JPH0641364Y2 - パラボラアンテナのフィードホーンカバー - Google Patents
パラボラアンテナのフィードホーンカバーInfo
- Publication number
- JPH0641364Y2 JPH0641364Y2 JP1988096084U JP9608488U JPH0641364Y2 JP H0641364 Y2 JPH0641364 Y2 JP H0641364Y2 JP 1988096084 U JP1988096084 U JP 1988096084U JP 9608488 U JP9608488 U JP 9608488U JP H0641364 Y2 JPH0641364 Y2 JP H0641364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed horn
- parabolic antenna
- horn cover
- eaves
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は空中電波を受信するパラボラアンテナに関
し、特に詳しく言うと、パラボラアンテナのフィードホ
ーンを雨や雪あるいは鳥等から保護するためのカバーに
関する。
し、特に詳しく言うと、パラボラアンテナのフィードホ
ーンを雨や雪あるいは鳥等から保護するためのカバーに
関する。
通信衛星放送の実用化に伴い、この放送を受信するため
の受信機とともに小型のパラボラアンテナも種々提供さ
れている。このようなパラボラアンテナは、静止通信衛
星の方向、例えば東京地区においては反射鏡を38°傾け
て設置して通信衛星からの電波を受け、この反射鏡で反
射した電波を僅かに上向きにその開口部が位置するよう
に配置されたフィードホーンを介して受信コンバータで
受信された12GHzの高周波をUHFの帯域に変換して受像機
に送っている。
の受信機とともに小型のパラボラアンテナも種々提供さ
れている。このようなパラボラアンテナは、静止通信衛
星の方向、例えば東京地区においては反射鏡を38°傾け
て設置して通信衛星からの電波を受け、この反射鏡で反
射した電波を僅かに上向きにその開口部が位置するよう
に配置されたフィードホーンを介して受信コンバータで
受信された12GHzの高周波をUHFの帯域に変換して受像機
に送っている。
フィードホーンは上述したようにその開口部が上方に向
いているため、その開口部から雨や雪等が入り易く、こ
れらの侵入により受信感度の低下をきたしてしまう。そ
こで従来より、この開口部にポリスチレンやポリエステ
ル等の高周波損失の少ない合成樹脂で作られたキャップ
を嵌合して雨等がフィードホーン内に入るのを防止して
いる。
いているため、その開口部から雨や雪等が入り易く、こ
れらの侵入により受信感度の低下をきたしてしまう。そ
こで従来より、この開口部にポリスチレンやポリエステ
ル等の高周波損失の少ない合成樹脂で作られたキャップ
を嵌合して雨等がフィードホーン内に入るのを防止して
いる。
しかしながら、通信衛星からの電波は微弱であり、フィ
ードホーンのキャップに雨粒が付着したり、雪が積もる
と受信感度が低下してしまう。更に、フィードホーンに
鳥が止まりこのキャップをくちばしでつついて破損させ
てしまうこともある。
ードホーンのキャップに雨粒が付着したり、雪が積もる
と受信感度が低下してしまう。更に、フィードホーンに
鳥が止まりこのキャップをくちばしでつついて破損させ
てしまうこともある。
そこでこの考案の目的は、フィードホーンのキャップに
雪等が付着するのを防止し、鳥等による破損も防止する
するとともに、豪雪地域においても雪が付着することが
ないフィードホーンカバーを提供することである。
雪等が付着するのを防止し、鳥等による破損も防止する
するとともに、豪雪地域においても雪が付着することが
ないフィードホーンカバーを提供することである。
この考案は、球面状の反射鏡と、この反射鏡で反射した
電波を受けるように先端に開口部が形成された円筒部で
構成されたフィードホーンとを有するパラボラアンテナ
のフィードホーンカバーにおいて、このフィードホーン
カバーをフィードホーンの開口部を覆うに庇部と、この
庇部の端部に位置し、一体的に形成された蝶番部により
略半円形に分割され、フィードホーンの円筒部に嵌合さ
れる支持部とで構成するとともに、庇部の先端部近傍に
かつその円周方向にヒータ手段を埋設したことを特徴と
するものである。
電波を受けるように先端に開口部が形成された円筒部で
構成されたフィードホーンとを有するパラボラアンテナ
のフィードホーンカバーにおいて、このフィードホーン
カバーをフィードホーンの開口部を覆うに庇部と、この
庇部の端部に位置し、一体的に形成された蝶番部により
略半円形に分割され、フィードホーンの円筒部に嵌合さ
れる支持部とで構成するとともに、庇部の先端部近傍に
かつその円周方向にヒータ手段を埋設したことを特徴と
するものである。
以下、この考案を図面に示す一実施例について説明す
る。パラボラアンテナの全体構造は良く知られているの
で、図面およびその詳細な説明は省略する。フィードホ
ーン1は小開口円錐形を例にとっているが、小開口角錐
形でもよいことは勿論である。フィードホーン1の円錐
形部2の開口にはポリスチレンやポリエステル等の高周
波損失の少ない合成樹脂で作られたキャップ3が従来と
同様に嵌合されている。フィードホーン1の円錐形部2
にはキャップ3と同様なポリスチレンやポリエステル等
の高周波損失の少ない合成樹脂の板状体で作られたカバ
ー4が取付けられている。
る。パラボラアンテナの全体構造は良く知られているの
で、図面およびその詳細な説明は省略する。フィードホ
ーン1は小開口円錐形を例にとっているが、小開口角錐
形でもよいことは勿論である。フィードホーン1の円錐
形部2の開口にはポリスチレンやポリエステル等の高周
波損失の少ない合成樹脂で作られたキャップ3が従来と
同様に嵌合されている。フィードホーン1の円錐形部2
にはキャップ3と同様なポリスチレンやポリエステル等
の高周波損失の少ない合成樹脂の板状体で作られたカバ
ー4が取付けられている。
このカバー4は、フィードホーン1の円錐形部2を覆う
ように延在するほぼ半円錐形の庇部5と、フィードホー
ン1の円筒部6に嵌合される支持部7とを有している。
支持部7は一体的に形成された蝶番部8により略半円形
に分割されており、蝶番部8と相対する側はねじ9によ
り両者を固定するように構成されている。庇部5の先端
部の円周方向にはヒータ線10が埋め込まれている。この
ヒータ線10は図示しない受信機等から電源をとるように
接続しておく。
ように延在するほぼ半円錐形の庇部5と、フィードホー
ン1の円筒部6に嵌合される支持部7とを有している。
支持部7は一体的に形成された蝶番部8により略半円形
に分割されており、蝶番部8と相対する側はねじ9によ
り両者を固定するように構成されている。庇部5の先端
部の円周方向にはヒータ線10が埋め込まれている。この
ヒータ線10は図示しない受信機等から電源をとるように
接続しておく。
以上のように、カバー4はねじ9の操作によりフィード
ホーン1に対する着脱が行なえ、その庇部5で確実にキ
ャップ3上を半円形に覆うことができ、キャップ3に雨
や雪等が付着するのを防止することができる。庇部5に
はヒータ線10が埋め込まれているので、庇部5に付着し
た雪や氷を溶かすことができるので、積雪地や寒冷地に
おいても常に最良の状態で受信できる。また庇部5を飛
来してくる鳥の大きさに合わせてある程度長く構成すれ
ば小鳥はもとより鳥等の比較的大きな鳥が庇部5に止ま
っても、そのくちばしがキャップ3に届かないので、く
ちばしでつついてキャップ3を破損する等の被害からも
防ぐことができる。
ホーン1に対する着脱が行なえ、その庇部5で確実にキ
ャップ3上を半円形に覆うことができ、キャップ3に雨
や雪等が付着するのを防止することができる。庇部5に
はヒータ線10が埋め込まれているので、庇部5に付着し
た雪や氷を溶かすことができるので、積雪地や寒冷地に
おいても常に最良の状態で受信できる。また庇部5を飛
来してくる鳥の大きさに合わせてある程度長く構成すれ
ば小鳥はもとより鳥等の比較的大きな鳥が庇部5に止ま
っても、そのくちばしがキャップ3に届かないので、く
ちばしでつついてキャップ3を破損する等の被害からも
防ぐことができる。
なお、上述実施例ではヒータ手段をヒータ線10を庇部5
に埋め込むことにより構成しているが、ヒータ手段を面
発熱体で構成し、この面発熱体を庇部5の先端部の裏面
に円周方向に沿って貼着するようにしてもよい。
に埋め込むことにより構成しているが、ヒータ手段を面
発熱体で構成し、この面発熱体を庇部5の先端部の裏面
に円周方向に沿って貼着するようにしてもよい。
以上のように、この考案のパラボラアンテナのフィード
ホーンカバーは簡単な構造であるが、確実にキャップに
雨や雪等が付着するのを防止することができ、雪や氷が
庇部に付着してもヒータ手段によって融解することがで
きるので、積雪地や寒冷地においても常に最良の状態で
受信できる。また鳥等によるキャップの破損からも保護
することができる。さらに、フィードホーンにこのカバ
ーを取付ける場合は、支持部を蝶番部を支点にして開き
フィードホーンの円筒部を包み込むように嵌合するだけ
の簡単な操作で行うことができる。
ホーンカバーは簡単な構造であるが、確実にキャップに
雨や雪等が付着するのを防止することができ、雪や氷が
庇部に付着してもヒータ手段によって融解することがで
きるので、積雪地や寒冷地においても常に最良の状態で
受信できる。また鳥等によるキャップの破損からも保護
することができる。さらに、フィードホーンにこのカバ
ーを取付ける場合は、支持部を蝶番部を支点にして開き
フィードホーンの円筒部を包み込むように嵌合するだけ
の簡単な操作で行うことができる。
図面はこの考案の一実施例をフィードホーンに取付けた
状態で示す斜視図である。 図面において、1はフィードホーン、2はその円錐形
部、3はキャップ、4はカバー、5は庇部、6は円筒
部、7は支持部、8は蝶番部、9はねじ、10はヒータ線
である。
状態で示す斜視図である。 図面において、1はフィードホーン、2はその円錐形
部、3はキャップ、4はカバー、5は庇部、6は円筒
部、7は支持部、8は蝶番部、9はねじ、10はヒータ線
である。
Claims (2)
- 【請求項1】球面状の反射鏡と、この反射鏡で反射した
電波を受けるように先端に開口部が形成された円筒部で
構成されたフィードホーンとを有するパラボラアンテナ
のフィードホーンカバーにおいて、このフィードホーン
カバーは前記フィードホーンの前記開口部を覆うに庇部
と、この庇部の端部に位置し、一体的に形成された蝶番
部により略半円形に分割され、前記フィードホーンの前
記円筒部に嵌合される支持部と、前記庇部の先端部近傍
にかつその円周方向に埋設されたヒータ手段とを有して
いることを特徴とするパラボラアンテナのフィードホー
ンカバー。 - 【請求項2】前記ヒータ手段は、前記庇部の先端部近傍
にかつその円周方向に延在するよう貼着された面発熱体
で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパ
ラボラアンテナのフィードホーンカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988096084U JPH0641364Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | パラボラアンテナのフィードホーンカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988096084U JPH0641364Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | パラボラアンテナのフィードホーンカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0216601U JPH0216601U (ja) | 1990-02-02 |
JPH0641364Y2 true JPH0641364Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31320888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988096084U Expired - Lifetime JPH0641364Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | パラボラアンテナのフィードホーンカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641364Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61134101A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-21 | Nec Corp | レド−ム |
JPS61139003U (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-28 | ||
JPS62114513U (ja) * | 1986-01-10 | 1987-07-21 | ||
JPS6312905U (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-28 |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP1988096084U patent/JPH0641364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0216601U (ja) | 1990-02-02 |
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