JPH0642046B2 - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JPH0642046B2
JPH0642046B2 JP62017210A JP1721087A JPH0642046B2 JP H0642046 B2 JPH0642046 B2 JP H0642046B2 JP 62017210 A JP62017210 A JP 62017210A JP 1721087 A JP1721087 A JP 1721087A JP H0642046 B2 JPH0642046 B2 JP H0642046B2
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Oji Paper Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真印画紙用支持体に関するものであり、さ
らに詳しく述べるならば、白色度のすぐれた原紙基体を
含む写真印画紙用支持体に関するものである。
〔従来の技術〕
現今、写真印画紙用支持体として、原紙基体の両面をポ
リオレフィンで被覆し耐水性印画紙用支持体が実用化さ
れ迅速な現像処理を可能にしている。
写真印画紙では、印画紙用支持体表面の凹凸がそのまま
印画紙表面の凹凸として現われるため、写真印画紙用支
持体原紙としては表面の凹凸ができるだけ少なく、地合
が良好であることが要求される。そのため、原紙の製造
に当っては、普通の紙を製造する場合よりも、原料パル
プの叩解を強化し、低フリーネスのパルプを用いて抄造
するのが一般的である。しかしながら、叩解を強化する
にしたがって得られるパルプの白色度が低下するため、
印画紙用原紙の抄造には高白色度パルプが広く使用れて
いる。
写真印画紙用支持体の写真乳剤塗布面側の表面の色相
は、純白色であることが望ましく、この色相が黄色ある
いは赤色側にシフトした場合、印画紙上に形成される画
像の色調も黄色又は赤色側にシフトし、色の再現性が不
良となるばかりか、得られる画像がくすんだ感じとなつ
たり、あるいは全く色調の冴えないものとなる。このた
め、高白色度パルプの使用の他に、支持体の白色度を向
上させる手段が種々検討されてきた。そのような白色度
向上の手段の例としては、ポリオレフィン被覆層中或は
サブコート層中に白色顔料や螢光染料を含有させる方法
(例えば特公昭56-5987号公報、特開昭51-6531号公報、
特開昭59-177541号公報など)、原紙に用いられる低白
色パルプを青味染料で染色することにより原紙の見かけ
の白さを改良する方法(特開昭58-105228号公報)、或
はパルプに白色顔料や螢光染料を添加する方法などがあ
げられる。
これらの方法は、支持体の白色度を向上させるために有
効な方法であるが、それぞれ下記のような欠点を持って
いる。すなわち、ポリオレフィン被覆層中に白色顔料や
螢光染料を添加する場合には、白色顔料自体が持ってい
る黄色味が支持体表面に強く現われるようになり、これ
を打ち消すために有色顔料或は染料で色の中和を行わね
ばならず、結果として十分な白色度が得られないのみな
らず、染料の退色も問題となる。また、ポリオレフィン
被覆層上に白色顔料又は螢光染料を含有するサブコート
層を塗布する方法においては、十分な白色度を得るため
には白色顔料の含有量を大きくする必要があり、その結
果、塗膜強度が低下したり、あるいは塗膜層が不均一に
なる欠点を有する。
低白色度のパルプの黄色味を青色染料で中和する方法、
或は白色顔料や螢光染料を添加する方法も、ポリオレフ
ィン被覆層中にこれらを添加する場合と同様な欠点を有
している。
さらに、原紙用に高白色度パルプを使用する方法は、最
も優れた方法であり、通常はこの方法が広く用いられて
いるが、高白色度パルプは機械的強度が低く、また価格
も高いという欠点があるの必ずしも十分満足できる方法
とはいえない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前述の欠点を解消し、天然パルプの叩解によ
る白色度の低下を軽減すると共に抄紙時の原紙の白色度
の低下を防止することにより、従来叩解による白色度の
低下の大きい天然パルプを用いた場合でも、白色度の高
い原紙基体を有する写真印画紙用支持体を提供すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の写真印画紙用支持体は、原紙からなる基体と、
この原紙基体の両面上に形成されたポリオレフィン樹脂
被覆層を有し、前記原紙が金属イオン封鎖剤の存在下に
叩解されたパルプから実質的になり、かつ6.0〜9.0のpH
域内において抄紙された中性紙であることを特徴とする
ものである。
本発明の写真印画紙用支持体に含まれる原紙基体は、金
属イオン封鎖剤の存在下に叩解されたパルプから実質的
になる中性紙であり、これによつて、叩解によるパルプ
の白色度低下、および、抄紙による原紙の白色度低下を
防止することができる。
金属イオン封鎖剤(キレート試薬)を用いて金属イオン
を封鎖することは、電気的特性を要求される特殊紙、例
えば絶録紙の抄紙において知られている。しかしなが
ら、金属イオン封鎖剤の存在下に叩解されたパルプから
実質的になる中性紙を用いて、写真印画紙用支持体に用
いられる原紙基体の白色度を向上させることは、全く知
られていない。
本発明の支持体において、その原紙基体は、金属イオン
封鎖剤の存在下に叩解されたパルプから実質的になるも
のである。このような叩解パルプは叩解中の白色度低下
が防止されており、かつ抄紙による白色度の低下が防止
されるので実用上予想外にすぐれた白色度を示す原紙基
体を形成することができる。
本発明に用いられるパルプとしては、広葉樹パルプ、針
葉樹パルプ、広葉樹針葉樹混合パルプの木材パルプが有
利に用いられ、また、クラフトパルプ、サルファイトパ
ルプ、ソーダパルプ等通常使用されているパルプの何れ
もが使用できる。また、必要によっては合成パルプ、合
成繊維糸を含むパルプも使用することができる。
本発明は、通常使用されている上記のようなすべてのパ
ルプに対して有効であるが、特に、叩解による白色度低
下の大きい晒クラフトパルプに対する効果が大きいこと
が明らかとなった。さらに、パルプ白色度低下の大きい
中性領域で抄紙する中性紙に対して本発明を適用した場
合、その効果は大きく、抄紙中の白色度低下を大幅に防
止することができる。
本発明に使用し得る金属イオン封鎖剤試薬としては、金
属イオンとキレート反応し、これを封鎖し得るものなら
ばいずれも使用可能であり、例えば、エチレンジアミン
四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミ
ン−N,N′,N′−三酢酸(HEEDTA)、ジエチレントリ
アミン五酢酸(DTPA)、二トリロ三酢酸(NTA)、N,N,
N′,N′−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エ
チレンジアミン(THPED)、トランス−1,2−シクロヘ
キサンジアミン−N,N,N′,N′−四酢酸(CyDT
A)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HID
A)、3,6−ジオキサン−1,8−オクタンジアミン−
N,N,N′N′−四酢酸(GEDTA)、エチレンジアミン
−N,N′−二酢酸(EDDA)、1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−二燐酸、トリエチレンテトラミン−N,N,
N′N″,N,N−六酢酸、ウラミル二酢酸(UD
A)、ジメチルグリオキシム、フィチン酸、これらの酸の
水溶性塩(例えば、アルカリ金属塩、又はアンモニウム
塩)および酒石酸カリウムナトリウムなどから選ばれた
少なくとも1種からなるものである。
パルプに対する金属イオン封鎖剤の添加量はパルプ重量
に対して0.05〜1.0重量%であることが好ましく、0.2〜
0.5重量%であることがより好ましい。添加量が0.05重
量%未満では十分な原紙白色度の向上効果が得られず、
また、添加量を1.0重量%よりも多くしても、もはや効
果の向上は認められない。
また、金属イオン封鎖剤の添加はパルプの叩解前、およ
び叩解中のいずれも効果があるが、特に叩解前のパルプ
に対して添加し、金属イオン封鎖剤の存在下に叩解され
たパルプを用いる場合が最も有効である。
本発明の支持体中の原紙は、6.0〜9.0のpH域において、
抄紙された中性紙である。
通常の中性抄紙のpH領域即ちpH6.0〜9.0で抄紙される
と、金属イオン封鎖剤の白色度向上効果は充分に発揮さ
れる。従って通常の中性紙系の白水を用いてパルフを叩
解し、さらに上記pH域において抄紙を実施すればよい。
pHの調節のために水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム等の水溶液が用
いられるが、多量のアルミニウムイオンを含むpH調節液
の使用は好ましくない。
本発明の原紙には、通常の紙用各種添加剤が添加されて
いてもよい。例えば、乾燥紙力増強剤として、カチオン
化澱粉、カチオン化ポリアクリルアミド、アニオン化ポ
リアクリルアミド、カルボキシ変性ポリビニルアルコー
ルなどが用いられてもよい。サイズ剤としては、脂肪酸
塩、ロジン、マレイン化ロジン等のロジン誘導体、ジア
ルキルケテンダイマ、アルケニル或はアルキルコハク酸
塩、多糖類エステルなどが用いられる。填料として、ク
レー、カオリン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化
チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなど
が用いられる。湿潤紙力増強剤として、メラミン樹脂、
尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド樹脂などが用いられ
る。定着剤として、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウ
ムなどの多価金属塩、カチオン化澱粉などのカチオン性
ポリマーなどが用いられる。pH調節剤として、苛性ソー
ダ、炭酸ソーダなどが用いられる。そのほか染料及び螢
光増白剤などを適宜組み合わせて添加してもよい。
本発明の原紙は、各種の水溶性高分子添加剤を含有する
液でタプサイズ、もしくは、サイズプレスされていても
よい。かかる水溶性高分子添加剤としては、例えば、水
溶性高分子として、カチオン化澱粉、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロースサルフェート、ゼラチン、カゼイン、ポリアク
リル酸ナトリウム、スチレン−無水マレイン酸共重合体
ナトリウム塩、ポリスチレンスルホン酸ナトリウムなど
があり、サイズ剤としては、石油樹脂エマルジヨン、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体アルキルエステルのア
ンモニウム塩、アルキルケテンダイマー乳化物など、ス
チレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリエチレン、塩化ビニリデン共重合体などの
ラテックス、エマルジヨン類などがあり、無機電解質と
して、食塩、芒硝などがあり、吸湿性物質として、グリ
セリン、ポリエチレングリコールなどがあり、顔料とし
て、クレー、カオリン、タルク、硫酸バリウム、酸化チ
タンなどがあり、pH調節剤として、塩酸、苛性ソーダ、
炭酸ソーダなどがあり、その他染料、螢光増白剤などの
添加剤の少なくとも1種を使用することができる。
本発明の原紙の種類および厚さに特に制限はないが、原
紙を抄造後カレンダーにて圧力を印加して圧縮するなど
した表面の平滑性のよい原紙が好ましく、その坪量は5
0g/m2〜250g/m2が好ましい。
本発明の支持体のポリオレフィン樹脂被覆層を形成する
樹脂としては、エチレン、プロピレンなどのα−オレフ
インのホモポリマーあるいはこれら、α−オレフィンの
2種以上から成る共重合体あるいはα−オレフィンを主
成分としてそれと共重合可能な他のモノマーとの共重合
体およびそれらの混合物が用いられる。また、樹脂に酸
化チタン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウム、アルミ
ナなどの白色顔料、ガラス繊維、アスベスト、ホイスカ
ーなどの繊維状フイラー、カーボンブラツク、フタロシ
アニン系顔料、黄鉛、チタンイエロー、ベンガラ、群青
などの着色顔料、通常、樹脂に混合される安定剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、可塑剤、分散剤、滑剤、螢光剤な
どを加えてもよい。
本発明の支持体におけるポリオレフィン樹脂被覆層は、
押出し塗布、溶剤溶液塗布などの一般的方法で形成され
る。樹脂の種類によっては、これに電子線硬化などの処
理を施してもよい。また、樹脂を予じめフィルムに成形
し、これを原紙基体の両面にドライラミネーシヨン法、
又はウェットラミネーション法により積層貼着してもよ
い。通常、ポリオレフィン樹脂被覆層は、走行する基紙
上に加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる押出コーテ
イング法によって製造され、原紙の両面が樹脂によって
被覆される。また、樹脂を被覆する前に、原紙にコロナ
放電処理、火炎処理などの活性化処理を施してもよい。
得られた支持体の乳剤側表面は、その用途に応じて光沢
面、マット面、絹目面などを有し、裏面は通常無光沢面
であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコロナ
放電処理、火炎処理などの活性化処理を施すことができ
る。また、ポリオレフィン樹脂被覆層の厚さに、特に制
限はないが、一般に5ミクロン〜50ミクロン程度のも
のが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1〜4 パルプスラリーに金属イオン封鎖剤としてエチレンジア
ミン四酢酸2ナトリウム塩(商標:ゾノンD、第一化学
薬品製)をパルプ重量に対し0.3重量%添加しこのパル
プをカナダスタンダードフリーネス380〜220ml(C.S.F)
の3段階に叩解したのち、下記組成のパルプスラリーか
ら170g/m2の原紙を抄造した。成 分 重量部 パルプ 100 カチオン化澱粉 2.0 アルキルケテンダイマー樹脂 0.4 アニオン性ポリアクリルアミド樹脂0.1 ポリアミドポリアミンエピクロル 0.7 ヒドリン樹脂 pH:7.0、苛性ソーダ水溶液により調節 なお、各実施例において使用パルプの種類は、第1表に
示す通りであった。
原紙白色度とパルプのフリーネスの関係を第1表に示
す。原紙白色度は、JIS P8123の方法に従って測定
した。
比較例1〜4 実施例1〜4のそれぞれと同じパルプを用い、実施例1
〜4と同様にして原紙を抄造した。但し、金属イオン封
鎖剤を添加しなかった。得られた比較原紙の白色度を測
定した。その結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明の原紙は、比較例の
従来の原紙に比べて、叩解を強くしても白色度の低下が
少なく、特にLBKPに対する効果が大きく、本発明が有効
であることが確認された。
実施例5 あらかじめ実施例1〜4と同様にして金属イオン封鎖剤
を添加したNBSP、LBSP、LBKPパルプの各々をフリーネス
300ml(C.S.F)に叩解した後、これらのパルプをNBSP/LBS
P/LBKP=20/40/40の割合で混合し、この混合パルプを含
む実施例1〜4と同一組成のパルプスラリーを調製し、
このパルプスラリーから実施例1〜4と同一条件で原紙
を抄造した。得られた原紙の片面にポリエチレン(d=
0.94、MI=6.8)を30g/m2の厚さに、他の面に二
酸化チタン入りのポリエチレンを30g/m2の厚さに被
覆して写真印画紙用支持体を作成した。
得られた二酸化チタン含有ポリエチレン被覆層の白色度
を測定した。その結果を第2表に示す。
比較例5 金属イオン封鎖剤無添加パルプを用いて実施例5と同様
にして写真印画紙用支持体を作成し、実施例5と同様に
白色度を測定した。その結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、実施例5と比較例5との原
紙白色度の差はそのまま写真印画紙用支持体白色度の差
となって現われており、本発明が優れていることが確認
された。
〔発明の効果〕
本発明による効果は下記の通りである。
1.従来使用量が限られていた低白色度LBKPを使用して
も良好な白色度を有する原紙が得られるので、写真印画
紙用支持体の製造コストを低減できる。
2.叩解を強化しても白色度の低下が少ないため、高白
色度の均一な表面を有する写真印画紙を製造することが
可能となる。
3.中性紙抄造においても白色度の低下が軽減されるた
め、抄紙機の汚れによる品質欠陥発生が減少し、生産性
が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−147204(JP,A) 特開 昭60−181391(JP,A) 特開 昭61−275491(JP,A) 特公 昭58−3074(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原紙からなる基体と、この原紙基体の両面
    上に形成されたポリオレフィン樹脂被覆層とを有し、前
    記原紙が、金属イオン封鎖剤の存在下に叩解されたパル
    プから実質的になり、かつ6.0〜9.0のpH域内において抄
    紙された中性紙であることを特徴とする、写真印画紙用
    支持体。
  2. 【請求項2】前記金属イオン封鎖剤の添加量が前記パル
    プ重量に対して0.05〜1.0%の範囲内にある、特許請求
    の範囲第1項記載の支持体。
  3. 【請求項3】前記金属イオン封鎖剤が、エチレンジアミ
    ン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジア
    ミン−N,N′,N′−三酢酸(HEEDTA)、ジエチレント
    リアミン五酢酸(DTPA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、N,
    N,N′,N′−テトラキス(2−ヒドロキシプロピ
    ル)エチレンジアミン(THPED)、トランス−1,2−シ
    クロヘキサンジアミン−N,N,N′,N′−四酢酸(C
    yDTA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(HI
    DA)、3,6−ジオキサ−1,8−オクタンジアミン−
    N,N,N′,N′−四酢酸(GEDTA)、エチレンジアミ
    ン−N,N′−二酢酸(EDDA)、1−ヒドロキシエチリデ
    ン−1,1−二燐酸、トリエチレンテトラミン−N,
    N,N′N″,N,N−六酢酸、ウラミル二酢酸(U
    DA)、ジメチルグリオキシA、フィチン酸、上記酸の水
    溶性塩、および酒石酸カリウムナトリウムから選ばれた
    少なくとも1種からなる、特許請求の範囲第1項記載の
    支持体。
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