642922Y2 (ja) 1994-11-09

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