JPH0641548A - 潤滑基油の製造方法 - Google Patents

潤滑基油の製造方法

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JPH0641548A
JPH0641548A JP21568692A JP21568692A JPH0641548A JP H0641548 A JPH0641548 A JP H0641548A JP 21568692 A JP21568692 A JP 21568692A JP 21568692 A JP21568692 A JP 21568692A JP H0641548 A JPH0641548 A JP H0641548A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来異なる触媒を用い、別々の反応器でおこ
なわれていた汎用の水素化精製された潤滑基油と、高粘
度指数を有する潤滑基油の製造を一つの反応器で行な
い、かつ長時間にわたって触媒活性の低下なく製造する
方法の提供。 【構成】 耐火性酸化物担体に、必須成分として周期律
表第VIA族及び第VIII族第4周期の元素から選択された
少なくとも1種の金属成分を担持した触媒、特に好まし
くは、アルミナ担体に、モリブデン、ニッケル及びリン
を担持した触媒を用いて、含硫黄潤滑基油製造中間体の
水素化精製とワックスの異性化とを交互に行なうことか
らなる、汎用の潤滑基油と高粘度指数を有する潤滑基油
とを一つの反応器で製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用の水素化精製され
た潤滑基油と高粘度指数を有する潤滑基油とを一つの反
応器で製造する潤滑基油の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用の潤滑基油製造のための水素化精製
は、通常、アルミナ担体上に周期律表第VIA族及び第VI
II族第4周期の元素から選ばれた金属を担持した触媒を
用い、常圧換算沸点250〜700℃の範囲にある減圧
蒸留留分、減圧蒸留残分のプロパン脱アスファルト処理
油、或いはこれらをフルフラールを用いて溶剤精製した
ラフィネート等の、硫黄分0.5〜3wt%、窒素分1
0〜400重量ppmを含んだ潤滑基油製造中間体を、
50〜150kg/cm2 の水素加圧下で、100〜2
000l/lの水素/油比、0.5〜5hr-1の液空間
速度(LHSV)、250〜400℃の温度等の条件下
に行なわれている。
【0003】一方、粘度指数130以上の潤滑基油は、
例えば含ろう油、あるいはスラックワックスを、水添分
解、異性化等の方法で処理することにより得ることがで
きる。このうちでも、スラックワックスを異性化して得
られる潤滑基油は、粘度特性、酸化安定性、蒸発特性と
いった点で優れた性能を有し、高性能潤滑基油の製造に
とって魅力的な基材であり、スラックワックスを有効利
用できるという利点も有している。このスラックワック
スの異性化のための触媒のうち、貴金属を含むもの(例
えば、特開平1−281148号公報参照)は、汎用潤
滑基油原料を処理する場合、触媒の被毒成分となり得る
硫黄分、窒素分、芳香族分を多く含むため、汎用潤滑基
油原料を直接処理することができない。また、スラック
ワックスの処理においても、硫黄分をあらかじめ十分に
除去するための処理が必要である。
【0004】一方、ニッケルおよび/またはコバルトと
モリブデンおよび/またはタングステンとリン酸化物か
らなる触媒を用いて高い粘度指数を有する潤滑油を製造
する方法が提案され(特公昭54−2204号公報)、
これには、この触媒が脱ろうされた残渣油、すなわち、
汎用潤滑基油原料の処理にもスラックワックスの処理に
も適用できることが開示されている。しかし、この触媒
を一の反応器に充填して、これらの原料を交互に処理す
る記載はもちろん、処理できることを示唆する記載もな
い。
【0005】ところで、一般には、汎用潤滑基油原料を
水素化精製すると、その中に含まれている硫黄分、窒素
分、芳香族分が触媒中のワックスの異性化活性点を潰す
ため、汎用潤滑基油製造のための水素化精製を行なった
後にスラックワックスを処理しても、異性化活性が低下
しているので満足できるような高粘度指数の潤滑基油を
得ることができないと考えられていた。このため、汎用
潤滑基油とスラックワックスを処理して高粘度指数の潤
滑基油を生産するためには反応器を別々に設けており、
水素化精製の反応器に余力があるときでも、スラックワ
ックスの異性化により潤滑基油の製造を新たに開始しよ
うとする場合は、反応器を新設しなければならず、経済
上問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決したもので、本発明の目的は一つの反応器で、水素化
精製された汎用潤滑基油とワックスの異性化による高粘
度指数の潤滑基油とを製造する方法を提供することにあ
る。本発明のもう一つの目的は、ワックスの異性化によ
る高粘度指数基油の製造、及び含硫黄潤滑基油製造中間
体の水素化精製による汎用潤滑基油の製造を、長期間に
わたって触媒活性の低下なく続けることが可能な方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
達成するために鋭意検討を行った結果、水素存在下で、
含硫黄潤滑基油製造中間体を触媒に接触させて水素化精
製を行なった後、原料油を切り替え、ワックスを接触さ
せた際に起こる異性化活性の低下は比較的短時間のうち
に回復して異性化反応が円滑に進行するようになり、そ
の後また含硫黄潤滑基油製造中間体に切り替えた際にも
水素化精製活性が維持され、汎用潤滑基油とワックスの
異性化による高粘度指数の潤滑基油の製造を交互に繰り
返して行なうことができるという驚くべきことを見出し
た。更にワックスを通すことにより、水素化精製の際に
触媒上に堆積した、触媒劣化の原因となる炭素質量が減
少し、長時間にわたって触媒活性が維持されることを見
出した。
【0008】本発明はかかる知見に基づきなされたもの
で、本発明は耐火性酸化物担体に必須成分として周期律
表第VIA族及び第VIII族第4周期の元素から選択された
少なくとも1種の金属成分を担持した触媒、特に好まし
くは、アルミナもしくはこれにシリカを含有させたアル
ミナ担体に、モリブデン、ニッケル及びリンを担持した
触媒を用いて、潤滑基油製造中間体の水素化精製とワッ
クスの異性化とを同一反応器で交互に行なうことからな
る潤滑基油の製造方法である。
【0009】本発明で用いられる触媒の耐火性酸化物担
体としては、アルミナ、シリカ、アルミノシリケート、
チタニア、マグネシア、ジルコニア等或いはこれらの2
以上を含むものからなる多孔質担体を例示でき、特には
アルミナまたはアルミナにシリカを含有させたアルミナ
担体を用いることが好ましい。このアルミナ担体は20
0m2 /g以上の比表面積、0.5ml/g以上の細孔
容積を有するものが好ましく、またシリカは30重量%
以下の含有量とすることが好ましい。
【0010】また、上記担体に担持させる必須成分であ
る周期律表第VIA族及び第VIII族第4周期の金属として
は、例えば、モリブデン、タングステン、コバルト或い
はニッケル等が好適であり、これらは単独でも、或いは
これら金属を2種以上組み合わせて担持しても良く、ま
た、必須成分であるこれらの金属の他に、例えば、リ
ン、ホウ素等の他の元素と組み合わせて担持されても良
い。
【0011】この金属の担持量は、金属成分合計量とし
て3〜30重量%、特には10〜20重量%とすること
が好ましく、金属以外の元素は、10重量%以下の担持
が好ましい。特には、モリブデンを8〜15重量%、ニ
ッケルを2〜5重量%及びリン1〜5重量%担持した触
媒を用いることが好ましい。
【0012】上記本発明にいう水素化精製用原料油であ
る潤滑基油製造中間体とは、通常の潤滑油製造工程で得
られる中間体、典型的には常圧換算沸点で250〜70
0℃の範囲にある減圧蒸留留分、減圧蒸留残分のプロパ
ン脱アスファルト処理油、或いはこれらをフルフラール
を用いて溶剤精製したラフィネート等、あるいはこれら
の2種以上の混合物等であり、硫黄分を0.5〜5wt
%、窒素分を10〜400wtppm程度含有している
ものを用いることができる。また、この水素化精製は、
50〜150kg/cm2 の水素加圧下で、100〜2
000l/lの水素/油比、0.5〜5hr-1の液空間
速度(LHSV)、250〜400℃の温度の条件下に
行うと良い。
【0013】一方、異性化用の原料であるワックスは、
特にその種類を問わないが、潤滑油製造工程の1つであ
る脱ろう工程で得られるスラックワックス、すなわち、
減圧蒸留中質、重質留分もしくは減圧蒸留残渣分の脱ア
スファルト処理油を、フルフラール等を用いた溶剤精
製、及び/又は水素化精製装置で処理するか、もしくは
処理することなく、溶剤脱ろう装置にかけて得られるも
のが好適である。このスラックワックスには、キャピラ
リーカラムを用いたガスクロマトグラフィーによって測
定されるn−パラフィンが10〜80重量%含まれてい
る。このスラックワックスは各留分ごとに単独で処理し
ても、他の留分のものと混合して処理しても良い。この
異性化は、50〜150kg/cm2 の水素加圧下で、
100〜3000L/Lの水素/油比、0.5〜1hr
-1の液空間速度(LHSV)、320〜450℃の温度
の条件下に行うと良い。
【0014】本発明は上記水素化精製と異性化とを同一
反応器で交互に行うものであるが、これは反応器に供給
される原料油種を切り替え、その後条件を設定し直す
か、条件を設定し直してから、その後原料油種を切り替
えるいずれの方法で行なっても良い。水素化精製から異
性化への切り替えの初期においては、触媒の活性が十分
に発揮されないため目的の性状を有する潤滑基油を得る
ことができない。これは、水素化精製の際に触媒上の異
性化活性点が被毒されるためであるが、比較的短期間の
うちに活性が復活し、目的の性状を有する潤滑基油を得
ることができるようになる。
【0015】この場合、切り替え直後に、反応温度を目
的とする反応レベルを得るに必要な温度よりも高くする
と活性の回復を著しく早めることができる。例えば、切
り替え直後の温度を所定の反応温度より10〜30℃高
めることにより、被毒物質が早期に除去され、24時間
以内には異性化活性が回復することが認められた。従っ
て、原料油種を水素化精製から異性化用へ切り替えた際
は、異性化の所定反応温度より10〜30℃高めた温度
で、12〜24時間異性化活性回復のための運転をする
ことが好ましい。その後、所定の温度に戻すことによっ
て目的の性状を有する潤滑基油を得ることができるよう
になる。
【0016】その後、また水素化精製に切り替える際に
は、水素化活性(脱硫、脱窒素)の低下は起らないの
で、所定の反応温度に設定すれば目的とする水素化精製
油がただちに得られる。通常、水素化活性は、処理量の
増加すなわち処理時間の経過とともに低下するので、水
素化活性を維持するために反応温度を徐々に上げる必要
がある。しかし、本発明のワックスの異性化とを交互に
行なえば、触媒劣化の原因となる触媒上の炭素質が減少
し、長期の運転が可能となる。
【0017】水素化精製と異性化反応は、前述したよう
な反応条件で行なわれるが、同一反応器で行なうには、
水素圧、水素/油比は同一条件のままとし、液空間速
度、反応温度のみを上述のように変更するのが運転上好
ましい。また水素化精製及び異性化反応では副反応であ
る分解反応による軽質留分への転化が起こり、この潤滑
基油としては望ましくない軽質留分を除去するため、減
圧蒸留を行なう必要があるが、このための蒸留について
も水素化精製及び異性化の両者において共通の精留塔を
使用できる。さらに、通常、この水素化精製生成物と異
性化生成物の減圧蒸留残分はともに、脱ろう装置にかけ
られるが、この脱ろう条件も、両者においてさほど違い
がないため共通して使用できる。
【0018】
【実施例】実施例1 固定床流通反応器に、アルミナ担体上に12重量%のモ
リブデン、3重量%のニッケル、2.5重量%のリンを
担持した、比表面積180m2 /g、細孔容積0.42
ml/gを有する触媒を充填し、触媒を硫化した後、表
1に示した性状を有する原料油I、原料油IIを交互に水
素の存在下で通油した。まず、原料油Iを、水素圧80
kg/cm2 ,水素/油比500l/l,LHSV0.
5hr-1,反応温度400℃で72時間通油した。次
に、LHSV1.0hr-1,反応温度330℃とした以
外は前記と同じ条件にして、原料油IIを72時間通油し
た。その後、原料油を原料油Iに切替え、LHSVを
0.5hr-1,反応温度を420℃に変えた以外は、前
記と同じ条件で20時間通油した後、反応温度のみを4
00℃に戻して50時間通油した。その後、LHSVを
1.0hr-1,反応温度を330℃に変更して、再度原
料油IIを72時間通油した。それぞれの場合の原料油切
り替え後の時間と生成油の性状を表2に示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】 生成油のサンプリングは2時間とし、表中の切り替え後
の時間は、サンプリング終了時の時間を示す。表中、N
P転化率はn−パラフィンの減少率、分解率は沸点が3
30℃より軽質の留分の収率を示す。
【0021】原料油IのNP転化率、分解率及び原料油
IIの脱硫率は原料油切り替え後32時間目には、すでに
いずれも満足すべき結果が得られており、それぞれ別個
の触媒、及び装置を用いた場合に比べて遜色はなかっ
た。
【0022】実施例2 実施例1と同じ触媒、反応装置
を用いて、原料油I、原料油IIを交互に水素の存在下で
通油した。原料油Iを、水素圧80kg/cm2 ,水素
/油比500l/l,LHSV0.5hr-1,反応温度
400℃で72時間通油した。次に、LHSV1.0h
-1,反応温度を330℃とした後、原料油IIを72時
間通油した。その後、原料油を原料油Iに切替え、LH
SV0.5hr-1,反応温度400℃で169時間通油
した。それぞれの場合の原料油切替え後の時間とその時
の生成油の性状を表3に示した。
【0023】
【表3】 生成油のサンプリングは2時間とし、表中の切り替え後
の時間は、サンプリング終了時の時間を示す。
【0024】表2と表3とを比較することにより、水素
化精製から異性化への切替え時に温度を高めることによ
りワックスの異性化活性の早期回復がなされることが明
らかである。
【0025】実施例3 実施例1と同一の触媒を固定床流通式反応器に充填し、
硫化を行なった後、原料油IIを水素の存在下で、水素圧
80kg/cm2 ,水素/油比500l/l,LHSV
1.0hr-1,温度330℃で120時間通油した。生
成油中の硫黄分は0.11wt%であった。その後、原
料油を原料油Iに切替え、LHSV0.5hr-1,反応
温度420℃で24時間通油した。切り替え後12時間
後の生成油のNP転化率は55.0%であったが、24
時間後の生成油のNP転化率は82.0%であった。こ
の使用済み触媒の組成,表面積,細孔容積,中央細孔径
を表4に示した。
【0026】比較例1 実施例1と同一の触媒を固定床
流通式反応器に充填し、硫化を行なった後、実施例IIと
同一条件で原料油IIを通油した。生成油中の硫黄分は
0.12wt%であった。この使用済み触媒の組成,表
面積,細孔容積,中央細孔径を表4に示した。
【0027】
【表4】
【0028】表4より、ワックス通油により、炭素量,
窒素量が大幅に減少し、表面積,細孔容積が回復してい
ることがわかる。
【0029】実施例4 実施例1の触媒を固定床流通式反応器に充填し、硫化を
行なった後、原料油IIを水素の存在下で水素圧80kg
/cm2 ,水素/油比500l/l,LHSV1.0h
-1,温度330℃で240時間通油した。次に、原料
油を原料油Iに切り替え、LHSV0.5hr-1,反応
温度420℃で20時間通油した後、反応温度を400
℃にして240時間通油した。その後、上記の条件で原
料油IIと原料油Iを交互に通油し、それぞれの原料油を
合計12回ずつ通して実験を終了した。原料油IIよりの
生成油中の硫黄分の推移,原料油Iよりの生成油中のN
P転化率,分解率の推移を表5に示した。
【0030】
【表5】
【0031】表5より、原料油IIと原料油Iを交互に通
油することにより、長時間にわたって触媒活性の低下な
く運転できることがわかる。
【0032】参考例 実施例1における表2中の生成油6を、減圧下で蒸留し
て軽質分を除去し、初留点327℃の沸点を有する残留
分を得た。次いでこれをメチルエチルケトン/トルエン
(1/1容量比)を溶剤として用いて、表6に示した条
件で脱ろう処理をして、潤滑基油Aを得た。この基油の
性状を表6に示した。
【0033】また、実施例1における表2中の生成油8
を、メチルエチルケトン/トルエン(1/1容量比)を
溶剤として用いて、表6に示した条件で脱ろうして潤滑
基油Bを得た。この基油の性状を表6に示した。
【0034】
【表6】 表中の収率は初留点327℃の沸点を有する残留分に対
するもの。
【0035】
【発明の効果】本発明は、一つの反応器で、水素化精製
された汎用の潤滑基油とワックスの異性化による高粘度
指数の潤滑基油とを製造することができ、既設の反応器
を有効利用することができ、また長時間にわたって触媒
活性の低下なく運転することができ、潤滑基油の製造方
法として経済的にすぐれたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 101/02 9159−4H 109/00 9159−4H // C10N 20:02 60:00 60:02 70:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火性酸化物担体に必須成分として周期
    律表第VIA族及び第VIII族第4周期の元素から選択され
    た少なくとも1種の金属成分を担持した触媒を用いて、
    含硫黄潤滑基油製造中間体の水素化精製とワックスの異
    性化とを同一反応器で交互に行なうことを特徴とする潤
    滑基油の製造方法。
  2. 【請求項2】 触媒が、アルミナもしくはこれにシリカ
    を含有するアルミナ担体に、周期律表第VIA族及び第VI
    II族第4周期の元素を担持した触媒であることを特徴と
    する請求項1記載の潤滑基油の製造方法。
  3. 【請求項3】 触媒がアルミナ担体に、モリブデン、ニ
    ッケル及びリンを担持した触媒であることを特徴とする
    請求項1記載の潤滑基油の製造方法。
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