JPH0642757A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPH0642757A JPH0642757A JP293393A JP293393A JPH0642757A JP H0642757 A JPH0642757 A JP H0642757A JP 293393 A JP293393 A JP 293393A JP 293393 A JP293393 A JP 293393A JP H0642757 A JPH0642757 A JP H0642757A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating chamber
- heating
- electric
- wire
- chamber
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チョークシステムによらない簡単な構造のも
とで、加熱室金属壁を貫通する室内外接続電線からの電
波漏洩を防止する。 【構成】 加熱室金属壁２に貫通孔７を開設し、この貫
通孔部に金属製の筒状体６を同電位に設け、この筒状体
内に、加熱室１内の電気装置つまり電熱ヒータ線４と加
熱室１外とを電気的に接続する加熱室内外接続電線１１
をコイル状にして貫通させる。コイルはその少なくとも
一巻きが筒状体６内に位置するようする。それにより金
属製の筒状体と加熱室内外接続電線とが同軸伝送線路を
構成しないようにする。
とで、加熱室金属壁を貫通する室内外接続電線からの電
波漏洩を防止する。 【構成】 加熱室金属壁２に貫通孔７を開設し、この貫
通孔部に金属製の筒状体６を同電位に設け、この筒状体
内に、加熱室１内の電気装置つまり電熱ヒータ線４と加
熱室１外とを電気的に接続する加熱室内外接続電線１１
をコイル状にして貫通させる。コイルはその少なくとも
一巻きが筒状体６内に位置するようする。それにより金
属製の筒状体と加熱室内外接続電線とが同軸伝送線路を
構成しないようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高周波エネルギーによっ
て食品を加熱調理する機能を備えるほかに、食品に赤外
線を照射する電熱ヒータ等の電気装置を加熱室内に備え
た高周波加熱装置において、加熱室内に取り付けられた
電気装置と加熱室外とを電気的に接続する加熱室内外接
続電線の貫通する加熱室金属壁部分からの高周波エネル
ギーの漏洩を防止する技術に関するものである。
て食品を加熱調理する機能を備えるほかに、食品に赤外
線を照射する電熱ヒータ等の電気装置を加熱室内に備え
た高周波加熱装置において、加熱室内に取り付けられた
電気装置と加熱室外とを電気的に接続する加熱室内外接
続電線の貫通する加熱室金属壁部分からの高周波エネル
ギーの漏洩を防止する技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高周波エネルギーを導入して食品を誘電
加熱する高周波加熱装置の加熱室内にコイル状のヒータ
線を有するグリルヒータを設けて、食品を外部加熱する
複合加熱方式を採用したものが、特開昭５９−１３４４
２７号公報、特開昭５９−１５０２２１号公報等にみら
れる。
加熱する高周波加熱装置の加熱室内にコイル状のヒータ
線を有するグリルヒータを設けて、食品を外部加熱する
複合加熱方式を採用したものが、特開昭５９−１３４４
２７号公報、特開昭５９−１５０２２１号公報等にみら
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】加熱室の内部に設けら
れた電気装置の電熱ヒータと加熱室の外部とを電気的に
接続する加熱室内外接続電線の電力供給線が金属製加熱
室壁を貫通する部分で同軸伝送線路を形成してしまい、
加熱室内の高周波エネルギーを加熱室外へ漏洩させる危
険があったので、従来はそれを防止するために、加熱室
壁の電力供給線貫通部分にチョーク構造を形成しなけれ
ばならなかった。
れた電気装置の電熱ヒータと加熱室の外部とを電気的に
接続する加熱室内外接続電線の電力供給線が金属製加熱
室壁を貫通する部分で同軸伝送線路を形成してしまい、
加熱室内の高周波エネルギーを加熱室外へ漏洩させる危
険があったので、従来はそれを防止するために、加熱室
壁の電力供給線貫通部分にチョーク構造を形成しなけれ
ばならなかった。
【０００４】しかしこのチョーク構造が複雑であるばか
りでなく、十分なシール効果が得られないという問題が
あった。
りでなく、十分なシール効果が得られないという問題が
あった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたものであり、高周波エネルギーに
よって食品を加熱するために金属壁によって形成された
加熱室と、この加熱室内に設けられるとともに加熱室の
外部と電気的に接続された電気装置と、この加熱室内の
電気装置と加熱室の外部とを電気的に接続する電線であ
ってその一部にコイル部を形成した加熱室内外接続電線
と、加熱室金属壁にこの加熱室内外接続電線を貫通させ
るために開設された貫通孔と、そしてこの貫通孔の開設
された加熱室金属壁部に同電位に取り付けられて加熱室
内外接続電線のコイル部の少なくとも一巻きを包囲して
貫通させる金属製の筒状体（６）とで高周波加熱装置を
構成する。
決するためになされたものであり、高周波エネルギーに
よって食品を加熱するために金属壁によって形成された
加熱室と、この加熱室内に設けられるとともに加熱室の
外部と電気的に接続された電気装置と、この加熱室内の
電気装置と加熱室の外部とを電気的に接続する電線であ
ってその一部にコイル部を形成した加熱室内外接続電線
と、加熱室金属壁にこの加熱室内外接続電線を貫通させ
るために開設された貫通孔と、そしてこの貫通孔の開設
された加熱室金属壁部に同電位に取り付けられて加熱室
内外接続電線のコイル部の少なくとも一巻きを包囲して
貫通させる金属製の筒状体（６）とで高周波加熱装置を
構成する。
【０００６】
【作用】加熱室壁と加熱室内外接続電線が同軸伝送線路
を形成することがなく、したがって加熱室内の高周波エ
ネルギーが外部へ漏洩することがない。
を形成することがなく、したがって加熱室内の高周波エ
ネルギーが外部へ漏洩することがない。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図面によって説明する。
【０００８】図において、１は加熱室であり、２は省略
して記載しているがその加熱室を形成する金属壁であ
る。３は加熱室１内に設けられて食品（図示せず）を加
熱調理する電熱グリルヒータで、４はこの電熱グリルヒ
ータ３を構成する電気装置であるところのコイル状の電
熱ヒータ線であり、５はこの電気装置の電熱ヒータ線４
を加熱室１内に支持するところの耐熱性が高くしかも熱
伝導に優れた石英等の材料で作られた円筒状のヒータ支
持管である。６は電熱ヒータ線４の貫通する加熱室金属
壁２部分をバーリング加工により絞り出して形成した、
つまり加熱室金属壁２と同電位に形成された高さ（深
さ）Ｔの筒状体で、７はこの筒状体６を形成したことに
より加熱室１の内外を通ずるように開設された貫通孔で
ある。ヒータ支持管５の両端はこの貫通孔に差し込まれ
て支えられている。
して記載しているがその加熱室を形成する金属壁であ
る。３は加熱室１内に設けられて食品（図示せず）を加
熱調理する電熱グリルヒータで、４はこの電熱グリルヒ
ータ３を構成する電気装置であるところのコイル状の電
熱ヒータ線であり、５はこの電気装置の電熱ヒータ線４
を加熱室１内に支持するところの耐熱性が高くしかも熱
伝導に優れた石英等の材料で作られた円筒状のヒータ支
持管である。６は電熱ヒータ線４の貫通する加熱室金属
壁２部分をバーリング加工により絞り出して形成した、
つまり加熱室金属壁２と同電位に形成された高さ（深
さ）Ｔの筒状体で、７はこの筒状体６を形成したことに
より加熱室１の内外を通ずるように開設された貫通孔で
ある。ヒータ支持管５の両端はこの貫通孔に差し込まれ
て支えられている。
【０００９】電熱ヒータ線４は加熱室の左右の金属壁
２、２間の全区間でコイル状に形成されているが、ここ
で重要なのは、上述した筒状体６内に位置する部分にお
いて必ずコイル巻きされてコイル部８を形成しているこ
とであり、さらにそのコイルの少なくとも一巻きが筒状
体６内に必ず収まるようにしてあることである。
２、２間の全区間でコイル状に形成されているが、ここ
で重要なのは、上述した筒状体６内に位置する部分にお
いて必ずコイル巻きされてコイル部８を形成しているこ
とであり、さらにそのコイルの少なくとも一巻きが筒状
体６内に必ず収まるようにしてあることである。
【００１０】９は加熱室金属壁２部つまり筒状体６内を
貫通する電熱ヒータ線４を加熱室金属壁２から絶縁して
固定する耐熱碍子等からなるヒータ線支持具であり、１
０はこのヒータ線支持具９を加熱室金属壁２に固定する
固定金具である。なお、電熱ヒータ線４の、この筒状体
６内を貫通する部分とヒータ線支持具９によって支持さ
れる部分１１は、上述ヒータ支持管５内の電熱ヒータ線
４に対してヒータ電力を供給する電力供給線としての機
能すなわち加熱室内外接続電線としての機能が与えられ
ている。
貫通する電熱ヒータ線４を加熱室金属壁２から絶縁して
固定する耐熱碍子等からなるヒータ線支持具であり、１
０はこのヒータ線支持具９を加熱室金属壁２に固定する
固定金具である。なお、電熱ヒータ線４の、この筒状体
６内を貫通する部分とヒータ線支持具９によって支持さ
れる部分１１は、上述ヒータ支持管５内の電熱ヒータ線
４に対してヒータ電力を供給する電力供給線としての機
能すなわち加熱室内外接続電線としての機能が与えられ
ている。
【００１１】本発明の一実施例はこのように構成したも
のであるので、バーリング加工された筒状体６とその中
を貫通するコイル巻きされた電熱ヒータ線４とは同軸伝
送線路を形成することがなく、したがって、加熱室内部
の高周波エネルギーがここを通って加熱室の外部へ漏洩
することがない。
のであるので、バーリング加工された筒状体６とその中
を貫通するコイル巻きされた電熱ヒータ線４とは同軸伝
送線路を形成することがなく、したがって、加熱室内部
の高周波エネルギーがここを通って加熱室の外部へ漏洩
することがない。
【００１２】なお、上述実施例では、加熱室金属壁２部
の筒状体６内を貫通しかつヒータ支持具９に支持される
部分の電線材料として、電気装置であるところの発熱機
能を有するヒータ線をそのまま延長して利用した場合を
取り上げて説明したが、それに限らず、その部分だけ通
常のリード線つまり通常の電力供給専用線である加熱室
内外接続電線を用いても一向にかまわないことは言うま
でもないことである。
の筒状体６内を貫通しかつヒータ支持具９に支持される
部分の電線材料として、電気装置であるところの発熱機
能を有するヒータ線をそのまま延長して利用した場合を
取り上げて説明したが、それに限らず、その部分だけ通
常のリード線つまり通常の電力供給専用線である加熱室
内外接続電線を用いても一向にかまわないことは言うま
でもないことである。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱室金
属壁に取り付けられてそれと同電位の筒状体とその中を
貫通するコイル状の電線とが同軸伝送線路を形成しない
ので、従来のチョーク構造のように複雑な構造を用いる
ことなく、極めて簡単な構造のもとですぐれた電波漏洩
防止効果を発揮させることができ、安全かつ低コストの
高周波加熱装置を提供することができる。
属壁に取り付けられてそれと同電位の筒状体とその中を
貫通するコイル状の電線とが同軸伝送線路を形成しない
ので、従来のチョーク構造のように複雑な構造を用いる
ことなく、極めて簡単な構造のもとですぐれた電波漏洩
防止効果を発揮させることができ、安全かつ低コストの
高周波加熱装置を提供することができる。
【図１】本発明一実施例の高周波加熱装置の要部拡大断
面図である。
面図である。
１ 加熱室 ２ 加熱室金属壁 ３ 電熱グリルヒータ ４ 電気装置であるところの電熱ヒータ線 ６ 筒状体 ７ 貫通孔 ８ コイル部 ９ ヒータ支持具 １１ 加熱室内外接続電線であるところの電力供給線
Claims (1)
- 【請求項１】 高周波エネルギーによって食品を加熱す
るために金属壁（２、２、・・・）によって形成された
加熱室（１）と、この加熱室内に設けられるとともにこ
の加熱室外と電気的に接続された電気装置（４）と、こ
の加熱室内の電気装置と前記加熱室の外部とを電気的に
接続する電線であってその一部にコイル部（８）を形成
した加熱室内外接続電線（１１）と、前記加熱室金属壁
にこの加熱室内外接続電線を貫通させるために開設され
た貫通孔（７）と、そしてこの貫通孔の開設された前記
加熱室金属壁部に同電位に取り付けられて前記加熱室内
外接続電線のコイル部の少なくとも一巻きを包囲して貫
通させる金属製の筒状体（６）とで構成されていること
を特徴とする高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP293393A JPH0642757A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP293393A JPH0642757A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642757A true JPH0642757A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=11543155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP293393A Pending JPH0642757A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642757A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6250145A (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-04 | Akiyama Insatsuki Seizo Kk | 印刷機におけるインキロ−ラ自動洗浄装置 |
| JPH064558U (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-21 | カルソニック株式会社 | リキッドタンク |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP293393A patent/JPH0642757A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6250145A (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-04 | Akiyama Insatsuki Seizo Kk | 印刷機におけるインキロ−ラ自動洗浄装置 |
| JPH064558U (ja) * | 1992-06-26 | 1994-01-21 | カルソニック株式会社 | リキッドタンク |
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