JPH0641623A - 高炉炉内測温方法および温度検出用プローブ - Google Patents
高炉炉内測温方法および温度検出用プローブInfo
- Publication number
- JPH0641623A JPH0641623A JP21571692A JP21571692A JPH0641623A JP H0641623 A JPH0641623 A JP H0641623A JP 21571692 A JP21571692 A JP 21571692A JP 21571692 A JP21571692 A JP 21571692A JP H0641623 A JPH0641623 A JP H0641623A
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- Japan
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- probe
- temperature
- temp
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- Blast Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、製鉄用の高炉の炉内温度の測定方
法及び温度検出用プローブを提供する。 【構成】 先端部に測温素子が設けられ、前記測温素子
収納部には先端キャップが被せられている温度検出用プ
ローブを高炉炉内に押し込んだ後、測温開始時に前記温
度検出用プローブを引き抜いて先端キャップを離脱さ
せ、測温する方法。長さ方向の押し込み圧縮力に耐える
プローブ本体の先端部に測温素子が設けられ、前記プロ
ーブ本体の先端には先端キャップが前記プローブ本体を
引き抜くことにより容易に離脱するように被せられてお
り、全体が非水冷構造である温度検出用プローブ。
法及び温度検出用プローブを提供する。 【構成】 先端部に測温素子が設けられ、前記測温素子
収納部には先端キャップが被せられている温度検出用プ
ローブを高炉炉内に押し込んだ後、測温開始時に前記温
度検出用プローブを引き抜いて先端キャップを離脱さ
せ、測温する方法。長さ方向の押し込み圧縮力に耐える
プローブ本体の先端部に測温素子が設けられ、前記プロ
ーブ本体の先端には先端キャップが前記プローブ本体を
引き抜くことにより容易に離脱するように被せられてお
り、全体が非水冷構造である温度検出用プローブ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は製鉄用の高炉の炉内温度
を測定する方法に関し、またこの目的に特に適当な温度
検出用プローブに関するものである。
を測定する方法に関し、またこの目的に特に適当な温度
検出用プローブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高炉の炉内の温度を測定することは非常
に困難である。すなわち鉄鉱石、コークス等がつまった
炉体の中に温度検出端を装入すること自体が多くの困難
を伴う。以前は羽口の覗穴のガラス窓から観察する光学
的方法にもっぱら依存していたがこの方法は測定個所が
極めて限定され炉心表層までの測定しかできない。
に困難である。すなわち鉄鉱石、コークス等がつまった
炉体の中に温度検出端を装入すること自体が多くの困難
を伴う。以前は羽口の覗穴のガラス窓から観察する光学
的方法にもっぱら依存していたがこの方法は測定個所が
極めて限定され炉心表層までの測定しかできない。
【０００３】また、他の方法として休風中にコークスサ
ンプラーを挿入してコークスを採取し、履歴温度を測定
することも行なわれている。これはコークス中の炭素が
高温に曝されると不定形炭素からグラファイトに変化す
ること利用したものである。これは分析結果が判明する
のに時間がかかり、現在の炉の状況を知ることができな
い。またデータはそれまでにコークスが受けた最高温度
であって直接に温度を検知するものではない。
ンプラーを挿入してコークスを採取し、履歴温度を測定
することも行なわれている。これはコークス中の炭素が
高温に曝されると不定形炭素からグラファイトに変化す
ること利用したものである。これは分析結果が判明する
のに時間がかかり、現在の炉の状況を知ることができな
い。またデータはそれまでにコークスが受けた最高温度
であって直接に温度を検知するものではない。
【０００４】さらに近来、耐熱性を有するゾンデを炉内
に挿入してガスサンプリング等の他の測定と同時に測温
も行なう方法が行なわれるようになった。この方法は耐
熱性を付与するため水冷構造にするなど構造的に複雑で
高価である。また水平方向には挿入深さを変えて温度分
布を調べることができるが垂直方向の温度分布の測定は
できない。
に挿入してガスサンプリング等の他の測定と同時に測温
も行なう方法が行なわれるようになった。この方法は耐
熱性を付与するため水冷構造にするなど構造的に複雑で
高価である。また水平方向には挿入深さを変えて温度分
布を調べることができるが垂直方向の温度分布の測定は
できない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高炉の炉内温
度についての上記の問題に鑑み、簡便な装置で迅速かつ
安価に炉内温度を測定するものである。
度についての上記の問題に鑑み、簡便な装置で迅速かつ
安価に炉内温度を測定するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、先端部に測温素子が設けられ、前記
測温素子収納部には先端キャップが被せられている温度
検出用プローブを高炉炉内に押し込んだ後、測温開始時
に前記温度検出用プローブを引き抜いて先端キャップを
離脱せしめて測温することを特徴とする高炉炉内測温方
法であり、また、長さ方向の押し込み圧縮力に耐えるプ
ローブ本体の先端部に測温素子が設けられ、前記プロー
ブ本体の先端には先端キャップが前記プローブ本体を引
き抜くことにより容易に離脱するように被せられてお
り、全体が非水冷構造であることを特徴とする温度検出
用プローブである。
するものであって、先端部に測温素子が設けられ、前記
測温素子収納部には先端キャップが被せられている温度
検出用プローブを高炉炉内に押し込んだ後、測温開始時
に前記温度検出用プローブを引き抜いて先端キャップを
離脱せしめて測温することを特徴とする高炉炉内測温方
法であり、また、長さ方向の押し込み圧縮力に耐えるプ
ローブ本体の先端部に測温素子が設けられ、前記プロー
ブ本体の先端には先端キャップが前記プローブ本体を引
き抜くことにより容易に離脱するように被せられてお
り、全体が非水冷構造であることを特徴とする温度検出
用プローブである。
【０００７】
【作用】本発明においては先端部に測温素子が設けられ
ている測温プローブを炉内に押し込むことによって温度
測定を行なう。測温プローブの炉内への押し込みは休風
時に羽口等の開口部から行なう。炉内にはコークス、鉄
鉱石等の装入物があるからこれによる抵抗に打ち勝つ必
要がある。このためプローブは鋼管等で作られ、押し込
み時の長さ方向の圧縮力により座屈したりしないだけの
強度が必要である。
ている測温プローブを炉内に押し込むことによって温度
測定を行なう。測温プローブの炉内への押し込みは休風
時に羽口等の開口部から行なう。炉内にはコークス、鉄
鉱石等の装入物があるからこれによる抵抗に打ち勝つ必
要がある。このためプローブは鋼管等で作られ、押し込
み時の長さ方向の圧縮力により座屈したりしないだけの
強度が必要である。
【０００８】また、その先端も炉内充填物の間に分け入
る形で押し込まれるのであるから蓋すなわち先端キャッ
プがされていなければならない。この先端キャップもプ
ローブの本体と同様に鋼製等の十分な強度を有するもの
である必要がある。このためプローブの太さに対応して
大きなものとなり先端キャップ内部の空洞は大きいので
先端キャップがあるまま温度測定を行なうことは誤差が
大きく無理である。
る形で押し込まれるのであるから蓋すなわち先端キャッ
プがされていなければならない。この先端キャップもプ
ローブの本体と同様に鋼製等の十分な強度を有するもの
である必要がある。このためプローブの太さに対応して
大きなものとなり先端キャップ内部の空洞は大きいので
先端キャップがあるまま温度測定を行なうことは誤差が
大きく無理である。
【０００９】したがって高炉炉内にプローブを挿入した
後、先端キャップを除去して開放する必要がある。この
ため先端キャップは単に差し込んだ状態で固着せず、押
し込み時にはプローブ本体と一体になっているが、引き
抜けば先端キャップの部分と炉内装入物との摩擦力によ
り容易にプローブ本体から離脱できるようにする。した
がって押し込みが完了した後、測温開始時に少し引き抜
けば測温素子は露出し測定が行なえる。この測温素子は
通常熱電対が使用されるが、素子そのものが裸で露出し
ていても、通常一般に用いられている保護管の中に入っ
ていてもよい。
後、先端キャップを除去して開放する必要がある。この
ため先端キャップは単に差し込んだ状態で固着せず、押
し込み時にはプローブ本体と一体になっているが、引き
抜けば先端キャップの部分と炉内装入物との摩擦力によ
り容易にプローブ本体から離脱できるようにする。した
がって押し込みが完了した後、測温開始時に少し引き抜
けば測温素子は露出し測定が行なえる。この測温素子は
通常熱電対が使用されるが、素子そのものが裸で露出し
ていても、通常一般に用いられている保護管の中に入っ
ていてもよい。
【００１０】プローブは引き抜きつつ位置を変えて測温
を行なうことができるが、測温が終了すれば高炉から完
全に引き抜いて廃棄する。したがってプローブは全体が
非水冷構造で良く、内部に簡単な断熱を行なえば良い。
を行なうことができるが、測温が終了すれば高炉から完
全に引き抜いて廃棄する。したがってプローブは全体が
非水冷構造で良く、内部に簡単な断熱を行なえば良い。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の高炉８の炉内測温方法を示す
図である。１は挿入装置であり、プローブ２を保持した
駆動車３をチェーン４に引っ掛けてチェーンの送りによ
り挿入するようになっている。チェーン４は２つのスプ
ロケット車５ａ，５ｂの間に張られ、モータ６の動力が
伝達されて駆動される。また傾動ジャッキ７によりスプ
ロケット車５ｂをたとえば５ｃの位置に動かせば斜めに
プローブ２を挿入することができる。図１は羽口９の部
分からプローブを挿入する方法を示しているが、高炉の
任意の位置に開口部を設けて測温できることはもちろん
である。
図である。１は挿入装置であり、プローブ２を保持した
駆動車３をチェーン４に引っ掛けてチェーンの送りによ
り挿入するようになっている。チェーン４は２つのスプ
ロケット車５ａ，５ｂの間に張られ、モータ６の動力が
伝達されて駆動される。また傾動ジャッキ７によりスプ
ロケット車５ｂをたとえば５ｃの位置に動かせば斜めに
プローブ２を挿入することができる。図１は羽口９の部
分からプローブを挿入する方法を示しているが、高炉の
任意の位置に開口部を設けて測温できることはもちろん
である。
【００１２】図２は本発明の測温プローブの一例を示す
断面図である。プローブ本体２１は外径約４３ｍｍの鋼
管で作られている。内部には断熱材２２が設けられ、補
償導線２４が通っている。先端部には熱電対が２３が設
けられ、さらにプローブ本体２１の先端部にはプローブ
本体とほぼ同径の先端キャップ２６が設けられ、先端部
を引っ張ると差し込み部分２７から容易に離脱されるよ
うになっている。
断面図である。プローブ本体２１は外径約４３ｍｍの鋼
管で作られている。内部には断熱材２２が設けられ、補
償導線２４が通っている。先端部には熱電対が２３が設
けられ、さらにプローブ本体２１の先端部にはプローブ
本体とほぼ同径の先端キャップ２６が設けられ、先端部
を引っ張ると差し込み部分２７から容易に離脱されるよ
うになっている。
【００１３】なお、本実施例では先端キャップ２６の内
部にさらにアルミニウム製の保護キャップ２５が被せら
れ、測温時には溶けて消失するようになっている。一般
に使用されているような磁器製や金属製の熱電対保護管
を使用することもできることは先に述べたとおりであ
る。
部にさらにアルミニウム製の保護キャップ２５が被せら
れ、測温時には溶けて消失するようになっている。一般
に使用されているような磁器製や金属製の熱電対保護管
を使用することもできることは先に述べたとおりであ
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造のプローブ
を高炉炉内に押し込むことにより測温が行なえ、また水
平方向のみならず斜め、垂直方向の測温も可能である。
また測温プローブは引き抜くことによって先端キャップ
が離脱する構造になっているので、炉内に押込んだ後少
し引き抜けば測温素子が露出し精度のよい測温が可能と
なる。また非水冷の構造とすることにより安価に製造で
き、また水漏れによる爆発事故等のおそれもなく安全で
ある。
を高炉炉内に押し込むことにより測温が行なえ、また水
平方向のみならず斜め、垂直方向の測温も可能である。
また測温プローブは引き抜くことによって先端キャップ
が離脱する構造になっているので、炉内に押込んだ後少
し引き抜けば測温素子が露出し精度のよい測温が可能と
なる。また非水冷の構造とすることにより安価に製造で
き、また水漏れによる爆発事故等のおそれもなく安全で
ある。
【図１】本発明の高炉炉内測温方法を示す図
【図２】本発明の温度検出用プローブの実施例を示す断
面図
面図
２１ プローブ本体 ２３ 熱電対 ２６ 先端キャップ ２７ 差し込み部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一田 守政 千葉県富津市新富20−１ 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (2)
- 【請求項１】 先端部に測温素子が設けられ、前記測温
素子収納部には先端キャップが被せられている温度検出
用プローブを高炉炉内に押し込んだ後、測温開始時に前
記温度検出用プローブを引き抜いて先端キャップを離脱
せしめて測温することを特徴とする高炉炉内測温方法。 - 【請求項２】 長さ方向の押し込み圧縮力に耐えるプロ
ーブ本体の先端部に測温素子が設けられ、前記プローブ
本体の先端には先端キャップが前記プローブ本体を引き
抜くことにより容易に離脱するように被せられており、
全体が非水冷構造であることを特徴とする温度検出用プ
ローブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21571692A JPH0641623A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 高炉炉内測温方法および温度検出用プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21571692A JPH0641623A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 高炉炉内測温方法および温度検出用プローブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0641623A true JPH0641623A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16676998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21571692A Pending JPH0641623A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 高炉炉内測温方法および温度検出用プローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641623A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101246498B1 (ko) * | 2011-08-30 | 2013-03-25 | 현대제철 주식회사 | 고로용 프로브 |
| KR101309215B1 (ko) * | 2011-11-08 | 2013-09-17 | 주식회사 포스코 | 고로 노정 온도 측정 장치 및 그 구동 방법 |
| CN104164524A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-11-26 | 中国一冶集团有限公司 | 一种高炉十字测温设备拆装装置及拆装方法 |
| KR20180074319A (ko) | 2016-12-23 | 2018-07-03 | 주식회사 포스코 | 무선 센서 노드, 이를 이용한 연원료 트래킹 장치 및 이를 이용한 고로 노내 측정 장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634848B2 (ja) * | 1973-02-12 | 1981-08-13 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP21571692A patent/JPH0641623A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634848B2 (ja) * | 1973-02-12 | 1981-08-13 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101246498B1 (ko) * | 2011-08-30 | 2013-03-25 | 현대제철 주식회사 | 고로용 프로브 |
| KR101309215B1 (ko) * | 2011-11-08 | 2013-09-17 | 주식회사 포스코 | 고로 노정 온도 측정 장치 및 그 구동 방법 |
| CN104164524A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-11-26 | 中国一冶集团有限公司 | 一种高炉十字测温设备拆装装置及拆装方法 |
| KR20180074319A (ko) | 2016-12-23 | 2018-07-03 | 주식회사 포스코 | 무선 센서 노드, 이를 이용한 연원료 트래킹 장치 및 이를 이용한 고로 노내 측정 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970218 |